JP4209745B2 - 除雪機 - Google Patents

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Description

本発明は、オーガで掻き集めた雪をブロアで跳ね上げ、跳ね上げた雪をシュータで所定位置まで投雪する除雪機に関する。
路面や駐車場の積雪を除雪するものとしてオーガとブロアとを備えた除雪機がある。この除雪機は、雪をオーガで掻き集め、掻き集めた雪をブロアで跳ね上げ、跳ね上げた雪をシュータで投雪するものである(例えば、特許文献1参照。)。
実公平3−30417公報
図8は特許文献1の第4図の再掲図である。ただし、符合は振り直した。
ブロア150は駆動軸(図示せず)から羽根(以下、「跳上げブレード」という)151を放射状に延ばし、跳上げブレード151の先端部をブレード本体152とし、その両側に一対のガイド片153,153を形成する。
跳上げブレード151を駆動軸で矢印の如く回転することで、ブレード本体152でブロアハウジング154内の雪155を掻き集める。
このブレード本体152が、ブロアハウジング154の投雪口156に到達した際に、ブレード本体152の雪155を矢印の如く投雪口156に跳ね上げる。
跳ね上げた雪155を投雪口156からシュータ(図示せず)を介してシュータの先端に案内し、案内した雪155をシュータの先端から所望位置に投雪する。
ここで、ブロア150の跳上げブレード151は矢印方向に回転しているので、ブレード本体152に雪155を掻き集めると、掻き集めた雪155がブレード本体152の両側に広がる。
広がった雪155で両側のガイド片153,153を押圧した状態になり、雪と一対のガイド片153,153との間に抵抗が生じる。
この抵抗は、ブレード本体152から雪155を投雪口156に向けて跳ね上げる際に、雪155の跳上げをさえぎる働きをする。
さらに、雪155と両側のガイド片153,153との間に抵抗が生じることで雪155が崩れ、崩れた複数の小さな雪塊を跳ね上げることになる。
よって、跳上げブレード151のブレード本体152から雪155を跳ね上げる際に、雪155の投雪性能、すなわち雪155の投雪距離を十分に確保することが難しい。
本発明は、雪の投雪距離を好適に確保することができる除雪機を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、オーガ50で雪を掻き集め、掻き集めた雪をブロア40で跳ね上げ、跳ね上げた雪をシュータ53で案内しつつ投雪する除雪機において、前記ブロア40は、このブロア40前後方向を向く駆動軸39に複数の跳上げブレード56を放射状に備え、この跳上げブレード56は、基部75から外側に放射状に延びたブレード本体の先端部77を備え、該先端部77の前後側に、ブレード56上の雪を跳上げ方向に案内する前後のガイド片78,79を備え、前記跳上げブレード56の先端部77および前後のガイド片78,79で断面コ字形を形成し、断面コ字形の跳上げブレード56は、前記前後のガイド片78,79が、駆動軸39に近い部分間の間隔が狭く、駆動軸から遠い先端部分が広くなるように、それぞれ角度θ2,θ3外開き方向に傾けることで、前記前後のガイド片78,79を、雪の跳上げ方向に沿って外開きに漸次開くように略ハの字状に配置したことを特徴とする。
ここで、跳上げブレードの先端部で雪を掻き集めた際に、掻き集めた雪を、先端部のガイド片に向けて広げることで、広がった雪を先端部両側のガイド片で受ける。これにより、先端部に掻き集めた雪が、先端部からこぼれ落ちることを防止する。
しかし、広がった雪を両側のガイド片で受けることで、両側のガイド片に雪の押付力がかかる。この押付力が抵抗になって、雪が跳上げ方向に移動することを妨げることが考えられる。
