JPH11502544A - ポリアミドの重合性変性体 - Google Patents

ポリアミドの重合性変性体

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Abstract

(57)【要約】 本発明はポリアミドを水溶液中で重合性二重結合とオキシラン環を共に有する化合物と反応させることによって得られる重合性二重結合変性のポリアミドに関する。これらの変性ポリアミドを加工して改良された性質をもつグラフト重合体をうることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリアミドの重合性変性体 本発明はポリアミドの重合性変性体、この変性されたポリアミドに対するグラフ ト重合の方法、最後にこれらの方法によってつくられるグラフト重合体と成形品 に関する。 グラフト反応によって重合体の表面や重合体からつくられる成形品の表面を変 性することは可能であり、そのため基材重合体だけでは達成されない性質をうる ことが可能になる。 グラフト反応を行う種々の方法が知られている。これらの方法は、その長所や 短所と共に、例えばWO 91/03 506において詳細に論じられている。 例えばグラフトは高エネルギー放射線による励起を用いて行うことができるが、 これに伴って望ましくない副反応が起る:すなわち重合体の機械的強度を損なう 重合体鎖の崩壊や材料の脆化をまねく架橋反応である。グラフト重合の他の方法 では強い酸性媒体の使用が必要であるが、この方法の間にポリアミドは部分的に 加水分解をうける。グラフト重合の他の方法は遊離基開始剤がグラフトされるべ き基材重合体の存在下に単量体の単独重合を誘発する連鎖移動反応に基いている 。グラフトの位置は望み通りには制御されない。 WO 91/03 506には、遊離基反応が還元剤の存在下に四塩化炭素で 処理することによって始まる、ポリアミド膜にグラフトする方法が開示されてい る。この方法では遊離基鎖はハロアミドから出発する未知の反応機構によって生 じる。文献からハロアミドは非常に反応性が高いことが知られている。このため 変性された膜を使用すると蛋白質の共有結合のような望ましくない反応が起る。 更に、還元剤の使用はポリアミドの機械的性質を損なう。 本発明の目的はポリアミドの目標とする変性を行う方法を提供することである 。これらの変性されたポリマーは次に周知の方法でさらに反応させることができ る。これらの方法を、例えば、中空繊維膜にさえ適用できる充分な程度に、得ら れる変性されたポリアミドはその機械的性質を保持しなければならない。 本発明はポリアミドを重合性二重結合とまたオキシラン環を共に含む化合物と 反応させることによって得られる、重合性二重結合で変性されたポリアミドに関 する。重合性二重結合とまたオキシラン環を共に含む化合物として式Iの化合物 が好ましい。 式中: R1、R2およびR3は互に独立してHまたはCH3であり、 R4はH、1ないし5個の炭素原子をもつアルキル、または6ないし12個の炭 素原子をもつアリールであり、 nは1ないし5の整数である。 本発明はまた、基材ポリマーとして、重合性二重結合をもつ本発明によって変 性されたポリアミドに、単量体を重合させて得られるグラフト重合体に関する。 式II、III、IVまたはVの単量体単位を含むグラフト重合体が特に好ましい: 式中: R1、R2およびR3は互に独立してHまたはCH3であり、 R4はH、1ないし5個の炭素原子をもつアルキル、または6ないし12個の炭 素原子をもつアリールであり、 nは1ないし5の整数である。 式中 R1、R2およびR3は互に独立してHまたはCH3であり、 R5はH、または−COOHで、−SO3Hでまたは−NR78で置換された1な いし5個の炭素原子をもつアルキル、または−COOHで、−SO3Hまたは− NR78で置換された6なし12個の炭素原子を持つアリールであり、 R6は−COOHで、−SO3Hでまたは−NR78で置換された1なし5個の炭 素原子を持つアルキル、または−COOHで、−SO3Hまたは−NR78で置 換された6なし12の炭素原子をもつアリールであり、 式中 R5とR6はどちらの基も酸性または塩基性であるかあるいはどちらか一つが中性 であるように選ばれ R7とR8は互に独立してHまたは1ないし5個の炭素原子をもつアルキルである 。 