JP2004027663A - 除雪機 - Google Patents

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Abstract

【課題】除雪機のブロワハウジング内部への雪の侵入を防ぐために、該ブロワハウジングとブロワ基板との隙間を最小限とする構成においては、一旦該ブロワハウジング内部に侵入した雪は排出が困難となり、その結果蓄積した雪が凍結するとブロワの動作を妨げ、故障の原因ともなっていた。
【解決手段】除雪した雪をオーガカバー内に掻き込み、該オーガカバーの後部にブロワ30を配置して該ブロワ30によって雪を跳ね飛ばす除雪機において、ブロワ基板31の外周の辺に切り欠き部31bと突出部31cを設けた。
【選択図】    図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、除雪機の除雪部におけるオーガケースから投雪シュータへ除雪した雪を飛ばすブロワの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、走行する機体の前部に除雪部を設け、該除雪部のオーガケース内部に螺旋状のオーガを回動可能に横架し、該オーガの回転によって前方の雪を掻き込み、その後部にブロワを配置して、該ブロワの回転によってシュータを介して機体外側方等へ投雪するように除雪機が構成されている。前記ブロワの基板には凹凸が設けられてブロワ基板の剛性を高めつつ、ブロワハウジングとブロワ基板の隙間を最小限とし、その隙間に雪の侵入を防ぐ技術が公知となっている。また、ブロワ基板後面にスクレーパを突出させて固設することで、該スクレーパによりブロワハウジング内の雪を掻き出す技術もある。例えば、特開2002−69959の技術等である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の技術においては、ブロワハウジングとブロワ基板にわずかでも隙間があればその隙間への雪の侵入を完全に防ぐことは不可能であり、また、隙間を小さくしたことにより侵入した雪を再び排出することが困難となり、溜まるおそれがあり、この溜まったまま作業中断等で除雪機を放置すると、その雪が凍結し、ブロワの回転を妨げ除雪機の動作を阻害すると共に故障の原因にもなり得るという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0005】
即ち、請求項1においては、除雪した雪をオーガカバー内に掻き込み、該オーガカバーの後部にブロワを配置して該ブロワにより雪を跳ね飛ばす除雪機において、ブロワをブロワ基板とブロワ羽根等より構成し、該ブロワ基板の外周の辺にそれぞれ切り欠き部と突出部を設けたものである。
【0006】
請求項2においては、請求項1記載の除雪機のブロワにおいて、前記切り欠き部は前記ブロワの回転方向に対して、前記ブロワ基板に固設されたブロワ羽根の後側に、前記突出部は該ブロワ羽根の前側に設けたものである。
【0007】
請求項3においては、請求項1記載の除雪機のブロワにおいて、前記突出部は前記ブロワ基板において前記ブロワ羽根を取り付けた側と反対側に折り曲げられ、該突出部と該ブロワ基板のなす角は鈍角となるように構成したものである。
【0008】
請求項4においては、請求項1記載の除雪機のブロワにおいて、ブロワ羽根と反対側の面のブロワ基板上に、スクレーパを中心より半径方向に延設したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は除雪機の全体側面図、図2はブロワの正面図、図3はブロワの側面図、図4はブロワの後方斜視図、図5はブロワ詰まり検出装置の正面図、図6は第2実施例におけるブロワ詰まり検出装置の正面図である。
【0010】
図1において除雪機の全体構成から説明する。機体フレーム1の前部に除雪部Aが配設されており、除雪部Aは機体フレーム1の前端に連設したブロワハウジング2内にブロワ30を収納し、該ブロワハウジング2の上部に左右回動可能に投雪シュータ3を突出し、ブロワハウジング2前部に掻込オーガを収納したオーガカバー4を配置している。
【0011】
前記ブロワハウジング2の前端にはオーガカバー4が連通され、該オーガカバー4内に掻込オーガが左右水平方向に横設され、該掻込オーガと前記ブロワ30は同時に駆動されて、掻込オーガの回動によって雪を砕いて中央側へ掻き込み、ブロワ30によって上方へ跳ね飛ばし、投雪シュータ3によってガイドされて任意の方向へ排出できるようにしている。
