JPH1161688A - 紙用防滑剤及び紙 - Google Patents

紙用防滑剤及び紙

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JPH1161688A
JPH1161688A JP24027197A JP24027197A JPH1161688A JP H1161688 A JPH1161688 A JP H1161688A JP 24027197 A JP24027197 A JP 24027197A JP 24027197 A JP24027197 A JP 24027197A JP H1161688 A JPH1161688 A JP H1161688A
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JP
Japan
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paper
mol
styrene
monomer
meth
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JP24027197A
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English (en)
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Takeshi Ikeda
剛 池田
Tetsuya Hara
哲也 原
Kazuki Nagao
和樹 永尾
Isako Kawakami
功子 川上
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NIPPON P M C KK
Japan PMC Corp
Original Assignee
NIPPON P M C KK
Japan PMC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロール類の摩耗やこれによる紙質の低下がな
く、他の薬品と相溶性が良く、凝集のトラブルが少な
く、発泡が少なく、製紙工程において装置の保守が容易
であり、作業能率を向上することができる紙用防滑剤及
びこれを含有する紙を提供すること。 【構成】 (A)(a)スチレン及び/又はスチレン誘
導体、(b)α,β−不飽和モノカルボン酸、(c)
α,β−不飽和ジカルボン酸、又はさらに(d)他のビ
ニル系単量体の所定量比の共重合体を中和して得た高分
子分散剤存在下に、(B)(a)スチレン及び/又はス
チレン誘導体、(d)(メタ)アクリル酸エステル、
(e)多官能性架橋性単量体からなる群から選ばれた少
なくとも1種の単量体を乳化重合して得られる重合体を
含有するエマルションを含有する紙用防滑剤及びこれを
含有する紙。 【効果】 上記目的を達成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紙用防滑剤及び紙に関す
るものであり、さらに詳細には、特定の高分子分散剤を
用いて乳化共重合せしめて得られるものにして、それを
紙および板紙の表面にサイズプレスまたはキャレンダー
などの装置で、あるいはスプレー装置で塗布せしめるこ
とにより、耐水性の向上と共に、滑りを防止させること
ができる紙用防滑剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、紙および板紙の用途の多様化なら
びに特殊化に伴い、各種の紙質向上剤が使用され、加え
て抄紙技術の向上により、紙力強度、サイズ度、印刷適
性、平滑度、光沢などの紙質の向上化も進められている
が、その反面において紙表面の摩擦係数が低下する結
果、むしろ紙が滑り易くなるという傾向が見られる。も
とより、こうした紙質の向上は必須の要件ではあるが、
滑り易い紙あるいは板紙はこれらを抄紙機により巻き取
る工程や、印刷工程、さらに段ボール箱の製函工程など
における操業上のトラブル、加えて紙製品の荷くずれや
段ボール箱の積載荷の荷くずれによる内容物の破損等の
種々のトラブルを惹起するものである。したがって、紙
質の向上とともに滑り難い紙にすることが切に望まれる
所以である。従来より、紙を滑り難くするために紙の表
面を粗くしたり、アルミナゾルまたはシリカゲルの様な
無機物を紙および板紙に塗布する方法が行なわれている
が、これらの方法はサイズプレスロールやキャレンダー
ロールの著しい摩耗を惹き起こし、装置の保守点検を絶
えず行なわなければならないところから、操業上問題の
多い方法であるばかりでなく、加えてサイズプレスロー
