JP4640823B2 - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4640823B2
JP4640823B2 JP2006019139A JP2006019139A JP4640823B2 JP 4640823 B2 JP4640823 B2 JP 4640823B2 JP 2006019139 A JP2006019139 A JP 2006019139A JP 2006019139 A JP2006019139 A JP 2006019139A JP 4640823 B2 JP4640823 B2 JP 4640823B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
unit
holding
processing
holding part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006019139A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007201253A (ja
Inventor
智巳 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Screen Holdings Co Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Screen Holdings Co Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Screen Holdings Co Ltd, Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Screen Holdings Co Ltd
Priority to JP2006019139A priority Critical patent/JP4640823B2/ja
Publication of JP2007201253A publication Critical patent/JP2007201253A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4640823B2 publication Critical patent/JP4640823B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、半導体ウエハや液晶表示装置用のガラス基板(以下、単に基板と称する)等の基板を純水等の処理液によって洗浄等の処理をする基板処理装置に係り、特に、水平方向に乾燥気体を供給しつつ基板を引き上げて乾燥を行う技術に関する。
従来、この種の装置として、処理液を貯留している処理槽と、基板を支持するための基板ガイドを備えた昇降自在のリフターと、処理槽の上部に配備され、一方側から他方側へ水平方向に乾燥気体を噴射させるノズルとを備えたものが挙げられる(例えば、特許文献1参照)。上記の基板ガイドは、基板の下縁中央と、その左右に対称な位置で同じ高さとに保持部が配設されている。
このように構成された装置では、まず、基板ガイドに基板を載置させた状態で、リフターを処理槽内に下降させて処理槽内の処理液に基板を浸漬させる。処理液による処理を所定時間だけ行った後、処理槽の上部に配備されたノズルを介して、一方側から他方側へ水平方向に乾燥気体を噴射させつつ、リフターを上昇させることにより、基板を処理液から引き上げつつ乾燥気体で基板を乾燥させる。
特開平11−354486号公報
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、従来の装置は、基板ガイドの保持部によって水平方向からの乾燥気体の流れが妨げられ、乾燥効率が低下するという問題がある。特に、左右対称の位置にある保持部の基板側にあたる領域においては、乾燥不良の発生や、ウォーターマークの発生が生じやすい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、保持部の位置を工夫するとともに、乾燥気体の供給を工夫することにより、乾燥不良やウォーターマークの発生を防止することができる基板処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、基板を処理液で処理する基板処理装置において、処理液を貯留する処理槽と、前記処理槽内の処理位置と前記処理槽上方の待機位置とにわたって昇降する昇降機構と、中央部の第1保持部と、前記第1保持部を挟んで一方側に配置された第2保持部と、他方側に配置された第3保持部とを有し、前記第1保持部、前記第2保