JPH11354486A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

基板処理装置および基板処理方法

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JPH11354486A
JPH11354486A JP16081098A JP16081098A JPH11354486A JP H11354486 A JPH11354486 A JP H11354486A JP 16081098 A JP16081098 A JP 16081098A JP 16081098 A JP16081098 A JP 16081098A JP H11354486 A JPH11354486 A JP H11354486A
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JP
Japan
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substrate
processing
liquid
processing liquid
temperature gas
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Application number
JP16081098A
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English (en)
Inventor
Yusuke Muraoka
祐介 村岡
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルコール蒸気による基板の汚染を防止でき
て、基板を十分に乾燥することができる基板処理装置お
よび基板処理方法を提供する。 【解決手段】 基板処理装置1において、処理槽562
に貯留される純水L1から複数の基板Wをリフタ563
の上昇とともに引き上げる。液面TL1の上方に露出し
た基板Wに付着する処理液を、凍結用ガス噴射部565
から噴射する凍結用ガスFGによって液面TL1の上方
部分FRにおいて凍結させ、超音波発振器569によっ
て純水L1を介して基板Wに超音波振動を付与すること
により、凍結により氷片P1として基板Wに付着してい
る処理液を脱落させる。また、さらに、昇華用ガス噴射
部566は、凍結用ガス噴射部565の上方において、
昇華用ガスSGを噴射し、基板Wに残存する氷片P1を
部分SRにおいて昇華させる。これによって、基板Wの
乾燥処理を十分に行うことができ、また、乾燥処理のた
めにアルコールを用いる必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ、液
晶表示器用基板等のFPD(Flat Panel Display)用基
板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等の
基板(以下「基板」という)を所定の処理液に浸漬させ
た後、基板を処理液から相対的に引き上げて基板を乾燥
させる基板処理装置および基板処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の基板処理装置の従来例として
は、例えば、特開平8−88210号公報に開示させる
ものが知られている。
【0003】この基板処理装置は、純水を貯留する洗浄
槽と、その主面が鉛直方向と平行になるように互いに平
行に配列された複数の基板を保持する保持部と、保持部
を昇降させ保持部に保持された基板を洗浄槽に貯留され
た純水に浸漬させるとともに純水中から引き上げる昇降
駆動機構と、昇降駆動機構により純水中から引き上げら
れる複数の基板の表面にIPA(イソプロピルアルコー
ル)などアルコール蒸気を供給する蒸気供給口とを有し
ている。
【0004】この基板処理装置によれば、保持部に保持
された複数の基板が洗浄槽に貯留された純水に浸漬され
て洗浄される。そして、洗浄された複数の基板を昇降駆
動機構により純水中から引き上げつつ、複数の基板の表
面にアルコール蒸気を蒸気供給口から供給して、基板に
付着した純水をアルコール蒸気で置換して、基板に付着
した純水を除去して基板を乾燥させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにアルコール蒸気を用いて基板を乾燥させると、乾
燥処理後に、基板の表面にアルコールが残存する。この
ようにアルコールが残存した基板を例えば加熱炉内で加
熱すると、基板にアルコール中の炭素成分が付着して基
板が汚染される(カーボン汚染)。その結果、この基板
から製造される電子装置(たとえば半導体素子)の歩留
まりが低下するという問題が発生する。
【0006】また、近年、EHS(Environment,Healt
h,Safety)についての問題意識が高まってきており、I
PAなどのアルコールの使用はできるだけ削減すること
が望ましい。
【0007】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、アル
コール蒸気による基板の汚染を防止できて、基板を十分
