JPH09308541A - 内歯式リクライニングデバイス - Google Patents

内歯式リクライニングデバイス

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JPH09308541A
JPH09308541A JP8150201A JP15020196A JPH09308541A JP H09308541 A JPH09308541 A JP H09308541A JP 8150201 A JP8150201 A JP 8150201A JP 15020196 A JP15020196 A JP 15020196A JP H09308541 A JPH09308541 A JP H09308541A
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tooth
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Noriyoshi Yoshida
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    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
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    • B60N2/2356Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by gear-pawl type mechanisms with internal pawls
    • B60N2/236Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by gear-pawl type mechanisms with internal pawls linearly movable
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    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/19Gearing
    • Y10T74/1987Rotary bodies
    • Y10T74/19888External and internal teeth

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内歯式リクライニングデバイスにおいて、内
歯の形成によるひけ量を小さくし、回動アームに作用す
る繰り返し剪断力に対する機械的強度を向上させる。 【解決手段】 ベース部材A,1Bの円形凹部8内に配
設されたカムによって進退されるインナーツース12
A,12Bに形成された外歯13が噛合する内歯21a
を回動アーム2の凹部10に形成し、この内歯21aに
対向する背面側に形成された段部22位置にひけ抑止形
状を有する補強用肉厚部24を内歯21aの全周に亘っ
て形成する。補強用肉厚部24の一部に適宜の間隔で頂
角が45度以下の直角三角形状の強補強部25を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートクッション
に対してシートバックを傾動させる内歯式リクライニン
グデバイスに係り、更に詳述すれば、シートクッション
に固定されるベース部材と、該ベース部材に回動可能に
支持されると共に、シートバックに固定され且つ内壁に
内歯を形成した凹部を有しプレス成形された回動アーム
と、前記ベース部材及び回動アーム間に介装された前記
ベース部材に形成された案内凹部内にその側壁で進退自
在に案内され且つ先端に歯部を形成した摺動係止部材
と、該摺動係止部材を前記回動アームの内歯に噛合する
係止位置及び内歯から離間する離間位置間で移動させる
回動可能なカムと、該カムを回動させる操作レバーとを
少なくとも備えた内歯式リクライニングデバイスに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の内歯式リクライニングデバイスと
しては、例えば特開平6−125821号公報に記載さ
れているものがある。
【0003】この従来例は、固定フランジにカップ形状
の凹部が形成され、このカップ状凹部に外周縁側に歯部
を形成したブロックが半径方向に摺動自在に配設されて
いると共に、ブロックの内側にブロックプレッシャー部
材を配設し、このブロックプレッシャー部材をカムによ
って半径方向に摺動させることにより、ブロックの歯部
を固定フランジに対して回動自在に配設された可動フラ
ンジに形成した内歯に噛合させたり離間させて、シート
の背凭れ部を所望の傾動角位置に傾動させるように構成
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上記従来の
