JP2003306033A - 空調用レジスタ - Google Patents
空調用レジスタInfo
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- JP2003306033A JP2003306033A JP2002113020A JP2002113020A JP2003306033A JP 2003306033 A JP2003306033 A JP 2003306033A JP 2002113020 A JP2002113020 A JP 2002113020A JP 2002113020 A JP2002113020 A JP 2002113020A JP 2003306033 A JP2003306033 A JP 2003306033A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ダンパーとリテーナの間の間隔が所定距離で発
生する笛音状の異音の発生を未然に確実に防止する。 【解決手段】第1ギヤ部31を中空部32をもつ枠状に形成
するとともに、複数の歯部のうちの一つに歯幅が他の歯
部の歯幅より大きい大幅歯部33を形成した。ダンパー2
が異音が発生する位置に近付くと、大幅歯部33が第2ギ
ヤ部41の歯部によって中空部32方向へ押圧され、その弾
性反力によって第1ギヤ部31と第2ギヤ部41は静止状態
を維持することが困難となりダンパー2が自動的に揺動
する。これにより異音が発生する位置でダンパー2が静
止することを回避することができる。
生する笛音状の異音の発生を未然に確実に防止する。 【解決手段】第1ギヤ部31を中空部32をもつ枠状に形成
するとともに、複数の歯部のうちの一つに歯幅が他の歯
部の歯幅より大きい大幅歯部33を形成した。ダンパー2
が異音が発生する位置に近付くと、大幅歯部33が第2ギ
ヤ部41の歯部によって中空部32方向へ押圧され、その弾
性反力によって第1ギヤ部31と第2ギヤ部41は静止状態
を維持することが困難となりダンパー2が自動的に揺動
する。これにより異音が発生する位置でダンパー2が静
止することを回避することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車室内などに設
けられ、空調装置からの温風又は冷風を吹き出す開口部
を構成する空調用レジスタに関する。
けられ、空調装置からの温風又は冷風を吹き出す開口部
を構成する空調用レジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のレジスタは、車室内を素早く空
調すること、各座席の乗員に均等に風を送って快適性を
向上させること、などを目的として、車室内に一般に複
数個配置されている。しかし乗員数が少ない場合や、快
適性の個人差などに応じて、各レジスタからの送風・停
止を個別に制御する必要が生じる場合が多い。
調すること、各座席の乗員に均等に風を送って快適性を
向上させること、などを目的として、車室内に一般に複
数個配置されている。しかし乗員数が少ない場合や、快
適性の個人差などに応じて、各レジスタからの送風・停
止を個別に制御する必要が生じる場合が多い。
【0003】そこで従来のレジスタでは、図7〜8に示
すように、空気流路及び吹出開口 101を形成する筒状の
リテーナ 100と、リテーナ 100内に揺動自在に配置され
たダンパー 200と、ダンパー 200に固定されたギヤ部材
300と、吹出開口 101の近傍に回動可能に設けられギヤ
部材 300と係合する開閉ノブ 400と、が設けられてい
る。そして乗員が手動により開閉ノブ 400を回動させる
ことでギヤ部材 300を介してダンパー 200を揺動させ、
リテーナ 100内の空気流路を開閉可能とするとともに、
吹出す空気量を調節可能とされている。
すように、空気流路及び吹出開口 101を形成する筒状の
リテーナ 100と、リテーナ 100内に揺動自在に配置され
たダンパー 200と、ダンパー 200に固定されたギヤ部材
300と、吹出開口 101の近傍に回動可能に設けられギヤ
部材 300と係合する開閉ノブ 400と、が設けられてい
る。そして乗員が手動により開閉ノブ 400を回動させる
ことでギヤ部材 300を介してダンパー 200を揺動させ、
リテーナ 100内の空気流路を開閉可能とするとともに、
吹出す空気量を調節可能とされている。
【0004】ダンパー 200は、板状部 201と、板状部 2
01の全周に保持された軟質のリップ部 202とから構成さ
れ、リップ部 202の外周形状がリテーナ 100の内周形状
より一回り大きく形成されている。板状部 201の中心に
は軸部 203が形成され、軸部203は両端がリテーナ 100
に枢支され、一方はリテーナ 100を貫通している。そし
てリテーナ 100の外部側面には、リテーナ 100から貫通
した軸部 203に固定された円板部 301と、円板部 301か
ら径方向外方に突出する第1ギヤ部 302とからなるギヤ
部材 300が回動可能に保持されている。したがってギヤ
部材 300の回動に伴ってダンパー 200がリテーナ 100内
を揺動し、リテーナ 100内の空気流路を開閉可能とする
とともに、吹出す空気量を調節可能とされている。
01の全周に保持された軟質のリップ部 202とから構成さ
