JPH0637060Y2 - 除雪機 - Google Patents

除雪機

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JPH0637060Y2
JPH0637060Y2 JP4169891U JP4169891U JPH0637060Y2 JP H0637060 Y2 JPH0637060 Y2 JP H0637060Y2 JP 4169891 U JP4169891 U JP 4169891U JP 4169891 U JP4169891 U JP 4169891U JP H0637060 Y2 JPH0637060 Y2 JP H0637060Y2
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JP
Japan
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blower
snow
base
housing
wall surface
Prior art date
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JP4169891U
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English (en)
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JPH0489110U (ja
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正夫 染谷
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Jukogyo KK
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Publication date
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  • Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、除雪時に雪を投出させ
るブロワの背面に回り込む雪を掻き出す除雪機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の除雪機は、積雪層を破
砕し集雪するオーガと、このオーガにて掻き集められた
雪を投雪するブロワとを備えた、いわゆる、2ステージ
タイプのものが多く採用されている。
【0003】ところで、図6(断面側面図)に示すよう
に、ブロワ31は、その回転力にて、このブロワ31の
前方に配設されているオーガ32から送り込まれた雪
を、ブロワハウジング33に形成された投雪口33aの
方向へ投出させる。よって、除雪時、このブロワハウジ
ング33内の雪は撹拌状態にあり、その一部は、上記ブ
ロワ31のブロワベース31aと、上記ブロワハウジン
グ33の内壁面33bとの間に形成された間隙tに入り
込む。
【0004】除雪作業終了後、上記間隙tに入り込んだ
雪をそのままにしておくと、この雪が深夜などに氷結
し、上記ブロワベース31aと上記内壁面33bとが氷
着されてしまい、翌朝などに除雪作業を行おうとして
も、上記ブロワ31を直ちに回転させることが困難とな
り、作業性の低下を招く。
【0005】また、上記間隙tを狭くし、雪の侵入を極
力防止することも考えられるが、この間隙tを大幅に狭
くするには、製造上、組立て上などの制約から限界があ
り、上記氷着を完全に防止することは困難である。
【0006】これに対処するに、例えば特公昭48−1
259号公報には、ブロワのブロワベースの背面に、ブ
レードを立設し、上記ブロワの回転により、上記ブレー
ドが、上記ブロワベースと内壁面との間の間隙に入り込
む雪を飛散させて氷着を防止する技術が示されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記先行技術
に示されている従来の除雪機には、以下に列記する課題
がある。
【0008】(1)ブレードを複数形成した場合には、
構造が複雑化し、且つ、部品点数が多く、その分、製造
工数が嵩む。
【0009】(2)また、上記ブレードの本数が多い場
合には、その先端面が、ブロワハウジングの内壁面に氷
着すると、翌朝などの除雪時に、ブロワがスムーズに回
転せず、作業の円滑性が損なわれる。
【0010】(3)さらに、単に、ブロワのブロワベー
スの背面にブレードを設けただけでは、ブロワベースと
内壁面との間に入り込む雪を充分に飛散させて排除する
ことができない。
【0011】本考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、簡単な構造で、部品点数が少なく、製造組立てが容
易であるばかりでなく、ブロワベースと内壁面との間に
入り込む雪の排除性を向上することができると共に、ブ
ロワの氷着が有効に防止され、除雪時、このブロワを直
ちに回転させることができて円滑な作業性が得られる除
雪機を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案による除雪機は、ブロワハウジングに収納され且
