JP4106341B2 - 除雪機 - Google Patents

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Description

本発明は、除雪機に関し、詳しくは除雪機の除雪部におけるブロワを収納するブロワハウジングの構成に関する。
従来、走行する機体の前部に除雪部を設け、該除雪部のオーガケース内部に螺旋状のオーガを回動自在に横架し、該オーガの回転によって前方の雪を掻き込み、その後部にブロワを配置し、該ブロワの回転によって投雪シュータを介して投雪するように構成した除雪機が公知となっている。このような除雪機においては、ブロワをブロワハウジングに収納するとともに、該ブロワハウジング上部に吐出部を設け、ブロワのブロワ羽根により跳ね上げた雪を吐出部の吹上口から投雪シュータに吐き出し、該投雪シュータから外部に排出するようになっていた。
特開2001−140231号公報 特開2001−73333号公報
従来の除雪機においては、角形状のブロワ羽根に対して吐出部の断面形状が円形状であったため(例えば、特許文献1参照。)、ブロワ羽根から吐出部に送られる雪のうちの一部が吐出部の吹上口を通過できず、吐出部において雪詰りが発生することがあった。また、ブロワハウジングの吐出部の断面形状が四角形に構成されていても(例えば、特許文献2参照。)、投雪シュータの基部が円形状であるため、連結部において重複しない部分に雪が堆積して雪詰りの原因となることがあった。
そこで本発明は、吹上口の断面形状がブロワの羽根の形状と略一致するようにブロワハウジングの吐出部を構成することで、吐出部における雪詰りの発生を防止することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、雪掻き用のオーガ(10)と投雪用のブロワ(8)と投雪シュータ(11)からなる除雪部(2)を備えた除雪機(1)において、前記ブロワ(8)を収納するブロワハウジング(7)を、収納部(31)と、該収納部(31)の上面から上方に突出する吐出部(32)とから構成し、該吐出部(32)を、該収納部(31)の最外側壁の上方に位置する左側壁(32a)と、該収納部(31)の後壁の上方に位置する後側壁(32b)と、該吐出部(32)の直下方にブロワのブロワ羽根(8b)が位置した際のブロワ羽根の最内側上方に位置する右側壁(32c)と、該ブロワ羽根(8b)の最先端側上方に位置する前側壁(32d)とから、平面断面視四角形の角筒状に形成し、該角筒状の吐出部(32)に環状の旋回座(35)を取り付け、該旋回座(35)は円筒状の垂直部分の嵌合部(35a)と円環状の水平部分に構成した受部(35b)とから側面断面視L字状に形成し、該環状の旋回座(35)と、前記角筒状の吐出部(32)の各側壁(32a・32b・32c・32d)との間に、半円状の間隙(34a・34b・34c・34d)を構成し、該半円状の間隙(34a・34b・34c・34d)をガイド板(36a・36b・36c・36d)により閉塞したものである。
請求項2においては、請求項1記載の除雪機において、前記旋回座(35)上に、前記投雪シュータ(11)の下部を回動可能に構成したものである。
請求項3においては、請求項1又は請求項2記載の除雪機において、前記吐出部(32)の左側壁(32a)又は右側壁(32c)の一方または両方を着脱可能とし、側壁間の位置を調節可能としたものである。
請求項4においては、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の除雪機において、前記ガイド板(36a・36b・36c・36d)を、該吐出部(32)の中心に向かって下方に傾斜する構成としたものである。
請求項5においては、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の除雪機において、前記吐出部(32)の各側壁(32a・32b・32c・32d)の何れかの外側に、雪詰りを検出するための手段を設けたものである。
