JP4573316B2 - 除雪機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オーガの回転により掻き集めた雪をブロアで吸引してシュートから放出する除雪部が車体の前部に配設されている除雪機に関し、特に、そのような除雪機において掻き集めた雪を放出する際に雪の滑走面となるシュートの内面構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
駆動源であるエンジンを搭載した車体の前部に除雪部を配設し、車体の下部に配設された走行装置により車体を前進させながら、除雪部において、前方の所定幅の範囲の雪をオーガの回転により幅方向中央に掻き集めながら、掻き集めた雪を連続的にブロアで吸引してシュートから放出するようにしたものは、除雪機として従来から一般的に使用されている。
【0003】
そのような従来から知られた除雪機において、オーガにより掻き集めた雪を吸引して放出するためのブロアのケーシングやシュートは、通常、板金によって製造されており、除雪時に雪の滑走面となるブロアケーシングの内面やシュートの内面には、メラミン系の塗料が焼付け塗装されている。なお、シュートについては、板金製以外に、全部材を樹脂製としたものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような従来の除雪機では、湿気の多いベタ雪を除雪するような場合、オーガにより掻き集めた雪をブロアで吸引してシュートから放出する際に、雪の滑走面となるブロアケーシングやシュートの内面と雪との摩擦抵抗が大きいことで、掻き集めた雪を遠くにまで放出することができず、また、除雪負荷が大きくなり過ぎてエンジンストールを起こしたり、ブロアケーシングやシュートの内面に雪が付着してブロア内やシュート内に雪が詰まったりすることで、除雪不能となることがある。
【0005】
また、砂や砕石が混じった雪を除雪することで、ブロアケーシングやシュートの内面側の焼付け塗装が剥げてしまって、金属面が剥き出しとなることで錆び易くなると共に、そのように焼付け塗装が剥げたり金属面が錆びたりすることで、雪の滑りが一層悪くなって更に雪が詰まり易くなるという問題も起きる。
【0006】
なお、例えば、ブロアケーシングやシュートの本体部材それ自体を樹脂製とした場合には、板金製のものと比べて部品コストが高くなり、各部分の内面側が傷付いたときにはその本体部材自体を交換しなければならず、シュートについては本体部材の剛性が低下するために雪を放出する時のシュートの状態が不安定なものとなる。
【0007】
本発明は、上記のような問題の解消を課題とするものであり、具体的には、除雪機において、ベタ雪を除雪するような場合でも、掻き集めた雪を少ない摩擦抵抗でスムーズに吸引・放出することができ、砂や砕石が混じった雪を除雪しても、除雪時に雪の滑走面となる部分で金属部材の内面側を充分に保護できるようにすることを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記のような課題を解決するために、オーガの回転により掻き集めた雪をブロアで吸引してシュートから放出する除雪部が車体の前部に配設されている除雪機において、横断面コ字状で金属製のシュート本体に対し、その略内面に沿って、横断面コ字状の樹脂部材が配設されており、この樹脂部材は、その長手方向両側縁のそれぞれで、シュート本体に着脱可能に固定されていることを特徴とするものである。
【0009】
