JP4315782B2 - 除雪機 - Google Patents

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Description

本発明は、走行部の前部に、掻込みオーガやブロワやシュータ等を装備する除雪部を配置し、該除雪部の前部に排雪板を配置する技術に関する。
従来から、走行部の前部に掻込みオーガとブロワとシュータ等の除雪部を配置した除雪機は公知となっている。このような除雪機は前進走行しながら、掻込みオーガの回転により、雪を砕きながら中央部に集め、ブロワの回転によりシュータから側方等に跳ね飛ばすようにしていた。
また、除雪部の代わりにブレード等の排雪板(ドーザ)を走行部の前部に配置して、走行しながら積もった雪を押して除けるようにした技術も公知となっている。(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−30629号公報
しかし、前述のように雪を掻込んで側方等にブロワとシュータを用いて飛ばす構成では、側方に住宅等がある場合には、除雪作業ができないことがあり、また、ブロワにより飛ばす場合、ある程度離れた場所に放出することはできても、直前方や直側方に飛ばすことは難しいのである。一方、排雪板を用いた除雪作業では、雪を押し除ける作業であるため、排雪板の面積以上の雪を除雪することはできず、作業効率も悪かったのである。そこで、本発明は両者の欠点をおぎないうとともに、利点を生かして、掻込みオーガの前方に排雪板を配置して、各々のみで作業ができるとともに、両者を組み合わせても作業ができるようにするものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
ブロワ(17)と掻込みオーガ(19)により構成した除雪部(11)の前部に、上下回動可能に排雪板(40)を設け、該排雪板(40)は、該掻込みオーガ(19)の両側のオーガハウジング(18)より、前方にアーム(43)を上下回動自在に突出し、該アーム(43)の前端に固定し、該排雪板(40)の後側の左右一側または両側より後方に、該排雪板(40)を、中途部に持ち上げた状態としたり、上方へ格納した状態に保持しておく為のガイド板(50)を延設し、該ガイド板(50)の一端には枢支孔(50a)を設け、該枢支孔(50a)により一端を排雪板(40)の後部に枢支し、該ガイド板(50)の長手方向に沿って他側に、長孔状の係止溝(51)を形成し、前記オーガハウジング(18)の外側面に水平方向外側に向け突設した係止ピン(52)を係合可能とし、該係止溝(51)は排雪板(40)側の、端部に収納用係合部(51a)を構成し、他端部に係合部(51b)を構成し、該排雪板(40)とガイド板(50)を持ち上げ、上方を向く状態として、収納用係合部(51a)に係止ピン(52)を係止させ、該排雪板(40)を掻込みオーガ(19)の上方に位置させて保持可能とし、除雪作業中または排雪板(40)を収納した状態において、前記係止ピン(52)が収納用係合部(51a)から外れた場合であっても、該係止ピン(52)を前記係止部(51b) で受け止めて、該排雪板(40)の下降を阻止する除雪機である。
請求項2においては、請求項1記載の除雪機において、前記係止溝(51)の収納用係合部(51a)と係止部(51b) の間に、前記係止ピン(52)を嵌合するための挿入部(51c)を構成し、該挿入部(51c)は、前記係止ピン(52)の抜け止め用頭部の外形よりも大きい円形状の孔とし、該係止ピン(52)を挿入部(51c)から挿入可能とし、その他の位置では係止ピン(52)が係止溝(51)から抜けないようにしたものである。
請求項3においては、請求項1記載の除雪機において、前記排雪板(40)のガイド板(50)を枢支する枢支部近傍に固定ピン(57)を設け、該ガイド板(50)を、オーガハウジング(18)の係止ピン(52)から外して上方向に向けた状態で、該ガイド板(50)の他部に設けた挿入孔(50b)に、前記固定ピン(57)を挿入することにより、該外した状態のガイド板(50)を排雪板(40)に収納保持可能としたものである。