に乾燥することができる基板処理装置および基板処理方
法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の基板処理装置は、基板を所定の処
理液に浸漬させた後、基板を処理液から相対的に引き上
げて基板を乾燥させる基板処理装置において、所定の処
理液を貯留する貯留手段と、その主面が鉛直方向とほぼ
平行になるように基板を支持しつつ前記貯留手段に貯留
させた貯留処理液中と当該貯留処理液の上方との間で基
板を相対的に昇降させる昇降手段と、前記昇降手段によ
り前記貯留処理液の上方に露出した基板の主面に付着す
る付着処理液を凍結させて凍結処理液とする凍結手段
と、前記凍結処理液が付着する基板を振動させる振動付
与手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の基板処理装置は、請求項
1に記載の基板処理装置において、前記凍結手段は、前
記貯留処理液の液面近傍で、当該液面および基板の主面
に沿った方向に低温の気体を噴射して基板の主面に吹き
付ける低温気体供給手段を有することを特徴とする。
【0010】請求項3に記載の基板処理装置は、請求項
2に記載の基板処理装置において、前記凍結手段は、前
記低温気体供給手段により吹き付けられた前記低温の気
体を排気する低温気体排気手段をさらに有することを特
徴とする。
【0011】請求項4に記載の基板処理装置は、請求項
1ないし請求項3のいずれかに記載の基板処理装置にお
いて、前記振動付与手段は、前記貯留処理液から相対的
に引き上げられる基板の少なくとも一部が前記貯留処理
液中に浸漬しているときに、前記貯留処理液に超音波を
付与する超音波付与手段を有することを特徴とする。
【0012】請求項5に記載の基板処理装置は、請求項
1ないし請求項4のいずれかに記載の基板処理装置にお
いて、基板に付着している前記凍結処理液を昇華させる
昇華手段をさらに備えることを特徴とする。
【0013】請求項6に記載の基板処理装置は、請求項
2または請求項3に記載の基板処理装置において、基板
に付着している前記凍結処理液を昇華させる昇華手段を
さらに備え、当該昇華手段は、前記低温気体供給手段の
上方に配置され前記低温気体供給手段による前記低温の
気体の噴射方向とほぼ同一方向にほぼ常温の気体を噴射
して基板の主面に吹き付ける常温気体供給手段を有する
ことを特徴とする。
【0014】請求項7に記載の基板処理装置は、請求項
6に記載の基板処理装置において、前記昇華手段は、前
記常温気体供給手段により吹き付けられた前記ほぼ常温
の気体を排気する常温気体排気手段をさらに有すること
を特徴とする。
【0015】上記目的を達成するため、請求項8に記載
の基板処理方法は、基板を所定の処理液に浸漬させた
後、基板を処理液から相対的に引き上げて基板を乾燥さ
せる基板処理方法において、所定の処理液に基板を浸漬
させる浸漬工程と、前記浸漬工程後の基板を、その主面
が鉛直方向とほぼ平行になるように支持しつつ前記処理
液の上方に相対的に引き上げる引き上げ工程と、前記引
き上げ工程で前記処理液より上方に露出した基板の主面
に付着する付着処理液を凍結させて凍結処理液とする凍
結工程と、前記凍結処理液が付着している基板を振動さ
せる振動付与工程と、を含むことを特徴とする。
【0016】請求項9に記載の基板処理方法は、請求項
8に記載の基板処理方法において、前記振動付与工程
は、前記引き上げ工程で引き上げられる基板の少なくと
も一部が前記処理液に浸漬しているときに、前記処理液
に超音波を付与する工程であることを特徴とする。
【0017】請求項10に記載の基板処理方法は、請求
項8または請求項9に記載の基板処理方法において、基
板に付着している前記凍結処理液を昇華させる昇華工程
をさらに含むことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0019】<A.装置> <A1.装置の概要>図1は、この発明の実施の形態の
基板処理装置1の構成を示す斜視図である。図示のよう
に、この装置1は、未処理基板(たとえば半導体ウエ
ハ)を収納しているカセットCが投入されるカセット搬
入部2と、このカセット搬入部2からのカセットCが載
置され内部から複数の基板が同時に取り出される基板取
出部3と、カセットCから取り出された未処理基板が順
次洗浄処理される基板処理部5と、洗浄処理後の複数の
処理済み基板が同時にカセットC中に収納される基板収
納部7と、処理済み基板を収納しているカセットCが払
い出されるカセット搬出部8とを備える。さらに、装置
の前側には、基板取出部3から基板収納部7に亙って基
板移載搬送機構9が配置されており、洗浄処理前、洗浄
処理中及び洗浄処理後の基板を一箇所から別の箇所に搬
送したり移載したりする。
【0020】カセット搬入部2は、水平移動、昇降移動
及び垂直軸回りの回転が可能なカセット移載ロボットC
R1を備え、カセットステージ2a上の所定位置に載置
された一対のカセットCを基板取出部3に移載する。
【0021】基板取出部3は、昇降移動する一対のホル
ダ3a、3bを備える。そして、各ホルダ3a、3bの
上面にはガイド溝が刻設されており、カセットC中の未
