JPH1146915A - リクライニング装置 - Google Patents

リクライニング装置

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Publication number
JPH1146915A
JPH1146915A JP22752797A JP22752797A JPH1146915A JP H1146915 A JPH1146915 A JP H1146915A JP 22752797 A JP22752797 A JP 22752797A JP 22752797 A JP22752797 A JP 22752797A JP H1146915 A JPH1146915 A JP H1146915A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base member
reclining device
outer peripheral
side walls
side wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP22752797A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyoshi Yoshida
田 知 徳 吉
Moriyuki Eguchi
口 森 幸 江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH1146915A publication Critical patent/JPH1146915A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロック機構の各構成部品を小型化,軽量化す
る。摺動係止部材の板厚を薄くする。摺動係止部材の生
産性を向上させる。ロック強度を強化する。レイアウト
性を向上させる。シートの乗降性を向上させる。 【解決手段】 ベース部材1に左右一対の案内側壁9
a,9bと、これら両案内側壁9a,9bの上端及び下
端に連設された円弧状側壁9c,9dとを有する凹部1
0を形成する。円弧状側壁9c,9dと同心円状の両案
内側壁9a,9bの外側の外周縁部と両案内側壁9a,
9bとの間に回動アーム2側に突出する凸部31が形成
され、凸部31の外周縁部31aを回動アーム2の外側
の摺接面に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートクッション
に対してシートバックを傾動させるリクライニング装置
に係り、更に詳述すれば、シートクッションに固定され
るベース部材と、該ベース部材に回動可能に支持され且
つシートバックに固定された回動アームと、前記ベース
部材及び回動アーム間に介装された前記ベース部材に形
成された凹部内にその側壁で進退自在に案内され且つ先
端に歯部を形成した摺動係止部材と、該摺動係止部材を
前記回動アームに形成した内歯に噛合するロック位置及
び内歯から離間するロック解除位置間で移動させる回動
可能なカムとを備えたリクライニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のリクライニング装置としては、
従来、本出願人が先に提案した特開平9−28496号
公報,特開平9−131237号公報に記載されている
ものがある。また、特公昭63−65327号公報に
は、調節位置に応じたロックが可能である背もたれ用ヒ
ンジ装置が示されており、特開平7−136032号公
報には、ポールとカムの寸法誤差等による接合不良を回
避するために、カムをポールの摺動方向(上下方向)の
みに移動させる構成が示されている。
【0003】また、図6及び図7(a),(b)に示す
如く、シートクッションに固定されるベース部材1と、
このベース部材1に回動可能に支持され且つシートバッ
クに固定される回動アーム2とをプレス成型により形成
し、前記ベース部材1に両案内側壁9a,9bを有する
凹部10を形成し、回動アーム2に円筒状凹部19を形
成している。
【0004】前記ベース部材1及び回動アーム2の凹部
10及び円筒状凹部19間にインナーツースとしての摺
動係止部材12A,12Bが介装され、摺動係止部材1
2A,12Bが前記ベース部材1の凹部10内にその側
壁で進退自在に案内され且つ先端の外歯13が前記回動
アーム2に形成した内歯21aに噛合するように形成さ
れている。
【0005】また、上下の摺動係止部材12A,12B