内歯式リクライニングデバイスにあっては、ブロックの
歯部を可動フランジに形成した内歯に噛合させるように
しているので、可動フランジの内歯位置の機械的強度が
大きいことが望まれているが、軽量化の要請から板厚を
厚くするには一定の限度があることから、図7に示すよ
うに、可動フランジAにおける内歯Bの背面側の段部C
に所定間隔で頂角を45度とする二等辺直角三角形状の
補強用肉厚部Dを形成するようにしている。
【0005】ところが、可動フランジAは一般に製造コ
ストの低減を図るためにプレス成形によって製造されて
いるので、二等辺直角三角形状の補強用肉厚部Dを形成
すると、この補強用肉厚部Dに対応する内歯Bの外周部
E及び内周部Fと補強用肉厚部D側の角部Gとにプレス
成形時の弾性変形によって成形後に部分的な形状変化を
生じるひけHが発生することを避けることはできず、補
強用肉厚部Dを全周に亘って形成すると内歯BのひけH
が多くなり、ブロック歯部との噛合時の強度が低下する
と共に、歯飛びを起こすことになるので、部分的に補強
せざるを得ず、また補強数が増大するという未解決の課
題がある。
【0006】また、補強用肉厚部Dを形成していない箇
所には、図8に示すように、繰り返し剪断力が作用する
ために、長期の使用によって疲労剪断破壊によって亀裂
Jが発生する虞れがあるという未解決の課題もある。
【0007】そこで、本発明は、上記従来例の未解決の
課題に着目してなされたものであり、回動アームの厚み
や材質を変更することなく内歯に対向する全周にひけ抑
制形状の補強用肉厚部を形成して内歯部の機械的強度を
向上することができる内歯式リクライニングデバイスを
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る内歯式リクライニングデバイスは、シ
ートクッションに固定されるベース部材と、該ベース部
材に回動可能に支持されると共に、シートバックに固定
され且つ内壁に内歯を形成した凹部を有しプレス成形さ
れた回動アームと、前記ベース部材及び回動アーム間に
介装された前記ベース部材に形成された案内凹部内にそ
の側壁で進退自在に案内され且つ先端に歯部を形成した
摺動係止部材と、該摺動係止部材を前記回動アームの内
歯に噛合する係止位置及び内歯から離間する離間位置間
で移動させる回動可能なカムと、該カムを回動させる操
作レバーとを少なくとも備えた内歯式リクライニングデ
バイスにおいて、前記回動アームの内歯形成部の背面側
段部全周に外表面が少なくとも2つの弯曲面を有するひ
け抑制形状の補強用肉厚部を形成したことを特徴とす
る。
【0009】この請求項1の発明においては、回動アー
ムの内歯形成部の背面側段部の全周にひけ抑制形状の補
強用肉厚部が形成されているので、プレス成形時におけ
る内歯部のひけ発生量を抑制しながら機械的強度を向上
させることができる。
【0010】また、請求項2に係る内歯式リクライニン
グデバイスは、請求項1の発明において、前記補強用肉
厚部の一部に頂角が45度以下の断面直角三角形状の強
補強部を形成したことを特徴とする。
【0011】この請求項2の発明においては、全周に設
けた補強用肉厚部の一部に頂角が45度以下の断面直角
三角形状の強補強部を形成したので、大きなひけを発生
することなくより機械的強度を向上させることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る内歯式リクラ
イニングデバイスを図面を参照して詳述する。図1、図
2及び図3は、本発明に係る内歯式リクライニングデバ
イスの実施の形態を示す斜視図、正面図及びそのA−A
線断面図であり、シートクッション(図示せず)の左右
に固定される一対のベース部材1A,1Bに対してシー
トバック(図示せず)の左右に取付けられた一対の回動
アーム2(2A,2B)が操作レバー3に固着された枢
軸4(4A,4B)を中心として回動自在に保持されて
いる。
【0013】ベース部材1A,1Bの夫々は、図2〜図
5(a),(b)に示すように、左右対称に構成され、
シートクッションのフレームに固定される取付部6a,
6bと、その上方に形成された中央部に枢軸4を挿通す
る挿通孔7を形成した円形凹部8とが形成されている。
【0014】円形凹部8の底板部8aの中央部には、上
下に延長する左右一対の案内側壁9a,9bとこれら案
内側壁9a,9bの上端及び下端に連接された円弧状側
壁9c,9dとから略長方形状に形成された凹部10が
形成されている。ここで、円弧状側壁9c,9dには図
3に示すように夫々後述するインナーツース12A,1
2Bの外歯13と噛合する係止歯部11a,11bが形
成されている。
【0015】そして、凹部10内に摺動係止部材として
の上下一対のインナーツース12A,12Bが案内側壁
9a,9bによって案内されて半径方向に進退自在に配
設されている。これらインナーツース12A,12Bに
は、その外周側に外歯13が形成されていると共に、内
周側にカム面14が形成されている。