式中: R1、R2およびR3は互に独立してHまたはCH3であり、 R4はH、1ないし5個の炭素原子をもつアルキル、または6ないし12個の炭 素原子をもつアリールであり、 nは1ないし5の整数であり、 一つのX基は分離効果体(分離エフェクター)で他のX基はOHである。 分離効果体は特に下記のうちの一つである: a)−PO42,−NR78およびN+789よりなる群から選ばれるイオ ン基、 式中 R7とR8は互に独立してHまたは1ないし5個の炭素原子をもつアルキルであり 、R9は1ないし5個の炭素原子をもつアルキル、 但しX=−N+789の場合はR7とR8は水素ではない。 b)疎水性部分基−OR10または−NHR10、式中R10はC1−C20アルキル 、C6−C25アリール、C7−C25アルキルアリールまたはC7−C25アリールア ルキルであり、また式中これらの基をニトリルまたはC1−C5アルコキシで変性 することもでき、また式中、さらに、一つまたはそれ以上の隣り合っていないC H2基をNHまたはOで置換することもできあるいはほかに一つまたはそれ以上 のCH基をNで置換することもできる; c)金属キレート部分基; d)親硫黄基(親チオ基)。 親硫黄基は、例えば、EP O 165 912に開示されている。 式中; R1、R2とR3は互に独立してHまたはCH3であり、 R4はH、1ないし5個の炭素原子をもつアルキル、または6ないし12個の炭 素原子をもつアリールであり、 nは1ないし5の整数であり、 一つのY基は式VIの基で他のY基はOHであり、 7とR8は互に独立してHまたは1ないし5個の炭素原子をもつアルキルである 。 特に式IIまたはVの単量体単位を有するグラフト重合体はアフィニティ保持体 をつくるためにまたは酵素を固定化するために用いることができる。 従って本発明はまた本発明のグラフト重合体からつくることができるアフィニ ティ保持体および固定化酵素に関する。 ポリアミドからつくられる多孔質または非多孔質の成形品は周知である:例と して膜、スポンジ、管および中空繊維膜があげられる。従って本発明はまた本質 的に本発明のグラフト重合体よりなりかつさらにアフィニティ配位子または固定 化酵素を含むこの型式の成形品に関する。 本発明によれば、第一反応工程において、不飽和基がポリアミドに導入される 。好適なポリアミドは当業者には周知であり、また市場で求められる。例として 、ナイロンR66のような、ナイロンRの商品名で知られる重合体がある。この形 式のポリアミドよりなる多孔質および非多孔質の成形品は同様に周知でありまた 市販されている;例として球(ビード)型成形品、膜、管、中空繊維膜やスポン ジがあげられる。 変性されたポリアミドは不飽和C=C部分基とオキシラン環を共に含む化合物 と反応する。この反応はハロ炭化水素や還元剤を添加せずに優れた方法で行うこ とができることが分った。反応は水性有機溶液中でpH>5で行われる。特に好 ましい有機溶媒はジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキシド(D MSO)およびジオキサンである。ここで有機溶媒の割合は一般に重量で30% 以上である。反応を純粋な有機溶媒中で行うことも可能である。もし反応がpH >10で行われるならば、純粋に水性の相中で行うことも可能である。100c m2の変性される表面に対して、反応は一般に1ないし20gの、例えばメタク リル酸グリシジルのような、不飽和C=C部分基とまたオキシラン環を共に含む 化合物を50ないし500mlの溶媒に溶かして使用する。反応は一般に30℃ ないし60℃で行われ、また一般に30分ないし数時間を要する。水よりなる媒 体中では、pHを調整するために緩衝液が加えられる:緩衝液の濃度は一般に1 0mMないし2Mである。