れ、リップ部 202の外周形状がリテーナ 100の内周形状
より一回り大きく形成されている。板状部 201の中心に
は軸部 203が形成され、軸部203は両端がリテーナ 100
に枢支され、一方はリテーナ 100を貫通している。そし
てリテーナ 100の外部側面には、リテーナ 100から貫通
した軸部 203に固定された円板部 301と、円板部 301か
ら径方向外方に突出する第1ギヤ部 302とからなるギヤ
部材 300が回動可能に保持されている。したがってギヤ
部材 300の回動に伴ってダンパー 200がリテーナ 100内
を揺動し、リテーナ 100内の空気流路を開閉可能とする
とともに、吹出す空気量を調節可能とされている。
【0005】また開閉ノブ 400は、円板状をなし回動可
能な操作部 401と、操作部 401から径方向外方に突出す
る第2ギヤ部 402とから構成され、操作部 401から延び
る軸部 403がリテーナ 100の外部側面に枢支されてい
る。そして第1ギヤ部 302と第2ギヤ部 402が噛合する
ことで、操作部 401の回動によって円板部 301が回動
し、それによってダンパー 200が揺動してリップ部 202
がリテーナ 100の内周表面に当接・離間する。これによ
ってリテーナ 100の空気流路が開閉され、吹出開口101
からの風の吹出し量を調節することができる。
能な操作部 401と、操作部 401から径方向外方に突出す
る第2ギヤ部 402とから構成され、操作部 401から延び
る軸部 403がリテーナ 100の外部側面に枢支されてい
る。そして第1ギヤ部 302と第2ギヤ部 402が噛合する
ことで、操作部 401の回動によって円板部 301が回動
し、それによってダンパー 200が揺動してリップ部 202
がリテーナ 100の内周表面に当接・離間する。これによ
ってリテーナ 100の空気流路が開閉され、吹出開口101
からの風の吹出し量を調節することができる。
【0006】なお吹出開口 101内には、図示は省略する
が、互いに平行な複数の水平風向偏向板及び垂直風向偏
向板が揺動可能に設けられ、図示しない調節ノブを動か
すことで風向偏向板を揺動させリテーナに対する角度を
可変することで送風方向を可変可能となっている。
が、互いに平行な複数の水平風向偏向板及び垂直風向偏
向板が揺動可能に設けられ、図示しない調節ノブを動か
すことで風向偏向板を揺動させリテーナに対する角度を
可変することで送風方向を可変可能となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したレジスタで
は、ダンパー 200は、開閉ノブ 400の回動状態に応じて
全開位置から全閉位置の間のどの位置においても静止可
能とされている。これによって、リップ部 202とリテー
ナ 100の内周表面の間隔を自由に調整することで、風量
の調整も行うことができ、その状態を保持することが可
能となっている。
は、ダンパー 200は、開閉ノブ 400の回動状態に応じて
全開位置から全閉位置の間のどの位置においても静止可
能とされている。これによって、リップ部 202とリテー
ナ 100の内周表面の間隔を自由に調整することで、風量
の調整も行うことができ、その状態を保持することが可
能となっている。
【0008】ところが、リップ部 202とリテーナ 100の
内周表面の間隔がある特定の値となったときに、その隙
間から勢いのある風が吹出されることによって笛を吹く
ような笛音状の異音が発生する場合があった。このよう
な異音が発生すると、車室内の静粛性が損なわれ、音楽
などを聴いているときにはきわめて耳障りである。
内周表面の間隔がある特定の値となったときに、その隙
間から勢いのある風が吹出されることによって笛を吹く
ような笛音状の異音が発生する場合があった。このよう
な異音が発生すると、車室内の静粛性が損なわれ、音楽
などを聴いているときにはきわめて耳障りである。
【0009】そこで特開平3-200418号公報には、閉状態
におけるダンパーの回動を規制するストッパを設けると
ともに、ストッパの下流側近傍位置に突部を設けたレジ
スタが開示されている。このような突部を設けること
で、ダンパーとリテーナの間から吹出す空気の流れが妨
げられ、その結果、異音の発生が防止される。
におけるダンパーの回動を規制するストッパを設けると
ともに、ストッパの下流側近傍位置に突部を設けたレジ
スタが開示されている。このような突部を設けること
で、ダンパーとリテーナの間から吹出す空気の流れが妨
げられ、その結果、異音の発生が防止される。
【0010】しかし特開平3-200418号公報に記載のレジ
スタにおいても、その形状によっては、突部とダンパー
との間隔がある特定の値となったときに、突部とダンパ
ーの間から吹出す空気によって異音が発生する場合があ
り、異音の発生を完全に防止することは困難であった。
スタにおいても、その形状によっては、突部とダンパー
との間隔がある特定の値となったときに、突部とダンパ
ーの間から吹出す空気によって異音が発生する場合があ
り、異音の発生を完全に防止することは困難であった。
【0011】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、レジスタの構造を改良することで異音の発
生を未然に確実に防止することを目的とする。
ものであり、レジスタの構造を改良することで異音の発
