JPH08183090A - 車内装部品のライニング基板に対する表皮材の部分的被着方法 - Google Patents
車内装部品のライニング基板に対する表皮材の部分的被着方法Info
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- JPH08183090A JPH08183090A JP34033394A JP34033394A JPH08183090A JP H08183090 A JPH08183090 A JP H08183090A JP 34033394 A JP34033394 A JP 34033394A JP 34033394 A JP34033394 A JP 34033394A JP H08183090 A JPH08183090 A JP H08183090A
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- skin
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C51/00—Shaping by thermoforming, i.e. shaping sheets or sheet like preforms after heating, e.g. shaping sheets in matched moulds or by deep-drawing; Apparatus therefor
- B29C51/16—Lining or labelling
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B29C51/10—Forming by pressure difference, e.g. vacuum
-
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/30—Vehicles, e.g. ships or aircraft, or body parts thereof
- B29L2031/3005—Body finishings
- B29L2031/3014—Door linings
Abstract
(57)【要約】
【目的】 表皮材をライニング基板の板面に部分的に能
率よく画一的に被着し、その端末処理を含めて全体を美
麗に仕上げる。 【構成】 板面を表皮被着部分１ａと表皮非被着部分１
ｂとに凹溝１ｃで区分したライニング基板１を備え、真
空圧を表皮接着部分１ａに作用させて表皮材２を表皮接
着部分１ａに位置決め接着し、且つ、表皮材２の面部分
を凹溝１ｃの内部に圧入すると同時に端末を凹溝１ｃの
内部で縁取り裁断する。
率よく画一的に被着し、その端末処理を含めて全体を美
麗に仕上げる。 【構成】 板面を表皮被着部分１ａと表皮非被着部分１
ｂとに凹溝１ｃで区分したライニング基板１を備え、真
空圧を表皮接着部分１ａに作用させて表皮材２を表皮接
着部分１ａに位置決め接着し、且つ、表皮材２の面部分
を凹溝１ｃの内部に圧入すると同時に端末を凹溝１ｃの
内部で縁取り裁断する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ドアライニング，サイ
ドライニング或いはコンソールボックス，サイドボック
ス，リヤトレーその他の車内装部品を形成するライニン
グ基板に対する表皮材の部分的被着方法に関するもので
ある。
ドライニング或いはコンソールボックス，サイドボック
ス，リヤトレーその他の車内装部品を形成するライニン
グ基板に対する表皮材の部分的被着方法に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】例えば、図６で示す如くドアライニング
Ｒを車内装部品として例示すると、このドアライニング
Ｒにおいてはセンターパッドを形成するトリムカバーＴ
をドアアームレストＡの周辺部分に被着することが行な
われている。そのトリムカバーＴは予めセンターパッド
の輪郭形状に合せて形取り裁断すると共に、端末を裏面
側に巻き込んで端末処理し、且つ、ライニング基板の板
面に位置決めさせて手作業で被着されているのが通常で
ある。
Ｒを車内装部品として例示すると、このドアライニング
Ｒにおいてはセンターパッドを形成するトリムカバーＴ
をドアアームレストＡの周辺部分に被着することが行な