好適な緩衝液は当業者には周知である:例として硼酸 塩や炭酸塩緩衝液があげられる。純粋に水性の溶液中での反応はまた水酸化アル カリ金属の稀薄溶液(例えば0.1ないし2Mの水酸化ナトリウムまたは水酸化 カリウム溶液)中でも行うことができる。ハロ炭化水素または還元剤の添加は必 要でなく本発明ではその意図はない。 不飽和C=C部分基とまたオキシラン環を共に含む化合物は当業者には周知で ある:例として特にメタクリル酸グリシジル、アクリル酸グリシジル、ビニルグ リシジルエーテルおよびビニルグリシジルウレタンがあげられる。メタクリル酸 グリシジルを用いることが好ましい。 ポリアミドを不飽和C=C部分基とまたオキシラン環を共に含む化合物と反応 させることによって、不飽和C=C部分基は非常にゆるやかにポリアミド中に導 入される。さらに一般に知られる方法で単量体をこれらの部分基に重合させるこ とができる。これら単量体の選択は変性された膜の意途する用途による: a)DE 38 11 042は、なかでも、イオン交換体をつくるのに適し た単量体を開示している:例としてアクリル酸、N−(スルホエチル)−アクリ ルアミド、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、N,N−ジメ チルアミノエチルアクリルアミド、N,N−ジエチルアミノエチルアクリルアミ ド、およびトリメチルアンモニウムメチルアクリルアミドがある。 この刊行物にあげられた他の単量体はアフィニティ配位子または酵素を結合さ せることができるか、または逆相クロマトグラフィーに適している;例としてア クリル酸、アクリルアミド、アリルアミンおよびアクリロニトリルがあげられる 。 b)DE 43 10 964はオキシラン環、アズラクトン環、またはアズ ラクトン環に転化可能な部分基を含む単量体を開示している。このタイプの単量 体よりなる重合体はアフィニティ配位子または酵素を結合させるのに特に効果的 である。アフィニティ配位子は、例えば、DE 43 10 964に開示され ている。 さらにまた、このタイプの重合体中のエポキシド基は有利にも更に反応してイ オン交換体、親硫黄性吸着剤、または金属キレートクロマトグラフィまたは疎水 性クロマトグラフィ用の吸着剤をつくることができる。このような反応において 、燐酸、ジエチルアミン、トリエチルアミン、亜硫酸、あるいは他にイミノ二醋 酸のような錯体生成化合物がオキシラン環に付加される。 親硫黄性吸着剤と金属キレートクロマトグラフィ用の吸着剤の調製はDE 43 10 964に開示されている。 DE 43 33 674とDE 43 33 821にはイオン交換体をつく るのに適用できるこのタイプの反応が開示されている。 DE 43 23 913には疎水性相互作用クロマトグラフィ用の吸着剤が記 載されている。 本発明によれば上記の方法によってクロマトグラフィ保持体の中に導入されか つ分析物(アナライト)の分離に重要な基はまとめて分離作動体と呼ばれる。 種々の吸着剤の調製とそれらの使用について詳細は上記の刊行物に見ることが できる;これら刊行物中の関係のある開示は参考として本出願に収録されている 。 本発明によれば分析物を分離させる種々の部分基は分離作動体の名のもとにま とめられる。その例は上記の刊行物に見ることができる。 さらなる単量体を本発明によって変性されたポリアミドに重合させる反応は、 反応溶液の再循環ポンピングまたは通過ポンピングによって、攪拌しながら行う ことができる。再循環ポンピングの場合は反応溶液はポリアミド膜を通過した後 循環され再びポンプで送られるが、一方通過ポンピングでは反応溶液はポリアミ ド膜を通過した後に廃棄される。後者の型の方法が好ましい。 分離作動体を含む、本発明に従って変性され、グラフトされた膜は、例えば、 同様な分離作動体を有する粒状の吸着剤の場合に通常用いられる方法に似た方法 で物質の分離に用いることができる。吸着剤上の滞留時間は短いので、この方法 を行っている間に特に生物学的活性が減少するという危険は少い。