JP4575328B2 - 除雪機 - Google Patents

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Description

本発明は、除雪機の除雪部の駆動部に関し、より詳細には、本機から除雪部に動力を伝達するベルト等の動力伝達部のメンテナンスを容易にできるように、除雪部を着脱可能にするための構造に関する。
一般に除雪機は、走行する機体の前部に除雪部を設け、該除雪部のオーガケース内に螺旋状のオーガを回動可能に横架し、該オーガの回転によって、前方の雪を掻き込むように構成される。また、オーガケースの中央後部には後方に延出される略筒状のブロアハウジングを設けて、ブロアの回転により雪を撥ね飛ばすようにしている。そして、除雪部は、変速装置等を内装した機体フレームの一端(前端)に取付けられ、従来は、除雪部のオーガケースがボルトによって機体フレームに連結されていた。すなわち、従来の除雪部の取付構造としては、ブロアハウジングの後面に、後方を開口面とした箱形ブラケットを配設し、前方が開口される略矩形形状の機体フレームの前端部に、前記箱形ブラケットが挿入され、その後、縁周部において、機体フレームと箱形フレームをボルトにて連結されていた。
このような取付構造を有することにより、箱形ブラケットは、ブロアハウジングに大きな接触面積で配設されているため、機体フレームに対する除雪部の取付強度という点では優れているともいえる。しかしながら、従来の除雪部の取付構造では、箱形ブラケットと、機体フレームとを固着させるための取付ボルト等が必要となり、部品点数が多かった。また、取付ボルトのネジ締めの際に、締め付け力のばらつき等から、機体フレームに対して除雪部が傾いて配設されてしまうなどの不具合があった。
上記課題を解決するべく、「特許文献1」の技術が公知となっている。すなわち、前記「特許文献1」においては、ブロアハウジングの後面に取付用のブラケット等は設けず、直接、前記ブロアハウジングの後面と、機体フレームの前部とを溶接等により接合させるものである。
特開2005−200880号公報
前記「特許文献1」では、除雪部の取付構造において、機体フレームとの接合部をより強固なものとしつつ、部品点数を低減させることもでき、経済的にも優れている。しかし、機体フレームの前方上面に挿通孔を開口し、該挿通孔にベルトを挿通してエンジンからの動力をブロアやオーガ等に動力を伝達する構成としていたので、ベルトの点検、および、修理等は、従来の、除雪部の脱着自在な構造と比べて、作業がしづらいものであった。そこで、本発明は、除雪機に関し上記従来の課題を解決するもので、機体フレームとの接合部の強度を維持したまま、取付位置の再現性を確保可能な除雪部の取付構造を、単純な構成により実現することが課題である。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、走行部(13)の機体フレーム(15)の前部に、掻込オーガ(19)やブロア等を配置した除雪部(11)を備え、該除雪部(11)の後部に接続ブラケット(46)を設け、該機体フレーム(15)の前部に、前記接続ブラケット(46)を嵌合して固定する接続部を形成し、前記機体フレーム(15)に、該除雪部(11)の接続ブラケット(46)を着脱可能に連結した除雪機において、前記除雪部(11)の後端部には、ブロア軸(41)の端部に固定した除雪入力プーリ(28)、テンションプーリ(40)、ベルトガイド(61)及びベルト(29)を配置し、前記除雪入力プーリ(28)の上部と両側を囲む如く接続ブラケット(46)を固設し、該接続ブラケット(46)は、断面視L字状に折り曲げ形成したプレートを門形に連結してブロアハウジング(16)の後面に固設し、該接続ブラケット(46)の側面は後部が外側に開くように平面断面視で「へ」字状に折り曲げ形成されてガイド部(46c)を形成し、前記機体フレーム(15)を案内して嵌合可能とし、前記接続ブラケット(46)の上部に被係合部(57)として係合ピン(49)を設け、前記機体フレーム(15)は略矩形形状に構成し、上部に係合部として溝(48・48)を形成し、固定部として、前記接続ブラケット(46)の両側にボルト挿入孔(52)を開口し、該機体フレーム(15)の両側に前記ボルト挿入孔に対応したネジ孔(50)を設けてボルトにより締結固定可能としたものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、一側の固定部を解除するだけで係合部を外してエンジンから除雪部への動力伝達部を開放できるようになり、従来の取付構造のように、取付ボルトの締め具合によって、機体フレームに対する除雪部の取付位置が傾くこともなく、容易に、除雪部の着脱作業前後の再現性を確保することができ、かつ、除雪部を機体フレームから完全に分離することができるため、ブロアやオーガ駆動用ベルトの点検、修理などを容易に行うことができる。また、係合部を被係合部に係合させ、他側をボルト等により固定して除雪部を機体フレームに取り付けられるので、容易に位置決めして取り付けて固定することが可能であり、ボルト等の固定部材も削減できる。