そこで、請求項1で、跳上げブレードの先端部および前記前後のガイド片で断面コ字形を形成し、前記前後のガイド片を雪の跳上げ方向に対してそれぞれ傾斜させることで、前記前後のガイド片を、雪の跳上げ方向に沿って漸次開くように略ハの字状に配置した。
よって、雪を両側のガイド片に押し付けた際に、雪をガイド片に沿わせて略ハの字状に漸次開くように形成する。
これにより、跳上げブレードで雪を跳ね上げる際に、雪とガイド片との間に発生する抵抗を抑え、ガイド片から雪を簡単に離して円滑に蹴り上げることができる。
さらに、雪とガイド片との間に発生する抵抗を抑えることで、雪が崩れにくくなり、雪を一つの大きな塊にまとめた状態で跳ね上げることができる。
請求項1に係る発明では、雪を跳ね上げる際に、雪を一つの塊に大きくまとめた状態で、円滑に跳上げ方向に移動させることで、雪の投雪距離を好適に確保することができるという利点がある。
跳上げブレードの先端部および前後のガイド片で断面略コ字形を形成することで、跳上げブレードの先端部に掻き集めた雪が、先端部からこぼれ落ちることを防止する。
さらに、前後のガイド片を略ハの字状に配置することで、跳上げブレードの先端部の雪を跳ね上げる際に、先端部の雪を前後のガイド片から離して円滑に跳ね上げることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る除雪機を示す側面図である。
除雪機10は、機体としての伝動ケース11の下部左右側に走行用の電動モータ12,13(左側の電動モータ12のみを図示する)を取り付け、左右の電動モータ12,13に走行装置14を連結し、電動ケース11の上部に除雪用のエンジン15を取り付け、エンジン15で駆動させる除雪装置16を電動ケース11の前部に取り付け、この除雪装置16の後部およびエンジン15をカバー体18で覆い、電動ケース11の上部から後上方へ左右の操作ハンドル21,22(左側の操作ハンドル21のみ図示する)を延ばし、これら左右の操作ハンドル21,22間に操作盤23を取り付け、作業者が左右の操作ハンドル21,22のグリップ24,25(左側のグリップ24のみ図示する)を握った状態で操作盤23の後から連れ歩く、自力走行式の歩行型作業機である。
走行装置14は、左側の電動モータ12の外側に左側走行部26を備え、右側の電動モータ13の外側に右側走行部27を備える。なお、右側走行部27は、左側走行部26と同じ構成なので説明を省略する。
左側走行部26は、左側の電動モータ12に連結する左側の駆動輪31を備え、左側の駆動輪31の後方に左側の遊転輪32を回転自在に備え、左側の駆動輪31および左側の遊転輪32に左側のクローラベルト33を巻き掛け、左側の電動モータ12で駆動輪31を駆動することにより、クローラベルト33を回転させるものである。
この除雪機10によれば、エンジン15で除雪装置16を駆動させた状態で、左右の電動モータ12,13で左右の走行部26,27の左右のクローラベルト33,33を回転することにより、除雪機10を走行させながら除雪作業をおこなうことができる。
以下、除雪装置16について詳しく説明する。
除雪装置16は、電動ケース11の前部11aにブロアハウジング35を設けるとともに、このブロアハウジン35の前部36にオーガハウジング37を設け、エンジン15のクランクシャフト38に駆動軸39を連結し、この駆動軸39をエンジン15の前方に延ばし、この駆動軸39をブロアハウジング35を貫通させてオーガハウジング37内まで延ばし、この駆動軸39の途中に、ブロアハウジング35内に配置したブロア40を取り付け、駆動軸39の先端39を車幅方向中央に配置した動力伝達部材43(いわゆる、オーガミッション)に連結し、動力伝達部材43から左右方向に向けてそれぞれ左右のオーガ軸45(右側のオーガ軸は図示せず)を延ばし、左右のオーガ軸45にそれぞれ左右のオーガ(オーガ)50(右側のオーガは図示せず)を設けたものである。
エンジン15で駆動軸39を回転することにより、駆動軸39でブロア40を回転するとともに、動力伝達部材43を介して左右のオーガ軸45を回転し、左右のオーガ軸45でそれぞれ左右のオーガ50を回転する。
この状態で、除雪機10を前進させることにより、左右のオーガ50を雪に食い込ませて雪を崩し、崩した雪を左右のオーガ50で車幅方向中央のブロアハウジング35内に掻き集める。
ブロアハウジング35内に掻き集めた雪をブロア40で跳ね上げ、この跳ね上げた雪をブロアハウジング35の上部に設けたシュータ53で案内して所望位置に投雪する。
図2は本発明に係るのオーガ装置を構成するブロアを示す斜視図である。
ブロア40は、駆動軸39に駆動管46を介して筒体41を嵌込させ、筒体41、駆動管46および駆動軸39にボルト42を貫通させ、筒体41から突出したボルト42の下端42aに、抜止め用のナット44をねじ結合して駆動軸39に筒体41を連結し、この筒体41に複数(3個の)の支持部55・・・を120°の間隔をおいて放射状に設け、それぞれの支持部55に弾性変形可能な跳上げブレード56をボルト57・・・およびナット58・・・(図3、図4も参照)で着脱自在に設け、跳上げブレード56と支持部55との間に、跳上げブレード56が回転方向後方に弾性変形可能な空隙60を形成したものである。
このブロア40をブロアハウジング35内に配置して、ブロアハウジング35内でブロア40を回転するように構成する。
支持部55は、跳上げブレード56を取り付ける受け部61と、受け部61の前後辺に備えた前後の折曲片62,63とで断面略コ字形に形成した部材である。
受け部61の基端61aを筒体41に沿わせるとともに、前後の折曲片62,63の基端を筒体41の外周に固定する。
受け部61の先端部を、ブロア40の回転方向(矢印方向)に対して後方に傾斜させたテーパ面68とし、このテーパ面68を後側辺71から前側辺72に向けて下り勾配の傾斜辺73に形成したものである。受け部61には跳上げブレード56を取り付ける。
なお、受け部61の先端部をテーパ面68とし、テーパ面68の先端を傾斜辺73とした理由については後述する。
跳上げブレード56は、受け部61に基部75を重ね合わせ、受け部61に基部75をボルト57,57・ナット58,58で固定し、基端から折り曲げた折曲片76を後折曲片63に重ね合わせ、後折曲片63に折曲片76をボルト57・ナット58で固定する(図3参照)。
この跳上げブレード56は、基部75から外側に放射状に延びたブレード本体(先端部)77を備える。このブレード本体77は、前端部77aを支持部55から前方に張り出したものである。
ブレード本体77の前端部77aを支持部55から前方に張り出すことで、ブレード本体77の面積を大きく確保して、雪を多量に掻き集めることが可能になる。
ブレード本体77の前後側(両側)77b,77cにそれぞれ前後のガイド片78,79を有する。このガイド片78,79により、図2で明示されている通り、跳上げブレード56の先端部(ブレード本体77)およびこの前後のガイド片78,79で断面コ字形を形成する。
前後のガイド片78,79は、跳上げブレード(ブレード)56上の雪、特にブレード本体77上の雪を跳上げ方向に案内するもので、雪の跳上げ方向に沿って漸次開くように略ハの字状に配置されている。
前後のガイド片78,79を略ハの字状に配置した理由については後述する。
跳上げブレード56を支持部55にボルト57・・・およびナット58・・・で着脱自在に取り付けたので、万が一跳上げブレード56が塑性変形したり、破損した場合に、ボルト57・・・およびナット58・・・を外すだけで手間をかけないで新たな跳上げブレード56と簡単に交換することができる。
図3は本発明に係るオーガ装置を構成するブロアを示す正面図である。