この型式を応 用した例は粗抽出物から天然または組換え酵素を単離することである。かくして 、例えば、メガテリウム菌からグルコースデヒドロゲナーゼの単離またはトリテ ィラチウムアルブムからプロティナーゼKの単離には第三アミノ基(例えばD EAE)または第四アンモニウム基(例えばTMAE)をもつ吸着剤上のクロマ トグラフィー工程が含まれる。免疫グロブリンの等電点に基く、例えばIgGま たはIgMのような、多クローン性または単クローン性の免疫グロブリンの単離 には、陰イオンまたは陽イオン交換体(例えばTMAEまたはSO3-基を有する もの)が用いられるが、特に親硫黄性または疎水性支持体もまた用いられる。生 物学的活性の保持は凝固因子あるいは血漿(プラズマ)または血清の他の活性成 分の単離において決定的に重要である。かくしてプロトロンビン錯体やα1−抗 トリプシンの単離において、クロマトグラフィーはDEAE保持体上で行われる 。IX因子の濃縮には、クロマトグラフィーは通常アミノ基を有する保持体上で行 われる。VIII因子の単離において、クロマトグラフィー工程は通常第三級アミノ 基(例DEAE)または第四級アンモニウム基(例TMAE)を有する吸着剤上 またはほかに疎水性分離材上で行われる。 生物学的活性の保持が特に重要である物質の分離の他の例は文献から当業者に は知られている。このような事例のすべてにおいて、特別な分離作動体を有する 粒状クロマトグラフィー保持体は同一または類似の分離作動体を含む本発明の膜 によっておきかえることができる。このタイプの分離作動体を含む膜の例は既に 述べてきたし、特に、下記の実施例において示される。 下記の実施例は本発明の実体をより詳細に述べることを意図するものであって 本発明の実体を限定するものではない。 更に詳細に述べなくても当業者は上の記述を最大限に利用することができると 思われる。従って好ましい実施態様は単にいかなる事情があってもとにかく限定 的でない記述的開示として理解されたい。 上記および下記の全部の出願、特許および刊行物の、および1995年1月2 0日に提出された類似の出願DE 1 95 01 726.9の完全な開示は 参考として本出願に収録されている。 実施例 以下室温は15ないし30℃の温度を意味すると解される。実施例1 : 水溶液中でポリアミドにC=C結合の導入(変法A) 合成を行うために、ナイロンのポリアミド繊維束(繊維数64の繊維束、長さ 32cm,内径約200μm、外径約2mm,平均孔径1−2μm、表面積97 cm2)を30cmに短くし、300−10mmのスーパーフォーマンスR(E. メルク)クロマトグラフィカラムに充填する。イナートポンプをこのカラムに接 続する。装置を先づ水で洗い流す。反応のために、20gのメタクリル酸グリシ ジルを200mlの1MNaOHに溶解し40℃で高速(5ml/分)でポンプ を用いて2時間循環させる。次に変性された膜を水で洗滌する。実施例2 : ポリアミドにC=C結合の導入(水性有機溶液:変法B) 10gのメタクリル酸グリシジルを200mlの水性ジメチルホルムアミド( 50容量%)に溶解しポンプを用いて実施例1に記載の装置の中を循環させる( 60℃で2時間)。次に変性された中空繊維膜を水で洗滌する。実施例3 : ポリアミドにC=C結合の導入(水性有機溶液:変法C) 10gのメタクリル酸グリシジルを200mlの水性ジメチルスルホキシド( 50容量%)に溶解しポンプを用いて実施例1に記載の装置の中を循環させる( 60℃で2時間)。次に変性された中空繊維膜を水で洗滌する。実施例4 : ポリアミドにC=C結合の導入(水性有機溶液:変法D) 10gのメタクリル酸グリシジルを200mlの水性ジメチルホルムアミド( 0.5M炭酸ナトリウム緩衝液(pH10)中で50容量%)に溶解しポンプを 用いて実施例1に記載の装置の中を循環させる(60℃で2時間)。次に変性さ れた中空繊維膜を水で洗滌する。