また、前記係合部を溝により構成し、被係合部を前記溝に嵌合する棒状部材により構成したことにより、単純な構成で機体フレームに対する除雪部の位置決め規制が実現でき、経済的にも優れている。
例えば、本実施例においては、被係合部として丸棒部材を除雪部に設けて、該丸棒部材を、機体フレームの前端部に設けた係合部(溝)に嵌め込むことにより位置決め機能を実現させており、簡単な構造で安価に位置規制を行うことができる。
また、一側の固定部を解除するだけで、他側を中心に除雪部を回動して動力伝達部を開放することが可能となり、容易にメンテナンス等ができる。また、持ち上げる等の操作が不要のため、着脱時の労力を軽減できる。
また、除雪部の後部に配置する除雪入力プーリや駆動ベルト等が、除雪部を分離するときに、除雪部側に取り付けられたまま分離することができ、除雪部の後方が大きく開放されて、容易に点検、および、修理等を容易に行うことができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施例に係る除雪機の全体的な構成を示した側面図である。図2は除雪部の掻込みオーガ付近を前方から見た斜視図である。図3はブロア軸およびオーガ軸を連結する、ギアボックスの断面を示す側面図である。
図4は機体フレームおよびブロアハウジングの組付け部を示す斜視図である。図5は機体フレームおよびブロアハウジングの組付け状態を示す側面図である。図6は本発明に係るブロアハウジングにおいて、機体フレームとの接続部を示す正面図である。
図7は同じく側面図である。図8は同じく平面図である。図9は機体フレームおよびブロアハウジングの組付け部における、別実施例を示す平面図である。図10は除雪部の投雪シュータ付近の側面図である。
[除雪機1の全体構成]
まず、本発明の一実施例における、除雪機1の全体構成について、図1乃至図3により説明する。なお、図1乃至図3に示す矢印Aの方向は、除雪機1の進行方向を示すものとし、この進行方向に向かって左右を決定するものとする。図1に示すように、除雪機1は、機体前部に配設される除雪部11と、該除雪部11の後方に配設される駆動部12と、該駆動部12の下方に配設されるクローラ式の走行部13と、駆動部12の後方であって機体後部に配設される運転操作部14と、で構成されている。
除雪部11には、機体フレーム15の前部にブロアハウジング16が連設され、該ブロアハウジング16の前方にオーガハウジング18が連設されている。該ブロアハウジング16にはブロア(図示せず。)が内設されており、該ブロアはブロア軸41の前後中途部に固設されている。オーガハウジング18には掻込オーガ19が内設されており、該掻込オーガ19の回転軸たるオーガ軸42が該オーガハウジング18の左右方向となるように軸支されている。なお、除雪部11の取付構造の詳細は後述する。
ブロアハウジング16の上面において、左右中心より一側に偏心して上方へパイプ状の吐出口16aが突出して形成され、該吐出口16aの上端に投雪シュータ21の基部が旋回座20を介して水平旋回自在に嵌合されている。投雪シュータ21は、旋回座20に図示せぬ保持機構を係合させて任意位置で保持できるようにし、かつ、前記旋回座20の外周に歯部を形成し、該歯部にギアを噛合して、旋回モータによりギアを回転させて、旋回座20とともに、投雪シュータ21を旋回して投雪方向を変更できるように構成されている。なお、投雪シュータ21の旋回手段は本実施例のごとく旋回モータに限定されるものではなく、例えば、前記投雪シュータ21の後面に、運転操作部14まで延出されるシュータハンドル等を設け、人手により行う構成としてもよい。
