JPH1155995A - 振動型圧縮機の制御回路 - Google Patents

振動型圧縮機の制御回路

Info

Publication number
JPH1155995A
JPH1155995A JP9205778A JP20577897A JPH1155995A JP H1155995 A JPH1155995 A JP H1155995A JP 9205778 A JP9205778 A JP 9205778A JP 20577897 A JP20577897 A JP 20577897A JP H1155995 A JPH1155995 A JP H1155995A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
mos
fet transistor
compressor
timer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9205778A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Ikui
正夫 生井
Naoki Akazawa
直樹 赤澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sawafuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Sawafuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sawafuji Electric Co Ltd filed Critical Sawafuji Electric Co Ltd
Priority to JP9205778A priority Critical patent/JPH1155995A/ja
Priority to TW087110720A priority patent/TW395079B/zh
Priority to AU76135/98A priority patent/AU712531B2/en
Priority to US09/126,258 priority patent/US6171063B1/en
Priority to EP98114281A priority patent/EP0895342A3/en
Publication of JPH1155995A publication Critical patent/JPH1155995A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M7/00Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
    • H02M7/42Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal
    • H02M7/44Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters
    • H02M7/48Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
    • H02M7/53Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal
    • H02M7/537Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only, e.g. single switched pulse inverters

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストロークオーバによるバルブ破壊の発生を
防止する。 【解決手段】 直流から交流変換し、振動型圧縮機1に
交流電圧を供給する構成の振動型圧縮機の制御回路にお
いて、振動型圧縮機1を駆動する1個のMOS−FET
トランジスタ2と、MOS−FETトランジスタ2をス
イッチングさせるためのパルスを生成するタイマIC
と、MOS−FETトランジスタ2のオフ期間に振動型
圧縮機1が発生させる反起電圧の0V近傍に回復するタ
イミングをとらえ、そのタイミングでタイマICの出力
を強制的に反転させるタイマ強制作動回路と、タイマI
Cの出力に基づいてMOS−FETトランジスタ2をド
ライブするドライバと、振動型圧縮機1に入力される入
力電圧を検出し、この入力電圧が所定電圧より高いと
き、タイマICの出力パルスのパルス幅を変えさせ振動
型圧縮機1への入力電圧を低下させるパルス幅変更回路
