JP3676410B2 - 振動型圧縮機の電源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、振動型圧縮機の電源装置、特に磁界中に振動するドライブコイルを備えた振動型圧縮機において、ドライブコイルに生じる逆起電圧の0V近傍の回復を検出し、そのタイミングで外部からドライブコイルに駆動電流を供給せしめる交流電圧を発生させ、当該交流電圧をバイポーラトランジスタを介して振動型圧縮機を効率よく運転できるようにした振動型圧縮機の電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、振動型圧縮機の電源装置は、複雑な回路構成で振動型圧縮機の機械的な振動に一致する周波数の交流電圧を発生させ(特願昭54−74184号)、その周波数の交流電圧を振動型圧縮機に供給するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の振動型圧縮機の回路構成は複雑であるため、ディスクリートで回路が組立てられており、コストが高く、そのメンテナンスも複雑困難な欠点があった。
【0004】
本発明は、上記の欠点を解決することを目的としており、直流を交流に変換するスイッチング素子にバイポーラトランジスタを使用すると共に、当該バイポーラトランジスタをスイッチングさせるためのパルス生成にタイマICを用い、回路構成を簡素化すると共に、コストの低減をはかるようにした振動型圧縮機の電源装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を解決するために、本発明の振動型圧縮機の電源装置は直流電圧を交流電圧に変換し、振動型圧縮機に交流電圧を供給する構成の振動型圧縮機の電源装置において、振動型圧縮機を駆動する1個のバイポーラトランジスタと、バイポーラトランジスタをスイッチングをさせるためのパルスを生成するタイマICと、バイポーラトランジスタのオフ期間に振動型圧縮機が発生させる反起電圧の0V近傍に回復するタイミングをとらえ、そのタイミングでタイマICの出力を強制的に反転させるタイマ強制作動回路と、タイマICの出力に基づいてバイポーラトランジスタを制御するベース電流供給回路とを備えたことを特徴としている。
【0006】
【作用】
振動型圧縮機への電源供給をバイポーラトランジスタで制御し、バイポーラトランジスタをスイッチングをさせるためのパルスをタイマICで発生させ、振動型圧縮機に所定のタイミングで交流電圧を印加するために、タイマ強制作動回路で当該タイマICの出力を強制的に反転させるように構成したので、部品点数が少なく、かつ簡素化した回路構成で振動型圧縮機を効率良く運転することができる。
【0007】
【実施例】
図1は本発明に係る振動型圧縮機の電源装置の一実施例構成を示している。
同図において、振動型圧縮機1はバイポーラトランジスタ2のコレクタとアースとの間に接続されており、バイポーラトランジスタ2のエミッタはバッテリ3の正極側に接続されている。バイポーラトランジスタ2のベースはベース電流供給回路5に接続されている。
【0008】
ベース電流供給回路5はタイマIC6(例えばNE555)が出力するパルス信号を受け、これを基にバイポーラトランジスタ2にベース電流を流させる。当該タイマIC6は安定化回路7から電源電圧Vcc1が供給される。タイマIC6は非安定マルチバイブレータとして動作し、その出力のオンオフ時間は、そのピン番号6,7に、図示の如く接続された抵抗R3,R4、コンデンサC4によって定まり、通常においてはオン時間T1=0.693(R3+R4)・C4、オフ時間T2=0.693・R4・C4で表される。
【0009】
当該タイマIC6のピン番号5には、タイマ強制作動回路8が接続されおり、後に説明するようにピン番号3のオフの出力を或るタイミングで強制的にオンにさせる。
【0010】
また上記ベース電流供給回路5には、庫内の温度を一定に保つサーモコントロール回路10が接続されている。なお、9はファン駆動回路である。
この様に構成された本発明の振動型圧縮機の電源装置の動作を次に説明する。
【0011】
バイポーラトランジスタ2がオフの時、振動型圧縮機1のインダクタンスによりバイポーラトランジスタ2のコレクタ側に図3図示の反起電圧が発生する。このバイポーラトランジスタ2のオフ期間に振動型圧縮機1が発生させる反起電圧の0V近傍に回復するタイミングをとらえ、そのタイミングでタイマIC6の出力を強制的に反転させることにより、振動型圧縮機1の振動周期に一致した交流電流を発生させることができるのである。
【0012】
以降図2の動作説明タイムチャートを参照しながら説明する。
タイマIC6のピン番号3の出力がLになると(図2▲1▼)、通常はオンとなっているトランジスタTR3を介してバイポーラトランジスタ2にベース電流が流れ(図2▲2▼)、バイポーラトランジスタ2はオンとなる。従ってバッテリ3の電圧が振動型圧縮機1に印加される(図2▲3▼)。振動型圧縮機1に電圧を印加すべき時間は振動型圧縮機1の構造上その最適時間が経験的に決まっていて、上記オフ時間T2に設定される。
【0013】
このオフ時間T2が経過すると、タイマIC6のピン番号3の出力がHとなり(図2▲1▼)、バイポーラトランジスタ2がオフになる。そのとき振動型圧縮機1のインダクタンスにより図3図示の如く、深い負の電圧を有す反起電圧が発生する(図2▲3▼)。この反起電圧はやがて回復し0Vを超えようとするが、この零クロス点(図3のX点)までの時間は振動型圧縮機1の圧力条件や温度条件等で変化する。そして図3のX点で次のパルスを印加すると効率が最も良くなることが、経験的に知られており、このタイミングでタイマ強制作動回路8を働かせ、この反起電圧が0Vを超えようとしたタイミングでタイマIC6の出力をHからL、すなわちオン時間T1からオフ時間T2に強制的に反転させている。
【0014】
バイポーラトランジスタ2がオフの間そのコレクタは上記反起電圧で負電位(図2▲3▼)であるので、タイマ強制作動回路8内のトランジスタTR2のベースは逆バイアスされており、当該トランジスタTR2はオフとなっている。反起電圧が回復しバイポーラトランジスタ2のコレクタ側が0Vを超えようとすると、そのタイミングでトランジスタTR2がオンとなり、そのコレクタ側c点はHからLに反転する(図2▲5▼)。このコレクタ側c点のHからLへの変化は抵抗R6とコンデンサC6との微分回路によって微分され、図2▲6▼に示されたトリガ波形がダイオードD3のカソード側d点に現れる。なおトランジスタTR2がオフとなりそのコレクタ側c点がLからHに変化するとき現れる上側の点線で示されたトリガ波形は、ダイオードD4でVcc1にクランプされて消滅する。
【0015】
この抵抗R6とコンデンサC6との微分回路によって微分された上記のトリガ波形が、ダイオードD3を通ってタイマIC6のピン番号5に入力される。当該タイマIC6のピン番号5は、ピン番号3から出力される上記オン時間T1のコントロール入力となっており、ピン番号5に入力する電圧はピン番号6のコンデンサC4の充電電圧と比較され、ピン番号5の電圧がピン番号6の電圧より低いとき、ピン番号3の出力が反転するようにコントロールされる。通常、当該ピン番号5は電源電圧Vccの2/3に設定されていてピン番号6に入力するコンデンサC4の充電電圧より高くなっている(図2▲7▼)。しかしながら図2▲7▼に示されている様に、上記トリガ波形が入力することにより、ピン番号6の電圧が2/3Vccに到達する前に、ピン番号5の電圧はピン番号6のコンデンサC4の充電電圧より低くなり、トリガされて、このタイミングでピン番号3の出力は強制的にHからLへ反転させられる。すなわちピン番号3のオン時間T1は強制的に終了とされ、上記のオフ時間T2が発動する(図2▲1▼)。
【0016】
この時オフ時間T2は2/3Vccよりも低い電圧から始まるため、オフ時間T2が上記のT2=0.693・R4・C4より短くなるが、ほぼ一定のオフ時間が得られる。本発明でのオフ時間T2の値はこの短くなることを考慮して定められる。
【0017】
なお図2▲7▼の1/3Vcc及び2/3Vccのレベルは、タイマIC6のピン番号5は使用されずピン番号6のコンデンサC4の充電電圧がこのレベルに到達したときピン番号3に、オン時間、オフ時間をそれぞれ発動させるレベルを表している。
【0018】
サーモコントロール回路10のOPアンプOP2は、抵抗R17とサーミスタTH1とで分圧された電圧と安定化されたVcc1の電圧を抵抗R18及び20とR19とで分圧した基準電圧とを常に比較している。サーミスタTH1は温度が下がるとその抵抗値が上がるので、冷蔵庫内が設定温度以下になるとOPアンプOP2の出力はLとなり、トランジスタTR3のベースを吸い込んで、トランジスタTR3をオフにする。これによりバイポーラトランジスタ2はオフとなる。冷蔵庫内の温度が上昇すると、OPアンプOP2の出力は反転してHとなり、OPアンプOP2の出力がHであればバイポーラトランジスタ2は、タイマIC6の出力するパルス信号によりオンに制御され、振動型圧縮機1は再び運転を再開する。
【0019】
また、冷蔵庫内が設定温度以下になると、上記説明の通りOPアンプOP2の出力はLになるが、OPアンプOP2の出力がLとなると、トランジスタTR4,トランジスタTR5が共にオフとなり、ファンFは停止する。冷蔵庫内が設定温度以上になると、トランジスタTR4,トランジスタTR5が共にオンとなり、ファンFは作動する。
【0020】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明によれば、直流を交流に変換するスイッチング素子にバイポーラトランジスタを使用すると共に、当該バイポーラトランジスタをスイッチングさせるためのパルス生成にタイマICを用いたので、回路が簡素化し、部品の点数が少なくなり、組立て工数が低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る振動型圧縮機の電源装置の一実施例構成である。
【図2】動作説明タイムチャートである。
【図3】振動型圧縮機に発生する反起電圧説明図である。
【符号の説明】
1 振動型圧縮機
2 バイポーラトランジスタ
3 バッテリ
5 べース電流供給回路
6 タイマIC
8 タイマ強制作動回路

Claims (2)

  1. 直流電圧を交流電圧に変換し、振動型圧縮機に交流電圧を供給する構成の振動型圧縮機の電源装置において、
    振動型圧縮機を駆動する1個のバイポーラトランジスタと、
    バイポーラトランジスタをスイッチングさせるためのパルスを生成するタイマICと、
    バイポーラトランジスタのオフ期間に振動型圧縮機が発生させる反起電圧の0V近傍に回復するタイミングをとらえ、そのタイミングでタイマICの出力を強制的に反転させるタイマ強制作動回路と、
    タイマICの出力に基づいてバイポーラトランジスタを制御するベース電流供給回路とを備えたことを特徴とする振動型圧縮機の電源装置。
  2. 請求項1において、庫内温度を制御するサーモコントロール回路を備え、庫内温度が設定温度以下になったとき、上記ベース電流供給回路をオフにさせ、バッテリの電源供給を停止してバッテリ電源の電力節減を行うようにしたことを特徴とする振動型圧縮機の電源装置。
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