【0012】
前記投雪シュータ3の下部には一体的に旋回座5が配置され、該旋回座5の外周下部に歯部が形成され、該歯部にギヤが噛合され、該ギヤを図示しない旋回モータまたはシュータハンドル22の回転により回転させて、旋回座5とともに投雪シュータ3が回動されて投雪方向を変更できるように構成されている。
【0013】
ブロワハウジング2の後両側下部には、ボルト締結によりソリ6・6が左右対称位置に固設されている。該ソリ6・6は必要に応じて取り付け位置を変更して上下調節が可能に構成され、掻込高さを調節できるようにしている。
【0014】
前記機体フレーム1の両側後部より斜め後上方にハンドル7・7が突出され、該ハンドル7・7の間及び上部に運転操作部Bが形成されている。該ハンドル7の上部間に操作ボックス8が配置され、両側上のハンドル7・7に走行クラッチレバー9と除雪クラッチレバー10がそれぞれ配設され、後部はそれぞれハンドル7の形状に合わせて構成され、走行クラッチレバー9と除雪クラッチレバー10は握っているときのみ作動し、放すと停止するデッドマンクラッチレバーとしている。
また、該操作ボックス8の後部にはロックレバー11が配置され、該ロックレバー11の操作により除雪部Aの上下位置を固定可能としている。
【0015】
そして、前記機体フレーム1上にエンジン12を載置し、該エンジン12の動力は機体フレーム1前上部のベルトカバー部13内に配置される出力軸上のプーリより、ベルト・クラッチを介して該機体フレーム1下部内に配置されるミッションケース及び除雪部Aに動力を伝えるように構成している。
前記ミッションケース内にはHST式変速装置が一体的に設けられ、該ミッションケースより両側へ突出した前輪支持軸14は走行駆動軸として機体フレーム1及びトラックフレーム15を左右に貫通している。機体フレーム1は該前輪支持軸14を中心に前後に傾くように支持している。該前輪支持軸14の両軸端に駆動スプロケット16が固設され、トラックフレーム15の後部には後輪支持軸17が横架され、該後輪支持軸17の両端に従動スプロケット18が回転自在に軸支され、該従動スプロケット18と前記駆動スプロケット16の間にクローラーベルト19を巻回し、クローラ式走行装置Cを構成している。
【0016】
機体フレーム1後方のハンドル7下方にバッテリ搭載台20が突設され、該バッテリ搭載台20にバッテリ21を搭載している。
【0017】
また、オーガカバー4にはオーガ詰まり検出装置を、投雪シュータ3下方の吹上口3b側面にはブロワ詰まり検出装置40をそれぞれ施設している。
【0018】
次に本発明のブロワ30の構成について説明する。
図2、図3及び図4に示すように、ブロワ30はブロワ基板31とブロワ羽根32・32・32からなる。
本実施例においては、ブロワ基板31は軽量化を図り、ブロワハウジング2内に侵入した雪を排出する隙間を設けるために、略三角形に形成している。該ブロワ基板31の中心位置にブロワボス33が貫通固設され、ブロワ羽根32は該ブロワボス33から放射方向に、ブロワ基板31に対し直角に立設されている。該ブロワ羽根32は、平面視においてブロワ30の回転中心に対し内側の端部はブロワボス33に接し、外側の端部はブロワ基板角部31aの付近に位置するように配置し、またブロワ羽根32はブロワボス33の側からブロワ基板31の外周に向かう程軸心方向の幅が広くなるように構成している。こうして、ブロワ30の周囲にはブロワ羽根32が雪を跳ね出すのに必要なスペースを確保している。
【0019】
ブロワ羽根32の、ブロワ基板31との固着部分の反対側にあたる端部、つまり、進行方向前側は、回転方向に向かって直角に曲げられ、曲げ部32aを形成している。該曲げ部32aを設けることによって、一旦取り込んだ雪をオーガ側に戻すことなく、投雪シュータ3の吐出部3aより吐出するようにしている。吐出部3aより吐出された雪は、吹上口3bを経て投雪シュータ3より排出される。
また、ブロワ羽根32の、ブロワ30の回転方向に対して後方となる側には、三角形状に構成した補強プレート34がブロワ基板31に対し直角に固設され、ブロワ30を回転させ投雪するときにブロワ羽根32が変形して倒れることを防いでいる。そして、該補強プレート34は正面視略「く」字形状に折り曲げることで、剛性を高め、かつ雪が該補強プレートの曲げ部分に溜まることを防止するように構成している。
【0020】
ブロワ基板31の、三角形の頂点に相当する角部31aは円弧状にカットし、中心からの距離が短くなるようにして、ブロワハウジング2内で回転する際に、円筒状に構成した該ブロワハウジング2の内面との隙間が小さくなるようにして、該ブロワハウジング2とは同芯上で回転するようにしている。
