JP2006348663A - 除雪機 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の除雪部において、ブロワの回転により発生する騒音が大きかったので、騒音を低下して作業環境を改善できるようにする。
【解決手段】掻込オーガ10の後方にブロワ8を配置し、該ブロワ8の上方に投雪シュータ11を配置した除雪部2を有する除雪機において、ブロワハウジング7を、ブロワ8を収納する円筒部7aと、該円筒部7aの側面より接線に沿った上方に延出した吐出部7bを備え、該吐出部7b内にブロワ8からの風が当たる当部材14を、円筒部7aと吐出部7bの接合部近傍に配置し、前記当部材は、板材より構成し、出口側を広げる方向に傾斜させ、または、吐出部の側面と平行に配置した。
【選択図】図5

Description

本発明は、除雪機の除雪部における投雪口の構成に関し、特に、掻き込んだ雪を撥ね飛ばすブロワから発する騒音を低減するための技術に関する。
従来から、除雪機の除雪部は前部に掻込オーガを横設して、その後部にブロワ羽根を収容するブロワハウジングを配置し、該ブロワハウジングの上部に投雪口を形成してシュータを連通して、掻込オーガにより雪を砕いて掻き込んで、ブロワ羽根の回転で除雪した雪を遠心力で、シュータを介して機体側方等へ投雪していた。
このような除雪部において、作業時にはブロワ羽根の回転数を大きくして除雪した雪を遠くへ確実に飛ばすようにしているために、どうしてもブロワより騒音が発生してしまうのである。
この騒音を低減するために、ブロワ羽根を収容する円筒部と、この円筒部の接線に沿って上方へ延出した吐出部とからブロワハウジングを構成し、該吐出部と円筒部が交わる舌状部において、円筒部側が外側に膨出する膨出溝を形成し、該膨出溝はブロワ羽根の回転方向に沿って膨出代が減少するような略三角形状に形成していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−73333号公報
しかし、ブロワを収容する円筒部は大きな部材で構成され、この円筒部に膨出溝を一体的に構成するには、曲げ加工するための大きな金型が必要となり高価な金型が必要となる。また、膨出溝の部分を別部材で構成すると、三角形状に切断して折り曲げた板材を溶接等で接合する必要があり、加工が増加して製造コストが高くなっていた。また、膨出溝内に雪が付着すると、雪はどんどん押し固められて詰まり、騒音は元のレベルまで増加してしまうのである。
そこで、本発明は従来のブロワハウジングをそのまま利用して、板状体または棒状体等を吐出部内に配置することで騒音を低下させるようにするものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、掻込オーガの後方にブロワを配置し、該ブロワの上方に投雪シュータを配置した除雪部を有する除雪機において、ブロワハウジングを、ブロワを収納する円筒部と、該円筒部の側面より接線に沿った上方に延出した吐出部を備え、該吐出部内にブロワからの風が当たる当部材を、円筒部と吐出部の接合部近傍に配置したものである。
また、請求項2においては、前記当部材は、板材より構成し、出口側を広げる方向に傾斜させて取り付けるものである。
また、請求項3においては、前記当部材は、板材より構成し、吐出部の側面と平行に配置したものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1の如く構成することにより、従来では吐出部の基部の食い切り部で大きな騒音を発していたが、本発明のように当部材を吐出部内に配置することで、当部材にも風が当たるようになって分散されて、騒音を低減することができる。
また、請求項2の如く構成することにより、騒音を低減するとともに、吐出部から吐出される雪と風が当部材に沿って拡散するように放出されることになり、排出途中で詰まることを防止できる。
また、請求項3の如く構成したので、騒音を低減するとともに、吐出部から吐出される雪と風が当部材によって整流されることになり、流れがスムースになる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の騒音低減用当部材を備える除雪機の全体側面図、図2はソリの側面図、図3は同じく正面図、図4はソリの他の実施例を示す正面断面図、図5はブロワハウジングの正面断面図、図6は当部材の第二実施例を示す正面断面図、図7は当部材の第三実施例を示す正面断面図、図8は当部材の第四実施例を示す正面断面図、図9は当部材の第五実施例を示す正面断面図、図10は当部材の第六実施例を示す正面断面図である。
