JP3949316B2 - 感熱性粘着ラベルの熱活性化方法及び装置並びにこれに使用する感熱性粘着ラベル - Google Patents

感熱性粘着ラベルの熱活性化方法及び装置並びにこれに使用する感熱性粘着ラベル Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、感熱性粘着ラベルの熱活性化方法及び装置に並びにそれに使用するラベルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来広く用いられてきた粘着ラベルは剥離紙を有していた。近年剥離紙フリーの粘着ラベル(ライナーレスラベル)の要請が高まっている。本出願人らは先に熱によって粘着性を発現する感熱性粘着ラベルを提案し、更にこの熱活性化手段として、セラミック基板に薄膜抵抗体を設けた熱活性化手段、特にサーマルヘッドによる方法を提案した(仏国公開特許番号2754761)。
この仏国公開特許番号2754761によれば、感熱性粘着剤層の熱活性化を容易に行え、熱活性化時のエネルギー消費量が少なく、熱活性化時における加熱などに対する安全性が高く、しかも、加熱手段の発熱部への感熱性粘着剤層の転移を防止できるという点でこれまでの感熱性粘着ラベルの熱活性化方法及び熱活性化装置よりも優れているが、熱活性化後抵抗体後方部に感熱性粘着剤層の熱溶融物が付着するという問題を有することが本発明者により判明した。又、感熱性粘着ラベル活性化時に活性化されて粘着力が発現された感熱性粘着剤層面は前記付着した熱溶融物と接触しながら搬送されていく為に、長期ランニング時において搬送不良となるという問題も見出された。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、上記の従来技術の問題点を克服し、感熱性粘着ラベルの搬送性について改良を加え、感熱性粘着ラベルの搬送をスムーズに行うことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、支持体の片面に感熱性粘着剤層を設けてなる感熱性粘着ラベルをセラミック基板上に薄膜抵抗体からなる発熱部を設けた熱活性化手段により熱活性化する装置において、該感熱性粘着ラベルを熱活性化直後に前記熱活性化手段から離間させる手段を設けてなり、前記手段が、
(1)前記熱活性化手段より上流の搬送系に設置され、前記感熱性粘着ラベルを圧接するローラーであって、前記感熱性粘着剤層面前記熱活性化手段から離間させる方向に、前記感熱性粘着ラベルにカールを形成するようにした前記感熱性粘着ラベルに接触するローラー、(2)前記熱活性化手段より上流の搬送系に設置され、前記感熱性粘着ラベルを圧接するローラーであって、前記感熱性粘着剤層面に接触するローラーの硬度が前記感熱性粘着剤層面と反対の面に接触するローラーの硬度よりも小さい圧接ローラー、(3)前記熱活性化手段より上流の搬送系に設置され、ガイドローラーとガイドローラーより硬度が小さく前記感熱性粘着剤層面に接触する凹面部材であって、前記感熱性粘着ラベルを圧接するガイドローラーと凹面部材、(4)前記熱活性化手段の下流側直後に、前記感熱性粘着剤層面に接触して前記感熱性粘着剤層面を前記熱活性化手段から離間させるように離型性を有するガイド板、(5)前記熱活性化手段の下流側直後に、前記感熱性粘着剤層面に接触して前記感熱性粘着剤層面を前記熱活性化手段から離間させるように離型性を有する分離爪、(6)前記熱活性化手段の下流側直後に、前記感熱性粘着剤層の反対面に吸引接触して前記感熱性粘着剤層面を前記熱活性化手段から離間させる吸引ロール、
のいずれかから選択される一つであることを特徴とする感熱性粘着ラベルの熱活性化装置である。
【0005】