持部及び前記第3保持部は、基板を保持するとともに、全て異なる高さに前記昇降機構に設けられている基板保持部と、前記処理槽の上部において水平方向に乾燥気体を噴射し、かつ噴射方向を切り換え可能な噴射部と、前記基板保持部が基板を保持した状態で、前記昇降機構が前記処理位置から前記待機位置へ上昇する際に、前記第2保持部及び前記第3保持部のうち高さ位置が低い保持部側にあたる第1方向から前記噴射部により乾燥気体を噴射させ、高さ位置が高い保持部が処理液の液面から離間した後、前記第1方向とは逆の第2方向から前記噴射部により乾燥気体を噴射させる制御部と、を備えていることを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、制御部は、昇降機構により処理槽から基板が上昇される際に、第2保持部と第3保持部のうち、高さ位置が低い保持部側にあたる第1方向から噴射部を介して乾燥気体を噴射させ、高さ位置が高い保持部が液面から離間した後で、第1方向とは逆方向の第2方向に乾燥気体の噴射方向を切り換える。したがって、第1方向からの乾燥気体は、高さ位置が低い保持部の上部を通って基板面を通過し、高さ位置が高い保持部に供給されるので、高さ位置が高い保持部の基板側にも乾燥気体が円滑に供給される。また、第2方向の乾燥気体は、基板面を通過し、高さ位置が低い保持部と、最も高さ位置が低い基板倒れ防止部とに供給されるので、高さ位置が低い保持部と基板倒れ防止部で保持されている基板面にも乾燥気体が円滑に供給される。その結果、基板面からみた乾燥気体の流れが基板保持部の影響を受けにくくなるので、乾燥不良やウォーターマークの発生を防止することができる。
また、本発明において、前記基板保持部の高さ位置を検出する位置検出部をさらに備え、前記制御部は、前記位置検出部からの出力に応じて前記噴射部からの乾燥気体の噴射方向を切り換えることが好ましい(請求項2)。位置検出部を用いて位置検出を行うので、確実に基板保持部の位置関係に応じて正確に噴射方向を切り換えることができる。
また、本発明において、前記昇降機構が前記処理位置から上昇した時点から計時を行う計時部をさらに備え、前記制御部は、前記計時部からの出力に応じて前記噴射部からの乾燥気体の噴射方向を切り換えることが好ましい(請求項3)。計時部による計時で噴射方向を切り換えるので、センサを用いる場合に比較して構成を簡単にすることができる。
また、本発明において、前記第1保持部、前記第2保持部及び前記第3保持部は、上下方向に互いに隙間があるように前記昇降機構に設けられていることが好ましい(請求項4)。基板保持部の隣接している上下面に隙間があるので、乾燥気体の流れをより円滑にできる。
なお、本明細書は、次のような基板処理方法に係る発明も開示している。
(1)基板を処理液で処理する基板処理方法において、中央部の第1保持部と、この第1保持部を挟んで一方側に配設された第2保持部と、他方側に配設された第3保持部とを基板の周縁部に沿って備え、前記第1保持部及び前記第2保持部並びに前記第3保持部が全て異なる高さ位置にて昇降機構に配設されている基板保持部に基板を載置させた状態で、処理液を貯留している処理槽内に前記基板保持部を下降させて基板を処理液に浸漬させる過程と、前記処理槽の上部にて第1方向に水平に乾燥気体を噴射させつつ、基板を処理液から上方へ引き上げ始める過程と、前記第2保持部と前記第3保持部のうち、高さ位置が低い保持部側にあたる第1方向から乾燥気体を噴射させ、高さ位置が高い保持部が液面から離間した後で、前記第1方向とは逆方向の第2方向に切り換える過程と、を備えていることを特徴とする基板処理方法。
前記(1)に記載の発明によれば、基板を処理液に浸漬させた後、昇降機構により処理槽から基板を引き上げ始める。そして、第2保持部と第3保持部のうち、高さ位置が低い保持部側にあたる第1方向から乾燥気体を噴射させ、高さ位置が高い保持部が液面から離間した後で、第1方向とは逆方向の第2方向に乾燥気体の噴射方向を切り換える。したがって、第1方向からの乾燥気体は、高さ位置が低い保持部の上部を通って基板面を通過し、高さ位置が高い保持部に供給されるので、高さ位置が高い保持部の基板側にも乾燥気体が円滑に供給される。また、第2方向の乾燥気体は、基板面を通過し、高さ位置が低い保持部と、最も高さ位置が低い基板倒れ防止部とに供給されるので、高さ位置が低い保持部と第1保持部で保持されている基板面にも乾燥気体が円滑に供給される。その結果、基板面からみた乾燥気体の流れが基板保持部の影響を受けにくくなるので、乾燥不良やウォーターマークの発生を防止することができる。
