JP2005301236A - 液状硬化性樹脂組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 良好な硬化性を示し、そして高速塗布可能で、アップジャケット層に適したヤンク率及びアップジャケット層の被覆除去性に優れた硬化物を与えることのできる液状硬化性樹脂組成物の提供。
【解決手段】 (A)ウレタン(メタ)アクリレート、(B)反応性希釈剤、(C)重合開始剤および(D)数平均粒子径が0.1〜100μmである粒子を含有してなる光ファイバアップジャケット用液状硬化性樹脂組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は、光ファイバ素線の表面に塗布後硬化して使用する、アップジャケット用液状硬化性樹脂組成物に関する。さらに詳しくは、塗布性、および硬化性に優れ、硬化物が難燃性を有し、アップジャケット層の剥け性に優れる光ファイバアップジャケット用の被覆材料として好適な液状硬化性樹脂組成物に関する。
光ファイバの製造においては、ガラスファイバを熱溶融紡糸し、保護補強を目的として樹脂被覆が施されている。ガラスファイバを樹脂被覆してなる光ファイバを、光ファイバ素線という。この過程を線引きと称し、樹脂被覆としては、光ファイバの表面にまず柔軟な第一次の被覆層を設け、その外側に剛性の高い第二次の被覆層を設けた構造が知られている。また、これらの樹脂被覆を施された光ファイバ素線を実用に供するため平面上に複数並べて結束材料で固めテープ状被覆層を設けた構造が知られている。この第一次の被覆層を形成するための樹脂組成物をソフト材、第二次の被覆層を形成するための樹脂組成物をハード材、テープ状の被覆層を形成するための樹脂組成物をテープ材と称している。
光ファイバ素線の外径は通常250μm程度であるが、手作業による作業性を改善する目的で、この外周をさらに別の樹脂層で被覆して外径を500μm程度に増大させることが行われている。このような樹脂被覆層を、通常、アップジャケット層という。また、アップジャケット層を有する光ファイバ素線を、通常、光ファイバアップジャケット心線という。アップジャケット層自体は光学的特性を要するものではないため、特に透明性は必要とされず、着色を付して目視による識別性を付与すること場合もある。アップジャケット層は、光ファイバ素線の結線作業等を行う場合に、容易に、かつ、下層にある一次被覆層や二次被覆層を破損させずに剥離できること(以下、「被覆除去性」という。)が重要な特性である。また、他の被覆層と同様に、光ファイバに難燃性を付与するため、アップジャケット層についても難燃性を有することが求められている。
このようなアップジャケット層を含めた光ファイバ用被覆材として用いられる硬化性樹脂には、塗布性に優れ高速で線引き可能なこと;十分な強度、柔軟性を有すること;耐熱性に優れること;耐候性に優れること;酸、アルカリなどに対する耐性に優れること;耐油性に優れていること;吸水、吸湿性が低いこと;耐候性に優れていること水素ガス発生量が少ないこと;液状で保存安定性が良好なことなどの特性に加えて、被覆除去性に優れる特性が要求されている。
しかし、従来のアップジャケット用材料では、アップジャケット層がその上層であるテープ材層や下層である一次被覆層や二次被覆層と強固に接着しているため、テープ層を剥離して光ファイバ素線を露出させる際にアップジャケット層が破損したり、光ファイバ素線からアップジャケット層を剥離させる際に一次被覆層や二次被覆層を破損させることが多かった。このため、光ファイバの接続作業の作業性が低下しているという問題があった。また、このような隣接層との剥離性を改善できたとしても、さらに難燃性を併せ持つアップジャケット用材料が求められていた。
光ファイバのテープ層用材料等の結束材料や二次被覆層に用いられる材料としては、硬化後の表面に滑り性を付与し、あるいは帯電防止性を付与する等の目的で、被覆用樹脂材料の中に有機または無機材料からなる粒子を配合する試みがなされた(特許文献1、2参照)。しかしながら、アップジャケット層に用いるには、剥離性および難燃性等の問題があり、また、良好な剥離性と難燃性を併せ持つ特性を有する光ファイバアップジャケット用材料は知られていなかった。
特開平9−324136号公報 特開2000−273127号公報
本発明の目的は、隣接被覆層との剥離性に優れ、難燃性を併せ持つことにより、光ファイバアップジャケット用材料に適した液状硬化性樹脂組成物を提供することにある。
本発明の他の目的は、良好な硬化性を示し、そして高速塗布可能で、アップジャケット層に適したヤング率及びアップジャケット層の被覆除去性に優れた硬化物を与えることのできる液状硬化性樹脂組成物を提供することにある。
本発明によれば、上記目的および利点は、
(A)ウレタン(メタ)アクリレート、(B)反応性希釈剤、(C)重合開始剤および(D)数平均粒子径が0.1〜100μmである粒子を含有してなる液状硬化性樹脂組成物によって達成される。
本発明の液状硬化性樹脂組成物は、アップジャケット層に適したヤング率及びアップジャケット層の被覆除去性に優れた硬化物を与えることができるため、光ファイバアップジャケット用材料に適している。また、本発明の液状硬化性樹脂組成物は、隣接被覆層との剥離性に優れ、難燃性を併せ持ち、良好な硬化性を示し、高速塗布可能な光ファイバアップジャケット用材料に適している。
本発明の(A)成分であるウレタン(メタ)アクリレートは、ポリオール、ポリイソシアネートおよび水酸基含有(メタ)アクリレートを反応させることにより製造される。すなわち、ポリイソシアネートのイソシアネート基を、ポリオールの水酸基および水酸基含有(メタ)アクリレートの水酸基と、それぞれ反応させることにより製造される。
この反応としては、例えばポリオール、ポリイソシアネートおよび水酸基含有(メタ)アクリレートを一括に仕込んで反応させる方法;ポリオールおよびポリイソシアネートを反応させ、次いで水酸基含有(メタ)アクリレートを反応させる方法;ポリイソシアネートおよび水酸基含有(メタ)アクリレートを反応させ、次いでポリオールを反応させる方法;ポリイソシアネートおよび水酸基含有(メタ)アクリレートを反応させ、次いでポリオールを反応させ、最後にまた水酸基含有(メタ)アクリレートを反応させる方法等が挙げられる。