上記のような構成によれば、ベタ雪を除雪する場合でも、雪の滑走面となるシュートの内面側が樹脂部材により形成されていることから、掻き集めた雪を少ない摩擦抵抗でスムーズに放出することができ、また、砂や砕石が混じった雪を除雪しても、内面部材として取り付けられている樹脂部材によって、シュートの金属製の本体部材の内面側を充分に保護することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の除雪機の除雪部内面構造の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、図1は、除雪機の全体を側面視で示し、図2は、除雪機のオーガハウジングの奥にあるブロアを正面視で示し、図3は、除雪機のオーガハウジング内にあるオーガを正面視で示し、図4は、ブロアの構造を正面視で示し、図5(A),(B)は、ブロアケーシングの内面に取り付けられる樹脂部材のそれぞれを示し、図6(A),(B),(C)は、ブロアケーシングのインペラケースに対する樹脂部材の取り付け状態を示し、図7(A),(B)は、シュートに対する樹脂部材の取り付け状態を示すものである。
【0011】
除雪機1の全体について、その構造を概略的に以下に説明すると、図1に示すように、除雪機1は、エンジン21や燃料タンク22を備えた駆動部2と、左右一対のクローラ走行装置30による走行部3と、オーガ45とブロア40とシュート48による除雪部4と、ハンドルや各種の操作レバーを備えた操作部5とからなるもので、走行部3の上方に駆動部2を搭載した車体に対し、車体の前方に除雪部4が配設され、車体の後方に操作部5が配設されている。
【0012】
除雪機1の駆動部2には、エンジン21や燃料タンク22やバッテリ(図示せず)などが設置されており、エンジン21から前方に水平に延出する出力軸21aには、前後して二つのプーリ24,25が固着されていて、後側のプーリ24は、走行用のミッションの入力軸に固着されたプーリ(図示せず)とベルトを介して連係され、前側のプーリ25は、除雪用の駆動軸27に固着されたプーリ26とベルトを介して連係されている。
【0013】
除雪機1の走行部3では、車体フレームの前後に設けられた左右一対の駆動輪31と従動輪32のそれぞれで、駆動輪31と従動輪32とに無端状のクローラ33を巻装させたクローラ走行装置30が形成されており、エンジン21の下方で左右の駆動輪31の間には、エンジン21からの動力を変速や方向変換して駆動輪31に伝達するためのミッション(図示せず)が配設されていて、エンジン21の回転動力は、出力軸21aの後側のプーリ24からミッションの入力軸に伝達されている。
【0014】
クローラ走行装置30の後部と車体フレームの間には、ロック手段を備えて伸縮可能なチルトロッド35が介装されており、ロックを解除してチルトロッド35を伸縮させることで、駆動輪31を中心として前後方向で車体を上下に回動させて、除雪部4の雪面に対する高さを調整できるようになっている。
【0015】
除雪機1の除雪部4では、車体(駆動部2と走行部3)の前側に設置されたブロア40に対して、ブロア40の前側にオーガハウジング44が固定的に取り付けられ、ブロア40の上側にシュート48が水平旋回可能に取り付けられていて、ブロア40内にはインペラ(回転翼)42が収納され、オーガハウジング44内にはオーガ(螺旋状の刃)45が収納されている。
【0016】
ブロア40は、ケーシング41a,41bとインペラ42からなるもので、図2に示すように、ブロアケーシングは、インペラ42を収納するインペラケース41aと、インペラ42の回転によりオーガハウジング44内からインペラケース41a内に吸い込んだ雪をシュート48に向けて排出する排出ダクト41bとを一体的に結合したものであって、ブロアケーシングの排出ダクト41bの上端部には、シュート48の下端部が所定の角度範囲で水平旋回可能なように連結されている。
【0017】
そのようなブロア40を貫通してオーガハウジング44内にまで延びるように、除雪用の駆動軸27が前後方向に設けられており、ブロア40(インペラケース41a)内では、除雪用駆動軸27の中途部にインペラ42が一体的に固定され、オーガハウジング44内では、除雪用駆動軸27の先端部が、ウォームとウォームホイールによる動力伝達部28を介して、オーガ45の回転軸46と連結されていて、エンジン21の回転動力は、出力軸21aの前側のプーリ25から除雪用駆動軸27に伝達されている。
【0018】