請求項4においては、請求項1に記載の除雪機において、前記オーガハウジング(18)の両側の取付プレート(45)に、前方へ上下回動自在に突出したアーム(43)を枢支し、該アーム(43)の回動基部近傍にストッパーピン(46)を突設し、該除雪作業時に、該排雪板(40)を上下昇降自在としたときに、該アーム(43)がストッパーピン(46)と接当することにより、該排雪板(40)の下端の高さを、該掻込みオーガ(19)の下端と略同じ高さとして地表面に追随させ、非作業時に除雪部(11)を持ち上げた時には、該ストッパーピン(46)がアーム(43)と係合して、該排雪板(40)が所定高さからは下降不可能とし、前記除雪部(11)と共に持ち上げられるように構成したものである。
請求項5においては、請求項4記載の除雪機において、前記排雪板(40)の背面に設ける取付板(41・41)と、該アーム(43)に設けたブラケット(42)を、ボルト(61・61)で固定する構成とし、前記取付板(41・41)上には左右回動中心(O1)に対して、左右両側に複数の固定孔(41a・41a)を、同円周上で所定角度毎に複数開口し、一方、ブラケット(42)の左右両側にも、前記固定孔(41a・41a)の左右間隔に合わせて、固定孔(42a・42a)を左右二箇所開口し、該取付板(41・41)とブラケット(42)の固定孔を選択してボルトにより固定し、該排雪板(40)を、前記アーム(43)に対して、左右回動可能としたものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1の如く、ブロワ(17)と掻込みオーガ(19)により構成した除雪部(11)の前部に、上下回動可能に排雪板(40)を設け、該排雪板(40)は、該掻込みオーガ(19)の両側のオーガハウジング(18)より、前方にアーム(43)を上下回動自在に突出し、該アーム(43)の前端に固定し、該排雪板(40)の後側の左右一側または両側より後方に、該排雪板(40)を、中途部に持ち上げた状態としたり、上方へ格納した状態に保持しておく為のガイド板(50)を延設し、該ガイド板(50)の一端には枢支孔(50a)を設け、該枢支孔(50a)により一端を排雪板(40)の後部に枢支し、該ガイド板(50)の長手方向に沿って他側に、長孔状の係止溝(51)を形成し、前記オーガハウジング(18)の外側面に水平方向外側に向け突設した係止ピン(52)を係合可能とし、該係止溝(51)は排雪板(40)側の、端部に収納用係合部(51a)を構成し、他端部に係合部(51b)を構成し、該排雪板(40)とガイド板(50)を持ち上げ、上方を向く状態として、収納用係合部(51a)に係止ピン(52)を係止させ、該排雪板(40)を掻込みオーガ(19)の上方に位置させて保持可能とし、除雪作業中または排雪板(40)を収納した状態において、前記係止ピン(52)が収納用係合部(51a)から外れた場合であっても、該係止ピン(52)を前記係止部(51b) で受け止めて、該排雪板(40)の下降を阻止する除雪機を構成したことにより、積もった雪を所定の場所まで押し除けたり、雪を掻込みながら所定の方向に飛ばしたりすることが可能となり、積雪の状態や、除雪時の周囲の状況や、除雪する場所や、除雪した雪を置いておく場所等に合わせて排雪板または掻込みオーガとブロワによる除雪作業状態を切り換えることが可能となり、ドーザ型の除雪機と吹き飛ばし型の除雪機を所有する必要がなく、無駄な出費を抑えて、作業能率も向上できる。
また、排雪板を上方へ回動した状態に保持することが可能となり、この状態で掻込みオーガやブロワ等の除雪部のみで除雪作業が可能となる。
