JPH0510942U - 空調用吹出口装置 - Google Patents

空調用吹出口装置

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JPH0510942U
JPH0510942U JP3990091U JP3990091U JPH0510942U JP H0510942 U JPH0510942 U JP H0510942U JP 3990091 U JP3990091 U JP 3990091U JP 3990091 U JP3990091 U JP 3990091U JP H0510942 U JPH0510942 U JP H0510942U
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JP
Japan
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housing
blade
shaft
blades
air
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Pending
Application number
JP3990091U
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English (en)
Inventor
吉幸 永井
裕之 岡本
Original Assignee
森六株式会社
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Application filed by 森六株式会社 filed Critical 森六株式会社
Priority to JP3990091U priority Critical patent/JPH0510942U/ja
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 合成樹脂の1次射出によりハウジングを成形
し、このハウジング内でそれよれも低融点の合成樹脂の
2次射出により複数のブレードを成形してなる空調用吹
出口装置において、ハウジング及びブレードの熱膨脹や
収縮に拘らずブレードの回動フィーリングの安定化を図
る。 [構成] ブレード3の支軸9には、ハウジング2の軸
孔6から外方へ突出した、支軸9と同径の余剰軸部9a
を連続して形成し、またブレード3のブレード本体7及
び支軸9間に、ハウジング2内面に対向するフランジ8
を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車におけるインストルメント・パネル等に取付けられる空調用 吹出口装置に関し、特に、合成樹脂の1次射出により成形したもので、相対向す る側壁に同軸に並ぶ複数対の軸孔を設けたハウジングと、このハウジング内で合 成樹脂の2次射出により成形したもので、前記各対の軸孔に回動可能に嵌合する 1対の支軸をブレード本体の両端に突設した複数枚のブレードとからなるものゝ 改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
かゝる空調用吹出口装置は、例えば特公昭59−48745号公報に開示され ているように、既に知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の空調用吹出口装置では、2次射出によるブレードの成形時、各支軸の先 端にはハウジングの外側面に当接する膨大頭部を形成している。この膨大頭部は 、ブレード成形後の熱収縮により、ハウジングの外側面に圧接し、その間に生じ る摩擦抵抗によりブレードの回動位置を保持する機能を有する。
【0004】 しかしながら、ブレードは支軸方向に比較的長いため、使用中、周囲の温度変 化により支軸方向の膨縮量が比較的多く、これに伴い前記膨大頭部及びハウジン グ間の摩擦抵抗が大きく増減してブレードの回動フィーリングが変化するという 問題がある。
【0005】 本考案は、かゝる事情に鑑みてなされたもので、使用中、周囲の温度変化によ るも、常に安定したブレードの回動フィーリングが得られるようにした構造簡単 な空調用吹出口装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、前記支軸に、それと同径でハウジング 外方へ突出する余剰軸部を連続して形成し、また前記支軸及びブレード本体間に 、ハウジング内面に対向するフランジを形成したことを特徴とする。
【0007】
【実施例】
以下、図面により本考案の一実施例について説明する。
【0008】 先ず、図1において、1は自動車の空調用吹出口装置を示し、それは合成樹脂 (例えばABS樹脂)により1次射出成形された筒状のハウジング2と、このハ ウジング2内でそれよりも低融点の合成樹脂(例えばポリプロピレン樹脂)によ り2次射出成形された多数枚のブレード3,3…とから構成され、この2次射出 成形後に全ブレード3,3…は1本のリンク4により相互に連結される。ハウジ ング2は自動車のインストルメントパネルに装着されると共に、図1において左 端に送風ダクト(図示せず)が接続され、矢印A方向に通風される。
【0009】 図1ないし図3に示すように、ハウジング2の成形時、その上,下壁には、上 下に並ぶ、ブレード3,3…と同数対のボス5,5;5,5…が内端をそれぞれ ハウジング2内面に突出させて左右方向に配列するように形成され、各対のボス 5,5は互いに同軸の軸孔6,6を有する。
【0010】 また各ブレード3は、ブレード本体7と、このブレード本体7の上下両端に形 成されて対応する前記ボス5,5の内端面に対向する1対のフランジ8,8と、 この両フランジ8,8の外端面から突出して対応する前記軸孔6,6に回動及び 摺動可能に嵌合する1対の支軸9,9とから構成される。その際、フランジ8, 8はブレード本体7の厚みよりも大径に形成され、支軸9,9には、それと同径 でハウジング2外方へ突出する余剰軸部9a,9aが連続して形成される。
【0011】 また各ブレード本体7の、支軸9から通風方向Aと反対側を向く後部一側には 、連結ピン10を介して相互に連結した1対のアーム11,11が突設され、さ らに一部のブレード本体7の通風方向Aを向く前端にはノブ12が形成される。