つオーガにて掻き集められた雪を上記ブロワハウジング
に形成された投雪口から投出させる掻込み羽根を表面に
配設したブロワを有し、さらにこのブロワの背面と、こ
のブロワの背面に対設する上記ブロワハウジングの内壁
面との間に一定の間隙が形成されている除雪機におい
て、前記ブロワハウジングのブロワベースの背面に前記
ブロワハウジングの内壁面に近接する高さを有して法線
方向に延びる一条の突起を形成し、該突起は、上記ブロ
ワベースを切り起こし、且つ、上記ブロワの回転方向へ
開口させて曲げ形成し、ブロワベースに切り欠き孔を形
成している。
【0013】
【作用】上記構成により、ブロワが回転すると、ブロワ
の背面に設けられた一条の突起も同方向へ回転し、ブロ
ワの背面とブロワハウジング内壁面との間に入り込んだ
雪、および、上記内壁面に付着する雪を掻き込み、ブロ
ワベースの上記突起を切り起こして形成された切り欠き
から、掻込み羽根側へ吸い出し、この掻込み羽根にて投
雪口から投出させる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例を説明
する。
【0015】図1〜図5は本考案の一実施例を示し、図
1は除雪機の要部断面側面図、図2はブロワの背面図、
図3は図2の III−III 断面図、図4は除雪機の側面
図、図5は除雪機の駆動系の概略図である。
【0016】図中の符号1は除雪機本体であり、この除
雪機本体1に、エンジン2が搭載されているとともに、
その両側にクローラ3が配設され、また、後部にハンド
ル4が設けられている。また、上記除雪機本体1の前部
に、前方を開口するオーガケース5aが固設され、この
オーガケース5aの後方中央にブロワハウジング5bが
連設されている。さらに、このブロワハウジング5bの
上部に形成された投雪口5cにシュート8の基部が、防
振部材24を介し止め具25にて回転自在に挟着固定さ
れている。また、上記オーガケース5aにオーガ6が回
転自在に収納され、さらに、上記ブロワハウジング5b
にブロワ7が収納されている。このブロワ7はドリブン
シャフト9に軸着されており、このドリブンシャフト9
の先端が上記オーガ6の回転軸にベベルギヤ10を介し
て連設されている。
【0017】図5に示すように、上記ドリブンシャフト
9の基端に、ドリブンプーリ11bが軸着され、このド
リブンプーリ11bが上記エンジン2の出力軸2aに軸
着されているドライブプーリ11aにベルト12を介し
て連設されている。なお、符号13はテンションクラッ
チである。一方、上記クローラ3を駆動するクローラス
プロケット14が、上記エンジン2の出力軸2aに、減
速ギヤ15、摩擦車16、トランス板17、および、他
のプーリ18a,18b、ベルト19を介して連設され
ている。なお、上記摩擦車16の変速操作、上記トラン
ス板17の上記摩擦車16に対する接離操作、上記テン
ションクラッチ13の操作、および、上記シュート8の
回動は、上記ハンドル4側に配設された変速レバー2
0、走行クラッチレバー21、作業クラッチレバー2
2、および、シュートハンドル26によって各々操作さ
れる。なお、符号23はアクセルレバーである。
【0018】また、上記ブロワ7の回転中心に、上記ド
リブンシャフト9に軸着されるボス7aが設けられてお
り、さらに、このボス7aにブロワベース7bが溶接な
どの手段により固定されている。また、このブロワベー
ス7bの上記オーガ6に対向する面、すなわち、表面
に、掻込み羽根7cが十字状に溶接などの手段により固
定されている。
【0019】また、上記ブロワ7に設けられた上記ブロ
ワベース7bの背面7dと、この背面7dに対設する上
記ブロワハウジング5bの内壁面5dとの間に、所定幅
の間隙tが形成されている。
【0020】一方、ブロワ7のブロワベース7bの背面
7dには、法線方向に延びる一条の突起7eが、上記ブ
ロワベース7bを切り起し、且つ、上記ブロワ7の回転
方向へ開口されて曲げ形成されている。また、この突起
7eは、ブロワハウジング5bの内壁面5dに近接する
高さhを有している。すなわち、上記内壁面5dと上記
ブロワベース7の背面7dとの間の間隙をtとすれば、
t>hである。
【0021】 次に、上記構成による実施例の作用を説明する。 エンジン2を始動した後、アクセルレバー23を高速側
へセットし、次いで、ハンドル4に設けられた走行クラ
ッチレバー21を把持すると、上記エンジン2の出力軸
2aに、プーリ18a,18b、ベルト19を介して連
設するトランス板17が摩擦車16に摺接し、上記エン
ジン2の駆動力が上記摩擦車16から、減速ギヤ15、
クローラスプロケット14を介して、上記除雪機本体1
の両側に設けられたクローラ3に伝達されて前進する。 また、変速レバー20を操作すると、上記トランス板1
7に摺接する摩擦車16が、このトランス板17に沿っ
て径方向へ移動し、除雪機本体1の前進、後退、および
走行速度が選択できる。
【0022】また、除雪時は、作業クラッチレバー22
を操作し、この作業クラッチレバー22に連設するテン
ションクラッチ13にて、上記エンジン2の出力軸2a
に軸着されたドライブプーリ11aと、上記除雪機本体