請求項2の如く、請求項1記載の除雪機において、前記係止溝(51)の収納用係合部(51a)と係止部(51b) の間に、前記係止ピン(52)を嵌合するための挿入部(51c)を構成し、該挿入部(51c)は、前記係止ピン(52)の抜け止め用頭部の外形よりも大きい円形状の孔とし、該係止ピン(52)を挿入部(51c)から挿入可能とし、その他の位置では係止ピン(52)が係止溝(51)から抜けないようにしたので、ガイド板と係止部材はプレートとピン等の簡単な構成で係止構造を構成することが可能であり、安価に構成して、重量増加も抑えることができる。そして、ボルト等による取り付けや取り外しが不要なので、係止操作も簡単に行える。
また、ガイド板を係止部材に係止することにより、排雪板を持ち上げた時に不意に手を離したり、係止部材から外れたりしたとき等でも、地面まで落下させることがなく、安全性を向上できる。
請求項3の如く、請求項1記載の除雪機において、前記排雪板(40)のガイド板(50)を枢支する枢支部近傍に固定ピン(57)を設け、該ガイド板(50)を、オーガハウジング(18)の係止ピン(52)から外して上方向に向けた状態で、該ガイド板(50)の他部に設けた挿入孔(50b)に、前記固定ピン(57)を挿入することにより、該外した状態のガイド板(50)を排雪板(40)に収納保持可能としたことにより、排雪板により除雪作業する場合や格納しておく場合等、ガイド板は排雪板に収納状態に取り付けておくことができ、作業時等にガイド板が邪魔にならない。また、排雪板が不要で外した場合にもガイド板が邪魔にならないのである。
請求項4の如く、請求項1に記載の除雪機において、前記オーガハウジング(18)の両側の取付プレート(45)に、前方へ上下回動自在に突出したアーム(43)を枢支し、該アーム(43)の回動基部近傍にストッパーピン(46)を突設し、該除雪作業時に、該排雪板(40)を上下昇降自在としたときに、該アーム(43)がストッパーピン(46)と接当することにより、該排雪板(40)の下端の高さを、該掻込みオーガ(19)の下端と略同じ高さとして地表面に追随させ、非作業時に除雪部(11)を持ち上げた時には、該ストッパーピン(46)がアーム(43)と係合して、該排雪板(40)が所定高さからは下降不可能とし、前記除雪部(11)と共に持ち上げられるように構成したことにより、排雪板を支持するアームが掻込みオーガによる掻込み作業の邪魔にならず、排雪板を掻込みオーガのケース前上方に収納することができる。また、アームは掻込みオーガに枢支されているため、作業時に地表面に追随して除雪作業することができる。
また、排雪板の最下降位置をストッパーにより定めることが可能となり、排雪板が不意に下降してもストッパーにより受け止められて、排雪板が損傷することを防止できる。
請求項5の如く、請求項4記載の除雪機において、前記排雪板(40)の背面に設ける取付板(41・41)と、該アーム(43)に設けたブラケット(42)を、ボルト(61・61)で固定する構成とし、前記取付板(41・41)上には左右回動中心(O1)に対して、左右両側に複数の固定孔(41a・41a)を、同円周上で所定角度毎に複数開口し、一方、ブラケット(42)の左右両側にも、前記固定孔(41a・41a)の左右間隔に合わせて、固定孔(42a・42a)を左右二箇所開口し、該取付板(41・41)とブラケット(42)の固定孔を選択してボルトにより固定し、該排雪板(40)を、前記アーム(43)に対して、左右回動可能としたことにより、排雪板により除雪作業を行う時に、排雪板を左右方向に回動して向きを変更して、雪を押し除ける方向を設定することが可能となり、その押し除け方向を除雪場所に合わせることができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の除雪装置を具備したホィール型の除雪機の側面図、図2は本発明の除雪装置を具備したクローラ型の除雪機の側面図、図3は掻込みオーガの前部に排雪板を配置した側面図、図4は排雪板の側面図、図5はガイド板取付部の斜視図、図6は排雪板の前後回動取付部の第一実施例を示す平面図、図7は排雪板の前後回動取付部の第二実施例を示す平面図、図8は同じく側面図、図9はレバー軸と固定板の正面図である。