請求項6においては、請求項5記載の除雪機において、前記雪詰りを検出するための手段を覆うカバー(55)を吐出部(32)の側壁の外側に取り付けたものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、雪掻き用のオーガ(10)と投雪用のブロワ(8)と投雪シュータ(11)からなる除雪部(2)を備えた除雪機(1)において、前記ブロワ(8)を収納するブロワハウジング(7)を、収納部(31)と、該収納部(31)の上面から上方に突出する吐出部(32)とから構成し、該吐出部(32)を、該収納部(31)の最外側壁の上方に位置する左側壁(32a)と、該収納部(31)の後壁の上方に位置する後側壁(32b)と、該吐出部(32)の直下方にブロワのブロワ羽根(8b)が位置した際のブロワ羽根の最内側上方に位置する右側壁(32c)と、該ブロワ羽根(8b)の最先端側上方に位置する前側壁(32d)とから、平面断面視四角形の角筒状に形成し、該角筒状の吐出部(32)に環状の旋回座(35)を取り付け、該旋回座(35)は円筒状の垂直部分の嵌合部(35a)と円環状の水平部分に構成した受部(35b)とから側面断面視L字状に形成し、該環状の旋回座(35)と、前記角筒状の吐出部(32)の各側壁(32a・32b・32c・32d)との間に、半円状の間隙(34a・34b・34c・34d)を構成し、該半円状の間隙(34a・34b・34c・34d)をガイド板(36a・36b・36c・36d)により閉塞したので、吐出部の吹上口の断面形状が角形状のブロワ羽根の形状と略一致するので、ブロワ羽根から跳ね飛ばされる全ての雪を吐出部で詰まらせることなく吹上口から投雪シュータに吐き出すことができる。したがって、吐出部における雪詰りの発生を防止できる。
請求項2においては、請求項1記載の除雪機において、前記旋回座(35)上に、前記投雪シュータ(11)の下部を回動可能に構成したので、該投雪シュータ(11)は旋回座(35)の上で、左右に回動させて、投雪方向を変更することが可能となったのである。したがって、全ての雪を確実に外部に排出することができるので、吐出部での詰りを防止することができる。
請求項3においては、請求項1又は請求項2のいずれか一項に記載の除雪機において、前記吐出部(32)の左側壁(32a)又は右側壁(32c)の一方または両方を着脱可能とし、側壁間の位置を調節可能としたので、吐出部の吹上口の開口面積を調節することができる。したがって、雪質に応じて最適な開口面積に調節することができるため、雪詰りの発生を防止できる。
請求項4においては、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の除雪機において、前記ガイド板(36a・36b・36c・36d)を、該吐出部(32)の中心に向かって下方に傾斜する構成としたので、投雪シュータから排出できなかった雪をブロワハウジングに戻して、再度ブロワにより排出できる。よって、雪詰りの発生を抑止することができる。
請求項5においては、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の除雪機において、前記吐出部(32)の各側壁(32a・32b・32c・32d)の何れかの外側に、雪詰りを検出するための手段を設けたので、吐出部における雪詰りの発生を素早く検知することができる。そして、検知された情報にエンジンの駆動や除雪クラッチの入切を連係させることで、除雪機の損傷を防止できる。
請求項6においては、請求項5に記載の除雪機において、前記雪詰りを検出するための手段を覆うカバー(55)を吐出部(32)の側壁の外側に取り付けたので、吐出部の外側に取り付けたセンサを保護することができる。また、カバーに投雪シュータの旋回座を取り付ける構成となるため、旋回座を取り付けることが容易となる。
次に、発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施例に係る除雪機の全体的な構成を示した側面図、図2はブロワハウジングの吐出部の平面図、図3は同じく断面図、図4は吐出部と旋回座との間にガイド板を設けた実施例における吐出部の斜視図、図5は吐出部の一側壁を着脱可能とした実施例における吐出部の斜視図、図6は同じく平面図、図7は吐出部の側壁にセンサを設けた実施例における側面断面図、図8は吐出部の側壁にセンサを覆うカバーを設けた実施例における吐出部の斜視図、図9は吐出部の側壁にセンサを設けた別実施例における側面断面図である。