オーガハウジング44は、略円弧状に湾曲成形された後壁の両側が左右の側壁で囲まれ、前方が大きく開放されるように形成されており、オーガハウジング44の後壁の下端部には、オーガ45で掻き取れなかった雪や地面に氷結した雪を掻き取るためのスクレーパ47が取り付けられていて、このスクレーパ47は、側面視でくの字状に折り曲げ成形されたベースプレートの端部上に、端縁が鋸歯状に成形された3枚の板金を前後方向に互いにずらせて組み付けることで、全体として階段状の斜面を有する鋸歯となるように形成されている。
【0019】
オーガハウジング44の内部には、図3に示すように、車体幅方向に延びる回転軸46に固着されたオーガ45が、車体幅方向の中央に位置するエンジンからの動力伝達部28から見て刃形が左右対称となるように設置され、オーガ45の回転軸46は、その中央に動力伝達部28(駆動軸27側のウォームと回転軸46側のウォームホイール)を連結させた状態で、オーガハウジング44の左右の側壁の間に回転自在に軸支されている。
【0020】
オーガハウジング44の後壁には、オーガハウジング44の内部をブロア40の内部に連通させるための連通孔44aが開口されていて、この連通孔44aの部分と重なるような状態で、図2に示すように、ブロアケーシングのインペラケース41aの前側が全面的にオーガハウジング44内に開口されている。
【0021】
シュート48は、雪の放出角度を変えるための2個のデフレクタ48b,48cをシュート本体48aの先端部に傾倒自在に取り付けたものであり、シュート本体48aは、ブロアケーシングの排出ダクト41bの上端部に対して水平旋回可能に連結されていて、シュート本体48aとデフレクタ48cの各背面の間にはリターンスプリング48dが介装され、デフレクタ48bの側部には、後で述べる操作部のデフレクタレバー57によって操作されるケーブル60の末端が連結されている。
【0022】
なお、シュート48を所定の角度範囲で水平旋回させるためのシュート旋回機構については、図示していないが、シュート本体48aの下部近傍に設置された電動モータを駆動源とするもので、電動モータの回転がウオームギヤ機構により減速及び方向変換されて伝達される小径ギヤと、シュート本体48aの下部外周に取り付けられたリング状の大径セクタギヤとを噛合させることにより、電動モータの正逆回転に応じてシュート本体48aを所定の角度範囲で水平旋回させるものである。
【0023】
除雪機1の操作部5では、左右一対のハンドルフレーム50の上部で、左側のハンドルグリップ52(L)の近傍に走行クラッチレバー53が設けられ、右側のハンドルグリップ52(R)の近傍にオーガクラッチレバー54とチルトレバー55が設けられている。また、左右のハンドルフレーム50の上部間に操作パネル51が設けられており、この操作パネル51には、メインスイッチやシュートスイッチ(何れも図示せず)が設置され、変速レバー56やデフレクタレバー57が設置されていて、デフレクタレバー57の基部にはシュート回動レバー58が回動可能に付設されている。
【0024】
走行クラッチレバー53は、走行クラッチ(図示せず)をON/OFFするためのもので、これを握ることで走行クラッチをONにすると、エンジン21の動力が駆動輪31に伝達されてクローラ走行装置30の駆動により除雪機1の走行がなされる。また、オーガクラッチレバー54は、オーガクラッチ(図示せず)をON/OFFするためのもので、これを握ることでオーガクラッチをONにすると、エンジン21の動力がオーガ回転軸46に伝達されてオーガ45の回転駆動により除雪作業がなされる。
【0025】
チルトレバー55は、チルトロッド35のロック手段(図示せず)をロックおよびロック解除するためのもので、これを握ることでチルトロッド35のロック手段をロック解除すると、チルトロッド35を伸縮させることができて、それにより、駆動輪31を中心として前後方向で車体を上下に回動させて、除雪部4の雪面に対する高さを調整することができる。
【0026】