9とを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動型圧縮機の制
御回路、特に磁界中に振動するドライブコイルを備えた
振動型圧縮機の制御回路において、振動型圧縮機のスト
ロークオーバによるバルブの破壊が発生するおそれがあ
るとき、ピストンのストロークオーバによるバルブの破
壊が生じないように電圧を下げた交流電圧を発生させ、
振動型圧縮機を保護するようにした振動型圧縮機の制御
回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、振動型圧縮機の制御回路は、バッ
テリなどの直流電圧を基に交流電圧に変換し、この交流
電圧を振動型圧縮機に印加するようにしている。この直
流電圧から交流電圧への変換に当たって、振動型圧縮機
の機械的な振動に一致する周波数の交流電圧を発生さ
せ、その周波数の交流電圧を振動型圧縮機に印加するよ
うにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の振
動型圧縮機の制御回路では、MOS−FETトランジス
タなどのスイッチング素子を用いてバッテリの直流電圧
を交流電圧に変換し、この交流電圧を振動型圧縮機に直
接印加する回路構成を用いていた。
【0004】そのため、バッテリの充電中或いは充電直
後のバッテリ電圧は通常所定電圧より高くなっており、
振動型圧縮機の機械的な振動に一致する周波数に変換さ
れた交流電圧も所定電圧より高く変換され、振動型圧縮
機のストロークオーバによるバルブの破壊が生じたり、
生じるおそれがあった。
【0005】また振動型圧縮機の周囲の雰囲気温度が低
くなると、振動型圧縮機の吐出圧が低くなり、振動型圧
縮機のピストンのストロークが大きくなる。そのため、
振動型圧縮機に所定電圧が印加されているにもかかわら
ず、振動型圧縮機の周囲の雰囲気温度が所定温度より低
いとき、同様に振動型圧縮機のストロークオーバによる
バルブの破壊が生じたり、生じるおそれがあった。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みなされたもので
あり、上記振動型圧縮機のストロークオーバによるバル
ブの破壊が生じるおそれのあるときには、直流を交流に
変換するスイッチング素子のMOS−FETトランジス
タのベースに入力するパルス幅の制御を行い、MOS−
FETトランジスタのオン動作のスイッチング時間を変
えて振動型圧縮機に印加する電圧を低くし、振動型圧縮
機のストロークオーバによるバルブの破壊を防止すると
共に、制御回路の誤動作時に当該MOS−FETトラン
ジスタの破壊を防止するようにした振動型圧縮機の制御
回路を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を解決するた
めに、本発明の振動型圧縮機の制御回路は直流電圧を交
流電圧に変換し、振動型圧縮機に交流電圧を供給する構
成の振動型圧縮機の制御回路において、振動型圧縮機を
駆動する1個のMOS−FETトランジスタと、MOS
−FETトランジスタをスイッチングさせるためのパル
スを生成するタイマICと、MOS−FETトランジス
タのオフ期間に振動型圧縮機が発生させる反起電圧の0
V近傍に回復するタイミングをとらえ、そのタイミング
でタイマICの出力を強制的に反転させるタイマ強制作
動回路と、タイマICの出力に基づいてMOS−FET
トランジスタをドライブするドライバと、振動型圧縮機
に入力される入力電圧を検出し、この入力電圧が所定電
圧より高いとき、タイマICの出力パルスのパルス幅を
変えさせ振動型圧縮機への入力電圧を低下させる第1の
パルス幅変更回路とを備え、振動型圧縮機のストローク
オーバによるバルブの破壊を防止するようにしたことを
特徴としている。
【0008】また、振動型圧縮機に入力される高入力電
圧検出に替え、或いは高入力電圧検出と共に、振動型圧
縮機の周囲の雰囲気温度を検出し、この雰囲気温度が予
め定められた温度より低いとき、タイマICの出力パル
スのパルス幅を変えさせ振動型圧縮機への入力電圧を低
下させる第2のパルス幅変更回路とを備え、振動型圧縮
機のストロークオーバによるバルブの破壊を防止するよ
うにしたことを特徴としている。
【0009】そして上記ドライバは、MOS−FETト
ランジスタのゲートに直流分をカットするコンデンサを
備え、制御回路の誤動作によるMOS−FETトランジ
スタの保護を図っている。
【0010】第1および/または第2のパルス幅変更回
路で、入力電圧検出と冷蔵庫周辺の周囲温度を検知し、
その高入力電圧及や低周囲温度のとき振動型圧縮機への
印加電圧を下げるようにしたので、高入力電圧や低周囲
