JPH1160991A - 液状硬化性樹脂組成物 - Google Patents
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Abstract
イバが安定して得られる、光ファイバの被覆材料、特に
ハード材として好適な液状硬化性樹脂組成物をを提供す
ること。 【解決手段】(A)分子中に(メタ)アクリレート基を
有する重合性化合物、(B)数平均分子量が1,000
未満の反応性希釈剤および(C)重合開始剤を含有して
なり、粘度が40℃で500〜3000cPの範囲にあ
り、かつ流動の活性化エネルギーが1〜60kJ/mo
lの範囲にある液状硬化性樹脂組成物。
Description
状硬化性樹脂組成物に関し、特に、光ファイバ、光ファ
イバテープ芯線等の被覆材料として好適な液状硬化性樹
脂組成物に関する。
イバを熱溶融紡糸し保護補強を目的として樹脂被覆が施
されている。この過程を線引きと称し、樹脂被覆として
は、光ファイバの表面に柔軟な第一次の被覆層を設け、
その外側に剛性の高い第二次の被覆層を設けた構造が知
られている。また、これらの樹脂被覆された光ファイバ
素線を実用に供するため平面上に複数並べて結束材料で
固めたテープ状被覆層構造が知られている。この第一次
の被覆層を形成するための樹脂組成物をソフト材、第二
次の被覆層を形成するための樹脂組成物をハード材、テ
ープ状の被覆層を形成するための樹脂組成物をテープ材
と称している。各被覆材料は液状で塗布された後硬化処
理が施され、所要の被覆層が形成される。
進むにつれ、その需要が急速に伸びており、その生産性
の向上が要求されている。生産性の向上には被覆材の塗
布工程である線引きの速度の高速化が有効である。
が高いと、高いせん断応力のためファイバの断線が起こ
る。そのため、高いせん断応力がかからないように樹脂
液の粘度を低くすることが一般に行われる。粘度を下げ
るには樹脂液の低粘度化や塗布温度の高温化が行われる
が、高せん断領域では樹脂液粘度のせん断速度依存性の
ため更に粘度低下が生じる。そのため塗布、硬化により
得られる被覆層の厚さに変動が生じ、均一な線径を有す
る被覆光ファイバを安定に得ることが困難であった。そ
の結果線引き速度の高速化には限界があり、従来低粘度
でありながら安定して線引き速度1200m/min以
上の高速塗布が可能である光ファイバ被覆材料、特にハ
ード材として好適な液状硬化性樹脂組成物は知られてい
ない。
は、高速線引きにおいても均一な線径の被覆光ファイバ
が安定して得られる、光ファイバの被覆材料、特にハー
ド材として好適な液状硬化性樹脂組成物を提供すること
にある。
の上記の目的は、(A)分子中に(メタ)アクリレート
基を有する重合性化合物(以下「成分(A)」とい
う)、(B)数平均分子量が1,000未満の反応性希
釈剤(以下「成分(B)」という)および(C)重合開
始剤(以下「成分(C)」という)を含有してなり、粘
度が40℃で500〜3000cPの範囲にあり、かつ
流動の活性化エネルギーが1〜60kJ/molの範囲
にあることを特徴とする液状硬化性樹脂組成物によって
達成される。
均分子量」とはゲルパーミエイションクロマトグラフィ
ーにより測定されるポリスチレン換算の数平均分子量を
意味する。 (A)(メタ)アクリレート基含有重合性化合物 本発明で用いられる成分(A)の重合性化合物として
は、例えば、分子鎖末端に(メタ)アクリレート基を有
する数平均分子量500〜30,000の重合性化合物
(以下「末端(メタ)アクリレート基含有重合性化合物
(A−1)」という)、および側鎖に(メタ)アクリレ
ート基を有する数平均分子量5,000〜500,00
0の重合性化合物(以下「側鎖(メタ)アクリレート基
含有重合性化合物(A−2)」という)が挙げられ、こ
れらを1種単独で、もしくは、組み合わせて用いること
ができる。
合物(A−1) 重合性化合物(A−1)は、分子鎖末端の少なくとも1
つに(メタ)アクリレート基を有する化合物であり、例
えば、(a)ポリオール、(b)ジイソシアネート、及
び(c)水酸基含有(メタ)アクリレートを反応させる
ことにより製造される。すなわち、ジイソシアネートの
イソシアネート基を、ポリオールの水酸基及び水酸基含
有(メタ)アクリレートの水酸基と反応させることによ
り製造される。
例えば、ポリオール、ジイソシアネート及び水酸基含有
(メタ)アクリレートを一括して反応器に仕込んで反応
させる方法;ポリオール及びジイソシアネートを反応さ
せ、次いで水酸基含有(メタ)アクリレートを反応させ
る方法;ジイソシアネート及び水酸基含有(メタ)アク
リレートを反応させ、次いでポリオールを反応させる方
法;ジイソシアネート及び水酸基含有(メタ)アクリレ
ートを反応させ、次いでポリオールを反応させ、最後に
また水酸基含有(メタ)アクリレートを反応させる方法
などが挙げられる。
合性化合物(A−1)の製造に用いる(a)ポリオー
ル、(b)ジイソシアネート、及び(c)水酸基含有
(メタ)アクリレートを順に説明する。
例えばポリエーテルジオール、ポリエステルジオール、
ポリカーボネートジオール、ポリカプロラクトンジール
等を挙げられ、これら以外のポリオールも使用すること
ができる。これらのポリオールは、一種単独でまたは2
種類以上を組み合わせて用いることもできる。ポリオー
ルが二種以上の構造単位からなる重合体である場合に
は、その重合様式には特に制限されずランダム重合、ブ
ロック重合、グラフト重合のいずれであってもよい。
ポリエーテルジオール、脂環式系ポリエーテルジオー
ル、芳香族環を有するポリエーテルジオール等がある。
脂肪族系のポリエーテルジオールとしては、例えばポリ
エチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリ
テトラメチレングリコール、ポリヘキサメチレングリコ
ール、ポリヘプタメチレングリコール、ポリデカメチレ
ングリコール等のポリアルキレングリコール;二種以上
のイオン重合性環状化合物を開環共重合させて得られる
ポリエーテルジオール;イオン重合性環状化合物と、エ
チレンイミン等の環状イミン類、β−プロピオラクト
ン、グリコール酸ラクチド等の環状ラクトン酸、あるい
はジメチルシクロポリシロキサン類とを開環共重合させ
た得られるポリエーテルジオール等が挙げられる。上記
イオン重合性環状化合物としては、例えばエチレンオキ
シド、プロピレンオキシド、ブテン−1−オキシド、イ
ソブテンオキシド、3,3−ビスクロロメチルオキセタ
ン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラ
ン、3−メチルテトラヒドロフラン、ジオキサン、トリ
オキサン、テトラオキサン、シクロヘキセンオキシド、
スチレンオキシド、エピクロルヒドリン、グリシジルメ
タクリレート、アリルグリシジルエーテル、アリルグリ
シジルカーボネート、ブタジエンモノオキシド、イソプ
レンモノオキシド、ビニルオキセタン、ビニルテトラヒ
ドロフラン、ビニルシクロヘキセンオキシド、フェニル
グリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、安息
香酸グリシジルエステル等の環状エーテル類が挙げられ
る。上記二種以上のイオン重合性環状化合物を開環重合
して得られる重合体の具体例としては、例えばテトラヒ
ドロフランとプロピレンオキシド、テトラヒドロフラン
と2−メチルテトラヒドロフラン、テトラヒドロフラン
と3−メチルテトラヒドロフラン、テトラヒドロフラン
とエチレンオキシド、プロピレンオキシドとエチレンオ
キシド、ブテン−1−オキシドとエチレンオキシド等の
二種の単量体からなる2元重合体;テトラヒドロフラン
とブテン−1−オキシドとエチレンオキシド等の三種の
単量体の組み合わせからなる3元重合体等を挙げること
ができる。これらのイオン重合性環状化合物の開環共重
合体はランダムに結合していてもよいし、ブロック状に
結合していてもよい。
ば、PTMG650、PTMG1000、PTMG20
00(以上、三菱化学(株)製)、PPG−400、P
PG1000、PPG2000、PPG3000、EX
CENOL720、1020、2020(以上、旭オー
リン(株)製)、PEG1000、ユニセーフDC11
00、DC1800(以上、日本油脂(株)製)、PP
TG2000、PPTG1000、PTG400、PT
GL2000(以上、保土ヶ谷化学(株)製)、Z−3
001−4、Z−3001−5、PBG2000A、P
BG2000B(以上、第一工業製薬(株)製)等の商
品名で市販品として入手することができる。
しては、例えばビスフェノールAのアルキレンオキサイ
ド付加ジオール;ビスフェノールFのアルキレンオキサ
イド付加ジオール;水添ビスフェノールA、水添ビスフ
ェノールF;水添ビスフェノールAのアルキレンオキサ
イド付加ジオール;水添ビスフェノールFのアルキレン
オキサイド付加ジオール;ハイドロキノンのアルキレン
オキサイド付加ジオール;ナフトハイドロキノンのアル
キレンオキサイド付加ジオール;アントラハイドロキノ
ンのアルキレンオキサイド付加ジオール等があげられ
る。これらの中で、ビスフェノールAのアルキレンオキ
サイド付加ジオール等が好ましい。
リエーテルジオールとしては、1,4−シクロヘキサン
ジオールおよびそのアルキレンオキサイド付加ジオー
ル、トリシクロデカンジオール、トリシクロデカンジメ
タノール、ペンタシクロペンタデカンジオール、ペンタ
シクロペンタデカンジメタノール等が挙げられる。中で
も、トリシクロデカンジメタノールが好ましい。
ポリオールは、例えばユニオールDA400、DA70
0、DA1000、DB400(以上、日本油脂(株)
製)、SA1002(三菱化学(株)製)等の商品名で
市販品として入手することもできる。
ルコールと多酸塩基とを反応して得られるものなどがあ
げられる。該合成に用いられる多価アルコールとして
は、例えばエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、テトラメチレングリコール、ポリテトラメチレング
リコール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグ
リコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、3−
メチル−1,5−ペンタンジオール、1,9−ノナンジ
オール、2−メチル−1,8−オクタンジオール等があ
げられる。また、多塩基酸としては、例えばフタル酸、
イソフタル酸、テレフタル酸、マレイン酸、フマール
酸、アジピン酸、セバシン酸等が挙げられる。ポリエス
テルポリオールの市販品は、例えばクラポールP−20
10、PMIPA、PKA−A、PKA−A2、PNA
−2000(以上、(株)クラレ製)等の商品名で入手
することができる。
リテトラヒドロフランのポリカーボネート、1,6ーヘ
キサンジオールのポリカーボネート等が挙げられ、市販
品としてはDN−980、981、982、983(以
上、日本ポリウレタン(株)製)、PC−8000(米
国PPG社製)、PC−THF−CD(BASF社製)
等の商品名で入手することができる。
ε−カプロラクトンと、例えばエチレングリコール、ポ
リエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、テトラメチレングリコール、ポリ
テトラメチレングリコール、1,2−ポリブチレングリ
コール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリ
コール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,4
−ブタンジオール等のジオールとを反応させて得られる
ものが挙げられる。原料として用いられるジオールは、
例えばプラクセル205、205AL、212、212
AL、220、220AL(以上、ダイセル(株)製)
等が市販品として入手することができる。
合物(A−1)の製造には、上述のポリオール(a)と
ともにジアミンを併用することも可能であり、このよう
なジアミンとしては、例えばエチレンジアミン、テトラ
メチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、パラフェ
ニレンジアミン、4,4′−ジアミノジフェニルメタン
等のジアミン等のヘテロ原子を含むジアミン等のポリエ
ーテルジアミン等が挙げられる。ポリオール(a)の好
ましい分子量は数平均分子量で通常50〜15,000
であり、特に好ましくは100〜8,000である。
トとしては、例えば、2,4−トリレンジイソシアネー
ト、2,6−トリレンジイソシアネート、1,3−キシ
リレンジイソシアネート、1,4−キシリレンジイソシ
アネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、m−
フェニレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシ
アネート、3,3’−ジメチル−4,4’−ジフェニル
メタンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタン
ジイソシアネート、3,3’−ジメチルフェニレンジイ
ソシアネート、4,4’−ビフェニレンジイソシアネー
ト、1,6−ヘキサンジイソシアネート、イソフォロン
ジイソシアネート、メチレンビス(4−シクロヘキシル
イソシアネート)、2,2,4−トリメチルヘキサメチ
レンジイソシアネート、ビス(2−イソシアネートエチ
ル)フマレート、6−イソプロピル−1,3−フェニル
ジイソシアネート、4−ジフェニルプロパンジイソシア
ネート、リジンジイソシアネート、水添ジフェニルメタ
ンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネー
ト、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、2,5
−ビス(イソシアネートメチル)−ビシクロ[2.2.
1]ヘプタン、2,6−ビス(イソシアネートメチル)
−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン等が挙げられる。こ
れらの中でも、特に、2,4−トリレンジイソシアネー
ト、イソフォロンジイソシアネート、1,3−キシリレ
ンジイソシアネート、1,4−キシリレンジイソシアネ
ート、メチレンビス(4−シクロヘキシルイソシアネー
ト)等が好ましい。これらのジイソシアネートは、一種
単独或いは二種類以上を組み合わせて用いることができ
る。
水酸基含有(メタ)アクリレートとしては、例えば2−
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチ
ル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェニ
ルオキシプロピル(メタ)アクリレート、1,4−ブタ
ンジオールモノ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ
アルキル(メタ)アクリロイルフォスフェート、4−ヒ
ドロキシシクロヘキシル(メタ)アクリレート、1,6
−ヘキサンジオールモノ(メタ)アクリレート、ネオペ
ンチルグリコールモノ(メタ)アクリレート、トリメチ
ロールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロー
ルエタンジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトー
ルトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトール
ペンタ(メタ)アクリレート、下記式(1)又は(2) CH2=C(R1)-COOCH2CH2-(OCOCH2CH2CH2CH2CH2)n-OH (1) CH2=C(R1)-COOCH2CH(OH)CH2-O-(C6H5) (2) (式(1)および(2)において、R1は水素原子又はメ
チル基を示し、nは1〜15の整数を示す)で表される
(メタ)アクリレート等が挙げられる。また、アルキル
グリシジルエーテル、アリルグリシジルエーテル、グリ
シジル(メタ)アクリレート等のグリシジル基含有化合
物と、(メタ)アクリル酸との付加反応により得られる
化合物も使用することができる。
うち、特に、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等が
好ましい。これらの、水酸基含有(メタ)アクリレート
化合物は、一種単独、或いは、二種類以上組み合わせて
用いることができる。
合物(A−1)の合成においてポリオール(a)、ジイ
ソシアネート(b)及び水酸基含有(メタ)アクリレー
ト(c)の使用割合は、ポリオール(a)に含まれる水
酸基1当量に対してジイソシアネート(b)に含まれる
イソシアネート基が1.1〜3当量、水酸基含有(メ
タ)アクリレートの水酸基が0.2〜1.5当量となる
ようにするのが好ましい。
イソシアネート基に付加しうる官能基を持った化合物で
置き換えて用いることもできる。例えば、γ−メルカプ
トプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノトリメトキ
シシランなどを挙げることができる。これらの化合物を
使用することにより、得られる本発明の組成物を硬化さ
せた際にガラス等の基材への密着性を高めることができ
る。
ート(b)及び水酸基含有(メタ)アクリレート(c)
の反応においては、通常ナフテン酸銅、ナフテン酸コバ
ルト、ナフテン酸亜鉛、ジn−ブチルスズジラウレー
ト、トリエチルアミン、1,4−ジアザビシクロ〔2.
2.2〕オクタン、2,6,7−トリメチル−1,4−
ジアザビシクロ〔2.2.2〕オクタン等のウレタン化
触媒を、反応成分の総量100重量部に対して0.01
〜1重量部用いるのが好ましい。また、反応温度は、通
常10〜90℃であり、特に30〜80℃で行うのが好
ましい。
合物(A−1)の別の例として、ジイソシアネート1モ
ルに対して水酸基含有(メタ)アクリレート化合物2モ
ルを反応させて得られるウレタン(メタ)アクリレート
を挙げることができる。このウレタン(メタ)アクリレ
ートの合成に使用されるジイソシアネートおよび水酸基
含有(メタ)アクリレートとしては、それぞれ上述した
ものを用いることができる。具体的には、例えば、ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレートと2,4−トリレン
ジイソシアネートの反応生成物、2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレートと2,5−または2,6−ビス
(イソシアネートメチル)−ビシクロ〔2,2,1〕ヘ
プタンの反応生成物、2−ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレートとイソフォロンジイソシアネートの反応生成
物、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートと
2,4−トリレンジイソシアネートの反応生成物、2−
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートとイソフォロ
ンジイソシアネートの反応生成物が挙げられる。
合物(A−1)の分子量は、数平均分子量500〜3
0,000、好ましくは1500〜10,000であ
る。数平均分子量が500未満であると粘度が高くな
り、線引き速度を上げるとファイバに加わる張力が過大
となり断線することがある。また数平均分子量が30,
000を越えると、得られる組成物の硬化速度が低下
し、光ファイバの生産性を低下させる。
合物(A−2) 側鎖(メタ)アクリレート基含有重合性化合物(A−
2)としては、例えば下記一般式(3):
OR3(ここでR3は水素原子または置換または非置換の炭
素原子数1〜30の炭化水素基を示す)で表される基、
アリール基、シアノ基、ハロゲン原子または炭素原子数
1〜10のアルキル基を示す。〕で表される構造単位、
および一般式(4):
びR6は同一または異なり、水素原子またはフッ素、塩
素、臭素等のハロゲン原子を示し、Yは(メタ)アクリ
ロイルオキシ基を含む有機基を示す〕で表わされる構造
単位を有し、分子中に側鎖を構成する形で少なくとも1
個の(メタ)アクリレート基を有する共重合体(以下、
「側鎖(メタ)アクリレート基含有共重合体」という)
である。
OOR3においてR3は置換または非置換の炭素原子数1〜3
0の炭化水素基を示すが、その例としては、直鎖、分岐
鎖または環状のアルキル基、直鎖、分岐鎖または環状の
アルケニル基、アリール基、アラルキル基、多環式炭化
水素等が挙げられ、これらは置換されていてもよい。こ
のうち、炭素原子数1〜10の直鎖、分岐鎖または環状
のアルキルおよび炭素原子数2〜10の直鎖、分岐鎖ま
たは環状のアルケニル基が好ましい。Xにより表される
アリール基としては、フェニル基、塩素、フッ素、臭素
等のハロゲン原子で置換されたハロフェニル基、メチル
フェニル基、メトキシフェニル基、トリメチルフェニル
基等のトリアルキルシリルフェニル基等が挙げられ、中
でもフェニル基、メチルフェニル基が特に好ましい。X
で表されるハロゲン原子としては、塩素、フッ素、臭素
等が挙げられる。Xで表される炭素原子数1〜10のア
ルキル基としては、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル
基が挙げられ、例えばメチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチル、アミル、イソブチル、t−ブチル、
ペンチル、イソアミル、ヘキシル、ヘプチル、オクチ
ル、イソオクチル、2−エチルヘキシル、ノニル、デシ
ル、イソデシル、シクロヘキシル等が挙げられる。
タ)アクリロイルオキシ基を含む有機基としては、例え
ば式:-A-B-OCOCR7=CH2 (ここでAは-COO- 、フェニレ
ン基または炭素原子数1〜6のアルキレン基を示し、B
は水酸基を有していてもよい炭素原子数1〜6のアルキ
レン基を示し、R7は水素原子またはメチル基を示す)
で表わされる基が挙げられる。
一般式(3)および一般式(4)の構造単位は各々同一
のもの一種のみでもよいし、二種以上のものが存在して
いてもよい。側鎖(メタ)アクリレート基含有共重合体
の数平均分子量は、通常5,000〜500,000、
さらには、10,000〜200,000が好ましい。
分子量が5,000未満であると得られる本発明の液状
組成物の粘度が低くなり、光ファイバへの塗布性が低下
する。また分子量が500,000を超えると、液状組
成物の粘度が高くなり過ぎて光ファイバへの塗布性が低
下することがある。側鎖(メタ)アクリレート基含有共
重合体は、例えば一般式(5):
るビニル重合が可能なエチレン系化合物と、一般式
(6):
は水酸基、エポキシ基等から選ばれる官能基を有する有
機基である)で表される(メタ)アクリロイルオキシ基
を導入させることができる官能基Zをもち、ビニル重合
が可能なエチレン系化合物とを共重合させて、前記一般
式(3)の構造単位と一般式(7):
の通りである)で表される構造単位とからなる共重合体
を得た後に、該共重合体を構成する一般式(7)の構造
単位が有する有機基Z中の官能基と、水酸機含有(メ
タ)アクリレート化合物、(メタ)アクリル酸、カルボ
キシル基含有(メタ)アクリレート化合物、(メタ)ア
クリル酸無水物、(メタ)アクリル酸ハロゲン化物、
(メタ)アクリル酸塩化合物、無水(メタ)アクリル
酸、無水マレイン酸等とを反応させて側鎖に(メタ)ア
クリレート基を導入することにより合成される。
は、例えば(メタ)アクリル酸系化合物、スチレン系化
合物、アクリロニトリル、ハロゲン化ビニル化合物など
が挙げられる。
としては、例えば、(メタ)アクリル酸、メチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロ
ピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アク
リレート、ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル
(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレー
ト、ペンチル(メタ)アクリレート、イソアミル(メ
タ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、ヘ
プチル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリ
レート、イソオクチル(メタ)アクリレート、2−エチ
ルヘキシル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アク
リレート、デシル(メタ)アクリレート、イソデシル
(メタ)アクリレート、ウンデシル(メタ)アクリレー
ト、ドデシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)
アクリレート、オクタデシル(メタ)アクリレート、ス
テアリル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アク
リレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、フェ
ニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メ
タ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリ
レート、トリシクロデカニル(メタ)アクリレート、イ
ソボルニル(メタ)アクリレート、ボルニル(メタ)ア
クリレート等が挙げられる。これらの中で、メチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチ
ル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)
アクリレート、イソボルニルアクリレートおよびジシク
ロペンテニル(メタ)アクリレートが好ましい。
−メチルスチレン、p−ブロモスチレン、p−クロロス
チレン、p−メトキシスチレン、p−メチルスチレン、
p−トリアルキルシリルスチレンなどが挙げられ、特に
スチレン、α−メチルスチレンが好ましい。
ル、1,1−ジクロロエチレン、1,2−ジクロロエチ
レン、臭化ビニル、フルオロエチレン、1,1−ジフル
オロエチレン、1,2−ジフルオロエチレン、トリフル
オロエチレン、テトラフルオロエチレンが挙げられる。
中でも、塩化ビニル、1,1−ジクロロエチレン、フル
オロエチレン、1,1−ジフルオロエチレン、1,2−
ジフルオロエチレン、トリフルオロエチレン、テトラフ
ルオロエチレンが特に好ましい。
ための、一般式(6)で表されるエチレン系化合物にお
いて、前記官能基を有する有機基Zを持つ化合物として
は、例えば、水酸基を有する(メタ)アクリレート系化
合物、エポキシ基を有する(メタ)アクリレート系化合
物、エボキシ基を有するアリル化合物、水酸基をベンゼ
ン環上に有するスチレン化合物等が挙げられる。具体的
には、例えば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、グリシジル
(メタ)アクリレート、アリルグリシジルエーテル、p
−ヒドロキシスチレンなどが挙げられる。中でも、好ま
しくは、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
グリシジル(メタ)アクリレートである。
(6)のエチレン系化合物との重合法は特に限定され
ず、カチオン重合法、アニオン重合法、チーグラーナッ
タ系触媒による重合法等のいずれの方法でもよい。ま
た、乳化重合法も適用することができる。重合に際して
は、溶媒を用いても、用いなくともよい。
造単位と一般式(7)の構造単位からなる共重合体と反
応させる、(メタ)アクリル基を導入するために用いら
れる化合物としては、前記のとおり、例えば(メタ)ア
クリル酸、マレイン酸、フマル酸、(メタ)アクリル酸
塩化物、無水(メタ)アクリル酸、無水マレイン酸、水
酸基含有(メタ)アクリル酸エステル等が挙げられ、反
応相手である一般式(6)のエチレン系化合物の有機基
Zが有する官能基の種類に応じて選ばれる。即ち、有機
基Zが水酸基を有する場合は、水酸基含有(メタ)アク
リレート化合物以外のいずれの化合物でも使用できる
が、特に無水(メタ)アクリル酸、無水マレイン酸が好
ましい。有機基Zがエポキシ基を有する場合は、先にZ
中の官能基との反応成分として例示の化合物のいずれも
用いることができるが、特に水酸基含有(メタ)アクリ
ル酸化合物が好ましい。
また、この反応に適当な触媒を用いることもでき、たと
えばアミン系または塩化アンモニウム系の物質が挙げら
れる。導入される(メタ)アクリレート基を有する一般
式(4)の構造単位の量は、側鎖(メタ)アクリレート
基含有共重合体の構造単位全体の1〜50モル%の範囲
が好ましく、特に好ましくは2〜30モル%の範囲であ
る。したがって、一般式(5)のエチレン系化合物と一
般式(6)のエチレン系化合物との反応における一般式
(6)のエチレン系化合物の割合をほぼ1〜50モル
%、より好ましくは2〜30モル%の範囲とすればよ
い。
は、例えばB−3000、B−3001、B−300
2、B−3003、B−3004、B−3005、B−
3006、AP−2150(いずれも商品名、新中村化
学工業(株)製)等で入手することもできる。
釈剤としては単官能性化合物と多官能性化合物が挙げら
れる。いずれの場合も、数平均分子量は1,000未満
であり、好ましくは100〜800である。数平均分子
量が1,000以上であると、得られる組成物の粘度が
高くなりすぎ、塗布性に悪影響を与えることがある。
ルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム等のビニル基
含有ラクタム、イソボルニル(メタ)アクリレート、ボ
ルニル(メタ)アクリレート、トリシクロデカニル(メ
タ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリ
レート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、シ
クロヘキシル(メタ)アクリレート等の脂環式構造含有
(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレー
ト、4−ブチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、
アクリロイルモルホリン、ビニルイミダゾール、ビニル
ピリジン等が挙げられる。さらに、2−ヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アク
リレート、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、イ
ソプロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アク
リレート、アミル(メタ)アクリレート、イソブチル
(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレー
ト、ペンチル(メタ)アクリレート、イソアミル(メ
タ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、ヘ
プチル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリ
レート、イソオクチル(メタ)アクリレート、2−エチ
ルヘキシル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アク
リレート、デシル(メタ)アクリレート、イソデシル
(メタ)アクリレート、ウンデシル(メタ)アクリレー
ト、ドデシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)
アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソ
ステアリル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフ
リル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)ア
クリレート、エトキシジエチレングリコール(メタ)ア
クリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フェノキ
シエチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコー
ルモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコー
ルモノ(メタ)アクリレート、メトキシエチレングリコ
ール(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)ア
クリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)
アクリレート、メトキシポリプロピレングリコール(メ
タ)アクリレート、ジアセトン(メタ)アクリルアミ
ド、イソブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N,
N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、t−オクチル
(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、7−アミノ−3,7−ジメチルオクチル(メ
タ)アクリレート、N,N−ジエチル(メタ)アクリル
アミド、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アク
リルアミド、ヒドロキシブチルビニルエーテル、ラウリ
ルビニルエーテル、セチルビニルエーテル、2−エチル
ヘキシルビニルエーテル、下記式(3)〜(5)で表さ
れる化合物を挙げることができる。
素原子数2〜6、好ましくは2〜4のアルキレン基、例
えば、エチレン、プロピレン等を示し、R8は水素原子
又は炭素原子数1〜12、好ましくは1〜9のアルキル
基、例えば水素原子、n−ノニル基を示し、mは0〜1
2、好ましくは1〜8の整数を示す。)
ノール又はノニルフェノールのエチレンオキシドやプロ
ピレンオキシドの付加体の(メタ)アクリレートエステ
ルが挙げられる。これら単官能性化合物のうち、特にN
−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム、イソ
ボルニルアクリレート、ラウリルアクリレート、アクリ
ロイルモルホリンが好ましい。
−111、M−113、M−114、M−117(以
上、東亜合成(株)製);IBXA、ビスコート370
0(以上、大阪有機化学工業(株)製)等の商品名で市
販されている。が挙げられる。
メチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタ
エリスリトールトリ(メタ)アクリレート、エチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ
(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ
(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリオキシ
エチル(メタ)アクリレート、トリス(2−ヒドキシエ
チル)イソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、ト
リス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートジ(メ
タ)アクリレート、トリシクロデカンジメタノールジ
(メタ)アクリレート、ビスフェノールAのエチレンオ
キサイドまたはプロピレンオキサイドの付加体のジオー
ルのジ(メタ)アクリレート、水添ビスフェノールAの
エチレンオキサイドまたはプロピレンオキサイドの付加
体のジオールのジ(メタ)アクリレート、ビスフェノー
ルAのジグリシジルエーテルに(メタ)アクリレートを
付加させたエポキシ(メタ)アクリレート、トリエチレ
ングリコールジビニルエーテル等が挙げられる。これら
の中で好ましいものは、トリシクロデカンジメタノール
ジアクリレート、ビスフェノールAのエチレンオキサイ
ド付加体のジオールのジ(メタ)アクリレート、ビスフ
ェノールAのジグリシジルエーテルに(メタ)アクリレ
ートを付加させたエポキシ(メタ)アクリレートであ
る。
ーUV SA1002(トリシクロデカンジメタノール
ジアクリレート)、SA2007(以上、三菱化学
(株)製);ビスコート700(大阪有機化学工業
(株)製);KAYARADR−604、DPCA−2
0、−30、−60、−120、HX−620、D−3
10、D−330(以上、日本化薬(株)製);アロニ
ックスM−210、M−215、M−315、M−32
5(以上、東亜合成(株)製)等が挙げられる。
種以上を組み合わせて用いることができる。好ましい組
合せとしては、例えば、N−ビニルピロリドンとトリシ
クロデカンジメタノールジアクリレート、イソボルニル
アクリレートとトリシクロデカンジメタノールジアクリ
レート、等をあげることができる。
分(A)100重量部当たり、10〜200重量部配合
することが好ましく、より好ましくは20〜150重量
部である。成分(B)が少なすぎると、得られる本発明
の組成物の粘度が高くなりすぎ、さらに該粘度の温度依
存性が大きくなり安定した塗布状態が得られない。また
多すぎると、粘度が低すぎて光ファイバに塗布したとき
に所要の塗布状態を維持できないため得られる被覆の形
状が不安定となる。
熱重合開始剤および放射線重合開始剤から選ばれる1種
類以上を用いることができる。
せる場合には、通常、過酸化物、アゾ化合物等の熱重合
開始剤が用いられる。熱重合開始剤としては従来公知の
ものをいずれも使用する事ができる。具体的には、例え
ばベンゾイルパーオキサイド、t−ブチル−オキシベン
ゾエート等の過酸化物、アゾビスイソブチロニトリル等
のアゾ化合物が挙げられる。
射線硬化させる場合には、放射線重合開始剤を用い、必
要に応じて、さらに光増感剤として知られるものを添加
するのが好ましい。放射線重合開始剤も光増感剤も従来
公知のものをいずれも使用することができる。光重合開
始剤としては、例えば1−ヒドロキシシクロヘキシルフ
ェニルケトン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセ
トフェノン、キサントン、フルオレノン、ベンズアルデ
ヒド、フルオレン、アントラキノン、トリフェニルアミ
ン、カルバゾール、3−メチルアセトフェノン、4−ク
ロロベンゾフェノン、4,4’−ジメトキシベンゾフェ
ノン、4,4’−ジアミノベンゾフェノン、ミヒラーケ
トン、ベンゾインプロピルエーテル、ベンゾインエチル
エーテル、ベンジルジメチルケタール、1−(4−イソ
プロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロ
パン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フ
ェニルプロパン−1−オン、チオキサントン、ジエチル
チオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、2
−クロロチオキサントン、2−メチル−1−〔4−(メ
チルチオ)フェニル〕−2−モルホリノ−プロパン−1
−オン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニル
フォスフィンオキサイド、ビス−(2,6−ジメトキシ
ベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルフォフ
フィンオキシド等が挙げられる。これらの中でも、1−
ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2,2−ジ
メトキシ−2−フェニルアセトフェノン、2−メチル−
1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノプ
ロパン−1−オン、2,4,6−トリメチルベンゾイル
ジフェニルフォスフィレオキサイド、ビス(2、6−ジ
メトキシベンゾイル)−2、4、4−トリメチルペンチ
ルフォスフィレオキシドが好ましい。これらの放射線重
合開始剤は、IRGACURE184、369、65
1、500、907、CGI1700、CGI175
0、CGI1850、CG24−61(以上、チバガイ
ギー社製);LucirinLR8728(BASF社
製);Darocure1116、1173(以上、メ
ルク社製);ユベクリルP36(UCB社製)等の商品
名で市販されている。
ルアミン、ジエチルアミン、N−メチルジエタノールア
ミン、エタノールアミン、4−ジメチルアミノ安息香
酸、4−ジメチルアミノ安息香酸メチル、4−ジメチル
アミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸イ
ソアミル等が挙げられる。中でも、トリエチルアミン、
エタノールアミンが好ましい。これらの光増感剤は、ユ
ベクリルP102、103、104、105(以上、U
CB社製)等の商品名で市販されている。
射線を併用して硬化させる場合には、前記熱重合開始剤
と放射線重合開始剤を併用することが好ましい。重合開
始剤(C)は、上述の成分(A)100重量部あたり、
0.1〜10重量部、特に0.5〜7重量部配合するの
が好ましい。
(C)の必須成分に加え、必要に応じて、各種添加剤、
例えば、酸化防止剤、着色剤、紫外線吸収剤、光安定
剤、シランカップリング剤、熱重合禁止剤、レベリング
剤、界面活性剤、保存安定剤、可塑剤、滑剤、溶媒、フ
ィラー、老化防止剤、濡れ性改良剤、塗面改良剤等を配
合することができる。
0℃において500〜3000cPであり、好ましくは
1000〜2000cPである。粘度が500cP未満
でも3000cPを超えても高速塗布を施した場合に均
一な線径の被覆光ファイバが安定して得られない。
性化エネルギーは1〜60kJ/molを示し、好まし
くは10〜60kJ/molである。流動の活性化エネ
ルギーが1kJ/mol未満でも、60kJ/molを
超えても、高速線引き時に均一な線径の被覆光ファイバ
が安定して得られない。ここでいう流動の活性化エネル
ギーとは、アンドレードの粘度式によって定義され、温
度と粘度の関係をアレニウスプロットしたときのグラフ
の勾配から求められる。
熱及び/又は放射線によって硬化される。ここで放射線
とは、赤外線、可視光線、紫外線、X線、電子線、α
線、β線、γ線等をいう。
るが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。以下において、部は重量部を意味する。
2,4−トリレンジイソシアネート8.7g、2,6−
ジ−t−ブチル−p−クレゾール0.02g、ジブチル
錫ジラウレート0.63g、フェノチアジン0.007
g、イソボニルアクリレート21.3gを仕込み、これ
らを撹拌しながら液温が10℃以下になるまで氷冷し
た。2−ヒドロキシエチルアクリレート3.8gを液温
が20℃以下になるように制御しながら滴下した後、更
に、1時間撹拌し、反応させた。次に数平均分子量20
00のポリテトラメチレングリコールを65.6gを加
え、液温50〜60℃にて4時間撹拌を継続し、残留イ
ソシアネートが0.1重量%以下になった時点で反応終
了とみなした。こうして得られた成分(A)と成分
(B)からなる組成物100gに、さらに、イソボルニ
ルアクリレート14.2g、N−ビニルカプロラクタム
6.3g、ラウリルアクリレート7.3gを加えた後、
液温40〜50℃にて30分間撹拌した。その後、液を
30〜40℃に制御しながらジエチルアミン0.1gを
添加し30分間撹拌し、さらに、液温を50〜60℃に
制御しながら、成分(C)としてビス−(2,6−ジメ
トキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチル
フォスフィンオキシド2.0gを加え、均一で透明な液
体となるまで撹拌した。こうして、成分(A)100部
に対し、成分(B)27.3部、成分(C)2.0部か
らなる本発明の組成物を得た。この組成物の粘度は40
℃において1100cPであり、流動の活性化エネルギ
ーは50.3kJ/molであった。また、ヤング率は
61kg/mm2でありハード材としての基本特性を満
たしていた。
2,4−トリレンジイソシアネート18.5g、2,6
−ジ−t−ブチル−p−クレゾール0.02g、ジブチ
ル錫ジラウレート0.06g、トリシクロデカンジメタ
ノールジメタクリレート19.9gを仕込み、これらを
撹拌しながら液温が10℃以下になるまで氷冷した。2
−ヒドロキシエチルアクリレート16.6gを液温を2
0℃以下になるように制御しながら滴下した後、更に、
1時間撹拌し反応させた。次に数平均分子量400のビ
スフェノールAのアルキレンオキサイド付加ジオール
6.6g、数平均分子量2000のポリテトラメチレン
グリコールを38.3gを加え、液温50〜60℃で4
時間撹拌を継続し、残留イソシアネートが0.1重量%
以下になったところで反応を終了した。このようにして
得られた成分(A)と成分(B)からなる組成物100
gに、さらに成分(B)として、N−ビニルカプロラク
タム11.0g、イソボニルアクリレート9.5g、ラ
ウリルアクリレート8.6gを加え、成分(C)として
ビス(2,6−メトキシベンゾイル)−2,4,4−ト
リメチルペンチルフォスフィンオキシド2.2gを加
え、均一で透明な液体となるま液温50〜60℃に制御
しながら撹拌した。このようにして成分(A)100部
に対して、成分(B)29.1部、成分(C)2.2部
からなる本発明の組成物を得た。この組成物の粘度は4
0℃において1500cPであり、流動の活性化エネル
ギーは57.0kJ/molであった。また、ヤング率
は75kg/mm2であり、ハード材としての基本特性
を満たしていた。
を備えた反応容器に、トルエン400gを加え、100
〜110℃に加熱した。2−エチルヘキシルアクリレー
ト368g、メチルメタクリレート20g、グリシジル
メタクリレート85gと過酸化ベンゾイル5gの混合液
を、トルエン中に約2時間で滴下した。滴下後さらに6
時間反応させた。その後アクリル酸43g、ハイドロキ
ノン0.5g、トリエチルベンジルアンモニウムクロラ
イド10gを加えて、同じ温度でエステル化反応を8時
間行った。反応終了後、水6gとトリエチルアミン2g
を加えて加水分解反応を行った後、未反応の水をトルエ
ンとの共沸により除去し、残留溶剤を0.05%とし
た。このようにして得られた側鎖(メタ)アクリレート
基含有重合性化合物(A−2)100gに成分(B)と
して、N−ビニルカプロラクタム46.3g、トリシク
ロデカンジメタノールジメタクリレート45.2g、イ
ソボニルアクリレート15.9gを加え、液温を50〜
60℃に制御しながら撹拌した。その後、液温を50〜
60℃に制御して、成分(C)として、ビス(2,6−
ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペン
チルフェニルオキシドを2.0g加え、50〜60℃で
均一で透明な液体となるまで撹拌した。この組成物をゲ
ルパーミレーションクロマトグラフィー法(東ソー
(株)製、商品名AS−8020を使用)により、ポリ
スチレン換算の数平均分子量を測定したところ約70,
000であった。このようにして側鎖(メタ)アクリレ
ート基含有重合性化合物(A−2)100部に対し、成
分(B)107.4部、成分(C)2部からなる本発明
の組成物を得た。この組成物の粘度は40℃において1
000cPであり、流動の活性化エネルギーは52.3
kJ/molであった。また、ヤング率は76kg/m
m2であり、ハード材としての基本特性を満たしてい
た。
2,4−トリレンジイソシアネート28.5g、2,6
−ジ−t−ブチル−p−クレゾール0.02g、フェノ
チアジン0.01g、ジブチル錫ジラウレート0.08
g、イソボルニルアクリレート13.4gを仕込み、こ
れらを撹拌しながら液温が10℃以下になるまで氷冷し
た。2−ヒドロキシエチルアクリレート27.0gを液
温を20℃以下になるように制御しながら滴下した後、
更に、1時間撹拌し、反応させた。次に数平均分子量6
50のポリテトラメチレングリコールを30.9gを加
え、液温50〜60℃で5時間撹拌を継続し、残留イソ
シアネートが0.1重量%以下になった時点で反応終了
とみなした。このようにして得られた成分(A)と成分
(B)からなる組成物100gに、更に成分(B)とし
てイソボルニルアクリレート10g、成分(C)として
ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−
トリメチルペンチルフォスフィノキシドを3.3gを加
え、50〜60℃で撹拌し組成物を得た。この組成物の
粘度は40℃において4500cPであり、流動の活性
化エネルギーは85.3kJ/molであった。また、
ヤング率は80kg/mm2であった。
イソボニルアクリレート9.6g(成分(B))、2,
4−トリレンジイソシアネート23.0g、2,6−ジ
−t−ブチル−p−クレゾール0.03g、フェノチア
ジン0.01g、ジブチル錫ジラウレート0.08gを
仕込み、これらを撹拌しながら液温が10℃以下になる
まで氷冷した。ヒドロキシエチルアクリレート20.1
gを液温を20℃以下になるように制御しながら滴下し
た後、更に、1時間撹拌し、反応させた。次に数平均分
子量2000のポリテトラメチレングリコールを36.
0g、ビスフェノールAのエチレンオキシド付加体(商
品名DA400、三菱化学(株))を11.3g加え、
液温50〜60℃でにて3時間撹拌を継続し、残留イソ
シアネートが0.1重量%以下になった時点で反応終了
とみなした。このようにして得られた成分(A)と成分
(B)からなる組成物100gに、さらに成分(B)と
してラウリルアクリレート10.1g、トリシクロデカ
ンジメタノールジメタクリレート25.3g、N−ビニ
ルカプロラクタム7.5g、成分(C)としてビス
(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリ
メチルペンチルフォスフィノキシドを3.3gを加え、
50〜60℃で撹拌し組成物を得た。この組成物の粘度
は40℃において1800cPであり、流動の活性化エ
ネルギーは70kJ/molであった。また、ヤング率
は61kg/mm2であった。
き塗布性の評価に用いる光ファイバの一次被覆材として
用いる樹脂組成物を以下の方法により調製した。
ンジイソシアネート8.7g、2,6−ジ−t−ブチル
−p−クレゾール0.002g、ジブチル錫ジラウレー
ト0.63g、フェノチアジン0.006g及びイソボ
ルニルアクリレート21.2gを仕込みこれらを撹拌し
ながら温度が10℃以下になるまで氷冷した。2−ヒド
ロキシエチルアクリレートを液温が20℃以下になるよ
うに制御しながら3.8g滴下した後、さらに、一時間
撹拌し反応させた。次に数平均分子量2000のポリテ
トラメチレングリコール65.6gを加え液温50〜6
0℃で4時間撹拌を継続し、残留イソシアネートが0.
1重量g%以下になった時点で反応終了とみなした。こ
のようにして得られた化合物100gにイソボニルアク
リレート14.1g、N−ビニルカプロラクタム6.3
g、ラウリルアクリレート7.3g及び2,2−チオ−
ジエチレンビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシフェニルプロピオネート]0.3gを加え、
液温40〜50℃に制御しながらジエチルアミン0.1
gを添加し30分間撹拌し、更に液温を50〜60℃に
制御しながら、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)
−2,4,4−トリメチルペンチルフォスフィンオキシ
ド1.3g、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニ
ルプロパン−1−オン1.3gを加え、均一で透明な液
体となるまで撹拌した。こうして光ファイバ用一次被覆
材を得た。
た組成物の流動の活性化エネルギー、保存安定性、高速
線引き性を以下の方法により評価した。結果を表1に示
す。
粘度計を用い温度40℃で測定した。 (2)引っ張り試験 組成物を、空気中において1J/cm2、膜厚200μ
mに製膜し、得られた膜から幅6mm、長さ2.5mm
の短冊状サンプルを切り出した。引っ張り試験は、島津
製作所(株)製オートグラフ(商品名AGF1KND)
を用い、23℃において引っ張り速度5mm/minで
試験を行った。歪み2.5%における抗張力からヤング
率を求めた。 (3)流動の活性化エネルギーの評価 組成物の粘度を東京計器(株)製B型粘度計を用い温度
25℃、35℃および45℃の各温度で測定し、アレニ
ウスプロットより流動の活性化エネルギーを評価した。 (4)高速線引き時塗布性の評価 光ファイバ線引き装置(吉田工業(株)製)を使用し
て、光ファイバに前記製造例で得た一次被覆材を塗布、
硬化させた。得られた被覆の上に形成する外層被覆を前
記実施例の組成物または比較例の組成物を使用して形成
した。
た。光ファイバの線径は、光ファイバ自体は直径150
μmであったが、これに一次被覆材を硬化、被覆した後
に直径が200μmになるよう調節し塗布し、さらに形
成された一次被覆の上に前記実施例または比較例の組成
物を塗布硬化した後に直径が260μmになるように調
節して塗布した。光ファイバの線引き速度は、600m
/min、900m/min、または1200m/mi
nとし、組成物の硬化には、紫外線照射装置UVランプ
(ORC社製、商品名SMX、3.5kw)を使用し
た。塗布硬化後の直径の変動を、アンリツ(株)製レー
ザー外径測定装置で測定し、線径変動が±1.0μm以
内を合格とし、該範囲を越えるものを不合格と判定し
た。
液状硬化樹脂組成物はハード材としての基本特性を持
ち、かつ、線引き速度を上げても良好な塗布性を示すこ
とがわかる。一方、比較例1は粘度及び流動の活性化エ
ネルギーが本発明の範囲外であるため、線速900m/
min以上では塗布性が不良であった。また比較例2
は、流動の活性化エネルギーが範囲外であるため、線速
1200m/min以上では塗布性が不良であった。
高速塗布性を示し、光ファイバ被覆材料として用いると
生産性が向上する。
Claims (1)
- 【請求項1】(A)分子中に(メタ)アクリレート基を
有する重合性化合物、(B)数平均分子量が1,000
未満の反応性希釈剤および(C)重合開始剤を含有して
なり、粘度が40℃で500〜3000cPの範囲にあ
り、かつ流動の活性化エネルギーが1〜60kJ/mo
lの範囲にあることを特徴とする液状硬化性樹脂組成
物。
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