JP4492775B2 - 基板処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体ウエハ、液晶表示装置等のフラットパネルディスプレイ用のガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板などの基板を、処理液中に浸漬させた後に処理液から露出させて乾燥させる基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体ウエハ等の基板を、処理槽内に貯留された処理液、例えば純水(リンス液)中に浸漬させた後に乾燥させる方法として、基板を処理槽内の純水中から引き上げ、あるいは、基板を処理槽内に保持したままで処理槽内から純水を排出させて、基板を純水中から露出させ、この際に、不活性ガス、例えば窒素ガスをキャリアガスとして水溶性の有機溶剤、例えばイソプロピルアルコール(IPA)の蒸気を基板の周囲へ供給し、基板の表面上の気液界面で、IPA蒸気を凝縮させて基板表面に付着した純水をIPAに置換させた後、処理槽が内設され密閉された処理チャンバ内を真空排気して処理チャンバの内部を減圧状態にすることにより、基板表面に凝縮したIPAを蒸発させて、基板を速やかに乾燥させる、といった方法が一般的に行われている。
【0003】
ところが、上記したような基板乾燥方法では、IPA蒸気を生成するために、IPAが収容されたタンクを加熱するヒータを設けたり、IPA蒸気が配管内で凝縮しないようにするためにラインヒータを設けたりする必要がある。また、ヒータへの通電のために使用電力量が増える、といった問題点がある。さらに、処理チャンバ内へ供給されるIPA蒸気の一部は、処理チャンバの内壁面や処理槽の壁面、複数の基板を保持して昇降するリフタなどの表面で凝縮したり、処理槽内の純水中に溶け込んだりして、基板の乾燥に用いられずに消費され、このため、IPAの使用量が多くなる、といった問題点がある。
【0004】
そこで、例えばU.S.Patent No.5,653,045に開示されているように、互いに平行に鉛直姿勢で純水中に保持された複数の基板を、純水の液面を降下させることによって液面上方に徐々に露出させ、この液面上に露出した基板に、基板の上方に固定して配置された1本のノズルからIPAのエアロゾル(気体中に液体分子が分散したもの)を供給して、基板表面に付着した純水をIPAで置換し、その後に基板表面のIPAを蒸発させて基板を乾燥させる、といった基板処理装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、U.S.Patent No.5,653,045に開示された基板処理装置においては、固定された1本のノズルからIPAのエアロゾルが複数の基板へ供給されるので、ノズルの直下位置から離れた位置に保持された基板には、IPAのエアロゾルを十分に供給することができない。このため、基板の表面上の気液界面で純水をIPAに完全には置換することができなくなる。この結果、基板を純水中から完全に露出させたときに、基板の表面に純水が残留して、基板の乾燥時間が長くなったり、基板の乾燥後にウォーターマークと呼ばれるしみが発生したりする、といった問題点がある。
【0006】
この発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、処理液中に浸漬されて処理された後の複数の基板を、速やかにかつ水しみなどを生じることなく乾燥させることができる基板処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、処理液が貯留されその処理液中に基板が浸漬させられる処理槽と、複数の基板を並列させてそれぞれ鉛直姿勢に保持する基板保持手段と、前記基板保持手段を昇降させ、前記処理槽内に貯留された処理液中から、前記基板保持手段に保持された複数の基板を引き上げる昇降手段と、を備えた基板処理装置において、前記処理槽内の処理液中から引き上げられる途中の基板に対して有機溶剤のエアロゾルを吐出する吐出部を有するエアロゾル供給手段と、前記エアロゾル供給手段へ不活性ガスを供給して、前記エアロゾル供給手段の吐出部から不活性ガスと共に有機溶剤のエアロゾルを吐出させるための不活性ガス供給手段と、前記昇降手段による前記基板保持手段の上昇動作に応じて前記エアロゾル供給手段の吐出部を上昇させる上昇手段と、前記エアロゾル供給手段の吐出部を、前記上昇手段による上昇動作と共に前記基板保持手段に保持された複数の基板より上方で水平面内において移動させる移動手段と、を有することを特徴とする。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の基板処理装置において、前記エアロゾル供給手段が、超音波振動によってエアロゾルを発生させるものであることを特徴とする。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2記載の基板処理装置において、前記移動手段が、前記基板保持手段に保持された複数の基板の配列方向に沿って前記エアロゾル供給手段の吐出部を往復移動させる直線移動手段であることを特徴とする。