【0021】
ブロワ基板31の外周の直線状の辺部分には、ブロワ30の回転方向に対して、ブロワ羽根32の後側の補強プレート34側に切り欠き部31bを設け、ブロワ羽根32の前側に突出部31cを設けている。
本実施例においては該切り欠き部31bと該突出部31cは長さが略1:1の割合となるように構成している。これは、突出部31cを短くするとブロワ基板31の強度が低下してしまい、また突出部31cを長くすると該突出部31cの端面によりブロワ基板31の後面に雪が入り込んでしまうことを避けるためである。
【0022】
そして、前記切り欠き部31bは後述するスクレーパ35によって雪を掻き出す排出口となる。
また、前記突出部31cは、ブロワ基板31のブロワ羽根32が取り付けられる側と反対側に曲げ、該突出部31c端面とブロワハウジング2との隙間が小さくなるように構成している。スクレーパ35から掻き出された雪やブロワハウジング2内に溜まった雪は、突出部31cで掻き取られ、ブロワ羽根32によって排出される。
なお、本実施例においては突出部31cのブロワ基板31に対する曲げの角度を30度としている。該突出部31cの曲げの角度は、突出部31cの端部がブロワ基板31に対しブロワ羽根32と反対側を向き、かつ突出部31cとブロワ基板31のなす角度が鈍角となる範囲内であれば自由に構成できるが、突出部31cのブロワ基板31に対する曲げ角度を90度に近く構成すると、ブロワハウジング2上に雪を跳ね飛ばしてしまい、投雪にばらつきが生じる恐れがある。
【0023】
ブロワ基板31の中心位置にはブロワボス33が固設され、該ブロワボス33にブロワ駆動軸36が貫装され、駆動できるように構成されている。ブロワ基板31はブロワハウジング2に近接させ、ブロワボス33はセットボルト37によりブロワ駆動軸36に固定されている。
【0024】
ブロワ基板31の、ブロワ羽根32を取り付けた反対側の面には、ブロワ基板31後面より突出するようにスクレーパ35が固設され、ブロワボス33外周より半径方向に延出し、その半径方向の長さはブロワ基板31の中心から角部31aまでの約半分より長く構成している。該スクレーパ35はバランスを考慮してブロワ基板31中心に対してセットボルト37と反対方向に配置し、ブロワ基板31に対し直角に固設されている。
本実施例ではスクレーパ35は1つのみを配設しているが、重量バランスを考慮した上で複数を配設することも可能である。また、放出し易いように半径方向よりも回転方向後ろ側に傾斜した後退角を設けて固設することもできる。
【0025】
そして、以上のようにブロワ30を構成することで、ブロワ30を回転させると、ブロワ基板31の後面側に侵入した雪のうち、該ブロワ30の中心位置に近い雪はスクレーパ35によって掻き出され、中心位置から離れた位置に侵入した雪、及びスクレーパ35により掻き出された雪は前記突出部31cによって掻き取られ、これらの雪はブロワ羽根32によって吐出されるのである。
【0026】
なお、本発明のブロワは除雪機において使用可能なものであり、除雪機の大きさ、またはクローラ式とかホイル式とか限定するものではない。
【0027】
次に、オーガ詰まり検出装置について説明する。
オーガカバー4の上面の一部に図示しない開口部を設けて可動カバーで覆い、該可動カバー、或いは、オーガカバー上面全体を、軸や蝶番等により上下方向に開閉可能に構成し、該可動カバーまたはオーガカバー上面をバネ等で下方に押圧し、設定以上の強さで上向きの力が加わらないと、可動カバーまたはオーガカバー上面が上方へ回動して開かないようにしている。また、オーガカバー4本体と可動カバーまたはオーガカバー上面の間にはセンサーを設け、可動カバーまたはオーガカバー上面が閉位置以外の位置となると、その状態を検知し、該センサーから制御回路を介して自動的にエンジン12が停止するように構成している。
【0028】
このように構成すると、オーガカバー4内部に詰まりが生じた際には、詰まりによって可動カバーまたはオーガカバー上面がオーガカバー4の内側から押圧され、可動カバーまたはオーガカバー上面に加わる力が設定値以上になると可動カバーまたはオーガカバー上面が閉位置から開き、センサーによって開いたことが検知されるとエンジン12が停止する。従って、オーガカバー4内部で詰まりが生じれば、自動的にエンジン12が停止し、詰まりによる除雪機の損傷を防止することが可能となるのである。
