JPWO2005101629A1 - スイッチング電源回路 - Google Patents

スイッチング電源回路 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2005101629A1
JPWO2005101629A1 JP2006516876A JP2006516876A JPWO2005101629A1 JP WO2005101629 A1 JPWO2005101629 A1 JP WO2005101629A1 JP 2006516876 A JP2006516876 A JP 2006516876A JP 2006516876 A JP2006516876 A JP 2006516876A JP WO2005101629 A1 JPWO2005101629 A1 JP WO2005101629A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
soft start
time constant
circuit
switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006516876A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4238914B2 (ja
Inventor
清一 高橋
清一 高橋
隆芳 西山
隆芳 西山
長井 淳
淳 長井
英人 諸見里
英人 諸見里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Publication of JPWO2005101629A1 publication Critical patent/JPWO2005101629A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4238914B2 publication Critical patent/JP4238914B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M1/00Details of apparatus for conversion
    • H02M1/36Means for starting or stopping converters
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S323/00Electricity: power supply or regulation systems
    • Y10S323/901Starting circuits

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

出力電圧Voutのソフトスタートを行いつつ、駆動開始時から定常動作に至るまでの起動期間を短縮する。起動期間中に充電が行われるソフトスタート用コンデンサを設ける。このコンデンサの充電電圧であるソフトスタート用電圧Vzが予め定められた信号出力開始電圧Vlowに達した以降にソフトスタート用電圧Vzに基づいた制御動作により出力電圧Voutのソフトスタートが行われる構成と成す。回路が駆動を開始してから、少なくともソフトスタート用電圧Vzが信号出力開始電圧Vlowに達するまでは、ソフトスタート用コンデンサの充電の時定数を、ソフトスタート用コンデンサの充電電圧が急激増加する時定数に設定し、予め定められた時定数切り換えタイミングでもって、ソフトスタート用コンデンサの充電電圧の増加傾向を緩やかにする時定数に切り換える。駆動開始時から電圧出力開始までの遅延期間を短縮できる分、起動期間が短縮する。

