JPH10278130A - 自動車用ドアトリムの製造方法 - Google Patents

自動車用ドアトリムの製造方法

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Publication number
JPH10278130A
JPH10278130A JP9105396A JP10539697A JPH10278130A JP H10278130 A JPH10278130 A JP H10278130A JP 9105396 A JP9105396 A JP 9105396A JP 10539697 A JP10539697 A JP 10539697A JP H10278130 A JPH10278130 A JP H10278130A
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JP
Japan
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core material
groove
skin material
door trim
cutting
Prior art date
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Pending
Application number
JP9105396A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Tsubosaki
隆 坪崎
Fumihiko Saito
文彦 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kasai Kogyo Co Ltd filed Critical Kasai Kogyo Co Ltd
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアトリム本体の中接部分が、芯材、表皮材
及び中接部材の3重構造にならないようにして、接着剤
塗布工程を簡略化し、かつ木目込み溝の溝深さを浅くす
るように意図した。 【解決手段】 芯材12の木目込み溝16内に外周端部
を木目込んだ中接部材15をマスキングして、芯材12
の表面に接着剤を塗布する接着剤塗布工程と、接着剤を
塗布した芯材12上に表皮材13を貼着する貼着工程
と、表皮材13の外周部を熱刃或いは切断刃等の切断具
17を用いて木目込み溝16内に木目込んだ後木目込み
溝16内で切断することにより中接部材15を表出させ
る表皮材木目込み切断工程とを有して構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は中接部材を装着した
自動車用ドアトリムの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、自動車室内の居住性を高めるため
に、自動車用ドアトリム等の内装部品の材質をグレード
アップさせるか、或いはクロス、カーペット等の装飾部
材をドアトリム表面の適宜箇所に装着する方法が試みら
れている。
【0003】図1は自動車用ドアトリムの正面図、図3
は図1のA−A断面図を示しており、従来の自動車用ド
アトリム1は、所要形状に成形された芯材2の表面に表
皮材3を貼着一体化して形成したドアトリム本体4と、
このドアトリム本体4の表面適宜箇所に装飾性を付与す
るために装着されるクロス或いはウレタン付きクロス等
の中接部材5とから構成されている。
【0004】そして、このドアトリム1の製造方法の概
要について説明すると、芯材2として、熱可塑性複合樹
脂板を使用するならば、芯材2を加熱軟化させた状態
で、発泡PVC製等の表皮材3と重ね合わせ、コールド
プレス成形することにより所要の曲面形状を備えたドア
トリム本体4が成形できる。
【0005】また、木質繊維板等ホットプレス成形を適
用する芯材2を使用するならば、表皮材3との同時成形
は不適なので、芯材2を所要の曲面形状に成形した後、
接着剤を介して表皮材3を真空成形により芯材2の表面
側に一体貼着すれば、ドアトリム本体4が形成される。
【0006】このように形成されたドアトリム本体4に
中接部材5を装着固定するには、予めドア本体4の中接
部分に接着剤をコーティングして、中接部材5を接着す
ると共に、中接部材5の周縁端末5aをドアトリム本体
4側に中接部材5の外形状に沿って形成された木目込み
溝6内に木目込んで、中接部材5の端末処理を行ってい
た(たとえば、実開平5−75005号公報等により開
示されている)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のドアトリム1によると、ドアトリム本体4の中接部
