JP3798289B2 - スイッチング電源回路 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はスイッチング電源回路に関し、特に消費電力低減に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】
図12は、例えば、特開平10−257760号公報に示された従来のスイッチング電源回路の接続図である。図において、100はスイッチング電源回路、1は交流電源、2は変圧器、3は変圧器2の出力を直流電圧に整流する、例えばダイオードブリッジで構成された整流器で、スイッチング電源回路100に入力される直流電源を供給する。
4は整流器3で整流された後、入力された入力電圧Vin(A点)を平滑する平滑コンデンサ、5はスイッチングトランス、6は例えば、FET(Field
Effect Transistor)である第1のスイッチング素子である。
【0003】
7は出力電圧VOUT(B点)を監視すると共に、所定のパルスを出力して第1のスイッチング素子6を駆動し、出力電圧VOUTが定電圧にされるよう制御するスイッチング制御回路、8はスイッチング制御回路7に電源供給される電圧VCC(C点)を平滑するコンデンサ、9はスイッチング制御回路7に電流を供給してスイッチング電源回路を起動させる起動抵抗、10はスイッチングトランス5から出力された電流を整流する出力ダイオード、11は出力ダイオード10の出力電圧VOUTを平滑するコンデンサ、12,13は出力電圧VOUTの電圧を検出しスイッチング制御回路7へフィードバックする検出抵抗、14はスイッチング制御回路7が起動し出力電圧VOUTが上昇した場合、出力側からスイッチング制御回路7へ帰還電流Iを流し、動作電流を供給する帰還ダイオードである。
【0004】
図13はスイッチング電源回路100の動作を示すタイムチャートで、次に本図を用いて、従来のスイッチング電源回路の動作について説明する。交流電圧1が印加され、変圧器2の2次側に2次電圧が出力されると、整流器3によって整流され、入力電圧Vinが上昇(S1)し、起動抵抗9の両端の電圧Vが上昇(S2)すると共に、起動抵抗9を流れる電流Iが上昇(S3)する。
【0005】
このIによりコンデンサ8が充電され、スイッチング制御回路7へ供給される電圧VCCが上昇(S4)する。期間T1後に電圧VCCがスイッチング制御回路7の動作開始電圧VCConに達すると、スイッチング制御回路7は動作を開始する。
なお、起動抵抗9を流れる電流Iは、起動抵抗9の抵抗値をRとすれば、
=V/R=(Vin−VCC)/Rとなる。
【0006】
また、スイッチング制御回路7の動作開始前(静止状態)の消費電流をICC1、コンデンサ8の静電容量をC1とし、簡略化のためVin≒VとしてIを定電流とすれば、スイッチング制御回路7の起動開始までの時間T1は、
T1=C1×VCCon/(I−ICC1)
=C1×VCCon/(Vin/R−ICC1)
となる。
【0007】
通常、ICC1は極めて小さいため,起動抵抗9の抵抗値Rは、I>ICC1になる比較的大きな抵抗値とし起動抵抗9による損失を抑える。
スイッチング制御回路7が動作を開始すると、所定のパルスを出力して第1のスイッチング素子6を駆動(S5)する。
【0008】
第1のスイッチング素子6がON状態のとき、スイッチングトランス5にエネルギーが蓄積され、第1のスイッチング素子6がOFFの時、蓄積されたエネルギーは出力側に放出される。このため第1のスイッチング素子6がON,OFF動作を繰り返すことによって出力電圧VOUTは上昇する。
【0009】
スイッチング制御回路7の動作開始後の消費電流をICC2とすると、内部の発振回路の動作や、第1のスイッチング素子6の駆動にエネルギーが必要なため、ICC2≫ICC1となり、Iによる供給電流を上回り制御回路電圧VCCは降下(S6)するが、コンデンサ8に蓄えられたエネルギーによってその動作は維持される(図13期間T2)。
【0010】
この結果、出力電圧VOUTは上昇(S7)を続け、ダイオード14の順方向電圧をVとすれば、
OUT>VCC+V
になるとダイオード14を介して出力側から制御回路電圧VCCへ帰還電流Iが供給(S8)され、再度、制御回路電圧VCCは上昇し、以後スイッチング制御回路7は起動抵抗9を流れる電流Iと出力からの帰還電流Iによりエネルギーを得て動作する(図13期間T3)。
【0011】
スイッチング制御回路7の動作停止電圧VCCoffは、期間T2のVCCの電圧降下による動作停止を防ぐため、動作開始電圧VCConに対しヒステリシスを設けてある。従って、コンデンサ8の容量C1は、
C1>ICC2×T2/(VCCon−VCCoff)
を満たす容量が必要である。
【0012】
検出抵抗12、13によって、出力電圧VOUTを分圧した検出電圧が検出され、出力電圧VOUTが所定の電圧に達する(S9)と、スイッチング制御回路7は出力パルスを例えば、図示しない一定の出力パルス周期にてパルス幅を変化させる(PWM方式)、また一定のパルス幅にて出力パルス周期を変化させる(PFM方式)、もしくはパルスをある期間連続で出力し、またある期間停止することを繰り返す(間欠発振方式)等により第1のスイッチング素子6を制御することにより、出力電圧VOUTは定電圧化される。また、定電圧化されたときのスイッチング制御回路7の制御回路電圧をVCCcontとすれば、
CCcont=VOUT−V となる(図13期間T4)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
従来のスイッチング電源回路は以上のように構成されており、起動抵抗9に通電される電流Iは、出力電圧VOUTが定電圧になった後(T4〜)も継続して流れる方式であるため、交流電源1が過電圧となり入力電圧が大きくなった場合や、スイッチング電源回路100の起動時間(図13に示すT1〜T3)がコンデサ8の静電容量の大きさと起動抵抗9の抵抗値によって決定されることから、この起動時間を短縮させるために起動抵抗9の抵抗値を小さくした場合においては起動抵抗9で発生する損失が大きくなることから、起動抵抗9には許容損失が大きい抵抗を用いるか、または起動抵抗9の放熱を良くする放熱手段が必要となり、装置が大型化する問題があった。
【0014】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、装置を大形化することなく広範囲な入力電圧に対応すると共に、短時間に電源を立ち上げることのできるスイッチング制御回路を得ることを目的としたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
(1)この発明のスイッチング電源回路は、入力される直流電源または整流される交流電源をスイッチングする第1のスイッチング素子と、この第1のスイッチング素子を制御するスイッチング制御回路と、上記第1のスイッチング素子のスイッチング信号によって入力された電源電圧を変圧して出力するスイッチングトランスとを備えるスイッチング電源回路において、上記スイッチング制御回路に供給する電流は、起動時には起動抵抗と第2のスイッチング素子を介して上記直流電源または整流される交流電源から供給させ、起動後は上記第2のスイッチング素子をオフして上記スイッチングトランスの出力電流に切換えて供給させるものであって上記電源間に直列に接続したバイアス抵抗と第1の定電圧素子と、ゲート端子が上記バイアス抵抗と第1の定電圧素子の接続点に接続されドレイン端子が上記起動抵抗を介して上記電源のプラス側に接続されソース端子がコンデンサを介して上記電源のマイナス側に接続されると共に上記スイッチング制御回路の電源供給端子へ接続された上記第2のスイッチング素子と、一方端が上記スイッチングトランスの出力端子に接続され他方端が上記スイッチング制御回路の電源供給端子へ接続された帰還ダイオードと第2の定電圧素子との直列体とを備えたものである。
【0016】
(2)また、入力される直流電源または整流される交流電源をスイッチングする第1のスイッチング素子と、この第1のスイッチング素子を制御するスイッチング制御回路と、
上記第1のスイッチング素子のスイッチング信号によって入力された電源電圧を変圧して出力するスイッチングトランスとを備えるスイッチング電源回路において、上記スイッチング制御回路に供給する電流は、起動時には起動抵抗と第2のスイッチング素子を介して上記直流電源または整流される交流電源から供給させ、起動後は上記第2のスイッチング素子をオフして上記スイッチングトランスの出力電流に切換えて供給させるものであって、上記電源間に直列に接続したバイアス抵抗と第1の定電圧素子と、ゲート端子が上記バイアス抵抗と第1の定電圧素子の接続点に接続されドレイン端子が上記電源のプラス側に接続されソース端子が直列接続された上記起動抵抗とコンデンサを介して上記電源のマイナス側に接続されると共に上記起動抵抗とコンデンサの接続点が上記スイッチング制御回路の電源供給端子へ接続された上記第2のスイッチング素子と、一方端が上記スイッチングトランスの出力端子に接続され他方端が上記スイッチング制御回路の電源供給端子へ接続された帰還ダイオードと第2の定電圧素子との直列体とを備えたものである。
【0017】
(3)また、入力される直流電源または整流される交流電源をスイッチングする第1のスイッチング素子と、この第1のスイッチング素子を制御するスイッチング制御回路と、上記第1のスイッチング素子のスイッチング信号によって入力された電源電圧を変圧して出力するスイッチングトランスとを備えるスイッチング電源回路において、上記スイッチング制御回路に供給する電流は、起動時には起動抵抗と第2のスイッチング素子を介して上記直流電源または整流される交流電源から供給させ、起動後は上記第2のスイッチング素子をオフして上記スイッチングトランスの出力電流に切換えて供給させるものであって、上記電源間に直列に接続したバイアス抵抗と第1の定電圧素子と、ゲート端子が上記バイアス抵抗と第1の定電圧素子の接続点に接続されドレイン端子が上記起動抵抗を介して上記電源のプラス側に接続されソース端子がコンデンサを介して上記電源のマイナス側に接続されると共に上記スイッチング制御回路の電源供給端子へ接続された上記第2のスイッチング素子と、一方端が上記スイッチングトランスの出力端子に接続され他方端が上記スイッチング制御回路の電源供給端子へ接続された帰還ダイオードと第3のスイッチング素子との直列体と、一方端が上記バイアス抵抗と第1の定電圧素子の接続点に接続され他方端が上記電源のマイナス側に接続された第4のスイッチング素子とを備えたものである。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【発明の実施の形態】
参考例1.
図1はこの発明の参考例1を示すスイッチング電源回路の接続図、図2は図1の動作を示すタイムチャートである。なお、図12と同一または相当部分には同一符号を付して一部の説明を省略する。
図1,2において、101はスイッチング電源回路、1は交流電源、2は変圧器、3は変圧器2の出力を直流電圧に整流する、例えばダイオードブリッジで構成された整流器でスイッチング電源回路101に入力される直流電源を供給する。4は整流された電圧を入力電圧Vin(A点)に平滑する平滑コンデンサ、5はスイッチングトランス、6は例えば、FET(Field Effect Transistor)である第1のスイッチング素子である。
【0022】
7は出力電圧VOUT(B点)を監視し、所定のパルスを出力して第1のスイッチング素子6を駆動し、出力電圧VOUTが定電圧にされるよう制御するスイッチング制御回路、8はスイッチング制御回路7に電源供給される電圧VCC(C点)を平滑するコンデンサ、9はスイッチング制御回路7に電流を供給してスイッチング電源回路101を起動させるための起動抵抗、10はスイッチングトランス5から出力された電流を整流する出力ダイオードである。
【0023】
11は出力ダイオード10の出力電圧VOUTを平滑するコンデンサ、12,13は出力電圧VOUTの電圧を検出しスイッチング制御回路7へフィードバックする検出抵抗、14はスイッチング制御回路7が起動し出力電圧VOUTが上昇した場合、出力側からスイッチング制御回路7へ帰還電流Iを流し、動作電流を供給するための帰還ダイオードである。
【0024】
21は、例えばFET(Field.Effect.Transistor)である第2のスイッチング素子、22は第2のスイッチング素子21のバイアス抵抗、23は電源の−側と第2のスイッチング素子21のゲート間に接続され、第2のスイッチング素子21がスイッチング動作する動作電圧を決める、例えば定電圧ダイオードである第1の定電圧素子、24は第1の定電圧素子23の漏洩電流を抑制するための抵抗である。
【0025】
次に以上のように形成されたスイッチング電源回路101の動作を説明する。交流電源1が印加され、変圧器2で変圧された後、整流器3で整流された直流電源がスイッチング電源回路101に入力される。入力された入力電圧Vinは上昇(S11)し、バイアス抵抗22にも電圧が印加され、バイアス電流Iが流れる。この電流により第2のスイッチング素子21のゲートの電圧が第2のスイッチング素子21のしきい値電圧VGSthに達すると、第2のスイッチング素子21はON(S12)する。
なお、第2のスイッチング素子21は電圧駆動素子であり、また、ゲートの容量が非常に小さいため、バイアス抵抗22の抵抗値は非常に大きな値にすることが可能であるため、バイアス抵抗22による電力損失は小さくすることができる。
【0026】
第2のスイッチング素子21がONすると、起動抵抗9に電圧V(S13)が印加され、起動抵抗9に起動電流Iが流れる(S14)。この起動電流Iにより、コンデンサ8が充電され、スイッチング制御回路7の制御回路電圧VCCが上昇(S15)し、スイッチング制御回路7の動作開始電圧VCConに達する(S16)と(図2期間T1)、スイッチング制御回路7は動作を開始(S17)する。
なお、第2のスイッチング素子21のON時のドレイン−ソース間電圧は小さく無視できるので、スイッチング制御回路7の起動開始までの時間T1は、
T1=C1×VCCon/(Vin/R−ICC1) となる。
【0027】
スイッチング制御回路7が動作を開始すると、出力電圧VOUTは上昇(S18)するが、この時点ではまだ第2のスイッチング素子21はON状態であり、起動電流Iは流れ続けている。
次に、出力電圧VOUTが上昇(S19)を続け、
OUT>VCC+V但し、Vはダイオード14の順方向電圧。
となると、ダイオード14を介して出力側から制御回路電圧VCCへ帰還電流Iが供給され始め(S20)、制御回路電圧VCCは上昇する。そして、第1の定電圧素子23のツェナー電圧をVZD1とすると、
CC>VZD1−VGSth
となると、第2のスイッチング素子21はOFF(S21)し、起動電流Iが流れなくなり(S22)、以後はスイッチング制御回路7は出力からの帰還電流Iにより動作する(図2期間T4)。
【0028】
検出抵抗12、13によって、出力電圧VOUTを分圧した検出電圧が検出され、出力電圧VOUTが所定の電圧に達する(S23)と、スイッチング制御回路7は出力パルスを例えば、図示しない一定の出力パルス周期にてパルス幅を変化させる(PWM方式)、また一定のパルス幅にて出力パルス周期を変化させる(PFM方式)、もしくはパルスをある期間連続で出力し、またある期間停止することを繰り返す(間欠発振方式)等により第1のスイッチング素子6を制御することにより、出力電圧VOUTは定電圧化される。
【0029】
定電圧化されたときのスイッチング制御回路7の制御回路電圧をVCCcontとすれば、
CCcont=VOUT−V
となる(図2期間T5)。
【0030】
以上のように構成されたスイッチング電源回路では、起動抵抗9には起動時(期間T1〜T3)のみ電流が流れるため、起動後の起動抵抗9の電力損失は零になるため、起動抵抗9には許容損失が小さい抵抗を用いることができ、また、電力損失による発熱を放熱させる放熱手段を必要としないので、スイッチング電源回路101に入力される電源電圧は広範囲な電圧に対応することができる。
なお、上記参考例1の電源は、交流電源1を変圧器2にて変圧させたが、交流電源1を直接、整流器3に入力し整流させても良く、また、変圧器2、整流器3が配設されない直流電源であっても良い。
【0031】
参考例2.
図3は参考例2を示すスイッチング電源回路の動作を示すタイムチャートで、起動抵抗9の抵抗値を上述した参考例1のものより小さくしたもので、回路構成は図1と同様である。
【0032】
次に、以上のように構成された参考例2のスイッチング電源回路の動作について説明する。
交流電源1が印加され、変圧器2で変圧された後、整流器3で整流した直流電源がスイッチング電源回路101に入力される。入力された入力電圧Vinは上昇(S31)し、バイアス抵抗22にも電圧が印加され、バイアス電流Iが流れる。この電流により第2のスイッチング素子21のゲートの電圧がしきい値電圧VGSthに達すると、第2のスイッチング素子21はON(S32)する。
なお、第2のスイッチング素子21は電圧駆動素子であり、また、ゲートの容量が非常に小さいため、バイアス抵抗22の抵抗値は非常に大きな値にすることが可能であるため、バイアス抵抗22の電力損失は小さくすることができる。
【0033】
第2のスイッチング素子21がONすると、起動抵抗9に電圧V(S33)が印加され、起動電流Iが流れる(S34)。この起動電流Iにより、コンデンサ8が充電され、スイッチング制御回路7の制御回路電圧VCCが上昇(S35)し、スイッチング制御回路7の動作開始電圧VCConに達する(S36)と(図3期間T1)、スイッチング制御回路7は動作を開始(S37)する。
【0034】
なお、第2のスイッチング素子21のON時のドレイン−ソース間電圧は小さく無視できるので、スイッチング制御回路7の起動開始までの時間T1は、上述した参考例1と同じく、
T1=C1×VCCon/(Vin/R−ICC1)
であり、起動抵抗9の抵抗値Rを小さくすることにより、電源の起動時間の高速化が図れる(図3期間T1)。また電流Iが大きいため、スイッチング制御回路7が動作を開始して消費電流が増え、制御回路電圧VCCが放電する期間(図3期間T2)の電圧降下を抑えることができる。そして出力電圧VOUTが上昇し、定電圧化される動作については上記参考例1と同様である(図3期間T3、T4、T5)。
【0035】
参考例3.
図4はこの発明の参考例3を示すスイッチング電源回路の接続図、図5は図4の動作を示すタイムチャートである。図において、102はスイッチング電源回路で、上述した参考例2から平滑コンデンサ4を削除したものである。
【0036】
次に以上のように構成された参考例3の動作について説明する。交流電源1が印加されると入力電圧Vinは上昇(S51)し、バイアス抵抗22にも電圧が印加され、バイアス電流Iが流れる。この電流により第2のスイッチング素子21のゲートに電圧が印加され、第2のスイッチング素子21のしきい値電圧VGSthまで上昇すると、第2のスイッチング素子21はON(S52)する。第2のスイッチング素子21がONすると、起動抵抗9に電圧Vが印加(S53)され、電流Iが流れる(S54)。
【0037】
この電流Iにより、コンデンサ8が充電され、スイッチング制御回路7の制御回路電圧VCCが上昇(S55)し、スイッチング制御回路7の動作開始電圧VCConに達すると、スイッチング制御回路7は動作を開始(S56)する。
スイッチング制御回路7が動作を開始すると、従来例と同じく出力電圧VOUTは上昇(S57)し、
OUT>VCC+Vとなるとダイオード14を介して出力側から制御回路電圧VCCへ帰還電流Iが供給開始(S58)され、制御回路電圧VCCは上昇(S59)する。
【0038】
しかし、入力電圧Vinは平滑されておらずリップルがあるため、
in<VCC+VGSth
となると、第2のスイッチング素子21はOFF(S60)し、電流Iの供給は停止(S61)される。また帰還電流Iは流れ続けるが、入力電圧Vinが小さくスイッチングトランス5へのエネルギー蓄積がなされないため、出力側へのエネルギー放出ができず、出力電圧VOUTおよび制御回路電圧VCCは降下(S62)する。
【0039】
次に、再び入力電圧Vinが上昇(S63)すると、第2のスイッチング素子21は再度ON(S64)し電流Iが流れる(S65)。またスイッチングトランス5へのエネルギー蓄積がなされ、出力電圧VOUTも再度上昇(S66)する。
そして、第1の定電圧ダイオード23のツェナー電圧をVZD1とすると、
CC>VZD1−VGSth
となると、第2のスイッチング素子21はOFF(S67)し、以後はスイッチング制御回路7は出力からの帰還電流Iにより動作し(図5期間T6)、そして参考例1と同じく出力電圧VOUTは定電圧化される。
【0040】
以上のように構成された参考例3のスイッチング電源回路によれば、スイッチング制御回路7の動作開始電圧VCConに達する時間(T1)が短く、平滑コンデンサを装着しない構成としても、電源リップルの影響を受けることがない。この結果、外形が大きい平滑コンデンサを装着しないので装置を小形化ができる。
【0041】
参考例4.
図6はこの発明の参考例4を示すスイッチング電源回路の接続図、図7は図5の動作を示すタイムチャートである。図において、起動抵抗9が第2のスイッチング素子21の出力側(ソース側)に接続されている以外は参考例1と同様である。
【0042】
次に、動作について説明する。交流電源1が印加され、入力電圧Vinが上昇(S71)すると、参考例1と同様に、第2のスイッチング素子21がON(S72)し、起動電流Iが流れ(S73)、スイッチング制御回路7が動作(S74)する。
【0043】
この時、第1の定電圧ダイオード23のツェナー電圧をVZD1、第2のスイッチング素子21のゲートしきい値電圧をVGSthとすると、起動電流Iは、
=(VZD1−VGSth−VCC)/R
となり、Iが一定以上の電流とはならないリミッタ回路を構成する。
【0044】
また、起動抵抗9の電圧Vは最大でも、VZD1−VGSthとなり、上記参考例1に比べ、小さな値となる。また、第2のスイッチング素子のドレイン−ソース間電圧VDSは、
DS=Vin−VCC−V
となり、第2のスイッチング素子21が電圧を負担することになる。
【0045】
次に参考例1と同じく出力電圧VOUTが上昇を続け(図7期間T2、T3)、
CC>VZD1−(VGSth+V
となると、第2のスイッチング素子21はOFF(S74)し、以後スイッチング制御回路7は出力からの帰還電流Iにより動作する(図7期間T4)。
そして参考例1と同じく出力電圧VOUTは定電圧化され、このときのVCCcontは、
CCcont=VOUT−V
となる(図7期間T5)
【0046】
以上のような回路構成では、入力電圧Vinを第2のスイッチング素子21が負担するので、起動抵抗9に印加される電圧が小さく、起動抵抗9には小さな許容損失の抵抗が使用でき、スイッチング電源回路の小型化が可能である。
【0047】
実施の形態
図8はこの発明の参考例4を示すスイッチング電源回路の接続図、図9は図8の動作を示すタイムチャートである。図において、31は出力からの帰還経路に直列に挿入された、例えば定電圧ダイオードである第2の定電圧素子である。
【0048】
次に動作について説明する。交流電源1が印加後、入力電圧Vinが上昇(S81)すると、参考例2と同様に、第2のスイッチング素子21がON(S82)し、起動電流Iが流れ(S83)、スイッチング制御回路7が動作(S84)し、出力電圧VOUTが上昇する動作は上記参考例1と同様である。(図9期間T1、T2)
【0049】
次に、出力電圧VOUTが上昇し、第2の定電圧素子31のツェナー電圧をVZD2とすると、
OUT>VCC+V+VZD
となると、ダイオード14、第2の定電圧素子31を介して出力電圧VOUTから帰還電流Iが流れ(S85)、VCCは上昇する(図9期間T3)。
【0050】
そして、第1のツェナーダイオード23のシェナー電圧をVZD1、第2のスイッチング素子21のゲートしきい値電圧をVGSthとすると、
CC>VZD1−VGSth
となると、第2のスイッチング素子21はOFF(S86)し、以後スイッチング制御回路7は出力からの帰還電流Iにより動作する(図9期間T4)。
【0051】
そして従来例と同じく出力電圧VOUTは定電圧化されるが、このときの制御回路電圧VCCcontは、
CCcont=VOUT−V−VZD
となる(図9期間T5)。
【0052】
以上のような回路構成では、制御回路電圧VCCcontが上記参考例1〜4に比べVZD2に相当する電圧分小さくなるため、スイッチング制御回路7の消費電力を小さくすることができる。
【0053】
実施の形態
図10はこの発明の実施の形態を示すスイッチング電源回路の接続図、図11は図10の動作を示すタイムチャートである。
【0054】
図において、41は出力からの帰還経路に挿入された例えば、トランジスタである第3のスイッチング素子、42は第3のスイッチング素子41のバイアス抵抗、43は例えば定電圧ダイオードである第3の定電圧素子、44は第2のスイッチング素子21のゲートに接続される、例えばトランジスタである第4のスイッチング素子、45、46は第4のスイッチング素子44のバイアス抵抗、47は出力電圧VOUTと、第4のスイッチング素子44のベースとの間に接続された例えば、第3の定電圧素子43と同様の定電圧特性を有する定電圧ダイオードである第4の定電圧素子である。
【0055】
なお、この実施の形態は上述した実施の形態が、定電圧ダイオード31により、帰還電流Iが流れ始める出力電圧VOUTが上述した参考例1〜4に比べツェナー電圧VZD2相当分大きくなるため、その対策としてスイッチング動作を保持するコンデンサ8の容量を増やして、時定数を上げるなどの方策が取られるが、この場合、起動時間が遅くなる問題点があった。
【0056】
また、第2のスイッチング素子21のゲート−ソース間電圧VGS、第1の定電圧ダイオード23の電圧V、制御回路電圧VCCの関係は、
CC=V−VGS
となるが、制御回路電圧VCCは動作状態により変動するため、第2のスイッチング素子21のしきい値電圧VGSth、スイッチング制御回路7の動作開始電圧VCCon、出力電圧VOUTが定電圧化されたときの制御回路電圧VCCcont、第1の定電圧ダイオード23のツェナー電圧VZD1の関係は、
CCon<VZD1−VGSth<VCCcont=VOUT−V−VZD
となる必要がある。
【0057】
これは上述した参考例1〜4に比べVZD1−VGSthの幅がVZD2分小さくなることになる(図9(ア))。
通常、第2のスイッチング素子21のしきい値電圧VGSthは数V単位のバラツキがあり、また出力電圧VOUTのリップル分等を考慮した場合、VZD2をあまり大きくできず、低発熱化の効果が薄れるといった問題があった。
【0058】
この実施の形態のスイッチング電源回路は以上の問題を解決するために成されたもので、以上のように構成された実施の形態のスイッチング電源回路の動作について説明する。交流電源1が印加後、入力電圧Vinが上昇(S91)すると、参考例1と同様に、第2のスイッチング素子21がON(S92)し、起動電流Iが流れ(S93)、スイッチング制御回路7が動作(S94)し、出力電圧VOUTが上昇する動作は上記参考例1と同様である。(図11期間T1、T2)
【0059】
次に、出力電圧VOUTが上昇し、第3のスイッチング素子41のベース−エミッタ間電圧をVBE1とすると
OUT>VCC+V+VBE
となると、ダイオード14を介してVOUTから帰還電流Iが流れ(S95)、制御回路電圧VCCは上昇する(図11期間T3)。
【0060】
更に出力電圧VOUTが上昇し、第3の低電圧素子43のツェナー電圧をVZD3とした場合、
OUT>V+VZD
となると、制御回路電圧VCCは、
CC=VZD3−VBE
にクリップされ定電圧化される。
【0061】
次に、第4のスイッチング素子44のベース−エミッタ間電圧をVBE2とすると、第4の定電圧素子47のツェナー電圧は第3の低電圧素子43のツェナー電圧VZD3と同じであるから、
OUT>VZD3+VBE
となると、第4のスイッチング素子44はONし、第2のスイッチング素子21のゲート電圧が電源のマイナスと同電位になるため、第2のスイッチング素子21はOFF(S96)する。以後スイッチング制御回路7は出力からの帰還電流Iにより動作する(図11期間T4)。
【0062】
そして、出力電圧VOUTは定電圧化されるが、
このときの制御回路電圧VCCcontは、定電圧化されているので、
CCcont=VZD3−VBE
となる(図11期間T5)。
【0063】
以上のような回路構成では、帰還電流Iが流れるまでの動作は上記参考例1〜4とほぼ同じであり、コンデンサ8の容量を増やす必要がなく起動時間への影響もない。
また第2のスイッチング素子21がONするまでの条件は、
CCon<VZD1−VGSth
となるが、第2のスイッチング素子21がONし、出力電圧VOUTが上昇して、第4のスイッチング素子44のONにより第2のスイッチング素子21がOFFしたあとは、第2のスイッチング素子21のしきい値電圧VGSthは第2のスイッチング素子21の再導通には影響せず、第4のスイッチング素子44のしきい値電圧に依存する。このしきい値電圧は、出力電圧VOUTに対して
ZD3+VBE
のヒステリシスを持つことになるため、第2のスイッチング素子21のしきい値電圧VGSthのバラツキ、出力電圧VOUTのリップル分等の影響が少なく容易に制御回路電圧VCCを下げることができ、低消費電力化が可能である。
【0064】
【発明の効果】
この発明のスイッチング電源回路は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0065】
【0066】
スイッチング制御回路に供給する電流は、起動時には起動抵抗と第2のスイッチング素子を介して直流電源または整流される交流電源から供給させ、起動後は上記第2のスイッチング素子をオフしてスイッチングトランスの出力電流に切換えて供給させるので、起動時のみ起動抵抗に電流が流れるため、起動抵抗の電力損失を小さくすることができ、装置を大形化することなく広範囲な入力電圧に対応するスイッチング電源回路を提供することができる。さらに、電源間に直列に接続したバイアス抵抗と第1の定電圧素子と、ゲート端子が上記バイアス抵抗と第1の定電圧素子の接続点に接続されドレイン端子が起動抵抗を介して上記電源のプラス側に接続されソース端子がコンデンサを介して上記電源のマイナス側に接続されると共にスイッチング制御回路の電源供給端子へ接続された第2のスイッチング素子と、一方端がスイッチングトランスの出力端子に接続され他方端が上記スイッチング制御回路の電源供給端子へ接続された帰還ダイオードと第2の定電圧素子との直列体とを備えたので、起動電流を大きくでき、短時間にスイッチング電源回路を立ち上げることができると共に、帰還ダイオードと直列に挿入された第2の定電圧素子を備えたので、制御回路電圧V CC contが小さくなり、スイッチング電源回路の消費電力を小さくすることができる。
【0067】
【0068】
スイッチング制御回路に供給する電流は、起動時には起動抵抗と第2のスイッチング素子を介して直流電源または整流される交流電源から供給させ、起動後は上記第2のスイッチング素子をオフしてスイッチングトランスの出力電流に切換えて供給させるので、起動時のみ起動抵抗に電流が流れるため、起動抵抗の電力損失を小さくすることができ、装置を大形化することなく広範囲な入力電圧に対応するスイッチング電源回路を提供することができる。さらに、電源間に直列に接続したバイアス抵抗と第1の定電圧素子と、ゲート端子が上記バイアス抵抗と第1の定電圧素子の接続点に接続されドレイン端子が上記電源のプラス側に接続されソース端子が直列接続された起動抵抗とコンデンサを介して上記電源のマイナス側に接続されると共に上記起動抵抗とコンデンサの接続点がスイッチング制御回路の電源供給端子へ接続された第2のスイッチング素子と、一方端がスイッチングトランスの出力端子に接続され他方端が上記スイッチング制御回路の電源供給端子へ接続された帰還ダイオードと第2の定電圧素子との直列体とを備えたので、起動抵抗に印加される電圧が小さくなり、起動抵抗に許容損失の小さい抵抗を使用でき、スイッチング電源回路を小型にすることができると共に、帰還ダイオードと直列に挿入された第2の定電圧素子を備えたので、制御回路電圧V CC contが小さくなり、スイッチング電源回路の消費電力を小さくすることができる。
【0069】
【0070】
スイッチング制御回路に供給する電流は、起動時には起動抵抗と第2のスイッチング素子を介して直流電源または整流される交流電源から供給させ、起動後は上記第2のスイッ チング素子をオフしてスイッチングトランスの出力電流に切換えて供給させるので、起動時のみ起動抵抗に電流が流れるため、起動抵抗の電力損失を小さくすることができ、装置を大形化することなく広範囲な入力電圧に対応するスイッチング電源回路を提供することができる。さらに、電源間に直列に接続したバイアス抵抗と第1の定電圧素子と、ゲート端子が上記バイアス抵抗と第1の定電圧素子の接続点に接続されドレイン端子が起動抵抗を介して上記電源のプラス側に接続されソース端子がコンデンサを介して上記電源のマイナス側に接続されると共にスイッチング制御回路の電源供給端子へ接続された第2のスイッチング素子と、一方端がスイッチングトランスの出力端子に接続され他方端が上記スイッチング制御回路の電源供給端子へ接続された帰還ダイオードと第3のスイッチング素子との直列体と、一方端が上記バイアス抵抗と第1の定電圧素子の接続点に接続され他方端が上記電源のマイナス側に接続された第4のスイッチング素子とを備えたので、起動電流を大きくでき、短時間にスイッチング電源回路を立ち上げることができると共に、帰還ダイオードと直列に挿入された第3のスイッチング素子と、一方端がバイアス抵抗と第1の定電圧素子の接続点に接続され他方端が電源のマイナス側に接続された第4のスイッチング素子とを備えたので、第2のスイッチング素子のしきい値電圧VGSthのバラツキ、出力電圧VOUTのリップル分等の影響が少なく容易に制御回路電圧VCCを下げることができ、低消費電力化ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考例1を示すスイッチング電源回路の接続図である。
【図2】 図1のスイッチング電源回路の動作を示すタイムチャートである。
【図3】 参考例2のスイッチング電源回路の動作を示すタイムチャートである。
【図4】 参考例3を示すスイッチング電源回路図である。
【図5】 図4のスイッチング電源回路の動作を示すタイムチャートである。
【図6】 参考例4を示すスイッチング電源回路の回路図である。
【図7】 図6のスイッチング電源回路の動作を示すタイムチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態を示すスイッチング電源回路の回路図である。
【図9】 図8のスイッチング電源回路の動作を示すタイムチャートである。
【図10】 この発明の実施の形態を示すスイッチング電源回路の接続図である。
【図11】 図10のスイッチング電源回路の動作を示すタイムチートである。
【図12】 従来のスイッチング電源回路の接続図である。
【図13】 図12のタイムチャートである。
【符号の説明】
1 交流電源 2 変圧器
3 整流器 4 平滑コンデンサ
5 スイッチングトランス 6 第1のスイッチング素子
7 スイッチング制御回路 8 コンデンサ
9 起動抵抗 10 出力ダイオード
11 コンデンサ 12 検出抵抗
13 検出抵抗 14 帰還ダイオード
21 第2のスイッチング素子 22 バイアス抵抗
23 第1の定電圧素子 24 抵抗
31 第2の定電圧素子 41 第3のスイッチング素子
42 バイアス抵抗 43 第3の定電圧素子
44 第4のスイッチング素子 45 バイアス抵抗
46 バイアス抵抗 47 第4の定電圧素子。

Claims (3)

  1. 入力される直流電源または整流される交流電源をスイッチングする第1のスイッチング素子と、
    この第1のスイッチング素子を制御するスイッチング制御回路と、
    上記第1のスイッチング素子のスイッチング信号によって入力された電源電圧を変圧して出力するスイッチングトランスとを備えるスイッチング電源回路において、
    上記スイッチング制御回路に供給する電流は、起動時には起動抵抗と第2のスイッチング素子を介して上記直流電源または整流される交流電源から供給させ、起動後は上記第2のスイッチング素子をオフして上記スイッチングトランスの出力電流に切換えて供給させるものであって
    上記電源間に直列に接続したバイアス抵抗と第1の定電圧素子と、
    ゲート端子が上記バイアス抵抗と第1の定電圧素子の接続点に接続されドレイン端子が上記起動抵抗を介して上記電源のプラス側に接続されソース端子がコンデンサを介して上記電源のマイナス側に接続されると共に上記スイッチング制御回路の電源供給端子へ接続された上記第2のスイッチング素子と、
    一方端が上記スイッチングトランスの出力端子に接続され他方端が上記スイッチング制御回路の電源供給端子へ接続された帰還ダイオードと第2の定電圧素子との直列体とを備えたことを特徴とするスイッチング電源回路。
  2. 入力される直流電源または整流される交流電源をスイッチングする第1のスイッチング素子と、
    この第1のスイッチング素子を制御するスイッチング制御回路と、
    上記第1のスイッチング素子のスイッチング信号によって入力された電源電圧を変圧して出力するスイッチングトランスとを備えるスイッチング電源回路において、
    上記スイッチング制御回路に供給する電流は、起動時には起動抵抗と第2のスイッチング素子を介して上記直流電源または整流される交流電源から供給させ、起動後は上記第2のスイッチング素子をオフして上記スイッチングトランスの出力電流に切換えて供給させるものであって、
    上記電源間に直列に接続したバイアス抵抗と第1の定電圧素子と、
    ゲート端子が上記バイアス抵抗と第1の定電圧素子の接続点に接続されドレイン端子が上記電源のプラス側に接続されソース端子が直列接続された上記起動抵抗とコンデンサを介して上記電源のマイナス側に接続されると共に上記起動抵抗とコンデンサの接続点が上記スイッチング制御回路の電源供給端子へ接続された上記第2のスイッチング素子と、
    一方端が上記スイッチングトランスの出力端子に接続され他方端が上記スイッチング制御回路の電源供給端子へ接続された帰還ダイオードと第2の定電圧素子との直列体とを備えたことを特徴とするスイッチング電源回路。
  3. 入力される直流電源または整流される交流電源をスイッチングする第1のスイッチング素子と、
    この第1のスイッチング素子を制御するスイッチング制御回路と、
    上記第1のスイッチング素子のスイッチング信号によって入力された電源電圧を変圧して出力するスイッチングトランスとを備えるスイッチング電源回路において、
    上記スイッチング制御回路に供給する電流は、起動時には起動抵抗と第2のスイッチング素子を介して上記直流電源または整流される交流電源から供給させ、起動後は上記第2のスイッチング素子をオフして上記スイッチングトランスの出力電流に切換えて供給させるものであって、
    上記電源間に直列に接続したバイアス抵抗と第1の定電圧素子と、
    ゲート端子が上記バイアス抵抗と第1の定電圧素子の接続点に接続されドレイン端子が上記起動抵抗を介して上記電源のプラス側に接続されソース端子がコンデンサを介して上記電源のマイナス側に接続されると共に上記スイッチング制御回路の電源供給端子へ接続さ れた上記第2のスイッチング素子と、
    一方端が上記スイッチングトランスの出力端子に接続され他方端が上記スイッチング制御回路の電源供給端子へ接続された帰還ダイオードと第3のスイッチング素子との直列体と、
    一方端が上記バイアス抵抗と第1の定電圧素子の接続点に接続され他方端が上記電源のマイナス側に接続された第4のスイッチング素子とを備えたことを特徴とするスイッチング電源回路。
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