まず、除雪機1の全体構成について図1 を用いて説明する。除雪機1は、機体前部に配設された除雪部2と、該除雪部2の後方に配設された駆動部3と、該駆動部3の下方に配設されたクローラ式走行装置4と、駆動部3の後方であって機体後部に配設された運転操作部5とで構成されている。
前記除雪部2には、機体フレーム6の前部に連設されたブロワハウジング7に内設されたブロワ8と、該ブロワハウジング7の前方に連設されたオーガハウジング9にその回転軸が左右方向となるように内設された掻込オーガ10と、該ブロワハウジング7の上方に水平旋回可能に立設された投雪シュータ11とが具備されている。
前記シュータ11の上下中途部の後面には、運転操作部5近傍まで後方に延出されたハンドル12が取り付けられ、該ハンドル12を左右方向に回動することにより投雪シュータ11を旋回させて投雪方向を変更できるようになっている。さらに、シュータ11上端にはキャップ11aが設けられ、該キャップ11aとハンドル12とがリンク等を介して連結されて、該ハンドル12の操作でキャップを上下回動可能とし、投雪距離を調節可能としている。
このように構成される除雪部2において、掻込オーガ10によりオーガハウジング9の左右略中央方向へ掻き込まれた雪は、ブロワ8に送り込まれ、ブロワ羽根8b・8b・・・の遠心力により上方へ跳ね飛ばされ、投雪シュータ11によってその方向がガイドされて任意の方向へ排出される。前記ブロワ8は図2、図3に示すように、円板状のブロワ基板8aと、該ブロワ基板8aに半径方向に取り付けられる複数のブロワ羽根8b・8b・・・とから構成される。
前記駆動部3では、機体フレーム6に変速装置が内設され、該機体フレーム6の上部にエンジン15が載置されている。エンジン15の動力は出力軸15aから出力され、除雪部2及び走行装置4に伝達される。除雪部2に伝達された動力は、ブロワ8及び掻込オーガ10を回転駆動する。また、走行装置4に伝達される動力は、変速装置において変速されたのち、駆動軸16に伝達され、駆動軸16に嵌装された駆動スプロケット17・17を回転駆動する。
前記機体フレーム6の下部には、駆動スプロケット17・17が嵌装された駆動軸16が回動可能に横架支承され、前記機体フレーム6の後部には、従動スプロケット18・18が嵌装された後車軸19が回動可能に横架支承されている。そして、駆動スプロケット17と従動スプロケット18とに無端クローラベルト20が巻回されてクローラが構成され、この左右一対のクローラによって、駆動軸16の回転駆動により走行駆動されるクローラ式走行装置4が構成されている。
前記運転操作部5では、前記機体フレーム6の両側後部より斜め後上方に操向ハンドル21が突出され、平面視U字状に構成した操向ハンドル21間に上下の操作ボックス22・23が配設されている。上方の操作ボックス22には、エンジン15から走行装置4への伝動の入切操作を行うための走行クラッチレバー24と、エンジン15から除雪部2への伝動の入切操作を行うための除雪クラッチレバー25等が配置されている。また、下方の操作ボックス23には、変速装置による変速操作を行うための走行変速レバー26が配設されている
前記走行クラッチレバー24は操向ハンドル21を握りながら該レバー24を握れるように構成されており、該レバー24は操向ハンドル21とともに握っているとき作動し、放すと停止するデッドマンクラッチレバーとなっている。また、走行クラッチレバー24と除雪クラッチレバー25は、いずれも操向ハンドル21の近傍に設けられており、走行クラッチレバー24と除雪クラッチレバー25はいずれもクラッチOFF操作位置に付勢され、走行クラッチレバー24をONにした状態で除雪クラッチレバー25をONにすると、除雪クラッチONの操作位置でロックすることができるものとされている。
次に、本発明に係る除雪機1のブロワハウジング7について説明する。図2、図3に示すように、ブロワハウジング7は、ブロワ8を収納する収納部31と、該収納部31から左右中心より一側(本実施例では進行方向左側)に偏心して鉛直方向上向きに突出する吐出部32とから構成されている。該吐出部32は、軸芯が前後水平方向を向く円筒形状の収納部31の左右一側上面に連通されるものであり、平面断面視四角形状に形成されている。即ち、吐出部32は、収納部31の最外側壁の上方に位置する左側壁32aと、収納部31の後壁の上方に位置する後側壁32bと、吐出部32の直下方にブロワ羽根8bが位置した際のブロワ羽根8bの最内側上方に位置する右側壁32cと、ブロワ羽根8bの最先端側上方に位置する前側壁32dとから角筒状に形成されて、吐出部32の上端に吹上口33を開口している。