Description

本発明は、起動期間に出力電圧を緩やかに立ち上がらせるソフトスタート機能を備えたスイッチング電源回路に関するものである。
図6にはスイッチング電源回路の主要な回路構成部分の一例が示されている。このスイッチング電源回路1はトランス2を有している。このトランス2の一次コイルN1にはメインスイッチ素子(例えばMOSFET)Qが直列に接続されている。そして、一次コイルN1とメインスイッチ素子Qの直列接続回路に並列的に外部の入力電源Eが接続される。トランス2の二次コイルN2には二次側整流平滑回路3が接続され、この二次側整流平滑回路3に負荷4が接続される。
メインスイッチ素子Qには制御回路5が接続されている。この制御回路5は、例えば、図7(b)に示されるようなオン・オフのパルス信号(スイッチング制御用信号)をメインスイッチ素子Qに向けて出力してメインスイッチ素子Qのスイッチオン・オフ動作を制御する。当該制御回路5の制御動作に基づいたメインスイッチ素子Qのスイッチオン・オフ動作によって、入力電源Eから一次コイルN1に電流が通電し、これにより、二次コイルN2から電圧が出力される。この二次コイルN2から出力された電圧が二次側整流平滑回路3で整流平滑され、当該整流平滑した直流電圧Voutが負荷4に向けて出力される。
スイッチング電源回路1には、当該スイッチング電源回路1から負荷4に出力される出力電圧Voutを直接的に又は間接的に検出する検出回路6が設けられる。この検出回路6からスイッチング電源回路1の出力電圧Voutの検出電圧Vsが制御回路5に加えられる。制御回路5は、その検出電圧Vsに基づいて、出力電圧Voutが予め定められた設定の定常時出力電圧Vpに安定化するように、メインスイッチ素子Qのスイッチオン・オフ動作を制御する。例えば、制御回路5は、誤差増幅器8と、基準電源9と、コンパレータ10と、三角波発生回路11とを有し、PWM方式によりメインスイッチ素子Qのスイッチオン・オフ動作を制御する。
つまり、誤差増幅器(エラーアンプ)8は、検出回路6から出力された検出電圧Vsと、基準電源9の基準電圧Vrefとの差分電圧を増幅して出力する。コンパレータ10は、その誤差増幅器8から出力された電圧Veと、三角波発生回路11から出力される図7(a)に示されるような三角波電圧Sとを比較する。そして、コンパレータ10は、例えば、三角波電圧Sの電圧値が誤差増幅器8の出力電圧Ve以下である期間中には図7(b)に示すパルス信号のオン信号を出力し、三角波電圧Sの電圧値が誤差増幅器8の出力電圧Veよりも高い期間中にはパルス信号のオフ信号を出力する。このコンパレータ10から出力されるパルス信号がメインスイッチ素子Qにスイッチング制御用信号として加えられる。
このような構成を持つ制御回路5は、例えば、出力電圧Voutが設定の定常時出力電圧Vpよりも上昇したときには、その出力電圧Voutを定常時出力電圧Vpに下げるべく制御する。つまり、制御回路5はメインスイッチ素子Qへ加えるスイッチング制御用信号のオン信号のパルス幅を狭くする。これにより、出力電圧Voutが定常時出力電圧Vpに向けて低下する。反対に、出力電圧Voutが定常時出力電圧Vpよりも低下したときには、制御回路5は、定常時出力電圧Vpに対する出力電圧Voutの低下分を補償すべく制御する。つまり、制御回路5は、メインスイッチ素子Qへのスイッチング制御用信号のオン信号のパルス幅を広くする。これにより、出力電圧Voutが定常時出力電圧Vpに向けて上昇する。
ところで、スイッチング電源回路1が駆動を開始したときに、出力電圧Voutを急激に立ち上がらせると、定常時出力電圧Vpよりも格段に大きなオーバーシュート電圧が生じる。このオーバーシュート電圧がスイッチング電源回路1から負荷4に加えられる事態が発生してしまう。そのオーバーシュート電圧の印加によって例えばラッチアップ等のトラブルが負荷4に発生して、負荷4がスムーズに起動開始できない虞がある。
そこで、図6に示すスイッチング電源回路1には、ソフトスタート用回路130が設けられている。このソフトスタート用回路130は、スイッチ素子(例えばトランジスタ素子)14と、抵抗体15と、ソフトスタート動作用電源16と、時定数回路19とを有して構成されている。時定数回路19は、一例として抵抗体17とソフトスタート用コンデンサ18の直列回路から成る。
スイッチング電源回路1には、スイッチ素子14のベースに接続される起動回路20が設けられている。スイッチング電源回路1の駆動開始時に起動回路20からスイッチ素子14のベースに電圧が印加される。これにより、スイッチ素子14がスイッチオン状態からスイッチオフ状態に切り換わる。
スイッチ素子14がスイッチオン状態のときは、ソフトスタート動作用電源16は、抵抗体17,15とスイッチ素子14を介してグランドに電気的に接続されている状態である。スイッチ素子14がスイッチオン状態からスイッチオフ状態に切り換わると、ソフトスタート動作用電源16は、抵抗体17を介してソフトスタート用コンデンサ18に電気的に接続されている状態に切り換わる。これにより、ソフトスタート用コンデンサ18には、当該コンデンサ18の容量と抵抗体17の抵抗値により定まる時定数でもって電荷が充電されていく。そして、ソフトスタート用コンデンサ18の充電電圧Vzは、例えば、図7(a)に示されるように、起動期間中において時間の経過と共に電圧値が徐々に増加していく。
このソフトスタート用コンデンサ18の充電電圧Vzがソフトスタート用電圧として、制御回路5のコンパレータ10に印加される。起動期間中には、コンパレータ10は、そのソフトスタート用コンデンサ18の充電電圧(ソフトスタート用電圧)Vzと、三角波発生回路11の三角波電圧Sとに基づいて前記したようにスイッチング制御用信号を作り出す。つまり、コンパレータ10は、ソフトスタート用コンデンサ18の充電電圧Vzが三角波電圧Sの最低レベル(信号出力開始電圧)Vlowに達した以降にスイッチング制御用信号の出力を開始する。この後には、コンパレータ10は、ソフトスタート用コンデンサ18の充電電圧Vzと三角波電圧Sに基づいてスイッチング制御用信号を作り出し当該スイッチング制御用信号をメインスイッチ素子Qに向けて出力する。なお、起動期間が経過して定常動作の期間になった以降においては、コンパレータ10は、誤差増幅器8の出力電圧Veと三角波電圧Sに基づいてスイッチング制御用信号を作り出し当該スイッチング制御用信号をメインスイッチ素子Qに向けて出力する。