生を未然に確実に防止することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の空調用レジスタの特徴は、吹出開口と空気流路を形
成する筒状のリテーナと、リテーナ内に揺動可能に配置
され第1係合部をもつダンパーと、吹出開口の近傍に回
動可能に設けられ第2係合部をもつ開閉ノブとを備え、
開閉ノブの回動に応じて第1係合部と第2係合部が係合
することでダンパーが揺動して空気流路を開閉するよう
に構成されたレジスタにおいて、第1係合部及び第2係
合部の一方には第1係合部及び第2係合部の他方の当接
によって弾性変形可能な撓み部が形成され、揺動によっ
てダンパーの先端とリテーナの内周表面とが所定距離の
間隔となったときに第1係合部及び第2係合部の他方が
撓み部を押圧し、撓み部の弾性反力によって第1係合部
及び第2係合部の他方が撓み部から外れるように構成さ
れ、所定距離の間隔は空気流路を流れる空気流がダンパ
ーとリテーナの内周表面との間隙から吹き出す際に笛音
状の異音が発生する間隔であることにある。
明の空調用レジスタの特徴は、吹出開口と空気流路を形
成する筒状のリテーナと、リテーナ内に揺動可能に配置
され第1係合部をもつダンパーと、吹出開口の近傍に回
動可能に設けられ第2係合部をもつ開閉ノブとを備え、
開閉ノブの回動に応じて第1係合部と第2係合部が係合
することでダンパーが揺動して空気流路を開閉するよう
に構成されたレジスタにおいて、第1係合部及び第2係
合部の一方には第1係合部及び第2係合部の他方の当接
によって弾性変形可能な撓み部が形成され、揺動によっ
てダンパーの先端とリテーナの内周表面とが所定距離の
間隔となったときに第1係合部及び第2係合部の他方が
撓み部を押圧し、撓み部の弾性反力によって第1係合部
及び第2係合部の他方が撓み部から外れるように構成さ
れ、所定距離の間隔は空気流路を流れる空気流がダンパ
ーとリテーナの内周表面との間隙から吹き出す際に笛音
状の異音が発生する間隔であることにある。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の空調用レジスタでは、第
1係合部及び第2係合部の一方には、第1係合部及び第
2係合部の他方の押圧によって弾性変形可能な撓み部が
形成されている。そしてダンパーの先端とリテーナの内
周表面との間隔が笛音状の異音が発生する間隔(以下、
問題間隔という)となろうとすると、第1係合部及び第
2係合部の他方が撓み部を押圧し、撓み部の弾性反力に
よって第1係合部及び第2係合部の他方が撓み部から外
れる。したがってダンパーは問題間隔を形成した状態で
静止することがなく、閉じる方向又は開く方向のどちら
かに自動的に揺動する。これによりダンパーとリテーナ
の間に問題間隔が形成されるのが回避され、異音の発生
を未然に防止することができる。
1係合部及び第2係合部の一方には、第1係合部及び第
2係合部の他方の押圧によって弾性変形可能な撓み部が
形成されている。そしてダンパーの先端とリテーナの内
周表面との間隔が笛音状の異音が発生する間隔(以下、
問題間隔という)となろうとすると、第1係合部及び第
2係合部の他方が撓み部を押圧し、撓み部の弾性反力に
よって第1係合部及び第2係合部の他方が撓み部から外
れる。したがってダンパーは問題間隔を形成した状態で
静止することがなく、閉じる方向又は開く方向のどちら
かに自動的に揺動する。これによりダンパーとリテーナ
の間に問題間隔が形成されるのが回避され、異音の発生
を未然に防止することができる。
【0014】リテーナは吹出開口と空気流路を形成する
筒状の部材であり、従来用いられているものをそのまま
利用することができる。その断面形状も多角形、円形、
楕円形など、特に制限されない。リテーナの吹出開口と
反対側は、空調装置の空気吹き出し口に連結されてい
る。
筒状の部材であり、従来用いられているものをそのまま
利用することができる。その断面形状も多角形、円形、
楕円形など、特に制限されない。リテーナの吹出開口と
反対側は、空調装置の空気吹き出し口に連結されてい
る。
【0015】ダンパーはリテーナ内に揺動可能に配置さ
れて空気流路を開閉する部材であり、リテーナの空気流
路の断面形状に応じた形状の揺動部を有している。また
開閉ノブは、リテーナの吹出開口の近傍に回動可能に設
けられている。そしてダンパーには第1係合部が開閉ノ
ブには第2係合部が形成され、開閉ノブの回動に応じて
第1係合部と第2係合部が係合することでダンパーが揺
動して空気流路を開閉するように構成されている。
れて空気流路を開閉する部材であり、リテーナの空気流
路の断面形状に応じた形状の揺動部を有している。また
開閉ノブは、リテーナの吹出開口の近傍に回動可能に設
けられている。そしてダンパーには第1係合部が開閉ノ
ブには第2係合部が形成され、開閉ノブの回動に応じて
第1係合部と第2係合部が係合することでダンパーが揺
動して空気流路を開閉するように構成されている。
【0016】例えば第1係合部及び第2係合部は互いに
噛合する一対のギヤであり、少なくとも一方のギヤは中
抜きの枠状をなし、一方のギヤの隣接する一対の歯部の
間に撓み部を形成することができる。この場合には、ダ
ンパーが揺動して問題間隔となる直前に、他方のギヤの
歯部が撓み部を押圧する。これによって枠状の一方のギ
