JPH11352201A - モータのセンサマグネット装置 - Google Patents
モータのセンサマグネット装置Info
- Publication number
- JPH11352201A JPH11352201A JP10163855A JP16385598A JPH11352201A JP H11352201 A JPH11352201 A JP H11352201A JP 10163855 A JP10163855 A JP 10163855A JP 16385598 A JP16385598 A JP 16385598A JP H11352201 A JPH11352201 A JP H11352201A
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- Japan
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- holder
- motor
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- sensor
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Abstract
ることができるモータのセンサマグネット装置を提供す
る。 【解決手段】 マグネット2が挿通支持されるホルダ3
に、マグネット2に対して折り曲げられることによっ
て、マグネット2を弾性的に押圧可能なマグネット押圧
舌片部3bと、マグネット押圧舌片部3bに対向して配
置され、マグネット押圧舌片部3bにより押圧されるマ
グネット2に当接可能なマグネット当接板部3cをもつ
センサマグネット装置1。
Description
フトとともに回転することにより、回転検出素子に対し
て磁力を与えるモータのセンサマグネット装置に関す
る。
ことにより、回転検出素子に対して磁力を与えるモータ
のセンサマグネット装置としては、マグネットが強度的
に高いものではないので、加締め固定や、圧入固定を用
いることができず、アーマチュアシャフトに嵌めつけら
れた筒部材の外側に、円筒形のマグネットが接着により
固定されていた。
サマグネット装置では、マグネットと筒部材とのあいだ
に接着剤を塗る時間、および、接着剤が乾くまでの乾燥
時間を組み立て工程に設定しなければならないから、工
数が多くなるという問題点があった。また、接着剤の塗
り方に熟練をともなうことから、作業が複雑であるとと
もに、品質管理が厄介になり、万が一に、マグネットが
筒部材に確実に固定されていない場合、アーマチュアシ
ャフトの回転によってマグネットが筒部材から外れるこ
とにもなりかねないという問題点があり、これらの問題
点を解決することが課題となっていた。
ット装置は、マグネットを極めて簡単にして確実に固定
することができるモータのセンサマグネット装置を提供
することを目的としている。
わるモータのセンサマグネット装置では、マグネット
と、モータのアーマチュアに備えたアーマチュアシャフ
トに嵌合されるアーマチュアシャフト嵌合部をもつとと
もに、マグネットが挿通支持されるマグネット支持部を
もつホルダとを備え、アーマチュアシャフトとともに回
転することにより、回転検出素子に対して磁力を与える
モータのセンサマグネット装置であって、ホルダには、
マグネット支持部に支持されたマグネットに対して折り
曲げられることによって、マグネットを弾性的に押圧可
能なマグネット押圧舌片部と、マグネット押圧舌片部に
対向して配置され、マグネット押圧舌片部により押圧さ
れるマグネットに当接可能なマグネット当接板部が備え
られている構成としたことを特徴としている。
サマグネット装置では、ホルダには、マグネット支持部
が形成されたホルダ本体の一端部にマグネット押圧舌片
部が配置されるとともに、マグネット押圧舌片部に対向
したホルダ本体の他端部にマグネット当接板部が配置さ
れ、マグネット当接板部には、マグネット押圧舌片部に
より押圧されるマグネットをマグネット押圧舌片部に向
け弾性的に押圧可能な押圧部が形成されている構成とし
たことを特徴としている。
サマグネット装置では、ホルダのマグネット押圧舌片部
には、ホルダ本体の一端部にホルダ本体の筒方向に突出