第2の発明は、前記熱活性化手段により熱活性化する装置において、前記熱活性化手段がサーマルヘッドである第1の発明である熱活性化装置である。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の基本概念を示す模式図である。図中、1は支持体でその片面に熱可塑性樹脂、熱溶融性物質、及び粘着付与剤からなる感熱性粘着剤層2が設けられ、これらにより感熱性粘着ラベル3が構成されている。6は熱活性化手段であって、感熱性粘着ラベル3を搬送するための対向ローラ7と、セラミック基板上に薄膜抵抗体4及びその保護膜5からなる発熱部とを包含する。熱活性化手段6としては加熱効率等の点でサーマルヘッドが好ましく使用される。本発明の感熱性粘着ラベル3の熱活性化方法においては、図1(a)に矢印で示すとおり、感熱性粘着ラベル3が熱活性化直後に熱活性化手段6から離間させる方向に搬送される。これにより、カス付着を防止することができる。 一方、図1(b)に矢印で示すように感熱性粘着ラベル3を熱活性化後においても熱活性化手段6と接したまま搬送するとカス付着の問題が生じる。
尚、粘着性ラベル3は連続体の形状であっても良く、この場合感熱性粘着ラベル3を熱活性化の前又は後に所定長さにカットすることもできる。又、支持体1及び感熱性粘着剤層2は従来公知のいかなるものを用いることができ、従って本発明の熱活性化方法に用いる粘着性ラベル3は従来公知のいかなるものを用いることができる。
【0019】
図2(a)は、感熱性粘着ラベル3が熱活性化直後に熱活性化手段6から離間させるべく適合された感熱性粘着ラベルであって、熱収縮率が感熱性粘着剤層2よりも大きい熱収縮層8を支持体1の反対側に有する。従って、図2(b)に示すように、熱活性化時に熱収縮層8が収縮することにより、感熱性粘着ラベル3は熱活性化手段6から離間する方向にカールすることになる。
【0020】
本発明に用いる熱収縮層8の材料としては公知のものが用いられるが、例えば、ポリエチレン、放射線ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルデン、ポリエステル、ポリスチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂等の樹脂を主体とし、これを二軸方向に延伸したフィルムないしシートを使用することができる。その厚さとしては、例えば、5ないし400μm位、好ましくは、30ないし200μm位が望ましい。又、その収縮率としては、長尺方向3〜10%位、幅方向3〜10%位の範囲とすることができる。
【0021】
本発明においては、感熱性粘着ラベル3は熱粘着性感熱記録ラベルとして好適に応用することができる。図3に熱粘着性感熱記録ラベルの1例を示した。図中上記と同じ符号は同様の構成部材を示す。熱粘着性感熱記録ラベル3は紙などの支持体1の一方の面に感熱性粘着剤層2を有し、その反対の面に断熱層9及び電子供与性染料と電子受容性化合物からなる感熱発色層10を有するものである。更に感熱発色層10の上に熱収縮層8を設けても良い。ここで、断熱層9及び感熱発色層10としては従来公知のいかなるものでも使用可能である。尚、感熱発色層10と熱収縮層8の積層順序を変えて感熱発色層10を熱収縮層8の上に設けても良い。
【0022】
図4は、感熱性粘着ラベル3が熱活性化直後に熱活性化手段6から離間させるようにした感熱性粘着ラベルの熱活性化方法の1例を示す模式図である。この例では、感熱性粘着ラベル3は連続体の形状体とされ、かつ巻装されロール17とされており、その結果感熱性粘着ラベル3には巻きぐせが付与されている。このような感熱性粘着ラベル3を、熱活性化工程の前に、巻きぐせが前記離間方向に一致するように装てんすることにより感熱性粘着ラベル3は熱活性化直後に熱活性化手段6から離間する。
【0023】
本発明は、又、支持体の片面に感熱性粘着剤層を設けてなる感熱性粘着ラベルをセラミック基板上に薄膜抵抗体からなる発熱部を設けた熱活性化手段により熱活性化する装置において、感熱性粘着ラベルを熱活性化直後に熱活性化手段から離間させる手段を設けた熱活性化装置を提供するものである。
【0024】