処理基板を垂直かつ互いに平行に支持することを可能に
する。したがって、ホルダ3a、3bが上昇すると、カ
セットC中から基板が押し上げられる。カセットC上方
に押し上げられた基板は、基板移載搬送機構9に設けた
搬送ロボットTRに受け渡され、水平移動後に基板処理
部5に投入される。
【0022】基板処理部5は、薬液を収容する薬液槽C
Bを備える薬液処理部52と、純水を収容する水洗槽W
Bを備える水洗処理部54と、単一槽内で各種の薬液処
理や水洗処理および乾燥処理を行う処理槽562を備え
る多機能処理部56とを有する。
【0023】基板処理部5において、薬液処理部52及
び水洗処理部54の後方側には、第1基板浸漬機構55
が配置されており、これに設けた上下動及び横行可能な
リフタヘッドLH1によって、搬送ロボットTRから受
け取った基板を薬液処理部52の薬液槽CBに浸漬した
り、水洗処理部54の水洗槽WBに浸漬したりする。ま
た、多機能処理部56の後方側には、第2基板浸漬機構
57が配置されており、これに設けた上下動可能なリフ
タヘッド563aによって、搬送ロボットTRから受け
取った基板を多機能処理部56の処理槽562内に支持
する。
【0024】基板収納部7は、基板取出部3と同様の構
造を有し、昇降可能な一対のホルダ7a、7bによっ
て、搬送ロボットTRに把持された処理済み基板を受け
取ってカセットC中に収納する。
【0025】また、カセット搬出部8は、カセット搬入
部2と同様の構造を有し、移動自在のカセット移載ロボ
ットCR2を備え、基板収納部7上に載置された一対の
カセットをカセットステージ8a上の所定位置に移載す
る。
【0026】基板移載搬送機構9は、水平移動及び昇降
移動が可能な搬送ロボットTRを備える。そして、この
搬送ロボットTRに設けた一対の回転可能なハンド9
1、92よって基板を把持することにより、基板取出部
3のホルダ3a、3bに支持された基板を基板処理部5
の第1基板浸漬機構55に設けたリフタヘッドLH1側
に移載したり、このリフタヘッドLH1側から隣りの第
2基板浸漬機構57に設けたリフタヘッド563a側に
基板を移載したり、このリフタヘッド563a側から基
板収納部7のホルダ7a、7bに基板を移載したりす
る。
【0027】<A2.多機能処理部56の構成>つぎ
に、多機能処理部56の縦断面図および横断面図である
図2および図3を用いて、その機構的構成を説明してい
く。
【0028】多機能処理部56は主にケーシング56
0、シャッタ561、処理槽562、リフタ563、リ
フタ駆動部564、凍結用ガス噴射部565、昇華用ガ
ス噴射部566、凍結用ガス排気部568A、昇華用ガ
ス排気部568B、および超音波発振器569を備えて
いる。
【0029】ケーシング560は上面に基板搬出入口T
Oを備え、その周囲にシール部材560aが固着されて
いる。また、その底面には排気管560bを備えてい
る。
【0030】シャッタ561は遮蔽板561aとそれを
挟むようにしてケーシング561の側面上端に設けられ
たガイド561bを備えており、当該ガイド561bの
ガイドレールに沿って遮蔽板561aが若干上下動する
とともに水平方向にスライドすることによって開閉す
る。なお、ケーシング560上面に設けられたシール部
材560aにより、閉じた状態ではシャッタ561は気
密性が保たれている。
【0031】処理槽562はフッ酸(HF)などの薬液
および純水(DIW)(以下、併せて「処理液」とい
う。)を所定の割合でおよび順次に満たすことが可能
で、それらに基板Wが浸漬されて、それぞれエッチング
処理や洗浄処理が行われる。また、処理槽562の底面
には処理液の帰還用の配管562c、廃液用の配管56
2d、処理液供給用の配管562eが連結されている。
さらに、処理槽562の四方の外側面の上端には処理液
回収溝562aが設けられており、それには処理液回収
用の配管562bが連結されている。
【0032】リフタ563はリフタヘッド563aと保
持板563bとの間に、基板Wを保持する保持溝を多数
備えた基板ガイド563cを3本備えている。
【0033】リフタ駆動部564は従動プーリ564d
とサーボモータ564aに取り付けられた駆動プーリ5
64cとに掛け回されたタイミングベルト564bに、
その長手方向が鉛直方向となっているシャフト564c
が連結されるとともに、シャフト564cの上端はリフ
タ563のリフタヘッド563aに連結されており、サ
ーボモータ564aの駆動によりリフタ563およびそ
れに保持された複数の基板Wを昇降させ、図2および図
3に示した基板Wの搬送ロボットTRとの受け渡し位置
TP、基板Wの上記処理液への浸漬位置DP、受け渡し
位置TPと浸漬位置DPとの間の中間位置DR、に位置
させることが可能となっている。
【0034】凍結用ガス噴射部565は、ケーシング5
60の内部の一側面に凍結用ガス供給管565aがブラ
ケット565bにより取り付けられるという構成を有す
る。また、凍結用ガス供給管565aには、ノズル形状
の複数の噴射口565Jが略水平方向に設けられてお
り、この噴射口565Jから、基板表面の付着液を凍結
させるための凍結用ガスFGとして低温のN2(窒素)
ガスを供給する。複数の噴射口565Jのそれぞれは、