形成されてから、マグネット側に折曲されてマグネット
の一方の側壁に弾性的に圧接するマグネット圧接部が備
えられている構成としたことを特徴としている。
サマグネット装置では、ホルダの押圧部には、マグネッ
トの他方の側壁に圧接するマグネット圧接突部が形成さ
れている構成としたことを特徴としている。
サマグネット装置では、マグネットには、ホルダのマグ
ネット支持部に支持されるホルダ挿通部が形成されてい
るとともに、このホルダ挿通部の一部にホルダ位置決め
部が形成され、ホルダのホルダ本体には、マグネットの
ホルダ位置決め部に係合することにより、マグネットを
回り止めるマグネット位置決め部が形成されている構成
としたことを特徴としている。
ンサマグネット装置において、マグネットは、ホルダの
マグネット支持部に挿通されてから、ホルダのマグネッ
ト押圧舌片部によりマグネット当接板部側に押圧されて
ホルダに固定される。それ故、マグネットのホルダへの
固定は、マグネット押圧舌片部の折り曲げだけで簡単に
行われる。
サマグネット装置において、マグネットは、ホルダ本体
の一端部のマグネット押圧舌片部によって弾性的に押圧
される一方、マグネット押圧舌片部に対向してホルダ本
体の他端部のマグネット当接板部に形成された押圧部に
よってマグネット押圧舌片部側に弾性的に押圧される。
それ故、請求項1の作用に加え、マグネットが対向する
位置からそれぞれ弾性的に押圧されて固定される。
サマグネット装置において、ホルダは、ホルダ本体の筒
方向に突出形成されてからマグネット側に折曲されてマ
グネット押圧舌片部が成形され、マグネットの一方の側
壁にマグネット圧接部が弾性的に圧接することによりマ
グネットを固定する。それ故、請求項2の作用に加え、
ホルダのマグネット押圧舌片部は、ホルダ本体に単純な
形状で形成される。
サマグネット装置において、ホルダは、押圧部に形成さ
れたマグネット圧接突部がマグネットの他方の側壁に圧
接する。それ故、請求項2および3の作用に加え、マグ
ネットの他方の側壁側を押圧する押圧力がマグネット圧
接突部に集中する。
サマグネット装置において、マグネットは、ホルダ挿通
部のホルダ位置決め部がホルダのマグネット位置決め部
に係合することによってホルダに回り止めされる。それ
故、請求項2、3、4の作用に加え、マグネットがホル
ダに回り止めされるから、円周方向の位置ずれが防止さ
れる。
タのセンサマグネット装置の一実施例が示されている。
(以下、センサマグネット装置と言う。)1は、マグネ
ット2、ホルダ3から構成されており、ウインドガラス
を駆動するパワーウインドモータ10に装着されてい
る。
うに、外径寸法D1、内径寸法D2、幅寸法L1の円環
状に形成されており、このマグネット2の外周には、N
極、S極が順次着磁されている。
ホルダ挿通部2aが形成されており、このホルダ挿通部
2aの一部に、外側に向け凹状に形成されたホルダ位置
決め部2bが形成されている。ホルダ位置決め部2b
は、ホルダ挿通部2aの円周方向に長さ寸法L2でもっ
て、ホルダ挿通部2aから凹み寸法L3で凹んでいる。
ホルダ挿通部2aは、ホルダ3に備えられたマグネット
支持部3a2に挿通される。ホルダ位置決め部2bは、
ホルダ3に備えられたマグネット位置決め部3a3に係
合されることによって、ホルダ3に対してマグネット2
が回らないように位置決めするのに用いられる。
に示すマグネット2の幅寸法L1よりも小さい厚さ寸法
t1の比較的薄い板材によって成形されている。
ト押圧舌片部3b、マグネット当接板部3cがそれぞれ
備えられている。
に、円筒形にされており、このホルダ本体3aの内周部
には、図6に示されるように、図8に示されるパワーウ
インドモータ10に備えられたアーマチュアシャフト1
1の外径寸法よりもわずかに大きい内径寸法D3にされ
たアーマチュアシャフト嵌合部3a1が形成されてい
る。アーマチュアシャフト嵌合部3a1は、パワーウイ
ンドモータ10に備えられたアーマチュアシャフト11
上でコンミュテータ12の近くに固定される。
れるように、マグネット2のホルダ挿通部2aの内径寸
法D2よりも小さい外径寸法D4にされたマグネット支
持部3a2が形成されている。マグネット支持部3a2
には、マグネット2のホルダ挿通部2aが挿通されるこ