ヤは弾性変形し、弾性反力によって他方のギヤの歯部を
押し戻そうとする。したがって他方のギヤはその回動角
度で静止することなく、さらに回動を進める方向又は回
動を戻す方向に自動的に回動し、その力でダンパーが揺
動して他方のギヤの歯部が撓み部を押圧しない状態で静
止する。これにより問題間隔が形成されるのが防止さ
れ、異音の発生を未然に防止することができる。
噛合する一対のギヤであり、少なくとも一方のギヤは中
抜きの枠状をなし、一方のギヤの隣接する一対の歯部の
間に撓み部を形成することができる。この場合には、ダ
ンパーが揺動して問題間隔となる直前に、他方のギヤの
歯部が撓み部を押圧する。これによって枠状の一方のギ
ヤは弾性変形し、弾性反力によって他方のギヤの歯部を
押し戻そうとする。したがって他方のギヤはその回動角
度で静止することなく、さらに回動を進める方向又は回
動を戻す方向に自動的に回動し、その力でダンパーが揺
動して他方のギヤの歯部が撓み部を押圧しない状態で静
止する。これにより問題間隔が形成されるのが防止さ
れ、異音の発生を未然に防止することができる。
【0017】また例えば第1係合部及び第2係合部の一
方は長孔をもつアーム部材であり、第1係合部及び第2
係合部の他方は長孔内に挿通された軸部をもつアームで
あって、長孔の一部に形成された狭小部を撓み部とする
ことができる。この場合には、ダンパーが揺動して問題
間隔となる直前に、軸部が狭小部に係合して押圧し長孔
を拡げようとする。これによってアーム部材が弾性変形
し、弾性反力によって軸部を狭小部から排除する。した
がって軸部は狭小部に位置することなく、狭小部の両側
のどちらかへ移動し、それに伴ってダンパー又は開閉ノ
ブが移動して、狭小部を軸部が押圧しない状態で静止す
る。これにより問題間隔が形成されるのが防止され、異
音の発生を未然に防止することができる。
方は長孔をもつアーム部材であり、第1係合部及び第2
係合部の他方は長孔内に挿通された軸部をもつアームで
あって、長孔の一部に形成された狭小部を撓み部とする
ことができる。この場合には、ダンパーが揺動して問題
間隔となる直前に、軸部が狭小部に係合して押圧し長孔
を拡げようとする。これによってアーム部材が弾性変形
し、弾性反力によって軸部を狭小部から排除する。した
がって軸部は狭小部に位置することなく、狭小部の両側
のどちらかへ移動し、それに伴ってダンパー又は開閉ノ
ブが移動して、狭小部を軸部が押圧しない状態で静止す
る。これにより問題間隔が形成されるのが防止され、異
音の発生を未然に防止することができる。
【0018】撓み部は、第1係合部及び第2係合部の一
方に設けてもよく、両方に設けることもできる。また本
発明の空調用レジスタの各部材の材料は特に制限されな
いが、撓み部は弾性変形可能とする必要があるので、少
なくとも撓み部は弾性変形可能なABS,ナイロンなど
の樹脂から形成することが望ましく、第1係合部及び第
2係合部の少なくとも撓み部をもつ方を、撓み部ととも
に樹脂から一体的に形成することが望ましい。
方に設けてもよく、両方に設けることもできる。また本
発明の空調用レジスタの各部材の材料は特に制限されな
いが、撓み部は弾性変形可能とする必要があるので、少
なくとも撓み部は弾性変形可能なABS,ナイロンなど
の樹脂から形成することが望ましく、第1係合部及び第
2係合部の少なくとも撓み部をもつ方を、撓み部ととも
に樹脂から一体的に形成することが望ましい。
【0019】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。
る。
【0020】(実施例1)図1〜4に本発明の一実施例
の空調用レジスタを示す。このレジスタは自動車用のレ
ジスタであり、基本的に従来のレジスタと同様の構成と
なっている。すなわち空気流路及び吹出開口10を形成す
る筒状のリテーナ1と、リテーナ1内に揺動自在に配置
されたダンパー2と、ダンパー2の枢支軸に固定された
ギヤ部材3と、吹出開口10の近傍に回動可能に設けられ
ギヤ部材3と係合する開閉ノブ4とから主として構成さ
れている。そして乗員が手動により開閉ノブ4を回動さ
せることでギヤ部材3を回動させ、これによってダンパ
ー2がリテーナ1内を揺動し、リテーナ1内の空気流路
を開閉するとともに、吹出す空気量を調節可能とされて
いる。なお吹出開口10内には、図示は省略するが、互い
に平行な複数の水平風向偏向板及び垂直風向偏向板が揺
動可能に設けられ、図示しない調節ノブを動かすことで
風向偏向板を揺動させ、リテーナ1に対する角度を可変
することで送風方向を可変可能となっている。
の空調用レジスタを示す。このレジスタは自動車用のレ
ジスタであり、基本的に従来のレジスタと同様の構成と
なっている。すなわち空気流路及び吹出開口10を形成す
る筒状のリテーナ1と、リテーナ1内に揺動自在に配置
されたダンパー2と、ダンパー2の枢支軸に固定された
ギヤ部材3と、吹出開口10の近傍に回動可能に設けられ
ギヤ部材3と係合する開閉ノブ4とから主として構成さ
れている。そして乗員が手動により開閉ノブ4を回動さ
せることでギヤ部材3を回動させ、これによってダンパ
ー2がリテーナ1内を揺動し、リテーナ1内の空気流路
を開閉するとともに、吹出す空気量を調節可能とされて
いる。なお吹出開口10内には、図示は省略するが、互い
に平行な複数の水平風向偏向板及び垂直風向偏向板が揺
動可能に設けられ、図示しない調節ノブを動かすことで
