JP2003134806A - スイッチング電源回路 - Google Patents
スイッチング電源回路Info
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Abstract
対応すると共に、短時間に電源を立ち上げることのでき
るスイッチング制御回路を得る。 【解決手段】 スイッチング制御回路7に供給する電流
は、起動時には起動抵抗9と第2のスイッチング素子2
1を介して直流電源または整流される交流電源から供給
させ、起動後は第2のスイッチング素子21をオフして
スイッチングトランス5の出力電流に切換えて供給させ
る。
Description
回路に関し、特に消費電力低減に係わるものである。
760号公報に示された従来のスイッチング電源回路の
接続図である。図において、100はスイッチング電源
回路、1は交流電源、2は変圧器、3は変圧器2の出力
を直流電圧に整流する、例えばダイオードブリッジで構
成された整流器で、スイッチング電源回路100に入力
される直流電源を供給する。4は整流器3で整流された
後、入力された入力電圧Vin(A点)を平滑する平滑コ
ンデンサ、5はスイッチングトランス、6は例えば、F
ET(FieldEffect Transisto
r)である第1のスイッチング素子である。
共に、所定のパルスを出力して第1のスイッチング素子
6を駆動し、出力電圧VOUTが定電圧にされるよう制御
するスイッチング制御回路、8はスイッチング制御回路
7に電源供給される電圧VCC(C点)を平滑するコンデ
ンサ、9はスイッチング制御回路7に電流を供給してス
イッチング電源回路を起動させる起動抵抗、10はスイ
ッチングトランス5から出力された電流を整流する出力
ダイオード、11は出力ダイオード10の出力電圧V
OUTを平滑するコンデンサ、12,13は出力電圧VOUT
の電圧を検出しスイッチング制御回路7へフィードバッ
クする検出抵抗、14はスイッチング制御回路7が起動
し出力電圧VOUTが上昇した場合、出力側からスイッチ
ング制御回路7へ帰還電流IDを流し、動作電流を供給
する帰還ダイオードである。
作を示すタイムチャートで、次に本図を用いて、従来の
スイッチング電源回路の動作について説明する。交流電
圧1が印加され、変圧器2の2次側に2次電圧が出力さ
れると、整流器3によって整流され、入力電圧Vinが上
昇(S1)し、起動抵抗9の両端の電圧VSが上昇(S
2)すると共に、起動抵抗9を流れる電流ISが上昇
(S3)する。
スイッチング制御回路7へ供給される電圧VCCが上昇
(S4)する。期間T1後に電圧VCCがスイッチング制
御回路7の動作開始電圧VCConに達すると、スイッチ
ング制御回路7は動作を開始する。なお、起動抵抗9を
流れる電流ISは、起動抵抗9の抵抗値をRSとすれば、
IS=VS/RS=(Vin−VCC)/RS となる。
前(静止状態)の消費電流をICC1、コンデンサ8の静
電容量をC1とし、簡略化のためVin≒VSとしてISを
定電流とすれば、スイッチング制御回路7の起動開始ま
での時間T1は、 T1=C1×VCCon/(IS−ICC1) =C1×VCCon/(Vin/RS−ICC1) となる。
抗9の抵抗値RSは、IS>ICC1になる比較的大きな抵
抗値とし起動抵抗9による損失を抑える。スイッチング
制御回路7が動作を開始すると、所定のパルスを出力し
て第1のスイッチング素子6を駆動(S5)する。
き、スイッチングトランス5にエネルギーが蓄積され、
第1のスイッチング素子6がOFFの時、蓄積されたエ
ネルギーは出力側に放出される。このため第1のスイッ
チング素子6がON,OFF動作を繰り返すことによっ
て出力電圧VOUTは上昇する。
費電流をICC2とすると、内部の発振回路の動作や、第
1のスイッチング素子6の駆動にエネルギーが必要なた
め、ICC2≫ICC1となり、ISによる供給電流を上回
り制御回路電圧VCCは降下(S6)するが、コンデンサ
8に蓄えられたエネルギーによってその動作は維持され
る(図13期間T2)。
を続け、ダイオード14の順方向電圧をVDとすれば、 VOUT>VCC+VD になるとダイオード14を介して出力側から制御回路電