上述のように構成される除雪部11において、掻込オーガ19によってオーガハウジング18の左右略中央方向へ掻き込まれた雪は、ブロアによって上方へ跳ね飛ばされ、投雪シュータ21によってその方向がガイドされて、任意の方向へ排出できるようにしている。投雪シュータ21の上端には、回動自在に軸支されるキャップ17が設けられており、前記排出される雪の投雪距離を調節可能としている。すなわち、投雪シュータ21とキャップ17との間には、引張バネ34が設けられて上方へ回動するように付勢し、また、リンクプレート27、ワイヤ30を介して運転操作部14に設けたシュート部操作レバー36と連結され、該シュート部操作レバー36を回動することにより前記引張バネ34に抗してキャップ17を回動して、雪の投雪距離が調整されることになる。なお、キャップ17の回動手段については、手動に限定されるものではなく、モータ等により回動して、シュート部操作レバー36をスイッチにより構成することも可能である。
駆動部12には、機体フレーム15の内側に変速装置が内設されており、該機体フレーム15の上部にエンジン22が載置されている。エンジン22の動力はエンジン22の前端より前方に突出した出力軸(図示せず)上に固設した走行出力プーリよりベルトを介して走行部13に伝達され、該出力軸に固設した除雪出力プーリよりベルト29を介して除雪部11に伝達される。該走行出力プーリおよび除雪出力プーリはベルトカバー60により覆われ、走行入力プーリは機体フレーム15の前部内に収納されている。そして、前記除雪部11の入力軸であるブロア軸41の後端は除雪部の後面より後方に突出され、図4に示すように、該ブロア軸41の後端上に除雪入力プーリ28が固設され、該除雪入力プーリ28の下方には外周に沿ってベルトガイド61が除雪部の後面に固設され、更に、テンションアーム62の下部が枢支されて、上方に延設してテンションプーリ40を回転自在に枢支している。前記ベルトガイド61は動力伝達時にベルト29が外れ難くするとともに、後述する除雪部を分離した時にベルト29が脱落せずに組付けられたままとなるようにしてメンテナンス等が容易にできるようにしている。そして、前記除雪入力プーリ28の上部と両側を囲む如く後述する接続ブラケット46が固設されている。このように、除雪部の後端部に、接続ブラケット46、除雪入力プーリ28、テンションアーム62、テンションプーリ40、ベルト29、ベルトガイド61等が組付けられて、後述する除雪部を本機から分離した時に入力側が容易にメンテナンスができるようにしている。なお、除雪部を機体側に合体させたときには除雪入力プーリ28は機体体フレーム15内に収納され、ベルト等はベルトカバー60により覆われる。こうして、前記除雪出力プーリと除雪入力プーリ28との間にベルト29が巻回されて、テンションプーリ40により緊張されて、エンジン22の動力を除雪部11に伝達するようにしている。但し、動力の伝達手段はプーリとベルトに限定するものではなく、チェーンや歯車等を用いることも可能であり限定するものではない。このようにして、除雪部11に伝達された動力は、ブロア軸41の前端側に設けられるギアボックス2を介して、さらにオーガ軸42へと伝達され、ブロアおよび掻込オーガ19が回転駆動される。すなわち、図3に示すように、ギアボックス2の内部において、ブロア軸41の前端はギアボックス2内に挿入されて前後のベアリング5・5を介して回転自在に支持される。該ベアリング5・5の間のブロア軸41上にウォーム3がスプライン嵌合されている。また、前記オーガ軸42の左右中央部にはウォームホィール4が固設され、ブロア軸41の前端下方に位置するように直交して配置され、該ウォームホィール4はウォーム3と噛合されている。
また、ギアボックス2の内部において、前記ウォーム3と、ベアリング5・5との間には、その前後において、それぞれ前カラー6、および、緩衝体7と鍔付カラー8が設けられ、前記ウォーム3の軸方向に対する位置規制がなされている。前記緩衝体7は、ゴム等の弾性部材から形成されており、前記ウォーム3の回転によりウォームホィール4前方へ回転駆動されている。従って、ウォーム3はその反力により軸心後方に付勢されている。このような構成を有することにより、例えば、異物の混入等により、オーガ軸42が不意にロックされた場合には、ウォーム3が後方へ摺動するが、緩衝体7により衝撃を和らげることができる。こうして、簡単な構成でウォームギヤを保護する構成としている。
また、走行出力プーリと走行部13の変速装置の入力軸に固設される走行入力プーリとの間にベルトが巻回され、エンジン22の動力を走行部13に伝達するようにしている。走行部13に伝達される動力は、前記変速装置において変速された後、後述する駆動軸23に伝達され、駆動軸23に嵌装される駆動スプロケット25・25が回転駆動される。