また、オーガカバー4に開口部と可動カバーを設けたことにより、またはオーガカバー上面を上方へ開放可能に構成したことで、該可動カバーまたはオーガカバー上面を展開することで該開口部からオーガカバー4内部の詰まりを除去することが可能となり、詰まり除去の作業が容易かつ安全に行えるようになる。
【0029】
次に、ブロワ詰まり検出装置40について説明する。
図1に示す如く、投雪シュータ3下方の吹上口3b側面にはブロワ詰まり検出装置40が配設されている。図5に示す如く、ブロワ詰まり検出装置40は可動カバー41、可動軸42、センサー43及び開口部3dによって構成される。
除雪機側面の吹上口3bの位置に開口部3dを設け、開口部3dを覆うように可動カバー41を配設し、該可動カバー41の上端には軸受け41a・41aを左右両端に固設する。また、該軸受け41a・41aの外側にそれぞれカラー44・44が除雪機本体側のブロワハウジング2に固設される。そして該軸受け41a・41a及び該カラー44・44にそれぞれ可動軸42を挿入して、該可動軸42の両端はそれぞれ平座金45を介して留め輪46で係止し、可動カバー41が除雪機に対し上方に回動できるように構成する。なお、可動カバー41が除雪機本体と接触し開口部3dを塞いでいる状態での位置を閉位置とする。
軸受け41a・41aの間の可動軸42上にはコイル状のバネ47が外嵌され、該バネ47により可動カバー41が下向きの開口部3dを閉じる方向に付勢し、ブロワハウジング2の内側から可動カバー41が開く方向に、設定値以上の力が加わらなければ可動カバー41が閉位置から開かないように構成されている。
【0030】
可動カバー41の近傍には開閉を検知するセンサー43が設置され、該センサー43にはコード48が接続され、該コード48の他端部は制御回路または停止回路を介してエンジン12に接続される(図示しない)。該センサー43はリミットスイッチや光センサーや静電センサーや超音波センサー等より構成して、可動カバー41が閉位置にあるかどうかを検出する構成としている。本実施例においては、該センサー43に対向するように可動カバー41に突出部41bが形成され、該突出部41bを検知しているときには閉状態であると判断し、可動カバー41が開いて突出部41bを検知できなくなると、開状態をセンサー43が検出してエンジン12を停止させるようにしている。
【0031】
このような構成において、ブロワハウジング2内で詰まりが生じた際には、詰まりによって可動カバー41がブロワハウジング2の内側から押圧され、可動カバー41に加わる力が設定値以上になると可動カバー41が閉位置から開位置へ移動し、その移動はセンサー43によって検知される。そして、センサー43が可動カバー41の開位置を検知するとエンジン12が停止する。よって、ブロワハウジング2内で詰まりが生じればエンジン12が停止し、詰まりによる除雪機の損傷を防止することが可能となるのである。
また、ブロワハウジング2に開口部3dと可動カバー41を設けたことにより、該可動カバー41を展開することで該開口部3dからブロワハウジング2内部の詰まりを除去することが可能となり、可動カバー41を開けるとエンジン12は作動できない状態となっているため、詰まり除去の作業が容易かつ安全に行えるのである。そのために、可動カバー41に手動での開閉のための取っ手41cを設けている。
なお、詰まりが生じていないときにセンサー43が反応してしまう、あるいは詰まりが生じているのにも係わらずセンサー43が詰まりを検知しないといった誤作動を回避するため、可動カバー41を閉位置に固定するバネ47は可動カバー41への押圧の力の強さが適切となるものを用いる。また、本実施例ではコイル状のバネを用いているが、板バネ等他の部材を用いた構成とすることも可能である。
【0032】
本実施例ではセンサー43をリミットスイッチとし、可動カバー41が閉位置にあるときにセンサー43の突出部43aが押圧されるように構成しているが、夏季等長期間にわたって除雪機を使用しない場合、その間突出部43aは常に押圧されたままであるため、部材の劣化、変形等によって、外力が無い状態においても突出部43aが押縮された状態のまま伸張しなくなってしまう可能性がある。これを回避するために、センサー43を、可動カバー41が閉位置にあるときには突出部43aと可動カバー41の検出板41bが接触せず、可動カバー41が閉位置から移動すると検出板41bによって突出部43aが押縮されるような位置に設置し、突出部43aが外力を受けるとエンジン12が停止するように構成することも可能である。
