JPH07317034A - 除雪機のブロア - Google Patents

除雪機のブロア

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JPH07317034A
JPH07317034A JP20008493A JP20008493A JPH07317034A JP H07317034 A JPH07317034 A JP H07317034A JP 20008493 A JP20008493 A JP 20008493A JP 20008493 A JP20008493 A JP 20008493A JP H07317034 A JPH07317034 A JP H07317034A
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auger
blades
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正敏 竹下
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隆吉 渥美
Yoshihiko Imazu
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Abstract

(57)【要約】 【目的】薄板で羽根を形成しても、その屈曲部等が変形
せず、雪塊が羽根の投雪面の前側に入り易く、投雪距離
が大きい除雪機のブロアを提供すること。 【構成】基板60のオーガ側に放射状に配設する羽根6
2の基部分62aを幅狭にその先部分62bを幅広に
し、羽根の先部分に対応する基板のオーガ側の面を平面
にし、羽根の先部分の端縁にこれと一体に板状の屈曲部
62cを形成し、該屈曲部を先部分の端縁からブロアの
回転方向に突出してオーガ側に開くようにし、羽根の投
雪面SFを中心を通る面と交差させて羽根を基板に固着
し、羽根の基部分の端分62a1をボス68に固着し、
羽根の先部分の後側に補強体65を配し、羽根の先部分
に面する補強体の部分を羽根の先部分に固着し、羽根の
屈曲部62cのオーガ側に面する補強体の部分65bを
その羽根の屈曲部に固着し、基板のオーガ側に面する補
強体の部分を基板に固着する。 【効果】軽量で堅牢な除雪機のブロアを安価に提供でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、除雪機の前部のオー
ガから送られてくる雪を投雪する除雪機のプロアに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の除雪機には、その前部のオーガで
雪を破砕し、その雪をブロアに送り、ブロアの回転によ
って前記雪を投雪する型式のものがある。上記型式の除
雪機のブロアには、例えば、(i)板体からなる複数枚の
羽根が基板の表面に放射状に固着され、羽根の先部分の
オーガ側の端縁にこれと一体に板状の屈曲部が形成さ
れ、該屈曲部が羽根の先部分の回転方向側の面に対して
鈍角をなして回転方向に突出しているブロア、(ii)回転
軸に陣笠形の基板が固定され、羽根の投雪面がブロアの
回転中心を通る半径方向の面と交差し、その交差角がブ
ロアの回転方向と逆の方向になるように、複数の羽根が
基板のオーガ側の円錐面に放射状に立設され、ブロアの
回転軸の近傍から羽根の先端部にわたる羽根のオーガ側
の端縁に板状の屈曲部が形成され、該屈曲部が羽根の回
転方向側の面に対して鈍角をなして回転方向に突出して
いるブロア(例えば、実開昭56ー59225号公報参
照)、(iii)板体からなる羽根の先部分のオーガ側の端
縁にこれと一体のブロアの回転方向に突出する板状の屈
曲部が形成され、複数の羽根が基板のオーガ側の面に放
射状かつこの面に対して略直角に配され、各羽根の基板
側の端縁が基板に固着され、直角三角状に形成された補
強板が各羽根の先部分の反回転方向側の面に対して略直
角に配され、補強板の直角をはさむ一方の辺の部分が基
板に固着され、補強板の直角をはさむ他方の辺の部分が
羽根の後面に固着されているブロア(例えば、実公昭5
0ー30094公報参照)、等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記(i)のブロアは、
雪を投雪する際に雪の中に大きな氷塊や石が混在してい
ると、羽根の先部分の屈曲部と基板との間に大きな氷塊
や石が入ることがあり、先部分及びその屈曲部に大きな