走行部13には、機体フレーム15の下部に駆動スプロケット25・25が嵌装される駆動軸23が回動可能に横架支承され、機体フレーム15の後部に従動スプロケット26・26が嵌装される後車軸24が回動可能に横架支承されている。そして、駆動スプロケット25と従動スプロケット26には、無端クローラベルト31が巻回されてクローラが構成され、この左右一対のクローラによって、駆動軸23の回動駆動により走行駆動される。
運転操作部14には、機体フレーム15の両側後部より斜め後上方に操向ハンドル32・32が突出され、平面視にて両操向ハンドル32・32間に操作ボックス33が配設されている。前記操作ボックス33には、エンジン22から走行部13への動力伝達の入切操作を行うための走行クラッチレバー35や、エンジン22から除雪部11への動力伝達の入切操作を行うための除雪クラッチレバー39や、上述の投雪シュータ21を旋回操作したり、キャップ17を上下回動したりするためのシュート部操作レバー36や、エンジン22の回転数を操作するための回転数操作レバー37や、変速装置による変速操作を行うための走行変速レバー38等が配置されている。
走行クラッチレバー35は、操向ハンドル32を握りながら、該走行クラッチレバー35を握れるように構成され、操向ハンドル32とともに握っている場合には作動し、放した場合には停止するデッドマンクラッチレバーとされている。該走行クラッチレバー35と除雪クラッチレバー39とは、いずれも操向ハンドル32の近傍に配設されており、走行クラッチレバー35と除雪クラッチレバー39とは、いずれもクラッチOFF操作位置に付勢されている。さらに、走行クラッチレバー35をONにした状態で除雪クラッチレバー39をONにすると、除雪クラッチONの操作位置でロックすることができる。
[除雪部11の取付構造]
次に、除雪部11の取付構造について、図4乃至図9により説明する。なお、図4、図5および、図7乃至図9に示す矢印Aの方向は、除雪機1の進行方向を示すものとし、この進行方向に向かって左右を決定するものとする。除雪部11は、ブロアハウジング16の後方に設けられる接続ブラケット46を介して、機体フレーム15の後部に取付けられる。ここで、機体フレーム15は、前後両面を開口させた略矩形形状から構成されており、その上面前部には開口部47が設けられ、前記前面の開口部と繋がっている。
そして、除雪部11の後部に接続ブラケット46を設け、機体フレーム15の前部に前記接続ブラケット46を嵌合して固定する接続部を形成し、機体フレーム15に除雪部11を着脱可能に連結している。そして、前記接続ブラケット46と接続部の何れか一方に係合部、他方に被係合部57を形成し、該係合部及び被係合部57を上部または下部または左側または右側のいずれかの一側に配置し、他側に固定部を形成している。すなわち、本実施例では、機体フレーム15の上部に係合部として溝48を形成し、接続ブラケット46の上部に被係合部57として棒状に構成した係合ピン49を設けている。そして、接続ブラケット46の両側にボルト挿入孔を開口し、機体フレーム15の両側に前記ボルト挿入孔に対応したネジ孔を設けてボルトにより締結固定できるようにしている。但し、係合部と被係合部57は溝と棒状部材に限定するものではなく、孔とフックであっても、凸部と凹部であってもよい。
前記係合部と被係合部57の構成を更に詳述すると、前記機体フレーム15の前部両側面の上部には、底部を半円形とした係合部となる溝48・48が設けられており、後述する、接続ブラケット46に設けられる被係合部57となる係合ピン49・49が嵌め込まれる。また、前記溝48の下方(他側)には、ネジ孔50が設けられており、前記接続ブラケット46を機体フレーム15の前部に嵌合してボルトを左右のネジ孔50・50に螺装して固定できるようにしている。
接続ブラケット46は、断面視L字状に折り曲げ形成したプレートを門形に連結してブロアハウジング16の後面に固設されている。また、接続ブラケット46の側面は後部が外側に開くように平面断面視で「へ」字状に折り曲げ形成されてガイド部46cが形成されて、機体フレーム15に容易に嵌合できるように案内するようにしている。
接続ブラケット46の左右両側面部46b・46bの上部には、係合ピン49・49が左右水平方向に挿嵌され、天板46aの下面に当接して溶接等により固着されている。該係合ピン49・49は、丸棒部材から形成されており、安価で容易に製造でき、容易に固定することができる。
