JPH0542098Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0542098Y2
JPH0542098Y2 JP8535487U JP8535487U JPH0542098Y2 JP H0542098 Y2 JPH0542098 Y2 JP H0542098Y2 JP 8535487 U JP8535487 U JP 8535487U JP 8535487 U JP8535487 U JP 8535487U JP H0542098 Y2 JPH0542098 Y2 JP H0542098Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
snow
blower
throwing
chute
movable member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8535487U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63194932U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8535487U priority Critical patent/JPH0542098Y2/ja
Publication of JPS63194932U publication Critical patent/JPS63194932U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0542098Y2 publication Critical patent/JPH0542098Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ブロワから投出される雪の投雪筒の
内壁面に対する付着を防止する除雪機の雪詰り防
止装置に関する。
[従来の技術] 従来から、この種の除雪機では、除雪機本体の
前部に設けられたオーガにて除雪すべき積雪層を
崩すとともに集雪し、次いで、その背後に設けら
れているブロワにて、側方など所望方向へ投雪す
る、いわゆる、2ステージタイプのものが一般に
多く採用されている。
この2ステージタイプ除雪機では、第6図(断
面側面図)に示すように、ブロワ36につて飛ば
される雪が、このブロワ36を覆うブロワハウジ
ング37に形成された投雪口37aと、この投雪
口37aに連通するシユート38の基部に形成さ
れ円筒部38aとからなる投雪筒39の内壁面3
9aに沿つて上方へ導かれ、上記シユート38を
経て側方など所望の方向へ投雪される。
ところで、例えば、上記ブロワ36から投出さ
れる雪質が重く湿つている場合、上記投雪筒39
の内壁面39a、および、シユート38の内壁面
38bに雪が付着しやすい。その結果、この内壁
面39a,38bに経時的な雪詰りが発生しやす
くなり、投雪力が徐々に阻害されて除雪能力の低
下を招く。
これに対処するに、例えば、実公昭56−3372号
公報の除雪機では、シユートの断面形状を基部か
ら上部へ至るに従い次第に大きくして、上方へ移
行するに従い、投雪抵抗が徐々に小さくなるよう
にし、上記シユートの内壁面に雪が付着し難くし
た技術が開示されている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、この先行技術では、ブロワハウジング
の投雪口、および、シユートの基部など断面積の
比較的小さい部分に発生する雪詰りを解消するこ
とが困難である。
また、上記シユートの内壁面に付着した雪が自
重などにより落下すると、この落下した雪によ
り、上記投雪口などが雪詰りしやすく、上述と同
様、除雪能力の低下を招く。
[考案の目的] 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、
雪質に影響されることなく、投雪筒に雪が付着し
難く、投雪力が充分に確保され、且つ、雪詰りが
有効に防止されて除雪機能の大幅な向上が図れる
除雪機の雪詰り防止装置を提供することを目的と
している。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本考案による除雪機の
雪詰り防止装置は、ブロワの投雪方向に連通する
投雪筒の内壁面に可動部材が配設され、この可動
部材が加振装置に連設されている。
[作用] 上記構成により、ブロワが回転して集められた
雪を投雪筒を経て投出される際に、この投雪筒の
内壁に配設された可動部材が加振装置によつて振
動され、この内壁面に付着する雪が掻き落され
る。その結果、この投雪筒の内壁面に雪が堆積せ