風向偏向板を揺動させ、リテーナ1に対する角度を可変
することで送風方向を可変可能となっている。
【0021】ダンパー2は、板状部20と、板状部20の全
周に保持されたスポンジ製のリップ部21とから構成され
ている。板状部20の外周端面には全周にわたってリング
状の溝部22が形成され、溝部22にリング状のスポンジ板
が嵌合保持されることでリップ部21が形成されている。
リップ部21の外周形状は、リテーナ1の内周形状より一
回り大きく形成されている。
周に保持されたスポンジ製のリップ部21とから構成され
ている。板状部20の外周端面には全周にわたってリング
状の溝部22が形成され、溝部22にリング状のスポンジ板
が嵌合保持されることでリップ部21が形成されている。
リップ部21の外周形状は、リテーナ1の内周形状より一
回り大きく形成されている。
【0022】板状部20の中心には円柱状の軸部23が突出
形成され、軸部23はリテーナ1の両側面を貫通してリテ
ーナ1に枢支されている。そしてリテーナ1の外部側面
には、ギヤ部材3がリテーナ1から貫通した軸部23に固
定されて保持されている。このギヤ部材3は、円板部30
と、円板部30から径方向外方に突出する第1ギヤ部31と
から構成され、円板部30の中心がダンパー2の軸部23に
固定されている。したがってギヤ部材3の回動に伴って
ダンパー2がリテーナ1内を揺動し、リテーナ1内の空
気流路を開閉するとともに、吹出す空気量を調節可能と
されている。
形成され、軸部23はリテーナ1の両側面を貫通してリテ
ーナ1に枢支されている。そしてリテーナ1の外部側面
には、ギヤ部材3がリテーナ1から貫通した軸部23に固
定されて保持されている。このギヤ部材3は、円板部30
と、円板部30から径方向外方に突出する第1ギヤ部31と
から構成され、円板部30の中心がダンパー2の軸部23に
固定されている。したがってギヤ部材3の回動に伴って
ダンパー2がリテーナ1内を揺動し、リテーナ1内の空
気流路を開閉するとともに、吹出す空気量を調節可能と
されている。
【0023】また開閉ノブ4は、円板状をなし回動可能
な操作部40と、操作部40から径方向外方に突出する第2
ギヤ部41とから構成され、操作部40の中心から延びる円
柱状の軸部42がリテーナ1の側面に枢支されている。そ
して第1ギヤ部31と第2ギヤ部41が噛合することで、操
作部40の回動によって円板部30が回動し、それによって
ダンパー2が揺動してリップ部21がリテーナ1の内周表
面に当接・離間する。これによってリテーナ1の空気流
路が開閉され、吹出開口10からの風の吹出し量を調節す
ることができる。
な操作部40と、操作部40から径方向外方に突出する第2
ギヤ部41とから構成され、操作部40の中心から延びる円
柱状の軸部42がリテーナ1の側面に枢支されている。そ
して第1ギヤ部31と第2ギヤ部41が噛合することで、操
作部40の回動によって円板部30が回動し、それによって
ダンパー2が揺動してリップ部21がリテーナ1の内周表
面に当接・離間する。これによってリテーナ1の空気流
路が開閉され、吹出開口10からの風の吹出し量を調節す
ることができる。
【0024】さて本実施例のレジスタでは、ギヤ部材3
の第1ギヤ部31は中空部32をもつ枠状に形成され、弾性
変形可能となっている。そして第1ギヤ部31の外周に形
成された複数の歯部のうちの一つには、ピッチは同一で
あるが歯幅が他の歯部の歯幅より大きくされた大幅歯部
33が形成されている。この大幅歯部33は、大幅歯部33が
第2ギヤ部41の歯部と噛合した時にダンパー2とリテー
ナ1との間に問題間隔が形成される位置に形成されてい
る。
の第1ギヤ部31は中空部32をもつ枠状に形成され、弾性
変形可能となっている。そして第1ギヤ部31の外周に形
成された複数の歯部のうちの一つには、ピッチは同一で
あるが歯幅が他の歯部の歯幅より大きくされた大幅歯部
33が形成されている。この大幅歯部33は、大幅歯部33が
第2ギヤ部41の歯部と噛合した時にダンパー2とリテー
ナ1との間に問題間隔が形成される位置に形成されてい
る。
【0025】上記のように構成された本実施例のレジス
タによれば、例えばダンパー2を閉位置から開位置とす
べく乗員が開閉ノブ4の操作部40を操作すると、開閉ノ
ブ4の回動とともにギヤ部材3が回動し、ダンパー2が
リテーナ1の内周表面との間隔を狭める方向へ揺動す
る。そしてダンパー2がダンパー2とリテーナ1との間
に問題間隔が形成される位置に近付くと、図2に示すよ
うに大幅歯部33が第2ギヤ部41の歯部と噛合しようとす
るが、大幅歯部33は歯幅が大きいために噛合が困難とな
り、第2ギヤ部41の歯部によって中空部32方向へ押圧さ
れる。これによって第1ギヤ部31は弾性変形して弾性反
力が発生し、その弾性反力によって第1ギヤ部31と第2
ギヤ部41は静止状態を維持することが困難となる。した
がってギヤ部材3及び開閉ノブ4はさらに回動を進める
方向又は回動を戻す方向に回動し、その力でダンパー2
が揺動して、図3に示すように大幅歯部33に第2ギヤ部
41の歯部が噛合しない状態で静止可能となる。これによ
りダンパー2とリテーナ1との間に問題間隔が形成され
ることがなく、異音の発生を未然に防止することができ
る。すなわち本実施例では、第1ギヤ部31の大幅歯部33
の位置が撓み部を構成している。