ブロアハウジング35は、後壁81を円形に形成し、後壁81の外周に円弧状の周壁82を形成し、周壁82の左上部83に筒部84を備える。この筒部84にシュータ53(図1参照)を取り付ける。
このブロアハウジング35内にブロア40を配置することにより、ブロア40の跳上げブレード56とブロアハウジング35の内周面82aとの間に一定間隔S1の隙間85を形成する。
ブロア40は、支持部55を構成する受け部61の先端部を、ブロア40の回転方向(矢印方向)に対して後方に傾斜させたテーパ面68とする。
これにより、支持部55に跳上げブレード56をボルト57・・・およびナット58・・・で着脱自在に取り付けることで、跳上げブレード56に対してテーパ面68を空隙角θ1分後方に離す。
空隙角θ1は、跳上げブレード56が後方に変形してテーパ面68に当接した際に、跳上げブレード56が弾性変形の領域を超えないように設定されている。
このブロア40によれば、ブロア40が矢印方向に回転しているときに、跳上げブレード56に負荷F1が矢印の如くかかると、跳上げブレード56が後方に弾性変形してテーパ面68に当接する。
そして、跳上げブレード56から負荷F1が取り除かれると、跳上げブレード56は弾性力で正規の位置(図示の状態)に復帰する。
これにより、ブロア40の跳上げブレード56とブロアハウジング35の内周面82aとの間に異物(図示せず)が侵入した際に、隙間85を大きくして異物を隙間85から逃がすことができる。
跳上げブレード56は、弾性限度の高い部材として、例えばSK材(炭素工具鋼)や、S50C材(炭素鋼)で形成することが好ましい。
なお、跳上げブレード56の材質はSK材やS50C材に限定するものではない。
図4は本発明に係るオーガ装置を構成するブロアを示す断面図である。
エンジン15(図1参照)から前方に駆動軸39を延ばし、この駆動軸39をブロアハウジング35を貫通させるとともに、ブロアハウジング35の軸受87に回転自在に取り付け、この駆動軸39の途中にブロアハウジング35内に配置したブロア40を取り付ける。
エンジン15(図1参照)で駆動軸39を回転することにより、駆動軸39でブロア40を矢印の如く回転する。
受け部61のテーパ面68を、後側辺71から前側辺72に向けて下り勾配の傾斜辺73に形成する。
よって、跳上げブレード56に負荷F1(図3参照)がかかると、跳上げブレード56が弾性変形してブレード本体77がテーパ面96に当接する。
この後、跳上げブレード56に負荷F1が継続してかかると、ブレード本体77のうち、前端部77a側の部位が、回転方向に対して後方に弾性変形して、跳上げブレード56は、いわゆる捻られた状態にさらに弾性変形する。
これにより、ブロア40の跳上げブレード56とブロアハウジング35の内周面82aとの間の隙間85(図3参照)を、ブレード本体77がテーパ面68に当接したときよりさらに大きくして、隙間85に侵入した異物(図示せず)をより確実に隙間85から逃がすことができる。
ブレード本体77の前後側(両側)77b,77cには、それぞれ前後のガイド片78,79を有する。前ガイド片78は前側77bから折り曲げた片で、後ガイド片79は後側77cから折り曲げた片である。
前ガイド片78を、雪の跳上げ方向(矢印方向)に対して角度θ2で傾斜させ、後ガイド片79を、雪の跳上げ方向(矢印方向)に対して角度θ3で傾斜させることで、前後のガイド片78,79を、雪の跳上げ方向に沿って漸次開くように略ハの字状に配置する。
以下、前後のガイド片78,79を、雪の跳上げ方向に沿って漸次開くように略ハの字状に配置した理由を図5〜図7に基づいて説明する。
図5(a),(b)は本発明に係る除雪機のブロアで雪を跳ね上げる前の状態を説明した図である。
(a)において、エンジン15(図1参照)で駆動軸39を回転することにより、駆動軸39で左右のオーガ50(図1参照)を回転するとともに、ブロア40を矢印Aの如く回転する。