ず、雪詰りが防止される。
[考案の実施例] 以下、図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図〜第5図は本考案の一実施例を示し、第
1図は雪詰り防止装置の要部断面側面図、第2図
は第1図の右側面断面図、第3図は可動部材の側
面図、第4図は除雪機の側面図、第5図は除雪機
の駆動系の概略平面図である。
図中の符号1は除雪機本体であり、この除雪機
本体1にエンジン2が搭載されているとともに、
その両側にクローラ3が配設され、また、後部に
ハンドル4が設けられている。
また、上記除雪機本体1の前部に、前方を開口
するオーガケース5aが固設され、このオーガケ
ース5aの後方中央にブロワハウジング5bが連
設されている。
上記オーガケース5aにオーガ6が回動自在に
収納され、また、上記ブロワハウジング5bにブ
ロワ7が収納されている。
第5図に示すように、上記ブロワ7を軸着する
ドリブンシヤフト9の先端に、上記オーガ6の回
転軸がベベルギヤ10を介して連設されている。
また、このドリブンシヤフト9の基端に、ドリブ
ンプーリ11bが軸着され、このドリブンプーリ
11bが上記エンジン2の出力軸2aに軸着され
ているドライブプーリ11aにベルト12を介し
て連設されている。なお、符号13はテンシヨン
クラツチである。
一方、上記クローラ3を駆動するクローラスプ
ロケツト14が、上記エンジン2の出力軸2a
に、減速ギヤ15、摩擦車16、トランス板1
7、および、他のプーリ18a,18b、ベルト
19を介して連設されている。
なお、上記摩擦車16の変速操作、上記トラン
ス板17の上記摩擦車16に対する接離操作、お
よび、上記テンシヨンクラツチ13の操作は、上
記ハンドル4側に配設された変速レバー20、走
行クラツチレバー21、および、作業クラツチレ
バー22によつて各々操作される。また、符号2
3はアクセルレバーである。
(特徴部分の説明) また、上記ブロワ7の投出方向である上記ブロ
ワハウジング5bの上側部に投雪口5cが突出形
成されており、この投雪口5cの開口端にフラン
ジ5dが形成されている。さらに、このフランジ
5dに、シユート8の底部に設けられたシユート
ベース8aが防振部材24を介して載置され止め
具8cにて回動自在に挟着固定されている。
また、上記シユート8の上記シユートベース8
aの一側に、上記ハンドル4から延出されたシユ
ートハンドル26の先端に形成されたスクリユー
26aが係合されており、このシユートハンドル
26を回動することにより、上記シユート8が上
記投雪口5cに形成された上記フランジ5dを中
心に左右方向へ一定角度回転する。
また、上記ブロワハウジング5bに形成された
投雪口5cと、この投雪口5cに連通する上記シ
ユート8の基部に形成された円筒部8bとで、投
雪筒25が構成されており、この投雪筒25に可
動部材27が上下動自在に収納されている。
なお、図においては、この可動部材27が上記
投雪口5c側に配設されているが、その上端が上
記シユート8の円筒部8b側へ延出されていても
よい。
また、上記可動部材27は、所定間隔を開けて
上下方向へ配設された複数のリング27a,27
b,27cと、この各リング27a〜27c間を
連結する複数の支持棒27dとで構成されてお
り、この各リング27a〜27cが上記投雪筒2
5の内壁面25aに近接されている。さらに、上
記リング27bの両側にピン27eが突設されて
おり、このピン27eが上記ブロワハウジング5
bの投雪口5cに穿設された長孔5eを貫通し
て、外方へ突出されている。なお、この長孔5e
は上記可動部材27の上下動を許容するととも
に、この可動部材27の水平方向の回転を規制す
るものである。
また、この投雪口5cから突出された上記ピン
27eにスライダ28が固設されている。このス
ライダ28は、上記投雪口5cの外周に沿つてリ
ング状に形成されている。このスライダ28の内
径が上記投雪口5cの外径よりやや大きく形成さ
れており、上記スライダ28はこの投雪口5cの
外周をガイドに上下動する。
また、上記スライダ28の上面と、上記投雪口
5cに形成された上記フランジ5dの底面との間
に、上記スライダ28を第1図の下方へ付勢する
リターンスプリング29が介装されている。一
方、上記スライダ28の底面一側に、カム30が
摺接されており、このカム30を軸着するカム軸
31と、上記ブロワ7を軸着する上記ドリブンシ
ヤフト9とが、一対のプーリ32a,32bと、
この両プーリ32a,32b間を張設するベルト
33を介して互いに連設されている。
また、上記カム軸31の両端が、上記ブロワハ
ウジング5bの外壁に固設されたブラケツト34