【0010】
請求項4に係る発明は、請求項3記載の基板処理装置において、前記エアロゾル供給手段の吐出部が、その吐出部の移動方向と直交する方向に配列された複数の吐出口を有することを特徴とする。
【0011】
請求項5に係る発明は、請求項1または請求項2記載の基板処理装置において、前記移動手段が、前記基板保持手段に保持された複数の基板の配列方向と直交する方向へ前記エアロゾル供給手段の吐出部を往復移動させる直線移動手段であることを特徴とする。
【0012】
請求項6に係る発明は、請求項5記載の基板処理装置において、前記エアロゾル供給手段の吐出部が、その吐出部の移動方向と直交する方向に配列された複数の吐出口を有することを特徴とする。
【0013】
請求項7に係る発明は、請求項1または請求項2記載の基板処理装置において、前記移動手段が、前記エアロゾル供給手段の吐出部を水平面内で揺動させる揺動手段であることを特徴とする。
【0014】
請求項1に係る発明の基板処理装置においては、昇降手段によって基板保持手段を上昇させることにより、基板保持手段に保持された基板が処理槽内の処理液中から引き上げられる。この際、昇降手段による基板保持手段の上昇動作に応じて、上昇手段によってエアロゾル供給手段の吐出部が上昇させられることにより、吐出部が、基板保持手段に保持された基板より常に上方に位置する。そして、不活性ガス供給手段によりエアロゾル供給手段へ不活性ガスが供給されて、エアロゾル供給手段の吐出部から基板へ有機溶剤のエアロゾルが不活性ガスと共に吐出される。この場合において、移動手段によりエアロゾル供給手段の吐出部を、上昇手段による上昇動作と共に基板保持手段に保持された複数の基板より上方で水平面内において移動させながら、その吐出部から、処理槽内の処理液中から引き上げられる途中の基板へ有機溶剤のエアロゾルが吐出されるので、基板保持手段に保持された全ての基板に対し有機溶剤のエアロゾルが十分に供給される。したがって、基板の表面上の気液界面において、基板表面に付着した処理液が有機溶剤に完全に置換される。
【0015】
請求項2に係る発明の基板処理装置では、有機溶剤を吐出する吐出部に超音波振動子を付設することによりエアロゾル供給手段を構成することができ、超音波振動子と共に吐出部を移動させることが可能である。
【0016】
請求項3に係る発明の基板処理装置では、直線移動手段により、基板保持手段に保持された複数の基板の配列方向に沿ってエアロゾル供給手段の吐出部が往復移動させられるので、その吐出部から、基板保持手段上に並列した全ての基板へ有機溶剤のエアロゾルが吐出される。
【0017】
請求項4に係る発明の基板処理装置では、エアロゾル供給手段の吐出部の移動方向と直交する方向に配列された複数の吐出口から、基板保持手段に保持されたそれぞれの基板の全面へ確実に有機溶剤のエアロゾルが吐出される。
【0018】
請求項5に係る発明の基板処理装置では、直線移動手段により、基板保持手段に保持された複数の基板の配列方向と直交する方向へエアロゾル供給手段の吐出部が往復移動させられるので、その吐出部から、基板保持手段に保持されたそれぞれの基板の全面へ有機溶剤のエアロゾルが吐出される。
【0019】
請求項6に係る発明の基板処理装置では、エアロゾル供給手段の吐出部の移動方向と直交する方向に配列された複数の吐出口から、基板保持手段上に並列した全ての基板へ確実に有機溶剤のエアロゾルが吐出される。
【0020】
請求項7に係る発明の基板処理装置では、揺動手段により、エアロゾル供給手段の吐出部が水平面内で揺動させられるので、その吐出部から、基板保持手段上に並列した全ての基板の全面へ有機溶剤のエアロゾルが吐出される。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0022】
図1は、この発明の実施形態の1例を示し、基板処理装置の概略構成を模式的に示す図である。この基板処理装置は、リンス液、例えば純水12が貯留されその純水12中に基板、例えば半導体ウエハWが浸漬させられてリンス処理される処理槽10、および、処理槽10の周囲を取り囲む処理チャンバ14を備えている。
【0023】