図5は、前記熱活性化装置の1態様を示すもので、図中、上記と同じ符号は同様の構成部材を示す。本実施態様では、熱活性化手段6より上流の搬送系にガイドローラー11が設けられており、感熱性粘着ラベル3の粘着剤層2と反対の面にガイドローラー11を接触させることにより粘着剤層面2が凸状となるカールを形成する。
【0025】
図示の例では、ガイドローラー11に対向して少なくとも1本(図示では2本)の対向ローラー12、12が設けられており、ガイドローラー11と対向ローラー12、12の間に感熱性粘着ラベルが圧接されつつ通過する。この場合、感熱性粘着剤層面2に接触する対向ローラー12、12の硬度が前記感熱性粘着剤層面と反対の面1に接触するガイドローラー11の硬度よりも小さくされているとカール形成が促進され好ましい。ガイドローラー11及び対向ローラー12、12は、例えば、テトラフルオロエチレン樹脂、アクリロニトリル−ブタヂエンゴム、シリコーンゴム等により形成することができる。
【0026】
図6は、前記熱活性化装置の別の態様を示すもので、図4の対向ローラー12、12に代えて凹面ガイド部材13を設けたものである。この場合も、感熱性粘着剤層面2に接触する凹面ガイド部材13の硬度が感熱性粘着剤層面2と反対の面に接触するローラー11の硬度よりも小さいことが好ましい。凹面部材13は、例えば、テトラフルオロエチレン樹脂、アクリロニトリル−ブタヂエンゴム、シリコーンゴム等により形成することができる。
【0027】
図7は、前記熱活性化装置の別の態様を示すもので、熱活性化手段6の下流側直後に、少なくとも粘着剤層2の面に接触して感熱性粘着剤層面を前記方向(熱活性化手段6から離間させる方向)に離間させるように離型性を有するガイド板14を設けたものである。ガイド板14の少なくとも粘着剤層2と接触する部分は離型性を良くするためにテトラフルオロエチレン樹脂加工、シリコーン樹脂加工などの加工が施されていることが好ましい。
【0028】
図8は、前記熱活性化装置の別の態様を示すもので、熱活性化手段6の下流側直後に、少なくとも感熱性粘着剤層2の面に接触して感熱性粘着剤層面を前記方向に離間させるように離型性を有する分離爪15を設けたものである。分離爪15の少なくとも粘着剤層2と接触する部分は離型性を良くするためにテトラフルオロエチレン樹脂加工、シリコーン樹脂加工などの加工が施されていることが好ましい。
【0029】
図9は、前記熱活性化装置の別の態様を示すもので、熱活性化手段6の下流側直後に、感熱性粘着剤層2の反対面に吸引接触して感熱性粘着剤層面を前記方向に離間させるように少なくとも1本(図示の例では2本)の吸引ロール16が設けられている。吸引ロール16は公知の吸引力を持ったロールで形成されており、例えば円筒状で表面に複数の空孔が設けられ内部が減圧になっている。又は、静電気力などにより吸引力を持たせたロールを用いることができる。この場合感熱性粘着ラベル3の下部から矢印で示すように送風することにより吸引ロール16の機能を補助することができる。
【0030】
以上、図によって本発明の具体的な形態例をしめしたが、本発明は必ずしもこれらに限定されるものではない。尚、本発明の熱活性化装置の上流部又は下流部に感熱性粘着ラベルの感熱性粘着剤層面と反対の面に従来公知の印字又は印刷手段を設け、これにより画像や情報を印字又は印刷することができる。
【0031】
【実施例】
次に、本発明を実施例により更に具体的に説明する。
【0032】
[感熱性粘着ラベルの製造]
参考例1
坪量80g/m2の上質紙の片面に感熱性粘着剤(レジテックス製DT−200;固形分58%)を乾燥重量が25g/m2となるように塗布乾燥して感熱性粘着剤層を形成し感熱性粘着ラベル(1)を得た。
製造実施例1
参考例1で得た感熱性粘着ラベル(1)の上質紙の反対面に厚み20μmの2軸延伸された熱収縮性ポリエチレンフィルムを張り付け、積層した以外は同様にして図2(a)に示すような本発明の感熱性粘着ラベル(2)を得た。
参考例2
参考例1で得た感熱性粘着ラベル(1)を1インチのコアに感熱性粘着剤層を外側にして小巻(巻装)することにより図4の17に示すような感熱性粘着ラベル(3)を作成した。