本発明に係る基板処理装置によれば、制御部は、昇降機構により処理槽から基板が上昇される際に、第2保持部と第3保持部のうち、高さ位置が低い保持部側にあたる第1方向から噴射部を介して乾燥気体を噴射させ、高さ位置が高い保持部が液面から離間した後で、第1方向とは逆方向の第2方向に乾燥気体の噴射方向を切り換える。したがって、第1方向からの乾燥気体は、高さ位置が低い保持部の上部を通って基板面を通過し、高さ位置が高い保持部に供給されるので、高さ位置が高い保持部の基板側にも乾燥気体が円滑に供給される。また、第2方向の乾燥気体は、基板面を通過し、高さ位置が低い保持部と、最も高さ位置が低い基板倒れ防止部とに供給されるので、高さ位置が低い保持部と基板倒れ防止部で保持されている基板面にも乾燥気体が円滑に供給される。その結果、基板面からみた乾燥気体の流れが基板保持部の影響を受けにくくなるので、乾燥不良やウォーターマークの発生を防止できる。
以下、図面を参照して本発明の実施例1について説明する。
図1は、実施例1に係る基板処理装置の概略構成を示すブロック図であり、図2は、基板保持部の一部拡大図である。
本実施例における基板処理装置は、例えば、基板Wに対して薬液処理及び洗浄処理並びに乾燥処理を施すための装置であり、処理槽1と、この処理槽1の周囲を覆うチャンバー3とを備えている。チャンバー3は、処理槽1の上方と周囲とに空間を有して処理槽1を覆うものであり、その上部に基板Wを搬入出するための開口5を備えている。処理槽1は、フッ化水素酸(HF)等の薬液や純水といった処理液を貯留し、基板Wを処理液に浸漬して洗浄処理やエッチング処理などを施すための槽である。
処理槽1は、処理液を貯留するとともに基板Wを収容する内槽7(本発明の処理槽に相当)と、外槽9とを備えている。内槽7は、その底面両側に、処理液を供給する注入管11が一対設けられている。外槽9は、内槽7の上部開口の側方を囲うように設けられ、内槽7から溢れた処理液を回収して排出する。内槽7の底部中央には開閉自在であって、処理液を排出する排出口13が形成されている。また、チャンバー3の底部には、処理液や乾燥気体などを外部に排出する排出口15が形成されている。処理槽1の注入管11には、処理液供給管17の一端側が連通接続されている。その他端側には、純水や薬液などの処理液を供給する処理液供給源19が連通接続されている。
リフター21(本発明における昇降機構に相当)は、背板23と、基板保持部25とを備えている。背板23は板状部材を備え、図示しない搬送機構に懸垂姿勢で取り付けられているとともに、処理槽1の内壁面に沿って昇降自在である。基板保持部25は、複数枚の基板Wを起立姿勢で保持するための3つの部材が長手方向を水平に取り付けられている(詳細後述)。リフター21は、図示しない駆動機構により、内槽7の内部にあたる「処理位置」(図1中に実線で示す)と、内槽7の上方かつチャンバー3の内部にあたる「乾燥位置」(図1中に二点鎖線で示す)と、チャンバー3の上方にあたる「待機位置」(図1中に二点鎖線で示す)とにわたって移動可能である。
チャンバー3は、処理槽1の上方かつ開口5の下方に位置する、基板Wの搬入出経路を挟んで対向する側面の位置に、本発明における噴射部に相当する第1の供給排気口27と、第2の供給排気口29とを備えている。第1の供給排気口27及び第2の供給排気口29は、処理槽1の一端側(図1の左側)から他端側(図1の右側)に向かう「第1方向」に向けてほぼ水平に気体を供給し、かつその反対に向かう「第2方向」に気体を供給するように噴射方向を切り換え可能に構成されている。
第1の供給排気口27には、給排管31の一端側が連通接続されている。この給排管31の他端側には、例えば、ドライエアを供給する気体供給部33が連通接続されており、途中に二つの制御弁35,37が直列に配設されている。第2の供給排気口29には、給排管39の一端側が連通接続され、給排管39の他端側は排気に連通されている。給排管39には、制御弁41が配設されている。上述した二つの制御弁35,37の間には、第1分岐管43の一端側が配設され、その他端側は給排管39の、第2の供給排気口29と制御弁41の間に連通接続されているとともに、制御弁45が配設されている。また、上述した第1の供給排気口27と制御弁37との間には、第2分岐管47の一端側が連通接続され、その他端側が制御弁41と排気の間に連通接続されている。この第2分岐管47には制御弁49が配設されている。
なお、リフター21の高さを検出する図示しない位置検出用のセンサを備え、これらからの信号が位置検出部51に出力される。この位置検出部51は、上述したリフター21の基板保持部25の高さ位置情報hiを制御部53に送る。制御部53は、リフター21の昇降や、気体供給部33からの気体の供給、処理液供給源19からの処理液の供給、高さ位置情報hiに基づく各制御弁35,37,41,45,49の開閉などを統括的に制御する。具体的には、高さ位置情報hiに基づき、各制御弁35,37,41,45,49の開閉を制御し、気体供給部33からのドライエアの噴射方向を、第1方向(図1の左から右方向)からと、これと反対の第2方向から(図1の右から左方向)とに切り換える。