ルやキャレンダーロールの摩耗により、結果的には紙質
の低下をも招くものであるために、こうした無機物の塗
布による滑り防止法は好ましいものとは言えない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような無機物を塗
布して紙の滑り防止を図ろうとする場合の問題点に対し
ては、ビニル系共重合体を紙の滑り防止剤として使用す
る以下の先行技術で改善可能であるが、まだ不十分なも
のであった。例えば、特開昭59−76996号公報に
は、カチオン性ビニル系共重合体を紙の滑り防止剤とし
て使用することが記載されているが、塗工用薬剤として
一般的に広く使用されているアニオン性紙力剤との相溶
性が悪く、そのため両者を併用する場合には凝集物が発
生して製紙工程における作業に支障を来すなどの問題が
ある。また、特開昭62−33898号公報には、スチ
レン誘導体とα、β不飽和モノカルボン酸からなる共重
合体の中和物の分散剤の存在下で、スチレン誘導体、ア
ルキルメタアクリレート及び二官能架橋性単量体を乳化
重合した紙の表面処理剤が開示されており、アニオン性
紙力剤との相溶性も改善される傾向にあるが、アニオン
性紙力剤の濃度が高い場合において未だ相溶性が不十分
であり、両者を併用した場合には、結果として塗工液の
発泡性が多かったり、凝集物の発生も起こることがあ
り、製紙工程における作業に支障を来すなどの問題があ
る。
【0004】本発明の第1の目的は、無機物を塗布して
紙の滑り防止を図ろうとする場合の問題点、すなわちロ
ール類の摩耗やこれによる紙質の低下のない紙用防滑剤
及びこれを含有する紙を提供することにある。本発明の
第2の目的は、塗工工程で併用するアニオン性紙力剤の
使用される濃度範囲において相溶性が良く、凝集等のト
ラブルが少なくしかも発泡の少ない紙用防滑剤及びこれ
を含有する紙を提供することにある。本発明の第3の目
的は、製紙工程において装置の保守が容易であり、作業
能率を向上できる紙用防滑剤及びこれを含有する紙を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、(1)、下記(A)組成を有する単量体
を共重合して得られる共重合体を中和して得た高分子分
散剤の存在下に下記(B)の(a)、(d)、(e)か
らなる群から選ばれる少なくとも1種の単量体を含有す
る組成の単量体を乳化重合して得られる重合体を含有す
るエマルションを含有する紙用防滑剤を提供するもので
ある。 (A)(a)スチレン及び/又はスチレン誘導体 80
〜40モル% (b)α、β−不飽和モノカルボン酸 10〜30モル
% (c)α、β−不飽和ジカルボン酸 10〜30モル%
及び (B)(a)スチレン及び/又はスチレン誘導体 (d)(メタ)アクリル酸エステル (e)多官能性架橋性単量体 また、本発明は、(2)、下記(A)組成を有する単量
体を共重合して得られる共重合体を中和して得た高分子
分散剤の存在下に下記(B)の(a)、(d)、(e)
からなる群から選ばれる少なくとも1種の単量体を含有
する組成の単量体を乳化重合して得られる重合体を含有
するエマルションを含有する紙用防滑剤、 (A)(a)スチレン及び/又はスチレン誘導体 80
〜40モル% (b)α、β−不飽和モノカルボン酸 10〜30モル
% (c)α、β−不飽和ジカルボン酸 10〜30モル%
及び (f)上記(a)〜(c)と共重合性を有する他のビニ
ル系単量体 多くて20モル% (B)(a)スチレン及び/又はスチレン誘導体 (d)(メタ)アクリル酸エステル (e)多官能性架橋性単量体 (3)、(B)の(a)、(d)、(e)からなる群か
ら選ばれる単量体の組成が(a)スチレン及び/又はス
チレン誘導体と(d)(メタ)アクリル酸エステルの合
計が20〜99重量%、(e)多官能性架橋性単量体が
80〜1重量%である上記(1)又は(2)の紙用防滑
剤、(4)、高分子分散剤に低分子分散剤を併用する上
記(1)ないし(3)のいずれかの紙用防滑剤、
(5)、紙が板紙である上記(1)ないし(4)のいず
れかの紙用防滑剤、(6)、上記(1)ないし(5)の
いずれかの紙用防滑剤を含有する紙を提供するものであ
る。
【0006】本発明において、「(a)スチレン及び/
又はスチレン誘導体」としては、スチレンのみの場合、
スチレンと、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、エ
チルビニルトルエン、クロルスチレン及びクロルメチル
スチレン等のスチレン誘導体における少なくとも1種と
を併用する場合、このスチレン誘導体の内の少なくとも
1種を用いる場合が挙げられ、安価で入手しやすい点か