まず、図1を用いて除雪機10の全体構成について説明する。除雪機10は、機体前部に配設された除雪部11と、該除雪部11の後方に配設された駆動部12と、該駆動部12の下方に配設された走行装置13と、駆動部12の後方であって機体後部に配設された運転操作部14とで構成されている。該駆動部12と走行装置13と運転操作部14とにより走行部を構成している。
前記除雪部11には、機体フレーム15の前部に連設されたブロワハウジング16に内設されたブロワ17と、該ブロワハウジング16の前方に連設されたオーガハウジング18にその回転軸が左右方向となるように内設された掻込みオーガ19と、該ブロワハウジング16の上方に水平旋回可能に立設されたシュータ21とが具備されている。該ブロワハウジング16の上面において、左右中心より一側に偏心して上方へ、パイプ状の吐出口16aが突出され、該吐出口16aの上端にシュータ21基部(下部)が回転自在に嵌合されている。
前記シュータ21の上下中途部の後面には、操作部近傍まで後方に延出されたハンドル37が取り付けられ、該ハンドル37を左右方向に回動することによりシュータを旋回させて投雪方向を変更できるようにしている。
そして、上述の如く構成される除雪部11において、掻込みオーガ19でオーガハウジング18の左右略中央方向へ掻き込まれた雪は、ブロワ17によって上方へ跳ね飛ばされ、シュータ21によってその方向がガイドされて、任意の方向へ排出できるようにしている。該シュータ21上端にはキャップ36を設けて、前記ハンドル37とリンク等を介して連結し、該ハンドル37の操作でキャップ36を上下回動可能とし、投雪距離を調節可能としている。つまり、該ハンドル37は投雪方向と投雪距離を変更するための手段を兼用している。
前記駆動部12では、機体フレーム15に変速装置が内設され、該機体フレーム15の上部にはエンジン22が載置されている。エンジン22の動力は出力軸22aより出力され、除雪部11及び走行装置13にベルトやプーリー等の動力伝達手段を介して伝達される。除雪部11に伝達された動力により、ブロワ17及び掻込オーガ19が回転駆動される。また、走行装置13に伝達される動力は、変速装置において変速されたのち、駆動軸23に伝達され、駆動軸23に固定された左右の車輪27・27が回転駆動される。
ただし、走行装置13は、図1に示すように、ホィール型であってもよく。また、図2に示すように、クローラ型であってもよい。クローラ型の場合には、図2に示すように、前記機体フレーム15の下部に駆動軸23が左右水平方向に回動可能に横架支承され、該駆動軸23の両側に駆動スプロケット25・25が嵌装固定される。前記機体フレーム15の後部には、従動スプロケット26・26が嵌装された後車軸24が回動可能に横架支承されている。そして、駆動スプロケット25と従動スプロケット26には、無端クローラベルト31が巻回されてクローラが構成されており、この左右一対のクローラによって、駆動軸23の回転駆動により走行駆動されるクローラ式走行装置13が構成されている。
前記運転操作部14では、前記機体フレーム15の両側後部より斜め後上方に操向ハンドル32が突出され、該操向ハンドル32は平面視U字状に構成して、該操向ハンドル32の上部間にはデッドマンレバーを兼ねる主クラッチレバー35が配置され、また、操向ハンドル32の一側には、エンジン22から除雪部11への伝動の入切操作を行うための除雪クラッチレバー39が配置されている。また、操向ハンドル32間に操作ボックス33が横架され、該操作ボックス33に変速装置による変速操作を行うための走行変速レバー38が配設されている。
また、主クラッチレバー35と除雪クラッチレバー39は、いずれも操向ハンドル32の近傍に設けられており、走行クラッチレバー35と除雪クラッチレバー39はいずれもクラッチOFF操作位置に付勢され、除雪クラッチレバー39は除雪クラッチON操作位置でロックすることができるものとされている。