間に回動可能なカム16が挿入され、前記摺動係止部材
12A,12Bの先端の外歯13が回動アーム2に形成
した内歯21aに噛合するロック位置、及び内歯21a
から離間するロック解除位置間で移動させることができ
るようになされ、この回動可能なカム16が操作レバー
の回転軸としての枢軸4に連結されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上記特公昭
63−65327号公報に示される背もたれ用ヒンジ装
置では、カムとリクライニング回転軸が固着されている
ので、軸心がずれた場合には両側ロックの左右のロック
作動同期がスムーズに行われなくなる虞れを有し、また
特開平7−136032号公報に示されるシートリクラ
イニング装置では、カムを上下方向に移動調節するだけ
であるので、左右方向の寸法バラツキを吸収させること
ができず、最適なロック位置にカムが心出しされない虞
れを有していた。また部品点数が多く、経済性に欠ける
ものであった。
【0007】また、図6及び図7(a),(b)に示す
リクライニング装置においては、ベース部材1及び回動
アーム2の外周縁側の相互の摺接面が、回動アーム2の
外周縁2cと当接するベース部材1の段部1aとの間に
形成されているため、ベース部材1の大きさが回動アー
ム2の外周縁2cより段部1aの大きさだけ大きくな
り、リクライニング装置の外形形状を小型化することが
できないものであった。
【0008】更に、ベース部材1の凹部10の両案内側
壁9a,9bと摺動係止部材12A,12Bの接触部の
高さhを確保するために、図7(a)に示す如く、摺動
係止部材12A,12Bの板厚を厚くしていたが、摺動
係止部材12A,12Bの板厚を厚くするのが困難で、
厚くすると先端の外歯13の形成が著しく困難で、高価
なものとなる欠点を有していた。
【0009】本発明の目的は、上記従来例の未解決の課
題に着目してなされたものであり、ロック機構の各構成
部品を小型化,軽量化することができ、摺動係止部材の
板厚を薄くすることができ、摺動係止部材の生産性を向
上させることができ、ロック強度を強化することがで
き、レイアウト性を向上させることができ、シートの乗
降性を向上させることができる経済性に優れたリクライ
ニング装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係るリクライニング装置は、シートクッ
ションに固定されるベース部材と、該ベース部材に回動
可能に支持され且つシートバックに固定される回動アー
ムと、前記ベース部材及び回動アーム間に介装され、前
記ベース部材に形成された凹部内にその側壁で進退自在
に案内され且つ先端に外歯を形成した摺動係止部材と、
該摺動係止部材を前記回動アームに形成した内歯に噛合
するロック位置及び内歯から離間するロック解除位置間
で移動させる回動可能なカムとを備えたリクライニング
装置において、前記ベース部材に形成された凹部は左右
一対の案内側壁と、これら両案内側壁の上端及び下端に
連設された円弧状側壁を有し、該円弧状側壁と同心円状
の両案内側壁の外周縁部と両案内側壁との間が回動アー
ム側に突出して凸部が形成され、該凸部の外周縁部が回
動アームの摺接面に形成されていることを特徴とする。
【0011】請求項1の発明においては、ベース部材に
形成された凹部の両案内側壁の外周縁部と両案内側壁と
の間が回動アーム側に突出する凸部に形成されているの
で、ベース部材の外周縁に段部を形成することなく、ベ
ース部材と回動アームの外周縁側を摺接させることがで
き、ベース部材に凸部を形成したので摺動係止部材やカ
ムの肉厚を薄くすることができ、凸部により案内側壁の
高さが高くなるので高負荷時の摺動係止部材との面圧を
下げることができ、またベース部材の凹部の円弧状側壁
の歯部の厚さを小さくして回動アームに形成した内歯の
厚さを厚くすることができる。
【0012】また、請求項2に係るリクライニング装置
は、シートクッションに固定されるベース部材と、該ベ
ース部材に回動可能に支持され且つシートバックに固定
される回動アームと、前記ベース部材及び回動アーム間
に介装され、前記ベース部材に形成された凹部内にその
側壁で進退自在に案内され且つ先端に外歯を形成した摺
動係止部材と、該摺動係止部材を前記回動アームに形成
した内歯に噛合するロック位置及び内歯から離間するロ
ック解除位置間で移動させる回動可能なカムとを少なく
とも備えたリクライニングデバイスをシートクッション
のアウター側及びインナー側の双方に設け、一方のリク
ライニングデバイスのカムに連結される操作レバーの回
転軸を他方のリクライニングデバイスのカムに連結した
リクライニング装置において、前記ベース部材に形成さ
れた凹部は左右一対の案内側壁と、これら両案内側壁の
上端及び下端に連設された円弧状側壁を有し、該円弧状
側壁と同心円状の両案内側壁の外周縁部と両案内側壁と
の間が回動アーム側に突出して凸部が形成され、該凸部
の外周縁部が回動アームの摺接面に形成されていること
を特徴とする。
【0013】この請求項2の発明においては、リクライ
ニングデバイスをシートクッションのアウター側及びイ
ンナー側の双方に設け、一方のリクライニングデバイス
のカムに連結される操作レバーの回転軸を他方のリクラ
イニングデバイスのカムに連結したので、左右のリクラ
イニングデバイスを連動させることができ、ベース部材
の外周縁に段部を形成することなく、ベース部材と回動
アームの外周縁側を摺接させることができ、ベース部材
に凸部を形成したので摺動係止部材やカムの肉厚を薄く
することができ、凸部により案内側壁の高さが高くなる
ので高負荷時の摺動係止部材との面圧を下げることがで
き、またベース部材の凹部の円弧状側壁の歯部の厚さを
小さくして回動アームに形成した内歯の厚さを厚くする
ことができる。
【0014】また、請求項3に係るリクライニング装置
は、請求項1または請求項2の発明において、前記ベー
ス部材の凹部の上端及び下端の円弧状側壁には歯部が形
成され、凸部の外周縁部には歯部が形成されていないこ
とを特徴とする。
【0015】この請求項3の発明においては、ベース部
材の凹部の上端及び下端の円弧状側壁には歯部が形成さ
れ、凸部の外周縁部には歯部が形成されていないので、
ベース部材の凸部の外周縁部と回動アームの外周縁部と
を円滑に摺接させることができる。
【0016】また、請求項4に係るリクライニング装置
は、請求項1または請求項2の発明において、前記ベー
ス部材の凹部の上端及び下端の円弧状側壁には歯部が形
成され、凸部の外周縁部には歯部が形成されず、前記回
動アームに形成した内歯と同心円上のロックオフ面が凸
部の外周縁部に摺接するように形成されていることを特
徴とする。
【0017】この請求項4の発明においては、回動アー
ムに形成した内歯と同心円上のロックオフ面がベース部
材の凸部の外周縁部に摺接するように形成されているの
で、ベース部材の凸部の外周縁部と回動アームの外周縁
部のロックオフ面とを円滑に摺接させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るリクライニン
グ装置を図面を参照して説明する。図1乃至図5
(a),(b)は、本発明の一実施形態を示すもので、
図1は分解斜視図、図2は部分拡大斜視図、図3は正面
図、図4及び図5(a),(b)は断面図である。尚、
上述せる従来技術で示した図6及び図7(a),(b)
と対応する部分には同一符号を付して説明する。
【0019】リクライニング装置のリクライニングデバ
イスはシートクッション(図示せず)の左右に固定され
る一対のベース部材1(1A,1B)に対してシートバ
ック(図示せず)の左右に取付けられた一対の回動アー
ム2(2A,2B)が操作レバー3に固着された回転軸
としての枢軸4(4A,4B)を中心として回動自在に
保持されている。尚、本実施の形態では両側リクライニ
ング装置に適用した場合として説明するが、片側リクラ
イニング装置であってもよい。
【0020】ベース部材1(1A,1B)の夫々は、図
1に示すように、左右対称に構成され、シートクッショ
ンのフレームに固定される取付部6a,6bと、その上
方に形成された中央部に枢軸4A,4Bを挿通する挿通
孔7を形成した凹部10とが鍛造やプレス成形等により
形成されている。
【0021】図2に拡大して示す如く、凹部10は底板
部10aの左右に上下に延長する左右一対の案内側壁9
a,9bとこれら案内側壁9a,9bの上端及び下端に
夫々連接された円弧状側壁9c,9dとから略長方形状
に形成されている。ここで、円弧状側壁9c,9dに
は、夫々後述するインナーツース12A,12Bの外歯
13と噛合する上下の係止歯部11a,11bが鍛造等
により形成されている。
【0022】前記ベース部材1の円弧状側壁9c,9d
と同心円状の両案内側壁9a,9bの外側の外周縁部と
両案内側壁9a,9bとの間が回動アーム2側に突出し
て凸部31がプレス成形等により形成され、この凸部3
1の外周縁部31aが回動アーム2の摺接面に形成され
ている。
【0023】この凸部31により両案内側壁9a,9b
の高さが高くなり、凹部10の底板部10aを高くなっ
た分だけ上昇させて形成すれば、ベース部材1の係止歯
部11a,11bの厚さを薄くすることができ、インナ
ーツース12A,12Bの外歯13と噛合する回動アー
ム2の後述する内歯21aの厚さを厚くすることができ
る。
【0024】そして、凹部10内に摺動係止部材として
の上下一対のインナーツース12A,12Bが案内側壁
9a,9bによって案内されて半径方向に進退自在に配
設されている。これらインナーツース12A,12Bに
は、その外周側に外歯13が形成されていると共に、内
周側にカム面14が形成されている。この上下一対のイ
ンナーツース12A,12Bの厚さを薄く形成すること
により、インナーツース12A,12Bの外歯13の成
形を容易にすることができる。
【0025】ここで、インナーツース12A,12Bの
カム面14は、図3に示すように、挿通孔7の中心を中
心として点対称に形成され、内周面の左右端部側に略対
称に形成された内方に行くに従い上下方向の外側に傾斜
する枢軸4A,4Bの中心を中心とする円弧面でなる係
止部14a,14bを備えている。
【0026】前記カム面14は、係止部14aから時計
方向に形成された外方に弯曲する弯曲部14cと、この
弯曲部14cの端部に形成された枢軸4A,4Bの中心
を中心とし半径が係止部14a,14bの半径より大き
く設定された円弧面でなるロック用カム面14dと、こ
のロック用カム面14dに時計方向に連接されて係止部
14bに至るロック解除用カム面14eとを備えてい
る。
【0027】ここで、ロック解除用カム面14eは、ロ
ック用カム面14dに連接された凹部14fとこれに連
接する係止部14bを有する突出部14gとで形成され
ている。また、案内側壁9a,9bには凸部9eが夫々
形成され、この凸部9eがインナーツース12A,12
Bに形成された切欠部15に嵌合するようになされ、イ
ンナーツース12A,12Bが裏返しとなる場合には嵌
合できないように形成され、裏返しに組付けられるのを
防止している。
【0028】更に、凹部10のインナーツース12A,
12B間には、枢軸4A,4Bに形成された2面幅に嵌
合して回動されるカム16が配設されている。このカム
16は、各インナーツース12A,12Bに対向する面
に夫々、カム面14の係止部14a,14bに当接する
係止部16a,16bと、これら係止部16a及び16
b間に外方に突出して形成された凸部16cとを備えて
いる。
【0029】前記凸部16cの外周面の反時計方向半部
がインナーツース12A,12Bのロック用カム面14
dに当接するロック用カム面16dとされ、このロック
用カム面16dに連接する突出部16eの内周面側がイ
ンナーツース12A,12Bのロック解除用カム面14
eの係止部14bに係合するロック解除用カム面16f
とされている。また枢軸4を挿通するカム16の挿通孔
16hが形成されている。
【0030】回動アーム2は、図1及び図5(a),
(b)に示すように、上端側にシートバックに取付ける
取付穴18a〜18cが形成されたアーム半体2aと、
これに一体に取付けられた下端側にベース部材1の凹部
10の円弧状側壁9c,9dの半径と同一半径の円筒状
凹部19を有するアーム半体2bとで構成されている。
【0031】アーム半体2bの円筒状凹部19の中央部
に前述した枢軸4を挿通する挿通孔20が形成されてい
ると共に、円筒状凹部19を形成する内壁に上述したイ
ンナーツース12A,12Bの外歯13に噛合する内歯
21aが形成されている。尚、回動アーム2は一体もの
から形成することができる。
【0032】そして、ベース部材1及び回動アーム2
は、図1に示すように、2面幅を有する枢軸4を回動ア
ーム2の外側から挿通孔20、カム16及びベース部材
1の挿通孔16h及び挿通孔7に挿通した状態でベース
部材1より外方に突出する端部にスナップリングを嵌合
させて一体化されている。尚、カシメによる一体化であ
ってもよい。
【0033】ここで、回動アーム2に形成した内歯21
aと同心円上のロックオフ面21bがベース部材1の凸
部31の外周縁部31aに摺接するように形成されてい
るので、ベース部材1の凸部31の外周縁部31aと回
動アーム2の外周縁部のロックオフ面21bとを円滑に
摺接させることができる。
【0034】枢軸4は、回動アーム2側に設けたホルダ
ー23によってベース部材1に回動自在に保持されてい
ると共に、両枢軸4がベース部材1より突出した端部間
に円筒状の連結杆24がセレーション嵌合されて連結さ
れている。
【0035】そして、各枢軸4は、ホルダー23より外
方に突出形成された突出片4aと操作レバー3側との間
に介挿したコイルスプリング25によって図1で見て反
時計方向に付勢され、枢軸4Aに操作レバー3が一体に
取付けられている。
【0036】更に、回動アーム2は、ホルダー23に中
心側端部が固定された渦巻き状のリターンスプリング2
6の外周端が係止されることにより、シートバックをシ
ートクッション側に付勢するように、図1で見て反時計
方向に付勢されている。
【0037】尚、前記操作レバー3の回転軸としての枢
軸4と連結杆24とが一体に形成されているものであっ
てもよい。また操作レバー3のカム16A,16Bと嵌
合する回転軸としての枢軸4が非円形の異形断面に形成
されているものであってもよい。
【0038】尚更に、前記実施形態においては、一対の
インナーツース12A,12Bを有する場合について説
明したが、これに限定されるものではなく、所定角間隔
を保って3組以上のインナーツースを設けるようにして
もよい。
【0039】また、ベース部材1、回動アーム2、操作
レバー3、インナーツース12A,12B及びカム16
の形状は前記実施形態に限定されるものではなく、任意
の形状に設定することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係るリ
クライニング装置によれば、ベース部材に形成された凹
部の両案内側壁の外周縁部と両案内側壁との間が回動ア
ーム側に突出する凸部に形成されているので、ベース部
材の外周縁に段部を形成することなく、ベース部材と回
動アームの外周縁側を摺接させることができ、ベース部
材に凸部を形成したので摺動係止部材やカムの肉厚を薄
くすることができ、凸部により案内側壁の高さが高くな
るので高負荷時の摺動係止部材との面圧を下げることが
でき、またベース部材の凹部の円弧状側壁の歯部の厚さ
を小さくして回動アームに形成した内歯の厚さを厚くす
ることができる。
【0041】また、請求項2に係るリクライニング装置
によれば、リクライニングデバイスをシートクッション
のアウター側及びインナー側の双方に設け、一方のリク
ライニングデバイスのカムに連結される操作レバーの回
転軸を他方のリクライニングデバイスのカムに連結した
ので、左右のリクライニングデバイスを連動させること
ができ、ベース部材の外周縁に段部を形成することな
く、ベース部材と回動アームの外周縁側を摺接させるこ
とができ、ベース部材に凸部を形成したので摺動係止部
材やカムの肉厚を薄くすることができ、凸部により案内
側壁の高さが高くなるので高負荷時の摺動係止部材との
面圧を下げることができ、またベース部材の凹部の円弧
状側壁の歯部の厚さを小さくして回動アームに形成した
内歯の厚さを厚くすることができる。
【0042】また、請求項3に係るリクライニング装置
によれば、ベース部材の凹部の上端及び下端の円弧状側
壁には歯部が形成され、凸部の外周縁部には歯部が形成
されていないので、ベース部材の凸部の外周縁部と回動
アームの外周縁部とを円滑に摺接させることができる。
【0043】また、請求項3に係るリクライニング装置
によれば、回動アームに形成した内歯と同心円上のロッ
クオフ面がベース部材の凸部の外周縁部に摺接するよう
に形成されているので、ベース部材の凸部の外周縁部と
回動アームの外周縁部のロックオフ面とを円滑に摺接さ
せることができる。
【0044】本発明によれば、ロック機構の各構成部品
を小型化,軽量化することができ、摺動係止部材の板厚
を薄くすることができ、摺動係止部材の生産性を向上さ
せることができ、ロック強度を強化することができ、レ
イアウト性を向上させることができ、シートの乗降性を
向上させることができる経済性に優れたリクライニング
装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリクライニング装置の実施の形態
の分解斜視図。
【図2】本発明に係るリクライニング装置のベース部材
の拡大斜視図。
【図3】本発明に係るリクライニング装置のリクライニ
ングデバイスの回動アームのロック状態を示す正面図。
【図4】本発明に係るリクライニング装置の回動アーム
のロック状態を示す正面図。
【図5】本発明に係るリクライニング装置を夫々示すも
ので、(a)は図4のW−W線断面図、(b)は図5の
X−X線断面図。
【図6】従来のリクライニング装置の回動アームのロッ
ク状態を示す正面図。
【図7】従来のリクライニング装置を夫々示すもので、
(a)は図6のY−Y線断面図、(b)は図6のZ−Z
線断面図。
【符号の説明】
1 ベース部材 1A ベース部材 1B ベース部材 2 回動アーム 2A 回動アーム 2B 回動アーム 2a アーム半体 2b アーム半体 3 操作レバー 4 枢軸 4A 枢軸 4B 枢軸 9a 案内側壁 9b 案内側壁 9c 円弧状側壁 9d 円弧状側壁 9e 凸部 11a 係止歯部 11b 係止歯部 12A インナーツース 12B インナーツース 13 外歯 14 カム面 15 切欠部 16 カム 16h 挿通孔 19 円筒状凹部 21a 内歯 21b ロックオフ面 24 連結杆 31 凸部 31a 外周縁部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションに固定されるベース部
    材と、該ベース部材に回動可能に支持され且つシートバ
    ックに固定される回動アームと、前記ベース部材及び回
    動アーム間に介装され、前記ベース部材に形成された凹
    部内にその側壁で進退自在に案内され且つ先端に外歯を
    形成した摺動係止部材と、該摺動係止部材を前記回動ア
    ームに形成した内歯に噛合するロック位置及び内歯から
    離間するロック解除位置間で移動させる回動可能なカム
    とを備えたリクライニング装置において、 前記ベース部材に形成された凹部は左右一対の案内側壁
    と、これら両案内側壁の上端及び下端に連設された円弧
    状側壁を有し、該円弧状側壁と同心円状の両案内側壁の
    外周縁部と両案内側壁との間が回動アーム側に突出して
    凸部が形成され、該凸部の外周縁部が回動アームの摺接
    面に形成されていることを特徴とするリクライニング装
    置。
  2. 【請求項2】 シートクッションに固定されるベース部
    材と、該ベース部材に回動可能に支持され且つシートバ
    ックに固定される回動アームと、前記ベース部材及び回
    動アーム間に介装され、前記ベース部材に形成された凹
    部内にその側壁で進退自在に案内され且つ先端に外歯を
    形成した摺動係止部材と、該摺動係止部材を前記回動ア
    ームに形成した内歯に噛合するロック位置及び内歯から
    離間するロック解除位置間で移動させる回動可能なカム
    とを少なくとも備えたリクライニングデバイスをシート
    クッションのアウター側及びインナー側の双方に設け、
    一方のリクライニングデバイスのカムに連結される操作
    レバーの回転軸を他方のリクライニングデバイスのカム
    に連結したリクライニング装置において、 前記ベース部材に形成された凹部は左右一対の案内側壁
    と、これら両案内側壁の上端及び下端に連設された円弧
    状側壁を有し、該円弧状側壁と同心円状の両案内側壁の
    外周縁部と両案内側壁との間が回動アーム側に突出して
    凸部が形成され、該凸部の外周縁部が回動アームの摺接
    面に形成されていることを特徴とするリクライニング装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ベース部材の凹部の上端及び下端の
    円弧状側壁には歯部が形成され、凸部の外周縁部には歯
    部が形成されていないことを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載のリクライニング装置。
  4. 【請求項4】 前記ベース部材の凹部の上端及び下端の
    円弧状側壁には歯部が形成され、凸部の外周縁部には歯
    部が形成されず、前記回動アームに形成した内歯と同心
    円上のロックオフ面が凸部の外周縁部に摺接するように
    形成されていることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載のリクライニング装置。
JP22752797A 1997-08-08 1997-08-08 リクライニング装置 Pending JPH1146915A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006307888A (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Toyota Boshoku Corp 継手装置

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