次に、図2を参照して、基板保持部25について詳述する。
背板23の下部には、基板保持部25が配設されている。基板保持部25は、中央部に第1保持部55を備え、この第1保持部55を挟んで一方側(図2の左側)に第2保持部57と、他方側(図2の右側)に第3保持部59とを備えている。これらの第1保持部55と、第2保持部57と、第3保持部59とは、基板Wの周縁を当接支持する複数個のスリット61を各々備えている。
高さ的には、第1保持部55が最も下部に背板23に配設され、第1保持部55の上面から間隔d1だけ離れた位置に、第2保持部57の下面が位置するように第2保持部57が背板23に配設されている。また、第3保持部59は、第2保持部57の上面から間隔d2だけ離れた位置に、第3保持部59の下面が位置するように第3保持部59が背板23に配設されている。但し、第1保持部55と、第2保持部57と、第3保持部59とは、全て基板Wの高さ方向の中心よりも下方に配設されている。上記の配置により、基板保持部25は、第1の供給排気口27および第2の供給排気口29の噴射方向からみて高さ方向に隙間(間隔d1,d2)を有する。
次に、図3〜6を参照して、上述した構成の基板処理装置の動作について説明する。なお、図3及び図5は、動作説明のためのブロック図であり、図4及び図6は、動作説明のための模式図である。また、図3及び図5では、図示の都合上、位置検出部51を省略してある。ここでは、既に基板Wが基板保持部25に載置され、リフター21が図3に示す「処理位置」に下降され、処理液供給源19からの処理液により、所定時間の薬液処理が行われた後、処理液を純水として洗浄処理が完了したものとして説明する。
制御部53は、洗浄処理の完了を受けるとともに、制御弁35,37,41を開放する。これにより、気体供給部33からのドライエアが「第1方向」から噴射される(図3参照)。つまり、ドライエアが第1の供給排気口27から噴射され、第2の供給排気口29から排気される(図4参照)。
さらに、制御部53は、リフター21を「処理位置」から「乾燥位置」にまで上昇させ始める。制御部53は、リフター21を上昇させ始めるとともに、位置検出部51からの高さ位置情報hiを参照し、これに基づき第3保持部59の下面が処理槽1を満たしている処理液の液面から離間したか否かを監視する。この時点までは、第1方向からのドライエアの供給により、ドライエアは基板Wの左側周縁から中央部を通りそのまま排出、あるいは第3保持部59を経て排出される(図4参照)。したがって、基板Wに供給されるドライエアの流れが、上流側で第2保持部57により乱されることがない。
制御部53は、高さ位置情報hiに基づき、第3保持部59の下面が処理槽1を満たしている処理液の液面から離間した、つまり、第3保持部59の下面と処理液面との間に隙間(一定間隔g)ができたと判断した場合には(図6参照)、各制御弁35,37,41,45,49を次のように切り換える。まず、制御弁37,41を閉止するとともに制御弁45を開放する(図5参照)。これにより、気体供給部33からのドライエアが「第2の方向」から噴射される。つまり、ドライエアが第2の供給排気口29から噴射され、第1の供給排気口27から排気される。
すると、この時点からは、第2の方向からのドライエアの供給により、ドライエアは基板Wの右側周縁から中央部を通りそのまま排出、あるいは第2保持部57を経て排出される(図6参照)。したがって、基板Wに供給されるドライエアの流れが、上流側で第3保持部59により乱されることがない。
上述したように、制御部53は、リフター23により処理槽1内の処理位置から基板Wが上昇される際に、第2保持部57と第3保持部59のうち、高さ位置が低い第2保持部57側にあたる第1方向から第1の供給排気口27を介してドライエアを噴射させ、高さ位置が高い第3保持部59が液面から離間した時点で、第1方向とは逆方向の第2方向にドライエアの噴射方向を切り換える。したがって、第1方向からのドライエアは、高さ位置が低い第2保持部57の上部を通って基板W面を通過し、高さ位置が高い第3保持部59方向に供給されるので、高さ位置が高い第3保持部59の基板W側にもドライエアが円滑に供給される。また、第2の方向のドライエアは、基板W面を通過し、高さ位置が低い第2保持部57と、最も高さ位置が低い第1保持部55とに供給されるので、高さ位置が低い第2保持部57と第1保持部55で保持されている基板W面にもドライエアが円滑に供給される。その結果、基板W面からみたドライエアの流れが基板保持部25の影響を受けにくくでき、乾燥不良やウォーターマークの発生を防止できる。換言すると、基板W面におけるドライエアの流れに死角がなくなる。