らはスチレンを用いることが好ましい。なお、スチレン
誘導体には、水に対して溶解性のある官能基である水溶
性基、例えば酸基、塩基及びこれらの塩からなる群に属
する少なくとも1つの置換基を芳香環に有するものは含
めず、これは後述する(f)成分に含める。また、
「(b)α,β−不飽和モノカルボン酸」としては、ア
クリル酸、メタクリル酸等のα,β−不飽和モノカルボ
ン酸や、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタ
コン酸及びシトラコン酸等のα,β−不飽和ジカルボン
酸のモノアルキルエステルなどが挙げられ、これらの少
なくとも1種を用いることが好ましい。本発明に係わる
高分子分散剤用の共重合体としての分散の性能あるいは
コスト的な面からは、アクリル酸、メタクリル酸、ある
いはマレイン酸のモノアルキルエステルを使用すること
が好ましい。また、「(c)α,β−不飽和ジカルボン
酸」としては、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シ
トラコン酸等のα,β−不飽和ジカルボン酸や、これら
の無水物が挙げられ、これらの少なくとも1種を用いる
ことが好ましい。本発明に係わる高分子分散剤用の共重
合体としての分散の性能あるいはコスト的な面からは、
マレイン酸、無水マレイン酸を用いることが好ましい。
【0007】また、「(f)上記(a)〜(c)と共重
合性を有する他のビニル系単量体」としては、メチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)ア
クリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、2−エ
チルヘキシル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレ
ート、もしくはステアリル(メタ)アクリレートの如き
(メタ)アクリル酸エステル類、ジブチルマレート、ジ
ブチルフマレートもしくはジオクチルマレートの如きマ
レイン酸もしくはフマル酸のエステル類、酢酸ビニルあ
るいはアクリロニトリルなどが挙げられ、これらの少な
くとも1種を用いることが好ましい。また、「(d)
(メタ)アクリル酸エステル」としては、メチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロ
ピル(メタ)アクリレート n−ブチル(メタ)アクリ
レート、イソブチル(メタ)アクリレート、2−エチル
へキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アク
リレートもしくはステアリル(メタ)アクリレートが挙
げられ、これらの少なくとも1種を用いることが好まし
い。なお「(メタ)アクリル酸エステル」とは、アクリ
ル酸エステル及びメタクリル酸エステルの少なくとも1
種を意味し、アクリル酸エステル又はメタクリル酸エス
テル、アクリル酸エステル及びメタクリル酸エステルの
それぞれの場合を意味し、その他の(メタ)の表記法も
同様である。また、「(e)多官能性架橋性単量体」と
しては、ジアリルフタレート、ジアリルヘキサヒドロキ
シルフタレート、エチレングリコールジメタクリレー
ト、ジエチレングリコールジアクリレート、ジエチレン
グリコールジメタクリレート、トリエチレングリコール
ジメタクリレート、トリエチレングリコールジアクリレ
ート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、テ
トラエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレン
グリコールジメタクリレート、ボリエチレングリコール
ジアクリレート、1,3−ブチレングリコールジメタク
リレート、1,3−ブチレングリコールジアクリレー
ト、1,4−ブタンジオールジメタクリレート、1,4
−ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジ
オールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ
アクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレー
ト、トリプロピレングリコールジアクリレート、長鎖ア
ルキル(C14〜C15(Cは炭素、以下同様))ジメ
タクリレート、長鎖アルキル(C14〜C15)ジアク
リレート及びジビニルベンゼン等の分子中に重合性二重
結合を2個有する単量体、トリス(2−ヒドロキシエチ
ル)イソシアヌレートトリメタクリレート、トリス(2