【0033】
また、本実施例では可動軸42を可動カバー41の上方に設置し、該可動カバーが上方に開くように構成しているが、他の部材との接触等により可動カバー41の開閉が不可能となる、あるいは可動カバー41を展開しての詰まり除去の作業が困難となるような構成でなければ、可動カバー41と可動軸42の位置関係は任意に構成することが可能である。
【0034】
本実施例におけるブロワ詰まり検出装置40の構成においては、センサー43やバネ47が露出しているため、設置位置によっては雪が堆積し、凍結して、部材の破損の原因となる可能性がある。本実施例においてはブロワ詰まり検出装置40は旋回座5の下部に設置しているため、該旋回座5が屋根の役割を果たし雪の堆積を防止しているが、図6に示す如くセンサー43やバネ47の上面を覆うように雪除け49・50を設けることで、ブロワ詰まり検出装置40の設置位置によらず雪の堆積を防止することが可能となる。
【0035】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
【0036】
即ち、請求項1に示す如く、除雪した雪をオーガカバー内に掻き込み、該オーガカバーの後部にブロワを配置して該ブロワにより雪を跳ね飛ばす除雪機において、ブロワをブロワ基板とブロワ羽根等より構成し、該ブロワ基板の外周の辺にそれぞれ切り欠き部と突出部を設けたので、該切り欠き部から掻き出された雪は常に該突出部によって掻き取られて排出され、ブロワケース内に雪が殆ど残らなくなり、作業が中断した場合などに凍結して作業再開ができなくなるようなことがなくなったのである。
【0037】
請求項2に示す如く、請求項1記載の除雪機のブロワにおいて、前記切り欠き部は前記ブロワの回転方向に対して、前記ブロワ基板に固設されたブロワ羽根の後側に、前記突出部は該ブロワ羽根の前側に設けたので、該突出部により掻き取られた雪は確実に該ブロワ羽根に運ばれ、吐出されるようになり、ブロワ基板のブロワ羽根と反対側に入り込むこともなくなる。
【0038】
請求項3に示す如く、請求項1記載の除雪機のブロワにおいて、前記突出部は前記ブロワ基板において前記ブロワ羽根を取り付けた側と反対側に折り曲げられ、該突出部と該ブロワ基板のなす角は鈍角となるように構成したので、該突出部とブロワハウジングとの隙間を小さくし、溜まった雪を掻き取ることが可能となり、またブロワ基板の剛性を高めることができる。
【0039】
請求項4に示す如く、請求項1記載の除雪機のブロワにおいて、ブロワ羽根と反対側の面のブロワ基板上に、スクレーパを中心より半径方向に延設したので、ブロワハウジング内の該ブロワの回転中心近くに侵入した雪はスクレーパで掻き出し、該ブロワの回転中心から離れた位置に侵入した雪、及びスクレーパにより掻き出された雪は前記突出部で掻き取り、これらの雪をブロワ羽根で吐出するようになり、該スクレーパと該突出部によりブロワハウジング内の雪を確実に取り除くことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】除雪機の全体側面図。
【図2】ブロワの正面図。
【図3】ブロワの側面図。
【図4】ブロワの後方斜視図。
【図5】ブロワ詰まり検出装置の正面図。
【図6】第2実施例におけるブロワ詰まり検出装置の正面図。
【符号の説明】
30 ブロワ
31 ブロワ基板
31b 切り欠き部
31c 突出部

Claims (4)

  1. 除雪した雪をオーガカバー内に掻き込み、該オーガカバーの後部にブロワを配置して該ブロワにより雪を跳ね飛ばす除雪機において、ブロワをブロワ基板とブロワ羽根等より構成し、該ブロワ基板の外周の辺にそれぞれ切り欠き部と突出部を設けたことを特徴とする除雪機のブロワ。
  2. 請求項1記載の除雪機のブロワにおいて、前記切り欠き部は前記ブロワの回転方向に対して、前記ブロワ基板に固設されたブロワ羽根の後側に、前記突出部は該ブロワ羽根の前側に設けたことを特徴とする除雪機のブロワ。
  3. 請求項1記載の除雪機のブロワにおいて、前記突出部は前記ブロワ基板において前記ブロワ羽根を取り付けた側と反対側に折り曲げられ、該突出部と該ブロワ基板のなす角は鈍角となるように構成したことを特徴とする除雪機のブロワ。
  4. 請求項1記載の除雪機のブロワにおいて、ブロワ羽根と反対側の面のブロワ基板上に、スクレーパを中心より半径方向に延設したことを特徴とする除雪機のブロワ。
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