変速レバー56は、除雪機1のクローラ走行装置30による走行の前後進の切り換えと走行速度調整のためのもので、操作パネル51の幅方向中央に前後方向で傾倒可能に設置されていて、これを略鉛直の中立状態から前方へ倒すと除雪機が前進し、逆に後方へ倒すと除雪機が後進し、その倒れ角に応じて除雪機の走行速度が変化する。
【0027】
デフレクタレバー57は、除雪作業時の雪の放出角度を変更するためのもので、操作パネル51上の変速レバー56の左側に前後方向で傾倒可能に設置されており、デフレクタレバー57の下端はシュート48のデフレクタ48bに連結されるケーブル60の一端と連結されていて、デフレクタレバー57を前方へ倒すと、ケーブル60が引かれてデフレクタ48bが前方に傾き、図示していないリンク機構を介してデフレクタ48cがそれに連動することで、側方から見てシュート本体48aと各デフレクタ48c,48bがなす円弧状の曲がりが大きくなり、逆にデフレクタレバー57を後方へ倒すと、ケーブル60が緩んでリターンスプリング48dの引張バネによる復元バネ力で、各デフレクタ48b,48cは元の状態に戻り、これによって雪の放出角度が変更される。
【0028】
シュート回動レバー58は、除雪作業時の雪の放出方向を変更するためのもので、側面視くの字状に折り曲げられた丸棒状のレバーであって、デフレクタレバー57のノブを握った作業者の手の指が届く範囲内で、デフレクタレバー57の基部周りに回動可能に付設されており、常態ではバネにより前方を向いた中立位置に保持されていて、作業者がデフレクタレバー57を握ったままシュート回動レバー58を指で左右に回すように操作するものである。
【0029】
シュート回動レバー58の左右の回動操作により、操作パネル51の内側に設置されているシュートスイッチ(図示せず)のスイッチレバーを左右に傾倒させ、これによりシュート旋回機構(図示せず)の電動モータが正逆転させることで、シュート48を所定の範囲で左右に旋回させて雪の放出方向を変えることができる。なお、シュート回動レバー58から指を離すと、シュート回動レバー58は中立位置に復帰し、それに連れてシュートスイッチレバーが中立位置に復帰して、電動モータへの通電がOFFされる。
【0030】
上記のような構成を有する除雪機1の操作状態を以下に説明すると、先ず、操作パネル51上のメインスイッチ(図示せず)をONしてエンジン21を始動させた後、走行クラッチレバー53を握って走行クラッチ(図示せず)をONにすると、エンジン21の動力が駆動輪31に伝達されてクローラ走行装置30が駆動され、変速レバー57を前方又は後方に倒して除雪機1を前進又は後進させることで、除雪機1を所望の作業場所にまで移動させる。
【0031】
そして、除雪機1を作業場所に移動させた時点で、オーガクラッチレバー54を握ってオーガクラッチ(図示せず)をONにすると、エンジン21の動力がオーガ回転軸46に伝達されてオーガ45が回転駆動されることで、除雪機1の前方の雪は、オーガ45が回転によりオーガハウジング44内の幅方向中央に掻き集められ、ブロア40のインペラ42の回転によりインペラケース41a内に吸引され、排出ダクト41bからシュート48に向けて排出されて、シュート48に案内されて遠くに放出されることで所要の除雪作業がなされる。
【0032】
なお、上記のような除雪作業に際して、デフレクタレバー57を握って前後に倒すことにより、ケーブル60を介してデフレクタ48b,48cを傾動させてシュート48からの雪の放出角度を変えることができ、デフレクタレバー57を握ったまま指でシュート回動レバー58を左右に回すことにより、シュート48を所定の角度の範囲内で左右に水平旋回させてシュート48からの雪の放出方向を変えることができる。
【0033】
また、チルトレバー55を握ってチルトロッド35のロックを解除することで、車体を駆動軸31を中心として上下に回動させることができ、これによって雪面からのオーガ45の高さ位置を変えることができ、オーガ45の高さを調整した後は、チルトレバー55から手を離すだけで、チルトロッド35はその状態でロックされ、車体の駆動軸31を中心とする回動もロックされることで、オーガ45の雪面への切り込み深さを調整することができる。