左右のオーガ50(図1参照)を回転することで車幅方向中央に雪90を掻き集め、除雪機10(図1参照)を前進させることで、掻き集めた雪90をブロアハウジング35内に導く。
ブロアハウジング35内に導いた雪90を、ブロア40の跳上げブレード56で掻き集め、掻き集めた雪90を跳上げブレード56に載せる。
その後、雪90を載せた跳上げブレード56がブロアハウジング35の投雪口88の下方に移動する。
(b)において、雪90を載せた跳上げブレード56がブロアハウジング35の投雪口88((b)参照)を通過する際に、跳上げブレード56に載った雪90を遠心力で投雪口88に矢印Bの如く跳ね上げる。
ここで、跳上げブレード56の前後のガイド片78,79を角度θ2,θ3に傾け、前後のガイド片78,79を、雪90の跳上げ方向(矢印B方向)に沿って漸次開くように略ハの字状に配置した。
即ち、図5の(b)で明らかなとおり、断面コ字形の跳上げブレード56は、前後のガイド片78,79が、駆動軸39に近い部分間の間隔が狭く、駆動軸39から遠い先端部分が広くなるように、それぞれ角度θ2,θ3外開き方向に傾けることで、前後のガイド片78,79を、雪の跳上げ方向に沿って外開きに漸次開くように略ハの字状に配置したものである。
これにより、ブレード本体77の雪90を跳ね上げる際に、雪90と前後のガイド片78,79との間に発生する抵抗を抑えて、雪90を前後のガイド片78,79から簡単に離して円滑に跳ね上げる。
さらに、雪90と前後のガイド片78,79との間に発生する抵抗を抑えることで、雪を一つの大きな塊にまとめた状態で跳ね上げる。
図6は本発明に係る除雪機のブロアで雪を跳ね上げた後の状態を説明した図である。
雪90を一つの大きな塊の状態で円滑に跳ね上げることで、跳ね上げた雪90を筒部84を経て矢印Cの如くシュータ53(図1参照)に導き、導いた雪90をシュータ53で投雪する。
このように、雪90を一つの大きな塊の状態で、跳上げ方向に円滑に跳ね上げることで、雪90の投雪距離を好適に確保して、雪90を所望の位置に投雪することが可能になる。
図7(a),(b)は本発明に係る除雪機のブロアの跳上げ性能を説明した図であり、(a)は従来技術で説明した従来のブロアを「比較例」として示し、(b)は図1〜図6で説明した実施の形態のブロアを「実施例」として示した。
(a)において、エンジン(図示せず)で駆動軸157を矢印の如く回転することにより、ブロア150の跳上げブレード151が、ブロアハウジングの投雪口に到達した際に、ブレード本体152の雪155を矢印Dの如く投雪口に向けて跳ね上げる。
跳ね上げた雪155を投雪口からシュータを介してシュータの先端に案内し、案内した雪155をシュータの先端から投雪する。
ここで、比較例のブロア150は、ブレード本体152の両側にガイド片153,153が互いに平行に配置されているので、雪155と両側ガイド片153,153との間に抵抗が生じる。この抵抗は、ブレード本体152から雪155を円滑に跳ね上げる妨げになる。
さらに、雪155と両側のガイド片153,153との間に抵抗が生じることで雪155が崩れ、崩れた雪155を複数の小さな塊で跳ね上げることになる。
このように、ブレード本体152からの雪155の円滑な跳上げが妨げられ、さらに雪155を複数の小さな塊で跳ね上げるので、雪155の投雪距離を十分に確保することが難しい。
(b)において、エンジン15(図1参照)で駆動軸39を矢印の如く回転することにより、跳上げブレード56のブレード本体77が、ブロアハウジングの投雪口に到達した際に、ブレード本体77の雪90を矢印Eの如く投雪口に向けて跳ね上げる。
跳ね上げた雪90を投雪口からシュータを介してシュータの先端に案内し、案内した雪90をシュータの先端から投雪する。