こうして、吐出部32の吹上口33は、その大きさ(開口面積)がブロワ羽根8bの大きさと略同じとなるように構成されるとともに、その断面形状がブロワ羽根8bと略同一の角形状となるように構成されている。従来では、角形状のブロワ羽根に対して吐出部が円筒状に形成されて吹上口の断面形状が円形状となっていたため、ブロワ羽根から吐出部に飛ばされる雪のうちの一部が吹上口を通過できず、吐出部において雪詰りが発生することがあったが、以上の構成のごとくブロワ羽根8bの形状と吹上口33の断面形状とを略一致させることによって、ブロワ羽根8bから跳ね飛ばされる全ての雪を吐出部32で詰まらせることなく吹上口33から投雪シュータ11に吐き出すことができ、吐出部32における雪詰りを防止できる。
前記吐出部32の上端部においては隅部分が面取されて、吐出部32の外周面に環状の旋回座35が外接するように固着されている。該旋回座35は垂直部分の円筒状の嵌合部35aと水平部分の円環状に構成した受部35bとから側面断面視L字状に形成され、投雪シュータ11の基部を回転自在に嵌合できるようになっている。
このように角形状の吐出部32に環状の旋回座35を取り付けることによって、旋回座35と吐出部32の各側壁32a・32b・32c・32dとの間には、図2に示すように半円状の間隙34a・34b・34c・34dが生じる。そのため、旋回座35を介して吐出部32に投雪シュータ11を装着し、該投雪シュータ11により吐出部32から吐き出された雪を外部に排出する際に、投雪シュータ11から吹き出されなかった雪は旋回座35と吐出部32の各側壁32a・32b・32c・32dとの間の間隙34a・34b・34c・34dから下方に落下して外部に排出されることになる。したがって、吐出部32から吐き出される雪は投雪シュータ11又は間隙34a・34b・34c・34dから確実に外部に排出されるため、吐出部32と投雪シュータ11との間に堆積することもなく、雪詰りの発生を抑制できる。
また、前記旋回座35と吐出部32の各側壁32a・32b・32c・32dとの間にガイド板36a・36b・36c・36dを設けて、前記間隙34a・34b・34c・34dを塞ぐように構成することもできる。この場合、図4に示すように、各ガイド板36a・36b・36c・36dが、旋回座35から吐出部32の各側壁32a・32b・32c・32dの上端との間に架設され、旋回座35側から吹上口33の中心に向かって下方に傾斜するように配置される。これにより、投雪シュータ11から吐出部32から吐き出された雪を投雪シュータ11から排出する際に、投雪シュータ11から吹き出されなかった雪は、ガイド板36a・36b・36c・36dにより吹上口33に向かってガイドされながら落下する。したがって、このような雪も再び吹上口33から投雪シュータ11に送られて外部に排出されるため、吐出部32における雪詰りを防止できる。
また、前記吐出部32においては、左側壁32aまたは右側壁32cの左右位置を調節可能に構成することもできる。上述の構成においては、吹上口33の断面形状をブロワ羽根8bの形状と略一致させ、該吹上口33でブロワ羽根8bから跳ね飛ばされる雪を圧縮して投雪シュータ11に吐き出し、該投雪シュータ11から排出する。この際、水分の多い雪質の場合、雪は圧縮された状態でも表面が滑らかとなるため、吹上口の大きさ(開口面積)が比較的小さくても吹上口を通過して排出されるが、水分の少ない雪質の場合、圧縮された状態でも表面がぱさつくため、吹上口の大きさ(開口面積)を比較的大きくしておかないと、雪が吐出部の側壁にこびりつき、雪詰りが発生することがある。これを回避するため、雪質に応じて吐出部の右または左側壁の位置を調節することで、吹上口の大きさを変更可能とするのである。