−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリアクリレー
ト、トリメチロールプロパントリメタクリレート、トリ
メチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリ
トールトリアクリレート等の分子中に重合性二重結合を
3個有する単量体、ペンタエリスリトールテトラアクリ
レート等の分子中に重合性二重結合を4個有する単量
体、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート等の分
子中に重合性二重結合を5個有する単量体が挙げられ、
これらの少なくとも1種を用いることが好ましい。これ
らの単量体は上記(a)、(d)と共重合性を有するの
で、「(e)多官能性架橋性単量体」を「(e)上記
(a)及び/又は(d)と共重合性を有する多官能性架
橋性単量体」としてもよい。2官能性架橋性単量体が好
ましく、特に分子中にベンゼン環を有する2官能性単量
体が好ましく、特に具体的にはジビニルベンゼンが好ま
しい。
【0008】本発明は、上記(a)〜(c)又は(a)
〜(c)と(f)の単量体の共重合体を用いて高分子分
散剤を得るが、この高分子分散剤として用いられる共重
合体は、上記単量体(a)、(b)、(c)を、好まし
くは(a)80〜40モル%、(b)10〜30モル
%、(c)10〜30モル%、さらに好ましくは(a)
80〜60モル%、(b)10〜30モル%、(c)1
0〜30モル%、又は上記単量体(a)、(b)、
(c)、(f)を、好ましくは(a)80〜40モル
%、(b)10〜30モル%、(c)10〜30モル
%、(f)多くて20モル%(20モル%以下)用い
て、ラジカル重合開始剤の存在下に公知の乳化重合方法
を用いて重合して重合体とする。そして、この共重合体
を中和して高分子分散剤とする。上記(a)〜(c)、
(f)の各単量体のモル%の範囲以外のものは、乳化重
合がうまく進行せず、安定なエマルションが得られなか
ったり、他のアニオン性紙力増強剤等の併用薬品との相
溶性および低発泡性の面で充分な効果が得られない。特
に、(f)成分は20モル%以下、好ましくは5モル%
以下であり、20モル%を越えると、得られた共重合体
を中和して得た高分子分散剤の十分な乳化分散の効果が
得られず、上記(B)の群の重合体を得た際の最終生成
物を用いた際紙用防滑剤の表面紙質の向上、とりわけ滑
り防止効果が十分に得られないことがある。
【0009】上記高分子分散剤を得る際の共重合体の中
和に用いられるアルカリとしては、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム等のアルカリ金属やアルカリ土類金属の
アルカリ、水酸化アンモニウム等の無機アルカリ、ま
た、モノメチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルア
ミン、モノエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチル
アミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、
トリエタノールアミン、モノプロピルアミン等の低級ア
ミンのような有機塩基が挙げられ、これらの少なくとも
1種を用いることが好ましい。このうち臭気が少なく、
安価である無機アルカリが好ましく、特に、この高分子
分散剤存在下に後述する上記(B)の群の共重合体を得
る際の乳化重合性や、その共重合体を高分子分散剤によ
り分散させた分散液の最終生成物からなる紙用防滑剤の
低発泡性や、サイズ性能の面から、水酸化カリウム、水
酸化ナトリウムが好ましい。この際、中和度は通常30
〜95%とするが、好ましい範囲は50〜90%であ
る。この範囲をはずれるときは上記の共重合体の十分な
乳化分散の効果が得られず、上記高分子分散剤下の共重
合体の分散液の最終生成物からなる紙用防滑剤の表面紙
質の向上、とりわけ滑り防止効果が十分に得られないこ
とがある。
【0010】このようにして得られた高分子分散剤の存
在下に上記(B)の(a)、(d)、(e)から選ばれ
る少なくとも1種を重合させるが、これらを共重合させ
る場合には、通常上記(e)が80〜1重量%、上記
(a)及び(d)の合計が20〜99重量%で、好まし
くは上記(e)が5〜70重量%、上記(a)及び
(d)が95〜30重量%で重合させる。(e)成分を
共重合させることが好ましいので、これら3者の内2者
を共重合させる場合には、(a)又は(d)は0でもよ
い。(e)多官能性架橋性単量体の使用量は1〜80重