圧VCCへ帰還電流IDが供給(S8)され、再度、制御
回路電圧VCCは上昇し、以後スイッチング制御回路7は
起動抵抗9を流れる電流ISと出力からの帰還電流IDに
よりエネルギーを得て動作する(図13期間T3)。
CCoffは、期間T2のVCCの電圧降下による動作停止
を防ぐため、動作開始電圧VCConに対しヒステリシス
を設けてある。従って、コンデンサ8の容量C1は、 C1>ICC2×T2/(VCCon−VCCoff) を満たす容量が必要である。
OUTを分圧した検出電圧が検出され、出力電圧VOUTが所
定の電圧に達する(S9)と、スイッチング制御回路7
は出力パルスを例えば、図示しない一定の出力パルス周
期にてパルス幅を変化させる(PWM方式)、また一定
のパルス幅にて出力パルス周期を変化させる(PFM方
式)、もしくはパルスをある期間連続で出力し、またあ
る期間停止することを繰り返す(間欠発振方式)等によ
り第1のスイッチング素子6を制御することにより、出
力電圧VOUTは定電圧化される。また、定電圧化された
ときのスイッチング制御回路7の制御回路電圧をVCCc
ontとすれば、VCCcont=VOUT−VD とな
る(図13期間T4)。
源回路は以上のように構成されており、起動抵抗9に通
電される電流ISは、出力電圧VOUTが定電圧になった後
(T4〜)も継続して流れる方式であるため、交流電源
1が過電圧となり入力電圧が大きくなった場合や、スイ
ッチング電源回路100の起動時間(図13に示すT1
〜T3)がコンデサ8の静電容量の大きさと起動抵抗9
の抵抗値によって決定されることから、この起動時間を
短縮させるために起動抵抗9の抵抗値を小さくした場合
においては起動抵抗9で発生する損失が大きくなること
から、起動抵抗9には許容損失が大きい抵抗を用いる
か、または起動抵抗9の放熱を良くする放熱手段が必要
となり、装置が大型化する問題があった。
ためになされたものであり、装置を大形化することなく
広範囲な入力電圧に対応すると共に、短時間に電源を立
ち上げることのできるスイッチング制御回路を得ること
を目的としたものである。
チング電源回路は、入力される直流電源または整流され
る交流電源をスイッチングする第1のスイッチング素子
と、この第1のスイッチング素子を制御するスイッチン
グ制御回路と、上記第1のスイッチング素子のスイッチ
ング信号によって入力された電源電圧を変圧して出力す
るスイッチングトランスとを備えるスイッチング電源回
路において、上記スイッチング制御回路に供給する電流
は、起動時には上記直流電源または整流される交流電源
から供給させ、起動後は上記スイッチングトランスの出
力電流に切換えて供給させるものである。
供給する電流は、起動時には起動抵抗と第2のスイッチ
ング素子を介して上記直流電源または整流される交流電
源から供給させ、起動後は上記第2のスイッチング素子
をオフして上記スイッチングトランスの出力電流に切換
えて供給させるものである。
バイアス抵抗と第1の定電圧素子と、ゲート端子が上記
バイアス抵抗と第1の定電圧素子の接続点に接続されド
レイン端子が上記起動抵抗を介して上記電源のプラス側
に接続されソース端子がコンデンサを介して上記電源の
マイナス側に接続されると共に上記スイッチング制御回
路の電源供給端子へ接続された第2のスイッチング素子
と、一方端が上記スイッチングトランスの出力端子に接
続され他方端が上記スイッチング制御回路の電源供給端
子へ接続された帰還ダイオードとを備えたものである。
バイアス抵抗と第1の定電圧素子と、ゲート端子が上記
バイアス抵抗と第1の定電圧素子の接続点に接続されド
レイン端子が上記電源のプラス側に接続されソース端子
が直列接続された上記起動抵抗とコンデンサを介して上
記電源のマイナス側に接続されると共に上記起動抵抗と
コンデンサの接続点が上記スイッチング制御回路の電源
供給端子へ接続された上記第2のスイッチング素子と、
一方端がスイッチングトランスの出力端子に接続され他
方端が上記スイッチング制御回路の電源供給端子へ接続
された帰還ダイオードとを備えたものである。
挿入された第2の定電圧素子を備えたものである。
直列に挿入された第3のスイッチング素子と、一方端が
上記バイアス抵抗と第1の定電圧素子の接続点に接続さ
れ他方端が上記電源のマイナス側に接続された第4のス
イッチング素子とを備えたものである。
実施の形態1を示すスイッチング電源回路の接続図、図
2は図1の動作を示すタイムチャートである。なお、図
12と同一または相当部分には同一符号を付して一部の
説明を省略する。図1,2において、101はスイッチ
ング電源回路、1は交流電源、2は変圧器、3は変圧器
2の出力を直流電圧に整流する、例えばダイオードブリ
ッジで構成された整流器でスイッチング電源回路101
に入力される直流電源を供給する。4は整流された電圧
を入力電圧Vin(A点)に平滑する平滑コンデンサ、5
はスイッチングトランス、6は例えば、FET(Fie
ld Effect Transistor)である第
1のスイッチング素子である。
定のパルスを出力して第1のスイッチング素子6を駆動
し、出力電圧VOUTが定電圧にされるよう制御するスイ
ッチング制御回路、8はスイッチング制御回路7に電源
供給される電圧VCC(C点)を平滑するコンデンサ、9
はスイッチング制御回路7に電流を供給してスイッチン
グ電源回路101を起動させるための起動抵抗、10は
スイッチングトランス5から出力された電流を整流する
出力ダイオードである。
OUTを平滑するコンデンサ、12,13は出力電圧VOUT
の電圧を検出しスイッチング制御回路7へフィードバッ
クする検出抵抗、14はスイッチング制御回路7が起動
し出力電圧VOUTが上昇した場合、出力側からスイッチ
ング制御回路7へ帰還電流IDを流し、動作電流を供給
するための帰還ダイオードである。
fect.Transistor)である第2のスイッ
チング素子、22は第2のスイッチング素子21のバイ
アス抵抗、23は電源の−側と第2のスイッチング素子
21のゲート間に接続され、第2のスイッチング素子2
1がスイッチング動作する動作電圧を決める、例えば定
電圧ダイオードである第1の定電圧素子、24は第1の
定電圧素子23の漏洩電流を抑制するための抵抗であ
る。
電源回路101の動作を説明する。交流電源1が印加さ
れ、変圧器2で変圧された後、整流器3で整流された直
流電源がスイッチング電源回路101に入力される。入
力された入力電圧Vinは上昇(S11)し、バイアス抵
抗22にも電圧が印加され、バイアス電流IBが流れ
る。この電流により第2のスイッチング素子21のゲー
トの電圧が第2のスイッチング素子21のしきい値電圧
VGSthに達すると、第2のスイッチング素子21はO
N(S12)する。なお、第2のスイッチング素子21
は電圧駆動素子であり、また、ゲートの容量が非常に小
さいため、バイアス抵抗22の抵抗値は非常に大きな値
にすることが可能であるため、バイアス抵抗22による
電力損失は小さくすることができる。
と、起動抵抗9に電圧VS(S13)が印加され、起動
抵抗9に起動電流ISが流れる(S14)。この起動電
流ISにより、コンデンサ8が充電され、スイッチング
制御回路7の制御回路電圧VCCが上昇(S15)し、ス
イッチング制御回路7の動作開始電圧VCConに達する
(S16)と(図2期間T1)、スイッチング制御回路
7は動作を開始(S17)する。なお、第2のスイッチ
ング素子21のON時のドレイン−ソース間電圧は小さ
く無視できるので、スイッチング制御回路7の起動開始
までの時間T1は、T1=C1×VCCon/(Vin/RS
−ICC1) となる。
と、出力電圧VOUTは上昇(S18)するが、この時点
ではまだ第2のスイッチング素子21はON状態であ
り、起動電流ISは流れ続けている。次に、出力電圧V
OUTが上昇(S19)を続け、VOUT>VCC+VD 但
し、VDはダイオード14の順方向電圧。となると、ダ
イオード14を介して出力側から制御回路電圧VCCへ帰
還電流IDが供給され始め(S20)、制御回路電圧V
CCは上昇する。そして、第1の定電圧素子23のツェナ
ー電圧をVZD1とすると、 VCC>VZD1−VGSth となると、第2のスイッチング素子21はOFF(S2
1)し、起動電流ISが流れなくなり(S22)、以後
はスイッチング制御回路7は出力からの帰還電流IDに
より動作する(図2期間T4)。
OUTを分圧した検出電圧が検出され、出力電圧VOUTが所
定の電圧に達する(S23)と、スイッチング制御回路
7は出力パルスを例えば、図示しない一定の出力パルス
周期にてパルス幅を変化させる(PWM方式)、また一
定のパルス幅にて出力パルス周期を変化させる(PFM
方式)、もしくはパルスをある期間連続で出力し、また
ある期間停止することを繰り返す(間欠発振方式)等に
より第1のスイッチング素子6を制御することにより、
出力電圧VOUTは定電圧化される。
路7の制御回路電圧をVCCcontとすれば、 VCCcont=VOUT−VD となる(図2期間T5)。
回路では、起動抵抗9には起動時(期間T1〜T3)の
み電流が流れるため、起動後の起動抵抗9の電力損失は
零になるため、起動抵抗9には許容損失が小さい抵抗を
用いることができ、また、電力損失による発熱を放熱さ
せる放熱手段を必要としないので、スイッチング電源回
路101に入力される電源電圧は広範囲な電圧に対応す
ることができる。なお、上記実施の形態1の電源は、交
流電源1を変圧器2にて変圧させたが、交流電源1を直
接、整流器3に入力し整流させても良く、また、変圧器
2、整流器3が配設されない直流電源であっても良い。
スイッチング電源回路の動作を示すタイムチャートで、
起動抵抗9の抵抗値を上述した実施の形態1のものより
小さくしたもので、回路構成は図1と同様である。
2のスイッチング電源回路の動作について説明する。交
流電源1が印加され、変圧器2で変圧された後、整流器
3で整流した直流電源がスイッチング電源回路101に
入力される。入力された入力電圧Vinは上昇(S31)
し、バイアス抵抗22にも電圧が印加され、バイアス電
流IBが流れる。この電流により第2のスイッチング素
子21のゲートの電圧がしきい値電圧VGSthに達する
と、第2のスイッチング素子21はON(S32)す
る。なお、第2のスイッチング素子21は電圧駆動素子
であり、また、ゲートの容量が非常に小さいため、バイ
アス抵抗22の抵抗値は非常に大きな値にすることが可
能であるため、バイアス抵抗22の電力損失は小さくす
ることができる。
と、起動抵抗9に電圧VS(S33)が印加され、起動
電流ISが流れる(S34)。この起動電流ISにより、
コンデンサ8が充電され、スイッチング制御回路7の制
御回路電圧VCCが上昇(S35)し、スイッチング制御
回路7の動作開始電圧VCConに達する(S36)と
(図3期間T1)、スイッチング制御回路7は動作を開
始(S37)する。
時のドレイン−ソース間電圧は小さく無視できるので、
スイッチング制御回路7の起動開始までの時間T1は、
上述した実施の形態1.と同じく、 T1=C1×VCCon/(Vin/RS−ICC1) であり、起動抵抗9の抵抗値RSを小さくすることによ
り、電源の起動時間の高速化が図れる(図3期間T
1)。また電流ISが大きいため、スイッチング制御回
路7が動作を開始して消費電流が増え、制御回路電圧V
CCが放電する期間(図3期間T2)の電圧降下を抑える
ことができる。そして出力電圧VOUTが上昇し、定電圧
化される動作については上記実施の形態1と同様である
(図3期間T3、T4、T5)。
態3を示すスイッチング電源回路の接続図、図5は図4
の動作を示すタイムチャートである。図において、10
2はスイッチング電源回路で、上述した実施の形態2か
ら平滑コンデンサ4を削除したものである。
の動作について説明する。交流電源1が印加されると入
力電圧Vinは上昇(S51)し、バイアス抵抗22にも
電圧が印加され、バイアス電流IBが流れる。この電流
により第2のスイッチング素子21のゲートに電圧が印
加され、第2のスイッチング素子21のしきい値電圧V
GSthまで上昇すると、第2のスイッチング素子21は
ON(S52)する。第2のスイッチング素子21がO
Nすると、起動抵抗9に電圧VSが印加(S53)さ
れ、電流ISが流れる(S54)。
され、スイッチング制御回路7の制御回路電圧VCCが上
昇(S55)し、スイッチング制御回路7の動作開始電
圧V CConに達すると、スイッチング制御回路7は動作
を開始(S56)する。スイッチング制御回路7が動作
を開始すると、従来例と同じく出力電圧VOUTは上昇
(S57)し、VOUT>VCC+VD となるとダイオード
14を介して出力側から制御回路電圧VCCへ帰還電流I
Dが供給開始(S58)され、制御回路電圧VCCは上昇
(S59)する。
リップルがあるため、 Vin<VCC+VGSth となると、第2のスイッチング素子21はOFF(S6
0)し、電流ISの供給は停止(S61)される。また
帰還電流IDは流れ続けるが、入力電圧Vinが小さくス
イッチングトランス5へのエネルギー蓄積がなされない
ため、出力側へのエネルギー放出ができず、出力電圧V
OUTおよび制御回路電圧VCCは降下(S62)する。
すると、第2のスイッチング素子21は再度ON(S6
4)し電流ISが流れる(S65)。またスイッチング
トランス5へのエネルギー蓄積がなされ、出力電圧V
OUTも再度上昇(S66)する。そして、第1の定電圧
ダイオード23のツェナー電圧をVZD1とすると、 VCC>VZD1−VGSth となると、第2のスイッチング素子21はOFF(S6
7)し、以後はスイッチング制御回路7は出力からの帰
還電流IDにより動作し(図5期間T6)、そして実施
の形態1と同じく出力電圧VOUTは定電圧化される。
イッチング電源回路によれば、スイッチング制御回路7
の動作開始電圧VCConに達する時間(T1)が短く、
平滑コンデンサを装着しない構成としても、電源リップ
ルの影響を受けることがない。この結果、外形が大きい
平滑コンデンサを装着しないので装置を小形化ができ
る。
態4を示すスイッチング電源回路の接続図、図7は図5
の動作を示すタイムチャートである。図において、起動
抵抗9が第2のスイッチング素子21の出力側(ソース
側)に接続されている以外は実施の形態1と同様であ
る。
が印加され、入力電圧Vinが上昇(S71)すると、実
施の形態1と同様に、第2のスイッチング素子21がO
N(S72)し、起動電流ISが流れ(S73)、スイ
ッチング制御回路7が動作(S74)する。
ェナー電圧をVZD1、第2のスイッチング素子21のゲ
ートしきい値電圧をVGSthとすると、起動電流I
Sは、 IS=(VZD1−VGSth−VCC)/RS となり、ISが一定以上の電流とはならないリミッタ回
路を構成する。
VZD1−VGSthとなり、上記実施の形態1に比べ、小
さな値となる。また、第2のスイッチング素子のドレイ
ン−ソース間電圧VDSは、 VDS=Vin−VCC−VS となり、第2のスイッチング素子21が電圧を負担する
ことになる。
が上昇を続け(図7期間T2、T3)、 VCC>VZD1−(VGSth+VS) となると、第2のスイッチング素子21はOFF(S7
4)し、以後スイッチング制御回路7は出力からの帰還
電流IDにより動作する(図7期間T4)。そして実施
の形態1と同じく出力電圧VOUTは定電圧化され、この
ときのVCCcontは、 VCCcont=VOUT−VD となる(図7期間T5)
を第2のスイッチング素子21が負担するので、起動抵
抗9に印加される電圧が小さく、起動抵抗9には小さな
許容損失の抵抗が使用でき、スイッチング電源回路の小
型化が可能である。
態4を示すスイッチング電源回路の接続図、図9は図8
の動作を示すタイムチャートである。図において、31
は出力からの帰還経路に直列に挿入された、例えば定電
圧ダイオードである第2の定電圧素子である。
印加後、入力電圧Vinが上昇(S81)すると、実施の
形態2と同様に、第2のスイッチング素子21がON
(S82)し、起動電流ISが流れ(S83)、スイッ
チング制御回路7が動作(S84)し、出力電圧VOUT
が上昇する動作は上記実施の形態1と同様である。(図
9期間T1、T2)
電圧素子31のツェナー電圧をVZD2とすると、 VOUT>VCC+VD+VZD2 となると、ダイオード14、第2の定電圧素子31を介
して出力電圧VOUTから帰還電流IDが流れ(S85)、
VCCは上昇する(図9期間T3)。
シェナー電圧をVZD1、第2のスイッチング素子21の
ゲートしきい値電圧をVGSthとすると、 VCC>VZD1−VGSth となると、第2のスイッチング素子21はOFF(S8
6)し、以後スイッチング制御回路7は出力からの帰還
電流IDにより動作する(図9期間T4)。
電圧化されるが、このときの制御回路電圧VCCcont
は、 VCCcont=VOUT−VD−VZD2 となる(図9期間T5)。
VCCcontが上記実施の形態1〜4に比べVZD2に相
当する電圧分小さくなるため、スイッチング制御回路7
の消費電力を小さくすることができる。
形態4を示すスイッチング電源回路の接続図、図11は
図10の動作を示すタイムチャートである。
挿入された例えば、トランジスタである第3のスイッチ
ング素子、42は第3のスイッチング素子41のバイア
ス抵抗、43は例えば定電圧ダイオードである第3の定
電圧素子、44は第2のスイッチング素子21のゲート
に接続される、例えばトランジスタである第4のスイッ
チング素子、45、46は第4のスイッチング素子44
のバイアス抵抗、47は出力電圧VOUTと、第4のスイ
ッチング素子44のベースとの間に接続された例えば、
第3の定電圧素子43と同様の定電圧特性を有する定電
圧ダイオードである第4の定電圧素子である。
態5が、定電圧ダイオード31により、帰還電流IDが
流れ始める出力電圧VOUTが上述した実施の形態1〜4
に比べツェナー電圧VZD2相当分大きくなるため、その
対策としてスイッチング動作を保持するコンデンサ8の
容量を増やして、時定数を上げるなどの方策が取られる
が、この場合、起動時間が遅くなる問題点があった。
ト−ソース間電圧VGS、第1の定電圧ダイオード23の
電圧VZ、制御回路電圧VCCの関係は、 VCC=VZ−VGS となるが、制御回路電圧VCCは動作状態により変動する
ため、第2のスイッチング素子21のしきい値電圧VGS
th、スイッチング制御回路7の動作開始電圧V CCo
n、出力電圧VOUTが定電圧化されたときの制御回路電
圧VCCcont、第1の定電圧ダイオード23のツェナ
ー電圧VZD1の関係は、 VCCon<VZD1−VGSth<VCCcont=VOUT−
VD−VZD2 となる必要がある。
ZD1−VGSthの幅がVZD2分小さくなることになる
(図9(ア))。通常、第2のスイッチング素子21の
しきい値電圧VGSthは数V単位のバラツキがあり、ま
た出力電圧VOUTのリップル分等を考慮した場合、VZD
2をあまり大きくできず、低発熱化の効果が薄れるとい
った問題があった。
は以上の問題を解決するために成されたもので、以上の
ように構成された実施の形態6のスイッチング電源回路
の動作について説明する。交流電源1が印加後、入力電
圧Vinが上昇(S91)すると、実施の形態1と同様
に、第2のスイッチング素子21がON(S92)し、
起動電流ISが流れ(S93)、スイッチング制御回路
7が動作(S94)し、出力電圧VOUTが上昇する動作
は上記実施の形態1と同様である。(図11期間T1、
T2)
イッチング素子41のベース−エミッタ間電圧をVBE1
とすると VOUT>VCC+VD+VBE1 となると、ダイオード14を介してVOUTから帰還電流
IDが流れ(S95)、制御回路電圧VCCは上昇する
(図11期間T3)。
圧素子43のツェナー電圧をVZD3とした場合、 VOUT>VD+VZD3 となると、制御回路電圧VCCは、 VCC=VZD3−VBE1 にクリップされ定電圧化される。
ス−エミッタ間電圧をVBE2とすると、第4の定電圧素
子47のツェナー電圧は第3の低電圧素子43のツェナ
ー電圧VZD3と同じであるから、 VOUT>VZD3+VBE2 となると、第4のスイッチング素子44はONし、第2
のスイッチング素子21のゲート電圧が電源のマイナス
と同電位になるため、第2のスイッチング素子21はO
FF(S96)する。以後スイッチング制御回路7は出
力からの帰還電流IDにより動作する(図11期間T
4)。
が、このときの制御回路電圧VCCcontは、定電圧化
されているので、 VCCcont=VZD3−VBE1 となる(図11期間T5)。
が流れるまでの動作は上記実施の形態1〜4とほぼ同じ
であり、コンデンサ8の容量を増やす必要がなく起動時
間への影響もない。また第2のスイッチング素子21が
ONするまでの条件は、 VCCon<VZD1−VGSth となるが、第2のスイッチング素子21がONし、出力
電圧VOUTが上昇して、第4のスイッチング素子44の
ONにより第2のスイッチング素子21がOFFしたあ
とは、第2のスイッチング素子21のしきい値電圧VGS
thは第2のスイッチング素子21の再導通には影響せ
ず、第4のスイッチング素子44のしきい値電圧に依存
する。このしきい値電圧は、出力電圧VOUTに対して VZD3+VBE2 のヒステリシスを持つことになるため、第2のスイッチ
ング素子21のしきい値電圧VGSthのバラツキ、出力
電圧VOUTのリップル分等の影響が少なく容易に制御回
路電圧VCCを下げることができ、低消費電力化が可能で
ある。
上説明したように構成されているので、以下に記載され
るような効果を奏する。
起動時には直流電源または整流される交流電源から供給
させ、起動後はスイッチングトランスの出力電流に切換
えて供給させるので、スイッチング電源回路の消費電力
を低減させることができる。
流は、起動時には起動抵抗と第2のスイッチング素子を
介して直流電源または整流される交流電源から供給さ
せ、起動後は上記第2のスイッチング素子をオフしてス
イッチングトランスの出力電流に切換えて供給させるの
で、起動時のみ起動抵抗に電流が流れるため、起動抵抗
の電力損失を小さくすることができ、装置を大形化する
ことなく広範囲な入力電圧に対応するスイッチング電源
回路を提供することができる。
抗と第1の定電圧素子と、ゲート端子が上記バイアス抵
抗と第1の定電圧素子の接続点に接続されドレイン端子
が起動抵抗を介して上記電源のプラス側に接続されソー
ス端子がコンデンサを介して上記電源のマイナス側に接
続されると共にスイッチング制御回路の電源供給端子へ
接続された第2のスイッチング素子と、一方端がスイッ
チングトランスの出力端子に接続され他方端が上記スイ
ッチング制御回路の電源供給端子へ接続された帰還ダイ
オードとを備えたので、起動電流を大きくでき、短時間
にスイッチング電源回路を立ち上げることができる。
抗と第1の定電圧素子と、ゲート端子が上記バイアス抵
抗と第1の定電圧素子の接続点に接続されドレイン端子
が上記電源のプラス側に接続されソース端子が直列接続
された起動抵抗とコンデンサを介して上記電源のマイナ
ス側に接続されると共に上記起動抵抗とコンデンサの接
続点がスイッチング制御回路の電源供給端子へ接続され
た第2のスイッチング素子と、一方端がスイッチングト
ランスの出力端子に接続され他方端が上記スイッチング
制御回路の電源供給端子へ接続された帰還ダイオードと
を備えたので、起動抵抗に印加される電圧が小さくな
り、起動抵抗に許容損失の小さい抵抗を使用でき、スイ
ッチング電源回路を小型にすることができる。
第2の定電圧素子を備えたので、制御回路電圧VCCco
ntが小さくなり、スイッチング電源回路の消費電力を
小さくすることができる。
された第3のスイッチング素子と、一方端がバイアス抵
抗と第1の定電圧素子の接続点に接続され他方端が電源
のマイナス側に接続された第4のスイッチング素子とを
備えたので、第2のスイッチング素子のしきい値電圧V
GSthのバラツキ、出力電圧VOUTのリップル分等の影
響が少なく容易に制御回路電圧VCCを下げることがで
き、低消費電力化ができる。
電源回路の接続図である。
イムチャートである。
回路の動作を示すタイムチャートである。
電源回路図である。
イムチャートである。
電源回路の回路図である。
イムチャートである。
電源回路の回路図である。
イムチャートである。
グ電源回路の接続図である。
すタイムチートである。
る。
サ 5 スイッチングトランス 6 第1のスイッ
チング素子 7 スイッチング制御回路 8 コンデンサ 9 起動抵抗 10 出力ダイオー
ド 11 コンデンサ 12 検出抵抗 13 検出抵抗 14 帰還ダイオ
ード 21 第2のスイッチング素子 22 バイアス抵
抗 23 第1の定電圧素子 24 抵抗 31 第2の定電圧素子 41 第3のスイ
ッチング素子 42 バイアス抵抗 43 第3の定電
圧素子 44 第4のスイッチング素子 45 バイアス抵
抗 46 バイアス抵抗 47 第4の定電
圧素子。
Claims (6)
- 【請求項1】 入力される直流電源または整流される交
流電源をスイッチングする第1のスイッチング素子と、
この第1のスイッチング素子を制御するスイッチング制
御回路と、上記第1のスイッチング素子のスイッチング
信号によって入力された電源電圧を変圧して出力するス
イッチングトランスとを備えるスイッチング電源回路に
おいて、上記スイッチング制御回路に供給する電流は、
起動時には上記直流電源または整流される交流電源から
供給させ、起動後は上記スイッチングトランスの出力電
流に切換えて供給させることを特徴とするスイッチング
電源回路。 - 【請求項2】 上記スイッチング制御回路に供給する電
流は、起動時には起動抵抗と第2のスイッチング素子を
介して上記直流電源または整流される交流電源から供給
させ、起動後は上記第2のスイッチング素子をオフして
上記スイッチングトランスの出力電流に切換えて供給さ
せることを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源
回路。 - 【請求項3】 上記電源間に直列に接続したバイアス抵
抗と第1の定電圧素子と、ゲート端子が上記バイアス抵
抗と第1の定電圧素子の接続点に接続されドレイン端子
が上記起動抵抗を介して上記電源のプラス側に接続され
ソース端子がコンデンサを介して上記電源のマイナス側
に接続されると共に上記スイッチング制御回路の電源供
給端子へ接続された第2のスイッチング素子と、一方端
が上記スイッチングトランスの出力端子に接続され他方
端が上記スイッチング制御回路の電源供給端子へ接続さ
れた帰還ダイオードとを備えたことを特徴とする請求項
2記載のスイッチング電源回路。 - 【請求項4】 上記電源間に直列に接続したバイアス抵
抗と第1の定電圧素子と、ゲート端子が上記バイアス抵
抗と第1の定電圧素子の接続点に接続されドレイン端子
が上記電源のプラス側に接続されソース端子が直列接続
された上記起動抵抗とコンデンサを介して上記電源のマ
イナス側に接続されると共に上記起動抵抗とコンデンサ
の接続点が上記スイッチング制御回路の電源供給端子へ
接続された上記第2のスイッチング素子と、一方端がス
イッチングトランスの出力端子に接続され他方端が上記
スイッチング制御回路の電源供給端子へ接続された帰還
ダイオードとを備えたことを特徴とする請求項2記載の
スイッチング電源回路。 - 【請求項5】 上記帰還ダイオードと直列に挿入された
第2の定電圧素子を備えたことを特徴とする請求項3ま
たは請求項4記載のスイッチング電源回路。 - 【請求項6】 上記帰還ダイオードと直列に挿入された
第3のスイッチング素子と、一方端が上記バイアス抵抗
と第1の定電圧素子の接続点に接続され他方端が上記電
源のマイナス側に接続された第4のスイッチング素子と
を備えたことを特徴とする請求項3記載のスイッチング
電源回路。
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JP2006296049A (ja) * | 2005-04-07 | 2006-10-26 | Toyota Motor Corp | 電源制御装置 |
KR20150067655A (ko) * | 2013-12-10 | 2015-06-18 | 엘지전자 주식회사 | 모터 구동장치 및 이를 구비하는 공기조화기 |
-
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- 2001-10-23 JP JP2001325453A patent/JP3798289B2/ja not_active Expired - Lifetime
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