われている。そのトリムカバーＴは予めセンターパッド
の輪郭形状に合せて形取り裁断すると共に、端末を裏面
側に巻き込んで端末処理し、且つ、ライニング基板の板
面に位置決めさせて手作業で被着されているのが通常で
ある。
【０００３】然し、そのトリムカバーＴを手作業で部分
的に被着するのは極めて手間が掛り非能率的であるばか
りでなく、端末の位置決め仕上げ或いは接着強度にもバ
ラ付きが生じ易い。
的に被着するのは極めて手間が掛り非能率的であるばか
りでなく、端末の位置決め仕上げ或いは接着強度にもバ
ラ付きが生じ易い。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、表皮材をラ
イニング基板の板面に部分的に能率よくしかも画一的に
被着でき、端末処理を含めて全体的に美麗に仕上げられ
る車内装部品のライニング基板に対する表皮材の部分的
被着方法を提供することを目的とする。
イニング基板の板面に部分的に能率よくしかも画一的に
被着でき、端末処理を含めて全体的に美麗に仕上げられ
る車内装部品のライニング基板に対する表皮材の部分的
被着方法を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に係る
車内装部品のライニング基板に対する表皮材の部分的被
着方法においては、板面を表皮被着部分と表皮非被着部
分とに凹溝で区分したライニング基板を備え、真空圧を
該ライニング基板の表皮接着部分に作用させて表皮材を
ライニング基板の表皮被着部分に位置決め接着し、且
つ、その表皮材の面内部分を凹溝の内部に圧入し、それ
と同時に表皮材の端末を凹溝の内部で縁取り裁断するよ
うにされている。
車内装部品のライニング基板に対する表皮材の部分的被
着方法においては、板面を表皮被着部分と表皮非被着部
分とに凹溝で区分したライニング基板を備え、真空圧を
該ライニング基板の表皮接着部分に作用させて表皮材を
ライニング基板の表皮被着部分に位置決め接着し、且
つ、その表皮材の面内部分を凹溝の内部に圧入し、それ
と同時に表皮材の端末を凹溝の内部で縁取り裁断するよ
うにされている。
【０００６】本発明の請求項２に係る車内装部品のライ
ニング基板に対する表皮材の部分的被着方法において
は、ライニング基板を真空成形型の型面に組付け搭載
し、その真空成形型より真空圧をライニング基板の表皮
被着部分に作用させて表皮材をライニング基板の表皮被
着部分に位置決め接着し、且つ、該表皮材の面内部分を
押込みバーまたは溶着バーで凹溝の内部に圧入し、それ
と同時に表皮材の端末を押込みバーまたは溶着バーに備
えた切断刃により凹溝の内部で縁取り裁断するようにさ
れている。
ニング基板に対する表皮材の部分的被着方法において
は、ライニング基板を真空成形型の型面に組付け搭載
し、その真空成形型より真空圧をライニング基板の表皮
被着部分に作用させて表皮材をライニング基板の表皮被
着部分に位置決め接着し、且つ、該表皮材の面内部分を
押込みバーまたは溶着バーで凹溝の内部に圧入し、それ
と同時に表皮材の端末を押込みバーまたは溶着バーに備
えた切断刃により凹溝の内部で縁取り裁断するようにさ
れている。
【０００７】本発明の請求項３に係る車内装部品のライ
ニング基板に対する表皮材の部分的被着方法において
は、表皮材の端末を押込みバーで凹溝の内部に嵌着固定
するようにされている。
ニング基板に対する表皮材の部分的被着方法において
は、表皮材の端末を押込みバーで凹溝の内部に嵌着固定
するようにされている。
【０００８】本発明の請求項４に係る車内装部品のライ
ニング基板に対する表皮材の部分的被着方法において
は、表皮材の端末を溶着バーで凹溝の内部に溶着固定す
るようにされている。
ニング基板に対する表皮材の部分的被着方法において
は、表皮材の端末を溶着バーで凹溝の内部に溶着固定す
るようにされている。
【０００９】本発明の請求項５に係る車内装部品のライ
ニング基板に対する表皮材の部分的被着方法において
は、遮蔽板を表皮材の側面と相対する溶着バーの側部面
に備え、表皮材の端末を凹溝の溝底面にのみ溶着するよ
うにされている。
ニング基板に対する表皮材の部分的被着方法において
は、遮蔽板を表皮材の側面と相対する溶着バーの側部面
に備え、表皮材の端末を凹溝の溝底面にのみ溶着するよ
うにされている。
【００１０】
【作用】本発明の請求項１に係る車内装部品のライニン