このように、係合ピン49・49は、天板46aの一部として構成されることにより、剛性の向上化が図られており、例えば、除雪機1を段差が激しい悪路での除雪作業に使用する場合には、下方からの衝撃荷重が頻繁に加えられるが、前記衝撃荷重に対しても、係合ピン49・49は十分耐えうる構造となっている。また、係合ピン49を機体フレームの上面に載せて滑らせて溝に嵌合する時の抵抗が小さく、容易に嵌合できる。なお、本実施例においては、係合ピン49・49は接続ブラケット46の左右両側面部46b・46bに左右に分断されて設けられているが、連続した一本の丸棒部材を、前記左右両側面部46b・46bに横架させる構造としてもよく、限定するものではない。
また、接続ブラケット46の左右両側面部46b・46bの略中央部には取付孔52が設けられており、機体フレーム15との組付けの際には、該機体フレーム15に設けられるネジ孔50とともにボルト等が挿入され、固定される。
そして、接続ブラケット46を機体フレーム15に取付ける際には、係合ピン49の厚みをかわす量だけ、幾分接続ブラケット46を持ち上げ、機体フレーム15の前端部外面を覆うようにして、接続ブラケット46を当接させる。そして、前記係合ピン49を機体フレーム15の溝48に嵌合した後に、両側面に挿入されたボルトを締め込み、接続ブラケット46は、機体フレーム15に固定される。
逆に、ボルトを外し、除雪部11を持ち上げて前方へ引き抜くことにより、除雪部11を機体フレーム15から完全に分離させることができる。このとき、ブロア軸41に固定される除雪入力プーリ28や、ベルト29や、テンションプーリ40等は除雪部11側に取り付けられたままとなるため、外部に剥き出しとなり、メンテナンス等の作業が容易となる。また、機体フレーム15の前部が開放されることにより、走行駆動側の入力プーリやベルト等のメンテナンスも容易となる。
なお、除雪部11の取付構造においては、係合部として溝48を機体フレーム15側に、被係合部としての係合ピン49を除雪部11側に設けているが、逆に設けることも可能である。この場合、溝は下方に向けて開放する。また、本実施例では、係合部として溝48と被係合部としての係合ピン49を上部に設けているが、下部に設けることも可能である。この場合溝は側面視逆L字状として、前方を開放して係合ピンを前方より挿入し、係合ピンは側板に横架される。
また、上述した係合ピン49による完全分離方式に限定されるものではなく、図9に示すように、接続ブラケット45と機体フレーム側の接続部の左側または右側のいずれかの一側に枢支部を設けて両者を枢支し、他側に固定部を形成して、一側を側方に回動して開放する構成とすることもできる。
すなわち、接続ブラケット45と機体フレーム15前端の左右一側(本実施例では左側)に枢支軸53を配置して枢支し、または蝶番を介して連結し、左右他側をボルトまたはピン等により固定する構成としている。なお、接続ブラケット45の右側の側面部においては、平面視にて後方に向かって外側に徐々に傾斜したガイド部45aが設けられ、また、機体フレーム9の側面部においては、平面視にて前方に向かって内側に徐々に傾斜した傾斜面9aが設けられており、両部材45・9の取付時の嵌合がスムースにできるようにしている。なお、このガイド部45aと傾斜面9aに位置決め用のピンと溝を設けることにより、更に、組立時の接続ブラケット45と機体フレーム9との、両者のボルト孔の位置決めが容易にできる。
このように構成することにより、除雪部11の左右一側が機体フレーム9に支持されているため、除雪部11を持ち上げて着脱する必要がなくなり、労力を軽減することができる。また、固定部材であるボルトの本数も低減できる。
[シュータガード43]
次に、本実施例に設けられるシュータガード43について、図10により説明する。ブロアハウジング16の上方に設けられる投雪シュータ21は、平面視にて「コの字」状に屈曲させ、前方を開口し、前上方側へ向かって緩やかに湾曲されて形成されている。そして、前記開口側の下部には、従来より、投雪シュータ21内部に手や付着した雪の除去用の棒などが容易に挿入できないようにするために、シュータガード43が設けられている。以下、便宜上、投雪シュータ21の開口側を前方として、左右を決定する(図10に示す矢印Aの方向を前方とする。)。
シュータガード43は、平面視にて「コの字」状に屈曲させた、正面視略矩形状に形成されており、前記「コの字」開口部を後方に向けて、投雪シュータ21の前下部の内側に配設される。すなわち、シュータガード43の左右両側面部には、下端部に回動支点軸54が、上端部に係止軸55が、それぞれ左右外側方に突出して設けられており、これら軸部54・55を、シュータガード43の前下端とその上部に設けられる切込み溝21a・21aに掛止させることにより、シュータガード43を保持できるようにして入れる。ここで、投雪シュータ21に設けられる切込み溝21aは、前方から後方へ向かった後、下方へ切込んだ側面視略逆L字状に形成されており、ボルト等の締結部品を用いることなく、容易にシュータガード43を開閉、及び、取り外し可能に構成している。