とによって、このマグネット支持部3a2によりマグネ
ット2を支持する。
部にマグネット位置決め部3a3が形成されている。マ
グネット位置決め部3a3は、図7に示されるように、
マグネット2の幅寸法L1よりも小さい幅寸法L4でも
って、図6に示されるように、マグネット2のホルダ位
置決め部2bの長さ寸法L2よりもわずかに小さい長さ
寸法L5で、マグネット2のホルダ位置決め部2bの凹
み寸法L3よりもわずかに小さい突出寸法L6にしてマ
グネット支持部3a2上に突出形成されている。
ト2のホルダ挿通部2aがマグネット支持部3a2に挿
通される際に、マグネット2のホルダ位置決め部2bが
嵌入されることによって、ホルダ本体3aに対しマグネ
ット2を所定の位置に位置決めするとともに、ホルダ本
体3aに対してマグネット2が回らないように回り止め
する機能をもつ。
れるように、マグネット位置決め部3a3を中心とした
図中左右の2個所と、これら2個所に対称の2個所の4
個所にそれぞれ形成されている。
は、マグネット圧接部3b1、折曲部3b2が備えられ
ている。
aの一端部からマグネット2に有する第1の側壁2c側
に折り曲げられることによって、マグネット2の第1の
側壁2cに圧接する。
とホルダ本体3aとの間に配置され、マグネット圧接部
3b1がマグネット2の第1の側壁2c側を押圧するた
めの弾性反発力を蓄積している。
に示されるマグネット取付前に、ホルダ本体3aの一端
部からホルダ本体3aの筒方向に突出するマグネット押
圧舌片部形成用部30として形成され、マグネット2の
ホルダ挿通部2aがマグネット支持部3a2上に配置さ
れたところで、折曲部3b2を介してマグネット2の第
1の側壁2c側にそれぞれ折曲されることによって、マ
グネット圧接部3b1がマグネット2の第1の側壁2c
に弾性的に押圧されて形成される。マグネット押圧舌片
部3bのそれぞれは、折曲部3b2、マグネット圧接部
3b1により、ホルダ挿通部2aがホルダ本体3aのマ
グネット支持部3a2上に配置されたマグネット2をマ
グネット当接板部3cに向け押圧する。マグネット押圧
舌片部3bは、マグネット2の第1の側壁2cを弾性的
に押圧するのに、ホルダ本体3aの一端部に単純な形状
にして形成されるとともに、簡単な折曲加工によって形
成されるから、従来のもののようにして、接着剤を用い
る場合と比べて、作業に熟練をともなわず、作業性が著
しく良い。
aの他端部からフランジ状に外側に突出して形成されて
いる。
れるように、ホルダ本体3aの円周方向に、4つの板部
本体3c1、4つの押圧部3c2が切欠部3c3をそれ
ぞれ介して順次配置されている。
本体3aの筒方向に、4つのマグネット押圧舌片部3b
のそれぞれに一致して配置されている。また、押圧部3
c2のそれぞれには、ホルダ本体3aの他端部との間に
折曲部3c4が形成されている。折曲部3c4は、マグ
ネット押圧舌片部3b側に押圧するための弾性反発力を
押圧部3c2に付与する。
3に示されるように、マグネット押圧舌片部3b側に小
突起状にして突出したマグネット圧接突部3c5がそれ
ぞれ形成されている。マグネット圧接突部3c5のそれ
ぞれは、マグネット2の第2の側壁2dに圧接すること
によって、ホルダ挿通部2aがホルダ本体3aのマグネ
ット支持部3a2上に配置されたマグネット2をマグネ
ット押圧舌片部3b側に押圧する。マグネット圧接突部
3c5は、小突起状にして押圧部3c2上に形成されて
いるから、折曲部3c4より押圧部3c2に与えられた
弾性反発力をマグネット2の第2の側壁2dに対し集中
してかける機能をもつ。
のホルダ挿通部2aがホルダ3のマグネット支持部3a
2に挿通されて、ホルダ3のマグネット位置決め部3a
3がマグネット2のホルダ位置決め部2bに嵌入される
ことによって、ホルダ本体3aに対してマグネット2が
回り止められるから、マグネット2の円周方向の位置ず
れが防止される。
ット2の第1の側壁2cに対して折曲されることによっ
て形成されたホルダ3のマグネット押圧舌片部3bのそ
れぞれのマグネット圧接部3b1がマグネット2をマグ
ネット当接板部3cに向けそれぞれ押圧する一方、ホル
ダ3のマグネット押圧舌片部3bによりそれぞれ押圧さ
れているマグネット2をマグネット当接板部3cの押圧