ここで好ましく用いられるポリオールとしては、例えばポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリカプロラクトンポリオールおよびその他のポリオールが挙げられる。これらのポリオールの各構造単位の重合様式には特に制限されずランダム重合、ブロック重合、グラフト重合のいずれであってもよい。ポリエーテルポリオールとしては、例えばポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、ポリヘキサメチレングリコール、ポリヘプタメチレングリコール、ポリデカメチレングリコールあるいは二種以上のイオン重合性環状化合物を開環共重合させて得られる脂肪族ポリエーテルポリオール等が挙げられる。上記イオン重合性環状化合物としては、例えばエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブテン−1−オキシド、イソブテンオキシド、3,3−ビスクロロメチルオキセタン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、3−メチルテトラヒドロフラン、ジオキサン、トリオキサン、テトラオキサン、シクロヘキセンオキシド、スチレンオキシド、エピクロルヒドリン、グリシジルメタクリレート、アリルグリシジルエーテル、アリルグリシジルカーボネート、ブタジエンモノオキシド、イソプレンモノオキシド、ビニルオキセタン、ビニルテトラヒドロフラン、ビニルシクロヘキセンオキシド、フェニルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、安息香酸グリシジルエステル等の環状エーテル類が挙げられる。また、上記イオン重合性環状化合物と、エチレンイミン等の環状イミン類、β−プロピオラクトン、グリコール酸ラクチド等の環状ラクトン酸、あるいはジメチルシクロ
ポリシロキサン類とを開環共重合させたポリエーテルポリオールを使用することもできる。上記二種以上のイオン重合性環状化合物の具体的な組み合わせとしては、例えばテトラヒドロフランとプロピレンオキシド、テトラヒドロフランと2−メチルテトラヒドロフラン、テトラヒドロフランと3−メチルテトラヒドロフラン、テトラヒドロフランとエチレンオキシド、プロピレンオキシドとエチレンオキシド、ブテン−1−オキシドとエチレンオキシド、テトラヒドロフラン、ブテン−1−オキシド、エチレンオキシドの3元重合体等を挙げることができる。これらのイオン重合性環状化合物の開環共重合体はランダムに結合していてもよいし、ブロック状の結合をしていてもよい。
これらの脂肪族ポリエーテルポリオールは、例えばPTMG650、PTMG1000、PTMG2000(以上、三菱化学製)、PPG−400、PPG1000、PPG2000、PPG3000、EXCENOL720、1020、2020(以上、旭硝子ウレタン製)、PEG1000、ユニセーフDC1100、DC1800(以上、日本油脂製)、PPTG2000、PPTG1000、PTG400、PTGL2000(以上、保土谷化学製)、Z−3001−4、Z−3001−5、PBG2000A、PBG2000B(以上、第一工業製薬製)等の市販品としても入手することができる。
さらに、ポリエーテルポリオールとしては、例えばビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加ポリオール、ビスフェノールFのアルキレンオキサイド付加ポリオール、水添ビスフェノールA、水添ビスフェノールF、水添ビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加ポリオール、水添ビスフェノールFのアルキレンオキサイド付加ポリオール、ハイドロキノンのアルキレンオキサイド付加ポリオール、ナフトハイドロキノンのアルキレンオキサイド付加ポリオール、アントラハイドロキノンのアルキレンオキサイド付加ポリオール、1,4−シクロヘキサンポリオールおよびそのアルキレンオキサイド付加ポリオール、トリシクロデカンポリオール、トリシクロデカンジメタノール、ペンタシクロペンタデカンポリオール、ペンタシクロペンタデカンジメタノール等の環式ポリエーテルポリオールが挙げられる。これらの中で、ビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加ポリオール、トリシクロデカンジメタノールが好ましい。これらのポリオールは、例えばユニオールDA400、DA700、DA1000、DB400(以上、日本油脂製)、トリシクロデカンジメタノール(三菱化学製)等の市販品として入手することもできる。その他、環式ポリエーテルポリオールとしては、キレンオキシド付加ポリオール、ビスフェノールFのアルキレノキシド付加ポリオール、1,4−シクロヘキサンポリオールのアルキレノキシド付加ポリオールなどが挙げられる。
ポリエステルポリオールとしては、例えば二価アルコールと二塩基酸とを反応して得られるポリエステルポリオールなどが挙げられる。上記二価アルコールとしては、例えばエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラメチレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、1,6−ヘキサンポリオール、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、3−メチル−1,5−ペンタンポリオール、1,9−ノナンポリオール、2−メチル−1,8−オクタンポリオール等が挙げられる。二塩基酸としては、例えばフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、マレイン酸、フマール酸、アジピン酸、セバシン酸等の二塩基酸を挙げることができる。市販品としてはクラポールP−2010、PMIPA、PKA−A、PKA−A2、PNA−2000(以上、クラレ製)等が入手できる。
また、ポリカーボネートポリオールとしては、例えばポリテトラヒドロフランのポリカーボネート、1,6−ヘキサンポリオールのポリカーボネート等が挙げられ、市販品としてはDN−980、981、982、983(以上、日本ポリウレタン製)、PC−8000(米国PPG製)、PC−THF−CD(BASF製)等が挙げられる。
さらにポリカプロラクトンポリオールとしては、例えばε−カプロラクトンと、例えばエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラメチレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、1,2−ポリブチレングリコール、1,6−ヘキサンポリオール、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,4−ブタンポリオール等の2価のポリオールとを反応させて得られるポリカプロラクトンポリオールが挙げられる。これらのポリオールは、プラクセル205、205AL、212、212AL、220、220AL(以上、ダイセル化学工業製)等の市販品として入手することができる。
上記以外の他のポリオールも数多く使用することができる。このような他のポリオールとしては、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンポリオール、1,5−ペンタンポリオール、1,6−ヘキサンポリオール、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ジシクロペンタジエンのジメチロール化合物、トリシクロデカンジメタノール、β−メチル−δ−バレロラクトン、ヒドロキシ末端ポリブタジエン、ヒドロキシ末端水添ポリブタジエン、ヒマシ油変性ポリオール、ポリジメチルシロキサンの末端ポリオール化合物、ポリジメチルシロキサンカルビトール変性ポリオール等が挙げられる。
また上記したようなポリオールを併用する以外にも、ポリオールとともにジアミンを併用することも可能である。このようなジアミンとしては、例えばエチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、パラフェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン等のジアミンやヘテロ原子を含むジアミン、ポリエーテルジアミン等が挙げられる。
これらのポリオールのうち、ポリエーテルポリオール、特に脂肪族ポリエーテルポリオールが好ましい。具体的には、ポリプロピレングリコールや、ブテン−1−オキシドとエチレンオキシドとの共重合体が好ましい。これらのポリオールは、PPG−400、PPG1000、PPG2000、PPG3000、EXCENOL720、1020、2020(以上、旭硝子ウレタン(株))などの市販品として入手できる。ブテン−1−オキシドとエチレンオキシドとの共重合体であるジオールは、EO/BO500、EO/BO1000、EO/BO2000、EO/BO3000、EO/BO4000(以上、第一工業製薬製)などの市販品として入手できる。
ポリイソシアネートとしては、例えば、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、1,3−キシリレンジイソシアネート、1,4−キシリレンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、3,3’−ジメチル−4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、3,3’−ジメチルフェニレンジイソシアネート、4,4’−ビフェニレンジイソシアネート、1,6−ヘキサンジイソシアネート、イソフォロンジイソシアネート、メチレンビス(4−シクロヘキシルイソシアネート)、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、ビス(2−イソシアネートエチル)フマレート、6−イソプロピル−1,3−フェニルジイソシアネート、4−ジフェニルプロパンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、水添ジフェニルメタンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、2,5(または2,6)−ビス(イソシアネートメチル)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン等が挙げられる。特に、2,4−トリレンジイソシアネート、イソフォロンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、メチレンビス(4−シクロヘキシルイソシアネート)等が好ましい。
これらのポリイソシアネートは、単独あるいは二種類以上を組み合わせて用いることができる。
水酸基含有(メタ)アクリレートとしては、例えば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェニルオキシプロピル(メタ)アクリレート、1,4−ブタンポリオールモノ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシアルキル(メタ)アクリロイルフォスフェート、4−ヒドロキシシクロヘキシル(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンポリオールモノ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールモノ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタンジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、下記式(1)または(2)
(式中、R1は水素原子またはメチル基を示し、mは1〜15の数を示す)
で表される(メタ)アクリレート等が挙げられる。また、アルキルグリシジルエーテル、アリルグリシジルエーテル、グリシジル(メタ)アクリレート等のグリシジル基含有化合物と、(メタ)アクリル酸との付加反応により得られる化合物を使用することもできる。これら水酸基含有(メタ)アクリレートのうち、特に、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等が好ましい。
これらの、水酸基含有(メタ)アクリレート化合物は、単独であるいは二種類以上組み合わせて用いることができる。
ポリオール、ポリイソシアネートおよび水酸基含有(メタ)アクリレートの使用割合は、ポリオールに含まれる水酸基1当量に対してポリイソシアネートに含まれるイソシアネート基が1.1〜3当量、水酸基含有(メタ)アクリレートの水酸基が0.2〜1.5当量となるようにするのが好ましい。
これらの化合物の反応においては、例えばナフテン酸銅、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸亜鉛、ジブチル錫ジラウレート、トリエチルアミン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、2,6,7−トリメチル−1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン等のウレタン化触媒を、反応物の総量100質量部に対して0.01〜1質量部用いるのが好ましい。また、反応温度は、通常10〜90℃、特に30〜80℃で行うのが好ましい。
水酸基含有(メタ)アクリレートの一部をイソシアネート基に付加しうる官能基を持った化合物で置き換えて用いることもできる。例えば、γ−メルカプトトリメトキシシラン、γ−アミノトリメトキシシランなどを挙げることができる。これらの化合物を使用することにより、二次被覆層等の基材への密着性を高めることができる。
また、本発明の液状硬化性樹脂組成物には、さらに、ポリイソシアネートと水酸基含有(メタ)アクリレート化合物の反応物であるウレタン(メタ)アクリレートを配合することもできる。かかるウレタン(メタ)アクリレートとしては、例えば、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートと2,4−トリレンジイソシアネートの反応物、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートと2,5(または2,6)−ビス(イソシアネートメチル)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタンの反応物、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートとイソフォロンジイソシアネートの反応物、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートと2,4−トリレンジイソシアネートの反応物、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートとイソフォロンジイソシアネートの反応物等の、ジイソシアネート1モルに対して水酸基含有(メタ)アクリレート化合物2モルを反応させたウレタン(メタ)アクリレートが挙げられる。ポリイソシアネートと水酸基含有(メタ)アクリレート化合物の反応物であるウレタン(メタ)アクリレートは、ポリオールとポリイソシアネートと水酸基含有(メタ)アクリレート化合物の反応物であるウレタン(メタ)アクリレートとは別個に調製して、本発明の組成物に配合してもよく、又は、ポリオールとポリイソシアネートと水酸基含有(メタ)アクリレート化合物を用いてウレタン(メタ)アクリレートを合成する際に、これらの成分のモル比を調製することにより、ポリイソシアネートと水酸基含有(メタ)アクリレート化合物の反応物であるウレタン(メタ)アクリレートと、ポリオールとポリイソシアネートと水酸基含有(メタ)アクリレート化合物の反応物であるウレタン(メタ)アクリレートとを、共に調製してもよい。
これらポリオールからなるウレタン(メタ)アクリレートは、(D)粒子及び(E)難燃剤を除く組成物全量(以下、「樹脂成分全量」という。)に対して、通常30〜90質量%配合されるが、好ましくは55〜87質量%であり、特に好ましくは65〜85質量%である。30質量%未満では弾性率の温度依存性が大きく、90質量%以上では液状硬化性樹脂組成物の粘度が高くなることがある。
(B)成分である反応性希釈剤とは、(A)成分以外のエチレン性不飽和基を有する化合物である。(B)成分としては、重合性単官能化合物または重合性多官能化合物を用いることができる。このような、単官能性化合物としては、例えばN−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム等のビニル基含有ラクタム、イソボルニル(メタ)アクリレート、ボルニル(メタ)アクリレート、トリシクロデカニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート等の脂環式構造含有(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、4−ブチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、アクリロイルモルホリン、ビニルイミダゾール、ビニルピリジン等が挙げられる。さらに、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、アミル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、ヘプチル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、ウンデシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソステアリル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、メトキシエチレングリコール(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、ジアセトン(メタ)アクリルアミド、イソブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、t−オクチル(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、7−アミノ−3,7−ジメチルオクチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ヒドロキシブチルビニルエーテル、ラウリルビニルエーテル、セチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、下記式(3)〜(6)で表される化合物を挙げることができる。
(式中、R2は水素原子またはメチル基を示し、R3は炭素数2〜6、好ましくは2〜4のアルキレン基を示し、R4は水素原子または炭素数1〜12、好ましくは1〜9のアルキル基を示し、rは0〜12、好ましくは1〜8の数を示す)
(式中、R5は水素原子またはメチル基を示し、R6は炭素数2〜8、好ましくは2〜5のアルキレン基を示し、R7は水素原子またはメチル基を示し、pは好ましくは1〜4の数を示す。)
(式中、R8、R9、R10およびR11は互いに独立で、HまたはCH3であり、qは1〜5の整数である)
これら重合性単官能化合物のうちN−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム等のビニル基含有ラクタム、イソボルニル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレートが好ましい。
これら重合性単官能化合物の市販品としてはIBXA(大阪有機化学工業製)、アロニックスM−111、M−113、M114、M−117、TO−1210(以上、東亞合成製)を使用することができる。
また重合性多官能化合物としては、例えばトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリオキシエチル(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジイルジメチレンジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンポリオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンポリオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAジグリシジルエーテルの両末端(メタ)アクリル酸付加体、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ポリエステルジ(メタ)アクリレート、トリス(2−ヒドキシエチル)イソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメタノールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAのエチレンオキサイドまたはプロピレンオキサイドの付加体のポリオールのジ(メタ)アクリレート、水添ビスフェノールAのエチレンオキサイドまたはプロピレンオキサイドの付加体のポリオールのジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAのジグリシジルエーテルに(メタ)アクリレートを付加させたエポキシ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジビニルエーテルおよび下記式(7)
(ここで、R12およびR13は互いに独立に水素原子またはメチル基であり、そしてnは1〜100の数である)
で表わされる化合物等が挙げられる。
これら重合性多官能化合物のうち、上記式(7)で表わされる化合物例えばエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジイルジメチレンジ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイドを付加させたビスフェノールAのジ(メタ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イアオシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレートが好ましい。
これら重合性多官能化合物の市販品として例えば、ユピマーUV、SA1002(以上、三菱化学製)、アロニックスM−215、M−315、M−325(以上東亞合成製)を使用することができる。
アローニックスTO−1210(東亞合成製)を使用することが出来る。
これらの(B)反応性希釈剤は、樹脂成分全量に対して、通常1〜70質量%配合されるが、好ましくは5〜50質量%であり、特に好ましくは10〜40質量%である。1質量%未満であると硬化性を損ねる可能性があり、70質量%をこえると低粘度による塗布形状の変化が起き、塗布が安定しない。
さらに、本発明の液状硬化性樹脂組成物は、(C)成分として重合開始剤を含有する。重合開始剤としては、熱重合開始剤または光重合開始剤を用いることができる。
本発明の液状硬化性樹脂組成物が熱硬化性の場合には、通常、過酸化物、アゾ化合物等の熱重合開始剤が用いられる。具体的には、例えばベンゾイルパーオキサイド、t−ブチル−オキシベンゾエート、アゾビスイソブチロニトリル等が挙げられる。
また、本発明の液状硬化性樹脂組成物が光硬化性の場合には、光重合開始剤を用い、必要に応じて、さらに光増感剤を併用するのが好ましい。ここで、光重合開始剤としては、例えば1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、キサントン、フルオレノン、ベンズアルデヒド、フルオレン、アントラキノン、トリフェニルアミン、カルバゾール、3−メチルアセトフェノン、4−クロロベンゾフェノン、4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、4,4’−ジアミノベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ベンゾインプロピルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンジルジメチルケタール、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、チオキサントン、ジエチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、2−クロロチオキサントン、2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルホリノ−プロパン−1−オン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド、ビス−(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルフォフフィンオキシド;IRGACURE184、369、651、500、907、CGI1700、CGI1750、CGI1850、CG24−61;Darocure1116、1173(以上、チバ・スペシャルティー・ケミカルズ製);LucirinTPO(BASF製);ユベクリルP36(UCB製)等が挙げられる。また、光増感剤としては、例えばトリエチルアミン、ジエチルアミン、N−メチルジエタノールアミン、エタノールアミン、4−ジメチルアミノ安息香酸、4−ジメチルアミノ安息香酸メチル、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル;ユベクリルP102、103、104、105(以上、UCB製)等が挙げられる。
本発明の液状硬化性樹脂組成物を熱および紫外線を併用して硬化させる場合には、前記熱重合開始剤と光重合開始剤を併用することもできる。(C)重合開始剤は、樹脂成分全量に対して、0.1〜10質量%、特に0.3〜7質量%配合するのが好ましい。
本発明の液状硬化性樹脂組成物は、さらに、(D)成分として数平均粒子径が0.1〜100μmである粒子を含有する。(D)成分の粒子としては、無機粒子と有機ポリマー粒子が挙げられる。
無機粒子としては、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等の無機水酸化物、三酸化アンチモン、五酸化アンチモン、窒素化グアジニン等の無機酸化物等を挙げることができるが、シリカを主成分とする粒子は除かれる。これらの中でも、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等の無機水酸化物は、難燃剤としての性質を有するため、本発明の液状硬化性樹脂組成物に難燃性を付与できる点で特に好ましい。これらの無機粒子の市販品としては、たとえば、C302A(水酸化アルミニウム、粒子径1.14μm、2.0μm、5.0μm各種;住友化学製)、H42−S(水酸化アルミニウム表面ステアリン酸処理品:昭和電工製)、H42−STV(水酸化アルミニウム表面ビニルシラン処理品:昭和電工製)、UD−650(水酸化マグネシウム、粒子径:3.26μm、宇部マテリアルズ製)、UD−653(水酸化マグネシウム、粒子径:3.02μm)、水酸化マグネシウム表面脂肪酸処理品(協和発酵製、粒子径:1.0μm)、200−06H,キスマ5Q(協和化学製)、難燃剤用水酸化アルミ、アルミニウムオキサイドトリハイドレート、アルミニウムトリハイドロオキサイド(住友化学)等を挙げることができる。また樹脂への相溶性を向上させるために、表面疎水化処理した水酸化アルミニウムおよびマグネシウム粒子を用いることができる。たとえば、水酸化マグネシウムをビニルシラン処理したものとして、KISUMA−5L,KISUMA−5P、および表面脂肪酸処理したものとして、KISUMA−5A、KISUMA−5B(協和化学製)が挙げられる。水酸化アルミニウムの疎水化処理品として、H42−STV、H42−S(昭和電工製)が挙げられる。これらの無機粒子を使用するにあたって、吸水率を検討した結果、表面処理された粒子が、吸水率に対しては、効果があり、またそれに伴う伝送ロスも少ない。
有機ポリマー粒子としては、ポリオレフィン、アクリル系樹脂、ポリウレタン、ポリアミド、ポリスチレン、シリコーン樹脂、スチレン/ジビニルベンゼン共重合体等を挙げることができる。これらのポリマー粒子は架橋ポリマー粒子、非架橋ポリマー粒子のいずれを用いてもよい。これらの中でも、ポリメタクリル酸メチルなどのアクリル系樹脂の粒子は、ポリマー主鎖中に不飽和結合を含まないため耐候性に優れると共に、多くの架橋性モノマーを容易に任意の割合で共重合できるのでポリマー粒子の高架橋化が可能であるため特に好ましい。これらの有機ポリマー粒子の市販品としては、たとえば、ミペロンXM−220(三井石油化学製)、ポリメタクリル酸メチル球状微粒子MB、同MBX、ポリスチレン粒子SBX(以上、積水化成品工業製)、シリコーン高機能性パウダートレフィル(東レダウコーニング製)、真球状機能性微粒子ポリマーアートパール(根上工業製)等を挙げることができる。
(D)成分の粒径としては、動的光散乱法又は電子顕微鏡法で測定した、数平均粒子径が通常0.1〜100μmであることが好ましく、より好ましくは0.5〜100μmであり、特に好ましくは、0.5〜10μmである。数平均粒子径が0.1μm未満であると、アップジャケット層の剥離性が低下する。数平均粒子径が100μmを超えると、フィルターろ過および耐久性に問題を生じる。
(D)成分の配合量は、樹脂成分全量100質量部に対して、1〜120質量部配合するのが好ましい。1質量部未満であると、アップジャケット層の剥離性が不十分であり、120質量部を越えると、UV照射による硬化速度の低下および耐久性のため好ましくない。
また、本願発明の液状硬化性樹脂組成物には、(E)難燃剤を添加することもできる。本発明の硬化性組成物において、(E)難燃剤は、組成物の硬化物に難燃性を付与することに加え、被覆除去性を改善する目的で添加される。(E)難燃剤としては、公知のものであれば特に限定されるものではないが、(D)成分に該当するものは除かれる他、樹脂成分との反応性を有しないものが好ましい。(E)難燃剤としては、ハロゲン系(臭素、塩素系)、リン系、窒素系またはシリコーン系の難燃剤を挙げることができる。
臭素系難燃剤としては、テトラブロモビスフェノールA(TBBPA)、デカブロモジフェニルオキサイド、ヘキサブロモシクロドデカン、トリブロモフェノール、エチレンビステトラブロモフタルイミド、TBBPAポリカーボネートオリゴマー、臭素化ポリスチレン、TBBPAエポキシオリゴマー、TBBPAビスブロモプロピルエーテル、エチレンビスペンタブロモジフェノール、ヘキサブロモベンゼン、臭素化芳香族トリアジン等を挙げることができる。
リン系難燃剤としては、リン酸エステル、含ハロゲンリン酸エステル、ポリリン酸アンモニウム、赤リン系、ホスファフェナントレン系等を挙げることができる。特に、トリ(イソプロピルフェニル)フォスフェートが好ましい。
塩素系難燃剤としては、塩素化パラフィン、パークロロシクロペンタデカン、クロレンド酸等を挙げることができる。
(E)難燃剤の配合量は、樹脂成分全量100質量部に対して、1.0〜100質量部配合されることが好ましく、さらに1.0〜75質量部、特に1〜50質量部配合されることが好ましい。1.0質量部未満であると、難燃効果が不十分であり、100質量部を越えると、難燃剤が硬化物中からブリードアウトしたり、アップジャケット層としての弾性特性等に悪影響を与えるため好ましくない。
本発明の組成物には、必要に応じて本発明の液状硬化性樹脂組成物の特性を損なわない範囲で各種添加剤、例えば、酸化防止剤、着色剤、紫外線吸収剤、光安定剤、シランカップリング剤、熱重合禁止剤、レベリング剤、界面活性剤、保存安定剤、可塑剤、滑剤、溶媒、フィラー、老化防止剤、濡れ性改良剤、塗面改良剤等を配合することができる。
なお、本発明の液状硬化性樹脂組成物は、熱および/または放射線によって硬化されるが、ここで放射線とは、赤外線、可視光線、紫外線、X線、電子線、α線、β線、γ線等をいう。電子線で硬化させる場合には、本発明の液状硬化性樹脂組成物は、(C)成分として光重合開始剤を含まない態様をとることもできる。
本発明の光ファイバアップジャケット層は、本発明の液状硬化性組成物を光ファイバ素線に塗布した後、前記硬化条件で硬化させて得られる。本発明の光ファイバアップジャケット層は、好ましくは80〜400MPa、更に好ましくは100〜300MPaのヤング率を示す。本発明の光ファイバアップジャケット層は、被覆剥離性に優れている。具体的には、外径250μmの光ファイバ素線に光ファイバアップジャケット層を設けて、外径500μmの光ファイバアップジャケット心線とした場合、後述の方法で測定される被覆除去応力が、3N未満であることが好ましい。本発明の光ファイバアップジャケット層の特性としては、上記のヤング率及び被覆除去応力のいずれもが好適な範囲にあることが特に好ましい。
本発明の光ファイバアップジャケット心線は、前記光ファイバアップジャケット層を有する光ファイバ素線である。光ファイバアップジャケット心線は、通常、外径250μmの光ファイバ素線を有しており、光ファイバアップジャケット心線の外径は、500〜1000μmである。
次に実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明は何らこれら実施例に限定されるものではない。
[製造例1:(A)ウレタン(メタ)アクリレートの合成]
攪拌機を備えた反応容器に、トリプロピレングリコールジアクリレート209.27g、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール0.31g、トルエンジイソシアナート35.32g、数平均分子量が700であるポリプロピレングリコール71.11g加え、液温が15℃になるまで冷却した。ジブチル錫ジラウレート0.104g添加した後、液温が40℃以上にならないように1時間攪拌した。これらを撹拌しながら液温度が10℃以下になるまで氷冷した。その後、ヒドロキシエチルアクリレートを液温度が20℃以下になるように制御しながら23.55g滴下した後、さらに、1時間撹拌して反応させた。液温度70〜75℃にて3時間撹拌を継続させ、残留イソシアネートが0.1質量%以下になった時を反応終了とした。得られた(A)ウレタン(メタ)アクリレートを、UA−1とする。
[製造例2:(A)ウレタン(メタ)アクリレートの合成]
攪拌機を備えた反応容器に、2−エチルヘキシルアクリレート203.25g、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール0.146g、トルエンジイソシアナート191.87g、数平均分子量が1000であるポリプロピレングリコール205.90g加え、液温が15℃になるまで冷却した。ジブチル錫ジラウレート0.488g添加した後、液温が40℃以上にならないように1時間攪拌した。これらを撹拌しながら液温度が10℃以下になるまで氷冷した。ヒドロキシプロピルアクリレート37.73gを液温を20℃以下になるように制御しながらゆっくりと滴下した。その後、ヒドロキシエチルアクリレートを液温度が20℃以下になるように制御しながら174.42g滴下した後、さらに、1時間撹拌して反応させた。液温度70〜75℃にて3時間撹拌を継続させ、残留イソシアネートが0.1質量%以下になった時を反応終了とした。以上により、ポリエチレングリコールビスフェノールAエーテルの両末端水酸基にトルエンジイソシアネートを介してヒドロキシエチルアクリレートが結合したウレタンアクリレートオリゴマー(UA−2とする。)、ポリテトラエメチレングリコールの両末端水酸基にトルエンジイソシアネートを介してヒドロキシエチルアクリレートが結合したウレタンアクリレートオリゴマー(UA−3とする)、及びトルエンジイソシアネートの2つのイソシアネート基にヒドロキシエチルアクリレートが結合したウレタンアクリレートオリゴマー(UA−4とする)の3種類の(A)ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーの混合溶液を得た。
実施例1〜3及び比較例1〜4
表1に示す組成の各成分を攪拌機を備えた反応容器に仕込み、液温度を50℃に制御しながら1時間攪拌し、液状硬化性樹脂組成物を得た。表1中の成分量は質量部である。
試験例
前記実施例及び比較例で得た液状硬化性樹脂組成物を以下のような方法で硬化させ、試験片を作製し、下記の各評価を行った。
1.ヤング率:250μm厚のアプリケーターバーを用いてガラス板上に液状硬化性樹脂組成物を塗布し、これを空気下で1J/cmのエネルギーの紫外線で照射して硬化してヤング率測定用フィルムを得た。このフィルムから延伸部が幅6mm、長さ25mmとなるように短冊状サンプルを作成して、温度23℃、湿度50%で引っ張り試験を行った。引っ張り速度は1mm/minで2.5%歪みでの抗張力からヤング率を求めた。
2.剥離性
リワインダーモデルにより作成したアップジャケット化した素線(ガラスファイバー(合成石英棒;TSL株式会社)に、プライマリ材:一次被覆材(R1164;JSR株式会社製)、セカンダリ材:二次被覆材(R3180;JSR株式会社製)、インキ材:(FS青インキ; T&K TOKA)の順でタンデムでリワインダーモデル(吉田工業株式会社製)を用いて塗布及び紫外線硬化した作製した太さが外径250μmの光ファイバ素線に対して、表1に示した各硬化性組成物をアップジャケット材を用いて同装置を用いてさらに塗布及び紫外線硬化することによりしてアップジャケット層を被覆し、全体の太さを外径500μmにする。)のアップジャケット素線を作製してこれを測定試料とした。
図1に示すように、アップジャケット素線の末端から3cmの箇所を古河製のホットストリッパー(古河工業株式会社製)で保持し、および引っ張り試験機(島津製作所製)を用いて引っ張り速度50m/minで引っ張り、アップジャケット層を3cm引き抜く際の被覆除去応力(図2に示す最大応力)を測定した。測定は、アップジャケット素線の製造直後に行った。
得られた結果を表1に示す。
Irgacure184;1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
Irgacure819;ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
C302A;水酸化アルミニウム粒子、粒子径2.0μm(住友化学製)
Irganox1035;チオジエチレンビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート](チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
表1から明らかなように、0.1〜100μmの粒子を含むアップジャケット材及びこれに液状の難燃剤を含むアップジャケット材は、光ファイバ被覆材として良好な性質を有し、かつ剥離性が良好であることからアップジャケット用組成物として有用である。
引っ張り試験機の概略図を示す。 被覆除去時の応力挙動概略図を示す。

Claims (8)

  1. (A)ウレタン(メタ)アクリレート、(B)反応性希釈剤、(C)重合開始剤および(D)数平均粒子径が0.1〜100μmである粒子を含有してなる光ファイバアップジャケット用液状硬化性樹脂組成物。
  2. (D)粒子が、一種以上の無機粒子である請求項1記載の光ファイバアップジャケット用液状硬化性樹脂組成物。
  3. (E)難燃剤(但し、(D)成分に該当するものを除く)をさらに含有する請求項1又は2に記載の光ファイバアップジャケット用液状硬化性樹脂組成物。
  4. 前記(A)ウレタン(メタ)アクリレートが、脂肪族ポリエーテルポリオールとポリイソシアネートと水酸基含有(メタ)アクリレートの反応物を含有するものである請求項1〜3のいずれか1項記載の光ファイバアップジャケット用液状硬化性樹脂組成物。
  5. 前記(A)ウレタン(メタ)アクリレートが、前記脂肪族ポリエーテルポリオールとポリイソシアネートと水酸基含有(メタ)アクリレートの反応物に加えて、ポリイソシアネートと水酸基含有(メタ)アクリレート化合物の反応物を含有するものである請求項4に記載の光ファイバアップジャケット用液状硬化性樹脂組成物。
  6. 前記(B)が、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレートを含有するものである請求項1〜5のいずれか1項記載の光ファイバアップジャケット用液状硬化性樹脂組成物。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項記載の光ファイバアップジャケット用液状硬化性樹脂組成物の硬化物からなる光ファイバアップジャケット層。
  8. 請求項7に記載の光ファイバアップジャケット層を有する光ファイバアップジャケット心線。
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