このような構造によりシュータガード43は形成され、通常は、投雪シュータ21の開口下部を塞ぐ形で設けられ、投雪シュータ21の内部に手や棒などが入るのを防いでいるが、雪詰まりが生じたときには、シュータガード43は前方に大きく開いて、前記雪詰まりを容易に除去できる構造としている。すなわち、シュータガード43を前方に開くには、該シュータガード43を一旦僅かに持ち上げ、係止軸55のみを切込み溝21aから外した後、回動支点軸54を中心にして前方に回動させることにより行うのである。なお、下側の切込み溝21aの、上下溝部分の長さを、上側の切込み溝21aの上下溝部分の長さより長く構成している。
ところで、従来のシュータガード44においては、投雪シュータ21に掛止された際の、その上部、および、下部における前記投雪シュータ21の断面積がほぼ同じとなるように設けられていた。すなわち、図10に示す、シュータガード44(本図中の二点鎖線で示す形状。)の裏面部と、投雪シュータ21の後部内面との距離において、その上側のX寸法と、下側のY寸法は、ほぼ同じ値となるように、構成されていた。このようにシュータガード44を構成した場合、ほぼ垂直に起立して投雪シュータ21に掛止されることとなり、例えば、湿気を多く含む雪などの場合は、シュータガード44の裏面部に付着しやすく、雪詰まりが発生し易かった。そこで、本実施例においては、シュータガード43の前側面部は、上方へ向かって前方に傾倒させて設けることにより、従来のシュータガード44に比べて幾分かの傾斜を持たせて(図10に示すΘ)、雪の排出が容易にでき、詰まり難い構造としている。
本発明の一実施例に係る除雪機の全体的な構成を示した側面図。 除雪部の掻込みオーガ付近を前方から見た斜視図。 ブロア軸およびオーガ軸を連結する、ギアボックスの断面を示す側面図。 機体フレームおよびブロアハウジングの組付け部を示す斜視図。 機体フレームおよびブロアハウジングの組付け状態を示す側面図。 本発明に係るブロアハウジングにおいて、機体フレームとの接続部を示す正面図。 同じく側面図。 同じく平面図。 機体フレームおよびブロアハウジングの組付け部における、別実施例を示す平面図。 除雪部の投雪シュータ付近の側面図。
11 除雪部
15 機体フレーム
16 ブロアハウジング
16a 吐出口
18 オーガハウジング
20 旋回座
21 投雪シュータ
28 除雪入力プーリ
29 ベルト
31 無端クローラベルト
40 テンショナー
41 ブロア軸
46 接続ブラケット
47 開口部
48 溝
49 係合ピン
50 ネジ孔

Claims (1)

  1. 走行部(13)の機体フレーム(15)の前部に、掻込オーガ(19)やブロア等を配置した除雪部(11)を備え、該除雪部(11)の後部に接続ブラケット(46)を設け、該機体フレーム(15)の前部に、前記接続ブラケット(46)を嵌合して固定する接続部を形成し、前記機体フレーム(15)に、該除雪部(11)の接続ブラケット(46)を着脱可能に連結した除雪機において、前記除雪部(11)の後端部には、ブロア軸(41)の端部に固定した除雪入力プーリ(28)、テンションプーリ(40)、ベルトガイド(61)及びベルト(29)を配置し、前記除雪入力プーリ(28)の上部と両側を囲む如く接続ブラケット(46)を固設し、該接続ブラケット(46)は、断面視L字状に折り曲げ形成したプレートを門形に連結してブロアハウジング(16)の後面に固設し、該接続ブラケット(46)の側面は後部が外側に開くように平面断面視で「へ」字状に折り曲げ形成されてガイド部(46c)を形成し、前記機体フレーム(15)を案内して嵌合可能とし、前記接続ブラケット(46)の上部に被係合部(57)として係合ピン(49)を設け、前記機体フレーム(15)は略矩形形状に構成し、上部に係合部として溝(48・48)を形成し、固定部として、前記接続ブラケット(46)の両側にボルト挿入孔(52)を開口し、該機体フレーム(15)の両側に前記ボルト挿入孔に対応したネジ孔(50)を設けてボルトにより締結固定可能としたことを特徴とする除雪機。
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