部3c2に形成されたマグネット圧接突部3c5によっ
て、対向するマグネット押圧舌片部3b側にそれぞれ押
圧することによって、マグネット2を両側から挟み込ん
でホルダ3に固定している。それ故、接着剤等を用いる
ことなく、簡単に、しかも確実にマグネット2の固定が
行われる。
示されるパワーウインドモータ10に組み付けられてい
る。パワーウインドモータ10には、モータヨーク1
3、一対のマグネット14,15、アーマチュア16、
一対のブラシ17,18、ギヤケース19、ホイールギ
ヤ20、出力軸21が備えられており、アーマチュア1
6に、アーマチュアシャフト11、アーマチュアコア2
2、アーマチュアコイル23、コンミュテータ12が備
えられている。
14、マグネット15が取付けられ、両マグネット1
4、15の内周側にアーマチュア16が配置されてい
る。アーマチュア16に備えられたアーマチュアシャフ
ト11は、モータヨーク13の閉塞側端部に取付けられ
た第1の軸受24、ギヤケース19に形成されたシャフ
ト孔19aのモータヨーク13側に取付けられた第2の
軸受25、ギヤケース19のシャフト孔19aのモータ
ヨーク13とは反対側に取付けられた第3の軸受26に
よって回転可能に支持されている。
は、アーマチュアコア22が固定され、このアーマチュ
アコア22の近くにコンミュテータ12が固定されてい
る。アーマチュアコイル23は、アーマチュアコア22
に巻回されているとともに、コンミュテータ12に電気
的に接続されている。ブラシ17、18はコンミュテー
タ12の外側に配置されて、コンミュテータ12に電気
的に接続可能に圧接されている。ブラシ17、18に
は、図示しないパワーウインド制御回路が接続されてい
る。
ヤケース19のシャフト孔19a内にウオーム11aが
形成されており、このウオーム11aがホイールギヤ2
0に噛合っている。ホイールギヤ20は、ギヤケース1
9に回転可能に支持されている出力軸21に図示しない
ダンパを介して結合されている。出力軸21は負荷であ
る図示しないウインドガラスに結合される。
ンミュテータ12の近くにセンサマグネット装置1が固
定されている。センサマグネット装置1の近傍には、図
9に示されるように、ギヤケース19に形成されたセン
サケース19b内に2個のホール素子28、28が配置
されている。2個のホール素子28、28は、基板27
上に取付けられており、基板27、ホール素子28、2
8のまわりには、基板27の防水および絶縁を行うため
の充填剤29がセンサケース19b内に充填されてい
る。ホール素子28、28のそれぞれは、図示しないパ
ワーウインド制御回路にそれぞれ接続されている。
パワーウインドスイッチが開側にオン切換えされること
によって、パワーウインド制御回路よりブラシ17、1
8に正方向の電流が供給されると、コンミュテータ12
を通じてアーマチュアコイル23から磁力が発生し、ア
ーマチュアコイル23が発生した磁力と、マグネット1
4、15が発生している磁力によりアーマチュアシャフ
ト11が正回転する。アーマチュアシャフト11が正回
転することにより、ウオーム11aを介してホイールギ
ヤ20が正回転し、出力軸21が正回転することによ
り、ウインドガラスが下降移動される。このとき、アー
マチュアシャフト11が正回転することによって、セン
サマグネット装置1もアーマチュアシャフト11といっ
しょに正回転し、マグネット2からそれぞれのホール素
子28に磁力が与えられるから、それぞれのホール素子
28からホール電圧が発生し、ホール素子28が発生し
たホール電圧がパワーウインド制御回路に取り込まれる
ことによって、アーマチュアシャフト11の正方向の回
転数がカウントされて保存される。
することによって、ウインドガラスが車体側に衝突して
移動を阻止されると、アーマチュアシャフト11の正回
転が拘束される。すると、アーマチュアシャフト11と
ともにセンサマグネット装置1も回転しなくなるため、
ホール素子28からホール電圧が発生しなくなり、パワ
ーウインド制御回路がパワーウインドモータ10のブラ
シ17、18に対する電流供給をカットオフする。
ときに、図示しないパワーウインドスイッチが閉側にオ
ン切換えされることによって、パワーウインド制御回路
よりブラシ17、18に逆方向の電流が供給されると、
パワーウインドモータ10は、アーマチュアシャフト1
1が逆回転する。アーマチュアシャフト11が逆回転す
ることにより、ウオーム11aを介してホイールギヤ2
0が逆回転し、出力軸21が逆回転することにより、ウ
インドガラスが上昇移動される。このとき、アーマチュ
アシャフト11が逆回転することによって、センサマグ
ネット装置1もアーマチュアシャフト11といっしょに
逆回転し、マグネット2からそれぞれのホール素子28
に磁力が与えられるから、それぞれのホール素子28か
らホール電圧が発生し、ホール素子28が発生したホー
ル電圧がパワーウインド制御回路に取り込まれることに
よって、アーマチュアシャフト11の逆方向の回転数が
カウントされて保存される。
することによって、ウインドガラスが車体側に衝突して
移動を阻止されると、アーマチュアシャフト11の逆回
転が拘束される。すると、アーマチュアシャフト11と
ともにセンサマグネット装置1も回転しなくなるため、
ホール素子28からのホール電圧がパワーウインド制御
回路に取り込まれなくなり、パワーウインド制御回路が
パワーウインドモータ10のブラシ17、18に対する
電流供給をカットオフする。このとき、パワーウインド
制御回路による電流供給のカットは、ウインドガラスが
全閉位置に到達した後に行われるため、ウインドガラス
が移動を阻止されてからもアーマチュアシャフト11は
回転を続けて、ダンパを介して出力軸21が回転を続け
ることによってウインドガラスが車体側に押し付けられ
て締め切られる。
るセンサマグネット装置1は、上述したように、ホルダ
3のマグネット位置決め部3a3によりホルダ本体3a
に対してマグネット2を回り止めするとともに、ホルダ
3のマグネット押圧舌片部3bに形成されたそれぞれの
マグネット圧接部3b1と、ホルダ3のマグネット当接
板部3cの押圧部3c2にそれぞれ形成されたマグネッ
ト圧接突部3c5とにより、マグネット2を両側から挟
み込んで、マグネットをホルダ3に弾性的に固定するか
ら、マグネット2が位置ずれなく支持されるとともに、
接着剤等を用いることなく、簡単にして確実にマグネッ
ト2が固定されるものとなる。
求項1に係わるモータのセンサマグネット装置によれ
ば、マグネットは、ホルダのマグネット支持部に挿通さ
れてから、ホルダのマグネット押圧舌片部によりマグネ
ット当接板部側に押圧されてホルダに固定される。それ
故、マグネットのホルダへの固定は、マグネット押圧舌
片部の折り曲げだけで簡単に行われる。よって、マグネ
ットを極めて簡単にして確実に固定することができると
いう優れた効果を奏する。
サマグネット装置によれば、マグネットは、ホルダ本体
の一端部のマグネット押圧舌片部によって弾性的に押圧
される一方、マグネット押圧舌片部に対向してホルダ本
体の他端部のマグネット当接板部に形成された押圧部に
よってマグネット押圧舌片部側に弾性的に押圧される。
それ故、請求項1の効果に加え、マグネットが対向する
位置からそれぞれ弾性的に押圧されて固定されるから、
ホルダの筒方向にマグネットが確実に支持されるという
優れた効果を奏する。
サマグネット装置によれば、ホルダは、ホルダ本体の筒
方向に突出形成されてからマグネット側に折曲されてマ
グネット押圧舌片部が成形され、マグネットの一方の側
壁にマグネット圧接部が弾性的に圧接することによりマ
グネットを固定する。それ故、請求項2の効果に加え、
ホルダのマグネット押圧舌片部は、ホルダ本体に単純な
形状で形成されるから、ホルダの成形が複雑になること
がないという優れた効果を奏する。
サマグネット装置によれば、ホルダは、押圧部に形成さ
れたマグネット圧接突部がマグネットの他方の側壁に圧
接する。それ故、請求項2および3の効果に加え、マグ
ネットの他方の側壁側を押圧する押圧力がマグネット圧
接突部に集中することによって、マグネットのずれを確
実に防止することができるという優れた効果を奏する。
サマグネット装置によれば、マグネットは、ホルダ挿通
部のホルダ位置決め部がホルダのマグネット位置決め部
に係合することによってホルダに回り止めされる。それ
故、請求項2、3、4の効果に加え、マグネットがホル
ダに回り止めされるから、円周方向の位置ずれが防止さ
れることによって、マグネットがホルダに確実に固定さ
れるという優れた効果を奏する。
置の外観斜視図である。
正面図である。
縦断側面図である。
用いられるマグネットの単体正面図である。
用いられるホルダの単体正面図である。
用いられるモータの縦断正面図である。
ト装置まわりの断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 マグネットと、 モータのアーマチュアに備えたアーマチュアシャフトに
嵌合されるアーマチュアシャフト嵌合部をもつととも
に、上記マグネットが挿通支持されるマグネット支持部
をもつホルダとを備え、該アーマチュアシャフトととも
に回転することにより、回転検出素子に対して磁力を与
えるモータのセンサマグネット装置であって、 上記ホルダには、マグネット支持部に支持されたマグネ
ットに対して折り曲げられることによって、該マグネッ
トを弾性的に押圧可能なマグネット押圧舌片部と、該マ
グネット押圧舌片部に対向して配置され、マグネット押
圧舌片部により押圧されるマグネットに当接可能なマグ
ネット当接板部が備えられていることを特徴とするモー
タのセンサマグネット装置。 - 【請求項2】 ホルダには、マグネット支持部が形成さ
れたホルダ本体の一端部にマグネット押圧舌片部が配置
されるとともに、該マグネット押圧舌片部に対向した該
ホルダ本体の他端部にマグネット当接板部が配置され、
該マグネット当接板部には、マグネット押圧舌片部によ
り押圧されるマグネットを該マグネット押圧舌片部に向
け弾性的に押圧可能な押圧部が形成されていることを特
徴とする請求項1に記載のモータのセンサマグネット装
置。 - 【請求項3】 ホルダのマグネット押圧舌片部には、ホ
ルダ本体の一端部に該ホルダ本体の筒方向に突出形成さ
れてから、マグネット側に折曲されて該マグネットの一
方の側壁に弾性的に圧接するマグネット圧接部が備えら
れていることを特徴とする請求項2に記載のモータのセ
ンサマグネット装置。 - 【請求項4】 ホルダの押圧部には、マグネットの他方
の側壁に圧接するマグネット圧接突部が形成されている
ことを特徴とする請求項2または3に記載のモータのセ
ンサマグネット装置。 - 【請求項5】 マグネットには、ホルダのマグネット支
持部に支持されるホルダ挿通部が形成されているととも
に、このホルダ挿通部の一部にホルダ位置決め部が形成
され、 ホルダのホルダ本体には、マグネットのホルダ位置決め
部に係合することにより、該マグネットを回り止めるマ
グネット位置決め部が形成されていることを特徴とする
請求項2、3、4に記載のモータのセンサマグネット装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16385598A JP3652509B2 (ja) | 1998-06-11 | 1998-06-11 | モータのセンサマグネット装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16385598A JP3652509B2 (ja) | 1998-06-11 | 1998-06-11 | モータのセンサマグネット装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11352201A true JPH11352201A (ja) | 1999-12-24 |
JP3652509B2 JP3652509B2 (ja) | 2005-05-25 |
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ID=15782043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16385598A Expired - Fee Related JP3652509B2 (ja) | 1998-06-11 | 1998-06-11 | モータのセンサマグネット装置 |
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Country | Link |
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