1の前方に延出されているドリブンシャフト9に軸着さ
れているドリブンプーリ11b間を張設するベルト12
を緊張させる。すると、このドリブンシャフト9に軸着
されているブロワ7と、このドリブンシャフト9にベベ
ルギヤ10を介して連設するオーガ6が共に回転する。
【0023】そして、この状態で、上記オーガ6を除雪
すべき積雪層に喰い込ませると、このオーガ6によって
上記積雪層が崩され、この崩された雪がオーガケース5
a内に取り込まれた後、その背後に連設するブロワハウ
ジング5bへ送られ、このブロワハウジング5bに収納
されている上記ブロワ7の掻込み羽根7cによって、上
記ブロワハウジング5bに形成された投雪口5c方向へ
飛雪され、この投雪口5cに連通するシュート8に沿っ
て所望の方向へ投雪される。
【0024】また、上記ブロワハウジング5b内に掻き
込まれた雪は、上記ブロワ7の掻込み羽根7cの回転に
よって撹拌されており、その一部が、上記ブロワ7のブ
ロワベース7bの背面7dと、この背面7dに対設する
上記ブロワハウジング5bの内壁面5dとの間の間隙t
に入り込む。
【0025】このように、除雪時、上記ブロワ7が回転
すると、上記突起7eが間隙tに入り込んだ雪、およ
び、上記内壁面5dに付着する雪を掻き込み、ブロワベ
ース7bの上記突起7eを切り起して形成された切り欠
き孔7fから、掻込み羽根7c側へ吸い出し、この掻込
み羽根7cにて投雪口5cへ飛雪させる。その結果、除
雪時、上記間隙t内に雪が入り込み難く、雪詰まりが防
止される。また、上記ブロワ7の回転を停止しても、上
記間隙tには、少なくとも上記突起7eの高さh分の空
隙が形成されるので、上記背面7dが上記ブロワハウジ
ング5bの内壁面5dに氷着することはない。また、上
記内壁面5dに氷着する箇所は、上記突起7eの先端面
であるが、この先端面は、図3に示すように、鋭角の稜
部であるため、その幅wは極めて小さく、氷着されて
も、ブロワ7の駆動力によって簡単に離間させることが
できる。よって、除雪作業再開時に上記ブロワ7がスム
ーズに回転する。
【0026】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、ブ
ロワのブロワベースの背面に、前記ブロワハウジングの
内壁面に近接する高さを有して法線方向に延びる一条の
突起を形成し、該突起は、上記ブロワベースを切り起こ
し、且つ、上記ブロワベースの回転方向へ開口させて曲
げ形成し、ブロワベースに切り欠き孔を形成してなるの
で、除雪時、上記間隙内に入り込んだ雪、および、ブロ
ワハウジングに付着する雪を掻込み、ブロワベースの突
起を切り起こして形成された切り欠き孔から、掻込み羽
根側に吸い出す。従って、上記間隙内に入り込む雪の排
除性をより向上することができ、ブロワの氷着がより有
効に防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す除雪機の要部断面側面
図。
【図2】本考案の一実施例を示すブロワの背面図。
【図3】本考案の一実施例を示す図2の III−III 線断
面図。
【図4】本考案の一実施例を示す除雪機の側面図。
【図5】本考案の一実施例を示す除雪機の駆動系を示す
説明図。
【図6】従来の除雪機を示す断面図。
【符号の説明】
1 除雪機本体 5b ブロワハウジング 5c 投雪口 5d 内壁面 6 オーガ 7 ブロワ 7b ブロワベース 7d 背面 7e 突起 h (突起の)高さ t 間隙

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロワハウジングと、このブロワハウジ
    ングに収納され且つオーガにて掻き集められた雪を上記
    ブロワハウジングに形成された投雪口から投出させる掻
    込み羽根を表面に配設したブロワとを有し、さらにこの
    ブロワの背面と、このブロワの背面に対設する上記ブロ
    ワハウジングの内壁面との間に一定の間隙が形成されて
    いる除雪機において、前記ブロワハウジングのブロワベ
    ースの背面に前記ブロワハウジングの内壁面に近接する
    高さを有して法線方向に延びる一条の突起を形成し、該
    突起は、上記ブロワベースを切り起こし、且つ、上記ブ
    ロワの回転方向へ開口させて曲げ形成して、ブロワベー
    スに切り欠き孔を形成したことを特徴とする除雪機。
JP4169891U 1991-06-04 1991-06-04 除雪機 Expired - Lifetime JPH0637060Y2 (ja)

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JP4169891U JPH0637060Y2 (ja) 1991-06-04 1991-06-04 除雪機

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Publication Number Publication Date
JPH0489110U JPH0489110U (ja) 1992-08-04
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