リフタ563に支持されている複数の基板の配列間隔の
間隙に対応するように設けられ(図3参照)、各基板に
対して効率的に凍結用ガスFGの供給を行うことができ
るようになっている。
【0035】昇華用ガス噴射部566は、凍結用ガス噴
射部565と同様の構成を有しており、昇華用ガス供給
管566aがブラケット566bにより取り付けられ、
凍結用ガス噴射部565の上方に位置する。昇華用ガス
供給管566aには、複数の噴射口566Jが略水平方
向に設けられている。この複数の噴射口566Jは、後
述するプロセスによって基板表面に凍結して付着してい
る処理液を昇華させるための昇華用ガスSGとして、ほ
ぼ常温のN2(窒素)ガスを供給する。また、複数の噴
射口566Jのそれぞれは、リフタ563に支持されて
いる複数の基板の配列間隔の間隙に対応するように設け
られ(図3参照)、各基板に対して効率的に昇華用ガス
SGの供給を行うことができるようになっている。
【0036】なお、噴射口565Jまたは噴射口566
Jについては、リフタ563に載置される全基板Wの主
面の両側に対して凍結用ガスFGまたは昇華用ガスSG
を供給できるように、リフタ563に載置可能な最大基
板数よりも1つ多い数の噴射口565Jまたは噴射口5
66Jが設けられていることが好ましい。また、基板W
の「主面」とは、基板Wにおける加工面を意味し、通常
は、2次元的に大きな広がりを有しており、側面ではな
い面を意味する。さらに、噴射口565J、566J
は、ノズル形状に限定されず、たとえば、単なる開口部
として加工しても良い。また、図2および図3には図示
しないが凍結用ガス供給管565aには配管565c
(図4参照)が連結されており、昇華用ガス供給管56
6aには配管566c(図4参照)が連結されている。
【0037】また、凍結用ガス排気部568Aは、凍結
用ガス噴射部565に対向する位置に配置されており、
複数のスリット状の排気口を有している。各スリット状
の排気口は、リフタ563に支持されている複数の基板
の配列間隔の間隙に対応するように設けられており、凍
結用ガス噴射部565により吹き付けられた凍結用ガス
FGである低温の窒素を排気する。これにより、凍結用
ガスFGの安定した気流を生成することができるので、
より効率的に基板の主面に凍結用ガスFGを供給するこ
とができる。
【0038】さらに、昇華用ガス排気部568Bは、昇
華用ガス噴射部566に対向する位置に配置されてお
り、複数のスリット状の排気口を有している。各スリッ
ト状の排気口は、リフタ563に支持されている複数の
基板の配列間隔の間隙に対応するように設けられてお
り、昇華用ガス噴射部566により吹き付けられた昇華
用ガスSGであるほぼ常温の窒素を排気する。これによ
り、昇華用ガスSGの安定した気流を生成することがで
きるので、より効率的に基板の主面に昇華用ガスSGを
供給することができる。なお、ここでは、凍結用ガス排
気部568Aおよび昇華用ガス排気部568Bは、別個
に設けられるものとしているが、縦長のスリット部を有
する単一の排気部(図示せず)を共用することによって
も同様の効果を得ることができる。
【0039】また、超音波発振器569は、図示しない
高周波電源によって駆動されることにより、超音波振動
を発生する。この超音波振動の周波数としては、たとえ
ば、1MHz〜数MHzの値のものを用いることができ
る。この超音波発振器569を動作させることによっ
て、処理槽562に貯留される純水L1を介してその超
音波振動が基板Wに付与される。
【0040】図4は多機能処理部56の構造を示す模式
図である。多機能処理部56は制御部567aを備えて
おり、三方弁V1、バルブV2〜V9のそれぞれに電気
的に接続されており、制御部567aの制御により三方
弁V1はその流路を切替えられ、バルブV2〜V9は開
閉される。
【0041】配管562bには三方弁V1、ポンプPお
よびフィルタFが介挿されており、さらにフィルタFに
は配管562cが連結されている。また、三方弁V1の
配管562bに連結されていないポートは配管562b
cを通じて処理槽および施設内の排液ラインを連通する
配管562dに連結されており、さらに配管562dの
その先にバルブV2が介挿されている。そして、制御部
567aは、処理槽562から処理液回収溝562aに
溢れた処理液をフィルタFにより濾過した後に処理槽5
62への帰還させる方向と、排液ラインへ排出する方法
とに所定のタイミングで切替えるように三方弁V1を制
御する。
【0042】配管562eは二又に分かれ、その一方は
バルブV3を介して薬液供給源567bに連結され、他
方はバルブV4を介してDIW供給源567cに連結さ
れている。制御部567aは、バルブV3、V4を制御
することにより薬液と純水とを所定の割合および所定の
タイミングで処理槽562に供給する。
【0043】配管560bはバルブV5およびエアポン
プAPを介して施設内の排気ラインに連通されており、
制御部567aはバルブV5の制御によりケーシング5
60内の雰囲気を所定のタイミングで排出する。
【0044】配管565cは蒸発器などを含む低温窒素
供給源(図示せず)にバルブV6を介して接続されてお