起動期間中には、スイッチング制御用信号の印加によってメインスイッチ素子Qがスイッチング動作を開始する。このスイッチング動作により、スイッチング電源回路1から出力電圧Voutが出力し始める。そして、ソフトスタート用コンデンサ18の充電電圧Vzの緩やかな増加によって、図7(b)に示されるように、スイッチング制御用信号のオン信号のパルス幅が徐々に広がっていく。その結果、図7(c)に示されるように、スイッチング電源回路1の出力電圧Voutは緩やかに増加していくこととなる。つまり、ソフトスタート用回路130によって、スイッチング電源回路1はソフトスタートを行う。なお、
特許第3394915号公報
図6に示されるスイッチング電源回路1の構成では、ソフトスタート用コンデンサ18の充電電圧Vzが予め定められた信号出力開始電圧Vlow(三角波発生回路11の三角波電圧Sの最低レベルVlow)に達した以降に、コンパレータ10からメインスイッチ素子Qへのスイッチング制御用信号の出力が開始される。そして、スイッチング電源回路1は直流電圧Voutの出力を開始する。つまり、スイッチング電源回路1が駆動を開始したのにも拘わらず、ソフトスタート用コンデンサ18の充電電圧Vzが信号出力電圧開始電圧Vlowに達するまでは、スイッチング電源回路1は出力電圧Voutを出力しない。
図6に示されるソフトスタート用回路130の構成では、スイッチング電源回路1の駆動開始時から出力電圧Voutの出力開始時までの遅延期間と、スイッチング電源回路1が出力電圧Voutの出力を開始してから定常時出力電圧Vpに達するまでの出力立ち上がり期間とは、いずれも、時定数回路19におけるソフトスタート用コンデンサ18の充電の時定数によって定まる。つまり、前記の遅延期間と出力立ち上がり期間の時定数は同じである(換言すれば、起動期間の全期間に渡ってソフトスタート用コンデンサ18の充電の時定数は一定である)。
このため、スイッチング電源回路1の駆動開始時から、ソフトスタート用コンデンサ18の充電電圧Vzが信号出力開始電圧Vlowに達するまでの期間は、出力電圧Voutの出力が無いのにも拘わらず、ソフトスタート用コンデンサ18の充電は緩やかに行われる。したがって、遅延期間(スイッチング電源回路1が駆動を開始してから出力電圧Voutの出力が開始されるまでの期間)が長くなる。
それ故、解決しようとする問題点は、スイッチング電源回路1の駆動開始から、出力電圧Voutが定常時出力電圧Vpに立ち上がるまでに多くの時間がかかるという点である。
本発明のスイッチング電源回路は、スイッチング電源回路から出力する出力電圧をスイッチオン・オフ動作により制御するメインスイッチ素子と、
スイッチング電源回路の駆動開始からスイッチング電源回路の出力電圧が予め定められた定常時出力電圧に達するまでの起動期間中に時間の経過と共に電圧値が増加していくソフトスタート用電圧を出力するソフトスタート用回路と、
そのソフトスタート用電圧が予め定めた信号出力開始電圧に達した以降にソフトスタート用電圧に基づきメインスイッチ素子のスイッチング制御用信号の出力を開始してメインスイッチ素子のスイッチオン・オフ動作を制御し、スイッチング電源回路の出力電圧を定常時出力電圧に向けて緩やかに立ち上がらせる制御回路と、
を備えたスイッチング電源回路において、
前記ソフトスタート用回路には、起動期間中に充電が行われるソフトスタート用コンデンサを有する時定数回路が設けられ、
前記ソフトスタート用回路は、ソフトスタート用コンデンサの充電電圧をソフトスタート用電圧として出力する構成と成し、
前記ソフトスタート用回路には、起動期間内でソフトスタート用コンデンサの充電の時定数を切り換え制御する時定数切り換え制御回路が設けられており、
前記時定数切り換え制御回路は、スイッチング電源回路が駆動を開始してから少なくともソフトスタート用コンデンサの充電電圧が前記信号出力開始電圧に達するまではソフトスタート用コンデンサの充電電圧が急激増加する時定数に設定し、ソフトスタート用コンデンサの充電電圧が信号出力開始電圧に達した以降の予め定めた時定数切り換えタイミングでもってソフトスタート用コンデンサの充電電圧の増加傾向を緩やかにする時定数に切り換える、
ことを特徴としている。
本発明の好ましい実施の形態例によれば、ソフトスタート用回路には時定数切り換え制御回路が設けられている。この時定数切り換え制御回路は、スイッチング電源回路が駆動を開始してから、少なくともソフトスタート用コンデンサの充電電圧がスイッチング制御用信号の出力開始電圧(信号出力開始電圧)に達するまでは、ソフトスタート用コンデンサの充電電圧を急激増加する時定数に設定する。このため、スイッチング電源回路の駆動開始時から、スイッチング電源回路の電圧出力が開始されるまでは、ソフトスタート用コンデンサは急激に充電される。そのため、スイッチング電源回路の駆動開始時からスイッチング電源回路の出力電圧の出力開始までの期間を短縮することができる。
また、本発明の好ましい実施形態例では、ソフトスタート用コンデンサの充電電圧が信号出力開始電圧に達した以降の起動期間内で予め定められた時定数切り換えタイミングでもって、時定数切り換え制御回路は、ソフトスタート用コンデンサの充電電圧の増加傾向を緩やかにする時定数に切り換える構成とした。このため、時定数切り換えタイミング以降の起動期間においては、ソフトスタート用コンデンサの充電電圧(ソフトスタート用電圧)は緩やかに増加する。これにより、そのソフトスタート用電圧に基づいたスイッチング制御用信号によってスイッチング電源回路の出力電圧は緩やかに立ち上がる。
このように、本発明の好ましい実施形態は、スイッチング電源回路の出力電圧の緩やかな立ち上がりを実現する。さらに加えて、スイッチング電源回路の駆動開始時から電圧出力開始までの遅延期間が短縮される。この遅延期間の短縮によって、スイッチング電源回路が駆動を開始してからスイッチング電源回路の出力電圧が設定の定常時出力電圧に立ち上がるまでの起動期間を短くすることができる。
[図1]図1は、本発明の第1実施形態例のスイッチング電源回路の主要構成部分を示す回路図である。
[図2]図2は、第1実施形態例の回路動作例を説明するためのタイムチャートである。