まず、除雪機1の全体構成について図1を用いて説明する。
除雪機1は、機体前部に配設された除雪部2と、該除雪部2の後方に配設された駆動部3と、該駆動部3の下方に配設されたクローラ式走行装置4と、駆動部3の後方であって機体後部に配設された運転操作部5とで構成されている。
前記除雪部2には、機体フレーム(変速フレーム)6の前部に連設されたブロワハウジング7に内設されたブロワ8と、該ブロワハウジング7の前方に連設されたオーガハウジング9にその回転軸が左右方向となるように内設された掻込オーガ10と、該ブロワハウジング7の上方の投雪口に水平旋回可能に立設された投雪シュータ11とが具備されている。
前記投雪シュータ11の上下中途部の後面には、運転操作部5近傍まで後方に延出されたハンドル12が取り付けられ、該ハンドル12を左右方向に回動することにより投雪シュータ11を旋回させて投雪方向を変更できるようになっている。さらに、投雪シュータ11上端にはキャップ11aが設けられ、該キャップ11aとハンドル12とがリンク等を介して連結されて、該ハンドル12の操作でキャップ11aを上下回動可能とし、投雪距離を調節可能としている。
このように構成される除雪部2において、掻込オーガ10によりオーガハウジング9の左右略中央方向へ掻き込まれた雪は、ブロワ8に送り込まれ、ブロワ羽根の回転による遠心力により上方へ跳ね飛ばされ、投雪シュータ11によってガイドされてその投雪方向が任意に変更されて排出される。
前記駆動部3では、機体フレーム6に摩擦円板式の変速装置が内設され、該機体フレーム6の上部にエンジン15が載置されている。エンジン15の動力は出力軸15aから出力され、除雪部2及び走行装置4に伝達される。除雪部2に伝達された動力は、ブロワ8及び掻込オーガ10を回転駆動する。また、走行装置4に伝達される動力は、変速装置において変速されたのち、駆動軸16に伝達され、駆動軸16に嵌装された駆動スプロケット17・17を回転駆動する。
前記機体フレーム6の下部には、駆動スプロケット17・17が嵌装された駆動軸16が回動可能に横架支承され、前記機体フレーム6の後部には、従動スプロケット18・18が嵌装された後車軸19が回動可能に横架支承されている。そして、駆動スプロケット17と従動スプロケット18とに無端クローラベルト20が巻回されてクローラが構成され、この左右一対のクローラによって、駆動軸16の回転駆動により走行駆動されるクローラ式走行装置4が構成されている。
前記運転操作部5では、前記機体フレーム6の両側後部より斜め後上方に操向ハンドル21が突出され、平面視U字状に構成した操向ハンドル21間に操作ボックス23が配設されている。該操作ボックス23には、変速装置による変速操作を行うための走行変速レバー26が配設されている。前記操向ハンドル21の両側には、エンジン15から走行部への動力を断接する走行クラッチレバー24と、エンジン15から除雪部2への伝動の入切操作を行うための除雪クラッチレバー25が配置されている。
前記走行クラッチレバー24は操向ハンドル21を握りながら該走行クラッチレバー24を握れるように構成されており、該走行クラッチレバー24は操向ハンドル21とともに握っているとき作動し、放すと停止するデッドマンクラッチレバーとなっている。また、走行クラッチレバー24と除雪クラッチレバー25は、いずれも操向ハンドル21の近傍に設けられており、走行クラッチレバー24と除雪クラッチレバー25はいずれもクラッチOFF操作位置に付勢され、走行クラッチレバー24をONにした状態で除雪クラッチレバー25をONにすると、走行クラッチONの操作位置で除雪クラッチレバー25もONでロックすることができるものとされている。
また、前記オーガハウジング9またはブロワハウジング7の両側の下部にはソリ50・50が配置されて、除雪部の接地高さを調節できるようにしている。つまり、ソリ50・50の高さを変更することにより除雪高さを設定可能としている。ところが、小型の除雪機では除雪部と本機を一体として、除雪部を単独で昇降できない構成としている。このように除雪部を機体フレームに対して昇降回動できない構成とすると、走行時において前記ソリ50の下面は地面と接触したまま走行することになり、摩耗が激しく定期的に交換する必要があり、交換作業が面倒でコストがかさんでいた。また、このソリ50の代わりにゲージ輪を設ける技術も公知となっているが、ゲージ輪を装着する構造の場合、ゲージ輪の直径が小さいと雪中に沈んで走行抵抗が大きくなったり、引っ掛かったり、適正な除雪高さが得られない場合がある。逆に、ゲージ輪の直径を大きく構成すると沈み難くなるが、大きな取付スペースが必要となり、車幅が増加して有効除雪幅が減少し、高さ調節機構も大きくなっていた。
そこで、本実施例では図2、図3に示すように、ソリ50の側面の前後中央にローラー51を回転自在に支持し、該ローラー51の下端がソリ50の下端よりも下方に位置するように配置して、走行抵抗を低減してソリ50の摩耗を防止するようにしている。
即ち、ソリ50は正面断面視において、L字状に構成し、側面視において底板50bの前後が斜め上方に傾斜して折り曲げられた構成としている。そして、縦板50aの前後中央下部に取付孔を開口し、枢支軸52の一端を挿入して片持ち支持して底板50bと反対側の側方へ突設し、この突出部にローラー51を回転自在に支持する構成としている。該ローラ51の直径はソリ50の高さよりも短くし、ローラー51の下部の一部分がソリ50の下面よりも下方に位置するように取り付けられる。なお、前記枢支軸52の取付孔の前後両側の上部に、ボルト等により高さ調節可能に取り付けるための取付孔50d・50dが開口されている。
このように構成することで、雪のない舗装道路や硬い地面等を走行する場合には、除雪部の下部はローラー51によって支えられ、走行時には該ローラー51が転動して接地抵抗を軽減し、ソリ50下面の摩耗を低減でき、ソリ50の交換回数を減少できるのである。そして、除雪作業をする場合には、ソリ50が雪面上に接地して埋もれることがなく、除雪高さを設定することができるのである。そして、図2に示すように、沈み込まないようにするためのソリの大きさと同等の効果を得るには、ゲージ輪の大きさは二点鎖線で示す二倍程度の大きさの直径が必要となるが、本実施例のようにソリ50にローラー51を取り付けることで、コンパクトな構成となり、ソリとローラーの両者の利点を得ることができるのである。
また、他の実施例として図4に示すように底板側にローラー51を設ける構成することも可能である。即ち、ソリ50の底板50bの前後中央部にローラー51の一部を挿入可能とする大きさの開口部50cを設けて、縦板50aの前後中央下部から底板50b上方に向かって枢支軸52を水平方向に突出してローラー51を回転自在に支持する。そして、該開口部50cにローラー51の下部を挿入して、該ローラー51の下部が開口部50cに接触することなく、その下端がソリ50の下面よりも一部露出する構成とする。そして更に、前記枢支軸52を確実に支持するために、縦板50aと平行に支持ステー53を底板50bの開口部50cの側部より立設し、ローラー51を回転自在に枢支する枢支軸52は開口部の左右両側に位置する縦板50aと支持ステー53により左右方向に両持ちで支持されるようにする。
このように構成することで、前記の実施例の効果に加えて、ローラー51の支持剛性を高めて、省スペースでコンパクトにローラー51を配置することができる。また、底板50bの側端部を斜め上方に折り曲げることにより、旋回時の引っ掛かりを防止して、容易に旋回できるようになる。更に、ローラー51の周囲側面は旋回時の抵抗を小さくするために面取りしている。
次に、本発明の騒音を低減するための構成について説明する。
前記ブロワハウジング7は図1、図5に示すように、筒状に構成された円筒部7aと、該円筒部の一側(本実施例では進行方向左側)の側部から接線方向に沿って上方に延設する筒状の吐出部7bを備えている。該円筒部7aは後面が閉じられて前方を開口してオーガハウジング9の後面と連通している。該円筒部7aの中心には駆動軸29が前後水平方向に支持され、該駆動軸29上にブロワ8が固設されている。なお、ブロワ8は本実施例では3枚羽根としているが、羽根の数は限定するものではなく、また、羽根形状も限定するものではない。前記駆動軸29の後端はブロワハウジング7の後面を貫通して機体フレーム6内に延設し、該駆動軸29の端部上にプーリーを固設して前記エンジン15の出力軸15aからベルト伝動機構を介して動力が伝達される構成としている。該駆動軸29の前端はギヤボックス内に挿入されて、ベベルギヤ等を介して掻込オーガ10のオーガ軸に動力を伝達する構成としている。
前記吐出部7bはブロワハウジング7の進行方向左側面から上方に延設され、左右中央より左側に偏って配置される。該吐出部7bの上端に投雪シュータ11の下端が左右回動可能に嵌合されている。なお、吐出部7bは円筒状であっても角筒状であってもよいが、ブロワ羽根の幅に合わせた角筒状に構成した方が放出性能は向上でき、本実施例では角筒状の吐出部を採用している。
次に、本発明に係る除雪部の騒音低減構造について説明する。
図5に示すように、吐出部7b内における機体左右方向中心側にブロワ8からの風が当たる当部材14(図5においては14a、図6においては14b、図7においては14c、図8においては14d、図9においては14e、図10においては14f)が配置されている。つまり、吐出部7bの基部、言い換えれば、円筒部7aと吐出部7bの接合部におけるブロワ8の回転方向後側の部分を食い切り部28とすると、当部材14は吐出部7b内の食い切り部28近傍に配置されている。なお、ブロワ8の回転方向前側の接合部は接線方向に延設され、回転方向後側の接合部は接線に対して鋭角(正面断面視V字状)となっている。このV字状部分を食い切り部28とする。
このように、当部材14を吐出部7b内の食い切り部28近傍に配置することで、ブロワ8から発生する風が当たる部分が食い切り部28と当部材14に当たるようになって分散され、騒音を低減することができるのである。
次に、当部材14の具体的構成を説明する。
第一実施例では、図5に示すように、当部材14aは板材(プレート)で構成して、上方(出口側)に向けて空間が広がるように傾斜して取り付けられている。つまり、当部材14aの下端と吐出部7bの内面との間の幅L3は、吐出部7bの上端(開放部)の内幅L4より小さくなるように取り付けられる。但し、当部材14aと吐出部7bの食い切り部28側の内面との間は、雪の吐出に対して抵抗とならない程度の小さな角度とし、例えば、5度以下、好ましくは約1度程度としている。つまり、当部材14aの下端と食い切り部28との間の距離は短い距離とする。なお、当部材14aの上端と食い切り側の吐出部7b内面との間には隙間があっても構わない。即ち、当部材14aの上下方向の長さは限定するものではなく、当部材14aと食い切り部28側の吐出部7b内面とで構成する空間は正面視三角形状で、上部が閉じる構成であっても、開放された構成であっても構わない。
このように構成することで、ブロワ8からの雪が吐出口7b側で広がるため、拡散されて放出されるようになり、雪が詰まり難くなる。
そして、当部材14aの下端の位置は、食い切り部28よりも高い位置としている。つまり、円筒部7a内面とブロワ8先端の回動軌跡との間隔L1はできるだけ狭くして、投雪効率を向上している。前記当部材14a下端とブロワ8先端の回動軌跡との間の間隔L2は、前記間隔L1よりも大きくしている。具体的にはL2はL1の二倍程度としている。さらに具体的な数字で示すと、当部材14aの下端の位置は、食い切り部28から左右方向に2〜20mm、上下方向に2〜5mm離れた位置としている。
このように当部材14aを吐出部7b内面に近接して、吐出面積は出口側が広くなるように当部材14aを傾斜させて配設し、当部材14a下端が食い切り部28近傍の斜め上方に位置することで、ブロワ8から発生する風は当部材14aに当たり、更に食い切り部28に当たることになる。よって、ブロワ8からの風が食い切り部28と当部材14aの両方に当たるようになって分散されることになり、騒音を低減することができ、吐出口7bの出口側へ向かう風は広がり、音圧が減少されるのである。なお、当部材14aと食い切り部28側の吐出部7b内面との間で構成する空間に雪が詰まって塞がれるようになっても、両者に風が当たることで分散され、騒音は低下する。
第二実施例では、図6に示すように、当部材14bはプレートで構成して、食い切り部28側の吐出部7b内面と平行となるように配設し、該当部材14bと吐出部7b内面との間の距離はできるだけ短くしている。具体的には、当部材14bと吐出部7b内面との間の距離はブロワハウジング7または当部材14bの板厚程度としている。このように構成することで、プロワ8からの風は当部材14bにより整流され、騒音が低下される。
そして、当部材14bの下端の位置は、食い切り部28よりも高い位置としている。つまり、円筒部7a内面とブロワ8先端の回動軌跡との間隔L1よりも、当部材14b下端とブロワ8先端の回動軌跡との間の間隔L2を大きくしている。このようにして、ブロワ8から発生する風が当たる部分が食い切り部28と当部材14bに当たるようになって分散され、騒音を低減することができるのである。なお、当部材14bと食い切り部28側吐出部7b内面との間で構成する空間に雪が詰まっても、食い切り部28に当たる風は分散されるので、騒音は低下する。
第三実施例では、図7に示すように、当部材14cは丸棒により構成し、吐出部7bの下部に前後方向、つまり、駆動軸29と平行に横設している。該当部材14cの直径は前記当部材14aの板厚と略同程度とし、取付位置は、前記当部材14aまたは14bの下端と略同じ位置としている。
このように構成することにより、当部材14cは雪の排出の邪魔にならず、ブロワ8からの風が当部材14cと食い切り部28に当接して分散して、騒音を低減することができる。また、丸棒とすることで、構造が簡単で取付も容易にできるようになり、コストアップを最小限にとどめることができる。
第四実施例では、図8に示すように、当部材14dは断面三角形状の棒材により構成している。該当部材14dの取付位置は前記当部材14cと略同じ位置としている。該当部材14dの三角形の頂点位置は、二つの頂点は前記当部材14a・14bの下端の二つの頂部と略同じとし、残りの頂点はこれら二つの頂点の上方の吐出口7bの出口よりも下方位置としている。
このように構成することにより、騒音低減に加えて、上方へ延びる二つの面により風の流れを整流することが可能となり、雪の付着も軽減できる。
第五実施例では、図9に示すように、当部材14eは前記当部材14aまたは14bの板部材の変形例であり、下辺を斜めに切断した形状としている。つまり、当部材14eの下辺部は一端から他辺に向かって徐々に高くなるように形成して取り付けている。または、当部材14eと吐出部7b内面との間の角度が前後一側から他側に向かって徐々に大きくなるように構成している。または、捩じるように、或いは、前後左右に傾斜して取付られる。
このように構成することにより、ブロワ8からの風が当部材14eの下辺に当たる位置が徐々にズレるため、風が当たる時の衝撃は小さくなり、騒音の軽減に貢献しているのである。
第六実施例の当部材14fは、図10に示すように、当部材14aの変形例であり、下辺の形状を側面視で前後中央にV状の切欠を設けた構成としている。つまり、下辺を直線状とせずに折れ線としている。但し、下辺の折れ部分は一カ所に限定することなく二カ所以上のジグザグ状としてもよい。また、円弧状または波状の曲線で構成することも可能である。従って、風の当たる辺の長さが長くなり、分散を更に助長することができるのである。こうして騒音を低減することができるのである。
本発明の騒音低減用当部材を備える除雪機の全体側面図。 ソリの側面図。 同じく正面図。 ソリの他の実施例を示す正面断面図。 ブロワハウジングの正面断面図。 当部材の第二実施例を示す正面断面図。 当部材の第三実施例を示す正面断面図。 当部材の第四実施例を示す正面断面図。 当部材の第五実施例を示す正面断面図。 当部材の第六実施例を示す正面断面図。
符号の説明
2 除雪部
7 ブロワハウジング
7a 円筒部
7b 吐出部
8 ブロワ
10 掻込オーガ
11 投雪シュータ
14 当部材

Claims (3)

  1. 掻込オーガの後方にブロワを配置し、該ブロワの上方に投雪シュータを配置した除雪部を有する除雪機において、ブロワハウジングを、ブロワを収納する円筒部と、該円筒部の側面より接線に沿った上方に延出した吐出部を備え、該吐出部内にブロワからの風が当たる当部材を、円筒部と吐出部の接合部近傍に配置したことを特徴とする除雪機。
  2. 前記当部材は、板材より構成し、出口側を広げる方向に傾斜させて取り付けることを特徴とする請求項1に記載の除雪機。
  3. 前記当部材は、板材より構成し、吐出部の側面と平行に配置したことを特徴とする請求項1に記載の除雪機。
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