タによれば、例えばダンパー2を閉位置から開位置とす
べく乗員が開閉ノブ4の操作部40を操作すると、開閉ノ
ブ4の回動とともにギヤ部材3が回動し、ダンパー2が
リテーナ1の内周表面との間隔を狭める方向へ揺動す
る。そしてダンパー2がダンパー2とリテーナ1との間
に問題間隔が形成される位置に近付くと、図2に示すよ
うに大幅歯部33が第2ギヤ部41の歯部と噛合しようとす
るが、大幅歯部33は歯幅が大きいために噛合が困難とな
り、第2ギヤ部41の歯部によって中空部32方向へ押圧さ
れる。これによって第1ギヤ部31は弾性変形して弾性反
力が発生し、その弾性反力によって第1ギヤ部31と第2
ギヤ部41は静止状態を維持することが困難となる。した
がってギヤ部材3及び開閉ノブ4はさらに回動を進める
方向又は回動を戻す方向に回動し、その力でダンパー2
が揺動して、図3に示すように大幅歯部33に第2ギヤ部
41の歯部が噛合しない状態で静止可能となる。これによ
りダンパー2とリテーナ1との間に問題間隔が形成され
ることがなく、異音の発生を未然に防止することができ
る。すなわち本実施例では、第1ギヤ部31の大幅歯部33
の位置が撓み部を構成している。
【0026】したがって本実施例のレジスタによれば、
図4に示すように、ダンパー2は全開位置(A)から大
幅歯部33が第2ギヤ部41の歯部と噛合しようとする位置
(B)までは、どの位置でも静止可能である。また全閉
位置(C)でも静止可能である。しかし大幅歯部33が第
2ギヤ部41の歯部と噛合しようとする位置(B)と全閉
位置(C)の間では、上記したように第1ギヤ部31の弾
性反力によって静止が困難となる。異音が発生する問題
間隔を形成するダンパー2の位置は、位置(B)と位置
(C)の間に存在するので、本実施例のレジスタによれ
ば問題間隔が形成される位置でダンパー2が静止される
のを確実に回避することができ、異音の発生を未然に防
止することができる。
図4に示すように、ダンパー2は全開位置(A)から大
幅歯部33が第2ギヤ部41の歯部と噛合しようとする位置
(B)までは、どの位置でも静止可能である。また全閉
位置(C)でも静止可能である。しかし大幅歯部33が第
2ギヤ部41の歯部と噛合しようとする位置(B)と全閉
位置(C)の間では、上記したように第1ギヤ部31の弾
性反力によって静止が困難となる。異音が発生する問題
間隔を形成するダンパー2の位置は、位置(B)と位置
(C)の間に存在するので、本実施例のレジスタによれ
ば問題間隔が形成される位置でダンパー2が静止される
のを確実に回避することができ、異音の発生を未然に防
止することができる。
【0027】(実施例2)図5〜6に示す本実施例のレ
ジスタは、ギヤ部材3に代えてアーム部材5をもつこ
と、開閉ノブ4の第2ギヤ部41に代えて第2アーム43を
もつこと以外は実施例1と同様の構成であるので、異な
る部分のみを説明する。
ジスタは、ギヤ部材3に代えてアーム部材5をもつこ
と、開閉ノブ4の第2ギヤ部41に代えて第2アーム43を
もつこと以外は実施例1と同様の構成であるので、異な
る部分のみを説明する。
【0028】リテーナ1の外部側面には、アーム部材5
の一端がリテーナ1から貫通した軸部23に固定されて保
持されている。このアーム部材5の回動に伴ってダンパ
ー2がリテーナ1内を揺動し、リテーナ1内の空気流路
を開閉するとともに、吹出す空気量を調節可能とされて
いる。またアーム部材5の他端側には、略「く」の字状
の長孔50が形成され、長孔50の先端近傍には孔幅を狭め
る突起51が形成されている。
の一端がリテーナ1から貫通した軸部23に固定されて保
持されている。このアーム部材5の回動に伴ってダンパ
ー2がリテーナ1内を揺動し、リテーナ1内の空気流路
を開閉するとともに、吹出す空気量を調節可能とされて
いる。またアーム部材5の他端側には、略「く」の字状
の長孔50が形成され、長孔50の先端近傍には孔幅を狭め
る突起51が形成されている。
【0029】また開閉ノブ4は、半円板状をなし回動可
能な操作部40と、操作部40から径方向外方に突出する第
2アーム43とから構成され、操作部40の中心から延びる
円柱状の軸部42がリテーナ1の側面に枢支されている。
第2アーム43の先端には円柱状の軸部44が紙面に直角方
向に突出して形成され、軸部44が長孔50内を移動可能に
係合している。したがって操作部40の回動によって第2
アーム43が揺動すると、軸部44が長孔50内を移動すると
ともにアーム部材5が揺動する。これによってダンパー
2が揺動してリップ部21がリテーナ1の内周表面に当接
・離間する。これによってリテーナ1の空気流路が開閉
され、吹出開口10からの風の吹出し量を調節することが
できる。
能な操作部40と、操作部40から径方向外方に突出する第
2アーム43とから構成され、操作部40の中心から延びる
円柱状の軸部42がリテーナ1の側面に枢支されている。
第2アーム43の先端には円柱状の軸部44が紙面に直角方
向に突出して形成され、軸部44が長孔50内を移動可能に
係合している。したがって操作部40の回動によって第2
アーム43が揺動すると、軸部44が長孔50内を移動すると
ともにアーム部材5が揺動する。これによってダンパー
2が揺動してリップ部21がリテーナ1の内周表面に当接
・離間する。これによってリテーナ1の空気流路が開閉
され、吹出開口10からの風の吹出し量を調節することが