実施例5 : ポリアミドにC=C結合の導入(水性有機溶液:変法E) 10gのメタクリル酸グリシジルを200mlの水性ジメチルスルホキシド( 0.5M炭酸ナトリウム緩衝液(pH10)中で50容量%)に溶解しポンプを 用いて実施例1に記載の装置の中を循環させる(60℃で2時間)。次に変性さ れた中空繊維膜を水で洗滌する。実施例6 : ポリアミドにC=C結合の導入(水性有機溶液:変法F) 10gのメタクリル酸グリシジルを40mlのジオキサンと160mlの水の 混合物に溶解し、次に17.5gのNaOH溶液(32重量%)を加える。次に この溶液をポンプを用いて実施例1に記載の装置の中を循環させる(流速3ml /分;50℃で1時間)。次に変性された中空繊維膜を100mlの水、200 mlのアセトンおよび100mlのトルエンで洗滌する。実施例7 : 平板ポリアミド膜にC=C結合の導入 三層の平板ポリアミド膜(各々厚さ3mm;径12cm,孔の幅0.2μm) を市販の膜ホルダーで締付け、実施例6に準じてメタクリル酸グリシジルと反応 させる。次に変性された膜を水で洗滌する。実施例8 : メタクリル酸グリシジルとのグラフト重合 実施例1におけるように変性された中空繊維膜を、同例に記載された装置中で 、最初はアセトン、次にトルエン(各々200ml)で洗滌する。次に200m lトルエン中の20gのメタクリル酸グリシジルと1gのアゾイソブチロニトリ ル(重合開始剤)の溶液を80℃で1時間ポンプによって循環させる。変性中空 繊維膜を次にトルエンとアセトンで洗滌する。実施例9 : メタクリル酸グリシジルとのグラフト重合 200mlのトルエン中の15gのメタクリル酸グリシジルと1gのアゾイソ ブチロニトリル(重合開始剤)の溶液を100℃で1時間ポンプを用いて、実施 例1に記載の装置中で、実施例6におけるように変性され洗滌された中空繊維膜 を通して循環させる(7ml/分)。次に変性中空繊維膜をトルエンとアセトン で洗滌する。実施例10 : アクリル酸とのグラフト重合 実施例1におけるように変性された中空繊維膜を、同例に記載の装置の中で、 最初にアセトンで、次にトルエンで洗浄する(各々200ml)。次に200m lのトルエン中の10gのアクリル酸と1gのアゾイソブチロニトリルの溶液を ポンプを用いて80℃で1時間循環させた。次に変性中空繊維膜をトルエン、ア セトンおよび水および1MNaOHで洗浄する。実施例11 : メタクリル酸グリシジルの通過流を用いるグラフト重合 実施例6におけるように変性された中空繊維膜を、同例に記載の装置の中で、 最初にアセトンで、次にトルエンで洗滌する(各々200ml)。200mlの トルエン中の20gのメタクリル酸グリシジルと1gのアゾイソブチロニトリル (重合開始剤)の溶液を準備する。90℃で10cm/分の速度でこの溶液の線 状流をポンプを用いて装置の中を通す;この方法は約20分を要する。次に変性 中空繊維膜をトルエンとアセトンで洗滌する。実施例12 : メタクリル酸グリシジルとのバッチグラフト重合 10gのポリアミド粉末(平均粒径200μm,平均孔径3μm)を実施例1 に準ずる方法で変性する。次に三口フラスコ中でこの変性されたポリアミド粉末 を200mlのトルエン中の20gのメタクリル酸グリシジルと10gのアゾイ ソブチロニトリル(重合開始剤)の反応溶液中で攪拌しながら85℃で3時間反 応させ、次に反応生成物をトルエンとアセトンで洗滌する。実施例13 : メタクリル酸グリシジルの通過流を用いて変性された平板膜 へのグラフト重合 実施例7におけるように変性された平板ポリアミド膜を実施例10に準ずる方 法で2リットルのトルエン中の200gメタクリル酸グリシジルと10gのアゾ イソブチロニトリル(重合開始剤)の反応溶液の通過流と95℃で反応させる。 次にこの変性膜をトルエンとアセトンで洗滌する。実施例14 : メタクリル酸グリシジルを用いる変性された平板膜へのバッ チグラフト重合 実施例7におけるように変性された平板ポリアミド膜を線枠(ワイヤフレーム )上に巻き、2リットルのトルエン中の200gのメタクリル酸グリシジルと1 0gのアゾイソブチロニトリル(重合開始剤)の反応溶液中で攪拌しながら85 ℃で反応させる(1時間)。