【0012】 このような構造の多数枚のブレード3,3…の成形に当っては、図4に示すよ うにブレード成形金型13に既に成形されたハウジング2を設置して、その軸孔 6,6及びボス5,5内端面を金型13内のキャビティ14に臨ませ、そしてこ のキャビティ14に所定の合成樹脂を射出充填する。こうして2次射出が完了し 、全ブレード3,3…が一挙に成形される。そして冷却後、金型13を開いてハ ウジング2と共にブレード3,3…を金型13から取出す。
【0013】 その後、リンク4に一体に形成された多数のC字状弾性連結子4a,4a…を 全ブレード3,3…の各連結ピン10に弾力的に係合することにより、全ブレー ド3,3…を相互に連結する。したがって、一個のノブ12を指先で左右へ揺動 させれば、全ブレード3,3…が各支軸9,9を中心として一斉に左右方向へ回 動し、これによりハウジング2からの空気の吹出し方向を調節することができる 。
【0014】 次にこの実施例の作用について説明する。
【0015】 ハウジング2内で2次射出成形されたブレード3,3…はハウジング2よりも 低融点であるから、その2次射出成形時、ブレード3,3…とハウジング2との 接触部が融着することはない。むしろ、2次射出成形後の熱収縮により、各ブレ ード3の支軸9,9は、ハウジング2の軸孔6,6内面から剥離し、該内面に対 し適度な摩擦接触状態となる。また各ブレード3のフランジ8,8もハウジング 2のボス5,5内端面から剥離した状態となる。したがって、各ブレード3の回 動時には、支軸9,9及び軸孔6,6間に適当な摩擦トルクが発生し、良好な回 動フィーリングが得られると共に、その摩擦トルクにより各ブレード3を所望の 回動位置に保持することができる。
【0016】 使用中、周囲の温度変化により、ハウジング2及び各ブレード3が膨脹または 収縮し、特に各ブレード3が支軸9,9方向に膨脹、収縮しても、各支軸9は、 常時ハウジング2外方へ突出した、それと同径の余剰軸部9aを有するので、上 記膨脹、収縮に伴い該余剰軸部9aが対応する軸孔6に進入したり退出して、支 軸9と軸孔6との嵌合面積を常に一定に保つことができる。その上、支軸9及び 軸孔6は比較的小径であるから、温度変化による直径の変化が極めて小さい。以 上の結果、支軸9及び軸孔6間の摩擦トルクの変化を小さく抑え、ブレード3, 3…の回動フィーリングの安定化を図ることができる。
【0017】 また各ブレード3が支軸9方向に過度に膨脹した場合でも、ブレード本体7の 両端に形成されたフランジ8,8がボス5,5の内端面にそれぞれ当接すること によりハウジング2とブレード本体7との接触を回避し、これによりブレード3 ,3…の回動フィーリングの変化を極力防止することができる。
【0018】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、支軸に、それと同径でハウジング外方へ突出す る余剰軸部を連続して形成し、また支軸及びブレード本体間に、ハウジング内面 に対向するフランジを形成したので、使用中の温度変化に伴うハウジング及びブ レードの膨脹、収縮によるも、支軸及び軸孔の接触面積及び面圧の変化を防止し て、支軸の摩擦トルク、したがってブレードの回動フィーリングの安定化を図る ことができる。またブレードの過度の膨脹時でも、フランジがハウジング内面に 当接することによりブレード本体とフランジとの接触を回避し、これによりブレ ードの回動フィーリングの悪化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による空調用吹出口装置の一
部破断斜視図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】2次射出によるブレード成形時の説明図
【符号の説明】
1 空調用吹出口装置 2 ハウジング 3 ブレード 5 ボス 6 軸孔 7 ブレード本体 8 フランジ 9 支軸 9a 余剰軸部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 合成樹脂の1次射出により成形したもの
    で、相対向する側壁に同軸に並ぶ複数対の軸孔(6)を
    設けたハウジング(2)と、このハウジング(2)内で
    合成樹脂の2次射出により成形したもので、前記各対の
    軸孔(6)に回動可能に嵌合する1対の支軸(9)をブ
    レード本体(7)の両端に突設した複数枚のブレード
    (3)とからなる空調用吹出口装置において、 前記支軸(9)に、それと同径でハウジング(2)外方
    へ突出する余剰軸部(9a)を連続して形成し、また前
    記支軸(9)及びブレード本体(7)間に、ハウジング
    (2)内面に対向するフランジ(8)を形成したことを
    特徴とする、空調用吹出口装置。
JP3990091U 1991-05-30 1991-05-30 空調用吹出口装置 Pending JPH0510942U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3990091U JPH0510942U (ja) 1991-05-30 1991-05-30 空調用吹出口装置

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JP3990091U JPH0510942U (ja) 1991-05-30 1991-05-30 空調用吹出口装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0510942U true JPH0510942U (ja) 1993-02-12

Family

ID=12565840

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3990091U Pending JPH0510942U (ja) 1991-05-30 1991-05-30 空調用吹出口装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4967058U (ja) * 1972-09-30 1974-06-12

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5376446A (en) * 1976-12-17 1978-07-06 Mitsubishi Electric Corp Induction heating apparatus

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