本実施例の場合、吐出部32の右側の側壁を円弧状として、その部分に調節用側壁42が着脱可能に取り付けられる。図5、図6に示すように、調節用側壁42は上下を折り曲げて半円状の取付部43・44を形成して正面視「コ」字状とされており、該取付部43・44にそれぞれ取付孔43a・44aが開口されている。また、旋回座35の右下面と収納部31の上面から左側壁32aに向かってそれぞれ取付ステー45・45が突設され、該外取付ステー45に取付口45aが開口される。そして、該取付ステー45の取付孔45aに調節用側壁42の取付部43・44の取付孔43a・44aを一致させボルト等により固定することで吹上口33の内壁が構成されるようになっている。なお、調節用側壁42の取付部43・44の左右方向の長さA1が異なる調節用側壁が複数用意される。
このような構成において、吐出部32に取り付けられている調節用側壁42を取付部43の左右幅A1が異なるものに交換することで、調節用側壁42と左側壁32aとの距離L1を調節することが可能となる。これにより、雪質に応じて吹上口33の大きさ(開口面積)を変更することができ、吐出部32における雪詰りを防止できる。なお、調節用側壁42の取付部43又は取付ステー45の取付孔45aを長孔で構成することによっても、調節用側壁42と左側壁32aとの距離L1は調節可能である。但し、他の側壁32a・32b・32dも前記同様に構成することによって、その位置を変更することができる。
また、前記吐出部32の任意の側壁32a・32b・32c・32dには雪詰り検出手段を取り付けることが可能であり、該雪詰り検出手段となるセンサ51の取付構造について説明する。図7に示すように、吐出部32の任意の側壁32a・32b・32c・32dの上下中途部に側面断面視「く」字状に外方へ膨出する膨出部52が形成され、該膨出部52の下側傾斜面(または上側傾斜面でも可能)に開口部52aが設けられる。そして、該開口部52aを塞ぐようにセンサ51が膨出部52の外側に取り付けられる。センサ51にはコード53が接続され、該コード53の他端部が制御回路を介してエンジン15に接続される(図示せず)。該センサ51はリミットスイッチ等から構成され、膨出部52の開口部52aが塞がれて閉状態となっているかどうかを検出するようになっている。
このような構成において、吐出部32内で雪詰りが生じた際には、雪詰りによって膨出部52の開口部52aが内側から塞がれて、その閉状態がセンサ51により検知され、エンジン15が停止される。したがって、吐出部32内で雪詰りが生じればエンジン15が停止するので、雪詰りによる除雪機1の損傷を防止することが可能となる。なお、センサ51により雪詰りの発生を検知した場合にエンジン15を停止させる代わりに、除雪クラッチを切断するように構成したり、警報を発したりするようにしてもよい。
上述の雪詰り検出手段の取付構造においては、センサ51が外部に露出するため、凍結する等して部材の破損の原因となる可能性がある。そこで、図8に示すようにセンサ51を覆うようにカバー55を吐出部32に設けることで、センサ51を保護することができる。特に、カバー55を平面視円弧状の曲面を備えるように構成した場合、カバー55を吐出部32の各側壁32a・32b・32c・32dに取り付けると、カバー55・55・55・55が吐出部32の周囲を平面視円形状に囲むようになるため、環状に構成される旋回座35をカバー55・55・55・55を介して吐出部32に取り付けることが容易になる。
最後に、雪詰り検出手段の取付構造の別実施例について説明する。図9に示すように、吐出部32の任意の側壁32a(32b・32c・32d)の上下中途部に開口部56が設けられ、該開口部56を塞ぐように弾性部材57が側壁32a(32b・32c・32d)の外側に配設される。本実施例では、弾性部材57は板バネを折り曲げて上下中央部の側面視V字状の嵌入部57aと、上部の受部57bと、下部の固定部57cとから構成されており、吐出部32の外側において固定部57cが開口部38下方で側壁32a(32b・32c・32d)に固定され、受部57bが開口部38上方で側壁32a(32b・32c・32d)に当接され、嵌入部57aが開口部56に嵌入されて吐出部32内側に所定幅だけ突出されている。そして、前記弾性部材57の側壁32a(32b・32c・32d)と反対側の位置に、センサ58が弾性部材57と通常時においては接触しないように配置される。センサ58にはコード59が接続され、該コード59の他端部が制御回路を介してエンジン15に接続される(図示せず)。センサ58はリミットスイッチ等から構成され、該センサ58に弾性部材57が所定時間以上接触しているかどうかを検出するようになっている。なお、センサ58が弾性部材57との連続接触状態を判断するまでの時間は任意に変更可能である。