次に、図面を参照して本発明の実施例2について説明する。
図7は、実施例2に係る基板処理装置の概略構成を示すブロック図である。なお、上述した実施例1と同じ構成については、同符号を付すことで詳細な説明を省略する。
本実施例装置は、リフター21が昇降を開始する際に、その時点を基準として時間を計測するタイマ71を備えている。制御部53Aは、リフター21の上昇を開始させるとともに、タイマ71からの時間情報tiに基づいて、各制御弁35,37,41,45,49の開閉を制御する。制御部53Aは、図示しない記憶部を備え、リフター21及び基板保持部25の設計寸法と、昇降速度などとの関係から求められる、第3保持部59の下面が処理槽1の液面から離間する時間に加え、その間隔が一定間隔g(図6参照)となる時間が「切り換え時間」として記憶されている。ここでは、後述する時間T1が記憶されているものとする。
次に、図8を参照して動作説明を行う。なお、図8は、動作説明に供するタイムチャートである。
制御部53Aは、t1時点で洗浄処理が完了するとともに、制御弁35,37,41を開放する。これにより、「第1方向」からドライエアが噴射される。また、同時にリフター21を「処理位置」から「乾燥位置」に向けて上昇させ始める。リフター21の上昇速度が一定であって、t3時点で「乾燥位置」に到達する制御が行われており、t1時点からT1時間後のt2時点で第3保持部59の下面が処理液の液面から一定間隔gを隔てることになるものとする。この場合には、時間情報tiが時間T1となったことを受けて、制御部53Aが制御弁37,41を閉止するとともに制御弁45を開放する。これにより、気体供給部33からのドライエアが「第2の方向」から噴射される。
このようにタイマ71の計時に基づいて、ドライエアの噴射方向を第1方向から第2方向へ切り換えるように制御すると、上述した実施例1と同様の効果を奏する上、実施例1のように位置検出のためのセンサを用いる場合に比較して構成を簡単化できる。
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した各実施例1,2では、基板保持部25の第1保持部55と、第2保持部57と、第3保持部59との互いに隣接している上面と下面に隙間がある構成を採用している。これは、ドライエアが最も円滑に基板W面を流れることになるので好適であるが、図9に示すような基板保持部25を採用してもよい。
すなわち、第2保持部57の下面と第1保持部55の上面との間には、間隔d1があるものの、第3保持部59と第1保持部55の上面との間には隙間がない。このような構成であっても、上述したようにドライエアの噴射方向を切り換えることにより、死角をなくすことができきるので、ほぼ同様の効果を奏することができる。また、間隔d1もなくして第2保持部57と第3保持部59をさらに下方に配設する構成としてもよい。このようにしても、ほぼ同様の効果を奏することができる。
本発明は、第1保持部55と、第1の基板保持部57と、第3保持部59とが全て異なる高さ位置に配設され、そのうちの高さが低い保持部側からドライエアを供給開始し、高さが低い保持部が処理液から離間した後に噴射方向を切り換えれば、実施例1,2で説明したような効果を奏することができる。
(2)上述した各実施例1,2では、第2保持部57が第3保持部59より低い位置に配設されているが、逆に第3保持部59が第2保持部57より高い位置に配設されている構成を採用してもよい。
(3)また、第1保持部55と、第2保持部57と、第3保持部59とを一体部材で構成し、各部分に基板Wを当接支持させるスリット61を設けるとともに、各部の間に位置する部材にドライエアが通過しやすくするための通気スリットを形成しておいてもよい。つまり、第1保持部55と、第2保持部57と、第3保持部59とが実施例1,2のように別体である必要はない。
(4)上述した各実施例1,2では、ドライエアを供給するようにしているが、これに代えてドライ窒素などの気体を供給する構成としてもよい。
実施例1に係る基板処理装置の概略構成を示すブロック図である。 基板保持部の一部拡大図である。 動作説明のためのブロック図である。 動作説明のための模式図である。 動作説明のためのブロック図である。 動作説明のための模式図である。 実施例2に係る基板処理装置の概略構成を示すブロック図である。 動作説明に供するタイムチャートである。 変形例を示す基板保持部の一部拡大図である。
符号の説明
W … 基板
1 … 処理槽
3 … チャンバー
7 … 内槽
9 … 外槽
27 … 第1の供給排気口
29 … 第2の供給排気口
31 … 給排管