次にこの変性膜をトルエンとアセトンで洗滌する。実施例15 : エポキシ基の濃度の測定 実施例8,11,12,13および14におけるように変性された膜中のエポ キシ基の密度を非水媒体中で過塩素酸滴定によって測定する(M.Pribl;Freseni us Z.Anal.Chem.303,113-116; 1980)。このために、各実施例もように変性 された中空繊維膜を小片に切断し約1gの膜片を滴定する。 次の値(mmolエポキシ基/1gの膜)が得られた。 実施例16: 弱塩基性イオン交換体をうるための膜の変性 実施例6におけるように変性された膜を実施例1に記載の装置の中で先ず水で 洗滌する。次に200mlのジエチルアミン水溶液(50容量%)をポンプを用 いて室温で6時間装置中を通す。この結果生じたイオン交換膜を最後に0.5M 燐酸ナトリウム緩衝液(pH7)で溶出液が中性になるまで洗滌する。実施例17 : アズラクトン基で活性化された保持体をうるための膜の変性 実施例6におけるように変性され実施例9におけるようにメタクリル酸エポキ シプロピルでグラフトされた膜を実施例1に記載の装置中で先ず水で洗滌する。 200mlの水中12.4gの炭酸ナトリウム−水塩の溶液を濃HClを用いて pH11に調整し、30gの二硫化ナトリウム水和物を溶液中に溶解する。この 溶液を40℃に加熱し、ポンプを用いて40℃に保たれたカラムの中を7ml/ 分の流速で1時間通した。次にカラムを100mlの水と200mlのアセトン で洗滌し、真空乾燥器中で50℃で夜通し乾燥する。 40gのビニルジメチルアズラクトンを200mlのジメチルホルムアミドに 溶解し、3.3gの1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7−エ ンを加えた。この溶液をポンプを用いて7ml/分の流速で室温で8時間装置の 中を通す。次にポンプ循環なしに反応を夜通しつづける。カラムを100mlの ジメチルホルムアミドで洗滌し80℃で2時間醋酸エチルで抽出する。実施例18 : (疎水性相互作用クロマトグラフィー用の)フェノールエーテル 基をもつ保持体を得るための膜の変性 実施例6におけるように変性され実施例9におけるようにメタクリル酸エポキ シプロピルでグラフトされた膜を実施例1に記載の装置中で先ず水で洗滌する。 10gのフェノールを24gの水酸化ナトリウム溶液(32重量%)と共に20 0mlの水に溶解しポンプを用いて90℃で5ml/分の流速で6時間装置の中 を通した。ポンプ循環なしに反応を室温で夜通しつづける。次に水、1M水酸化 ナトリウム溶液、水、pH7の0.1M燐酸塩緩衝液、水およびアセトンを用い て洗滌を行う。次に膜を真空乾燥器中で室温で夜通し乾燥する。実施例19 : 親硫黄性アフィニティ保持体をうるための膜の変性 実施例6におけるように変性され、実施例9におけるようにメタクリル酸エポ キシプロピルでグラフトされた膜を実施例1に記載の装置中で先ず水で洗滌する 。7.75gの炭酸ナトリウム−水塩を125mlの水に溶かし、次に18.7 5 gの硫化水素ナトリウム水和物を加える。この溶液を40℃に加熱しポンプを用 いて3ml/分の流速で1時間装置中を通す。次に100mlの水を用いて洗滌 を行う。 7.75gの炭酸ナトリウム−水塩を125mlの水に溶解し、5mlのジビ ニルスルホンを加える。この溶液を40℃に加熱しポンプを用いて3ml/分の 流速で1時間装置中を通す。次に100mlの水を用いて洗滌を行う。 7.75gの炭酸ナトリウム−水塩を125mlの水に溶解し、20mlのメ ルカプトエタノールを加える。この溶液を40℃に加熱しポンプを用いて2.5 ml/分の流速で1時間装置中を通す。次に各々100mlの水、1M水酸化ナ トリウム溶液、水、1MHCl、水、0.1M燐酸塩緩衝液(pH7)および水 を用いて洗滌を行う。最後の洗滌は200mlの水性エタノール(20重量%) を用いて行われる。