このような構成において、吐出部32内で雪詰まりが生じると、雪詰まりにより弾性部材57の嵌入部57aが吐出部32の内側から押圧されて外側に移動し、センサ58に接触する。そして、弾性部材57の嵌入部57aがセンサ58に接触した状態で所定時間が経過すると、センサ58が弾性部材57の接触状態を検知する。こうして、センサ58により雪詰りの発生が検知されるとエンジン15が停止する。したがって、吐出部32内で雪詰まりが生じればエンジン15が停止するので、前記実施例と同様に雪詰りによる除雪機1の損傷を防止することが可能となるのである。
本発明の一実施例に係る除雪機の全体的な構成を示した側面図。 ブロワハウジングの吐出部の平面図。 同じく断面図。 吐出部と旋回座との間にガイド板を設けた実施例における吐出部の斜視図。 吐出部の一側壁を着脱可能とした実施例における吐出部の斜視図。 同じく平面図。 吐出部の側壁にセンサを設けた実施例における側面断面図。 吐出部の側壁にセンサを覆うカバーを設けた実施例における吐出部の斜視図。 吐出部の側壁にセンサを設けた別実施例における側面断面図。(a)通常時の側面断面図。(b)雪詰り発生時の側面断面図。
符号の説明
1 除雪機
2 除雪部
7 ブロワハウジング
8 ブロワ
8a ブロワ基板
8b ブロワ羽根
10 オーガ
11 投雪シュータ
31 収納部
32 吐出部
32a 左側壁
32b 後側壁
32c 右側壁
32d 前側壁

Claims (6)

  1. 雪掻き用のオーガ(10)と投雪用のブロワ(8)と投雪シュータ(11)からなる除雪部(2)を備えた除雪機(1)において、前記ブロワ(8)を収納するブロワハウジング(7)を、収納部(31)と、該収納部(31)の上面から上方に突出する吐出部(32)とから構成し、該吐出部(32)を、該収納部(31)の最外側壁の上方に位置する左側壁(32a)と、該収納部(31)の後壁の上方に位置する後側壁(32b)と、該吐出部(32)の直下方にブロワのブロワ羽根(8b)が位置した際のブロワ羽根の最内側上方に位置する右側壁(32c)と、該ブロワ羽根(8b)の最先端側上方に位置する前側壁(32d)とから、平面断面視四角形の角筒状に形成し、該角筒状の吐出部(32)に環状の旋回座(35)を取り付け、該旋回座(35)は円筒状の垂直部分の嵌合部(35a)と円環状の水平部分に構成した受部(35b)とから側面断面視L字状に形成し、該環状の旋回座(35)と、前記角筒状の吐出部(32)の各側壁(32a・32b・32c・32d)との間に、半円状の間隙(34a・34b・34c・34d)を構成し、該半円状の間隙(34a・34b・34c・34d)をガイド板(36a・36b・36c・36d)により閉塞したことを特徴とする除雪機。
  2. 請求項1記載の除雪機において、前記旋回座(35)上に、前記投雪シュータ(11)の下部を回動可能に構成したことを特徴とする除雪機。
  3. 請求項1又は請求項2記載の除雪機において、前記吐出部(32)の左側壁(32a)又は右側壁(32c)の一方または両方を着脱可能とし、側壁間の位置を調節可能としたことを特徴とする除雪機。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の除雪機において、前記ガイド板(36a・36b・36c・36d)を、該吐出部(32)の中心に向かって下方に傾斜する構成としたことを特徴とする除雪機。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の除雪機において、前記吐出部(32)の各側壁(32a・32b・32c・32d)の何れかの外側に、雪詰りを検出するための手段を設けたことを特徴とする除雪機。
  6. 請求項5記載の除雪機において、前記雪詰りを検出するための手段を覆うカバー(55)を吐出部(32)の側壁の外側に取り付けたことを特徴とする除雪機。
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