ここで、跳上げブレード56の前後のガイド片78,79を角度θ2,θ3に傾け、前後のガイド片78,79を、雪90の跳上げ方向(矢印E方向)に沿って漸次開くように略ハの字状に配置した。
これにより、ブレード本体77の雪90を跳ね上げる際に、雪90と前後のガイド片78,79との間に発生する抵抗を抑えて、雪90を前後のガイド片78,79から簡単に離して円滑に跳ね上げる。
さらに、雪90と前後のガイド片78,79との間に発生する抵抗を抑えることで、雪90が崩れにくくなり、雪90を一つの大きな塊にまとめた状態で跳ね上げることが可能になる。
このように、ブレード本体77の雪90を跳ね上げる際に、雪90と前後のガイド片78,79(後ガイド片79は図5(B)参照)との間に発生する抵抗を抑え、雪90を前後のガイド片78,79から簡単に離して円滑に蹴り上げ、さらに雪を一つの大きな塊の状態で跳ね上げることで、雪90の投雪距離を好適に確保して、雪90を所望の位置に投雪することが可能になる。
なお、前記実施の形態では、前後のガイド片78,79を略ハの字状に配置するために、前後のガイド片78,79を雪の跳上げ方向に対して角度θ2,θ3で傾斜させた例について説明したが、前後のガイド片78,79の角度θ2,θ3は任意に決めることができる。さらに、前後のガイド片78,79の角度θ2,θ3の関係をθ2=θ3とすることももちろん可能である。
さらに、前記実施の形態で示した支持部55、跳上げブレード56、ブレード本体77、前後のガイド片78,79の各々の形状は、実施の形態で説明したものに限定するものではなく、適宜変更が可能である。
本発明は、オーガで掻き集めた雪をブロアで跳ね上げ、跳ね上げた雪をシュータで所定位置まで投雪する除雪機に好適である。
本発明に係る除雪機を示す側面図である。 本発明に係るのオーガ装置を構成するブロアを示す斜視図である。 本発明に係るオーガ装置を構成するブロアを示す正面図である。 本発明に係るオーガ装置を構成するブロアを示す断面図である。 本発明に係る除雪機のブロアで雪を跳ね上げる前の状態を説明した図である。 本発明に係る除雪機のブロアで雪を跳ね上げた後の状態を説明した図である。 本発明に係る除雪機のブロアの跳上げ性能を説明した図である。 特許文献1の第4図の再掲図である。
符号の説明
10…除雪機、39…駆動軸、40…ブロア、50…左オーガ(オーガ)、53…シュータ、56…跳上げブレード(ブレード)、77…ブレード本体(先端部)、77b…ブレード本体77の前側(両側の一方)、77c…ブレード本体77の後側(両側の他方)、78…前ガイド片(ガイド片)、79…後ガイド片(ガイド片)、90…雪。

Claims (1)

  1. オーガ(50)で雪を掻き集め、掻き集めた雪をブロア(40)で跳ね上げ、跳ね上げた雪をシュータ(53)で案内しつつ投雪する除雪機において、
    前記ブロア(40)は、
    このブロア(40)前後方向を向く駆動軸(39)に複数の跳上げブレード(56)を放射状に備え、
    この跳上げブレード(56)は、基部75から外側に放射状に延びたブレード本体の先端部(77)を備え、該先端部(77)の前後側に、ブレード(56)上の雪を跳上げ方向に案内する前後のガイド片(78),(79)を備え、
    前記跳上げブレード(56)の先端部(77)および前後のガイド片(78),(79)で断面コ字形を形成し、
    断面コ字形の跳上げブレード(56)は、前記前後のガイド片(78),(79)が、駆動軸(39)に近い部分間の間隔が狭く、駆動軸から遠い先端部分が広くなるように、それぞれ角度θ2,θ3外開き方向に傾けることで、前記前後のガイド片(78),(79)を、雪の跳上げ方向に沿って外開きに漸次開くように略ハの字状に配置した、
    ことを特徴とする除雪機。
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