分に注目すると、中接部材5、表皮材3及び芯材2の3
重構造となっていて、中接部分のクッション層も、中接
部材5のクッション層(発泡PVC層等)と表皮材3の
クッション層(ウレタン層等)の2重構造となってい
て、過剰品質気味であった。
【0008】また、中接部材5を表皮材3の上に積層す
るようになるので、表皮材3を芯材2に装着するための
接着剤塗布と、中接部材5を表皮材3に装着するための
接着剤塗布との2重の接着剤塗布が必要となる。
【0009】更に、芯材2に形成された木目込み溝6に
は、ドアトリム本体4の中接部分と他の部位から延在し
た表皮材3が二重になって木目込まれる。これは、表皮
材3を木目込んだ後に中接部材5の周縁端末を木目込ん
で、見栄え向上を図っているもので、このために、溝深
さが深くなり、芯材2の成形性を悪くしている。
【0010】本発明は、このような従来の自動車用ドア
トリムの製造方法を改良して、ドアトリム本体の中接部
分が、芯材、表皮材及び中接部材の3重構造にならない
ようにして、接着剤塗布工程を簡略化し、かつ木目込み
溝の溝深さを浅くするように意図した自動車用ドアトリ
ムの製造方法を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による自動車用ドアトリムの製造方法は、芯
材の木目込み溝内に外周端部を木目込んだ中接部材をマ
スキングして、芯材の表面に接着剤を塗布する接着剤塗
布工程と、接着剤を塗布した前記芯材上に前記表皮材を
貼着する貼着工程と、表皮材を熱刃或いは切断刃等の切
断具を用いて前記木目込み溝内に木目込んだ後木目込み
溝内で切断することにより前記中接部材を表出させる表
皮材木目込み切断工程とを有して構成している。
【0012】本発明によれば、中接部材を予め芯材の木
目込み溝内に木目込んだ後、中接部材をマスキングし
て、表皮材を芯材に貼着することにより、木目込み溝内
には、中接部材の外周端部が木目込まれることは従来と
同様であるが、表皮材の木目込み溝内への木目込み部分
は一重となり、この結果、木目込み溝内は都合表皮材及
び中接部材の2重構造となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。
【0014】図2は、本発明実施の形態による製造方法
を用いて製造された自動車用ドアトリムの断面図であ
り、この自動車用ドアトリム10は、所要形状に成形さ
れた芯材12の表面に、中接部分11aを残して表皮材
13を貼着一体化して形成したドアトリム本体14と、
このドアトリム本体14の中接部分11aの表面に装飾
性を付与するために装着される中接部材15とから構成
されている。
【0015】芯材12は、熱可塑性複合樹脂板や木質系
繊維板等が用いられ、表皮材13には、発泡PVC等の
材料が用いられ、また、中接部材15には、クロス或い
はウレタン付きクロス等が用いられる。
【0016】そして、このドアトリム10の製造方法に
ついて説明すると、芯材12として、熱可塑性複合樹脂
板を使用するならば、芯材12を加熱軟化させた状態
で、発泡PVC製等の表皮材13と重ね合わせ、コール
ドプレス成形することにより所要の曲面形状を備えたド
アトリム本体4を成形する。
【0017】この成形に当たって、予め、中接部材15
を成形型の所定位置に載置しておき、この中接部材15
の裏面側より加熱軟化された芯材12を重ね合わせて、
コールドプレス成形することにより、所要の曲面形状を
備えたドアトリム本体14を成形する。この成形時に、
中接部材15の外周端部は、成形型によって形成された
木目込み溝16内に木目込まれる。
【0018】しかる後、中接部材15をマスキングし
て、芯材12の表面に接着剤を塗布する。
【0019】次に、接着剤を塗布した芯材12上に、表
皮材13を貼着する。
【0020】その後、表皮材13は、熱刃或いは切断刃
等の切断具17を用いて、木目込み溝16内に木目込
み、更に木目込み溝16内に収容されるように外周部と
共に、切断し、中接部材15のマスキングを取り除き中
接部材15を表出させて完成する。
【0021】この場合、表皮材13は、予め木目込み部
分に相当する部分をカットしておくことが考えられる。
【0022】このような実施の形態によれば、中接部材
15を予め芯材12の木目込み溝16内に木目込んだ
後、中接部材15をマスキングして、表皮材13を芯材
12に貼着することにより、木目込み溝16内には、中
接部材15の外周端部が木目込まれることは従来と同様
であるが、表皮材13の木目込み溝16内への木目込み
部分は一重となり、この結果、木目込み溝16内は都合
表皮材13及び中接部材15の2重構造となる。
【0023】従って、表皮材13の芯材12に貼着する
場合、芯材12の中接部分への接着剤塗布工程を簡略化