35,37,41,45,49 … 制御弁
hi … 高さ位置情報
53 … 制御部
55 … 第1保持部
57 … 第2保持部
59 … 第3保持部
d1,d2 … 間隔
g … 一定間隔

Claims (4)

  1. 基板を処理液で処理する基板処理装置において、
    処理液を貯留する処理槽と、
    前記処理槽内の処理位置と前記処理槽上方の待機位置とにわたって昇降する昇降機構と、
    中央部の第1保持部と、前記第1保持部を挟んで一方側に配置された第2保持部と、他方側に配置された第3保持部とを有し、前記第1保持部、前記第2保持部及び前記第3保持部は、基板を保持するとともに、全て異なる高さに前記昇降機構に設けられている基板保持部と、
    前記処理槽の上部において水平方向に乾燥気体を噴射し、かつ噴射方向を切り換え可能な噴射部と、
    前記基板保持部が基板を保持した状態で、前記昇降機構が前記処理位置から前記待機位置へ上昇する際に、前記第2保持部及び前記第3保持部のうち高さ位置が低い保持部側にあたる第1方向から前記噴射部により乾燥気体を噴射させ、高さ位置が高い保持部が処理液の液面から離間した後、前記第1方向とは逆の第2方向から前記噴射部により乾燥気体を噴射させる制御部と、
    を備えていることを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置において、
    前記基板保持部の高さ位置を検出する位置検出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記位置検出部からの出力に応じて前記噴射部からの乾燥気体の噴射方向を切り換えることを特徴とする基板処理装置。
  3. 請求項1に記載の基板処理装置において、
    前記昇降機構が前記処理位置から上昇した時点から計時を行う計時部をさらに備え、
    前記制御部は、前記計時部からの出力に応じて前記噴射部からの乾燥気体の噴射方向を切り換えることを特徴とする基板処理装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記第1保持部、前記第2保持部及び前記第3保持部は、上下方向に互いに隙間があるように前記昇降機構に設けられていることを特徴とする基板処理装置。

JP2006019139A 2006-01-27 2006-01-27 基板処理装置 Expired - Fee Related JP4640823B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006019139A JP4640823B2 (ja) 2006-01-27 2006-01-27 基板処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006019139A JP4640823B2 (ja) 2006-01-27 2006-01-27 基板処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007201253A JP2007201253A (ja) 2007-08-09
JP4640823B2 true JP4640823B2 (ja) 2011-03-02

Family

ID=38455515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006019139A Expired - Fee Related JP4640823B2 (ja) 2006-01-27 2006-01-27 基板処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4640823B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5480577B2 (ja) * 2009-09-29 2014-04-23 大日本スクリーン製造株式会社 基板処理装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0536668A (ja) * 1991-07-30 1993-02-12 Toshiba Corp 半導体基板乾燥方法
JPH0786373A (ja) * 1993-09-14 1995-03-31 Sugai:Kk 基板の姿勢変換装置
JPH07299428A (ja) * 1995-03-09 1995-11-14 Seiko Epson Corp ワーク洗浄方法および洗浄装置
JPH11354488A (ja) * 1998-06-10 1999-12-24 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置および基板処理方法