次に、本発明の排雪板40および該排雪板40の取付構成について図3乃至図9より説明する。図3において、排雪板40は左右方向に凹曲面を形成した板体を前記除雪部11の左右幅よりも長く構成して、機体幅以上の除雪作業を可能としている。該排雪板40の後面の左右中央、かつ、上下略中央から後方に、取付板41・41が水平方向に突設され、該取付板41・41間に側面視コ字状のブラケット42が後方より嵌合され、後述するようにボルト61またはピン62a等により固定されている。
前記ブラケット42の後部には、平面視コ字状のアーム43の左右中央部が固設され、該アーム43の両側が前記オーガハウジング18の外側面に上下回動可能に枢支されている。該アーム43の両側には支持プレート43a・43aが設けられ、該支持プレート43aに枢支孔43bが開口され、該枢支孔43bに固定レバー44(図1)のネジ部が挿入され、オーガハウジング18の側面に固定した取付プレート45に固定レバー44が螺装固定される。つまり、固定レバー44を弛めることにより排雪板40を上下昇降自在とし、固定レバー44を締め付けることにより任意の高さで保持固定することができる。
また、前記支持プレート43aの下部には、切欠43cが形成され、一方、取付プレート45からはストッパーピン46が側方に突設され、排雪板40を最下降したときにストッパーピン46が切欠43cに嵌合するようにしている。このようにして、除雪作業時に、排雪板40を上下昇降自在としたときに、排雪板40の下端の高さを掻込みオーガ19の下端と略同じ高さとすることができ、地表面に追随させることができ、非作業時等で除雪部11を持ち上げた時に、ストッパーピン46が切欠43cに嵌合して所定高さからは下降できないようにして、排雪板40も持ち上げられるようにしている。
また、図3、図4に示すように、排雪板40の後側上部の左右一側または両側に、排雪板40を中途部に持ち上げた状態としたり、上方へ格納した状態に保持しておくためのガイド板50が設けられている。該ガイド板50は一端(下端)に枢支孔50aが設けられて、排雪板40の後部左右一側上に枢支され、他側(上部)には長孔状の係止溝51が形成されている。一方、係止部材となる係止ピン(またはボルト)52がオーガハウジング18の上外側面に水平方向外側に向けて突設され、前記係止溝51に係合可能に構成している。そして、該係止溝51はガイド板50の長手方向に沿って設けられ、係止溝51の下部を「レ」状に形成して収納用係合部51aとし、係止溝51の上端は係合部51bとし、係合部51aと51bの間には係止ピン52を嵌合するための挿入部51cとしている。該挿入部51cは前記係止ピン52の抜け止め用頭部の外形よりも大きい円形状の孔とし、係止ピン52にこの挿入部51cから挿入して、その他の位置では係止ピン52から抜けないようにしている。
このように構成することで、排雪板40とガイド板50を持ち上げて、挿入部51cより係止ピン52を挿入して、更に排雪板40を持ち上げて上方を向くような状態として、係合部51aに係止ピン52を係止させることで、排雪板40を掻込みオーガ19の上方に位置させて保持することができ、掻込みオーガ19により除雪作業をする場合に、排雪板40が邪魔にならないようにしている。そして、除雪作業中または排雪板40を収納状態において、何らかの原因で、係止ピン52から係合部51aが外れた場合であっても、係止部51bで受け止められるため、排雪板40が損傷を受けることがない。なお、前記係止部51aは本実施例ではひとつだけであるが、平行に複数設けることも可能であり、複数設けることで排雪板40の保持高さを変更可能とすることもできる。
前記ガイド板50は排雪板40の後部上で回動自在に枢支されているが、排雪板40を下方に下ろした状態でガイド板50を鉛直方向に維持して収納状態とすることができるようにしている。つまり、図5に示すように、排雪板40の背面の上下方向中途部には、ガイド板取付部が形成され、該ガイド板取付部は排雪板40背面より板状の取付ステー54・54が後方に向けて突設され、該取付ステー54・54の左右位置はオーガハウジング18の側板前方に位置している。該取付ステー54・54は左右平行に上下方向に配設されて、両取付ステー54・54の下部に取付孔が開口されて、該取付孔に枢支ピン(またはボルト)55が貫通され、該取付ステー54・54の間の枢支ピン55上にガイド板50とバネ56が外嵌され、ガイド板50を一側(本実施例では右側)の取付ステー54に押しつけるように付勢している。この一側の取付ステー54の内面側の取付孔54aの近傍(本実施例では前上部)に係止部材となる固定ピン57が突設されている。一方、ガイド板50を上下方向に向けた位置で前記固定ピン57と対向する位置に挿入孔50bが開口されて、このようにして係止部を構成している。なお、固定ピン57はガイド板50に設け、挿入孔は取付ステー54に設けることも可能である。また、枢支孔50aの直径は、ガイド板50が左右傾倒できる程度に枢支ピン55の直径よりも大きく構成している。
このような構成において、排雪板40を除雪部11の前方に位置させた除雪作業時等では、ガイド板50を固定ピン57と逆方向にバネ56の付勢力に抗して左側へ傾倒しながら前方へ回動することで、ガイド板50は固定ピン57の頭部を回避して前方へ回動でき、ガイド板50を上下方向に向いた状態の位置で傾倒力を解除することで、つまり、右側へ傾倒させることで、固定ピン57に挿入孔50bを嵌合することができ、バネ56の付勢力によりガイド板50を押さえつけて直立状態を維持することができる。こうして、ガイド板50を上下方向を向いた収納位置に維持することができる。
そして、排雪板40を格納状態とするときには、ガイド板50を固定ピン57と逆方向にバネ56の付勢力に抗して傾倒させながら後方へ回動することにより、固定ピン57と挿入孔50bの係合が解除され、ガイド板50は枢支ピン55を中心に後方へ回動自在とすることができるのである。
このようにして、ガイド板50を上下方向に位置させて固定ピン57に挿入孔50bを嵌合させることで、ガイド板50はバネ56に付勢されて、上下方向を向いた状態に維持させることができ、この状態では排雪板40による除雪作業時においてガイド板50が邪魔になることがない。
また、排雪板40を格納状態とする時には、ガイド板50を固定ピン57から解除して後方に回動して、上下回動自在とした状態とし、前記係止ピン52に挿入部51cを挿入して、係止ピン52を係合部51aに係合する。このとき、ガイド板50は左右に傾倒できて容易に係止ピン52にガイド板50を係合することができる。また、ガイド板50を後方に回動するときに固定ピン57は前方に位置しているため干渉等が生じることはないのである。このように、ガイド板50は左右傾倒しながら前方に回動することで直立状態に保持した収納状態とすることができ、また、この状態から左右傾倒させながら後方に回動することで、排雪板40を上方へ回動した格納状態に容易に操作することができるのである。
次に、前記排雪板40を左右角度を変更可能とする構成について説明する。まず、前記排雪板40の背面に設ける取付板41・41とブラケット42をボルト61・61で固定する実施例から説明する。
図6に示すように、前記取付板41・41上には左右回動中心O1に対して、左右両側に固定孔41a・41a・・・が同円周上で、所定角度毎に複数開口されている。一方、ブラケット42の左右両側にも前記固定孔41a・41aの左右間隔に合わせて固定孔42a・42aが左右二箇所開口されている。
そして、左右の固定孔41a・41aと固定孔42a・42aの位置を合わせてボルト61・61を挿入してナットで固定するようにしている。排雪板40の左右(向き)角度を変更したい場合には、ボルト61・61を抜いてから所望の角度に変更して、左右の固定孔41a・41aと固定孔42a・42aの位置を合わせてボルト61・61を挿入してナットで固定するのである。但し、中心O1に枢支孔を開口してピンにより枢支して、回動時に取付板41・41とブラケット42がずれないようにガイドするように構成することもできる。
このように構成することにより、ボルト61・61と固定孔41a・41aと固定孔42a・42aの挿入位置を変更することにより容易に排雪板40の左右角度を変更することが可能となり、例えば、排雪板40の斜め前方右側に向けて位置するように傾斜させることで、除雪機を前進させて除雪作業を行うと、除雪した雪は排雪板40に沿って右側へ押し除けることが可能となるのである。
前記排雪板40を左右角度を変更可能とする第二実施例について説明する。図7、図8、図9に示すように、前記排雪板40の背面に設けた取付板41・41とブラケット42にはそれぞれ前記同様に固定孔41a・41a・・・と固定孔42a・42aが開口されている。そして、回動中心O1の取付板41・41とブラケット42にも枢支孔41b・41b・42b・42bが開口されている。そして、固定板62に設けたピン62a・62aを前記固定孔41a・41a・42a・42aに嵌合することにより所望の角度で固定できるようにしている。
即ち、矩形状の板体を側面視コ字状に折り曲げて固定板62を構成し、該固定板62の開放側を上向きとして左右方向に配置し、該固定板62の底面の左右両側からピン62a・62aを前記固定孔41a・41a(42a・42a)の間隔に合わせて下方に垂設されている。該固定板62の左右中央には貫通孔62bが開口され、該貫通孔62bにレバー軸63が挿入されて、該レバー軸63の上部に固定板62が固設されている。該レバー軸63の上部はL字状に折り曲げられて把手63aとしている。該レバー軸63の下部は前記枢支孔41a・41b・42b・42bに挿入され、下端には座金を外嵌して抜け止め用のスナップピン等が係止されている。そして、ブラケット42の上板と下板の間のレバー軸63上にはバネ64が外嵌され、該バネ64の下部は座金を介して固定ピンで係止され、該バネ64によりレバー軸63は下方に付勢されている。つまり、レバー軸63に固定された固定板62は取付板41の上面に押しつけられるのである。
このように構成することにより、排雪板40が取り付けられている状態では、ピン62a・62aが上側(上板)の固定孔41a・41a・42a・42aに嵌合されている。そして、排雪板40の左右角度を変更する場合には、レバー軸63の把手63aを持って上方へ引っ張り上げ、固定板62とともに持ち上げると、ピン62a・62aが固定孔41a・41a・42a・42aより抜ける。この状態で排雪板40を回動するとレバー軸63を支点として回動して、所望の角度まで回動させて手を放すと、レバー軸63はバネ64の付勢力により下方へ摺動し、ピン62a・62aがその位置で合致した固定孔41a・41a・42a・42aに挿入して、取付板41・41とブラケット42を固定し、排雪板40を所望の角度に固定することができるのである。このように、回動中心O1に設けた操作部材となるレバー軸63を持ち上げ操作して、排雪板40を所望の角度に回動して固定孔41a・41a・42a・42aの位置が合った位置で手を放すだけで、排雪板40を固定することができ、簡単な操作で排雪板40の左右角度を変更して固定することができるのである。
本発明の除雪装置を具備したホィール型の除雪機の側面図。 本発明の除雪装置を具備したクローラ型の除雪機の側面図。 掻込みオーガの前部に排雪板を配置した側面図。 排雪板の側面図。 ガイド板取付部の斜視図。 排雪板の前後回動取付部の第一実施例を示す平面図。 排雪板の前後回動取付部の第二実施例を示す平面図。 同じく側面図。 レバー軸と固定板の正面図。
符号の説明
11 除雪部
17 ブロワ
18 オーガハウジング
19 掻込みオーガ
40 排雪板
50 ガイド板
52 係止部材

Claims (5)

  1. ブロワ(17)と掻込みオーガ(19)により構成した除雪部(11)の前部に、上下回動可能に排雪板(40)を設け、該排雪板(40)は、該掻込みオーガ(19)の両側のオーガハウジング(18)より前方にアーム(43)を上下回動自在に突出し、該アーム(43)の前端に固定し、該排雪板(40)の後側の左右一側または両側より後方に、該排雪板(40)を、中途部に持ち上げた状態としたり、上方へ格納した状態に保持しておく為のガイド板(50)を延設し、該ガイド板(50)の一端には枢支孔(50a)を設け、該枢支孔(50a)により一端を排雪板(40)の後部に枢支し、該ガイド板(50)の長手方向に沿って他側に、長孔状の係止溝(51)を形成し、前記オーガハウジング(18)の外側面に水平方向外側に向け突設した係止ピン(52)を係合可能とし、該係止溝(51)は排雪板(40)側の端部に収納用係合部(51a)を構成し、他端部に係合部(51b)を構成し、該排雪板(40)とガイド板(50)を持ち上げ、上方を向く状態として、収納用係合部(51a)に係止ピン(52)を係止させ、該排雪板(40)を掻込みオーガ(19)の上方に位置させて保持可能とし、除雪作業中または排雪板(40)を収納した状態において、前記係止ピン(52)が収納用係合部(51a)から外れた場合であっても、該係止ピン(52)を前記係止部(51b) で受け止めて、該排雪板(40)の下降を阻止することを特徴とする除雪機。
  2. 請求項1記載の除雪機において、前記係止溝(51)の収納用係合部(51a)と係止部(51b) の間に、前記係止ピン(52)を嵌合するための挿入部(51c)を構成し、該挿入部(51c)は、前記係止ピン(52)の抜け止め用頭部の外形よりも大きい円形状の孔とし、該係止ピン(52)を挿入部(51c)から挿入可能とし、その他の位置では係止ピン(52)が係止溝(51)から抜けないようにしたことを特徴とする除雪機。
  3. 請求項1記載の除雪機において、前記排雪板(40)のガイド板(50)を枢支する枢支部近傍に固定ピン(57)を設け、該ガイド板(50)を、オーガハウジング(18)の係止ピン(52)から外して上方向に向けた状態で、該ガイド板(50)の他部に設けた挿入孔(50b)に、前記固定ピン(57)を挿入することにより、該外した状態のガイド板(50)を排雪板(40)に収納保持可能としたことを特徴とする除雪機。
  4. 請求項1に記載の除雪機において、前記オーガハウジング(18)の両側の取付プレート(45)に、前方へ上下回動自在に突出したアーム(43)を枢支し、該アーム(43)の回動基部近傍にストッパーピン(46)を突設し、該除雪作業時に、該排雪板(40)を上下昇降自在としたときに、該アーム(43)がストッパーピン(46)と接当することにより、該排雪板(40)の下端の高さを、該掻込みオーガ(19)の下端と略同じ高さとして地表面に追随させ、非作業時に除雪部(11)を持ち上げた時には、該ストッパーピン(46)がアーム(43)と係合して、該排雪板(40)が所定高さからは下降不可能とし、前記除雪部(11)と共に持ち上げられるように構成したことを特徴とする除雪機。
  5. 請求項4記載の除雪機において、前記排雪板(40)の背面に設ける取付板(41・41)と、該アーム(43)に設けたブラケット(42)を、ボルト(61・61)で固定する構成とし、前記取付板(41・41)上には左右回動中心(O1)に対して、左右両側に複数の固定孔(41a・41a)を、同円周上で所定角度毎に複数開口し、一方、ブラケット(42)の左右両側にも、前記固定孔(41a・41a)の左右間隔に合わせて、固定孔(42a・42a)を左右二箇所開口し、該取付板(41・41)とブラケット(42)の固定孔を選択してボルトにより固定し、該排雪板(40)を、前記アーム(43)に対して、左右回動可能としたことを特徴とする除雪機。
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