参考例3
市販の感熱記録紙に参考例1と同様の感熱性粘着剤層を形成し、1インチのコアに感熱性粘着剤層を外側にして小巻(巻装)することにより図4の17に示すような感熱記録性感熱性粘着ラベル(4)を作成した。
【0033】
[熱活性化試験]
上記で得た感熱性粘着ラベル(1)乃至(4)を用いて、図1及び図4乃至図9の熱活性化装置により熱活性化試験を行った。加熱条件は松下電子部品(株)製の薄膜技術で作成したサーマルヘッドを有する感熱印刷装置にてヘッド電圧0.45w/dot、1ライン記録時間10msec/line、走査線密度8×7.7dot/mmの条件下で、パルス幅1.0msecで0.45mj/dotの条件で加熱した。全発熱素子に同時に通要し、全巾一様加熱とした。
熱活性化する感熱性粘着ラベルは40mm幅で行い、予め搬送系の経路に行き渡る部分として上質紙をサンプルの送り前面に貼り付けたものを用い、感熱性粘着ラベルの実効長さは2mとした。それぞれの熱活性化装置の搬送系に行き渡るように感熱性粘着ラベルの上質紙部分をセットした状態で、熱活性化を開始した。感熱性粘着ラベルの実効長さを全て活性化した後の加熱部に蓄積した熱溶融物の残留物量を観察した。搬送スピードは80mm/secとした。
残留物量を次のようにランク評価した。
A:全く残留物なし
B:わずかに残留物の形跡あり
C:残留物あり
D:残留物多く、搬送系に問題をきたす
【0037】
実施例4
感熱性粘着ラベル(3)を用いて図5の方法で活性化を行い、熱溶融物の残留量を観察した。ローラー11としては外径20mm、硬度50のテトラフルオロエチレン樹脂製ローラーを用い、対向ローラー12としてはは外径20mm、硬度30のテトラフルオロエチレン樹脂製ローラーを2本用いた。
【0038】
実施例5
感熱性粘着ラベル(3)を用いて図6の方法で活性化を行い、熱溶融物の残留量を観察した。ローラー11としては外径20mm、硬度50のテトラフルオロエチレン樹脂製ローラーを用い、曲面ガイド部材13としては内面曲率半径10mm、硬度30のテトラフルオロエチレン樹脂製曲面ガイド板を用いた。
【0039】
実施例6
感熱性粘着ラベル(3)を用いて図7の方法で活性化を行い、熱溶融物の残留量を観察した。ガイド板14としてはテトラフルオロエチレン樹脂表面加工した板(60mm x 80mm)を用いた。
【0040】
実施例7
感熱性粘着ラベル(3)を用いて図8の方法で活性化を行い、熱溶融物の残留量を観察した。分離爪15としてはテトラフルオロエチレン樹脂表面加工したものを用いた。
【0041】
実施例8
感熱性粘着ラベル(3)を用いて図9の方法で活性化を行い、熱溶融物の残留量を観察した。
【0042】
実施例9
参考例1で得た小巻していないストレート状の感熱性粘着ラベル(1)を用いて図5の方法で活性化を行い、熱溶融物の残留量を観察した。
【0043】
実施例10
感熱性粘着ラベル(1)を用い、図8の方法で活性化を行い、熱溶融物の残留量を観察した。
【0044】
比較例1
感熱性粘着ラベル(1)を用いて図1の方法で活性化を行い、熱溶融物の残留量を観察した。
【0045】
以上の熱活性化試験結果を表1に示す。
【0046】
【表1】
Figure 0003949316
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、支持体の片面に感熱性粘着剤層を設けてなる感熱性粘着ラベルをセラミック基板上に薄膜抵抗体からなる発熱部を設けた熱活性化手段により熱活性化する方法において、該感熱性粘着ラベルが熱活性化直後に該熱活性化手段から離間させる方向に搬送されるようにしたことから、熱活性化後抵抗体後方部に感熱性粘着剤の熱溶融物が付着することがなく、長期ランニング時において搬送不良となることなく、感熱性粘着ラベルの搬送をスムーズに行うことができる。前記粘着性ラベルが連続体の形状とし、これを巻装して、熱活性化工程の前に、巻きぐせが前記離間方向に一致するように装てんされているようにすると、特別の機構を用いることなく、感熱性粘着ラベルは熱活性化直後に該熱活性化手段から離間させる方向に搬送される。又、本発明の感熱性粘着ラベルの熱活性化装置は、支持体の片面に感熱性粘着剤層を設けてなる感熱性粘着ラベルをセラミック基板上に薄膜抵抗体からなる発熱部を設けた熱活性化手段により熱活性化する装置において、該感熱性粘着ラベルが熱活性化直後に前記熱活性化手段から離間させる手段を設けたことにより熱活性化後抵抗体後方部に感熱性粘着剤の熱溶融物が付着することがなく、長期ランニング時において搬送不良となることなく、感熱性粘着ラベルの搬送をスムーズに行うことができる。更に、本発明の感熱性粘着ラベルによれば、該ラベルが熱活性化時に前記感熱性粘着剤層の収縮以上に収縮する層を支持体の反対側に有することにより、熱活性化時に上記離間方向にカールさせることができ、同様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】感熱性粘着ラベルの熱活性化装置における感熱性粘着ラベルの搬送状態を示す縦断面図。
【図2】本発明の感熱性粘着ラベルの加熱前後を示す模式断面図。
【図3】本発明の感熱性粘着ラベルの模式断面図。
【図4】感熱性粘着ラベルの熱活性化装置における感熱性粘着ラベルの搬送状態を示す縦断面図。
【図5】本発明の熱活性化装置の1態様を示す縦断面図。
【図6】本発明の熱活性化装置の別の態様を示す縦断面図。
【図7】本発明の熱活性化装置の更に別の態様を示す縦断面図。
【図8】本発明の熱活性化装置の更に別の態様を示す縦断面図。
【図9】本発明の熱活性化装置の更に別の態様を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 支持体
2 感熱性粘着剤層
3 感熱性粘着ラベル
4 薄膜抵抗体
5 保護膜
6 熱活性化手段
7 対向ローラー
8 熱収縮層
9 断熱層
10 感熱発色層
11 ガイドローラー
12 対向ローラー
13 凹面ガイド部材
14 ガイド板14
15 分離爪
16 吸引ロール
17 ラベルロール

Claims (2)

  1. 支持体の片面に感熱性粘着剤層を設けてなる感熱性粘着ラベルをセラミック基板上に薄膜抵抗体からなる発熱部を設けた熱活性化手段により熱活性化する装置において、該感熱性粘着ラベルを熱活性化直後に前記熱活性化手段から離間させる手段を設けてなり、前記手段が、
    (1)前記熱活性化手段より上流の搬送系に設置され、前記感熱性粘着ラベルを圧接するローラーであって、前記感熱性粘着剤層面前記熱活性化手段から離間させる方向に、前記感熱性粘着ラベルにカールを形成するようにした前記感熱性粘着ラベルに接触するローラー、(2)前記熱活性化手段より上流の搬送系に設置され、前記感熱性粘着ラベルを圧接するローラーであって、前記感熱性粘着剤層面に接触するローラーの硬度が前記感熱性粘着剤層面と反対の面に接触するローラーの硬度よりも小さい圧接ローラー、(3)前記熱活性化手段より上流の搬送系に設置され、ガイドローラーとガイドローラーより硬度が小さく前記感熱性粘着剤層面に接触する凹面部材であって、前記感熱性粘着ラベルを圧接するガイドローラーと凹面部材、(4)前記熱活性化手段の下流側直後に、前記感熱性粘着剤層面に接触して前記感熱性粘着剤層面を前記熱活性化手段から離間させるように離型性を有するガイド板、(5)前記熱活性化手段の下流側直後に、前記感熱性粘着剤層面に接触して前記感熱性粘着剤層面を前記熱活性化手段から離間させるように離型性を有する分離爪、(6)前記熱活性化手段の下流側直後に、前記感熱性粘着剤層の反対面に吸引接触して前記感熱性粘着剤層面を前記熱活性化手段から離間させる吸引ロール、
    のいずれかから選択される一つであることを特徴とする感熱性粘着ラベルの熱活性化装置。
  2. 前記熱活性化手段により熱活性化する装置において、前記熱活性化手段がサーマルヘッドである請求項1に記載の熱活性化装置。
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