温度での振動型圧縮機のストロークオーバによるバルブ
破壊が防止される。
【0011】また直流分をカットするコンデンサで誤動
作時のMOS−FETトランジスタ破壊を保護すること
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る振動型圧縮機
の制御回路の一実施例構成の一部分図、図2は本発明に
係る振動型圧縮機の制御回路の一実施例構成の一部分図
を示しており、その左側が図1の右側と連結されて全体
を示すようになっている図である。
【0013】図1および図2において、振動型圧縮機1
はMOS−FETトランジスタ2のソースとアースとの
間に接続されており、MOS−FETトランジスタ2の
ドレインはバッテリ3の正極側、例えば+12V(以下
バッテリ3の電圧が12Vを例にして説明する)に接続
されている。MOS−FETトランジスタ2のゲートは
ドライバ4が接続されると共に、ドライバ4にはゲート
電圧回路5が接続され、当該ゲート電圧回路5から約1
2Vの電圧Vcc2がドライバ4に供給されるようにな
っている。
【0014】ドライバ4はタイマIC6(例えばNE5
55)が出力するパルス信号を受け、これを基にMOS
−FETトランジスタ2のゲート信号を生成する。当該
タイマIC6は安定化回路7から+7.5Vの電源電圧
Vcc1が供給される。当該タイマIC6は非安定マル
チバイブレータとして動作し、その出力のオンオフ時間
は、そのピン番号6,7に、図示の如く接続された抵抗
R3,R4,R35,可変抵抗VR1、コンデンサC4
によって定まり、通常においてはオン時間T1=0.6
93(R3+RX)・C4、オフ時間T2=0.693
・RX・C4で表される。ここで、RXは抵抗R4,R
35,可変抵抗VR1の合成抵抗である。
【0015】当該タイマIC6のピン番号5には、タイ
マ強制作動回路8が接続されおり、後に説明するように
ピン番号3のオフの出力を或るタイミングで強制的にオ
ンにさせる。
【0016】また上記ドライバ4には、振動型圧縮機1
のストロークオーバによるバルブの破壊を防止するため
のパルス幅変更回路9と庫内の温度を一定に保つサーモ
コントロール回路10とが接続されている。パルス幅変
更回路9には振動型圧縮機1の周囲の雰囲気温度を検出
する雰囲気温度検出回路13が従属している。なお、1
1は振動型圧縮機1に生じる逆起電圧をクランプする逆
起電圧クランプ回路、12は庫内冷気を攪拌するための
ファン駆動回路である。
【0017】又、パルス幅変更回路9において、その中
のスイッチSW1が使用されオンになっているか、当該
スイッチSW1が使用されずオフのとき、図示されてい
ないジャンパ線でその両端子が連結されているかのいず
れかである。
【0018】この様に構成された本発明の振動型圧縮機
の制御回路の動作を次に説明する。MOS−FETトラ
ンジスタ2はソースフォロアのため、ゲートソース間に
加える信号用として、ソースを基準とする約12Vの電
源電圧Vcc2がゲート電圧回路5によって安定化して
用意される。すなわちMOS−FETトランジスタ2が
オフの時、振動型圧縮機1のインダクタンスによりMO
S−FETトランジスタ2のソース側に図4図示の反起
電圧が発生する。このときダイオードD1が導通してコ
ンデンサC3が充電され、電源電圧Vcc2が維持され
る。このとき定電圧ダイオードZD1によって電源電圧
Vcc2は約12Vとなっている。
【0019】以降図3の動作説明タイムチャートを参照
しながら説明する。タイマIC6のピン番号3の出力が
Lになると(図3)、通常はオンとなっているトラン
ジスタTR3を介してフォトカプラIC2(例えばTL
P521)内のフォトトランジスタがオンとなり、上記
約12Vの電圧Vcc2がMOS−FETトランジスタ
2のゲートに掛かり(図3)、MOS−FETトラン
ジスタ2はオンとなる。従ってバッテリ3の電圧が振動
型圧縮機1に印加される(図3)。振動型圧縮機1に
電圧を印加すべき時間は振動型圧縮機1の構造上その最
適時間が経験的に決まっていて、上記オフ時間T2に設
定される。
【0020】このオフ時間T2が経過すると、タイマI
C6のピン番号3の出力がHとなり(図3)、MOS
−FETトランジスタ2がオフになる。そのとき振動型
圧縮機1のインダクタンスにより図4図示の如く、深い
負の電圧を有す反起電圧が発生する(図3)。この反
起電圧はやがて回復し0Vを超えようとするが、この零
クロス点(図4のX点)までの時間は振動型圧縮機1の
圧力条件や温度条件等で変化する。そして図4のX点で
次のパルスを印加すると効率が最も良くなることが、経
験的に知られており、このタイミングでタイマ強制作動
回路8を働かせ、この反起電圧が0Vを超えようとした