処理槽10は、その詳細な図示および説明を省略するが、純水供給源に接続された純水供給管が連通して接続された純水供給口を下部に有し、上部に純水が溢れ出す溢流部を有している。また、処理槽10の底部には排水口16が形設されており、その排水口16に、排水バルブ18が介挿された排水管20が連通して接続されている。処理チャンバ14は、蓋(図示せず)を開閉させることによりウエハWの搬入および搬出を行うことができるともに密閉することが可能である。また、図示していないが、処理チャンバ14の底部には気液排出口が設けられており、気液排出口に排気管および排水管がそれぞれ連通している。
【0024】
処理チャンバ14の内部には、上下駆動用モータ22によって昇降駆動されるリフタ24が配設されている。リフタ24は、複数のウエハWを互いに平行に並列させてそれぞれ鉛直姿勢に保持するホルダ部26を有している。このリフタ24は、処理チャンバ14内へ搬入されたウエハWを受け取ってホルダ部26に保持し、ホルダ部26に保持したウエハWを処理槽10の内部へ搬入し、処理槽10内でウエハWを支持し、処理が終わったウエハWを処理槽10内から取り出す。
【0025】
また、処理チャンバ14の内部には、その上部にガス供給ノズル28が設けられている。ガス供給ノズル28には、不活性ガス、例えば窒素ガスの供給源に接続されたガス供給管30が連通して接続されている。
【0026】
さらに、処理チャンバ14の内部には、IPA、エタノール、メタノール、アセトン、ヘキサン等の水溶性の有機溶剤(以下では、IPAを例にとって説明する)のエアロゾルを吐出するメガソニックノズル32が配設される。メガソニックノズル32は、詳細な構造を図示していないが、超音波振動子を内蔵しており、超音波振動子は、処理チャンバ14外に設置された高周波発振器(図示せず)に接続されている。また、メガソニックノズル32は、IPAを収容するタンク34に流路接続されている。そして、高周波発振器を作動させて超音波振動子を駆動させることにより超音波が発生し、そのエネルギーでIPAが微粒子化され、IPAのエアロゾルが生成する。
【0027】
メガソニックノズル32およびIPAのタンク34は、支持桿36を介して上下・左右駆動用モータ38に連結されている。これらのメガソニックノズル32およびタンク34は、上下・左右駆動用モータ38を作動させることにより、リフタ24のホルダ部26に保持された複数のウエハWの配列方向に沿って移動させられるとともに、昇降させられる。そして、メガソニックノズル32がホルダ部26上のウエハWの配列方向に沿って往復移動することにより、ノズル32からホルダ部26上に並列した全てのウエハWへIPAのエアロゾルが吐出される。また、メガソニックノズル32が、上下駆動用モータ22の作動によるリフタ24の上昇動作に応じて上昇することにより、ノズル32がホルダ部26上のウエハWより常に上方に位置して、ノズル32からウエハWへIPAのエアロゾルが吐出されるように構成されている。
【0028】
また、メガソニックノズル32には、支持桿36の内部に配設されたガス供給管40が連通して接続されており、ガス供給管40は、不活性ガス、例えば窒素ガスの供給源に接続されている。そして、メガソニックノズル32からは、IPAのエアロゾルが窒素ガスをキャリアガスとして噴出されるようになっている。
【0029】
次に、上記した構成の基板処理装置を使用してリンス処理後に行われる基板の乾燥処理操作の1例を、図2に基づいて説明する。
【0030】
図2の(a)に示すように、処理槽10内に貯留された純水12中にウエハWが浸漬させられてウエハWのリンス処理が行われ、そのリンス処理が終了すると、処理槽10内への純水の供給が停止し、ガス供給管30を通ってガス供給ノズル28へ窒素ガスが送られ、ガス供給ノズル28から処理槽10内へ窒素ガスが供給される。続いて、ガス供給管40を通ってメガソニックノズル32へ窒素ガスが送られるとともに、高周波発振器が作動して超音波振動子が駆動され、メガソニックノズル32からIPAのエアロゾルが窒素ガスと共に処理槽10内の純水12の液面方向へ噴出される。このとき、メガソニックノズル32は、ホルダ部26上のウエハWの配列方向に沿って往復移動させられる。
【0031】
IPAエアロゾルの供給が開始された後、リフタ24が駆動され、図2の(b)に示すように、リフタ24によりウエハWが処理槽10内の純水12中から低速、例えば0.5mm/sec〜100mm/secの速度で引き上げられる。このリフタ24の上昇動作に応じて、メガソニックノズル32も、IPAエアロゾルを吐出しながら上昇し、ホルダ部26上のウエハWと適当な間隔を保ってウエハWより常に上方に位置するように制御される。そして、メガソニックノズル32がホルダ部26上のウエハWの配列方向に沿って往復移動しつつ、メガソニックノズル32から、ホルダ部26に保持されて純水12の液面上に露出したウエハWへIPAエアロゾルが供給される。ウエハWへ供給されたIPAエアロゾルは、ウエハWの表面に到達して、ウエハWの表面上でウエハW表面に付着した純水とIPAとが置換されていく。