グ基板に対する表皮材の部分的被着方法では、表皮材を
ライニング基板の表皮被着部分に真空引きで位置決め接
着するから全面的に均一に接着固定できるばかりでな
く、表皮材の面内部分を凹溝の内部に押込み嵌入すると
同時に、その表皮材の端末を凹溝の内部で縁取り裁断す
ることにより全体的に能率よく製造でき、また、端末処
理を含めて全体に画一的で美麗なものに仕上げることが
できる。
グ基板に対する表皮材の部分的被着方法では、表皮材を
ライニング基板の表皮被着部分に真空引きで位置決め接
着するから全面的に均一に接着固定できるばかりでな
く、表皮材の面内部分を凹溝の内部に押込み嵌入すると
同時に、その表皮材の端末を凹溝の内部で縁取り裁断す
ることにより全体的に能率よく製造でき、また、端末処
理を含めて全体に画一的で美麗なものに仕上げることが
できる。
【００１１】本発明の請求項２に係る車内装部品のライ
ニング基板に対する表皮材の部分的被着方法では、真空
成形型をベースにすることにより表皮材を真空引き接着
すると共に、その表皮材の面内部分を凹溝の内部に押込
みバーまたは溶着バーで圧入すると同時に、この表皮材
の端末を切断刃で縁取り裁断するまで全工程を処理でき
るから表皮材の接着から端末処理までを能率よく行うこ
とができる。
ニング基板に対する表皮材の部分的被着方法では、真空
成形型をベースにすることにより表皮材を真空引き接着
すると共に、その表皮材の面内部分を凹溝の内部に押込
みバーまたは溶着バーで圧入すると同時に、この表皮材
の端末を切断刃で縁取り裁断するまで全工程を処理でき
るから表皮材の接着から端末処理までを能率よく行うこ
とができる。
【００１２】本発明の請求項３に係る車内装部品のライ
ニング基板に対する表皮材の部分的被着方法では、表皮
材の縁取り裁断した端末を押込みバーで凹溝の内部に嵌
着固定させて端末処理するから能率よく美麗に端末仕上
することができる。
ニング基板に対する表皮材の部分的被着方法では、表皮
材の縁取り裁断した端末を押込みバーで凹溝の内部に嵌
着固定させて端末処理するから能率よく美麗に端末仕上
することができる。
【００１３】本発明の請求項４に係る車内装部品のライ
ニング基板に対する表皮材の部分的被着方法では、表皮
材の縁取り裁断した端末を溶着バーで凹溝の内部に溶着
固定させて端末処理するから、該端末を凹溝の内部に能
率よく強固に接着固定することができる。
ニング基板に対する表皮材の部分的被着方法では、表皮
材の縁取り裁断した端末を溶着バーで凹溝の内部に溶着
固定させて端末処理するから、該端末を凹溝の内部に能
率よく強固に接着固定することができる。
【００１４】本発明の請求項５に係る車内装部品のライ
ニング基板に対する表皮材の部分的被着方法では、凹溝
の内側面に相対する表皮材の端末部分が溶融しないこと
により、表皮材の端末を凹溝の溝縁においても美麗に端
末仕上げすることができる。
ニング基板に対する表皮材の部分的被着方法では、凹溝
の内側面に相対する表皮材の端末部分が溶融しないこと
により、表皮材の端末を凹溝の溝縁においても美麗に端
末仕上げすることができる。
【００１５】
【実施例】以下、図面を参照して説明すれば、図１は自
動車用ドアライニングを車内装部品として例示し、その
ベースとなるライニング基板１を示す。このライニング
基板１は、ポリプロピレン樹脂或いはＡＢＳ樹脂等をイ
ンジェクション成形することにより形成できる。そのイ
ンジェクション成形の際には、表皮被着部分１ａと表皮
非被着部分１ｂとを区分する凹溝１ｃを板面に同時に形
成する。この凹溝１ｃはセンターパッドに対応し、その
凹溝１ｃで囲まれた表皮被着部はセンターパッドを形成
する表皮材を被着する。表皮材としては、ポリ塩化ビニ
ルとポリプロピレンフォーム（ＰＰＦ）との積層材，熱
可塑性エラストマーとＰＰＦとの積層材或いは発泡ポリ
塩化ビニルシートやファブリック等を用いる。
動車用ドアライニングを車内装部品として例示し、その
ベースとなるライニング基板１を示す。このライニング
基板１は、ポリプロピレン樹脂或いはＡＢＳ樹脂等をイ
ンジェクション成形することにより形成できる。そのイ
ンジェクション成形の際には、表皮被着部分１ａと表皮
非被着部分１ｂとを区分する凹溝１ｃを板面に同時に形
成する。この凹溝１ｃはセンターパッドに対応し、その
凹溝１ｃで囲まれた表皮被着部はセンターパッドを形成