できる。
【0030】上記のように構成された本実施例のレジス
タによれば、例えばダンパー2を開位置から閉位置とす
べく乗員が開閉ノブ4の操作部40を操作すると、開閉ノ
ブ4の回動とともに第2アーム43が揺動し、軸部44が長
孔50内を図6の矢印方向へ移動するとともにアーム部材
5が揺動する。これによってダンパー2がリテーナ1の
内周表面との間隔を狭める方向へ揺動する。そしてダン
パー2がダンパー2とリテーナ1との間に問題間隔が形
成される位置に近付くと、突起51の部分では長孔50の幅
が軸部44の直径より小さいために、軸部44が突起51を押
圧し長孔50を押し広げる。これによってアーム部材5は
弾性変形して弾性反力が発生し、その弾性反力によって
軸部44が突起51を押圧した状態で静止することが困難と
なる。したがってアーム部材5及び第2アーム43はさら
に回動を進める方向又は回動を戻す方向に回動し、その
力でダンパー2が揺動する。これによりダンパー2はダ
ンパー2とリテーナ1との間に問題間隔が形成される位
置で静止することがなく、異音の発生を未然に防止する
ことができる。すなわち本実施例では、アーム部材5の
突起51の位置が撓み部を構成している。
タによれば、例えばダンパー2を開位置から閉位置とす
べく乗員が開閉ノブ4の操作部40を操作すると、開閉ノ
ブ4の回動とともに第2アーム43が揺動し、軸部44が長
孔50内を図6の矢印方向へ移動するとともにアーム部材
5が揺動する。これによってダンパー2がリテーナ1の
内周表面との間隔を狭める方向へ揺動する。そしてダン
パー2がダンパー2とリテーナ1との間に問題間隔が形
成される位置に近付くと、突起51の部分では長孔50の幅
が軸部44の直径より小さいために、軸部44が突起51を押
圧し長孔50を押し広げる。これによってアーム部材5は
弾性変形して弾性反力が発生し、その弾性反力によって
軸部44が突起51を押圧した状態で静止することが困難と
なる。したがってアーム部材5及び第2アーム43はさら
に回動を進める方向又は回動を戻す方向に回動し、その
力でダンパー2が揺動する。これによりダンパー2はダ
ンパー2とリテーナ1との間に問題間隔が形成される位
置で静止することがなく、異音の発生を未然に防止する
ことができる。すなわち本実施例では、アーム部材5の
突起51の位置が撓み部を構成している。
【0031】そして軸部44は突起51を乗り越えた位置で
静止可能であり、その位置ではダンパー2は閉位置とな
る。したがって本実施例のレジスタによれば、図4に示
すように、ダンパー2は全開位置(A)から軸部44が突
起51を押圧しようとする位置(B)までは、どの位置で
も静止可能である。また全閉位置(C)でも静止可能で
ある。しかし軸部44が突起51を押圧しようとする位置
(B)と全閉位置(C)の間では、上記したようにアー
ム部材5の弾性反力によって静止が困難となる。異音が
発生する問題間隔を形成するダンパー2の位置は、位置
(B)と位置(C)の間に存在するので、本実施例のレ
ジスタによれば問題間隔が形成される位置でダンパー2
が静止されるのを確実に回避することができ、異音の発
生を未然に防止することができる。
静止可能であり、その位置ではダンパー2は閉位置とな
る。したがって本実施例のレジスタによれば、図4に示
すように、ダンパー2は全開位置(A)から軸部44が突
起51を押圧しようとする位置(B)までは、どの位置で
も静止可能である。また全閉位置(C)でも静止可能で
ある。しかし軸部44が突起51を押圧しようとする位置
(B)と全閉位置(C)の間では、上記したようにアー
ム部材5の弾性反力によって静止が困難となる。異音が
発生する問題間隔を形成するダンパー2の位置は、位置
(B)と位置(C)の間に存在するので、本実施例のレ
ジスタによれば問題間隔が形成される位置でダンパー2
が静止されるのを確実に回避することができ、異音の発
生を未然に防止することができる。
【0032】
【発明の効果】すなわち本発明の空調用レジスタによれ
ば、笛音状の異音が発生する位置でダンパーが静止する
ことを確実に回避することができ、異音の発生を未然に
防止することができる。
ば、笛音状の異音が発生する位置でダンパーが静止する
ことを確実に回避することができ、異音の発生を未然に
防止することができる。
【図1】本発明の一実施例のレジスタの側面図である。
【図2】本発明の一実施例のレジスタの要部拡大説明図
である。
である。
【図3】本発明の一実施例のレジスタの要部拡大説明図
である。
である。
【図4】本発明の一実施例のレジスタの断面図である。
【図5】本発明の第2の実施例のレジスタの側面図であ
る。
る。
【図6】本発明の第2の実施例のレジスタの要部拡大説
明図である。
明図である。
【図7】従来のレジスタの側面図である。
【図8】従来のレジスタの要部斜視図である。
1:リテーナ 2:ダンパー 3:ギヤ部
材 4:開閉ノブ 10:吹出開口 31:第1ギ
ヤ部 32:中空部 33:大幅歯部 41:第2ギ
ヤ部
材 4:開閉ノブ 10:吹出開口 31:第1ギ
ヤ部 32:中空部 33:大幅歯部 41:第2ギ
ヤ部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 鈴木 信二
愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動