と、このブラケツト34に一定間隔を開けて対設
する外カバー35とに支承されている。
この外カバー35は、上記スライダ28、上記
リターンスプリング29、上記カム30、上記カ
ム軸31、上記プーリ32a,32b、および、
上記ベルト33を覆い、これらを外部から保護
し、雪などの侵入を防止し、この各構成部品の凍
結を防止している。
なお、上記構成部品28〜34にて加振装置が
構成されている。
次に、上記構成による実施例の作用について説
明する。
(走行) エンジンを始動し、次いで、アクセルレバー2
3を高速側へセツトし、さらに、ハンドル4に設
けられた走行クラツチレバー21を把持すると、
上記エンジン2の出力軸2aに、プーリ18a,
18b、ベルト19を介して連設するトランス板
17が摩擦車16に摺接し、上記エンジン2の駆
動力が上記摩擦車16から、減速ギヤ15、クロ
ーラスプロケツト14を介して、除雪機本体1の
両側に設けられたクローラ3に伝達されて前進す
る。
また、変速レバー20を操作すると、上記トラ
ンス板17に摺接する上記摩擦車16が、このト
ランス板17に沿つて径方向へ移動し、除雪機本
体1の前進、後退、および、走行速度が選択でき
る。
(除雪) 除雪時、まず、作業クラツチレバー22を傾倒
させ、この作業クラツチレバー22に連設するテ
ンシヨンクラツチ13にて、上記エンジン2の出
力軸2aに軸着されたドライブプーリ11aと、
ブロワ7を軸装するドリブンシヤフト9に軸着さ
れているドリブンプーリ11b間を張設するベル
ト12を緊張させる。
すると、上記ブロワ7と、上記ドリブンシヤフ
ト9にベベルギヤ10を介して連設するオーガ6
とが共に回転する。そして、この状態で、上記オ
ーガ6を除雪すべき積雪層に喰い込ませると、こ
のオーガ6が上記積雪層を崩し、且つ、その背後
に配設されたブロワ7に集雪し、このブロワ7の
投雪力にて上方へ飛ばす。
このブロワ7により飛ばされる雪は、このブロ
ワ7を覆うブロワハウジング5bの上側部に形成
された投雪口5cを通り、この投雪口5cに連通
するシユート8に沿つて側方など所望の方向へ投
出される。
一方、上記ドリブンシヤフト9が回転すると、
このドリブンシヤフト9にプーリ32a,32
b、ベルト33を介して連設するカム軸31が回
転し、このカム軸31に軸着されているカム30
がスライダ28を上下動させる。
すなわち、上記カム30のカムローブにて上記
スライダ28の底面が押圧されると、このスライ
ダ28がリターンススプリング29の付勢力に抗
し、且つ、上記投雪口5cの外周にガイドされて
図の上方へ移動する。また、上記カム30のカム
ローブが上記スライダ28の底面を通過すると、
このカム30のベースサークルに沿つて、上記ス
ライダ28が上記リターンススプリング29の付
勢力を受け、且つ、上記投雪口5cの外周にガイ
ドされて下降する。
上記スライダ28が上下動すると、このスライ
ダ28にピン27eを介して連設する可動部材2
7が同方向へ往復動する。この可動部材27は、
投雪筒25を構成する上記投雪口5c内に収納さ
れており、この可動部材27の上記投雪口5cの
内壁面25aに近接する各リング27a,27
b,27cが、上記内壁面25aに付着する雪を
積極的に掻き落す。また、上記シユート8内に付
着している雪が自重により落下した場合でも、上
記可動部材27が常時上下動しているので、上記
投雪筒25が閉塞されることはない。
その結果、上記内壁面25aの雪詰りが有効に
防止され、除雪能力の大幅な向上が図れる。
また、上記内壁面25aに付着する雪を積極的
に掻き落すので、例えば、重く湿つた雪を除雪し
ても雪詰りが発生せず作業性がよい。
なお、上記可動部材27は、複数のリング27
a,27b,27cと、これらを連結する支持棒
27dとで形成され、且つ、上記内壁面25aに
近接された位置に配設されているので、投雪抵抗
を増大させることがなく、上記ブロワ7の投雪力
が著しく阻害されることはない。
また、上記ハンドル4に設けられたシユートハ
ンドル26を回動させると、このシユートハンド
ル26の先端に形成されたスクリユー26aが上
記シユート8の底部に形成されたシユートベース
8aを回動させ、上記シユート8の投雪方向を自
在に設定することができる。
なお、本考案による雪詰り防止装置は上記実施
例に限るものではなく、例えば、可動部材へ動力
を伝達するベルトをテンシヨンプーリにより選択
的に緊張、弛緩自在な構造とし、上記可動部材を
必要に応じて往復動させるようにしてもよい。ま
た、可動部材は、複数の掻込み孔を有する円筒形
であつてもよい。
さらに、本考案による雪詰り防止装置をブロワ
のみで集雪および投雪を行う、1ステージタイプ
の除雪機に採用することもできる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、ブロワの
投雪方向に連通する投雪筒の内壁面に可動部材が
配設され、この可動部材が加振装置に連設されて
いるので、雪質に影響されることなく、上記内壁
面に付着する雪が積極的に掻き落されて、雪詰り
が有効に防止される。その結果、投雪力が充分に
確保され、除雪機能が大幅に向上し、除雪作業の
効率化が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の一実施例を示し、第
1図は雪詰り防止装置の要部断面側面図、第2図
は第1図の右側面断面図、第3図は可動部材の側
面図、第4図は除雪機の側面図、第5図は除雪機
の駆動系の概略平面図、第6図は従来の除雪機の
要部拡大断面側面図である。 7……ブロワ、25……投雪筒、25a……内
壁面、27……可動部材、28〜34……加振装
置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブロワの投雪方向に連通する投雪筒の内壁面に
    可動部材が配設され、この可動部材が加振装置に
    連設されていることを特徴とする除雪機の雪詰り
    防止装置。
JP8535487U 1987-05-29 1987-05-29 Expired - Lifetime JPH0542098Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8535487U JPH0542098Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8535487U JPH0542098Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63194932U JPS63194932U (ja) 1988-12-15
JPH0542098Y2 true JPH0542098Y2 (ja) 1993-10-25

Family

ID=30940683

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8535487U Expired - Lifetime JPH0542098Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0542098Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63194932U (ja) 1988-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4322896A (en) Snow blowing machine
FI83682C (fi) Snoeslunga foersedd med pendelhjul.
US5813152A (en) Snowblower chisel attachment
EP0831017A1 (en) Slotted drive wheel for endless ground engaging belted tracks
JPH0542098Y2 (ja)
US4083775A (en) Ballast cleaner
JP4106342B2 (ja) 除雪機
US20050039352A1 (en) Snow removing machine
JP4418389B2 (ja) 除雪機
JPH0637060Y2 (ja) 除雪機
JP2007314962A (ja) 除雪機
JPH0542097Y2 (ja)
JPS6029463Y2 (ja) 簡易除雪機における走行装置
JPH0647950Y2 (ja) 回転ブラシ式ロータリ除雪車のブラシカバー
JP2000064239A (ja) 除雪機
JP3666783B2 (ja) 除雪機
JP4271996B2 (ja) 除雪機
EP1460182A1 (en) Travelling device with parking brake
JPH0411802A (ja) 振動式畦塗機
JP3989379B2 (ja) 除雪機
JPS59336Y2 (ja) スノ−スロア−
SU1379308A1 (ru) Способ очистки шлаковозных ковшей и устройство дл его осуществлени
JPS6027131Y2 (ja) 除雪機における排雪筒首振り装置
JPH10219644A (ja) 除雪機の投雪機構
JPS6035611Y2 (ja) 小型除雪機の高低調節装置