力が作用する。その結果、これらの部分が変形し、羽根
の投雪機能を低下させてしまう欠点がある。前記(ii)の
ブロアは、羽根板の投雪面がブロアの回転中心を通る半
径方向の面と交差し、その交差角がブロアの回転方向と
逆の方向になるように、羽根が基板のオーガ側の面に立
設されているが、基板が陣笠形で、そのオーガ側の面が
円錐面になっているため、投雪時に雪が羽根の投雪面と
基板の円錐面に沿って斜め後方に案内され、投雪面等を
離れた雪が斜め後方に投雪され、投雪シュートの内周面
に当り方向転換することになり、投雪距離の増大の妨げ
になる。また、羽根の板状の屈曲部がブロアの回転軸の
付近の羽根の基部分から羽根の先端にわたって形成され
ているため、除雪機の前部のオーガからブロアに向けら
れる雪が、ブロアの回転軸の付近にある羽根の屈曲部に
邪魔されて、羽根の回転方向側の投雪面の前側に入りに
くくなる欠点がある。前記(iii)のブロアは、直角三角
状の補強板の直角をはさむ一方の辺の部分が基板に固着
され、補強板の直角をはさむ他方の辺の部分が羽根の先
部分の後面に固着されているだけであるから、羽根板の
先部分の一部しか補強できず、先部分の端縁に形成した
屈曲部を補強することは全くできない。そのため、羽根
及び補強板を厚い板体で構成しないと、充分な強度が得
られない欠点がある。この発明の解決しようとする課題
は、上記のような欠点を有しない除雪機のブロアを提供
すること、換言すると、加工の容易な薄い板状体で羽根
を構成しても、羽根の先部分及びその屈曲部が容易に変
形せず、しかも雪塊の羽根の投雪面の前側への入りがよ
く投雪距離の大きい除雪機のブロアを提供できるもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するための手段として、次の構成を採用する。この
発明の構成は、基板と複数の羽根とからなるブロアがケ
ーシング等に支持された回転軸に固定され、除雪機の前
部のオーガから送られる雪をブロアの回転により投雪す
る除雪機のブロアにおいて、板状体で構成された羽根が
基板のオーガ側の面に放射状に配され、羽根の基部分が
幅狭にその先部分が幅広に構成され、羽根の先部分に対
応する基板のオーガ側の面が平面で構成され、羽根の先
部分のオーガ側の端縁に該先部分と一体に板状の屈曲部
が形成され、該屈曲部が前記先部分の前記端縁からブロ
アの回転方向に突出して、オーガ側に開いており、羽根
の投雪面がブロアの回転中心を通る半径方向の面と交差
し、その交差角θがブロアの回転方向と逆の方向になる
ように、羽根が基板面に略直角に固着され、羽根の回転
中心側の基部分の端部が回転軸の周りのボスに固着さ
れ、各羽根の先部分の後側に補強体が配され、補強体の
リブ状部分が羽根の先部分の後面に対して略直角になる
ようにされ、羽根の先部分の後面に面する補強体の部分
が羽根の先部分の後側の部分に固着され、羽根の屈曲部
のオーガ側に面する補強体の部分が羽根の屈曲部のオー
ガ側の部分に固着され、基板のオーガ側に面する補強体
の部分が基板のオーガ側の部分に固着されていることを
特徴とする除雪機のブロアにある。上記の「オーガ側に
開いており」ということは、羽根の投雪面(前面)と屈
曲部の反オーガ側の面が鈍角をなしているということで
ある。なお、前記の交差角θは、例えば、5゜程度であ
る。
【0005】
【実施例】第1図において、10は除雪機のフレーム、
12はフレーム10に搭載されたエンジン、14は駆動
輪、16は従動輪、18は駆動輪14と従動輪16とに
張設された走行用トラックである。フレーム10の第1
図の左側にブロアケーシング20が形成され、ブロアケ
ーシング20の左側に左端が開放して雪をかき込むオー
ガケーシング22が設けられている。オーガケーシング
22にオーガ24が軸支されている。ブロアケーシング
20とオーガケーシング22とは第2図に示すように連
通孔21を介して連通している。ブロアケーシング20
とオーガケーシング22との内面にはプラスチック材か
らなるライニング26が接着され、ブロアケーシング2
0とオーガケーシング22の内面に雪が付着しないよう
になっている。オーガケーシング22の側面には横方向
に複数本の溝28が形成され、この溝28は、第3図に
示すように、オーガケーシング22の一部を内側に突出
させて形成される。この溝28がオーガケーシング22
の剛性を高めるようになったいる。また、この溝28の
右端は開放端となり、除雪機を前進させて除雪する際