り、制御部567aはバルブV6の制御により凍結用ガ
ス噴射部565を通じて凍結用の低温窒素ガスを、処理
液の上方に露出した基板に対して所定のタイミングで供
給する。なお、これらの凍結用ガスFGの供給に関連す
る部材には、低温特性に優れた材質のものを用いること
が好ましく、たとえば、フッ素樹脂製およびステンレス
製のチューブなどを用いることができる。
【0045】また、配管566cはバルブV7を介して
常温窒素供給源(図示せず)に接続されており、制御部
567aはバルブV7の制御により昇華用ガス噴射部5
66を通じて昇華用の常温窒素ガスを、処理液の上方に
露出した基板に対して所定のタイミングで供給する。
【0046】なお、低温窒素ガスや純水の供給は、この
基板処理装置1が設置される工場の共通設備から行うこ
とも可能である。
【0047】さらに、凍結用ガス排気部568Aおよび
昇華用ガス排気部568Bのそれぞれは、配管568A
cおよび配管568Bcに接続されており、バルブV8
およびバルブV9を制御することなどにより、対応する
凍結用ガス噴射部565および昇華用ガス噴射部566
から供給される窒素ガスを工場内の排気ラインへと排気
する。
【0048】<B.動作> <B1.概要>図2を再び参照する。上記のような構造
を有する多機能処理部56において、処理対象となる複
数の基板Wは、搬送ロボットTR(図1参照)との受け
渡しのための受け渡し位置TPにおいて搬送ロボットT
Rからリフタ563に受け渡された後、リフタ駆動部5
64(図3参照)によってリフタ563とともに浸漬位
置DPへと下降され、処理槽562において貯留される
所定の処理液Lに浸漬される。なお、これらの複数の基
板Wは、その主面が鉛直方向と平行になるように互いに
平行に配列されている(図3参照)。
【0049】基板Wを浸漬する処理液Lとしては、各種
の薬液および純水を用いることができ、これらの使用さ
れる処理液Lを変更することにより、その処理液Lに応
じた各種の薬液処理および洗浄処理を基板Wに対して行
うことができる。たとえば、フッ酸と水とを所定の割合
で混合した処理液中に浸漬することにより、この処理液
をエッチング処理液として機能させてエッチング処理を
行うことが可能である。また、その後、処理液を順次に
純水に置換することにより、純水による洗浄処理を行う
ことも可能である。なお、この際には、基板Wを雰囲気
中に露出させることなく処理液中に浸漬したまま薬液処
理から純水処理へと移行して処理を続行することができ
るので、パーティクルの発生を防止できるなどの効果が
ある。このように、処理槽562においては、各種の処
理液による処理を行うことができる。
【0050】そして、これらの処理が終了した後、基板
をこの処理液Lから引き上げることが必要になる。本実
施形態の装置1は、この点について以下のようにして乾
燥処理を行うことに特徴を有する。
【0051】以下では、多機能処理部56の処理槽56
2に貯留される純水に浸漬させて洗浄処理を行った後、
基板を処理液Lである純水から相対的に引き上げて基板
を乾燥させる場合について説明する。
【0052】<B2.乾燥処理>図5(a)は、洗浄処
理終了後、基板Wが浸漬位置DPに存在する状態を示す
図である。基板Wは純水L1に浸漬されている。その
後、リフタ駆動部564によってリフタ563が駆動さ
れ、基板Wはリフタ563とともに中間位置DRへ向け
て上昇を開始する。これに伴い、基板Wは純水L1から
外部雰囲気中に徐々に露出していく。ただし本実施形態
における「外部雰囲気」とは、ケーシング560中の雰
囲気を意味する。図5(b)は浸漬位置DPおよび中間
位置DRとの中間位置に基板Wが存在する状態を示す図
である。
【0053】図5に示す基板Wと純水L1の液面TL1
との相対移動と並行して、凍結用ガス噴射部565から
凍結用ガスFGとして低温の窒素ガスを液面直上付近の
基板表面に対して連続的に噴射して供給することによっ
て、基板表面に付着している純水L1を瞬間的に凍結さ
せる。ここにおいて、低温の窒素ガスの温度は、できる
だけ低い温度であることが望ましく、少なくとも凍結対
象である処理液(この場合は純水)の融点より低い温
度、たとえば、マイナス20℃以下である。図2に示す
ように凍結用ガス噴射部565は、液面TL1の側部付
近に設けられており、液面TL1付近の基板表面に向け
て凍結用ガスFGを供給することによって凍結処理を行
う。図5(b)の基板表面の部分FRは上記凍結処理に
よって凍結している部分を表す。基板Wの各部分に着目
すれば、それらが液面から外部雰囲気中にそれぞれ露出
し始める時点でほぼ瞬時に凍結されることになる。した
がって、低温窒素ガスの噴射は、基板Wの上端が液面か
ら露出し始める時点よりも若干前の時点から開始される
ことが好ましい。その後、上記の瞬間凍結処理を行いな
がら、中間位置DR(図2参照)まで基板Wを液面TL
1から引き上げる。
【0054】また、この様子を図6の斜視図に示す。図
6は、基板W、凍結用ガス噴射部565、凍結用ガス排
気部568Aの関係を模式的に示すものである。なお、
図6においては、簡単化のため、図5における昇華用ガ
ス噴射部566および昇華用ガス排気部568Bについ
ては、図示していない。
【0055】図6に示すように、複数の基板Wは、その
主面が鉛直方向(矢印AR1の向き)とほぼ平行になる
ように支持されつつ、処理槽562中の純水L1より上
方に、鉛直方向に引き上げられ、純水L1の液面TL1
の上方に露出する。そして、複数の基板Wの配列間隔の
間隙に対応するように設けられる複数の噴射口565J
のそれぞれは、液面TL1の近傍で、液面TL1および
基板Wの主面に沿った方向に、凍結用ガスFGを噴射し
て凍結用ガスFGを基板Wの主面に吹き付けることによ
り、純水L1の上方に露出した基板Wの主面に付着する
純水L1を凍結させる。
【0056】さらに、これらの基板Wを引き上げる際に
は基板Wの少なくとも一部が純水L1に浸漬していると
きに、超音波発振器569を動作させることによって、
処理槽562を介して、純水L1に超音波の振動を付与
する。そして、純水L1に付与された振動は、基板Wに
付与される。
【0057】図7は、付与された振動によって、基板W
に凍結して付着している純水L1が脱落する様子を模式
的に示す図である。基板Wは、純水L1の液面TL1か
ら相対的に引き上げられた後、基板の主面上に純水L1
の液滴が残存している。この液滴は凍結用ガスFGによ
り凍結され、氷片P1として基板上に存在する。この基
板Wに対して超音波振動が付与されて基板W自体に超音
波振動を生じることにより、基板Wの主面に凍結して氷
片P1として付着している純水L1が、基板Wから脱落
する。したがって、基板W上に残存する氷片P1の数を
減少させることにより、結果として基板Wの乾燥処理を
促進することができる。
【0058】また、超音波発振器569による超音波振
動が純水L1に付与されることにより、基板W上に残存
する純水L1の液滴の大きさが小さくなり、いわゆる
「水切れがよい」状態になる。したがって、基板Wに残
存する純水L1の量が減少するので、基板Wの乾燥をさ
らに促進することができる。
【0059】なお、基板W表面の凍結は液面付近で行わ
れるが、貯留している純水L1の液面自体は凍結しない
ようにすることが望ましい。これは、凍結用ガスFGの
噴射位置および角度を調整することによって、あるい
は、純水が処理液回収溝562aに溢れるように純水を
供給することによって液面において純水の流れを生じさ
せることなどによって達成できる。
【0060】再び図5を参照する。上記のように、基板
Wに氷片P1として凍結して付着した液滴を振動により
脱落させることによって基板Wの乾燥処理を行うことが
できるが、基板Wの乾燥処理をさらに確実に行うため
に、昇華用ガスSGを供給して、基板表面に凍結して付
着している凍結純水(氷片P1)を昇華させる。
【0061】この昇華用ガスSGの供給は、図5(b)
に示すように、基板Wと純水L1の液面TL1との相対
移動と並行して、凍結用ガス噴射部565の上方に設け
られる昇華用ガス噴射部566から噴射して供給するこ
とにより行われる。昇華用ガスSGは、凍結用ガス噴射
部565により噴射される凍結用ガスFGと同一方向に
噴射される。ほぼ常温の昇華用ガスSGが基板の主面に
吹き付けられることにより、基板Wに残存する氷片P1
は昇華により基板W上から消滅するので、基板を乾燥さ
せることができる。なお、基板Wの部分SRは、氷片P
1の昇華が生じている部分を表す。また、昇華用ガス噴
射部566から噴射される昇華用ガスSGは、ほぼ常温
(処理が行われる雰囲気中の温度、たとえば、23℃±
3℃)であることが好ましい。さらに、昇華用ガスSG
は、乾燥した低湿度(すなわち低露点)の窒素であるこ
とが好ましく、たとえば、その露点はマイナス20℃以
下であることが好ましい。
【0062】なお、基板Wをリフタ563により純水L
1の液面TL1に対して上昇させる際の適切な上昇速度
は、基板Wの表面状態(その基板Wが親水性であるか疎
水性であるか)などによって異なる。制御部567a
は、様々な処理条件のそれぞれに応じた適切な上昇速度
を設定して制御する。これにより、基板W上に液滴が全
く残らないように乾燥させることが可能になる。
【0063】上記のような処理を行いながら、複数の基
板Wを中間位置DRにまで引き上げることにより、基板
Wを乾燥させることができる。上記の乾燥処理が終了す
ると、基板Wは、シャッタ561の開放後、搬送ロボッ
トTRとの受け渡し位置TPまで上昇した後、搬送ロボ
ットTRによって所定の他の位置へと搬送される。
【0064】この装置1によれば、乾燥処理のために従
来必要であったアルコールを用いずに、基板Wを十分に
乾燥させることができるので、アルコール蒸気による基
板の汚染を防止できる。また、上述のEHSの問題にも
対処することができる。
【0065】<C.その他の変形例>上記実施形態にお
いては、処理液として純水を用いる場合を示したが、こ
れに限定されず、各種の薬液などを処理液として用い、
それらの薬液から引き上げる場合についても同様に本発
明を適用することができる。たとえば、処理槽562に
おいて、薬液を処理液として用いる薬液処理を行う際に
も本発明を用いることができる。
【0066】また、上記実施形態においては、薬液処理
から洗浄処理までを単一の処理槽(処理槽562)で行
う多機能処理部56における処理として説明していた
が、専用の処理を行う個別の各処理槽において行うこと
も可能である。たとえば、図1に示す薬液処理部52お
よび水洗処理部54に対して本発明を適用することもで
きる。
【0067】さらに、上記実施形態においては、純水に
よる洗浄処理後、基板Wがリフタ563によって上昇さ
れ、液面の上側に徐々に現れる基板表面の処理液を凍結
用ガスFGを供給することによって凍結させている。し
かしながら、必ずしも基板Wがリフタ563によって上
昇される必要は無く、処理液と基板との間に相対的な移
動が生じていればよい。この相対的な移動は他の方法に
よっても生じさせることができる。たとえば、基板を槽
内に固定した状態で槽内の液を排出することにより、槽
内の液面と基板との相対的な移動が生じる。この場合に
は、凍結用ガス噴射部565、昇華用ガス噴射部56
6、凍結用ガス排気部568A、昇華用ガス排気部56
8B等を上方から吊り下げて液面降下に応じて槽内に降
下させる機構を設ける。
【0068】また、上記実施形態においては、基板Wに
対する振動付与は、処理槽562に直接取り付けられた
超音波発振器569によって、処理槽562および処理
液である純水L1を介して行われていたが、これに限定
されない。たとえば、基板ガイド563cもしくはリフ
タ563に、超音波発振器を取り付けることによって行
うこともできる。あるいは、処理槽562に超音波発振
器569を直接ではなく間接的に取り付けて、処理槽5
62の外側に存在する液体などを介して、振動を付与す
ることによっても行うことができる。
【0069】上記実施形態においては、基板Wの凍結
は、処理液から基板Wを引き上げる際に、凍結用ガスF
Gを噴射することにより基板Wを凍結させていたが、こ
れに限定されない。たとえば、基板W全体を引き上げて
しまった後に、凍結させてもよい。なお、この際には、
リフタ563に超音波発振器を設けることなどによって
基板Wに振動を付与することができる。
【0070】また、同様に、上記実施形態においては、
処理液から基板Wを引き上げる際に、昇華用ガスSGを
噴射することにより、基板Wに凍結して付着した処理液
を昇華させていたが、これに限定されない。たとえば、
基板W全体を引き上げてしまった後に、昇華させてもよ
い。
【0071】上記実施形態においては、シャッタ561
を閉じた状態では気密性が保たれており、バルブの開閉
制御と併せて制御することにより、ケーシング560内
を密閉空間とすることが可能であるが、本発明を適用す
るにあたっては、基板に対する処理は、必ずしも密閉空
間内で行われる必要はない。
【0072】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の基板処
理装置または請求項8に記載の基板処理方法によれば、
所定の処理液に基板を浸漬させた基板を、その主面が鉛
直方向とほぼ平行になるように支持しつつ処理液の上方
に相対的に引き上げ、処理液より上方に露出した基板の
主面に付着する付着処理液を凍結させて凍結処理液と
し、その凍結処理液が付着している基板が振動させられ
る。この基板の振動により、凍結処理液が基板から脱落
するので、基板に残留する液滴を減少させることがで
き、基板の乾燥処理を行うことができる。また、乾燥処
理のためにアルコールを用いる必要がないので、アルコ
ール蒸気による基板の汚染を防止できる。
【0073】請求項2に記載の基板処理装置によれば、
凍結手段は、貯留処理液の液面近傍で、当該液面および
基板の主面に沿った方向に低温の気体を噴射して基板の
主面に吹き付ける低温気体供給手段を有するので、処理
液を瞬時に凍結することができる。
【0074】請求項3に記載の基板処理装置によれば、
凍結手段は、低温気体供給手段により吹き付けられた低
温の気体を排気する低温気体排気手段をさらに有するの
で、低温の気体の流れを特に良好に形成することができ
る。
【0075】請求項4に記載の基板処理装置または請求
項9に記載の基板処理方法によれば、貯留処理液から相
対的に引き上げられる基板の少なくとも一部が貯留処理
液に浸漬しているときに、その貯留処理液に超音波を付
与するので、貯留処理液を介して基板に超音波による振
動を付与することができる。したがって、この基板の振
動により、凍結処理液を基板から脱落させて基板に残留
する液滴を減少させて、基板の乾燥処理を行うことがで
きる。
【0076】請求項5ないし請求項7のいずれかに記載
の基板処理装置または請求項10に記載の基板処理方法
によれば、基板に付着している凍結処理液を昇華させる
ので、基板上に残留する処理液をさらに減少させて基板
の乾燥処理を行うことができる。
【0077】特に、請求項7に記載の基板処理装置によ
れば、昇華手段は、常温気体供給手段により吹き付けら
れたほぼ常温の気体を排気する常温気体排気手段をさら
に有するので、ほぼ常温の気体の流れを特に良好に形成
することができる。したがって、より効率的に乾燥処理
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のある実施形態の基板処理装置の構成を
示す斜視図である。
【図2】多機能処理部56の縦断面図である。
【図3】別の角度から見た多機能処理部56の縦断面図