車株式会社内
Fターム(参考) 3L081 AA03 AA08 AB01 AB03 AB06
DA01 FB01 FC01 FC02 FC03
HA08 HB04
Claims (3)
- 【請求項1】 吹出開口と空気流路を形成する筒状のリ
テーナと、該リテーナ内に揺動可能に配置され第1係合
部をもつダンパーと、該吹出開口の近傍に回動可能に設
けられ第2係合部をもつ開閉ノブとを備え、該開閉ノブ
の回動に応じて該第1係合部と該第2係合部が係合する
ことで該ダンパーが揺動して該空気流路を開閉するよう
に構成されたレジスタにおいて、 該第1係合部及び該第2係合部の一方には該第1係合部
及び該第2係合部の他方の当接によって弾性変形可能な
撓み部が形成され、揺動によって該ダンパーの先端と該
リテーナの内周表面とが所定距離の間隔となったときに
該第1係合部及び該第2係合部の他方が該撓み部を押圧
し、該撓み部の弾性反力によって該第1係合部及び該第
2係合部の他方が該撓み部から外れるように構成され、
該所定距離の間隔は該空気流路を流れる空気流が該ダン
パーと該リテーナの内周表面との間隙から吹き出す際に
笛音状の異音が発生する間隔であることを特徴とする空
調用レジスタ。 - 【請求項2】 前記第1係合部及び前記第2係合部は互
いに噛合する一対のギヤであり、少なくとも一方の該ギ
ヤは中抜きの枠状をなし、前記撓み部は一方の該ギヤの
隣接する一対の歯部の間に形成され他方の該ギヤの歯部
の押圧によって弾性変形するように構成された請求項1
に記載の空調用レジスタ。 - 【請求項3】 前記第1係合部及び前記第2係合部の一
方は長孔をもつアーム部材であり前記第1係合部及び前
記第2係合部の他方は該長孔内に移動可能に挿通された
軸部をもつアームであって、前記撓み部は該長孔の一部
に形成された狭小部であり該軸部が該狭小部を押圧する
ことで該アーム部材が弾性変形するように構成された請
求項1に記載の空調用レジスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002113020A JP2003306033A (ja) | 2002-04-16 | 2002-04-16 | 空調用レジスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002113020A JP2003306033A (ja) | 2002-04-16 | 2002-04-16 | 空調用レジスタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003306033A true JP2003306033A (ja) | 2003-10-28 |
Family
ID=29395317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002113020A Withdrawn JP2003306033A (ja) | 2002-04-16 | 2002-04-16 | 空調用レジスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003306033A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102062464A (zh) * | 2010-08-18 | 2011-05-18 | 上海贝洱热系统有限公司 | 车用空调风门的运动机构 |
CN102338452A (zh) * | 2010-07-28 | 2012-02-01 | 上海贝洱热系统有限公司 | 多模式汽车空调风门的调节机构 |
CN104949306A (zh) * | 2015-06-16 | 2015-09-30 | 安徽江淮松芝空调有限公司 | 具有双摇臂连杆的风门控制结构 |
CN106288124A (zh) * | 2016-09-20 | 2017-01-04 | 王文忠 | 一种无耗材新风净化设备 |
-
2002
- 2002-04-16 JP JP2002113020A patent/JP2003306033A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102338452A (zh) * | 2010-07-28 | 2012-02-01 | 上海贝洱热系统有限公司 | 多模式汽车空调风门的调节机构 |
CN102062464A (zh) * | 2010-08-18 | 2011-05-18 | 上海贝洱热系统有限公司 | 车用空调风门的运动机构 |
CN104949306A (zh) * | 2015-06-16 | 2015-09-30 | 安徽江淮松芝空调有限公司 | 具有双摇臂连杆的风门控制结构 |
CN106288124A (zh) * | 2016-09-20 | 2017-01-04 | 王文忠 | 一种无耗材新风净化设备 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040924 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20061117 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070116 |