【0034】
ところで、上記のような本実施形態の除雪機1において、オーガ45の回転により掻き集めた雪を吸引して排出するブロア40のケーシング(インペラケース41aと排出ダクト41b)と、ブロア40から排出された雪を案内して遠くに放出するシュート48とは、何れも、除雪作業の際に雪の滑走面となる部分であって、本体部材が板金により形成されていると共に、図4および図7に示すように、それぞれの金属製の本体部材に対して、雪の滑走面となる内面側に、摩擦抵抗の低い樹脂部材11,12,13が着脱可能に取り付けられている。
【0035】
なお、樹脂部材11,12,13の材料となる樹脂としては、摩擦抵抗が低く、低温でも割れ難い性質の樹脂が使用されており、本実施形態では超高分子量ポリエチレン樹脂を使用しているが、摩擦抵抗が低く、低温でも割れ難い性質の樹脂であれば、特に材料は具体的に限定されるものではない。
【0036】
ブロア40は、図4に示すように、インペラケース41aと排出ダクト41bを溶接等により一体的に結合した板金製のブロアケーシングと、回転基板42上に3個の羽根部材42bを溶接等で一体結合した板金製のインペラ42とからなり、ブロアケーシングでは、インペラ42の回転軌跡に沿った円周方向の周壁を持つインペラケース41aに対して、略垂直方向で上方に延びる煙突状の排出ダクト41bが、インペラケース41aの周壁の片側上部に接続されている。
【0037】
なお、ブロアケーシングの排出ダクト41bの上端部には、シュート48の下端部を水平旋回可能に受け止めて支持するためのシュート受部41cが溶接等により一体的に結合されている。
【0038】
そのような板金製のブロアケーシング(インペラケース41aと排出ダクト41b)に対して、インペラ42の回転軌跡に沿って円周方向に延びるインペラケース41aの周壁の内面側には、帯状の樹脂部材11が、周壁の内面に沿うように丸められた状態で着脱可能に取り付けられていると共に、煙突状に形成された排出ダクト41bの内面側には、筒状の樹脂部材12が着脱可能に取り付けられている。
【0039】
ブロアケーシングの排出ダクト41bにボルトで着脱可能に取り付けられる筒状の樹脂部材12は、図5(B)に示すように、その下端12aをインペラケース41aの周壁の円周方向に沿った形状に傾斜させたものであって、図示したような一部品でなく複数部品で構成するようにしても良い。
【0040】
ブロアケーシングのインペラケース41aに取り付けられる帯状の樹脂部材11には、図5(A)に示すように、その幅方向の一側の縁部に、長手方向の全体に亘って係止用の薄肉段部11aが形成され、その幅方向の他側の縁部に、長手方向の2箇所で係止用の薄肉段部11bが形成され、その長手方向の一端近傍に、2個の係止用ボルト孔11cが形成されていると共に、帯状の樹脂部材11を長手方向で丸めてインペラケース41a内に取り付けたときに下端となる位置に、水抜き用の孔11dが形成されている。
【0041】
そのような帯状の樹脂部材11のブロアケーシング(インペラケース41a)への取り付けについては、図6(A)に示すように、インペラケース42の後壁に固定係止部材16を溶接することで固設された凹部に対して、樹脂部材11の幅方向一側の薄肉段部11aを差し込むことにより、樹脂部材11の幅方向一側をインペラケース41aに固定してから、樹脂部材11の幅方向他側の2箇所の薄肉段部11bを、2個の着脱自在な係止部材15を介してインペラケース41aに固定している。
【0042】
着脱自在な係止部材15による樹脂部材11の固定構造については、図6(B)に示すように、インペラケース41aの周壁の適所に切欠孔41e,41fを形成しておくと共に、一端側を係止鉤部15aとした係止部材15の他端側に対して、ボルト頭が内側に突出しないように外向きにボルト15bを固定しておいて、この係止部材15の係止鉤部15aをインペラケース41aの一方の切欠孔41eに差し込んでから、図6(C)に示すように、係止部材15により樹脂部材11の薄肉段部11bを挟み込んだ状態で、係止部材15の他端側のボルト15bを、インペラケース41aの他方の切欠孔41fに通して、インペラケース41aの外側からナット15cで締めつけることにより固定している。
【0043】
そして、更に、図4に示すように、帯状の樹脂部材11は、インペラケース41aの周壁に沿って丸められて固定されている状態で、インペラケース41aの周壁の円周方向で雪の滑走面の滑走下流側の端部となる位置に形成されている係止用ボルト孔11cの部分において、ボルト頭が内側に突出しないように係止用ボルト孔11cから外向きにボルトを通して、このボルトをインペラケース41aの外側からナットにより締めつけることで、樹脂部材11をブロアケーシング(インペラケース41a)に固着している。
【0044】
この係止用ボルト孔11cによる樹脂部材11の固着位置は、インペラケース41aの周壁と排出ダクト41bが接続する部分で、雪の滑走面が円周方向からその接線方向に変わって略垂直方向で上方に延びる部分、即ち、雪の滑走面がインペラ42の回転軌跡から離れた位置である。
【0045】
一方、インペラケース41aの周壁と排出ダクト41bが接続する部分で、上記の係止用ボルト孔11cによる樹脂部材11の固着位置(雪の滑走面が円周方向からその接線方向に変わる位置)と対向する位置では、インペラケース41aと排出ダクト41bの接続部分は、インペラ42の回転方向と対抗するように鋭角的に突出した角部となっていて、インペラ42の回転によりインペラケース41a内から排出ダクト41bに送り込まれる雪の一部は、この角部に激しく衝突することとなる。
【0046】
そのため、砂や砕石が混じった雪を除雪すると、この角部に砂や砕石が衝突して損傷を与えることとなるため、この鋭角的に突出した角部となっている接続部分については、その内面側を樹脂部材11や樹脂部材12で覆うのではなく、その代わりに、樹脂部材11や樹脂部材12よりも板厚が僅かに厚い金属板からなる金属製の内側補強部材14を、樹脂部材11や樹脂部材12の端部と連続するように取り付けている。
【0047】
ブロア40の排出ダクト41bの上端に連結されるシュート48では、シュート本体48aにおいて、図7(A),(B)に示すように、横断面コ字状のシュート本体48aの略内面に沿って、横断面コ字状の樹脂部材13が配設されており、シュート本体48aの両縁部に一対のホルダー部材17がネジ止めされていて、樹脂部材13は、その長手方向両側縁のそれぞれで、シュート本体48aとホルダー部材17により挟持された状態で固定されている。
【0048】
なお、シュート本体48aの上端に連結される横断面コ字状の各デフレクタ48b,48cについては、何れも、その奥壁内面だけを覆うような各樹脂部材18,19が、内側からのボルトと外側の固定ナットによりボルト頭が内方に突出しないように固着されていて、雪の放出角度を変えるためにシュート本体48aに対して各デフレクタ48b,48cを傾動させたときに樹脂部材が干渉しないように、各デフレクタ48b,48cの両側壁の内面には樹脂部材を設けていない。
【0049】
上記のように板金製のブロアケーシング(インペラケース41aと排出ダクト41b)やシュート48の内面側に樹脂部材11,12,13を配設した本実施形態の除雪機1によれば、ベタ雪を除雪するような場合でも、雪の滑走面となる部分が摩擦抵抗の低い樹脂部材11,12,13であることから、掻き集めた雪を少ない摩擦抵抗でスムーズに吸引して放出することができて、そのため、除雪時に雪の詰まりを起こしたりすることなく、雪を遠くに放出することができて、除雪性能を向上させることができると共に、除雪時のエンジン負荷を低減することができる。
【0050】
ブロアケーシングの排出ダクト41bの近傍でインペラケース41aの雪滑走下流側領域は、インペラ42の回転時に雪による摩擦抵抗が特に高い領域であって、本実施形態では、この領域に摩擦抵抗の低い樹脂部材11が設けられていることで、除雪時の摩擦抵抗を効果的に軽減することができる。
【0051】
また、ブロアケーシング41a,41bやシュート48の内面側に樹脂部材11,12,13を配設していることで、砂や砕石が混じった雪を除雪しても、内面側に取り付けられている樹脂部材11,12,13により金属製の本体部材の内面側を充分に保護することができ、樹脂部材11,12,13が摩耗したり破損したような場合には、樹脂部材11,12,13だけを簡単に新しいものに交換することができる。
【0052】
なお、本実施形態では、樹脂部材11のインペラケース41aへの取り付けにおいて、インペラケース41aの奥まった部分では、インペラケース42aの後壁に固定係止部材16を溶接することで固設された凹部に対して、樹脂部材11の薄肉段部11aを差し込むだけで、樹脂部材11をインペラケース41aに固定しているため、奥まった部分での樹脂部材11の着脱作業を簡単に行うことができる。
【0053】
また、インペラケース41aの開口部に近い部分では、インペラケース41aの周壁の適所に切欠孔41e,41fを形成して、係止部材15による樹脂部材11の着脱作業を、オーガハウジング44内を通してインペラケース41aの内側で行うのではなく、インペラケース41aの外側から行えるようにしていることで、当該部分での係止部材15による樹脂部材11の着脱作業がやり易いものとなっている。
【0054】
さらに、本実施形態では、樹脂部材11に薄肉段部11bを形成して、この薄肉段部11bを係止部材15で挟み込むことにより、樹脂部材11をインペラケース41aに固定しているため、インペラケース41a内で係止部材15を樹脂部材11よりも内方に突出させるようなことがなく、そのため、係止部材15の突出により雪の滑走時の摩擦抵抗が増えたり、石や砂の混じった雪の滑走によって係止部材15が損傷したりすることはない。
【0055】
また、ボルトとナットにより帯状の樹脂部材11や筒状の樹脂部材12をブロアケーシング(インペラケース41aや排出ダクト41b)に固着する場合にも、ボルト頭が内方に突出しないようにブロアケーシングの内側から外向きにボルトを通して、ブロアケーシングの外側でナットにより締めつけていることから、ボルト頭の突出により雪滑走の摩擦抵抗が増えることはなく、ナット締めによる樹脂部材11,12の着脱作業がやり易いものとなっている。
【0056】
その上、インペラケース41aへの樹脂部材11の固着において、そのボルトとナットによる固着部分(係止用ボルト孔11cによる固着部分)が、インペラケース41aの周壁と排出ダクト41bが接続する部分で、雪の滑走面が円周方向からその接線方向に変わって略垂直方向で上方に延びる部分、即ち、雪の滑走面がインペラ42の回転軌跡から離れた位置であることから、この固着部分はインペラ42の回転時に損傷され難いものとなっている。
【0057】
以上、本発明の除雪機の除雪部内面構造の一実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、例えば、除雪機の各部分の構造については適宜変更可能なものであり、除雪部の内面に対する樹脂部材の設置についても、除雪部で雪の滑走面となる部分のどの範囲に樹脂部材を設置するか、また、樹脂部材を金属製の本体部材に対してどのような手段により固定するか等、その具体的な構造については適宜設計変更可能なものであることは言うまでもない。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したような本発明の除雪機によれば、ベタ雪を除雪するような場合でも、雪の滑走面となるシュートの内面側が樹脂部材により形成されていることから、掻き集めた雪を少ない摩擦抵抗でスムーズに放出することができ、砂や砕石が混じった雪を除雪しても、内面部材として取り付けられている樹脂部材によって、シュートの金属製の本体部材の内面側を充分に保護することができる。また、シュートの内面に取り付けた樹脂部材が摩耗したり破損したりしても、金属製の本体部材をそのままにして樹脂部材だけを簡単に新しいものに交換することができ、本体全体を樹脂製とする場合に比べてコストも低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の除雪部内面構造の一実施形態に係る除雪機の全体を示す側面図。