実施例20 : 強塩基性陰イオン交換体をうるための膜の変性 実施例6におけるように変性され、実施例9におけるようにメタクリル酸エポ キシプロピルでグラフトされた膜を実施例1に記載の装置中で先ず水で洗滌する 。100mlの水性トリメチルアミン溶液(45重量%;カタログ番号8211 77;メルク,ダルムシュタット)を100mlの水で稀釈しポンプを用いて5 ml/分の割合で室温で3時間装置の中を通す;次にポンプ循環なしに反応を夜 通しつづける。この膜を水、1M水酸化ナトリウム溶液、水、0.1M燐酸塩緩 衝液(pH7)、水およびアセトンで洗滌し、真空乾燥器中で室温で夜通し乾燥 する。実施例21 : アミノ基を有する保持体を得るための膜の変性 実施例6におけるように変性され、実施例9におけるようにメタクリル酸エポ キシプロピルでグラフトされた膜を実施例1に記載の装置中で先ず水で洗滌する 。アンモニア水溶液(約100ml;32重量%)を30℃に暖められた装置に 入れる。装置が完全に満たされているように、アンモニア溶液を3時間にわたっ て加える。次に装置の出口を閉め反応を室温で夜通しつづける。膜を水、1M水 酸化ナトリウム溶液、アセトンで洗浄し、真空乾燥器中で室温で夜通しつづける 。膜を水、1M水酸化ナトリウム溶液、水、0.1M燐酸塩緩衝液(pH7)、 水 およびアセトンで洗滌し、真空乾燥器中で室温で夜通し乾燥する。実施例22 : 陽イオン交換体を得るための膜の変性 実施例6におけるように変性され、実施例9におけるようにメタクリル酸エポ キシプロピルでグラフトされた膜を実施例1に記載の装置中で先ず水で洗滌する 。10gの燐酸二水素ナトリウム、40gの亜硫酸ナトリウムおよび10gの硫 酸水素テトラブチルアンモニウムを200mlの水に溶解し、pH8に調整する 。この溶液を95℃に加熱しポンプを用いて7ml/分の割合で2.5時間装置 の中を通す。この膜を水、1M水酸化ナトリウム溶液、水、0.1M燐酸塩緩衝 液(pH7)、水およびアセトンで洗滌し、真空乾燥器中で室温で夜通し乾燥す る。実施例23 : 金属キレートアフィニティクロマトグラフィー用の保持体をうる ための膜の変型 実施例6におけるように変性され、実施例9におけるようにメタクリル酸エポ キシプロピルでグラフトされた膜を実施例1に記載の装置中で先ず水で洗滌する 。26gのイミノ二醋酸を200mlの水に溶解し水酸化ナトリウム溶液を用い てpH11に調整する。この溶液を60℃に加熱しポンプを用いて5ml/分の 割合で3時間装置の中を通す;次にポンプ循環なしに反応を室温で夜通しつづけ る。膜を水、1M水酸化ナトリウム溶液、水、0.1M燐酸塩緩衝液(pH7) 、水およびアセトンで洗滌し、真空乾燥器中で室温で夜通し乾燥する。実施例24 : 蛋白質結合能力の測定 実施例16におけるように変性され、小片に切断された膜の0.5gをウシ血 清アルブミンの溶液(20mMトリス(pH8.2)中5mg/ml)10ml 中で3時間振盪する。膜片を吸引濾過し、残りは廃棄する。結合した蛋白質を2 0mlの20mMトリス+1M塩化ナトリウムの緩衝液(pH8)で処理して脱 離させる。含量は光度計を用いて280mmで測定する。 蛋白質結合能力は44mgの蛋白質/gの膜と判明する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 サイラー、アンヤ ドイツ連邦共和国 デー−64846 グロス −ツィメルン ヴェバーシュトラーセ 32

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.重合性二重結合で変性され、ポリアミドを重合性二重結合とオキシラン環を 共に含む化合物と反応させることによって得られる重合体。 2.式1の化合物との反応によって得られる請求項1の変性されたアミノ基含有 重合体、 式中 R1、R2およびR3は互に独立してHまたはCH3であり、 R4はH、1ないし5個の炭素原子をもつアルキルまたは6ないし12個の炭素 原子をもつアリールであり、 nは1ないし5の整数である。 3.