に、オーガケーシング22の側方に位置する雪の抵抗を
受けにくいようになっている。 エンジン12によって
回転される駆動軸29には走行用プーリ30と除雪用プ
ーリ32とが設けられている。走行用プーリ30はベル
ト34を介して下方のプーリ36と連結され、第1図の
駆動輪14を回転駆動する。除雪用プーリ32はベルト
38を介して軸40の右端部に設けられたプーリ42と
連結され、軸40を回転する。軸40の左端部には伝達
機構44を介してオーガ軸46が連結される。伝達機構
44は、第4図に示すように、オーガ軸46の中央に位
置し、このオーガ軸46には伝達機構44をはさんで各
々螺旋の巻方向が反対の帯状ブレード48が取付けられ
ている。このブレード48の周縁には複数個の切削刃5
0が形成される。
【0006】切削刃50は、第5図並びに第6図に示す
ように、帯板鋼板から成るブレード48の一部を側方に
折曲げることにより形成され、刃52はオーガ軸46に
対して垂直に形成され、オーガ回転時に雪塊を良好に切
削する。また、ブレード48において、第4図及び第5
図に示すように、隣接する切削刃50、50間の三角形
状部分53は切断され、ブレード48の切削刃50以外
の部分が切削刃50を越えてオーガ24の半径方向外方
に突出しないように逃げが形成されている。このため、
オーガの回転時にはいち早く切削刃50が雪塊に接触し
て切削し、ブレード48の刃が形成されない部分53は
逃げているためオーガの回転抵抗が少なく、除雪能力が
向上する。符号54、56はオーガ軸46の軸受であ
る。第7図、第8図はブロア58の形状を示している。
ブロア58は、基板60と、この基板60に立設された
羽根62と、一部が基板62に固着され他の部分が羽根
62に固着された補強体65とから構成されている。基
板60は、第8図に示すように、略三角形状の板で構成
され、その縁部63は羽根62を設ける側と反対の側に
折曲げられて、突片64を形成している。突片64は基
板60とブロアケーシング20の背壁66との間にたま
る雪を投飛ばす機能を有する。羽根62は3枚あり、第
8図に示すように、約120゜間隔で基板62のオーガ
側の面に立設されている。羽根62は板状体で構成さ
れ、羽根62の回転軸40よりの基部分62aは幅狭
(背低)になっており、羽根62の回転軸40から離れ
た先部分62bは幅広(背高)になっている。羽根62
の先部分62bには、この先部分62bと一体に先部分
62bのブロアの回転方向の側の面(以下前面と云う)
に鈍角をなしてブロアの回転方向に突出して板状の屈曲
部62cが形成されている。
【0007】補強体65は、第7図及び第8図に示すよ
うに、板状体で構成され、羽根62の先部分62bのブ
ロアの回転方向と反対の側の面(以下後面と云う)と接
触する矩形状の主部分65aと、この主部分65aと一
体の板状の屈曲部62cのオーガ側の面に接触する屈曲
部分65bと、前記主部分65aと一体の主部分65a
の後面に対して略直角に位置する直角三角形状のリブ状
部分65cとで構成され、主部分65aの基板60と当
接する部分65d1及びリブ状部分65cの基板60と
当接する部分65d2は基板に固着され、主部分65a
及び屈曲部分65bの周囲の部分56e、65fは溶接
により羽根62の先部分62b及び屈曲部62cに固着
されている。ボス68は軸40を嵌挿する軸孔68aを
備え、ボス68の右端が基板60の中央の孔に嵌入さ
れ、ボス68が基板60に固着されている。そして、ブ
ロア58の各羽根62の前記先部分62bの前面がブロ
ア58の各羽根の投雪面SFを構成する。第8図に示す
とおり、ブロア58の羽根62の投雪面SF(及び羽根
の基部分62aの前面)がブロア58の回転中心を通る
面RFと交差し、その交差角θがブロア58の回転方向
Rと逆の方向に向くように、基板60に羽根62を立設
して、羽根62の基部分62aの端部62a1がボス6
8の周面部68bに溶接により固着させてある。
【0008】羽根62及び基板60を取付けたボス68
とその軸孔68aに嵌挿した軸40とを図示しない貫通
ボルトによって固定する。軸40をブロアケーシング2
0の背壁に設けた軸受71で支持する。ブロアケーシン
グ20の上方に筒体72が形成され、この筒体72にシ
ュート74の下端部76を回転できるように取付ける。
シュート74は断面がコ字形に構成されて一方が開放
し、筒体72に対して回動して投雪方向が調節できるよ
うになっている。また、シュート74はプラスチック材
