JPH11348549A - 風向調整装置 - Google Patents

風向調整装置

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JPH11348549A
JPH11348549A JP16361698A JP16361698A JPH11348549A JP H11348549 A JPH11348549 A JP H11348549A JP 16361698 A JP16361698 A JP 16361698A JP 16361698 A JP16361698 A JP 16361698A JP H11348549 A JPH11348549 A JP H11348549A
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JP
Japan
Prior art keywords
louver
frame
disk
shaft
adjusting device
Prior art date
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Pending
Application number
JP16361698A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Arima
利之 有馬
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Marelli Corp
Original Assignee
Kansei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 風向調整装置における各ルーバーの振動等に
対する揺動を阻止すると共に該ルーバーの回動操作時に
おいて、クリック感を付与させることができる構成とす
ること。 【解決手段】 方形に形成した枠体の一対の壁面に軸孔
を設け、さらにこれらの軸孔により軸支される軸部を有
するルーバーを設け、上記枠体とルーバーとの間に、ル
ーバーの回動時における摩擦抵抗を増大させ、かつ回動
時の節度感を付与せしめるための凹凸を樹脂の二色成形
法により成形した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車の車
室内に設備されているエア吹出口に具備されるルーバー
を有する風向調整装置に係り、特に各ルーバーの振動等
に対する揺動を阻止すると共に該ルーバーの回動操作時
において、クリック感を付与させることができる構成と
した風向調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等に設けられているエア吹出口に
は、そのエア吹出口から吹き出されるエアの吹き出し向
きを選択するためのルーバーを備えた風向調整装置が設
けられている。かかる風向調整装置の概略構成は、図
5、図6で示すように不図示であるベンチレータ等のエ
ア吹出口に嵌着される枠体1と、この枠体1の内側で変
向可能に軸支される複数枚のルーバー2で構成されてお
り、しかも上記風向調整装置は、その枠体1及びルーバ
ー2の製作経済性を高めるために、二色成形法を採用す
る樹脂成形品であることが、例えば特公昭59−487
45号公報により知られている。
【0003】上記枠体1に対して変向可能に軸支される
複数枚のルーバー2を設けてなる風向調整装置を二色成
形法により成形するには、先ず最初に長方形四角枠状の
枠体1を樹脂成形するが、この枠体1の成形時におい
て、枠体1の対向する両側壁の対称位置に所定間隔で軸
孔3を形成し、この各軸孔3の外側に円形状の凹部4を
形成する。
【0004】次に上記枠体1を成形した型の一部を、ル
ーバー成形用の型と交換した後に、枠体1を成形した樹
脂と異質の樹脂を型内に射出させ、複数枚のルーバー2
を成形する。このとき、ルーバー2が成形される樹脂の
一部が上記軸孔3及び凹部4内に充填されて各ルーバー
2の回動軸部5及び円板状摺動部6が一体に形成され
る。このようにして枠体1の樹脂成形後、その枠体1を
成形した樹脂と異質の樹脂を用いて枠体1内で各ルーバ
ー2を成形した後の合成樹脂の収縮により、枠体1に設
けられている軸孔3及び凹部4の内周面と、各ルーバー
2に設けられている回動軸部5及び円板状摺動部6の外
周面との間に隙間が生じ、これによって、各ルーバー2
は枠体1に対して変向可能に軸支される風向調整装置が
構成されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、二色成形法
の採用により枠体1と各ルーバー2とが結合される風向
調整装置の構成にあっては、枠体1に設けられている軸
孔3及び凹部4の内周面と、各ルーバー2に設けられて
いる回動軸部5及び円板状摺動部6の外周面との間に形
成される隙間は、合成樹脂の熱収縮作用により生じる間
隙であるために、その枠体1とルーバー2の樹脂成形時
における熱収縮量が大きいと、特に上記軸孔3の内周面
と、回動軸5の外周面との間に形成される隙間が大きく
なり、これが原因で軸孔3と回動軸5との間での摩擦抵
抗(トルク)が不足し、このために各ルーバー2が車体
の振動等を受けて揺動してしまい、ルーバーの向きを所
定の向きで位置決めすることが困難であった。
【0006】本発明はかかる従来の欠点に着目してなさ
れたもので、二色成形法を採用して枠体とルーバーとを
結合せしめてなる風向調整装置の構成時において、上記
枠体に設けた軸受面と、該軸受面で軸支されるルーバー
の支軸外面とに、その支軸の回動方向に対して摩擦抵抗
を付与せしめるための凹凸を設けて、枠体により変向可
能に軸支されているルーバーが車体の振動等を受けて容
易に揺動することがないようにして、ルーバーの向きを
安定保持させることができるようにすると共に、ルーバ
ーの向き調整時にあっては、節度感が付与されて、感覚
的にも変向位置の確認あるいは変向量の確認を容易なら
しめることができる二色成形による風向調整装置の提供
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1では、方形に形成された方形枠の
一対の側壁それぞれに、所定の間隔で複数の軸孔を形成
し、さらにそれらの軸孔の外側に円形の凹部を同芯位置
で形成してなる枠体と、上記軸孔内に挿通される回動軸
部及び該回動軸部の先端に一体形成されかつ上記凹部内
に位置される円板状摺動部を一体に有してなる複数枚の
ルーバーとを二色成形法により樹脂成形されてなる風向
調整装置において、上記凹部の内面に上記円板状摺動部
の回転方向に配列される突起を形成し、また上記円板状
摺動部の外面に上記突起が係合される窪みを形成した風
向調整装置であることを特徴としている。
【0008】また請求項2では、請求項1に加えて、方
形に形成された方形枠の一対の側壁それぞれに、所定の
間隔で複数の軸孔を形成し、さらにそれらの軸孔の外側
に円形の凹部を同芯位置で形成してなる枠体と、上記軸
孔内に挿通される回動軸部及び該回動軸部の先端に一体
形成されかつ上記凹部内に位置される円板状摺動部を一
体に有してなる複数枚のルーバーとを二色成形法により
樹脂成形されてなる風向調整装置において、上記凹部の
内周面と、上記円板状摺動部の外周面の双方に互いに噛
合する凹凸を形成した風向調整装置であることを特徴し
ている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図面に示す実施形
態に基いて詳細に説明する。
【0010】図1、図2において、11は方形の角枠形
状に形成されている樹脂製の枠体であって、この枠体1
1は、車両に設備されているエア吹出口12の内側で、
その枠体11の側面に突設されている支軸13を介して
軸支されている。この枠体11を形成している上下方向
両側壁14の相対位置に、所定間隔をおいて横方向に配
列される複数の軸孔15が穿設されている。
【0011】また上下方向両側壁14に穿設されている
軸孔15の外側には軸孔15の内径よりも大きい内径で
ある円形の凹部16が形成されている。従って軸孔15
と凹部16との間には、段差面17が形成される。
【0012】18は、上記段差面17において、軸孔1
5の軸芯を中心とする周方向へ等間隔で形成されている
突起であって、該突起の大きさは本実施形態では、図2
(ロ)で示すように、高さ及び直径が共に0.5mmと
なした小形であって、枠体11と一体に形成されてい
る。19は上記枠体11に設けられている軸孔15を利
用して軸支されるルーバーであって、該ルーバー19の
上端には、上側壁14の軸孔15に軸支される軸部20
が形成され、また該ルーバー19の下端には、下側壁1
4の軸孔15に軸支される軸部21及び凹部16内に嵌
入位置される円板状摺動部22が、ルーバー19と一体
に形成されており、さらにその円板状摺動部22の上記
段差面17との対向面には、上記突起18と対応する複
数の窪み23が円周方向に配列形成されている。尚図1
ではルーバー19を一枚しか図示していないが、かかる
ルーバー19は、枠体11に対して複数枚が軸支されて
いるものである。
【0013】本実施形態の風向調整装置は、上述の構成
であるが、この風向調整装置を構成している枠体11と
各ルーバー19は冒頭で述べているように二色成形法の
採用により樹脂成形されたものである。従って枠体11
に対するルーバー19の軸支構造は、各ルーバー19の
成形と同時に構成され、樹脂成形後の各樹脂の熱収縮に
より、枠体11の軸孔15及び凹部16とルーバーの軸
部20,21及び円板状摺動部22との間で隙間が生
じ、各ルーバー19が枠体11に対して回動自在に軸支
される構成となる。
【0014】そして、本実施形態にあっては、枠体11
に形成した段差面17に、複数個の突起18を円周方向
へ形成してなり、また、各突起18は二色成形法が可能
なように軸部21の方向に突出している。さらにルーバ
ー19と一体の円板状摺動部22には、上記複数個の突
起18と対応する窪み23を二色成形法により成形して
いる。従って上記突起18と窪み23とは常時係合状態
にあるが、その突起18は小形であるためにルーバー1
9の変向動作時には窪み23が突起18を乗り越えてル
ーバー19を回動させることができる。
【0015】つまり上記の突起18と窪み23と係合作
用によりルーバー19が自動車の振動等を受けても、該
ルーバー19が揺動されることがなく、またルーバー1
9の変向動作時においては、摩擦抵抗(トルク)が付与
され、このためにルーバーの変向調整のための作業性が
大幅に改善される。また円周方向に配列されている複数
個の突起18と、複数個の窪み23を一定間隔で配設し
ていることにより、ルーバー19の回動時において、突
起18と窪み23との係合が間欠的になされ、これによ
りルーバー19の変向動作時に節度感(クリック感)が
得られ、ルーバーの変向を感覚的に知ることも容易とな
る。
【0016】図3及び図4は本発明の他の実施形態を示
すもので、この実施形態では、枠体11に形成した凹部
16の内周面と、ルーバー19に形成した円板状摺動部
22の外周面との双方にローレット状の細かい凹凸24
を二色成形法により成形したものである。
【0017】従ってこの実施形態では凹部16内周面に
形成されている凹凸24と、円板状摺動部22に形成さ
れている凹凸24との噛合により、前記同様にルーバー
19が揺動されることがなく、またルーバー19の変向
動作を円滑かつ確実に行なうことができ、さらにはルー
バー19の変向動作時には双方の凹凸が乗り越えること
により生じる有効な節度感が得られる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、二色成形
法により樹脂成形される枠体とルーバーとの軸支間にそ
のルーバーの回動方向に対して適宜度の摩擦抵抗及びク
リック感を持たせることができ、これにより自動車の振
動等によるルーバーの揺動を未然に防止し、さらにはル
ーバーの変向操作時においては、ルーバーの変更位置を
感覚的に知ることができ、ルーバーの変向操作のための
作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明よりなる風向調整装置の実施形態を示し
た要部正面図。
【図2】図1の要部拡大図であって、(イ)は軸支部の
拡大断面図、(ロ)は突起の拡大図、(ハ)は突起の配
列説明図。
【図3】本発明よりなる風向調整装置の他の実施形態を
示した斜視図。
【図4】本発明よりなる風向調整装置の他の実施形態の
凹部内周面形状を示した説明図。
【図5】従来の風向調整装置の一部斜視図。
【図6】従来の風向調整装置の軸支部を示す断面図。
【符号の説明】
11…枠体 12…エア吹出口 13…支軸 14…側壁 15…軸孔 16…凹部 17…段差面 18…突起 19…ルーバー 20…軸部 21…軸部 22…円板状摺動部 23…窪み 24…凹凸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形に形成された方形枠の一対の側壁そ
    れぞれに、所定の間隔で複数の軸孔(15)を形成し、
    さらにそれらの軸孔(15)の外側に円形の凹部(1
    6)を同芯位置で形成してなる枠体(11)と、上記軸
    孔(15)内に挿通される回動軸部(21)及び該回動
    軸部(21)の先端に一体形成されかつ上記凹部(1
    6)内に位置される円板状摺動部(22)を一体に有し
    てなる複数枚のルーバー(19)とを二色成形法により
    樹脂成形されてなる風向調整装置において、上記凹部
    (16)の内面に上記円板状摺動部の回転方向に配列さ
    れる突起(18)を形成し、また上記円板状摺動部(2
    2)の外面に上記突起(18)が係合される窪み(2
    3)を形成したことを特徴とする風向調整装置。
  2. 【請求項2】 方形に形成された方形枠の一対の側壁そ
    れぞれに、所定の間隔で複数の軸孔(15)を形成し、
    さらにそれらの軸孔(15)の外側に円形の凹部(1
    6)を同芯位置で形成してなる枠体(11)と、上記軸
    孔(15)内に挿通される回動軸部(21)及び該回動
    軸部(21)の先端に一体形成されかつ上記凹部(1
    6)内に位置される円板状摺動部(22)を一体に有し
    てなる複数枚のルーバー(19)とを二色成形法により
    樹脂成形されてなる風向調整装置において、上記凹部
    (16)の内周面と、上記円板状摺動部(22)の外周
    面の双方に互いに噛合する凹凸(24)を形成したこと
    を特徴とする風向調整装置。
JP16361698A 1998-06-11 1998-06-11 風向調整装置 Pending JPH11348549A (ja)

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JP (1) JPH11348549A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100728730B1 (ko) 2005-10-26 2007-06-14 현대모비스 주식회사 차량용 에어벤트 구조
KR100790394B1 (ko) 2006-09-05 2008-01-02 삼성전자주식회사 벽걸이형 공기조화기

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KR100728730B1 (ko) 2005-10-26 2007-06-14 현대모비스 주식회사 차량용 에어벤트 구조
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