【0032】
図2の(c)に示すように、リフタ24により処理槽10内の純水12中からウエハWが完全に引き上げられると、メガソニックノズル32からのIPAエアロゾルおよび窒素ガスの供給が停止される。この時点では、ウエハWの表面はIPAによって完全に置換された状態となる。また、ウエハWが純水12中から完全に引き上げられると、排水弁18が開かれて、処理槽10内の純水12が排水口16から流出し、排水管20を通って排出される。そして、窒素ガスにより処理チャンバ14の内部を十分にパージした後、密閉された処理チャンバ14内にウエハWを保持したまま、処理チャンバ14の内部を真空排気し、処理チャンバ14内に保持されたウエハWを速やかに減圧乾燥させる。これにより、ウエハWの表面からIPAが完全に蒸発して除去され、ウエハWの乾燥が終了する。ウエハWの乾燥処理が終了すると、真空排気を停止した後、処理チャンバ14の蓋を開けてウエハWを処理チャンバ14内から搬出する。
【0033】
上記した構成の基板処理装置では、エアロゾルの吐出部をメガソニックノズル32によって構成したが、エアロゾルの吐出部を、図3〜図5に示す構成としてもよい。図3〜図5はそれぞれ、リフタ24に保持されて並列した全てのウエハWの全面へIPAのエアロゾルを吐出できるようにするための構成例を示す模式的平面図である。図3に示した構成は、エアロゾルの吐出部を、複数のノズル42を直線上に配列したマニホルド44で構成し、そのマニホルド44を、水平方向に配設された往復移動用シリンダ46の作動ロッドに連結した例である。マニホルド44は、複数のノズル42がウエハWに沿って並ぶように保持され、往復移動用シリンダ46を駆動させることにより、マニホルド44が複数のウエハWの配列方向に沿って往復移動させられる。このような構成により、全てのウエハWへ、かつ、それぞれのウエハWの全面へIPAのエアロゾルを確実に吐出することができる。往復移動用シリンダ46は、鉛直方向に配設された上下駆動用シリンダ48の作動ロッドに連結され、上下駆動用シリンダ48を駆動させることにより、往復移動用シリンダ46に保持されたマニホルド44が上下方向に移動するようになっている。
【0034】
また、図4に示した構成は、複数のノズル42を直線上に配列したマニホルド44を、水平方向に配設された往復移動用シリンダ50の作動ロッドに連結し、マニホルド44を、複数のノズル42が複数のウエハWの配列方向に沿って並ぶように保持するとともに、往復移動用シリンダ50を駆動させることにより、マニホルド44がウエハWに沿って往復移動させられるようにした例である。往復移動用シリンダ50は、鉛直方向に配設された上下駆動用シリンダ52の作動ロッドに連結され、上下駆動用シリンダ52を駆動させることにより、往復移動用シリンダ50に保持されたマニホルド44が上下方向に移動する。
【0035】
次に、図5に示した構成は、複数のノズル42を直線上に配列したマニホルド44の一端側をロータリーアクチュエータ54に連結し、マニホルド44を水平姿勢に保持して、ロータリーアクチュエータ54を駆動させることにより、マニホルド44が、ウエハWの上方の水平面内で揺動させられるようにした例である。ロータリーアクチュエータ54は、鉛直方向に配設された上下駆動用シリンダ56の作動ロッドに連結され、上下駆動用シリンダ56を駆動させることにより、ロータリーアクチュエータ54に保持されたマニホルド44が上下方向に移動する。リフタ24に保持されて並列した全てのウエハWの全面へIPAのエアロゾルを吐出できるようにするための構成は、これら図3〜図5に示した例以外であってもよいことは言うまでもない。
【0036】
なお、上記した実施形態では、超音波の作用でIPAを微粒子化してエアロゾルを生成するようにしているが、IPAのエアロゾルの生成方法は特に限定されず、例えば、窒素ガス等の不活性ガスの噴射圧によりIPAを微粒子化してノズルから噴霧するような方法であってもよい
【0037】
【発明の効果】
請求項1に係る発明の基板処理装置を使用すると、処理液中に浸漬されて処理された後の複数の基板を、速やかにかつ水しみなどを生じることなく乾燥させることができる。
【0038】
請求項2に係る発明の基板処理装置では、エアロゾルを生成するための超音波振動子と共に吐出部を移動させることができる。
【0039】
請求項3に係る発明の基板処理装置では、エアロゾル供給手段の吐出部から基板保持手段上に並列した全ての基板へ有機溶剤のエアロゾルを吐出することができる。