で構成され、その内面に雪が付着しないようになってい
る。オーガ24は第1図及び第2図で反時計方向に回転
し、ブレード48に形成された切削刃50によって雪塊
を切削する。切削された雪塊は各々逆方向に螺旋を描く
ブレード48によってオーガ軸46の中心部に移送され
る。中心部に移送された雪はブロアケーシング20とオ
ーガケーシング22との連通孔21を通してブロアケー
シング20内に送られる。ブロアケーシング20内に送
られた雪はブロア58によって投雪され、この投雪され
た雪は、筒体72及びシュート74に案内されて、放出
される。
【0009】前記実施例によれば、羽根62はその回転
軸40よりの基部分62aが幅狭(背低)になっている
ので、回転する羽根62により投雪する雪に作用する回
転方向の力が小さくなり、雪はブロアの半径方向に飛ば
され、次いで羽根の投雪面SFに対して直角な方向に投
雪され、シュート74を通って放出される。前記実施例
のものにおいては、ブロア58の基板60のオーガ側の
面が平面で、ブロア58の回転中心から離れた各羽根6
2の先部分62bの投雪面SF(及び羽根の基部分62
aの前面)が前記ブロア58の回転中心を通る半径方向
の面と交差し、その交差角θがブロアの回転方向Rと逆
の方向になっており、雪に作用する投雪力が投雪面SF
に直角な方向になり、羽根の先部分に対応する基板60
のオーガ側の面がブロア58の回転軸線に対して直角な
平面になっているから、投雪された雪塊の筒体72中の
方向、速度及びその分布が、第9図に実線で示すように
なり、投雪された雪の進む方向が筒体72の中心線の方
向に一致するので、投雪された雪が、筒体、シュート等
に当たって拡散することが少なく、雪の投雪距離を大き
くすることができる。しかも、羽根の先部分に対応する
オーガ側の面を平面にした基板60に羽根62を交差角
θを付けて立設するという簡単な措置で雪の投雪距離を
大きくできるという効果がある。そして、羽根62の先
部分62bの後側に補強体65を配して、補強体65の
主部分65aの基板60に面する部分65d1及びリブ
状板部分65cの基板60に面する部分65d2を基板
60に固着し、補強体65の主部分65aの周囲の部分
及び屈曲部分65bの周囲の部分を溶接により羽根62
の先部分62bの後面及び屈曲部62cのオーガ側の面
に固着したから、羽根62の先部分62b及び屈曲部6
2cを補強することができる。また、羽根62の基部分
62aの端部62a1をボス68の周面部68bに溶接
により固着したから、羽根62を補強体65及びボス6
8により補強することができる。したがって、加工の容
易な薄い板状体で羽根を構成しても、所望の強度の羽根
を有するブロアを容易に得ることができる。羽根62の
先部分62bの屈曲部62cと基板60との間に大きな
氷塊や石が入り、先部分62b及びその屈曲部62cに
大きな力が作用しても、この部分が変形する恐れが無
い。羽根60は比較的薄い板状体を打ち抜き、屈曲等の
簡単な加工を施すことにより容易に製作することができ
る。
【0010】
【発明の作用効果】この発明の除雪機のブロアは、特許
請求の範囲の欄に記載した構成を備えることにより、次
の(イ)ないし(ハ)の作用効果を奏する。 (イ)板状体で構成された羽根の基部分を幅狭に構成し
羽根の先部分を幅広に構成し、羽根の先部分のオーガ側
の端縁に該先部分と一体に板状の屈曲部を形成したか
ら、羽根のブロアの回転中心の付近の基部分において
は、羽根が幅狭になっていて板状の屈曲部がなく、オー
ガからブロアに送られる雪塊が羽根の回転方向側の投雪
面の前側に入りやすくなり、ブロアの回転中心から離れ
た羽根の先部分においては、板状の屈曲部がオーガ側に
開いていて、オーガより送られる雪塊が屈曲部の反オー
ガ側の面と投雪面と基板のオーガ側の平面とにより囲ま
れる空間に入り易いから、雪塊をブロアの羽根の前面に
容易に掻き込むことができ、オーガより送られる雪塊が
ブロアの羽根の前面に入る際の抵抗を小さくすることが
できる。また、羽根の投雪面がブロアの回転中心を通る
半径方向の面と交差し、その交差角θがブロアの回転方
向と逆の方向になるように、羽根がオーガ側の基板面に
略直角に固着され、屈曲部のある羽根の先部分に対応す
るオーガ側の基板面が平面になっているから、投雪され
る雪塊は、ブロアの正面及び側面から見て、羽根を離れ
て投雪された雪塊を案内する筒体内をまっすぐに進行
し、投雪した雪塊が前記筒体の中央に多く集まるように