【図2】図1に示した除雪機のオーガハウジングの奥にあるブロアを示す正面図。
【図3】図1に示した除雪機のオーガハウジング内にあるオーガを示す正面図。
【図4】図1に示した除雪機のブロアの構造を示す部分断面正面図。
【図5】図4に示したブロアのケーシング内面に取り付けられる各樹脂部材について、(A)インペラケースの内面に取り付けられる樹脂部材の展開平面図、および(B)排出ダクトの内面に取り付けられる樹脂部材の正面図。
【図6】図4に示したブロアのインペラケース内面への樹脂部材の取付構造について、(A)樹脂部材のインペラケース内面への取付状態を示す縦断面図、(B)係止部材により樹脂部材を固定する前の状態を示す正面図、および(C)係止部材により樹脂部材を固定した状態を示す正面図。
【図7】図1に示した除雪機のシュート内面への樹脂部材の取付構造について、(A)ホルダー部材により樹脂部材を固定した状態のシュートの片側の内面を示す切欠側面図、および(B)図AのB−Bに沿った位置でのシュートの横断面図。
【符号の説明】
1 除雪機
2 駆動部
3 走行部
4 除雪部
11 (インペラケースの内面に取り付けられる)樹脂部材
12 (排出ダクトの内面に取り付けられる)樹脂部材
13 (シュートの内面に取り付けられる)樹脂部材
18 (デフレクタの内面に取り付けられる)樹脂部材
19 (デフレクタの内面に取り付けられる)樹脂部材
40 ブロア
41a インペラケース(ブロアケーシング)
41b 排出ダクト(ブロアケーシング)
45 オーガ
48 シュート

Claims (5)

  1. オーガの回転により掻き集めた雪をブロアで吸引してシュートから放出する除雪部が車体の前部に配設されている除雪機において、横断面コ字状で金属製のシュート本体に対し、その略内面に沿って、横断面コ字状の樹脂部材が配設されており、この樹脂部材は、その長手方向両側縁のそれぞれで、シュート本体に着脱可能に固定されていることを特徴とする除雪機
  2. ブロアが、ブロアケーシングとインペラからなり、ブロアケーシングが、インペラを収納するインペラケースと、インペラケース内に吸い込んだ雪をシュートに向けて排出する排出ダクトとを一体的に結合したものであって、周壁と後壁とを備えて円周方向の周壁が雪の滑走面となるインペラケースと、雪の滑走面が略垂直方向となる排出ダクトとからなる金属製のブロアケーシングに対して、少なくとも排出ダクトの近傍でインペラケースの雪滑走下流側領域に樹脂部材が着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の除雪機
  3. ブロアケーシングの壁部に切欠孔を形成して、ブロアケーシングの内面側に樹脂部材を固定するための係止部材の一部分を、該切欠孔からブロアケーシングの外側に臨ませることで、係止部材による樹脂部材の着脱作業をブロアケーシングの外側から行えるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の除雪機
  4. ブロアケーシングのインペラケースの後壁側で、ブロアケーシングに固設された凹部に樹脂部材の一部を差し込むことにより、ブロアケーシングに対して樹脂部材を固定させるようにしたことを特徴とする請求項2又は3に記載の除雪機
  5. ブロアケーシングのインペラケースの内面側に取り付けられる樹脂部材の雪滑走下流側の端部が、雪の滑走面がインペラケースから排出ダクトに移るために円周方向から略垂直の接線方向に延びた位置でブロアケーシングに着脱可能に固着されていることを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の除雪機
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