[図3]図3は、本発明の第2実施形態例のスイッチング電源回路の主要構成部分を示す回路図である。
[図4]図4は、他の実施形態例を説明するための図である。
[図5]図5は、さらに他の実施形態例を説明するための図である。
[図6]図6は、スイッチング電源回路の従来例を示す回路図である。
[図7]図7は、図6に示されるスイッチング電源回路の回路動作を説明するための図である。
符号の説明
1 スイッチング電源回路
3 二次側整流平滑回路
4 負荷
5 制御回路
13 ソフトスタート用回路
16 ソフトスタート動作用電源
17,26 抵抗体
18 ソフトスタート用コンデンサ
19 時定数回路
25 時定数切り換え制御回路
27 スイッチ部
28 スイッチ制御部
30 コンデンサ
Q メインスイッチ素子
以下に、この発明に係る各種の実施形態例を図面に基づいて説明する。なお、以下に示す各実施形態例の説明において、前述した図6の回路と同一又は同等の構成部分には同一符号を付し、同一符号を付した構成部分の重複説明は省略又は簡易化する。また、各実施形態例の相互の説明においても、同一又は同等の構成部分には同一符号を付し、前に説明した実施形態例と同一符号の構成部分についての後の実施形態例にける重複説明は省略又は簡易化する。
図1には本発明に係る第1実施形態例のスイッチング電源回路の主要な回路構成部分が示されている。この第1実施形態例のスイッチング電源回路1にはソフトスタート用回路13が設けられ、当該ソフトスタート用回路13には次に示すような時定数切り換え制御回路25が設けられている。この第1実施形態例では、ソフトスタート用回路13以外の構成は、図6のスイッチング電源回路1の構成と同じである。
この第1実施形態例における時定数切り換え制御回路25は、起動期間中において、時定数回路19のソフトスタート用コンデンサ18の充電の時定数を予め定められた時定数切り換えタイミングでもって切り換え制御する回路構成を備えている。時定数切り換え制御回路25は、抵抗体26とスイッチ部(例えばトランジスタ素子)27の直列接続回路と、スイッチ部27のスイッチング動作を制御するスイッチ制御部28とを有して構成されている。抵抗体26とスイッチ部27の直列接続回路は、抵抗体17に並列接続される。
この第1実施形態例では、起動期間中における時定数切り換えタイミングは、ソフトスタート用コンデンサ18の充電電圧(ソフトスタート用電圧)Vzが三角波発生回路11の三角波電圧Sの最低レベル(信号出力開始電圧)Vlowに達した時点として設定されている。ソフトスタート用コンデンサ18の充電電圧Vzが信号出力開始電圧Vlowに達すると、制御回路5からメインスイッチ素子Qへスイッチング制御用信号の出力が開始されてメインスイッチ素子Qのスイッチング動作が開始される。このことから、制御回路5側からの信号を受けるスイッチ制御部28の信号入力端は、制御回路5からメインスイッチ素子Qに至るまでの導通経路に接続されている。
スイッチ制御部28は、制御回路5からメインスイッチ素子Qへのスイッチング制御用信号の出力開始を時定数切り換えタイミングとして検知する構成を備えている。そして、スイッチ制御部28は、スイッチング制御用信号を利用して、設定の時定数切り換えタイミングでもってスイッチ部27をオン動作からオフ動作に切り換え制御する構成を有している。このスイッチ制御部28の回路構成は、起動期間中の設定の時定数切り換えタイミングでスイッチ部27をオン動作からオフ動作に切り換え制御できる構成であれば特に限定されるものではない。図1にはスイッチ制御部28の一例の回路構成が示されている。つまり、図1の例では、スイッチ制御部28は、ダイオードDと、平滑用のコンデンサCと、抵抗体R1,R2とを有して構成されている。
この第1実施形態例では、スイッチング電源回路1の駆動開始時から時定数切り換えタイミングまでの期間はスイッチ部27はオン動作に制御される。この起動期間中のスイッチ部27のオン動作により、ソフトスタート動作用電源16に基づいた電流は次の経路に流れる。すなわち、ソフトスタート動作用電源16からの電流は、抵抗体17を通ってソフトスタート用コンデンサ18に至る経路と、抵抗体26とスイッチ部27を通ってソフトスタート用コンデンサ18に至る経路とに分流してソフトスタート用コンデンサ18に通電する。そしてソフトスタート用コンデンサ18の充電が行われる。
このため、起動期間中においてのスイッチ部27のオン動作中におけるソフトスタート用コンデンサ18の充電の時定数は、抵抗体17,26の並列回路の抵抗値と、ソフトスタート用コンデンサ18の容量とに基づいた時定数となる。この第1実施形態例では、このスイッチ部27のオン動作期間には、ソフトスタート用コンデンサ18の充電の時定数は、図2(a)に示される符号Uの部分のように、ソフトスタート用コンデンサ18の充電電圧が急激増加するように設定されている。
起動期間中にスイッチ制御部28のスイッチング制御により、設定の時定数切り換えタイミングでもってスイッチ部27がオン動作からオフ動作に切り換わった以降には、次のように回路動作が行われる。すなわち、スイッチ部27のオフ動作により、ソフトスタート動作用電源16に基づいた電流は抵抗体26には通電しない。そのため、ソフトスタート動作用電源16に基づいた電流は、ソフトスタート動作用電源16から抵抗体17を介してソフトスタート用コンデンサ18に至る充電経路を通ってソフトスタート用コンデンサ18に通電する。そして、ソフトスタート用コンデンサ18の充電が行われる。
このときのソフトスタート用コンデンサ18の充電の時定数は、抵抗体17の抵抗値と、ソフトスタート用コンデンサ18の容量とに基づいた時定数となる。つまり、起動期間中の設定の時定数切り換えタイミングでのスイッチ部27のオン・オフ動作切り換えにより、ソフトスタート動作用電源16からソフトスタート用コンデンサ18に至るまでの充電経路の抵抗値が大きくなる方向に切り換えられる。
その結果、スイッチ部27のオフ動作中におけるソフトスタート用コンデンサ18の充電の時定数は、スイッチ部27のオン動作中での時定数よりも、ソフトスタート用コンデンサ18の充電電圧の増加傾向が緩やかとなる時定数に切り換えられる。この第1実施形態例では、設定の時定数切り換えタイミングでもってスイッチ部27がオン動作からオフ動作に切り換わった以降には、ソフトスタート用コンデンサ18の充電電圧の増加傾向が緩やかになる。第1の実施形態例では、このように、ソフトスタート用コンデンサ18の充電電圧の増加傾向が緩やかになって出力電圧Voutのソフトスタートが実現できるように、ソフトスタート用コンデンサ18の充電の時定数が設定されている。