タイミングでタイマIC6の出力をHからL、すなわち
オン時間T1からオフ時間T2に強制的に反転させてい
る。
【0021】MOS−FETトランジスタ2がオフの間
そのソースは上記反起電圧で負電位(図3)であるの
で、タイマ強制作動回路8内のトランジスタTR2のベ
ースは逆バイアスされており、当該トランジスタTR2
はオフとなっている。反起電圧が回復しMOS−FET
トランジスタ2のソース側が0Vを超えようとすると、
そのタイミングでトランジスタTR2がオンとなり、そ
のコレクタ側c点はHからLに反転する(図3)。こ
のコレクタ側c点のHからLへの変化は抵抗R6とコン
デンサC6との微分回路によって微分され、図3に示
されたトリガ波形がダイオードD3のカソード側d点に
現れる。なおトランジスタTR2がオフとなりそのコレ
クタ側c点がLからHに変化するとき現れる上側の点線
で示されたトリガ波形は、ダイオードD4でVcc1に
クランプされて消滅する。
【0022】この抵抗R6とコンデンサC6との微分回
路によって微分された上記のトリガ波形が、ダイオード
D3を通ってタイマIC6のピン番号5に入力される。
当該タイマIC6のピン番号5は、ピン番号3から出力
される上記オン時間T1のコントロール入力となってお
り、ピン番号5に入力する電圧はピン番号6のコンデン
サC4の充電電圧と比較され、ピン番号5の電圧がピン
番号6の電圧より低いとき、ピン番号3の出力が反転す
るようにコントロールされる。通常、当該ピン番号5は
電源電圧Vccの2/3に設定されていてピン番号6に
入力するコンデンサC4の充電電圧より高くなっている
(図3)。しかしながら図3に示されている様に、
上記トリガ波形が入力することにより、ピン番号6の電
圧が2/3Vccに到達する前に、ピン番号5の電圧は
ピン番号6のコンデンサC4の充電電圧より低くなり、
トリガされて、このタイミングでピン番号3の出力は強
制的にHからLへ反転させられる。すなわちピン番号3
のオン時間T1は強制的に終了とされ、上記のオフ時間
T2が発動する(図3)。
【0023】この時オフ時間T2は2/3Vccよりも
低い電圧から始まるため、オフ時間T2が上記のT2=
0.693・RX・C4より短くなるが、ほぼ一定のオ
フ時間が得られる。本発明でのオフ時間T2の値はこの
短くなることを考慮して定められる。
【0024】なお図3の1/3Vcc及び2/3Vc
cのレベルは、タイマIC6のピン番号5は使用されず
ピン番号6のコンデンサC4の充電電圧がこのレベルに
到達したときピン番号3に、オン時間、オフ時間をそれ
ぞれ発動させるレベルを表している。
【0025】パルス幅変更回路9のOPアンプOP1
は、タイマIC6のピン番号6に入力されるコンデンサ
C4の充電電圧と、電圧Vcc3として検出されている
バッテリ3の電圧を並列接続された抵抗R27,VR2
の合成抵抗と雰囲気温度検出回路13の合成抵抗とで分
圧した分圧電圧とを比較している。バッテリ3の電圧が
所定電圧以下のときには、この分圧電圧は上記コンデン
サC4の刻々と変化する充電電圧より小さく、OPアン
プOP1の出力はHであり、ダイオードD6はオフとな
っている。つまり当該ダイオードD6のアノード側e点
は、次に説明するサーモコントロール回路10の出力に
より、通常Hとなっている。従ってドライバ4のトラン
ジスタTR3はオンに制御され、タイマIC6の出力す
るパルス信号がフォトカプラIC2に入力する。これに
よりフォトカプラIC2から対応のパルス信号が出力さ
れ、MOS−FETトランジスタ2のオンオフ制御が行
われる。MOS−FETトランジスタ2のオンオフ制
御、すなわちスイッチング制御による電圧が振動型圧縮
機1に印加されることにより、振動型圧縮機1はランニ
ング状態となる。
【0026】バッテリ3の充電中或いは充電直後などの
如く、バッテリ3の電圧が所定電圧を超えていると、上
記電圧Vcc3として検出されているバッテリ3の電圧
を並列接続された抵抗R27,VR2の合成抵抗と雰囲
気温度検出回路13の合成抵抗とで分圧した分圧電圧が
タイマIC6のピン番号6に入力されるコンデンサC4
の充電電圧より大きくなり、その時点でOPアンプOP
1の出力はLとなる。これによりダイオードD6はオン
となって当該ダイオードD6のアノード側e点はLとな
る。従ってトランジスタTR3はオフとなり、タイマI
C6のピン番号3から出力されるパルスに対して当該ト
ランジスタTR3のコレクタは、図5図示の実線のよう
に制御される。このトランジスタTR3の動作により、
MOS−FETトランジスタ2をオンにするベース電圧
のパルス幅、つまりMOS−FETトランジスタ2のゲ
ート−ソース間は、図5図示の如く2Δtだけ入力幅が