【0016】ここで、インナーツース12A,12Bの
カム面14は、挿通孔7の中心を中心として点対称に形
成され、内周面の左右端部側に対称に形成された略45
度に傾斜する係止部14a,14bと、この係止部14
aから時計方向に形成された外方に弯曲する弯曲部14
cと、この弯曲部14cの端部に形成された水平方向に
延長する係止部14dと、この係止部14dから時計方
向に係止部14bに至って外方に鉤状に弯曲形成された
弯曲部14eとで構成されている。
【0017】更に、凹部10のインナーツース12A,
12B間には、枢軸4に形成された二面幅に嵌合して回
動されるカム16が配設されている。このカム16は、
各インナーツース12A,12Bに対向する面に夫々、
カム面14の係止部14a,14bに当接する係止部1
6a,16bと、係止部16aから時計方向に内方側に
弯曲する弯曲部16cと、この弯曲部16cの端部に形
成された係止部14dに当接する係止部16dと、この
係止部16dより時計方向に外方に鉤状に突出形成され
た突出部16eと、この突出部16eと係止部16b間
に形成された内方に弯曲する弯曲部16fとを有するカ
ム面が形成されている。
【0018】回動アーム2は、上端側にシートバックに
取付ける取付穴18a,18bが形成されていると共
に、下端側にベース部材1の凹部10の円弧状側壁9
a,9bの半径と同一半径の円筒状凹部19を有し、こ
の円筒状凹部19の中央部に前述した枢軸4A,4Bを
挿通する挿通孔20が形成されていると共に、円筒状凹
部19を形成する内壁に上左半部及び下右半部に夫々例
えば約120度の角範囲に亘って上述したインナーツー
ス12A,12Bの外歯13に噛合する内歯21a,2
1bが形成されている。
【0019】そして、図3及び図5(a),(b)に示
すように、内歯21a,21bの歯先円に対応する裏面
側位置に円周状の段部22が形成されて、内歯21a,
21bに対応する部分に薄肉部23が形成されている。
この薄肉部23には、その内歯21a,21bに対向す
る背面側の全周に亘ってひけ抑制形状の補強用肉厚部2
4が形成されている。
【0020】この補強用肉厚部24は、その外表面が、
図5(a)に示すように、内歯21a,21bの歯底円
より外方側の位置Pから中心を内歯21a,21bとは
反対側とし小半径R1 で段部22側に向かうに従い背面
側に突出する弯曲面F1 と、その先端側から中心を内歯
21a,21b側として小半径R1 よりは大きな大半径
2 で薄肉部23と略平行な位置まで弯曲する弯曲面F
2 と、その先端から中心を内歯21a,21bとは反対
側とし大半径R2 よりは小さい中半径R3 で段部22の
円筒面に接する弯曲面F3 とで偏平S字状に形成されて
いる。
【0021】このように、補強用肉厚部24の外表面が
S字状に形成され、且つその肉厚が最大でも内歯21
a,21bと薄肉部23との合計厚みの1/5程度に抑
えられているので、回動アーム2をプレス成形したとき
に、内歯21a,21bのベース部材1A,1B側端部
のひけ量B、内歯21a,21bの基部側のインナーツ
ース干渉逃げ量C及び段部22の背面側端部におけるひ
け量Cは従来例に比較して十分小さくすることができ
る。
【0022】更に、上部側の内歯21aに対向する補強
用肉厚部24の一部に図5(b)に示すように所定角度
間隔で幅狭の強補強部25が形成されている。この強補
強部25は、その断面形状が従来例における二等辺直角
三角形状の補強部の頂点Pの頂角と同様の直角三角形状
に形成されている。
【0023】このように、内歯21a,21bに対向す
る背面側位置の全周に亘ってにひけ抑止形状の補強用肉
厚部25を形成することにより、内歯21a,21bに
対向する薄肉部23の厚みが増加することにより、その
厚み方向の剪断力に対する機械的強度を大幅に増加させ
ることができ、薄肉部23での疲労剪断破壊を確実に防
止することができる。
【0024】即ち、回動アーム2の内歯21a,21b
にインナーツース12A,12Bの外歯13が噛合して
いるロック状態で、回動アーム2に図6に示すように、
時計方向の負荷が掛かったときには、インナーツース1
2A,12Bの外歯13と回動アーム2の内歯21a,
21bとの噛合部にインナーツース12A,12Bを内
方に押し上げる力FAが発生すると同時に回動アーム2
を外方に押し下げる力FBが発生する。
【0025】この回動アーム2を外方に押し下げる力F
Bは、内歯21a,21bが凹部19の内壁に形成され
ており、その背面側に薄肉部23が存在することによ
り、この薄肉部23に剪断力として作用することになる
が、この薄肉部23が内歯21a,21bの全周に亘っ
て補強用肉厚部24で補強されているので、剪断力に対
して十分な機械的強度を持つことになり、剪断力による
疲労破壊を確実に防止することができる。
【0026】一方、回動アーム2の内歯21a側では、
内歯21aとインナーツース12Aの外歯13との噛合
状態による前述した剪断力の他に、シートバック側から
の時計方向の剪断力も作用することになるが、この上部
側には、前述したように補強用肉厚部24の一部に幅狭
の直角三角形状の強補強部25が形成されているので、
この強補強部25によって円周方向の剪断力に対して十
分な機械的強度を持たすことができる。
【0027】結局、回動アーム2の内歯21a,21b
の背面側に複数の弯曲部F1 〜F3を有するひけ抑止形
状の補強用肉厚部24を形成することにより、回動アー
ム2のプレス成形時における内歯21a,21bの外表
面側のひけ量を小さく維持しながら補強用肉厚部24を
形成をすることが可能となり、剪断力に対する機械的強
度を向上させることができると共に、シートバック側か
ら回動アーム2に入力される負荷による内歯21a位置
における円周方向の剪断力に対しては補強用肉厚部24
の一部に所定間隔を保って形成された直角三角形状の強
補強部25によって十分な機械的強度を補償することが
できる。
【0028】因みに、従来例のように頂角を45度とす
る2等辺三角形状の補強部を全周に亘って形成する場合
には、内歯21a,21bの外表面側に大きなひけが生
じることから、これを全周に形成すると内歯21a,2
1bの歯欠けを生じることになり、回動アーム2のロッ
ク状態における耐衝撃性が低下するという問題点がある
が、本実施の形態においては、補強用肉厚部24がひけ
抑制形状に形成されているので、内歯21a,21bの
全周に亘って形成することができ、内歯21a,21b
に生じるひけ量を小さくしながら機械的強度を向上させ
ることができる。
【0029】そして、ベース部材1A,1B及び回動ア
ーム2A,2Bは、図4に示すように、二面幅を有する
枢軸4A,4Bを回動アーム2の外側から挿通孔20、
カム16及びベース部材1A,1Bの挿通孔7に挿通し
た状態でベース部材1A,1Bより外方に突出する端部
にスナップリング27を嵌合させて一体化されている。
【0030】ここで、枢軸4A,4Bは、回動アーム2
A,2B側に設けたホルダー28によってベース部材1
A,1Bに回動自在に保持されていると共に、両枢軸4
A,4Bがベース部材1A,1Bより突出した端部間に
円筒状の連結杆29がセレーション嵌合されて連結され
ている。
【0031】そして、各枢軸4A,4Bは、ホルダー2
8より外方に突出形成された突出片4aとホルダー28
との間に介挿したコイルスプリング30によって図4で
見て反時計方向に付勢され、枢軸4Bに操作レバー3が
一体に取付けられている。
【0032】更に、回動アーム2は、ホルダー28に中
心側端部が固定された渦巻き状のリターンスプリング3
1の外周端が係止されることにより、シートバックをシ
ートクッション側に付勢するように、図4で見て反時計
方向に付勢されている。
【0033】次に、前記実施の形態の動作を説明する。
今、図1に示すように、枢軸4A,4Bがコイルスプリ
ング30によって反時計方向に付勢されてホルダー28
に係合しているものとする。この状態では、カム16の
係止部16a,16b及び16dが夫々図7に示すよう
にインナーツース12A,12Bのカム面14の係止部
14a,14b及び14dに当接する反時計方向回動位
置をとる。
【0034】このため、インナーツース12A,12B
がベース部材1A,1Bの凹部10の案内側壁9a,9
bに案内されて夫々外方に摺動し、その先端部に形成さ
れた外歯13が回動アーム2の内歯21a,21bとベ
ース部材1A,1Bの係止歯部11a,11bとに夫々
噛合した状態となっている。
【0035】この結果、ベース部材1A,1Bに対する
回動アーム2A,2Bの回動が規制されたロック状態を
維持する。このロック状態では、インナーツース12
A,12Bの側壁部がベース部材1の凹部10の案内側
壁9a,9bに係合していると共に、外歯13がベース
部材1A,1Bの凹部の係止歯部11a,11bに噛合
している。
【0036】従って、例えば衝突事故によってシートバ
ックに過大な衝撃力が作用した場合には、この衝撃力が
回動アーム2を介してインナーツース12A,12Bに
伝達されるが、これらインナーツース12A,12Bに
伝達された衝撃力は、ベース部材1A,1Bの案内側壁
9a,9b及び係止歯部11a,11bによって分割さ
れて受けられることになり、案内側壁9a,9bで受け
る面圧は従来例に比較して半減することになり、案内側
壁が変形したり損傷することを抑制することができ、リ
クライニング機能を確保することができる。
【0037】このロック状態から操作レバー3をコイル
スプリング30に抗して図1で見て時計方向に回動させ
ると、これに応じてカム16も時計方向に回動すること
により、カム16の係止部16a,16b及び16dが
インナーツース12A,12Bのカム面14の係止部1
4a,14b及び14dとの係止状態を脱することにな
る。
【0038】この状態でシートバックを所望の傾動角に
傾動させると、これに応じて回動アーム2が回動し、こ
れによってその内歯21aからインナーツース12A,
12Bに伝達される力によって、インナーツース12
A,12Bが夫々内方に摺動し、内歯21a,21bと
インナーツース12A,12Bの外歯13との噛合状態
が解除されることによりロック状態が解除され、シート
バックを所望傾動角に傾動させることができる。
【0039】そして、シートバックの所望傾動角への傾
動が終了したら、操作レバー3の回動を解除することに
より、カム16が反時計方向に回動することにより、イ
ンナーツース12A,12Bを夫々半径方向である外方
に摺動させて、その外歯13をベース部材1A,1Bの
凹部10における係止歯部11a,11b及び回動アー
ム2の内歯21a,21bに噛合させることによりロッ
ク状態に復帰する。
【0040】尚、前記実施の形態においては、一対のイ
ンナーツース12A,12Bを有する場合について説明
したが、これに限定されるものではなく、所定角間隔を
保って三組以上のインナーツースを設けるようにしても
よい。
【0041】また、ベース部材1A,1B、回動アーム
2A,2B、操作レバー3、インナーツース12A,1
2B及びカム16の形状は前記実施の形態に限定される
ものではなく、任意の形状に設定することができる。
【0042】更に、上記実施の形態においては、強補強
部25を頂点Pの頂角を従来例と同様の直角三角形断面
形状に形成した場合について説明したが、内歯21aに
大きなひけを発生しないように頂角を45度以下の小さ
い値に設定することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る内
歯式リクライニングデバイスによれば、リクライニング
デバイスのロック状態で、回動アーム側に負荷が掛かる
ことにより、回動アームの内歯の背面側に剪断力が作用
する場合であっても、この剪断力に対してひけ抑止形状
を有する補強用肉厚部を内歯の全周に亘って形成するこ
とにより、プレス成形時に内歯に大きなひけを発生させ
ることなく、十分な機械的強度を保証することができる
という効果が得られる。
【0044】また、請求項2に係る内歯式リクライニン
グデバイスによれば、補強用肉厚部全周に設けた補強用
肉厚部の一部に頂角が45度以下の断面直角三角形状の
強補強部を形成したので、大きなひけを発生することな
くより機械的強度を向上させることができるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内歯式リクライニングデバイスの
実施の形態の斜視図。
【図2】本発明に係る内歯式リクライニングデバイスの
実施の形態の正面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】図1の分解斜視図。
【図5】本発明に係る内歯式リクライニングデバイスの
回動アームの内歯部における補強部を示すもので、
(a)は補強用肉厚部の拡大断面図、(b)は強補強部
の拡大断面図である。
【図6】本発明に係る内歯式クライニングデバイスのベ
ース部材及び回動アームのロック状態を示す図。
【図7】従来例における内歯部の補強部を示す拡大断面
図。
【図8】従来例における内歯部の無補強部を示す拡大断
面図。
【符号の説明】
1A ベース部材 1B ベース部材 2A 回動アーム 2B 回動アーム 3 操作レバー 4A 枢軸 4B 枢軸 9a 案内側壁 9b 案内側壁 9c 円弧状側壁 9d 円弧状側壁 12A インナーツース 12B インナーツース 13 外歯 14 カム面 16 カム 19 円筒状凹部 20 挿通孔 21a 内歯 21b 内歯 22 段部 23 薄肉部 24 補強用肉厚部 25 強補強部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションに固定されるベース部
    材と、該ベース部材に回動可能に支持されると共に、シ
    ートバックに固定され且つ内壁に内歯を形成した凹部を
    有しプレス成形された回動アームと、前記ベース部材及
    び回動アーム間に介装された前記ベース部材に形成され
    た案内凹部内にその側壁で進退自在に案内され且つ先端
    に歯部を形成した摺動係止部材と、該摺動係止部材を前
    記回動アームの内歯に噛合する係止位置及び内歯から離
    間する離間位置間で移動させる回動可能なカムと、該カ
    ムを回動させる操作レバーとを少なくとも備えた内歯式
    リクライニングデバイスにおいて、前記回動アームの内
    歯形成部の背面側段部全周に外表面が少なくとも2つの
    弯曲面を有するひけ抑制形状の補強用肉厚部を形成した
    ことを特徴とする内歯式リクライニングデバイス。
  2. 【請求項2】 前記補強用肉厚部の一部に頂角が45度
    以下の断面直角三角形状の強補強部を形成したことを特
    徴とする請求項1記載の内歯式リクライニングデバイ
    ス。
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