JP2007126860A - 除雪機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】走行部の前部に掻込みオーガ19やブロワ17等を配置した除雪部11の前部に、着脱可能、かつ、上下回動可能に排雪板40を設け、排雪板40を左右回動可能に構成した除雪機10において、排雪板40の左右両側に側板70・70を着脱可能に取り付けた。側板70・70の下端に前後方向に延びる下辺70c・70cを有し、下辺70c・70cは排雪板40の下端より所定長さ前方に位置し、下辺70c・70cの前端より前辺が垂直上方に延びる構成とした。
【選択図】図1
Description
このような除雪機は一台で、走行しながら掻込みオーガの回転により、雪を砕きながら中央部に集めて、ブロワの回転によりシュータから側方等に跳ね飛ばす除雪作業と、除雪部の代わりに該除雪部の前部に配置した排雪板により、走行しながら積もった雪を押し除く除雪作業が可能であり、積雪状況および周辺環境等に合わせて排雪板による除雪作業と掻込みオーガ等による除雪作業を切り替えることが可能である。
図1は側板を取り付けた排雪板を具備したホィール型の除雪機の側面図、図2は側板を取り付けた排雪板を具備したクローラ型の除雪機の側面図、図3は側板を取り付けた排雪板の側面図、図4は側板を取り付けた排雪板の斜視図、図5は側板を取り付けた排雪板を具備した除雪機の除雪状況を示した図、図6は側板を取り付けていない排雪板を具備した除雪機の除雪状況を示した図、図7は排雪板の前後回動取付部の第一実施例を示す平面図、図8は排雪板の前後回動取付部の第二実施例を示す平面図、図9は同じく側面図、図10はレバー軸と固定板の正面図である。
図1に示すように、除雪機10は機体前部に配設された除雪部11と、該除雪部11の後方に配設された駆動部12と、該駆動部12の下方に配設された走行装置13と、駆動部12の後方であって機体後部に配設された運転操作部14とで構成されている。該駆動部12と走行装置13と運転操作部14とにより走行部を構成している。
図3において、排雪板40は左右方向に凹曲面を形成した板体を前記除雪部11の左右幅よりも長く構成して、機体幅以上の除雪作業を可能としている。該排雪板40の後面の左右中央、かつ、上下略中央から後方に、取付板41・41が水平方向に突設され、該取付板41・41間に側面視コ字状のブラケット42が後方より嵌合され、後述するようにボルト61またはピン62a等を上下方向に挿通して固定され、排雪板40の左右角度を変更可能とするように構成されている。また、後述するように排雪板40の左右両側には側板70・70が取り付けられている。
このようにして、除雪作業時に、排雪板40を上下昇降自在としたときに、排雪板40の下端の高さを掻込みオーガ19の下端と略同じ高さとすることができ、地表面に追随させることができ、非作業時等で除雪部11を持ち上げた時に、ストッパーピン46が切欠43cに嵌合して所定高さからは下降できないようにして、排雪板40も持ち上げられるようにしている。
アーム43の左側部材の前方上面に取付ピン81が左右水平方向に設けられ、ガイド板80の一端に設けられた取付孔80aが、アーム43の内側から取付ピン81に取り付けられて軸支されている。ガイド板80の回動は、前方向にはアーム43の前側部材の上面に当接することにより、また後方向には支持プレート43aの上面に当接することにより制限されている。
そして、ガイド板80の中途部には切欠80bが設けられ、一方、オーガハウジング18の上外側面の後部には切欠80bの係止部材となる係止ピン(またはボルト)52が、水平方向外側に向けて突設され切欠80bに係合可能に構成している。なお、取付ピン81の端部は取付孔80aよりも若干大きく径が構成されているため、ガイド板80が抜け落ちることはない。また、ガイド板80を係止ピン52に係合した状態では前記取付ピン81と係止ピン52が略水平状態となるように構成している。
なお、本実施例では切欠80bは一つであるが複数設けることも可能であり、複数設けることにより排雪板40の保持高さを変更可能とすることもできる。
例えば、排雪板40の後方の左右両側に、ローラーまたはソリを上下位置が調節できるように取り付けることにより、接地面からの排雪板40の上下位置を調節できるようにする。なお、除雪機10の走行抵抗および旋回抵抗の低減のためにはローラーの方が好ましい。また、排雪板40の前側下端に取り付けられているブレード40bを上下位置が調節できるように、例えば、排雪板40に取り付けるためにブレード40bに設けられているボルト孔を上下方向に長い孔とする等により、積雪面からの排雪板40の上下位置を調節できるようにする。
図4に示すように、側板70・70は排雪板40の左右両側に前後方向略垂直に取り付けられ、排雪板40と側板70・70により、略コ字状の除雪範囲を形成している。なお、側板70・70の先端を、若干外側に傾斜(平面視において前方に末広がりのハ字状)させて排雪板40に取り付けることにより、側部の未除雪の雪が側板70・70の両外側に付着して走行の抵抗となることを低減し、走行を安定させることができる。前記側板70・70は高さが排雪板40の高さと略同じ長さであり、また、前後方向の長さは排雪板40よりも長く、側板70・70の前端は排雪板40よりも前方に位置している。すなわち、側板70・70の下端に前後方向に延びる下辺70c・70cを有し、該下辺70c・70cは排雪板40の下端より所定長さ前方に位置し、該下辺70c・70cの前端より前辺が垂直上方に延びる構成としている。該下辺70c・70cを前方へ長くするほど除雪した雪量を多くすることができる。
側板70の後部側面には、上下方向に略均等間隔に取付孔70a・70a・70aが設けられている。一方、排雪板40の左右両側には取付孔70a・70a・70aと一致する位置に、取付孔40a・40a・40aが左右に3箇所ずつ設けられている。そして、側板70の取付孔70a・70a・70aと排雪板40の取付孔40a・40a・40aを一致させて、ボルト70b・70b・70bを挿入し、ボルト70b・70b・70bを締め付けることにより、側板70を排雪板40に取り付けることができる。反対に、ボルト70b・70b・70bを緩めることにより、側板70を排雪板40から取り外すことができる。なお、ボルトの取付位置および個数は限定するものではない。
一方、図6に示すように、側板を取り付けていない排雪板40を具備した除雪機10では、排雪板40の左右両側から雪90のこぼれが多いため雪の集まりが悪く、排雪板40の側方に雪が残り、何度も往復して除雪する必要があり効率が悪かった。
なお、本実施例では側板70・70をボルトにより排雪板40に取り付けているが、容易に着脱可能であれば取付方法は特に限定しない。例えば、側板70の内面に平面視略T字状の断面を有する凸部を上下方向に形成し、一方、排雪板40の左右両側の外面に、該凸部に一致する凹部を上下方向に形成することにより、該凸部に該凹部を嵌合させて側板70を排雪板40に上方から着脱できるように構成することも可能である。
まず、前記排雪板40の背面に設ける取付板41・41とブラケット42をボルト61・61で固定する実施例から説明する。
図8、図9、図10に示すように、前記排雪板40の背面に設けた取付板41・41とブラケット42にはそれぞれ前記同様に固定孔41a・41a・・・と固定孔42a・42aが開口されている。そして、回動中心O1の取付板41・41とブラケット42にも枢支孔41b・41b・42b・42bが開口されている。
そして、固定板62に設けたピン62a・62aを前記固定孔41a・41a・42a・42aに嵌合することにより所望の角度で固定できるようにしている。
そして、ブラケット42の上板と下板の間のレバー軸63上にはバネ64が外嵌され、該バネ64の下部は座金を介して固定ピンで係止され、該バネ64によりレバー軸63は下方に付勢されている。つまり、レバー軸63に固定された固定板62は取付板41の上面に押しつけられるのである。
このように、回動中心O1に設けた操作部材となるレバー軸63を持ち上げ操作して、排雪板40を所望の角度に回動して固定孔41a・41a・42a・42aの位置が合った位置で手を放すだけで、排雪板40を固定することができ、簡単な操作で排雪板40の左右角度を変更して固定することができるのである。
11 除雪部
17 ブロワ
18 オーガハウジング
19 掻込みオーガ
40 排雪板
52 係止部材
70 側板
70c 下辺
80 ガイド板
Claims (2)
- 走行部の前部に掻込みオーガやブロワ等を配置した除雪部の前部に、着脱可能、かつ、上下回動可能に排雪板を設け、該排雪板を左右回動可能に構成した除雪機において、該排雪板の左右両側に側板を着脱可能に取り付けたことを特徴とする除雪機。
- 前記側板の下端より所定長さ前方に延びる下辺を設けたことを特徴とする請求項1に記載の除雪機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005319552A JP2007126860A (ja) | 2005-11-02 | 2005-11-02 | 除雪機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005319552A JP2007126860A (ja) | 2005-11-02 | 2005-11-02 | 除雪機 |
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ID=38149721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005319552A Pending JP2007126860A (ja) | 2005-11-02 | 2005-11-02 | 除雪機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (2)
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2005
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