である。
【図4】多機能処理部56の構造を示す模式図である。
【図5】基板Wが液面TL1に対して上昇していく過程
を表す図である。
【図6】基板Wが液面TL1に対して上昇していく様子
を表す斜視図である。
【図7】基板Wから凍結した処理液が脱落し、凍結した
処理液が昇華する様子を説明するための図である。
【符号の説明】
W 基板 L 処理液(貯留処理液) L1 純水 TL1 液面 1 基板処理装置 5 基板処理部 52 薬液処理部 54 水洗処理部 56 多機能処理部 562 処理槽 563 リフタ 563c 基板ガイド 564 リフタ駆動部 565 凍結用ガス噴射部 566 昇華用ガス噴射部 565J、566J 噴射口 569 超音波発振器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を所定の処理液に浸漬させた後、基
    板を処理液から相対的に引き上げて基板を乾燥させる基
    板処理装置において、 所定の処理液を貯留する貯留手段と、 その主面が鉛直方向とほぼ平行になるように基板を支持
    しつつ前記貯留手段に貯留させた貯留処理液中と当該貯
    留処理液の上方との間で基板を相対的に昇降させる昇降
    手段と、 前記昇降手段により前記貯留処理液の上方に露出した基
    板の主面に付着する付着処理液を凍結させて凍結処理液
    とする凍結手段と、 前記凍結処理液が付着する基板を振動させる振動付与手
    段と、を備えることを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置におい
    て、 前記凍結手段は、前記貯留処理液の液面近傍で、当該液
    面および基板の主面に沿った方向に低温の気体を噴射し
    て基板の主面に吹き付ける低温気体供給手段を有するこ
    とを特徴とする基板処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の基板処理装置におい
    て、 前記凍結手段は、前記低温気体供給手段により吹き付け
    られた前記低温の気体を排気する低温気体排気手段をさ
    らに有することを特徴とする基板処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の基板処理装置において、 前記振動付与手段は、前記貯留処理液から相対的に引き
    上げられる基板の少なくとも一部が前記貯留処理液中に
    浸漬しているときに、前記貯留処理液に超音波を付与す
    る超音波付与手段を有することを特徴とする基板処理装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の基板処理装置において、 基板に付着している前記凍結処理液を昇華させる昇華手
    段をさらに備えることを特徴とする基板処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項2または請求項3に記載の基板処
    理装置において、 基板に付着している前記凍結処理液を昇華させる昇華手
    段をさらに備え、 当該昇華手段は、前記低温気体供給手段の上方に配置さ
    れ前記低温気体供給手段による前記低温の気体の噴射方
    向とほぼ同一方向にほぼ常温の気体を噴射して基板の主
    面に吹き付ける常温気体供給手段を有することを特徴と
    する基板処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の基板処理装置におい
    て、 前記昇華手段は、前記常温気体供給手段により吹き付け
    られた前記ほぼ常温の気体を排気する常温気体排気手段
    をさらに有することを特徴とする基板処理装置。
  8. 【請求項8】 基板を所定の処理液に浸漬させた後、基
    板を処理液から相対的に引き上げて基板を乾燥させる基
    板処理方法において、 所定の処理液に基板を浸漬させる浸漬工程と、 前記浸漬工程後の基板を、その主面が鉛直方向とほぼ平
    行になるように支持しつつ前記処理液の上方に相対的に
    引き上げる引き上げ工程と、 前記引き上げ工程で前記処理液より上方に露出した基板
    の主面に付着する付着処理液を凍結させて凍結処理液と
    する凍結工程と、 前記凍結処理液が付着している基板を振動させる振動付
    与工程と、を含むことを特徴とする基板処理方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の基板処理方法におい
    て、 前記振動付与工程は、前記引き上げ工程で引き上げられ
    る基板の少なくとも一部が前記処理液に浸漬していると
    きに、前記処理液に超音波を付与する工程であることを
    特徴とする基板処理方法。
  10. 【請求項10】 請求項8または請求項9に記載の基板
    処理方法において、 基板に付着している前記凍結処理液を昇華させる昇華工
    程をさらに含むことを特徴とする基板処理方法。
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