量%であり、好ましくは5〜70重量%であるが、80
重量%を越えたり、1%未満になると、上記高分子分散
剤下の共重合体の分散液の最終生成物からなる紙用防滑
剤の表面紙質の向上、とりわけ十分な滑り防止効果が得
られないことがある。
【0011】高分子分散剤に低分子分散剤を併用するこ
ともできるが、両者の合計の使用量は、乳化重合しよう
とする上記(a)、(d)、(e)の少なくとも1種の
単量体の合計100に対して20〜60重量%が好まし
い。なお、この範囲のものとして、後述する実施例に最
小25重量%、最大60重量%のものを示した。上記低
分子分散剤とは、分子量2000以下の界面活性剤を言
い、例えばノニオン性のポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステルなどが、またア
ニオン性のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ルのスルホン酸アルカリ塩、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテルのスルホン酸アルカリ塩、ポリオキシエチレ
ン脂肪酸エステルのスルホン酸アルカリ塩、アルキルベ
ンゼンスルホン酸アルカリ塩、ナフタレンスルホン酸ア
ルカリ塩のホルマリン縮合物、アルキルジフェニルエー
テルジスルホン酸アルカリ塩、ポリアルキレングリコー
ル硫酸エステルアルカリ塩、アルケニルコハク酸のアル
カリ塩などが挙げられ、これらの少なくとも1種を用い
ることが好ましい。分散能力および得られるエマルショ
ンの低発泡性の面から、特にアルケニルコハク酸のアル
カリ塩が好ましい。
【0012】本発明の紙用防滑剤の適用される紙及び板
紙に使用されるパルプとしては、クラフトパルプあるい
はサルファイトパルプなどの晒あるいは未晒化学パル
プ、砕木パルプ、機械パルプあるいはサーモメカニカル
パルプなどの晒あるいは未晒高収率パルプ、新聞古紙、
雑誌古紙、段ボール古紙あるいは脱墨古紙などの古紙パ
ルプのいずれも使用できる。本発明の紙用防滑剤の塗工
前の紙及び板紙には、填料、染料、酸性抄紙用ロジン系
サイズ剤、アルキルケテンダイマー系あるいはアルケニ
ルコハク酸無水物系中性抄紙用サイズ剤、中性抄紙用ロ
ジン系サイズ剤等のサイズ剤、乾燥紙力増強剤、湿潤紙
力増強剤、歩留り向上剤、濾水性向上剤、消泡剤などの
添加物も、各々紙種に要求される物性を発現するため
に、必要に応じて使用してもよい。填料としては、クレ
ー、タルク、酸化チタン、重質又は軽質炭酸カルシウム
等が挙げられる。これらを単独であるいは併用してもよ
い。
【0013】本発明の紙用防滑剤を塗工するための塗工
機としては、サイズプレス、フィルムプレス、ゲートロ
ールコーター、シムサイザー、ブレードコーター、キャ
レンダー、バーコーター、ナイフコーター、エアーナイ
フコーター、カーテンコーター等を用いることができ
る。また、スプレー塗工機により原紙表面に塗布するこ
ともできる。本発明の紙用防滑剤を塗工する場合、この
防滑剤を単独に塗工してもよいし、あるいは、酸化澱
粉、燐酸エステル化澱粉、自家変性澱粉、カチオン化澱
粉などの澱粉類、カルボキシメチルセルロース等のセル
ロース類、ポリビニルアルコール類、ポリアクリルアミ
ド類、アルギン酸ソーダ等の水溶性高分子を塗工液に混
合して使用することもできる。また、他の表面サイズ
剤、防滑剤、防腐剤、防錆剤、消泡剤、粘度調整剤、染
料、顔料等の添加物の少なくとも1種を併用してもよ
い。
【0014】本発明の紙用防滑剤を塗工して得ることが
できる紙及び板紙としては、各種の紙及び板紙を挙げる
ことができる。例えば、PPC用紙、インクジェット記
録用紙、レーザープリンター用紙、フォーム用紙、熱転
写用紙、感熱記録用紙等の記録用紙、アート紙、キャス
トコート紙、上質コート紙等のコート紙、クラフト紙、
純白ロール紙等の包装用紙、その他ノート用紙、書籍用
紙、印刷用紙、新聞用紙等の洋紙、マニラボール、白ボ
ール、チップボール等の紙器用板紙、ライナー等の板紙
が挙げられる。さらに、本発明の防滑剤の塗布量は通常
0.01〜1.0g(固形分)/m2程度であるが、こ
の量は塗布すべき目的に応じて適宜増減させても差し支
えない。本発明の防滑剤は紙および板紙に塗布せしめる
ことにより十分なる滑り防止効果を発現する機能はもと
よりのこと、併せてこれらの紙および板紙へのサイズ性
付与の効果をも発現する機能をも有するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】詳細は以下の実施例により説明す
るが、その実施例を総括し、同効の範囲まで拡大した実
施の形態として、高分子分散剤用共重合体の単量体組成
として、(A−1)スチレン、ビニルトルエン又はスチ
レンとα−メチルスチレン(スチレンが多く、モル比で
15:1)50〜80モル%(60〜80モル%(実施
例における範囲、以下〔0015〕の項の同様な括弧内
は同様))、アクリル酸、メタクリル酸又はモノイソプ
ロピルマレート10〜30モル%(10〜20モル
%)、無水マレイン酸又はイタコン酸10〜30モル%
(10〜20モル%)((a)〜(c)成分の場合)、
(A−2)スチレン40〜80モル%(40〜77モル
%)、アクリル酸又はメタクリル酸10〜30モル%
(10〜20モル%)、無水マレイン酸又はマレイン酸
10〜30モル%(10〜20モル%)、スチレンスル
ホン酸ナトリウム又はエチルヘキシルメタクリレート1
〜20モル%(3〜20モル%)((a)〜(c)及び
(f)成分の場合)、のそれぞれの組成の単量体をメル
カプタンの存在下又は不存在下に反応させて共重合体を
合成する。ついで、その共重合体を水中でNaOH又は
KOHを用いて中和し、固形分24〜25重量%の高分
子分散剤の水性液(水溶液又は水中分散液又は両者の混
合液)を得る。次に、このように上記(A−1)又は
(A−2)の組成の共重合体を中和して得た高分子分散
剤の水性液に高級アルキルコハク酸塩又は高級アルキル
ベンゼンスルホン酸塩の低分子分散剤の存在下又は不存
在下に、(B−1)スチレン又はジビニルベンゼン
((a)又は(e)成分のみの場合)(B−2)スチレ
ン99〜50モル%(70モル%)、メチルメタクリレ
ート1〜50モル%(30モル%)((a)と(d)成
分の場合)、(B−3)スチレンとα−メチルスチレン
(スチレンが多く、モル比で9:1)99〜20モル%
(50モル%)、ジビニルベンゼン1〜80モル%(5
0モル%)((a)と(e)成分の場合)、(B−4)
スチレン98〜5モル%(40〜80モル%)、メチル
メタクリレート、又はエチルヘキシルメタクリレート又
はイソブチルメタクリレート94〜1モル%(10〜2
0モル%)((a)と(d)と(e)成分の場合)、
(B−5)シクロヘキシルメタクリレート99〜20モ
ル%(50モル%)、ジビニルベンゼン1〜80モル%
(50モル%)((d)と(e)の場合)、のそれぞれ
の組成の単量体をそれぞれの単量体100重量%に対し
て、上記高分子分散剤の固形分が20〜50重量%、上
記低分子分散剤を存在させる場合には同様にその固形分
が5〜10重量%になるように反応させ、固形分約25
重量%の最終生成物である紙用防滑剤を得る。このよう
にして得られた紙用防滑剤と表面紙力剤としてのアニオ
ン性ポリアクリルアミド系ポリマーと混合した塗工液を
調製し、これを紙に塗工し、塗工紙を得ることができる
が、その塗工液について「塗工液の発泡性試験」、「機
械的安定性試験」を行い、その塗工紙について、「防滑
性能評価」を行なうと、後述する実施例の方法により、
C級ライナー紙の場合には「滑り角度」を平均23〜2
5度、クラフト紙の場合には「滑り角度」を平均27〜
30度にすることができ、しかもサイズ性能を示すコブ
吸水度は前者の場合は42〜65g/m2 、後者の場合
は22〜24g/m2 とすることができ、泡の高さ(塗
工液の発泡性試験)は30〜60mm、粕量(機械的安
定性試験)は0.5重量%以下とすることができる。
【0016】
【実施例】次に、本発明の実施例を具体的に説明する
が、これに限られるものではない。なお、実施例におけ
る%表示は特に断りのない限り、すベて重量%を意味す
る。 実施例1 高分子分散剤(A−1)の製造 攪拌器、温度計、還流冷却管及び窒素導入管を備えた1
リットルの四つ口フラスコに、水79.6部、イソプロ
ピルアルコール153部、スチレン175部(77モル
%)、80%アクリル酸水溶液19.7部(10モル
%)、無水マレイン酸21.4部(10モル%)、スチ
レンスルホン酸ナトリウム13.5部(3モル%)、ア
ゾイソブチロニトリル3.6部、過硫酸アンモニウム
2.5部を加え、窒素気流下で混合攪拌しながら80℃
に昇温し、1. 5時間保持した。過硫酸アンモニウムを
2.5部追添加し、さらに1時間保持して重合反応を完
結させた。ついで、48%の苛性ソーダ水溶液27.3
部、水475部を加え、イソプロピルアルコールを留去
し、48%の苛性ソーダ水溶液27.3部を加え、さら
に水で希釈して濃度25%の高分子分散剤の水溶液を得
た。得られた高分子分散剤(A−1)の共重合体の単量
体組成((A)成分単量体組成)及び性状を表1に示
す。
【0017】 高分子分散剤(A−1)下での共重合
体の製造及びその水性液の製造 上記高分子分散剤(A−1)を製造した場合に用いたと
同様の反応器に、水635部、合成例1のA−1の高分
子分散剤の水溶液158.7部(次に述べるモノマー1
00重量%に対し固形分として20重量%)、ドデセニ
ルコハク酸のカリウム塩の40%水溶液10部(同モノ
マー100重量%に対し固形分として5重量%)、スチ
レン120部(全モノマー中60重量%)、メチルメタ
クリレート40部(同20重量%)、及びエチレングリ
コールジメタクリルレート40部(同20重量%)、過
硫酸アンモニウム3部を加え、窒素気流下で攪拌しなが
ら80℃に昇温した。80℃で2時間保持して重合反応
を完結させ、固形分濃度25%の最終生成物である紙用
防滑剤を得た。この紙用防滑剤を実施例1として表2に
示すが、表2には「乳化重合用分散剤」の欄に、「高分
子分散剤の種類と使用量」、「低分子分散剤の種類と使
用量」の欄を設けてそれぞれの該当事項を記載するとと
もに、「(B)成分単量体重量%」の欄を設けてその分
散剤のもとで得られた共重合体の組成を示し、さらに紙
用防滑剤の固形分を示す。
【0018】 性能評価 得られた紙用防滑剤について以下の試験を行った。 (i)塗工液の調製 紙用防滑剤と表面紙力剤ST481H(日本ピー・エム
・シー社製のアニオン性ポリアクリルアミドを主成分と
する表面紙力剤)を下記の固形分濃度となるように混合
し、水で希釈し、塗工液を得た。得られた塗工液は相溶
性が良く、凝集等は認められなかった。 紙用防滑剤 固形分濃度1% 表面紙力剤ST481H 固形分濃度2% (ii)防滑性能試験 (i)で得た塗工液を、未塗工のC級ライナー(滑り角
度は平均16度、コブ吸水度は100g/m2 )及びク
ラフト紙(滑り角度は平均19度、コブ吸水度は30g
/m2 )に塗工し、100℃で1分間乾燥した。20
℃、65%なる恒温恒湿室にて24時間保持したのち、
これらの塗布紙の滑り角度および吸水度を測定した。滑
り角度は傾斜法(Japan TAPPI No.31
−79)で測定して10回繰り返し滑らせたときの平均
値を示した。また吸水度は、コブ吸水度(JIS P8
140)で2分間について測定した。得られた結果は、
表3に示し、防滑性は値が高いほど防滑性能が良好であ
ることを示し、吸水度は、値が低いほどサイズ性能が優
れていることを示す。
【0019】(iii)塗工液の発泡性試験 (i)で得た塗工液600gを内径7cm長さ50cm
のフォームセルに入れ、下記の条件で循環し、泡の高さ
(mm)を測定した。結果を表4に示す。 (循環条件)塗工液温度60℃、循環ポンプ流量9リッ
トル/分、循環時間3分。表4に示した泡の高さの低い
方が発泡性が良好(発泡量が少ない)であることを示
す。 (iv)機械的安定性試験 (i)で得た塗工液50gをカップに入れ、温度60
℃、荷重20Kg、回転数800rpmにて20分間マ
ーロン式安定性試験を行った。生成した凝集物を325
メッシュ金網にてろ過し、全固形分に対するろ過残分を
百分率で表した。結果を表4に示す。表示された値が小
さいほど機械的安定性が良いことを示す。
【0020】実施例2〜9 高分子分散剤(A−2〜A−5)の製造 (a)スチレン及び/又はスチレン誘導体、(b)(メ
タ)アクリル酸、(c)α、β−不飽和ジカルボン酸、
(f)その他の共重合可能なビニル系単量体、アルキル
メルカプタンを表1の高分子分散剤(A−2〜A−5)
のそれぞれの欄に示すような配合比に代えた以外は上記
高分子分散剤(A−1)の製造方法と同様にして高分子
分散剤(A−2〜A−5)を得た。得られた高分子分散
剤の共重合体の組成及び性状を表1に示す。 高分子分散剤(A−2〜A−5)下での共重合体の
製造及びその水性液の製造 表2の実施例2〜9のそれぞれの欄に示すように、「乳
化重合用分散剤」の欄に記載された高分子分散剤(A−
2〜A−5)のいずれかの種類とその使用量、また、低
分子分散剤の種類とその使用量を選択するとともに、乳
化重合用分散剤下に得られる重合体又は共重合体の組成
の(a)のスチレン及び/またはスチレン誘導体の種類
と量、(d)の(メタ)アクリル酸エステルの種類と
量、(e)多官能性架橋性単量体の種類と量を、表2の
「(B)成分単量体重量%」の欄に示すように選択した
ほかは、実施例1と同様にして紙用防滑剤を得、実施例
1と同様に表2のそれぞれの欄に該当事項を示す。 性能評価 得られた各実施例の紙用防滑剤について実施例1と同様
に試験を行ない、その結果を表3〜4に示す。
【0021】比較例1〜7 高分子分散剤(a−1〜a−7)の製造 (a)スチレン及び/又はスチレン誘導体、(b)(メ
タ)アクリル酸、(c)α、β−不飽和ジカルボン酸、
(f)その他の共重合可能なビニル系単量体、アルキル