投雪でき、雪塊が前記筒体の内周壁面に押し付けられて
抵抗が増加するのを防止できるから、投雪距離を大きく
することができる。羽根の板状の屈曲部がオーガ側に開
いていて、屈曲部のある羽根の先部分に対応するオーガ
側の基板面が平面になっているから、ブロアの側面から
見て、投雪される雪塊は基板のオーガ側の平面と屈曲部
の基板側の面とで支えられながら回転し、雪塊が投雪面
からこぼれることがなく、かつ投雪時に羽根の先部分の
投雪面と屈曲部の基板側の面と基板のオーガ側の平面と
の間に保持されている雪塊が羽根等から抵抗なく離れ、
前記筒体の中心線方向に向けて雪塊を円滑に放出させる
ことができる。 (ロ)各羽根の先部分の後側に、補強体のリブ状部分が
羽根の先部分の後面に対して略直角になるように、補強
体を配し、補強体の部分を羽根の先部分、屈曲部及び基
板のオーガ側の部分に固着したから、羽根の先部分及び
屈曲部を強固に補強することができ、羽根の先部分の屈
曲部の基板側の面と基板のオーガ側の面との間に大きな
氷塊や石が入り、先部分及びその屈曲部に大きな力が作
用しても、これらの部分等が変形する恐れが無い。ま
た、羽根の回転中心側の部分を回転軸の周りのボスに固
着したから、羽根をボスと補強体により補強できる。そ
のため、羽根を薄い板状体で形成することができる。 (ハ)羽根は、比較的に薄い板状体を打ち抜き、屈曲等
の加工を施すだけで容易に製作できるから、それらの製
作及び接合が容易になり、かつブロア自体の軽量化にも
役立つ。したがって、軽量で堅牢な除雪機のブロアを安
価に提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用された実施例の除雪機の全体形
状を示す側面図
【図2】図1に示した除雪機の前半部のケーシングを断
面して内部を示した側面図
【図3】図1の矢印X方向からみたオーガケーシングの
一部を示す後面図
【図4】図1の矢印Y方向からみた除雪機の正面図
【図5】実施例のオーガのブレードの展開図
【図6】実施例のオーガのブレードの平面図
【図7】実施例のブロアの側面図
【図8】実施例のブロアの正面図
【図9】投雪された雪の方向等を示す図
【符号の説明】
10 フレーム 20 ブロアケーシング 22 オーガケーシング 24 オーガ 40 回転軸 58 ブロア 60 基板 62 羽根 62a 羽根の基部分 62b 羽根の先部分 62c 羽根の屈曲部 65 補強体 65a 補強体の主部分 65b 補強体の屈曲部分 65c 補強体のリブ状部分 64 突片 66 ブロアハウジングの背壁 RF ブロアの回転中心を通る面 SF 投雪面 θ 交差角

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と複数の羽根とからなるブロアがケー
    シング等に支持された回転軸に固定され、除雪機の前部
    のオーガから送られる雪をブロアの回転により投雪する
    除雪機のブロアにおいて、板状体で構成された羽根が基
    板のオーガ側の面に放射状に配され、羽根の基部分が幅
    狭にその先部分が幅広に構成され、羽根の先部分に対応
    する基板のオーガ側の面が平面で構成され、羽根の先部
    分のオーガ側の端縁に該先部分と一体に板状の屈曲部が
    形成され、該屈曲部が前記先部分の前記端縁からブロア
    の回転方向に突出して、オーガ側に開いており、羽根の
    投雪面がブロアの回転中心を通る半径方向の面と交差
    し、その交差角θがブロアの回転方向と逆の方向になる
    ように、羽根が基板面に略直角に固着され、羽根の回転
    中心側の基部分の端部が回転軸の周りのボスに固着さ
    れ、各羽根の先部分の後側に補強体が配され、補強体の
    リブ状部分が羽根の先部分の後面に対して略直角になる
    ようにされ、羽根の先部分の後面に面する補強体の部分
    が羽根の先部分の後側の部分に固着され、羽根の屈曲部
    のオーガ側に面する補強体の部分が羽根の屈曲部のオー
    ガ側の部分に固着され、基板のオーガ側に面する補強体
    の部分が基板のオーガ側の部分に固着されていることを
    特徴とする除雪機のブロア。
JP5200084A 1993-07-19 1993-07-19 除雪機のブロア Expired - Lifetime JP2631074B2 (ja)

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