し、かつ木目込み溝の溝深さを浅くすることができて、
芯材12の成形が容易となり、また中接部材15は、表
皮材13の貼着より前に芯材12に貼着することで、貼
着後の手直しが不要となる。
【0024】なお、芯材12に木質繊維板等ホットプレ
ス成形を適用する芯材12を使用するならば、中接部材
15の貼着と表皮材3同時成形は不適なので、芯材12
を所要の曲面形状に成形した後、接着剤を介して中接部
材15を木目込み貼着することとなる。
【0025】その後、中接部材15をマスキングして、
芯材12の表面に接着剤を塗布する。
【0026】次に、接着剤を塗布した芯材12上に、表
皮材13を真空成形しながら貼着する。
【0027】その後、表皮材13は、熱刃或いは切断刃
等の切断具17を用いて、木目込み溝16内に木目込
み、更に木目込み溝16内に収容されるように外周部と
共に、切断し、中接部材15のマスキングを取り除い中
接部材15を表出させて完成する。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、所要の
曲面形状を備え、かつ中接部分の外形状に沿って木目込
み溝を形成した芯材と、この芯材の表面に貼着一体化さ
れる表皮材と、周縁端末が上記芯材の木目込み溝内に位
置するように、芯材の中接部分に装着される中接部材と
からなる自動車用ドアトリムの製造方法において、前記
芯材の木目込み溝内に外周端部を木目込んだ前記中接部
材をマスキングして、前記芯材の表面に接着剤を塗布す
る接着剤塗布工程と、接着剤を塗布した前記芯材上に前
記表皮材を貼着する貼着工程と、表皮材の外周部を熱刃
或いは切断刃等の切断具を用いて前記木目込み溝内に木
目込んだ後木目込み溝内で切断することにより前記中接
部材を表出させる表皮材木目込み切断工程とを有して構
成しているもので、中接部材を予め芯材の木目込み溝内
に木目込んだ後、中接部材をマスキングして、表皮材を
芯材に貼着することにより、木目込み溝内には、中接部
材の外周端部が木目込まれることは従来と同様である
が、表皮材の木目込み溝内への木目込み部分は一重とな
り、この結果、木目込み溝内は都合表皮材及び中接部材
の2重構造となる。
【0029】従って、表皮材の芯材に貼着する場合、芯
材の中接部分への接着剤塗布工程を簡略化し、かつ木目
込み溝の溝深さを浅くすることができて、芯材の成形が
容易となり、また中接部材は、表皮材の貼着より前に芯
材に貼着することで、貼着後の手直しが不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車用ドアトリムの斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態による図1のA−A線に沿
う断面図である。
【図3】従来の製造方法による図1のA−A線に沿う断
面図である。
【符号の説明】
10 ドアトリム 12 芯材 13 表皮材 14 ドアトリム本体 15 中接部材 16 木目込み溝 17 切断具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要の曲面形状を備え、かつ中接部分の
    外形状に沿って木目込み溝を形成した芯材と、この芯材
    の表面に貼着一体化される表皮材と、周縁端末が上記芯
    材の木目込み溝内に位置するように、芯材の中接部分に
    装着される中接部材とからなる自動車用ドアトリムの製
    造方法において、 前記芯材の木目込み溝内に外周端部を木目込んだ前記中
    接部材をマスキングして、前記芯材の表面に接着剤を塗
    布する接着剤塗布工程と、 接着剤を塗布した前記芯材上に前記表皮材を貼着する貼
    着工程と、 表皮材の外周部を熱刃或いは切断刃等の切断具を用いて
    前記木目込み溝内に木目込んだ後木目込み溝内で切断す
    ることにより前記中接部材を表出させる表皮材木目込み
    切断工程と、 を有して構成していることを特徴とする自動車用ドアト
    リムの製造方法。
JP9105396A 1997-04-09 1997-04-09 自動車用ドアトリムの製造方法 Pending JPH10278130A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111216655A (zh) * 2018-11-26 2020-06-02 株式会社丰和化成 附带有表皮材的内饰构件

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111216655A (zh) * 2018-11-26 2020-06-02 株式会社丰和化成 附带有表皮材的内饰构件

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