短くなる(斜線部分)。その結果振動型圧縮機1に印加
される電圧が下がり、振動型圧縮機1のピストンのスト
ロークが減少し、ストロークオーバによるバルブの破壊
が防止される。
【0027】また雰囲気温度検出回路13内のサーミス
タTH2は温度が下がるとその抵抗値が上がるので、冷
蔵庫の周囲温度を検出しているサーミスタTH2が冷蔵
庫の周囲温度の降下を検出すると、雰囲気温度検出回路
13の合成抵抗が上昇する。
【0028】冷蔵庫の周囲温度が所定温度以下になる
と、サーミスタTH2の抵抗値の上昇により雰囲気温度
検出回路13の合成抵抗が上昇し、上記電圧Vcc3と
して検出されているバッテリ3の電圧を並列接続された
抵抗R27,VR2の合成抵抗と雰囲気温度検出回路1
3の合成抵抗とで分圧した分圧電圧がタイマIC6のピ
ン番号6の充電電圧より大きくなり、OPアンプOP1
はLを出力する。
【0029】従って、冷蔵庫の周囲温度が所定温度以下
になると、振動型圧縮機1に所定電圧が印加されている
にもかかわらず、上記説明のバッテリ3の電圧が所定電
圧を超えている場合と同様な制御が行われ、振動型圧縮
機1に印加される電圧が下がる。一方、周囲温度が下が
ることにより振動型圧縮機1の吐出圧が低くなり、ピス
トンのストロークオーバの発生状況は、この印加される
電圧の低下によりそのストロークオーバが生じなくな
り、振動型圧縮機1のピストンがバルブに当たる事態が
回避される。
【0030】サーモコントロール回路10のOPアンプ
OP2は、抵抗R17とサーミスタTH1とで分圧され
た電圧と、安定化回路7で安定化されたVcc1の電圧
を並列接続された2組の抵抗R18,R24と抵抗R2
0,R39との合成抵抗と並列接続された1組の抵抗R
19,R25の合成抵抗とで分圧した基準電圧とを常に
比較している。サーミスタTH1は温度が下がるとその
抵抗値が上がるので、冷蔵庫内が設定温度以下になると
OPアンプOP2の出力はLとなり、上記説明のパルス
幅変更回路9のOPアンプOP1の出力状態の如何にか
かわらずトランジスタTR3のベースを吸い込んで、ト
ランジスタTR3をオフにする。これによりフォトカプ
ラIC2内のダイオードの発光動作は停止し、MOS−
FETトランジスタ2はオフとなる。冷蔵庫内の温度が
上昇すると、OPアンプOP2の出力は反転してHとな
り、OPアンプOP1の出力がHであればMOS−FE
Tトランジスタ2は、タイマIC6の出力するパルス信
号によりオンに制御され、振動型圧縮機1は再び運転を
再開する。
【0031】庫内冷気を攪拌するためのファン駆動回路
12は、トランジスタTR4をオンにするベース電流が
流れるとき、すなわち上記説明のパルス幅変更回路9の
OPアンプOP1の出力とサーモコントロール回路10
のOPアンプOP2の出力とが共にHのとき、トランジ
スタTR5がオンとなり、フアンFを回転させる。
【0032】図6は本発明に用いられるドライバの他の
回路図を示している。図6で示されたドライバ4と図1
に示されたドライバ4との違いは、抵抗R10とダイオ
ードD10との間に直流分をカットするコンデンサC1
1が新たに付け加えられた点である。
【0033】振動型圧縮機の制御回路が、例えば水滴等
で誤動作し、フォトカプラIC2からパルス波形でない
或るレベルを有する電圧が出力されると、MOS−FE
Tトランジスタ2はオン状態が継続し破壊へと移行す
る。このような場合において、コンデンサC11は当該
直流分をカットし、MOS−FETトランジスタ2のオ
ン状態の継続を防止し、誤動作時のMOS−FETトラ
ンジスタ2の破壊に移行する事態を防止し、そのを保護
する。
【0034】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、入
力電圧検出と冷蔵庫周辺の周囲温度を検知し、その高入
力電圧及や低周囲温度のとき振動型圧縮機への印加電圧
を下げるようにしたので、高入力電圧及び低周囲温度で
の振動型圧縮機のストロークオーバによるバルブ破壊が
保護される。
【0035】また直流分をカットするコンデンサを用い
ることにより誤動作時のMOS−FETトランジスタ破
壊を保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る振動型圧縮機の制御回路の一実施
例構成の一部分図である。
【図2】本発明に係る振動型圧縮機の制御回路の一実施
例構成の一部分図を示しており、その左側が図1の右側
と連結されて全体を示すようになっている図である。
【図3】動作説明タイムチャートである。
【図4】振動型圧縮機に発生する反起電圧説明図であ
る。
【図5】パルス幅変更回路による動作説明図である。
【図6】本発明に用いられるドライバの他の回路図であ