【0040】
請求項4に係る発明の基板処理装置では、基板保持手段に保持されたそれぞれの基板の全面へ確実に有機溶剤のエアロゾルを吐出することができる。
【0041】
請求項5に係る発明の基板処理装置では、エアロゾル供給手段の吐出部から基板保持手段に保持されたそれぞれの基板の全面へ有機溶剤のエアロゾルを吐出することができる。
【0042】
請求項6に係る発明の基板処理装置では、基板保持手段上に並列した全ての基板へ確実に有機溶剤のエアロゾルを吐出することができる。
【0043】
請求項7に係る発明の基板処理装置では、エアロゾル供給手段の吐出部から基板保持手段上に並列した全ての基板の全面へ有機溶剤のエアロゾルを吐出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態の1例を示し、基板処理装置の概略構成を模式的に示す図である。
【図2】 図1に示した基板処理装置を使用してリンス処理後に行われる基板の乾燥処理操作の1例を、各工程に分けて説明するための模式図である。
【図3】 リフタに保持されて並列した全てのウエハの全面へIPAのエアロゾルを吐出できるようにするための構成の1例を示す模式的平面図である。
【図4】 同じく、別の構成例を示す模式的平面図である。
【図5】 同じく、さらに別の構成例を示す模式的平面図である。
【符号の説明】
W 半導体ウエハ
10 処理槽
12 純水
14 処理チャンバ
16 処理チャンバの排水口
20 排水管
22 上下駆動用モータ
24 リフタ
26 リフタのホルダ部
28 ガス供給ノズル
30、40 ガス供給管
32 メガソニックノズル
34 IPAのタンク
36 支持桿
38 上下・左右駆動用モータ
42 ノズル
44 マニホルド
46、50 往復移動用シリンダ
48、52、56 上下駆動用シリンダ
54 ロータリーアクチュエータ

Claims (7)

  1. 処理液が貯留されその処理液中に基板が浸漬させられる処理槽と、
    複数の基板を並列させてそれぞれ鉛直姿勢に保持する基板保持手段と、
    前記基板保持手段を昇降させ、前記処理槽内に貯留された処理液中から、前記基板保持手段に保持された複数の基板を引き上げる昇降手段と、
    を備えた基板処理装置において、
    前記処理槽内の処理液中から引き上げられる途中の基板に対して有機溶剤のエアロゾルを吐出する吐出部を有するエアロゾル供給手段と、
    前記エアロゾル供給手段へ不活性ガスを供給して、前記エアロゾル供給手段の吐出部から不活性ガスと共に有機溶剤のエアロゾルを吐出させるための不活性ガス供給手段と、
    前記昇降手段による前記基板保持手段の上昇動作に応じて前記エアロゾル供給手段の吐出部を上昇させる上昇手段と、
    前記エアロゾル供給手段の吐出部を、前記上昇手段による上昇動作と共に前記基板保持手段に保持された複数の基板より上方で水平面内において移動させる移動手段と、
    を有することを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1記載の基板処理装置において、
    前記エアロゾル供給手段が、超音波振動によってエアロゾルを発生させるものであることを特徴とする基板処理装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の基板処理装置において、
    前記移動手段が、前記基板保持手段に保持された複数の基板の配列方向に沿って前記エアロゾル供給手段の吐出部を往復移動させる直線移動手段であることを特徴とする基板処理装置。
  4. 請求項3記載の基板処理装置において、
    前記エアロゾル供給手段の吐出部が、その吐出部の移動方向と直交する方向に配列された複数の吐出口を有することを特徴とする基板処理装置。
  5. 請求項1または請求項2記載の基板処理装置において、
    前記移動手段が、前記基板保持手段に保持された複数の基板の配列方向と直交する方向へ前記エアロゾル供給手段の吐出部を往復移動させる直線移動手段であることを特徴とする基板処理装置。
  6. 請求項5記載の基板処理装置において、
    前記エアロゾル供給手段の吐出部が、その吐出部の移動方向と直交する方向に配列された複数の吐出口を有することを特徴とする基板処理装置。
  7. 請求項1または請求項2記載の基板処理装置において、
    前記移動手段が、前記エアロゾル供給手段の吐出部を水平面内で揺動させる揺動手段であることを特徴とする基板処理装置。
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