JPH1134183A - 自動車用ドアトリムの製造方法 - Google Patents

自動車用ドアトリムの製造方法

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JPH1134183A
JPH1134183A JP21272897A JP21272897A JPH1134183A JP H1134183 A JPH1134183 A JP H1134183A JP 21272897 A JP21272897 A JP 21272897A JP 21272897 A JP21272897 A JP 21272897A JP H1134183 A JPH1134183 A JP H1134183A
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JP
Japan
Prior art keywords
core material
door trim
adhesive
automobile
core
Prior art date
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Pending
Application number
JP21272897A
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English (en)
Inventor
Seiichi Shirai
聖一 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 芯材への塗布工程を、その中接部分に塗布す
る工程のみにして、木目込み溝内への接着剤塗布工程を
廃止しても、木目込み溝内への中接部材の周縁端末の接
着を確実におこなえるように意図した。 【解決手段】 芯材2の中接部分2aへの中接部材3の
貼着時に、木目込みバー24を電磁誘導コイル23によ
り発熱させ、芯材2を加熱軟化させた状態で、木目込み
バー24により中接部材3の周縁端末を埋め込み固定す
るようにして、芯材2の木目込み溝の形成および該木目
込み溝内への接着剤塗布工程を廃止した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は中接部材を装着した
自動車用ドアトリムの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、自動車室内の居住性を高めるため
に、自動車用ドアトリム等の内装部品の材質をグレード
アップさせるか、或いは中接部材としてクロスやカーペ
ット等の装飾部材をドアトリム表面の適宜箇所に木目込
み装着する方法が試みられている。
【0003】図1は自動車用ドアトリムの正面図、図2
は図1のA−A断面図を示しており、従来の自動車用ド
アトリム1は、所要形状に成形された芯材2と、この芯
材2の中接部分2aの外形状に沿って形成された木目込
み溝2b内に周縁端末が木目込まれて貼着された中接部
材3とを有して構成している。時には、更に高級感を出
すために、芯材2における中接部材3が被覆されていな
い部分に更に表皮材7を貼着する場合がある。
【0004】そして、このドアトリム1の従来における
製造方法の概要について、図4及び図5を用いて説明す
ると、図4において、予め加熱軟化した熱可塑性複合樹
脂板をコールドプレス成形するか或いは木質繊維板をホ
ットプレス成形して、所要の形状を備えかつ中接部分2
aの外形状に沿って木目込み溝2bを形成した芯材2を
形成しておき、この芯材2の中接部分2aに、他の部位
をマスキング4しながら接着剤5を塗布し(図4(1)
に示す工程)、次に、他の装置に移って、芯材2の木目
込み溝2b内に、ノズル6を挿入して、接着剤5を塗布
しておく(図4(2)に示す工程)。
【0005】次に、図5に示された中接用成形金型装置
10に移す。即ち、まず、図5(1)に示すように、中
接用成形金型装置10の下型11上に、予め所定の大き
さに形成された中接部材3をガイド部材13により位置
決めしてセットする。
【0006】次に、図示しない上型に前記芯材2をセッ
トして、上型12を不図示のシリンダー装置により下降
させると共に、ガイド部材13を下降させて、木目込み
バー15が木目込み溝2b内に侵入して、中接部材3の
周縁端末を木目込むと共に、上下型11、12によって
中接部材3を中接部分2aに予め塗布した接着剤により
貼着するようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、中接部材3を
芯材に貼着するための接着剤塗布工程として、芯材2の
中接部分2aに塗布する工程と、木目込み溝2b内に塗
布する工程との2工程を有することになって、工程数が
多いという問題があった。
【0008】また、木目込む溝2b内への接着剤塗布
は、ノズル6を用いて行うのであるが、木目込み溝2b
自体が狭くしかも深い溝となっているために、ノズル6
による塗布量が分かりにくく、塗布量が少ない場合に
は、中接部材3の周縁端部の剥がれを起こしたり、木目
込み部分を修正する場合に先の鋭い工具を使用すること
から、中接部材を切ってしまう等が起こっていた。
【0009】本発明は、このような従来の自動車用ドア
トリムの製造方法を改良して、芯材への塗布工程を、そ
の中接部分に塗布する工程のみにして、木目込み溝内へ
の接着剤塗布工程を廃止しても、木目込み溝内への中接
部材の周縁端末の接着を確実におこなえるように意図し
た自動車用ドアトリムの製造方法を提供することを目的
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による自動車用ドアトリムの製造方法は、所
要の形状を備えた芯材の中接部分に中接部材を装着する
自動車用ドアトリムの製造方法において、前記芯材の中
接部分の表面に接着剤を塗布する接着剤塗布工程と、上
下一対の金型のうち、一方の金型に中接部分に接着剤を
塗布した芯材をセットすると共に、前記中接部分に中接
部材をセットした後、一方の金型又は他方の金型側の木
目込みバーのどちらか一方に装備した加熱装置により前
記木目込みバーを発熱させて、前記芯材を加熱軟化させ
ながら、両金型を型締めして中接部材を前記中接部分に
貼着すると共に、前記木目込みバーを中接部材の周縁端
末に当接させて、該周縁端末を前記芯材に埋め込ませて
固定する中接部材貼着工程とを有して構成していること
を特徴とするものである。
【0011】従って、中接部材の周縁端末の接着は、芯
材を加熱することによって、芯材に埋め込み固定するこ
とにより行うため、従来の芯材の木目込み溝の形成およ
び該木目込み溝内への接着剤塗布工程を廃止することが
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。
【0013】図3は、本発明実施の形態による製造方法
を用いるための製造装置を示すもので、21は下型、2
2は上型で、これら下型21及び上型22で、成形金型
20を構成している。
【0014】下型21は、厚さ1mm以上のPPF材をラ
ミネートしたPVCシートからなる芯材2の中接部分2
aをセットする成形面21aが形成されていると共に、
この芯材2を加熱するための電磁誘導用コイル23から
なる加熱装置を内蔵している。
【0015】上型22は、図示しないシリンダー装置等
により上下動するように構成されており、成形型本体2
2aの側壁に、木目込みバー24を固着して構成してい
る。
【0016】そして、芯材2に中接部材3を貼着する場
合、まず、芯材2の所定個所に凹所として中接部分2a
を形成しておき、この中接部分2a以外の部分をマスキ
ングして、芯材2の中接部分2aの表面に接着剤25を
塗布しておく。
【0017】次に接着剤が塗布された芯材2を、その中
接部分2aを成形面21a上に位置決めして、下型21
上にセットし、次に、芯材2の中接部分2a上にクロス
等からなる中接部材3を載置する。
【0018】次に、上型22を下降させて、成形体22
aにより中接部材3を押圧すると共に、木目込みバー2
4により、中接部材3の端末部分3aを芯材2に押し付
けて、中接部分2aに貼着する。
【0019】この貼着工程内において、電磁誘導用コイ
ル23により木目込みバー24の先端を発熱させること
によって芯材2を加熱軟化させ、この加熱軟化により、
芯材2内に中接部材3の端末部分3aを埋め込ませて固
定する。従って、従来の木目込み溝等を芯材2に形成し
ておく必要がないこととなる。
【0020】なお、木目込みバー24が木目込む中接部
材3の幅は、周縁端末の端部から約2.0mm以下が好
ましい。また、木目込みバー24は、金属製で、その先
端が厚さ約1.0〜0.4mmにしたものである。
【0021】また、前記実施の形態では、電磁誘導用コ
イル23を下型21内に内蔵するようにしたが、これに
限定されるものでなく、例えば木目込みバー24側に内
蔵するようにしてもよい。
【0022】更に、前記実施の形態では、下型21に芯
材2をセットするようにして、上型22には木目込みバ
ー24を固着するように下が、これに限定されるもので
なく、下型21に木目込みバー24を固着して、上型2
2側に芯材2をセットするようにしてもよい。又、前記
実施の形態では、芯材2の中接部分2aを凹所とした
が、これに限定されず、芯材2の他の部位と同一平面と
することも考えられる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、中接部
材の周縁端末を芯材を加熱軟化させて埋め込み式とした
ために、従来の芯材の木目込み溝の形成および該木目込
み溝内への接着剤塗布工程を廃止することができ、木目
込み溝内への接着剤塗布量の多寡によって種々起きてい
た中接部材の周縁端部の剥がれや接着剤のはみ出し等を
なくし、このために中接部材の貼着後修正作業をほとん
どなくして、木目込み部分の修正作業による中接部材の
切れ等の発生を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の実施の形態に使用する製造装置の
概略を示す説明図である。
【図2】自動車用ドアトリムの斜視図である。
【図3】従来における図1のA−A線に沿う断面図であ
る。
【図4】従来における芯材への接着剤の塗布工程を説明
するための図で、(1)は中接部分への接着剤塗布工
程、(2)は木目込み溝内への接着剤塗布工程を示して
いる。
【図5】従来における芯材への中接部材の貼着を行う製
造装置の概略を示す説明図であり、(1)は中接部材の
セット状態を示しており、(2)は中接部材を芯材に貼
着する状態を示している。
【符号の説明】
1 自動車用ドアトリム 2 芯材 2a 中接部分 3 中接部材 3a 周縁端末 20 成形金型 21 下型 21a 成形面 22 上型 22a 成形型体 24 木目込みバー 25 接着剤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要の形状を備えた芯材の中接部分に中
    接部材を装着する自動車用ドアトリムの製造方法におい
    て、 芯材の中接部分の表面に接着剤を塗布する接着剤塗布工
    程と、 上下一対の金型のうち、一方の金型に前記中接部分に接
    着剤を塗布した芯材をセットすると共に、前記中接部分
    に中接部材をセットした後、一方の金型又は他方の金型
    側の木目込みバーのどちらか一方に装備した加熱装置に
    より前記木目込みバーを発熱させて、前記芯材を加熱軟
    化させながら、両金型を型締めして中接部材を前記中接
    部分に貼着すると共に、前記木目込みバーを中接部材の
    周縁端末に当接させて、該周縁端末を前記芯材に埋め込
    ませて固定する中接部材貼着工程と、 を有して構成していることを特徴とする自動車用ドアト
    リムの製造方法。
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