る。
【符号の説明】
1 振動型圧縮機 2 MOS−FETトランジスタ 3 バッテリ 4 ドライバ 5 ゲート電圧回路 6 タイマIC 8 タイマ強制作動回路 9 パルス幅変更回路 13 雰囲気温度検出回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電圧を交流電圧に変換し、振動型圧
    縮機に交流電圧を供給する構成の振動型圧縮機の制御回
    路において、 振動型圧縮機を駆動する1個のMOS−FETトランジ
    スタと、 MOS−FETトランジスタをスイッチングさせるため
    のパルスを生成するタイマICと、 MOS−FETトランジスタのオフ期間に振動型圧縮機
    が発生させる反起電圧の0V近傍に回復するタイミング
    をとらえ、そのタイミングでタイマICの出力を強制的
    に反転させるタイマ強制作動回路と、 タイマICの出力に基づいてMOS−FETトランジス
    タをドライブするドライバと、 振動型圧縮機に入力される入力電圧を検出し、この入力
    電圧が所定電圧より高いとき、タイマICの出力パルス
    のパルス幅を変えさせ振動型圧縮機への入力電圧を低下
    させる第1のパルス幅変更回路とを備え、振動型圧縮機
    のストロークオーバによるバルブの破壊を防止するよう
    にしたことを特徴とする振動型圧縮機の制御回路。
  2. 【請求項2】 上記ドライバは、MOS−FETトラン
    ジスタのゲートに直流分をカットするコンデンサを備
    え、制御回路の誤動作によるMOS−FETトランジス
    タの保護が図られていることを特徴とする請求項1記載
    の振動型圧縮機の制御回路。
  3. 【請求項3】 直流電圧を交流電圧に変換し、振動型圧
    縮機に交流電圧を供給する構成の振動型圧縮機の制御回
    路において、 振動型圧縮機を駆動する1個のMOS−FETトランジ
    スタと、 MOS−FETトランジスタをスイッチングさせるため
    のパルスを生成するタイマICと、 MOS−FETトランジスタのオフ期間に振動型圧縮機
    が発生させる反起電圧の0V近傍に回復するタイミング
    をとらえ、そのタイミングでタイマICの出力を強制的
    に反転させるタイマ強制作動回路と、 タイマICの出力に基づいてMOS−FETトランジス
    タをドライブするドライバと、 振動型圧縮機の周囲の雰囲気温度を検出し、この雰囲気
    温度が予め定められた温度より低いとき、タイマICの
    出力パルスのパルス幅を変えさせ振動型圧縮機への入力
    電圧を低下させる第2のパルス幅変更回路とを備え、振
    動型圧縮機のストロークオーバによるバルブの破壊を防
    止するようにしたことを特徴とする振動型圧縮機の制御
    回路。
  4. 【請求項4】 上記ドライバは、MOS−FETトラン
    ジスタのゲートに直流分をカットするコンデンサを備
    え、制御回路の誤動作によるMOS−FETトランジス
    タの保護が図られていることを特徴とする請求項3記載
    の振動型圧縮機の制御回路。
JP9205778A 1997-07-31 1997-07-31 振動型圧縮機の制御回路 Pending JPH1155995A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9205778A JPH1155995A (ja) 1997-07-31 1997-07-31 振動型圧縮機の制御回路
TW087110720A TW395079B (en) 1997-07-31 1998-07-02 A control circuit for vibrating compressors
AU76135/98A AU712531B2 (en) 1997-07-31 1998-07-14 A control circuit vibrating compressors
US09/126,258 US6171063B1 (en) 1997-07-31 1998-07-30 Control circuit for vibrating compressors for protecting against excessive voltage and temperature
EP98114281A EP0895342A3 (en) 1997-07-31 1998-07-30 A control circuit for vibrating compressors