請求項1または2のいずれか一項の、基材重合体である、重合性二重結合で 変性された重合体に単量体を重合させることによって得られるグラフト重合体。 4.グラフトである重合体がアクリル酸の単量体単位を含むことに特徴がある、 請求項3のグラフト重合体。 5.グラフトである重合体が式IIの単量体単位を含むことに特徴がある、請求項 3のグラフト重合体 式中 R1、R2およびR3は互に独立してHまたはCH3であり、 R4はH、1ないし5個の炭素原子をもつアルキルまたは6ないし12個の炭素 原子をもつアリールであり、 nは1ないし5の整数である。 6.グラフトである重合体が式Vの単量体単位を含むことに特徴がある、請求項 3のグラフト重合体、 式中 R1、R2およびR3は互に独立してHまたはCH3であり、 R4はH、1ないし5個の炭素原子をもつアルキルまたは6ないし12個の炭素 原子をもつアリールであり、 nは1ないし5の整数であり、 一つのY基は式VIの基で他のY基はOHであり、 7とR8は互に独立してHまたは1ないし5個の炭素原子をもつアルキルである 。 7.グラフトである重合体が式IIIの単量体単位を含むことに特徴がある、請求 項3のグラフト重合体 式中 R1、R2およびR3は互に独立してHまたはCH3であり、 R5はH、または−COOHで、−SO3HでまたはNR78で置換された1ない し5個の炭素原子を有するアルキル、または−COOHで、−SO3Hまたは− NR78で置換された6なし12個の炭素原子をもつアリールであり、 R6は−COOHで、−SO3Hで、またはNR78で置換された1なし5個の炭 素原子を持つアルキル、または−COOHで、−SO3Hまたは−NR78で置 換された6なし12の炭素原子を持つアリールであり、式中R5とR6はどちらの 基も酸性または塩基性であるかあるいはどちらか一つが中性であるように選ばれ R7とR8は互に独立してHまたは1ないし5個の炭素原子をもつアルキルである 。 8.グラフトである重合体が式IVの単量体単位を含むことに特徴がある、請求項 3のグラフト重合体、 式中 R1、R2およびR3は互に独立してHまたはCH3であり、 R4は、H、1ないし5個の炭素原子をもつアルキルまたは6ないし12個の炭 素原子をもつアリールであり、 nは1ないし5の整数であり、 一つのX基は分離作動体であり他のX基はOHである。 9.分離作動体が−PO42,−NR78およびN+789よりなる群から選 ばれるイオン基であることに特徴がある、請求項8のグラフト重合体、 式中 R7とR8は互に独立してHまたは1ないし5個の炭素原子をもつアルキルであり 、 R9は1ないし5個の炭素原子をもつアルキルである、 但しX=−N+789の場合はR7とR8はHではない。 10.分離作動体が疎水性部分基−OR10または−NHR10であることに特徴が ある、請求項8のグラフト重合体、 式中 R10はC1−C20アルキル、C6−C25アリール、C7−C25アルキルアリールま たはC7−C25アリールアルキルであり、また式中これらの基をニトリルまたは C1−C5アルコキシで変性することもでき、また式中、さらに、一つまたはそれ 以上の隣り合っていないCH2基をNHまたはOで置換することもできあるいは ほかに一つまたはそれ以上のCH基をNで置換することもできる。 11.分離作動体が金属キレートアフィニティ基であることに特徴がある、請求 項8のグラフト重合体。 12.分離作動体が親硫黄基であることに特徴がある、請求項8のグラフト重合 体。 13.請求項3、4、5、6または9のいずれか一項のグラフト重合体からつく られるアフィニティ保持体。 14、請求項3、4、5、6または9のいずれか一項のグラフト重合体からつく られる固定化酵素。 15.本質的に請求項3ないし12のいずれか一項のグラフト重合体よりなる成 形品。 16.その上でアフィニティ配位子または酵素が固定化され、かつ請求項3、4 、5、6または9のいずれか一項のグラフト重合体からつくられる成形品。
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