メルカプタンを表1の高分子分散剤(a−1〜a−7)
のそれぞれの欄に示すような配合比に代えた以外は上記
高分子分散剤(A−1)の製造方法と同様にして高分子
分散剤(a−1〜a−7)を得た。得られた高分子分散
剤の共重合体の組成及び性状を表1に示す。 高分子分散剤(a−1〜a−7)下での共重合体の
製造及びその水性液の製造 表2の比較例1〜7のそれぞれの欄に示すように、「乳
化重合用分散剤」の欄に記載された高分子分散剤(a−
1〜a−7)のいずれかの種類とその使用量、また、低
分子分散剤の種類とその使用量を選択するとともに、乳
化重合用分散剤下に得られる重合体又は共重合体の組成
の(a)のスチレン及び/またはスチレン誘導体の種類
と量、(d)の(メタ)アクリル酸エステルの種類と
量、(e)多官能性架橋性単量体の種類と量を、表2の
「(B)成分単量体重量%」の欄に示すように選択した
ほかは、実施例1と同様にして紙用防滑剤を得、実施例
1と同様に表2のそれぞれの欄に該当事項を示す。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】
【表3】
【0025】
【表4】
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、無機物を塗布して紙の
滑り防止をする場合に起き易いロール類の摩耗やこれに
よる紙質の低下がなく、塗工工程で併用するアニオン性
紙力剤の使用される濃度範囲において相溶性が良く、凝
集等のトラブルが少なくしかも発泡が少なく、製紙工程
において装置の保守が容易であり、作業能率を向上でき
る紙用防滑剤及びこれを含有する紙を提供することがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川上 功子 千葉県市原市八幡海岸通17番地2 日本ピ ー・エム・シー株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(A)組成を有する単量体を共重合
    して得られる共重合体を中和して得た高分子分散剤の存
    在下に下記(B)の(a)、(d)、(e)からなる群
    から選ばれる少なくとも1種の単量体を含有する組成の
    単量体を乳化重合して得られる重合体を含有するエマル
    ションを含有することを特徴とする紙用防滑剤。 (A)(a)スチレン及び/又はスチレン誘導体 80
    〜40モル% (b)α、β−不飽和モノカルボン酸 10〜30モル
    %及び (c)α、β−不飽和ジカルボン酸 10〜30モル% (B)(a)スチレン及び/又はスチレン誘導体 (d)(メタ)アクリル酸エステル (e)多官能性架橋性単量体
  2. 【請求項2】 下記(A)組成を有する単量体を共重合
    して得られる共重合体を中和して得た高分子分散剤の存
    在下に下記(B)の(a)、(d)、(e)からなる群
    から選ばれる少なくとも1種の単量体を含有する組成の
    単量体を乳化重合して得られる重合体を含有するエマル
    ションを含有することを特徴とする紙用防滑剤。 (A)(a)スチレン及び/又はスチレン誘導体 80
    〜40モル% (b)α、β−不飽和モノカルボン酸 10〜30モル
    % (c)α、β−不飽和ジカルボン酸 10〜30モル%
    及び (f)上記(a)〜(c)と共重合性を有する他のビニ
    ル系単量体 多くて20モル% (B)(a)スチレン及び/又はスチレン誘導体 (d)(メタ)アクリル酸エステル (e)多官能性架橋性単量体
  3. 【請求項3】(B)の(a)、(d)、(e)からなる
    群から選ばれる単量体の組成が(a)スチレン及び/又
    はスチレン誘導体と(d)(メタ)アクリル酸エステル
    の合計が20〜99重量%、(e)多官能性架橋性単量
    体が80〜1重量%であることを特徴とする請求項1又
    は2記載の紙用防滑剤。
  4. 【請求項4】 高分子分散剤に低分子分散剤を併用する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の
    紙用防滑剤。
  5. 【請求項5】 紙が板紙であることを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれかに記載の紙用防滑剤。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の紙
    用防滑剤を含有する紙。
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