JPH0719625A - 振動圧縮機の駆動方式 - Google Patents

振動圧縮機の駆動方式

Info

Publication number
JPH0719625A
JPH0719625A JP16790493A JP16790493A JPH0719625A JP H0719625 A JPH0719625 A JP H0719625A JP 16790493 A JP16790493 A JP 16790493A JP 16790493 A JP16790493 A JP 16790493A JP H0719625 A JPH0719625 A JP H0719625A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
output
binary counter
data
output port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16790493A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Akazawa
直樹 赤澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sawafuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Sawafuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sawafuji Electric Co Ltd filed Critical Sawafuji Electric Co Ltd
Priority to JP16790493A priority Critical patent/JPH0719625A/ja
Publication of JPH0719625A publication Critical patent/JPH0719625A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 汎用性の高い4ビットマイクロプロセッサを
用いて周波数精度の高い制御を可能にする。 【構成】 冷媒温度検出器4,5とその出力信に対応す
る所定周波数の駆動電力をトランジスタTR,TR
を介して発生させる制御部1とを備え、共振状態で駆動
させる振動圧縮機2の駆動方式で温度検出器4,5の検
出信号に基づく出力ポートのデータがそれぞれセットさ
れる4ビットマイクロプロセッサ31と、この各出力ポ
ートのデータを論理変換させるバイナリカウンタ32と
4ビットマイクロプロセッサの各出力ポートのデータと
バイナリカウンタのカウント内容とから論理を合成する
論理合成回路37とこの回路の出力データに対してその
論理をとると共に、バイナリカウンタをリセットさせる
ノア回路34とノア回路の出力信号で動作するフリップ
フロップ回路33とを具備したドライブ回路14を備え
て構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動圧縮機の駆動方
式、特に冷媒温度に対応して定まる所定周波数の駆動電
力を用い、上記圧縮機を駆動するように構成された駆動
制御装置において、汎用性は高いが動作速度の遅い、例
えば4ビットマイクロプロセッサで周波数精度が高く、
位相制御を行い得るようにした振動圧縮機の駆動方式に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、振動式の圧縮機を用いてガス状
の冷媒を圧縮して液化し、当該液化した冷媒が気化する
際の気化熱を利用して冷却等を行う、例えば車載用の冷
蔵庫が知られている。そして、従来、上記冷蔵庫に用い
られる振動型圧縮機の駆動制御装置として、図5図示の
如きものが知られている。
【0003】図5において、図中の符号1は制御部、2
は振動圧縮機、3は変圧器、4は第1の温度検出器(T
s)、5は第2の温度検出器(Td)、6はサーモ装
置、6′はボリューム、11および12は温度−電圧変
換部、13は演算部、14はドライブ回路、15はエバ
ポレータ温度比較器、16はトランス、17は交流検出
器、18はサージ吸収回路、19は過電流検出回路、2
0,21はリレー、22,23はアンド回路、24,2
5はオア回路、26はインバータ、27,28はダイオ
ード、29はシャント、TR1 ,TR2 はスイッチング
用のトランジスタを表している。
【0004】第1の温度検出器(Ts)4は、図示省略
した冷蔵庫のエバポレータの温度を検出し、第2の温度
検出器(Td)5は、図示省略した冷蔵庫のワイヤ・コ
ンデンサの温度を検出する。
【0005】サーモ装置6は、冷蔵庫の庫内温度を設定
するためのものであり、該サーモ装置6に設けられてい
るボリューム6′の設定に応じて冷蔵庫の庫内温度が設
定される。
【0006】温度−電圧変換部11および12は、上記
第1の温度検出器(Ts)4および第2の温度検出器
(Td)5によって検出された信号を所定の電気信号に
変換するものである。
【0007】演算部13は、上記温度−電圧変換部11
および12によって変換された電気信号にもとづいて振
動圧縮機2が共振状態で駆動する周波数に対応する電圧
を生成するためのものである。
【0008】ドライブ回路14は、演算部13から供給
された電圧に対応する形の周波数の駆動信号を図中トラ
ンジスタTR1 およびTR2 に供給して、図示直流電源
(DC)から変圧器3の1次側巻線にいわば矩形波の形
であって極性が異なる巻線に対して交互に切り換わる態
様で電流を供給するためのものである。該変圧器3の2
次側巻線から得られた交流電圧は振動圧縮機2に供給さ
れ、当該振動圧縮機2は常に共振する状態で駆動、即ち
最大効率で駆動されることとなる。
【0009】エバポレータ温度比較器15は、上記ボリ
ューム6′で設定された冷蔵庫の庫内設定温度の信号
と、上記エバポレータの温度を検出している第1の温度
検出器4からの信号(温度−電圧変換部11の出力信
号)とを電気的に比較し、サーモ装置6側の設定温度よ
りもエバポレータ側の温度が低くなったとき、論理
「L」を出力する。該論理「L」の出力は否定入力端子
をもつオア回路25を介してドライブ回路14に対する
ストップ信号となると共に、アンド回路22を介してリ
レー21の接点をオフにさせ、該リレー21を介してト
ランジスタTR1 ,TR 2 への直流電源の供給を遮断さ
せる。
【0010】トランス16は、冷蔵庫が商用電源(A
C)に接続されたとき、その検出のため該商用電源の電
圧を降下させるためのもので、2次側に接続されている
交流検出器17へ商用電源の電圧を降下して供給する。
【0011】交流検出器17は商用電源が入力されたか
どうかを検出するもので、商用電源が入力されたとき、
論理「H」を出力する。該論理「H」はオア回路25を
介してドライブ回路14に対するストップ信号となると
共に、アンド回路22を介してリレー21の接点をオフ
にさせ、該リレー21を介して変圧器3、すなわちトラ
ンジスタTR1 ,TR2 への直流電源の供給を遮断させ
る。またアンド回路23を介してリレー20の接点をオ
ンにさせ、該リレー20を介して変圧器3へ交流電源を
供給させる。
【0012】サージ吸収回路18は、入力される直流電
源のサージ電圧を吸収してドライブ回路14へ直流電源
を供給すると共に、入力される直流電源の電圧が定めら
れた電圧より高いときに論理「H」を出力する。該論理
「H」はオア回路24を介してドライブ回路14に対
し、トランジスタTR1 ,TR2 の出力をコントロール
させ、振動圧縮機2のストロークを制御させる。
【0013】過電流検出回路19は、シャント29と共
にトランジスタTR1 ,TR2 に流れる過電流を検出す
るものであり、過電流検出回路19が過電流を検出する
と、ドライブ回路14に対しトランジスタTR1 ,TR
2 の動作を停止させる出力オフ・ラッチ信号を出力し
て、トランジスタTR1 ,TR2 等の破損を防止する。
【0014】以上説明した図5図示従来例においては、
温度−電圧変換部11および12の出力即ち冷蔵庫のエ
バポレータおよびワイヤ・コンデンサの温度や入力電圧
等にもとづいて、上記振動圧縮機2に供給される駆動電
圧の周波数と電圧値とが制御されている。
【0015】図5に示されている振動圧縮機2はバネの
共振を使っているので、上記駆動電圧の周波数により、
その出力や効率が可成り変化してしまう。そこで周波数
精度的には±0.2Hz以内が必要とされている。
【0016】また、吐出圧力、吸入圧力で振動圧縮機2
のピストンの振幅が変化する。例えば吐出圧力が下がる
と、バルブ打ちの現象が生じる。そのためインバータの
位相制御が行われるが、ディーティ比が2〜3%で可成
りの出力が変化してしまう。
【0017】図6は従来のインバータ部分の構成図を示
しており、上記周波数±0.2Hzの精度制御が図6の
回路構成で行われてきた。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示された従来の駆動制御装置の構成では駆動電圧の周波
数を、例えば50Hzで発振させても、50−0.2=
49.8Hzとの差は一周期で80μsec、半周期で
40μsecしかない。この場合ドライブ回路14にマ
イクロプロセッサを用いると、40μsecのなかでプ
ログラムを走らせることになるので、汎用性の高い4ビ
ットのマイクロプロセッサでは動作速度が間に合わず、
高速動作が可能な8ビットや16ビットのマイクロプロ
セッサを用いなければならない欠点があった。
【0019】また位相制御の点においても、図5に示さ
れた従来の駆動制御装置の構成では駆動電圧の周波数
を、例えば50Hzでディーティ比を80%から78%
に変える場合、200μsecの基本周期が必要にな
る。この場合ドライブ回路14にマイクロプロセッサを
用いると、200μsecのなかでプログラムを走らせ
ることになるので、汎用性の高い4ビットのマイクロプ
ロセッサでは動作速度が間に合わず、高速動作が可能な
8ビットや16ビットのマイクロプロセッサを用いなけ
ればならない欠点があった。
【0020】本発明は、上記の欠点を解決することを目
的としており、汎用性の高い、例えば4ビットのマイク
ロプロセッサを用いてその動作速度が遅くても周波数精
度±0.2Hz以内を満たし、また駆動電圧の大きさを
一定に保つようにする位相制御が可能な振動圧縮機の駆
動方式を提供することを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の振動圧縮機の駆動方式は冷媒温度を検出
する温度検出器と、当該温度検出器によって検出された
信号に対応して定まる所定周波数の駆動電力を第1、第
2のスイッチング素子を介して発生させるように制御す
る制御部とを備え、当該制御部によって発生された所定
周波数の駆動電力を用いて振動型圧縮機が実質状共振状
態で駆動されるように構成された振動圧縮機の駆動方式
において、上記制御部は、上記温度検出器によって検出
された信号に基づいてオープンコレクタの出力ポートに
データがセットされる低速動作のマイクロプロセッサ
と,所定の周波数のクロックをカウントするバイナリカ
ウンタと,上記オープンコレクタの出力ポートにセット
されるデータとバイナリカウンタのカウント内容とか
ら,上記出力ポートの対応ビット数のデータを合成する
論理合成回路と,当該バイナリカウンタの出力によって
定めされた論理合成回路の各出力ポート対応のデータに
対しノアをとると共に,その出力信号でバイナリカウン
タをリセットさせるノア回路と,当該ノア回路の出力信
号で上記第1、第2のスイッチング素子をそれぞれ動作
させるスイッチング駆動回路とを具備したドライブ回路
を備え、周波数精度±0.2Hz以内を可能にしてい
る。
【0022】そして位相制御を可能にするには、上記制
御部は上記温度検出器によって検出された信号に基づい
て,オープンコレクタの出力ポートにデータがセットさ
れる低速動作のマイクロプロセッサと,所定の周波数の
クロックをカウントするバイナリカウンタと,上記オー
プンコレクタの出力ポートにセットされるデータとバイ
ナリカウンタの内容とから,上記出力ポート対応のビッ
ト数のデータを合成する論理合成回路と,当該バイナリ
カウンタの出力によって定めされた論理合成回路の各出
力ポート対応のデータに対しノアをとると共に,その出
力信号でバイナリカウンタをリセットさせるノア回路
と,当該ノア回路の出力信号に基づいて上記第1、第2
のスイッチング素子をそれぞれ動作させると共に、所定
のタイミングでバイナリカウンタをリセットさせるスイ
ッチング駆動回路を具備したドライブ回路を備え、位相
制御を行っている。
【0023】
【実施例】図1は本発明に係る振動圧縮機の駆動方式の
一実施例構成を示すものであり、4ビットマイクロプロ
セッサとバイナリカウンタ等との組み合わせで簡単に周
波数精度の高い制御を可能ならしめたものである。
【0024】同図において、図5のものと同一のものは
同一の符号が付されており、31は4ビットマイクロプ
ロセッサ(MP)、32はバイナリカウンタ、33はフ
リップフロップ回路、34はノア回路、35はインバー
タ回路,37は論理合成回路を表している。
【0025】図1図示の実施例は本願明細書冒頭に説明
した図5図示の従来例と基本的には同様な構成を有する
ものであるが、当該図5の従来例に比べ低速動作の4ビ
ットマイクロプロセッサ31で±0.2Hz以内の周波
数精度を確保できる構成となっている。従って上記図5
図示の従来例と重複する動作説明は省略し、周波数精度
が±0.2Hz以内を確保される動作を説明する。
【0026】図1において、演算部13から、例えば5
0Hzの共振周波数制御信号が4ビットマイクロプロセ
ッサ31に入力すると、当該4ビットマイクロプロセッ
サ31の出力ポートA0 ないしA8 は図3(I) に示され
た出力ポートのデータがセットされる。ここで、4ビッ
トマイクロプロセッサ31の出力ポートA0 ないしA 8
はオープンコレクタとなっており、同図のHは後に説明
するバイナリカウンタ32の出力によって,論理合成回
路37内で論理変換される可能性を有している。
【0027】一方、4ビットマイクロプロセッサ31か
らバイナリカウンタ32へ、例えば48KHzの基本ク
ロック(CK)が送られており、当該バイナリカウンタ
32は48KHzの基本クロックをカウントする。バイ
ナリカウンタ32の各バイナリ出力は論理合成回路37
内の各インバータ回路35と抵抗とを介して4ビットマ
イクロプロセッサ31の対応出力ポートA0 ないしA8
にそれぞれ接続されており、4ビットマイクロプロセッ
サ31の出力ポートがHであり、バイナリカウンタ32
の対応バイナリ出力がHのとき、当該4ビットマイクロ
プロセッサ31の出力ポートのHは論理Lに変換され
る。
【0028】従ってバイナリカウンタ32のバイナリ出
力が4ビットマイクロプロセッサ31の出力ポートと同
じ論理,すなわちカウント値になったとき、ノア回路3
4からH信号が出力される。このH信号はフリップフロ
ップ回路33に対しトリガを掛け、またバイナリカウン
タ32に対しリセットを掛ける。これによりバイナリカ
ウンタ32は新たにカウントを再開する。再びノア回路
34からH信号が出力され、フリップフロップ回路33
の出力を反転させる。
【0029】ノア回路34から出力される上記H信号の
周期TはT=(29 −25 )/48KHz=10mse
c、従って変圧器3から振動圧縮機2へ印加する駆動電
圧の周波数、すなわち交流電圧の周波数は1/(2×1
0)msec=50Hzである。
【0030】今、4ビットマイクロプロセッサ31に入
力する共振周波数信号が変わり、当該4ビットマイクロ
プロセッサ31の出力ポートA0 ないしA8 に、図3(I
I)に示された出力ポートのデータがセットされたものと
する。つまり出力ポートA0がLからHへ1ビット変化
したものとする。
【0031】この時ノア回路34から出力される上記H
信号の周期TはT=(29 −25 +1)/48KHz=
10.02msec、従って変圧器3から振動圧縮機2
へ印加する駆動電圧の周波数すなわち交流電圧の周波数
は1/(2×10.02)msec=49.89Hzと
なる。
【0032】以上のことから、4ビットマイクロプロセ
ッサ31の出力ポートA0 ないしA 8 にセットする出力
ポートの内容を少なくとも1秒に1回セットし直すだけ
で、駆動電圧の周波数を0.2Hz以内の周波数精度で
制御することができる。
【0033】また上記説明では駆動電圧の周波数が50
Hzを例に挙げ説明したが、バイナリカウンタ32への
基本クロック(CK)を適切に選択することにより、任
意の周波数に対し0.2Hz以内の周波数精度で駆動電
圧の周波数を制御することができる。
【0034】図2は本発明に係る振動圧縮機の駆動方式
の他の実施例構成を示すものであり、4ビットマイクロ
プロセッサとバイナリカウンタ等との組み合わせで簡単
に位相制御を可能ならしめたものである。
【0035】同図において、図5のものと同一のものは
同一の符号が付されており、31,32,34,35,
37は図1のものに対応している。そして36はスイッ
チング駆動回路、38は発振器、39,40はアンド回
路を表している。
【0036】図2図示の実施例も本願明細書冒頭に説明
した図5図示の従来例と基本的には同様な構成を有する
ものであるが、当該図5の従来例に比べ低速動作の4ビ
ットマイクロプロセッサ31で位相制御ができる構成と
なっている。従って上記図5図示の従来例と重複する動
作説明は省略し、位相制御ができる動作を説明する。
【0037】図2において、演算部13から例えば位相
制御が80%で50Hzの共振周波数制御信号が4ビッ
トマイクロプロセッサ31に入力すると、当該4ビット
マイクロプロセッサ31の出力ポートA0 ないしA7
図4(I) に示された出力ポートのデータがセットされ
る。ここで、4ビットマイクロプロセッサ31の出力ポ
ートA0 ないしA7 はオープンコレクタとなっており、
同図のHは後に説明するバイナリカウンタ32の出力に
よって,論理合成回路37内で論理変換される可能性を
有している。
【0038】一方、4ビットマイクロプロセッサ31か
らバイナリカウンタ32へ、例えば30KHzの基本ク
ロック(CK)が送られており、当該バイナリカウンタ
32は30KHzの基本クロックをカウントする。バイ
ナリカウンタ32の各バイナリ出力は論理合成回路37
内の各インバータ回路35と抵抗とを介して4ビットマ
イクロプロセッサ31の対応出力ポートA0 ないしA7
にそれぞれ接続されており、4ビットマイクロプロセッ
サ31の出力ポートがHであり、バイナリカウンタ32
の対応バイナリ出力がHのとき、当該4ビットマイクロ
プロセッサ31の出力ポートのHは論理Lに変換され
る。
【0039】従ってバイナリカウンタ32のバイナリ出
力が4ビットマイクロプロセッサ31の出力ポートと同
じ論理,すなわちカウント値になったとき、ノア回路3
4からH信号が出力される。このH信号はアンド回路3
9,40の各入力端子に入力される。
【0040】そして発振器38は50Hz及び100H
zのパルスを同期した形態で出力するようになってお
り、50Hzのパルスは上記アンド回路39,40の各
他方の入力端子に入力されるようになっている。当該パ
ルスの50Hzは上記共振周波数制御信号の50Hzに
対応するものである。つまり発振器38からアンド回路
39,40に入力される50Hzによって変圧器3から
振動圧縮機2へ印加する駆動電圧の周波数が決定され
る。
【0041】発振器38から発生する100Hzのパル
スは、バイナリカウンタ32に対しリセットを掛けるよ
うになっている。当該100Hzのパルスはバイナリカ
ウンタ32に入力する30KHzの基本クロック(C
K)と同期していることは言うまでもない。
【0042】ノア回路34から出力される上記H信号の
周期Tを計算すると、ノア回路34からH信号を出力す
るのは30KHzの基本クロック(CK)を28 −24
=240カウントした時であるから上記ノア回路34か
ら出力されるH信号の周期Tは、T=240×1/30
msecである。
【0043】一方、発振器38からの100Hzのパル
スでバイナリカウンタ32がリセットされる周期T
0 は、T0 =1/100sec=100msecである
から、図4(I) に示された出力ポートのデータに対する
位相制御はT/T0 ×100%=(240×1/30)
×1/10×100%=80%である。
【0044】今、4ビットマイクロプロセッサ31に入
力する共振周波数制御信号が変わり、当該4ビットマイ
クロプロセッサ31の出力ポートA0 ないしA7 に、図
4(II)に示された出力ポートのデータがセットされたも
のとする。つまり出力ポートA0 がLからHへ1ビット
変化したものとする。
【0045】この時ノア回路34から出力される上記H
信号の周期Tは、バイナリカウンタ32が28 −24
1=241個の基本クロック(CK)をカウントしたと
きノア回路34からH信号が出力するので、T=241
×1/30msecである。
【0046】従って、図4(II)に示された出力ポートの
データに対する位相制御はT/T0×100%=(24
1×1/30)×1/10×100%=80.33%と
なる。
【0047】以上のことから、4ビットマイクロプロセ
ッサ31の出力ポートA0 ないしA 7 にセットする出力
ポートのデータ内容を少なくとも1秒に1回セットし直
すだけで、駆動電圧の周波数の位相制御を1ビットの変
化で0.33%変化させる制御ができる。
【0048】また上記説明では駆動電圧の周波数が50
Hzを例に挙げその位相制御を説明したが、発振器38
の発振周波数とバイナリカウンタ32に入力する基本ク
ロック(CK)を適切に選択するこにより、任意の周波
数で位相制御を行うことができる。
【0049】従ってバネの共振を用いる振動圧縮機2の
共振周波数をこまかいステップで変えて一致させること
ができ、またその電圧値も一定にすることができ、振動
圧縮機2を汎用性の高い4ビットマイクロプロセッサで
も最効率で稼動させることができる。
【0050】上記説明で4ビットマイクロプロセッサに
替え、低速で動作する8ビット、16ビットのマイクロ
プロセッサを当然用いることができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、低
速動作のマイクロプロセッサとバイナリカウンタ等との
組み合わせで周波数精度の高い制御が簡単に可能とな
る。
【0052】従って、振動圧縮機を汎用性の高い4ビッ
トマイクロプロセッサで効率良く稼動させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る振動圧縮機の駆動方式の一実施例
構成である。
【図2】本発明に係る振動圧縮機の駆動方式の他の実施
例構成である。
【図3】マイクロプロセッサの出力ポートにセットされ
る一実施例ビットデータ内容説明図である。
【図4】マイクロプロセッサの出力ポートにセットされ
る他の実施例ビットデータ内容説明図である。
【図5】従来の振動圧縮機の駆動制御装置の構成図であ
る。
【図6】従来のインバータ部分の構成図である。
【符号の説明】
1 制御部 2 振動圧縮機 14 ドライブ回路 31 4ビットマイクロプロセッサ 32 バイナリカウンタ 33 フリップフロップ回路 34 ノア回路 36 スイッチング駆動回路 37 論理合成回路 38 発振器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒温度を検出する温度検出器と、当該
    温度検出器によって検出された信号に対応して定まる所
    定周波数の駆動電力を第1、第2のスイッチング素子を
    介して発生させるように制御する制御部とを備え、当該
    制御部によって発生された所定周波数の駆動電力を用い
    て振動型圧縮機が実質上共振状態で駆動されるように構
    成された振動圧縮機の駆動方式において、 上記制御部は、 上記温度検出器によって検出された信号に基づいて,オ
    ープンコレクタの出力ポートにデータがセットされる低
    速動作のマイクロプロセッサと,所定の周波数のクロッ
    クをカウントするバイナリカウンタと,上記オープンコ
    レクタの出力ポートにセットされるデータとバイナリカ
    ウンタのカウント内容とから,上記出力ポート対応のビ
    ット数のデータを合成する論理合成回路と,当該バイナ
    リカウンタの出力によって定められた論理合成回路の各
    出力ポート対応のデータに対しノアをとると共に,その
    出力信号でバイナリカウンタをリセットさせるノア回路
    と,当該ノア回路の出力信号で上記第1、第2のスイッ
    チング素子をそれぞれ動作させるスイッチング駆動回路
    とを具備したドライブ回路を備え、 振動圧縮機を駆動するようにしたことを特徴とする振動
    圧縮機の駆動方式。
  2. 【請求項2】 冷媒温度を検出する温度検出器と、当該
    温度検出器によって検出された信号に対応して定まる所
    定周波数の駆動電力を第1、第2のスイッチング素子を
    介して発生させるように制御する制御部とを備え、当該
    制御部によって発生された所定周波数の駆動電力を用い
    て振動型圧縮機が実質上共振状態で駆動されるように構
    成された振動圧縮機の駆動方式において、 上記制御部は、 上記温度検出器によって検出された信号に基づいて,オ
    ープンコレクタの出力ポートにデータがセットされる低
    速動作のマイクロプロセッサと,所定の周波数のクロッ
    クをカウントするバイナリカウンタと,上記オープンコ
    レクタの出力ポートにセットされるデータとバイナリカ
    ウンタのカウント内容とから,上記出力ポート対応のビ
    ット数のデータを合成する論理合成回路と,当該バイナ
    リカウンタの出力によって定められた論理合成回路の各
    出力ポート対応のデータに対しノアをとると共に,その
    出力信号でバイナリカウンタをリセットさせるノア回路
    と,当該ノア回路の出力信号に基づいて上記第1、第2
    のスイッチング素子をそれぞれ動作させると共に、所定
    のタイミングでバイナリカウンタをリセットさせるスイ
    ッチング駆動回路とを具備したドライブ回路を備え、 振動圧縮機を駆動するようにしたことを特徴とする振動
    圧縮機の駆動方式。
JP16790493A 1993-07-07 1993-07-07 振動圧縮機の駆動方式 Pending JPH0719625A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16790493A JPH0719625A (ja) 1993-07-07 1993-07-07 振動圧縮機の駆動方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16790493A JPH0719625A (ja) 1993-07-07 1993-07-07 振動圧縮機の駆動方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0719625A true JPH0719625A (ja) 1995-01-20

Family

ID=15858211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16790493A Pending JPH0719625A (ja) 1993-07-07 1993-07-07 振動圧縮機の駆動方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0719625A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0726394A2 (en) * 1995-02-07 1996-08-14 Sawafuji Electric Co., Ltd. A power supply for vibrating compressors
EP0895342A2 (en) * 1997-07-31 1999-02-03 Sawafuji Electric Co., Ltd. A control circuit for vibrating compressors

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0726394A2 (en) * 1995-02-07 1996-08-14 Sawafuji Electric Co., Ltd. A power supply for vibrating compressors
EP0726394A3 (en) * 1995-02-07 1997-12-03 Sawafuji Electric Co., Ltd. A power supply for vibrating compressors
EP0895342A2 (en) * 1997-07-31 1999-02-03 Sawafuji Electric Co., Ltd. A control circuit for vibrating compressors
EP0895342A3 (en) * 1997-07-31 2000-10-25 Sawafuji Electric Co., Ltd. A control circuit for vibrating compressors

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR930004379B1 (ko) 냉장고의 제어장치
KR940012784A (ko) 전동기의 구동방법
JPH06113596A (ja) ステップモータ
JPH0719625A (ja) 振動圧縮機の駆動方式
WO1996018237A1 (fr) Dispositif de commande d'un moteur
JP2002112588A (ja) 冷凍システムの制御装置
JP2002125391A (ja) ブラシレスdcモータの制御方式
JPH10300310A (ja) 冷蔵庫の運転制御装置
JPS6219897Y2 (ja)
JPS6268472A (ja) パチンコ機の弾発装置用モ−タの駆動制御回路
JPH1023779A (ja) 電圧駆動型トランジスタドライブ電源装置
JP2001186657A (ja) 省電力回路
JPH0124036B2 (ja)
JPS59132233A (ja) リレ−駆動装置
JPS62103491A (ja) 駆動電源発生部の誤動作防止回路装置
JPH10254559A (ja) 位相制御回路
JPH06208893A (ja) 放電灯点灯装置
JPS60126552A (ja) 冷凍サイクル
JPS6338876A (ja) 冷蔵庫用振動型圧縮機の駆動制御装置
JP2740383B2 (ja) 電磁調理器
JP2000312476A (ja) 周波数低減装置、回転速度制御装置および温度調整装置
JPH0719626A (ja) 圧縮機の制御装置
JPS603203B2 (ja) 電子式タイマを用いた制御装置
JPS63251775A (ja) 冷蔵庫等の運転制御装置
JPS62104483A (ja) 交直電源切換装置