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9205778A JPH1155995A (ja) 1997-07-31 1997-07-31 振動型圧縮機の制御回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1155995A true JPH1155995A (ja) 1999-02-26

Family

ID=16512522

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9205778A Pending JPH1155995A (ja) 1997-07-31 1997-07-31 振動型圧縮機の制御回路

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6171063B1 (ja)
EP (1) EP0895342A3 (ja)
JP (1) JPH1155995A (ja)
AU (1) AU712531B2 (ja)
TW (1) TW395079B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103616841B (zh) * 2013-12-16 2015-12-02 国网山东省电力公司德州供电公司 单键双态控制开关

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5520335A (en) * 1978-07-28 1980-02-13 Sawafuji Electric Co Ltd Cooler
US4277710A (en) * 1979-04-30 1981-07-07 Dukane Corporation Control circuit for piezoelectric ultrasonic generators
AU600898B2 (en) * 1985-05-16 1990-08-30 Sawafuji Electric Co., Ltd. System for controlling compressor operation
US4706470A (en) * 1985-05-16 1987-11-17 Sawafuji Electric Co., Ltd. System for controlling compressor operation
GB2183371B (en) * 1985-10-09 1989-09-27 Canon Kk Vibration wave motor and drive circuit therefor
JPS62104303A (ja) * 1985-10-31 1987-05-14 Nec Corp 広帯域負帰還増幅回路
JPS62178832A (ja) * 1986-02-03 1987-08-05 Hitachi Ltd インバ−タ付空気調和機の制御回路
JPS63227118A (ja) * 1987-03-16 1988-09-21 Nec Corp GaAs IC論理回路
JPH01234073A (ja) * 1988-03-14 1989-09-19 Olympus Optical Co Ltd 振動波モータの駆動回路
US5072354A (en) * 1989-05-16 1991-12-10 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Pulse-width modulation type inverter apparatus
JP2812528B2 (ja) * 1990-03-20 1998-10-22 株式会社日立製作所 インバータ回路
KR920009180B1 (ko) * 1990-11-20 1992-10-14 삼성전자 주식회사 공기조화기의 전류 제어회로 및 그 방법
US5436819A (en) * 1991-07-25 1995-07-25 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Apparatus for and method of compensating for an output voltage error in an inverter output
JPH0719626A (ja) * 1993-07-05 1995-01-20 Sawafuji Electric Co Ltd 圧縮機の制御装置
JPH0719625A (ja) * 1993-07-07 1995-01-20 Sawafuji Electric Co Ltd 振動圧縮機の駆動方式
JPH0866043A (ja) * 1994-08-11 1996-03-08 Sawafuji Electric Co Ltd 振動型圧縮機の電源装置
EP0652632B1 (en) * 1993-10-08 2002-02-27 Sawafuji Electric Co., Ltd. Power supply for vibrating compressors
JP2828388B2 (ja) * 1993-10-08 1998-11-25 澤藤電機株式会社 振動型圧縮機の電源装置
JPH0866085A (ja) * 1994-08-11 1996-03-08 Sawafuji Electric Co Ltd 振動型圧縮機の電源装置
JP3183761B2 (ja) * 1993-10-15 2001-07-09 澤藤電機株式会社 振動型圧縮機の電源装置
JP3701039B2 (ja) * 1994-08-11 2005-09-28 澤藤電機株式会社 振動型圧縮機の制御方式
JPH08210247A (ja) * 1995-02-07 1996-08-20 Sawafuji Electric Co Ltd 振動型圧縮機の電源装置
JPH0946148A (ja) * 1995-07-28 1997-02-14 Oki Electric Ind Co Ltd 電力増幅器
JPH0960580A (ja) * 1995-08-28 1997-03-04 Sawafuji Electric Co Ltd 振動型圧縮機の駆動方法
JP3392611B2 (ja) * 1995-12-20 2003-03-31 株式会社東芝 多段増幅回路

Also Published As

Publication number Publication date
EP0895342A2 (en) 1999-02-03
EP0895342A3 (en) 2000-10-25
US6171063B1 (en) 2001-01-09
TW395079B (en) 2000-06-21
AU712531B2 (en) 1999-11-11
AU7613598A (en) 1999-02-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1023354A (ja) テレビジョン受像機用電源装置
JP2004166489A (ja) モーター電源供給装置及びモーター電源供給方法
JP2001178149A (ja) 振動型圧縮機の駆動装置
WO2003085265A1 (fr) Groupe compresseur et refrigerateur utilisant un tel groupe
US5656896A (en) Power supply for vibrating compressors
US6912140B2 (en) Switching power supply
US6949899B2 (en) Brushless DC motor having an AC power control device
JPH09182422A (ja) Dc−dcコンバータ
JPH1155995A (ja) 振動型圧縮機の制御回路
JP4367420B2 (ja) スイッチング電源回路
EP0449224A1 (en) Apparatus for operating discharge lamp
KR20070059273A (ko) 전원공급장치
JP3676410B2 (ja) 振動型圧縮機の電源装置
JPH0866085A (ja) 振動型圧縮機の電源装置
JPH0744134A (ja) 液晶ディスプレイ駆動電源供給制限回路
JP2000316280A (ja) 電源装置
JP2000308338A (ja) スイッチング電源装置および周辺機器
US11770121B2 (en) Power switch device driver with energy recovering and the method thereof
JP3798289B2 (ja) スイッチング電源回路
JP2005150934A (ja) Fet駆動回路およびfet駆動方法
JPH0866043A (ja) 振動型圧縮機の電源装置
JP4465789B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP2001178147A (ja) インバータ装置
KR20040106712A (ko) 냉각제어유니트의 페일 세이프 회로
JPH0759345A (ja) トランス結合型スイッチング電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040302

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040706