すなわち、第1実施形態例では、起動期間中においてのスイッチング電源回路1の駆動開始時から設定の時定数切り換えタイミングまでの期間には、ソフトスタート用コンデンサ18の充電電圧Vzが急激に増加する時定数となる。そして、時定数切り換えタイミング以降には、ソフトスタート用コンデンサ18の充電電圧Vzの増加傾向が緩やかになって出力電圧Voutのソフトスタートが実現できる時定数となる。このように、時定数切り換えタイミングまでの時定数と時定数切り換えタイミング以降の時定数とが上記の時定数となるように、抵抗体17,26の抵抗値と、ソフトスタート用コンデンサ18の容量とが設計されている。
したがって、この第1実施形態例では、スイッチング電源回路1が駆動を開始してから、ソフトスタート用コンデンサ18の充電電圧(ソフトスタート用電圧)Vzが信号出力開始電圧Vlowに達するまでは、ソフトスタート用コンデンサ18の充電電圧Vzは急激に増加する。これにより、スイッチング電源回路1の駆動開始時に対する出力電圧Voutの出力の遅延期間は短縮される。また、スイッチング電源回路1の出力電圧Voutの出力が開始された以降には、ソフトスタート用コンデンサ18の充電電圧Vzの増加傾向は緩やかになる。このことから、出力電圧Voutのソフトスタートが達成されることとなる。
また、時定数切り換え制御回路25は、ソフトスタート用コンデンサ18の充電の時定数を決定する抵抗値と容量のうち、抵抗値を切り換え可変して(ソフトスタート動作用電源16からソフトスタート用コンデンサ18に至るまでの充電経路の抵抗値を切り換え可変して)、ソフトスタート用コンデンサ18の充電の時定数を切り換え制御する構成としている。そのため、時定数切り換え制御回路25は簡単な回路で構成することができる。ことから、そのような時定数切り換え制御回路25が設けられることによって、回路構成の煩雑化を抑えながら、前記したような効果(つまり、出力電圧のソフトスタートを行いながらも起動期間の短縮を図ることができるという効果)が得られることとなる。
また、時定数切り換え制御回路25による時定数切り換えタイミングが、ソフトスタート用コンデンサの充電電圧が信号出力開始電圧に達した時点として設定されている。第1実施形態例では、時定数切り換えタイミングの検知構成は、制御回路5からメインスイッチ素子Qへのスイッチング制御用信号の出力開始を時定数切り換えタイミングであると検知する構成としている。このことにより、簡素な回路でもって時定数切り換えタイミングが検知される。そして、精度良く設定の時定数切り換えタイミングでもってソフトスタート用コンデンサ18の充電の時定数の切り換えができる。
以下に、本発明に係るスイッチング電源回路の第2実施形態例を説明する。図3には第2実施形態例のスイッチング電源回路の主要な回路構成部分が示されている。この第2実施形態例では、時定数切り換え制御回路25は、スイッチ部(例えばトランジスタ素子)27とコンデンサ30の直列接続回路と、スイッチ部27のスイッチング制御を行うスイッチ制御部28とを有して構成されている。スイッチ部27とコンデンサ30の直列接続回路は、ソフトスタート用コンデンサ18に並列接続される。
この第2実施形態例においても、起動期間中における時定数切り換えタイミングは、第1実施形態例と同様に、ソフトスタート用コンデンサ18の充電電圧Vzが三角波発生回路11の三角波電圧Sの最低レベル(信号出力開始電圧)Vlowに達した時点として設定されている。
また、第2実施形態例においても、制御回路5から信号を取り込むスイッチ制御部28の信号入力端は、制御回路5からメインスイッチ素子Qへのスイッチング制御用信号の導通経路に接続されている。そして、スイッチング制御用信号の出力開始により設定の時定数切り換えタイミングが検知される。このように、スイッチング制御用信号を利用して、時定数切り換えタイミングでもってスイッチ部27をオフ動作からオン動作に切り換える構成が構築されている。このスイッチ制御部28の回路構成は、起動期間中の設定の時定数切り換えタイミングでスイッチ部27をオフ動作からオン動作に切り換え制御できる構成であれば特に限定されるものではない。図3にはそのスイッチ制御部28の回路構成の一例が示されている。つまり、図3の例では、スイッチ制御部28は、ダイオードDと、平滑用のコンデンサCと、抵抗体Rとを有して構成されている。
この第2実施形態例では、スイッチング電源回路1の起動期間中において、スイッチング電源回路1の駆動開始時から時定数切り換えタイミングまでの期間中は、スイッチ部27はオフ動作している。このとき、ソフトスタート動作用電源16の電流は抵抗体17を介してソフトスタート用コンデンサ18に通電する。この結果、ソフトスタート用コンデンサ18は、当該ソフトスタート用コンデンサ18の容量と抵抗体17の抵抗値に基づいた時定数でもって充電が行われる。この第2実施形態例においても、第1実施形態例と同様に、スイッチング電源回路1の駆動開始時から時定数切り換えタイミングまでの期間におけるソフトスタート用コンデンサ18の充電の時定数は、図2(a)に示される符号Uの部分のようにソフトスタート用コンデンサ18の充電電圧が急激増加するように設定されている。
起動期間中における時定数切り換えタイミングで、スイッチ制御部28のスイッチング制御動作によりスイッチ部27がオフ動作からオン動作に切り換わった以降には、ソフトスタート動作用電源16の電流は抵抗体17を介してソフトスタート用コンデンサ18およびコンデンサ30に通電する。このため、スイッチ部27のオン動作中には、ソフトスタート動作用電源16を利用して、ソフトスタート用コンデンサ18が充電動作を行うだけでなく、コンデンサ30も充電される。したがって、ソフトスタート用コンデンサ18の充電の時定数は、抵抗体17の抵抗値と、ソフトスタート用コンデンサ18とコンデンサ30の並列回路の容量とに基づいたものとなる。
それ故、スイッチ部27のオン動作中におけるソフトスタート用コンデンサ18の充電の時定数は、スイッチ部27のオフ動作中における充電の時定数よりも、ソフトスタート用コンデンサ18の充電電圧Vzの増加傾向が緩やかなものとなる。すなわち、スイッチ制御部28のスイッチング制御動作により、設定の時定数切り換えタイミングでスイッチ部27がオフ動作からオン動作に切り換えられることにより、ソフトスタート用コンデンサ18の充電の時定数が切り換えられる。この第2実施形態例においても、第1実施形態例と同様に、時定数切り換えタイミング以降の起動期間中におけるソフトスタート用コンデンサ18の充電の時定数は、ソフトスタート用コンデンサ18の充電電圧の増加傾向を緩やかにして出力電圧Voutのソフトスタートが実現できるように設定されている。
すなわち、第2実施形態例では、起動期間中においてのスイッチング電源回路1の駆動開始時から時定数切り換えタイミングまでの期間には、ソフトスタート用コンデンサ18の充電電圧Vzが急激増加する時定数となる。そして、時定数切り換えタイミング以降には、ソフトスタート用コンデンサ18の充電電圧Vzの増加傾向が緩やかとなって出力電圧Voutのソフトスタートが実現できる時定数となる。時定数切り換えタイミングまでの期間の時定数と時定数切り換えタイミング以降の時定数とが上記のようになるように、ソフトスタート用コンデンサ18とコンデンサ30のそれぞれの容量と、抵抗体17の抵抗値とが設計されている。
したがって、この第2実施形態例の構成においても、第1実施形態例と同様に、スイッチング電源回路1の駆動開始時から出力電圧Voutの出力開始までの遅延期間が短縮される。その上、出力電圧Voutのソフトスタートが可能となる。なお、図3の例では、コンデンサ30は抵抗体31を介してグランドに接続されている。そのため、例えば、ソフトスタート動作用電源16側からの充電が終了した以降にコンデンサ30の充電電圧は抵抗体31を介してグランド側に放電される。
また、時定数切り換え制御回路25は、ソフトスタート用コンデンサ18の充電の時定数を決定する抵抗値と容量のうち、容量を切り換え可変して(ソフトスタート用コンデンサに並列接続されたコンデンサへのソフトスタート動作用電源を利用した充電の開始を制御して)、ソフトスタート用コンデンサの充電の時定数が切り換え制御される構成と成している。その時定数切り換え制御回路25は簡単な回路で構成することができる。そのため、回路構成の複雑化を抑制でき、出力電圧のソフトスタートを行うにも拘わらず起動期間の短縮が図られる。
なお、この発明は第1や第2の各実施形態例の形態に限定されるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例えば、第1と第2の各実施形態例では、時定数切り換えタイミングは、ソフトスタート用コンデンサ18の充電電圧Vzが信号出力開始電圧Vlowに達した時点として設定されていた。また、第1と第2の各実施形態例では、スイッチング制御部28は、制御回路5からメインスイッチ素子Qへのスイッチング制御用信号の出力開始により、その時定数切り換えタイミングを検知していた。
代替例として、スイッチ制御部28は、例えば、次に示すような構成でもって設定の時定数切り換えタイミングを検知する構成としてもよい。前述したように、ソフトスタート用コンデンサ18の充電電圧Vzが信号出力開始電圧Vlowに達して、制御回路5からメインスイッチ素子Qへのスイッチング制御用信号の出力が開始される。このとき、例えば、図4に示されるように、二次側整流平滑回路3が、整流用のダイオード32,33と、平滑用のチョークコイル34と、コンデンサ35とを有して構成されている場合には、メインスイッチ素子Qのスイッチング動作が開始されたときにチョークコイル34の電圧印加が開始される。
このことから、チョークコイル34の電圧印加開始を検知する手段36を設け、当該手段36とスイッチ制御部28を接続させる構成が構築可能となる。そして、スイッチ制御部28は、手段36によりチョークコイル34の電圧印加開始が検知されたときに時定数切り換えタイミングであることを検知して、スイッチ部27のスイッチオン・オフ動作の切り換えを制御する構成としてもよい。なお、手段36は、例えば、チョークコイル34に設けた(チョークコイルと電磁結合させた)補助コイルにより構成することができるが、他の構成でもよい。
上記のように、トランスの二次コイル側に設けられている二次側整流平滑回路の平滑用チョークコイルの電圧印加開始時を時定数切り換えタイミングであるとして検知する構成が採用されることにより、簡素な回路でもって時定数切り換えタイミングを検知することができる。そして、精度良く設定の時定数切り換えタイミングでもってソフトスタート用コンデンサの充電の時定数の切り換えが可能である。
また、第1と第2の各実施形態例では、起動期間中における時定数切り換えタイミングは、ソフトスタート用コンデンサ18の充電電圧Vzが信号出力開始電圧Vlowに達したときに設定されていた。しかしながら、時定数切り換えタイミングは第1と第2の各実施形態例の構成に限定されない。時定数切り換えタイミングは、ソフトスタート用コンデンサ18の充電電圧Vzが信号出力開始電圧Vlowに達した以降の起動期間中であり、かつ、時定数切り換えタイミング以降のソフトスタート用コンデンサ18の緩やかな充電動作により出力電圧Voutのソフトスタートを行うことができるタイミングであれば、何れの時点をも時定数切り換えタイミングとして設定してもよい。
代替例として、図5には、ソフトスタート用コンデンサ18の充電電圧Vzが信号出力開始電圧Vlowに達した後に時定数切り換えタイミングが設定されている例が示されている。図5は、ソフトスタート用コンデンサ18の充電電圧Vzの増加傾向の一例および出力電圧Voutの立ち上がり特性の一例を示している。図5の例では、ソフトスタート用コンデンサ18の充電電圧Vzが信号出力開始電圧VlowよりもΔVだけ高い電圧になった時点が時定数切り換えタイミングとして設定されている。なお、ΔVの電圧値は仕様に応じ任意に設定できる。
様々なタイプのスイッチング電源回路に適用されるが、特に、トランスの一次側の回路のメインスイッチ素子をスイッチオン・オフさせ、トランスの二次側に発生した電圧を清流平滑して負荷に供給するタイプのスイッチング電源回路の適用に適している。

Claims (7)

  1. スイッチング電源回路から出力する出力電圧をスイッチオン・オフ動作により制御するメインスイッチ素子と、
    スイッチング電源回路の駆動開始からスイッチング電源回路の出力電圧が予め定められた定常時出力電圧に達するまでの起動期間中に時間の経過と共に電圧値が増加していくソフトスタート用電圧を出力するソフトスタート用回路と、
    そのソフトスタート用電圧が予め定めた信号出力開始電圧に達した以降にソフトスタート用電圧に基づきメインスイッチ素子のスイッチング制御用信号の出力を開始してメインスイッチ素子のスイッチオン・オフ動作を制御し、スイッチング電源回路の出力電圧を定常時出力電圧に向けて緩やかに立ち上がらせる制御回路と、
    を備えたスイッチング電源回路において、
    前記ソフトスタート用回路には、起動期間中に充電が行われるソフトスタート用コンデンサを有する時定数回路が設けられ、
    前記ソフトスタート用回路は、ソフトスタート用コンデンサの充電電圧をソフトスタート用電圧として出力する構成と成し、
    前記ソフトスタート用回路には、起動期間内でソフトスタート用コンデンサの充電の時定数を切り換え制御する時定数切り換え制御回路が設けられており、
    前記時定数切り換え制御回路は、スイッチング電源回路が駆動を開始してから少なくともソフトスタート用コンデンサの充電電圧が前記信号出力開始電圧に達するまではソフトスタート用コンデンサの充電電圧が急激増加する時定数に設定し、ソフトスタート用コンデンサの充電電圧が信号出力開始電圧に達した以降の予め定めた時定数切り換えタイミングでもってソフトスタート用コンデンサの充電電圧の増加傾向を緩やかにする時定数に切り換える、
    ことを特徴とするスイッチング電源回路。
  2. ソフトスタート用回路には、ソフトスタート動作用電源が設けられ、
    時定数回路はそのソフトスタート動作用電源に接続されている抵抗体を有し、
    ソフトスタート用コンデンサは、前記抵抗体を介して前記ソフトスタート動作用電源に接続され、起動期間中にソフトスタート動作用電源を利用して充電が行われる構成と成し、
    時定数切り換え制御回路は、前記時定数回路の抵抗体に並列接続される抵抗体とスイッチ部の直列接続回路と、そのスイッチ部のスイッチング動作を制御するスイッチ制御部とを有し、
    前記スイッチ制御部は、起動期間中の時定数切り換えタイミングでもって前記スイッチ部をオン動作からオフ動作に切り換え制御し、ソフトスタート動作用電源からソフトスタート用コンデンサに至るまでの充電経路の抵抗値を大きくしてソフトスタート用コンデンサの充電の時定数を切り換える、
    ことを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源回路。
  3. ソフトスタート用回路には、ソフトスタート動作用電源が設けられ、
    時定数回路のソフトスタート用コンデンサは、前記ソフトスタート動作用電源に接続され起動期間中にソフトスタート動作用電源を利用して充電が行われる構成と成し、
    時定数切り換え制御回路は、ソフトスタート用コンデンサに並列接続されるコンデンサとスイッチ部の直列接続回路と、前記スイッチ部のスイッチング動作を制御するスイッチ制御部とを有し、
    前記スイッチ制御部は、起動期間中の時定数切り換えタイミングでもって前記スイッチ部をオフ動作からオン動作に切り換え制御し、前記スイッチ部に直列接続されているコンデンサにもソフトスタート動作用電源を利用した充電を開始させてソフトスタート用コンデンサの充電の時定数を切り換える、
    ことを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源回路。
  4. 時定数切り換えタイミングは、ソフトスタート用コンデンサの充電電圧が信号出力開始電圧に達したときに設定されており、
    時定数切り換え制御回路のスイッチ制御部は、制御回路からメインスイッチ素子へのスイッチング制御用信号の出力開始を時定数切り換えタイミングとして検知してスイッチ部のオン・オフ動作の切り換えを制御する、
    ことを特徴とする請求項2記載のスイッチング電源回路。
  5. 時定数切り換えタイミングは、ソフトスタート用コンデンサの充電電圧が信号出力開始電圧に達したときに設定されており、
    時定数切り換え制御回路のスイッチ制御部は、制御回路からメインスイッチ素子へのスイッチング制御用信号の出力開始を時定数切り換えタイミングとして検知してスイッチ部のオン・オフ動作の切り換えを制御する、
    ことを特徴とする請求項3記載のスイッチング電源回路。
  6. トランスを有し、
    メインスイッチ素子はトランスの一次コイル側に設けられ、
    トランスの二次コイル側には、メインスイッチ素子のスイッチオン・オフ動作に基づき二次コイルから出力された電圧を整流平滑し当該整流平滑した電圧をスイッチング電源回路の出力電圧として出力する二次側整流平滑回路が設けられ、
    時定数切り換えタイミングは、ソフトスタート用コンデンサの充電電圧が信号出力開始電圧に達した時点として設定されており、
    前記二次側整流平滑回路は平滑用のチョークコイルを有し、
    時定数切り換え制御回路のスイッチ制御部は、起動期間中に、前記平滑用のチョークコイルに電圧が印加し始めた時点を時定数切り換えタイミングとして検知してスイッチ部のオン・オフ動作の切り換えを制御する、
    ことを特徴とする請求項2記載のスイッチング電源回路。
  7. トランスを有し、
    メインスイッチ素子はトランスの一次コイル側に設けられ、
    トランスの二次コイル側には、メインスイッチ素子のスイッチオン・オフ動作に基づき二次コイルから出力された電圧を整流平滑し当該整流平滑した電圧をスイッチング電源回路の出力電圧として出力する二次側整流平滑回路が設けられ、
    時定数切り換えタイミングは、ソフトスタート用コンデンサの充電電圧が信号出力開始電圧に達した時点として設定されており、
    前記二次側整流平滑回路は平滑用のチョークコイルを有し、
    時定数切り換え制御回路のスイッチ制御部は、起動期間中に、前記平滑用のチョークコイルに電圧が印加し始めた時点を時定数切り換えタイミングとして検知してスイッチ部のオン・オフ動作の切り換えを制御する、
    ことを特徴とする請求項3記載のスイッチング電源回路。
JP2006516876A 2004-04-12 2005-02-10 スイッチング電源回路 Expired - Fee Related JP4238914B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004117030 2004-04-12
JP2004117030 2004-04-12
PCT/JP2005/002042 WO2005101629A1 (ja) 2004-04-12 2005-02-10 スイッチング電源回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2005101629A1 true JPWO2005101629A1 (ja) 2007-08-16
JP4238914B2 JP4238914B2 (ja) 2009-03-18