JPH11354486A (ja) * 1998-06-09 1999-12-24 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置および基板処理方法
JP2004119711A (ja) * 2002-09-26 2004-04-15 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0536668A (ja) * 1991-07-30 1993-02-12 Toshiba Corp 半導体基板乾燥方法
JPH0786373A (ja) * 1993-09-14 1995-03-31 Sugai:Kk 基板の姿勢変換装置
JPH07299428A (ja) * 1995-03-09 1995-11-14 Seiko Epson Corp ワーク洗浄方法および洗浄装置
JPH11354486A (ja) * 1998-06-09 1999-12-24 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置および基板処理方法
JPH11354488A (ja) * 1998-06-10 1999-12-24 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置および基板処理方法
JP2004119711A (ja) * 2002-09-26 2004-04-15 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007201253A (ja) 2007-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1039506B1 (en) Apparatus for cleaning and drying substrates
US7077585B2 (en) Developing method and apparatus for performing development processing properly and a solution processing method enabling enhanced uniformity in the processing
KR101236810B1 (ko) 기판 이송 장치 및 이를 구비하는 기판 처리 장치 그리고 그의 처리 방법
KR20150009421A (ko) Efem, 로드 포트
JP2003007664A (ja) 枚葉式基板洗浄方法および枚葉式基板洗浄装置
JP5923300B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
KR102328464B1 (ko) 기판 처리 방법 및 기판 처리 장치
KR102192767B1 (ko) 기판 처리 장치
JP4545083B2 (ja) 基板処理装置
KR20120083840A (ko) 액 처리 장치
KR101092852B1 (ko) 기판 처리 장치 및 이의 배기 방법
JP4640823B2 (ja) 基板処理装置
KR20140112299A (ko) 기판처리장치
KR102149485B1 (ko) 약액공급유닛, 이를 가지는 기판처리장치 및 방법
JP2008211038A (ja) 基板処理装置
KR102008310B1 (ko) 기판처리장치
KR101330319B1 (ko) 분사유닛 및 이를 가지는 기판처리장치
JPH11145100A (ja) 基板処理装置
JPH1187305A (ja) 基板乾燥装置およびそれを備えた基板処理装置ならびに基板乾燥方法
JP2020096012A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
KR20120083839A (ko) 액 처리 장치 및 액 처리 방법
KR101355917B1 (ko) 분사유닛, 이를 가지는 기판처리장치
JP4859684B2 (ja) 基板処理装置
JP5480577B2 (ja) 基板処理装置
KR20220085288A (ko) 기판 건조 장치 및 이를 이용한 반도체 장치 제조 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101124

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101124

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees