JPH0550530A - 空調用吹出口装置の二重射出成形方法 - Google Patents
空調用吹出口装置の二重射出成形方法Info
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- JPH0550530A JPH0550530A JP13678391A JP13678391A JPH0550530A JP H0550530 A JPH0550530 A JP H0550530A JP 13678391 A JP13678391 A JP 13678391A JP 13678391 A JP13678391 A JP 13678391A JP H0550530 A JPH0550530 A JP H0550530A
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/0017—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor moulding interconnected elements which are movable with respect to one another, e.g. chains or hinges
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Abstract
も剛性を確保し得るブレードを備えた空調用吹出口装置
を得ること。 [構成] 第1の合成樹脂を1次成形金型に射出して支
軸7の根元にフランジ8を有する複数のブレード3を成
形し、次いで第1の合成樹脂より低融点の第2の合成樹
脂を2次成形金型に射出して、各ブレード3の支軸7が
嵌合する軸孔5及びフランジ8が当接する内壁を有する
ハウジング2を成形する。
Description
トルメント・パネル等に取付けられる空調用吹出口装
置、特に相対向する側壁に同軸に並ぶ複数対の軸孔を設
けたハウジングと、このハウジング内に配設されるブレ
ード本体の両端に前記各対の軸孔に回転可能に嵌合する
一対の支軸を突設してなる複数枚のブレードとを備えた
空調用吹出口装置の二重射出成形方法に関する。
出成形方法として、1次成形金型に第1の合成樹脂を射
出することによりハウジングを成形し、次いでこのハウ
ジングをセットした2次成形金型に第1の合成樹脂より
低融点の第2の合成樹脂を射出することにより複数のブ
レードを成形することが知られている(例えば特公昭5
9−48745号公報参照)。この方法によれば、第1
及び第2の合成樹脂の融点の相違から、ブレードの成形
時、ハウジングとの融着を防止することができる。
方法により、軸方向長さが比較的大きいブレードを持つ
吹出口装置を製造すると、ブレードの素材が比較的低融
点であるため、高温下での使用時にブレードの剛性が著
しく低下して、ブレードの回動フィーリングが変化した
り、振動を惹起したりするという弊害を生じる。
ので、高温の使用条件下でもブレードの剛性を確保でき
る空調用吹出口装置の二重射出成形方法を提供すること
を目的とする。
に、本発明方法は、1次成形金型に第1の合成樹脂を射
出することにより、各支軸の根元にフランジを持つ複数
枚のブレードを成形する1次成形工程と、前記ブレード
をセットした2次成形金型に第1の合成樹脂より低融点
の第2の合成樹脂を射出することにより、前記側壁内面
が前記フランジに当接するハウジングを成形する2次成
形工程とを有することを第1の特徴とする。 また本発
明は、上記特徴に加えて、1次成形工程の際、成形すべ
きブレードの両導風面間中央を通る平面を分割面とした
1次成形金型を用いることを第2の特徴とする。
説明する。
成形すべき自動車の空調用吹出口装置1の構造について
説明する。この吹出口装置1は、高さよりも間口の方が
大きい角筒状のハウジング2と、このハウジング2内で
軸線を水平にして上下に配列される複数枚のブレード
3,3‥とから構成される。ハウジング2は自動車のイ
ンストルメント・パネルに装着されると共に、図1にお
いて右端に送風ダクト(図示せず)が接続され、矢印A
方向に通風される。
ぶ、ブレード3,3‥と同数対のボス4,4;4,4‥
が内端をそれぞれハウジング2内面に突出させて上下方
向に配列するように形成され、各対のボス4,4は互い
に同軸の軸孔5,5を有する。
a,6bとする扁平なブレード本体6と、このブレード
本体6の左右両端から突出して対応する前記軸孔5,5
に回転可能に嵌合する一対の支軸7,7と、これら支軸
7,7の根元に形成されて対応する前記ボス4,4の内
端面に当接する一対のフランジ8,8とから構成され
る。
リンクにより相互に連動連結される。したがって、一枚
のブレード3を操作することにより全ブレード3,3‥
を各支軸7,7を中心として一斉に上下に回動させ、ハ
ウジング2からの空気の吹出し方向を調節することがで
きる。
重射出成形方法について図1及び図2を参照しつゝ図3
ないし図5により説明する。
10を用いて比較的高融点の第1の合成樹脂(例えばP
BT樹脂)により複数枚のブレード3,3‥を成形す
る。即ち、1次成形金型10は、成形すべきブレード3
の両導風面6a,6b間中央を通る平面11を分割面と
する上,下型12,13と、これら上,下型12,13
の左右両端面に離間可能に接合される左右の摺動型1
4,15とからなり、これらにより複数枚のブレード3
に対応した複数のキャビティ16,16‥が画成され
る。これらキャビティ16,16‥には各ブレード3の
下側導風面6bに対応する内面に、共通のライナ17に
連なるゲート18,18‥が開口する。尚、図中16
a,16bは、キャビティ16を形成すべく上,下型1
2,13に設けたキャビティ凹部を示す。
第1の合成樹脂をライナ17に圧送して複数のゲート1
8,18‥からキャビティ16,16‥にそれぞれ射出
充填して複数枚のブレード3,3‥を一挙に成形し、1
次成形工程が終了する。
右の摺動型14,15を上,下型12,13から離間さ
せ、次いでブレード3,3‥を保持したまゝ上,下型1
2,13を図5に示す2次成形金型20にセットする。
の軸方向中央を通る平面21を分割面とする上,下型2
2,23からなり、これらと、1次成形金型10の上,
下型12,13と、この上,下型12,13から露出し
た各ブレード3のフランジ8外端面及び各支軸7外周面
とにより、成形すべきハウジング2に対応したキャビテ
ィ24が画成される。このキャビティ24のゲート25
は下型23に設けられる。
記第1の合成樹脂よりも低融点の第2の合成樹脂(例え
ばABS樹脂)をゲート25からキャビティ24に射出
充填してハウジング2を成形し、第2成形工程を終え
る。
の上,下型22,23及び1次成形金型10の上,下型
12,13を順次開放して吹出口装置1を取出す。
2の素材は、1次射出成形されたブレード3,3‥の素
材よりも前述のように低融点であるから、2次射出成形
時にハウジング2と各ブレード3の支軸7及びフランジ
8との融着が防止される。したがって、各ブレード3は
一対の支軸7,7をハウジング2の軸孔5,5内で回動
させることができる。
ブレード3のフランジ8,8に当接させるように2次射
出成形されるので、その成形後のハウジング2の冷却に
伴う収縮により互いに当接するボス4及びフランジ8間
に摩擦力が与えられ、この摩擦力で各ブレード3を任意
の回動位置に保持することができる。
点の素材で成形されているので、高温の使用条件下でも
高い剛性を保有でき、したがって軸方向長さが比較的長
いにも拘らず撓むことはない。またハウジング2の前記
収縮によるも座屈するようなこともない。こうして各ブ
レードの回動フィーリングの安定化及び振動防止を図る
ことができる。
13は、各ブレード3の両導風面6a,6b間中央を通
る平面11を分割面としているので、上,下型12,1
3に形成されるキャビティ凹部16a,16bは極めて
浅いものとなり、その結果、上,下型12,13の開放
時、各ブレード3を破損させることなく容易に離型させ
ることができる。またキャビティ凹部16a,16bが
浅いことは上,下型の製作をも容易にする。
ブレード3の下側導風面6bに対応する部分に配置され
るので、成形後、各ブレード3の下側導風面6bにゲー
ト痕(図2参照)が残ることになる。しかしながら、吹
出口装置1を自動車のインストルメント・パネルに装着
した状態では、各ブレード3の下側導風面6bまで使用
者の視線は届かないから、前記ゲート痕26により吹出
口装置1の外観が損なわれることもない。
ば、1次成形金型に第1の合成樹脂を射出することによ
り、各支軸の根元にフランジを持つ複数枚のブレードを
成形する1次成形工程と、前記ブレードをセットした2
次成形金型に第1の合成樹脂より低融点の第2の合成樹
脂を射出することにより、前記側壁内面が前記フランジ
に当接するハウジングを成形する2次成形工程とを有す
るので、ブレードの素材に高融点のものゝ使用が可能と
なり、したがって剛性の高いブレードを備えた吹出口装
置を得ることができ、したがって軸方向長さが長いブレ
ードでも高温下での使用に耐えることができる。しかも
2次射出成形後冷却に伴うハウジングの収縮を利用して
ハウジング内壁と各ブレードのフランジとの当接部に摩
擦力を与えることができ、これにより、各ブレードの回
動位置の保持及び回動フィーリングの安定化を確実にす
ることができる。
形工程の際、成形すべきブレードの両導風面間中央を通
る平面を分割面とした2次成形金型を用いるので、ブレ
ード用1次成形金型の分割面に形成されるキャビティ凹
部は極めて浅いものとなり、該金型の製作を容易にする
と共に、成形後のブレードの離型を容易、確実に行うこ
とができる。
口装置の一部破断斜視図
Claims (2)
- 【請求項1】 相対向する側壁に同軸に並ぶ複数対の軸
孔(5)を設けたハウジング(2)と、このハウジング
(2)内に配設されるブレード本体(6)の両端に前記
各対の軸孔(5)に回転可能に嵌合する一対の支軸
(7)を突設してなる複数枚のブレード(3)とを備え
た空調用吹出口装置の二重射出成形方法において、 1次成形金型(10)に第1の合成樹脂を射出すること
により、各支軸(7)の根元にフランジ(8)を持つ複
数枚のブレード(3)を成形する1次成形工程と、前記
ブレード(3)をセットした2次成形金型(20)に第
1の合成樹脂より低融点の第2の合成樹脂を射出するこ
とにより、前記側壁内面が前記フランジ(8)に当接す
るハウジング(2)を成形する2次成形工程とを有する
ことを特徴とする、空調用吹出口装置の二重射出成形方
法。 - 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、 1次成形工程の際、成形すべきブレード(3)の両導風
面(6a,6b)間中央を通る平面(21)を分割面と
した1次成形金型(10)を用いることを特徴とする、
空調用吹出口装置の二重射出成形方法。
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JP13678391A JP3030665B2 (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | 空調用吹出口装置の二重射出成形方法 |
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JP (1) | JP3030665B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1991
- 1991-06-07 JP JP13678391A patent/JP3030665B2/ja not_active Expired - Lifetime
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