Family

ID=35150300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006516876A Expired - Fee Related JP4238914B2 (ja) 2004-04-12 2005-02-10 スイッチング電源回路

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7158394B2 (ja)
JP (1) JP4238914B2 (ja)
WO (1) WO2005101629A1 (ja)

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006353032A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Toyota Motor Corp 電圧変換装置
WO2007023923A1 (ja) * 2005-08-24 2007-03-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Mimo-ofdm送信装置及びmimo-ofdm送信方法
US7928714B2 (en) * 2007-07-10 2011-04-19 Texas Instruments Incorporated Load-induced voltage overshoot detection and correction in switching power supplies
JP5282388B2 (ja) * 2007-10-12 2013-09-04 富士電機株式会社 Dc−dcコンバータにおけるソフトスタート方法および該方法を使用するdc−dcコンバータ
US7868595B1 (en) 2008-06-17 2011-01-11 National Semiconductor Corporation Apparatus and method for soft-start mode transition in a switching regulator
WO2009154545A1 (en) * 2008-06-18 2009-12-23 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) A switch mode converter and a method of starting a switch mode converter
JP4853511B2 (ja) * 2008-12-04 2012-01-11 株式会社デンソー スイッチング電源回路
CN101840244A (zh) * 2009-03-17 2010-09-22 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 定时关机装置
JP5477699B2 (ja) * 2009-09-30 2014-04-23 サンケン電気株式会社 スイッチング電源装置
JP2011151325A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Kyosan Electric Mfg Co Ltd Led駆動回路、灯器及び信号灯器
JP5552847B2 (ja) * 2010-03-11 2014-07-16 株式会社リコー 電源装置、画像形成装置
US8552700B2 (en) 2010-10-06 2013-10-08 Freescale Semiconductor, Inc. Switched mode voltage regulator and method of operation
KR101224818B1 (ko) 2011-10-27 2013-01-21 삼성전기주식회사 소프트 스타트 장치 및 파워컨버터
TWI501520B (zh) * 2012-10-09 2015-09-21 Fsp Technology Inc 關聯於直流電壓轉換且具有短路保護功能的電源供應裝置
US9246392B2 (en) * 2013-03-13 2016-01-26 Power Integrations, Inc. Switched mode power converter controller with ramp time modulation
CN103441661A (zh) * 2013-07-03 2013-12-11 中国船舶重工集团公司第七二四研究所 一种pwm变换器软启动的实现方法
CN103441657A (zh) * 2013-07-03 2013-12-11 中国船舶重工集团公司第七二四研究所 一种改进型zvt pwm变换器辅助驱动的产生方法
TWI502865B (zh) 2013-07-05 2015-10-01 Richtek Technology Corp Soft start switching power converter means
CN103560665A (zh) * 2013-11-08 2014-02-05 深圳创维-Rgb电子有限公司 一种dc-dc转换电路和dc-dc芯片
US9960673B2 (en) 2015-02-16 2018-05-01 Tdk Corporation Control circuit and switching power supply
JP6496607B2 (ja) * 2015-05-19 2019-04-03 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 直流電源装置、並びにそれを用いる空気調和機
CN113054835A (zh) * 2021-03-05 2021-06-29 山东英信计算机技术有限公司 一种电路模块的延时启动方法、系统及相关装置
CN113114185B (zh) * 2021-03-26 2023-03-03 山东大学 一种抑制串扰的栅极驱动电路、功率器件及其驱动方法
CN115912884B (zh) * 2022-10-26 2024-05-28 深圳迈格瑞能技术有限公司 一种软启动控制电路及方法
CN117040263B (zh) * 2023-08-03 2024-04-12 北京伽略电子股份有限公司 一种软启动电路

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4887199A (en) * 1986-02-07 1989-12-12 Astec International Limited Start circuit for generation of pulse width modulated switching pulses for switch mode power supplies
JPH01166484U (ja) * 1988-05-16 1989-11-21
JP3251770B2 (ja) 1994-06-02 2002-01-28 ローム株式会社 半導体集積回路の電源回路
JPH08317637A (ja) 1995-05-22 1996-11-29 Nemic Lambda Kk スイッチング電源装置のソフトスタート回路
GB9620890D0 (en) * 1996-10-07 1996-11-27 Thomson Multimedia Sa Switch mode power supply
JP2000056843A (ja) * 1998-08-04 2000-02-25 Toyota Autom Loom Works Ltd 基準電圧生成回路
JP2000066628A (ja) * 1998-08-21 2000-03-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd Pwm制御システム
JP3394915B2 (ja) 1998-09-28 2003-04-07 富士通アクセス株式会社 電源装置
JP3301986B2 (ja) * 1999-01-27 2002-07-15 三洋電機株式会社 スイッチング電源回路
JP2001128445A (ja) * 1999-10-29 2001-05-11 Fujitsu Ltd スイッチング電源回路
US6414860B1 (en) * 2001-01-31 2002-07-02 Yazaki North America, Inc. Current control start up for pulse-width modulated systems
JP3883826B2 (ja) * 2001-07-18 2007-02-21 ソニー株式会社 スイッチング電源装置
JP3578124B2 (ja) * 2001-08-31 2004-10-20 ソニー株式会社 スイッチング電源装置
JP3708088B2 (ja) * 2003-03-28 2005-10-19 Tdk株式会社 スイッチング電源の出力制御方法、出力制御回路およびスイッチング電源

Also Published As

Publication number Publication date
US7158394B2 (en) 2007-01-02
JP4238914B2 (ja) 2009-03-18
WO2005101629A1 (ja) 2005-10-27
US20060164871A1 (en) 2006-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4238914B2 (ja) スイッチング電源回路
US9083246B2 (en) Control circuit for primary side control of switching power supply
JP5167929B2 (ja) スイッチング電源装置
JP4481879B2 (ja) スイッチング電源装置
KR101677729B1 (ko) 스위치 제어 장치, 이를 포함하는 전력 공급 장치 및 스위치 제어방법
US20120155123A1 (en) Reverse shunt regulator
JP5056395B2 (ja) スイッチング電源装置
JP2005045993A (ja) Pwmスイッチングレギュレータ制御回路
JP2012161117A (ja) Dc/dcコンバータならびにそれを用いた電源装置および電子機器
JP2008079448A (ja) 昇圧電源装置
JP2000350449A (ja) スイッチング電源回路
JP2005518177A (ja) パワーコンバータの騒音低減
US6912140B2 (en) Switching power supply
JP6381963B2 (ja) スイッチング電源回路
JP3425403B2 (ja) 半導体装置、および、この半導体装置を用いたスイッチング電源装置
JP4844151B2 (ja) スイッチング電源装置
JP4082200B2 (ja) Dc−dcコンバータ
JP6810150B2 (ja) スイッチング電源装置および半導体装置
JP6072881B2 (ja) Dc/dcコンバータならびにそれを用いた電源装置および電子機器
JP2004104849A (ja) スイッチング電源装置
JP2006325281A (ja) スイッチング電源回路とスイッチング電源制御方法
JP3789362B2 (ja) スイッチング電源装置
JP7157657B2 (ja) スイッチング電源装置及び半導体装置
JP2005328606A (ja) 過電流保護回路
US20230188050A1 (en) Integrated circuit and power supply circuit

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080715

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081208

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4238914

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140109

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees