JPH1161763A - 除雪機の排雪シュート - Google Patents

除雪機の排雪シュート

Info

Publication number
JPH1161763A
JPH1161763A JP21358597A JP21358597A JPH1161763A JP H1161763 A JPH1161763 A JP H1161763A JP 21358597 A JP21358597 A JP 21358597A JP 21358597 A JP21358597 A JP 21358597A JP H1161763 A JPH1161763 A JP H1161763A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
snow
chute
inner pipe
snow removing
blower
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21358597A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Otokura
勲 乙倉
Tetsuya Osaki
哲也 大崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seirei Industry Co Ltd filed Critical Seirei Industry Co Ltd
Priority to JP21358597A priority Critical patent/JPH1161763A/ja
Publication of JPH1161763A publication Critical patent/JPH1161763A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排雪シュート内に詰まった雪は強固に付着
し、棒で突いても簡単には除去することができず、かな
りの力を入れて突かないと除去できず、除去作業には労
力がかかっていた。 【解決手段】 本機前部にオーガ26やブロアや排雪シ
ュート7を配置した除雪部Dを連設した除雪機におい
て、排雪シュート7の基部内にインナーパイプ35を脱
着可能に設け、該インナーパイプ35の外周に軸心と平
行な切目部35aを設けて自身の弾性によって排雪シュ
ートの内面に密着するようにし、また、ブロアカバー6
上部に回転可能に排雪シュート7を設け、該排雪シュー
トの基部内にスクレーパ30を固設し、該スクレーパ3
0の端部をブロアカバー内へ突出した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンや走行装
置などを設けた本機の前方にオーガ及びブロアを有する
除雪部を連設した除雪機において、除雪部の排雪シュー
ト内に詰まった雪を除去するための構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、エンジンや走行装置などを設
けた本機後部に操作部を配設し、該本機前方には除雪部
を連設して、該除雪部には排雪シュートを配設し、操作
部側方に配置した旋回レバーの回動で該排雪シュート投
雪方向を変更できるようにした除雪機は公知となってい
る。このような除雪機によって除雪作業を行う際、前記
排雪シュート内に雪が詰まることがあり、その度に除雪
作業を中断し、排雪シュートの上方より、詰まった雪を
棒によって突いて落下させ、除去しなければならないの
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記排雪シュ
ート内に詰まった雪は強固に付着しており、棒で突いて
も簡単には除去することができず、かなりの力を入れて
突かないと除去できないものであり、除去作業には労力
と時間がかかるのであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の
手段を説明する。即ち、本機前部にオーガやブロアや排
雪シュートを配置した除雪部を連設した除雪機におい
て、排雪シュートの基部内にインナーパイプを脱着可能
に設け、該インナーパイプの外周に軸心と平行な切目部
を設けて自身の弾性によって排雪シュートの内面に密着
するようにしたものである。
【0005】また、ブロアカバー上部に回転可能に排雪
シュートを設け、該排雪シュートの基部内に除去部材を
固設し、該除去部材をブロアカバー内へ突出したもので
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する。
図1は除雪機の全体側面図、図2は同じく平面図、図3
は本発明のインナーパイプを排雪シュートに装着した際
の分解斜視図、図4は同じく平面断面図、図5は本発明
のスクレーパの斜視図、図6はスクレーパをインナーパ
イプに固設した際の平面断面図、図7は同じく斜視図で
ある。
【0007】まず、除雪機について図1、図2により、
全体構成から説明する。本機Aの前部には除雪部Dが連
設され、該除雪部Dは最前部に雪掻き用のオーガ26を
覆うオーガハウジング8を配し、該オーガハウジング8
の後部にはブロアを内設するブロアカバー6を連設して
該ブロアカバー6の上部より上方に排雪シュート7を突
設している。
【0008】該排雪シュート7は、旋回回動手段として
モータMのピニオン若しくはウォームとシュート旋回部
7aのウォームホィールとが噛合し、該モータMを後述
する操作部Cの右旋回スイッチS1及び左旋回スイッチ
S2の操作で回転して旋回可能としており、また、前記
シュート旋回部7aには旋回検知手段としてリミットス
イッチLS1・LS2を位置調節(または取付位置変
更)可能に配設して、排雪シュート7が設定角度まで旋
回すると、自動的に旋回動作が停止するよう構成してい
る。該排雪シュート7の先端には上下に回動して排雪角
度を調節するシュートキャップ7bを設けている。
【0009】本機Aは本機カバー1によって覆われ、該
本機カバー1内にエンジンEを内蔵して、上部にはボン
ネット2を配設し、該ボンネット2の前部から排気マフ
ラー3を突出している。また、前記エンジンEの後方に
バッテリーVを設置し、側方には排雪シュートの旋回動
作を制御するリレーR1・R2・R3・R4などを配設
している。
【0010】本機Aの後部には操作部Cを配設して、該
操作部Cには操作パネル5やハンドル4等を配置してい
る。操作パネル5にはアクセルレバー、走行変速レバ
ー、除雪高さ調節スイッチ等が設けられ、シュータ自動
旋回スイッチB、右旋回スイッチS1及び左旋回スイッ
チS2を配設して自動や手動での排雪シュート7の旋回
操作を可能としている。
【0011】また、ハンドル4の左後部にはエンジンス
トップモータと連動するデッドマンスイッチ36を入切
操作するデッドマンレバー20を配設して、除雪機の運
転操作はこのデッドマンレバー20をハンドル4ととも
に握った状態で行い、運転操作中に作業者が転倒などし
てハンドル4から手を放すと、エンジンEの動作が停止
するよう構成して作業者の危険を防止している。また前
記デッドマンスイッチ36は降雪の付着がないように、
操作パネル5の下方に配設されていて、誤動作の防止を
図っている。
【0012】前記エンジンEの下方にはHST式変速装
置H及びミッションケースTとが配設されて、該ミッシ
ョンケースTから左右に突出した駆動軸42・42が左
右のファイナルケース19・19を介して、クローラフ
レーム12に枢支された駆動スプロケット軸11・11
と連動して、該駆動スプロケット軸11・11に固設し
た駆動スプロケット13・13を駆動している。
【0013】また、クローラフレーム12後方にはアイ
ドラ軸の支持軸14の左右端に固設した従動アイドラ1
5・15を配設して、同一側の駆動スプロケット13と
従動アイドラ15とをクローラ16で巻回し、クローラ
式走行装置を形成している。
【0014】該走行装置は、油圧シリンダ72を前記ア
イドラ軸と操作部Cとの間に介装して、該油圧シリンダ
72を操作スイッチを操作することで伸縮動作させ、駆
動スプロケット軸11を中心にして本機Aに対して上下
揺動可能として除雪部Dのオーガ26の対地高さを調節
可能に構成している。この高さ調節機構は、前記アイド
ラ軸にフートペダルを設けて、該フートペダルや操作パ
ネル5の除雪高さ調節レバーを操作することで高さ調整
を行なうことも可能としている。また、除雪部Dにおけ
るブロアカバー6の下端には除雪高さ調整板10を配設
して、これを接地させている。
【0015】また、前記油圧シリンダ72の上端と操作
部Cとを連結する支持アーム18には、最上昇位置を検
知する手段としてリミットスイッチLS3を取付け、油
圧シリンダ72が最も縮小した場合に該リミットスイッ
チLS3が作動するよう構成している。即ち、オーガ2
6が上下動作範囲の最上部に達するとリミットスイッチ
LS3が作動するのである。
【0016】前記本機カバー1内に配設されたエンジン
Eから前方に突出したカム軸に駆動プーリ23を環設
し、該駆動プーリ23の後部を走行駆動プーリ23a
に、前部を除雪駆動プーリ23bに形成している。前記
エンジンEの下方に配設したHST式変速装置Hから駆
動力入力軸であるポンプ軸40が前方に突出し、該ポン
プ軸40に環設したHST入力プーリ24と前記走行駆
動プーリ23aとをベルトにて連動して駆動力を該HS
T入力プーリ24に伝えている。
【0017】このHST入力プーリ24に伝えられた駆
動力は、HST式変速装置Hの後方に突出した出力軸で
あるモータ軸41から該HST式変速装置Hの後方に配
設したミッションケースTに伝達されて、前記ファイナ
ルケース19を介して駆動スプロケット13を駆動して
いる。また前記除雪駆動プーリ23bは、ブロアカバー
6から後方に突出したオーガ入力軸25aに環設したオ
ーガプーリ25とベルトによって連結され、オーガ26
を駆動している。
【0018】次に、本発明の排雪シュート7内に詰まっ
た雪を除去するための構成について説明する。図3、図
4に示すように、前記排雪シュート7の基部は、平面視
略半円状に構成されており、該排雪シュート7の基部の
内面に沿って、インナーパイプ35を脱着可能に設けて
いる。該インナーパイプ35の前上部には、固定ピン3
5cが両側方へ突出して設けられており、該固定ピン3
5cを排雪シュート7に設けられた挿入孔7cに挿入し
て、排雪シュート7に着脱可能に固定されている。ま
た、前記インナーパイプ35の後面には、軸心と平行に
切目部35aが設けられており、排雪シュート7内に装
着した際には、該切目部35aは閉じられて、排雪シュ
ート7に密着するよう構成され、インナーパイプ35を
外したときにはインナーパイプ35自身が有する弾性に
よってC字状に開くように構成している。
【0019】前記インナーパイプ35の前上部には取手
35bを設けており、該取手35aを掴んでインナーパ
イプ35を排雪シュート7より取出すことができるよう
にしている。また、インナーパイプ35の前上部には当
接プレート35dが固定され、一方、排雪シュート7の
中途部には安全スイッチ37が配置され、インナーパイ
プ35装着時に前記当接プレート35dが安全スイッチ
37の接点に当接するように構成している。よって、イ
ンナーパイプ35を取出した際には、安全スイッチ37
が作動して、エンジンが停止するように構成されてい
る。
【0020】このように、除雪作業中に排雪シュート7
内に雪が詰まった際には、インナーパイプ35の取手3
5aを摘んで排雪シュート7より上方へ引き抜いて取り
出すと、インナーパイプ35自身が有する弾性によって
切目部35aが開き、その歪みによって、該インナーパ
イプ35内面と付着した雪との間に隙間や、雪の塊に割
れ目ができて、付着した雪を容易に除去することができ
る。
【0021】また、前記インナーパイプ35の内側の下
方位置には除去部材としてのスクレーパ30が固設され
ており、排雪シュート7の基部の内側下方に詰まった雪
を除去することができる。即ち、前記スクレーパ30
は、図5、図6に示すように、平面視V字型に形成され
ており、該スクレーパ30の上部を幅広に構成して固定
部30a・30aとし、この固定部30a・30aを前
記インナーパイプ35の内側下方に溶接固定し、該スク
レーパ30の下部を突出部30bとして、シュート旋回
部7aよりも下方に位置するよう配置している。つま
り、ブロアカバー6上部の排雪シュート7取付部の内側
に位置するようにしている。但し、スクレーパ30はイ
ンナーパイプ35を設けない場合には、排雪シュート7
の下部内面に固定する。
【0022】このように構成することによって、除雪作
業時に、走行方向を変更したときに排雪シュート7を旋
回させると、スクレーパ30も同時に旋回し、スクレー
パ30の突出部30bが、詰まった雪を削剥して雪を落
下させて除去することができる。また、一方向だけの除
雪作業時に、排雪シュート7の基部やシュート旋回部7
aの下方に雪が詰まった際には、作業を停止して、排雪
シュート7を旋回させるだけで、前記同様に詰まった雪
を掻き落とすことができるのである。そして、操縦部C
で走行操作等を行いながら、排雪シュート7を旋回させ
て、詰まった雪を落下させることが可能となるので、棒
等を用いて除去作業をすることがなくなり、作業能率が
向上するのである。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、次
のような効果を奏するのである。即ち、排雪シュートの
基部内にインナーパイプを脱着可能に設け、該インナー
パイプの外周に軸心と平行な切目部を設けて自身の弾性
によって排雪シュートの内面に密着するようにしたの
で、インナーパイプを排雪シュートより取り出すことに
より、インナーパイプ自身の弾性によって切目部で広が
って、詰まった雪が剥がれやすくなり、除雪機の外部で
作業ができて、雪の除去が簡単に行えるようになったの
である。
【0024】また、ブロアカバー上部に回転可能に排雪
シュートを設け、該排雪シュートの基部内に除去部材を
固設し、該除去部材をブロアカバー内へ突出したので、
排雪シュートを旋回させるだけで、除去部材がブロアカ
バー上部内面に詰まった雪を掻き落とすようになり、手
作業で除去する必要がなく、簡単で安全に除去できるよ
うになったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】除雪機の全体側面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】本発明のインナーパイプを排雪シュートに装着
した際の分解斜視図である。
【図4】同じく平面断面図である。
【図5】本発明のスクレーパの斜視図である。
【図6】スクレーパをインナーパイプに固設した際の平
面断面図である。
【図7】同じく斜視図である。
【符号の説明】
7 排雪シュート 30 スクレーパ 35 インナーパイプ 35a 切欠部 C 操作部 D 除雪部 E エンジン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本機前部にオーガやブロアや排雪シュー
    トを配置した除雪部を連設した除雪機において、排雪シ
    ュートの基部内にインナーパイプを脱着可能に設け、該
    インナーパイプの外周に軸心と平行な切目部を設けて自
    身の弾性によって排雪シュートの内面に密着するように
    したことを特徴とする除雪機の排雪シュート。
  2. 【請求項2】 本機前部にオーガやブロアや排雪シュー
    トを配置した除雪部を連設した除雪機において、ブロア
    カバー上部に回転可能に排雪シュートを設け、該排雪シ
    ュートの基部内に除去部材の一端を固設し、該除去部材
    の他側をブロアカバー内へ突出したことを特徴とする除
    雪機の排雪シュート。
JP21358597A 1997-08-07 1997-08-07 除雪機の排雪シュート Pending JPH1161763A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21358597A JPH1161763A (ja) 1997-08-07 1997-08-07 除雪機の排雪シュート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21358597A JPH1161763A (ja) 1997-08-07 1997-08-07 除雪機の排雪シュート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1161763A true JPH1161763A (ja) 1999-03-05

Family

ID=16641647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21358597A Pending JPH1161763A (ja) 1997-08-07 1997-08-07 除雪機の排雪シュート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1161763A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105839576A (zh) * 2016-03-28 2016-08-10 张铁民 一种增效装车机及增效方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105839576A (zh) * 2016-03-28 2016-08-10 张铁民 一种增效装车机及增效方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08302636A (ja) 歩行型除雪機
JPH1161763A (ja) 除雪機の排雪シュート
JP4573316B2 (ja) 除雪機
JP3751704B2 (ja) シュート自動旋回機構
JP4575328B2 (ja) 除雪機
JP2680843B2 (ja) 除雪機
JP3415553B2 (ja) 除雪機のチルト機構
JP2004108105A (ja) 除雪機の傾動調節機構
JP3941983B2 (ja) 除雪機のシュータ操作装置
JP4317140B2 (ja) 除雪機
JP7444371B2 (ja) ショットブラスト装置及び鋼床版添接ボルトの付着物除去方法
JPH11200332A (ja) 除雪機用スクレーパ
JPH0542098Y2 (ja)
JPH10152815A (ja) 除雪機
JPH0449227Y2 (ja)
JP2000064239A (ja) 除雪機
JP4316779B2 (ja) 除雪機のブロワ
JP2580518B2 (ja) ロータリー除雪車
JP4494675B2 (ja) 除雪機
JPH1161762A (ja) 除雪機
JP3095068B2 (ja) 除雪機のチルト機構
JPH0637060Y2 (ja) 除雪機
JP2004027663A (ja) 除雪機
JPH0230500Y2 (ja)
JP2002275847A (ja) 除雪機のカバー取付構造