する表皮材を被着する。表皮材としては、ポリ塩化ビニ
ルとポリプロピレンフォーム（ＰＰＦ）との積層材，熱
可塑性エラストマーとＰＰＦとの積層材或いは発泡ポリ
塩化ビニルシートやファブリック等を用いる。
【００１６】その表皮材は、図２で示すような真空成形
型１０を適用することによりライニング基板１の表皮被
着部分１ａに接着するようにできる。この真空成形型１
０には、ライニング基板１を載置するコア面１０ａと、
ドアライニング基板１の凹溝１ｃによる凸部を嵌め合せ
る凹溝１０ｂとが設けられている。また、そのコア面１
０ａには真空引き穴が設けられ、内部には真空引きホー
ス等の真空引き機構（図示せず）が装備されている。こ
の真空成形型１０を適用することから、ライニング基板
１の表皮被着部分１ａにも真空引き穴１ｄ…が点在させ
て設けられている。
型１０を適用することによりライニング基板１の表皮被
着部分１ａに接着するようにできる。この真空成形型１
０には、ライニング基板１を載置するコア面１０ａと、
ドアライニング基板１の凹溝１ｃによる凸部を嵌め合せ
る凹溝１０ｂとが設けられている。また、そのコア面１
０ａには真空引き穴が設けられ、内部には真空引きホー
ス等の真空引き機構（図示せず）が装備されている。こ
の真空成形型１０を適用することから、ライニング基板
１の表皮被着部分１ａにも真空引き穴１ｄ…が点在させ
て設けられている。
【００１７】その真空成形型１０には、表皮材２を端部
で挟持することによりＸＹ方向に移動可能なクランプ１
１，１２と、昇降動可能な上型１３とが上方に備えられ
ている。上型１３には、表皮材２の面内部分をライニン
グ基板１の凹溝１ｃに圧入する押込みバーまたは溶着バ
ー１４が備えられている。この押込みバーまたは溶着バ
ー１４は、図３で示す如く先端形状が凹溝１ｃの平面形
状に応じた輪状に形成されている。また、この先端外周
には４５°〜６０°程度の刃先を有する切断刃１５が備
え付けられている。その切断刃１５は各バー１４と一体
に形成し、或いは別体に形成したものを取付け装備する
ことができる。この切断刃１５に対応し、真空成形型１
０には鉄板等の受けプレート１６が凹溝１０ｂの底面を
形成するよう縦桟１７で支持することにより装備されて
いる。
で挟持することによりＸＹ方向に移動可能なクランプ１
１，１２と、昇降動可能な上型１３とが上方に備えられ
ている。上型１３には、表皮材２の面内部分をライニン
グ基板１の凹溝１ｃに圧入する押込みバーまたは溶着バ
ー１４が備えられている。この押込みバーまたは溶着バ
ー１４は、図３で示す如く先端形状が凹溝１ｃの平面形
状に応じた輪状に形成されている。また、この先端外周
には４５°〜６０°程度の刃先を有する切断刃１５が備
え付けられている。その切断刃１５は各バー１４と一体
に形成し、或いは別体に形成したものを取付け装備する
ことができる。この切断刃１５に対応し、真空成形型１
０には鉄板等の受けプレート１６が凹溝１０ｂの底面を
形成するよう縦桟１７で支持することにより装備されて
いる。
【００１８】その真空成形型１０を用いては、ライニン
グ基板１をコア面１０ａに載置すると共に、凹溝１ｃに
よる凸部を凹溝１０ｂの内部に嵌め合せて組み付ける。
表皮材２には接着剤を予め塗布し、この表皮材２をクラ
ンプ１１，１２で挟持することにより接着剤を加熱軟化
させてライニング基板の板面上に組付け載置する。この
後に、真空成形型１０の真空引き機構を作動し、上型１
３を下降動させて押込みバーまたは溶着バー１４を降下
する。
グ基板１をコア面１０ａに載置すると共に、凹溝１ｃに
よる凸部を凹溝１０ｂの内部に嵌め合せて組み付ける。
表皮材２には接着剤を予め塗布し、この表皮材２をクラ
ンプ１１，１２で挟持することにより接着剤を加熱軟化
させてライニング基板の板面上に組付け載置する。この
後に、真空成形型１０の真空引き機構を作動し、上型１
３を下降動させて押込みバーまたは溶着バー１４を降下
する。
【００１９】それに伴って、真空成形型１０が表皮材２
をライニング基板１の表皮被着部分１ａに圧接させて予
め塗布した接着剤で接着固定すると共に、図４で示すよ
うに押込みバーまたは溶着バー１４が表皮材２の面内部
分をライニング基板１の凹溝１ｃに圧入する。また、押
込みバー或いは溶着バー１４が所定位置まで降下するの
に伴って切断刃１５が表皮材２の面内部分を切断するこ
とにより表皮材の端末を凹溝１ｃの内部で縁取り裁断す
ることができる。
をライニング基板１の表皮被着部分１ａに圧接させて予
め塗布した接着剤で接着固定すると共に、図４で示すよ
うに押込みバーまたは溶着バー１４が表皮材２の面内部
分をライニング基板１の凹溝１ｃに圧入する。また、押
込みバー或いは溶着バー１４が所定位置まで降下するの
に伴って切断刃１５が表皮材２の面内部分を切断するこ
とにより表皮材の端末を凹溝１ｃの内部で縁取り裁断す
ることができる。
【００２０】このようにすると、表皮材２をライニング
基板１の表皮被着部分１ｃに位置決めさせて能率よく接
着でき、それと同時に表皮材２の端末処理も能率よく行
える。また、表皮材２の端末は凹溝１ｃの内部に位置す
ることにより表面に露出させないから美麗に端末仕上げ
することができる。この表皮材の端末は押込みバーで凹
溝１ｃの内部に単に押し込むことから嵌着固定でき、ま
た、ウェルダー溶着バー等で凹溝１ｃの内部に押込み溶
着することにより強固に接着固定することもできる。
基板１の表皮被着部分１ｃに位置決めさせて能率よく接
着でき、それと同時に表皮材２の端末処理も能率よく行
える。また、表皮材２の端末は凹溝１ｃの内部に位置す
ることにより表面に露出させないから美麗に端末仕上げ
することができる。この表皮材の端末は押込みバーで凹
溝１ｃの内部に単に押し込むことから嵌着固定でき、ま
た、ウェルダー溶着バー等で凹溝１ｃの内部に押込み溶
着することにより強固に接着固定することもできる。
【００２１】上述したウェルダー溶着バーを適用する場
合には、図５で示すようにベークライト等の高周波絶縁
用の遮蔽板１８を表皮材２と相対する側部面に装備する
とよい。その遮蔽板１８では表皮材２の端末を凹溝１ｃ
の溝内底面のみに溶着固定し、高周波を溝内側面より溝
縁に至る表皮部分に作用しないよう遮蔽することができ
る。このため、該表皮部分は溶融しないから表皮材２の
溝縁相当部分も美麗に形成することができる。
合には、図５で示すようにベークライト等の高周波絶縁
用の遮蔽板１８を表皮材２と相対する側部面に装備する
とよい。その遮蔽板１８では表皮材２の端末を凹溝１ｃ
の溝内底面のみに溶着固定し、高周波を溝内側面より溝
縁に至る表皮部分に作用しないよう遮蔽することができ
る。このため、該表皮部分は溶融しないから表皮材２の
溝縁相当部分も美麗に形成することができる。
【００２２】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係る車内装部品の
ライニング基板に対する表皮材の部分的被着方法に依れ
ば、表皮材をライニング基板の板面に部分的に位置決め
させて能率よく画一的に被着できると共に、その表皮材
の端末処理を含めて全体を美麗なものに仕上げることが
できる。
ライニング基板に対する表皮材の部分的被着方法に依れ
ば、表皮材をライニング基板の板面に部分的に位置決め
させて能率よく画一的に被着できると共に、その表皮材
の端末処理を含めて全体を美麗なものに仕上げることが
できる。
【図１】本発明に係る方法で表皮材を部分的に被着する
ライニング基板を示す説明図である。
ライニング基板を示す説明図である。
【図２】同方法で適用する真空成形型を示す説明図であ
る。
る。
【図３】同成形型を型外し状態で示す説明図である。
【図４】図２の真空成形型を部分的に拡大させて示す作
動説明図である。
動説明図である。
【図５】遮蔽板を備えた真空成形型を部分的に拡大させ
て示す作動説明図である。
て示す作動説明図である。
【図６】一般例に係る自動車用ドアライニングを示す説
明図である。
明図である。
１ ライニング基板 １ａ ライニング基板の表皮被着部分 １ｂ ライニング基板の表皮非被着部分 １ｃ ライニング基板の凹溝 ２ 表皮材 １０ 真空成形型 １４ 押込みバーまたは溶着バー １５ 切断刃 １８ 遮蔽板
Claims (5)
- 【請求項１】 板面を表皮被着部分と表皮非被着部分と
に凹溝で区分したライニング基板を備え、真空圧を該ラ
イニング基板の表皮接着部分に作用させて表皮材をライ
ニング基板の表皮被着部分に位置決め接着し、且つ、該
表皮材の面内部分を凹溝の内部に圧入し、それと同時に
表皮材の端末を凹溝の内部で縁取り裁断するようにした
ことを特徴とする車内装部品のライニング基板に対する
表皮材の部分的被着方法。 - 【請求項２】 上記ライニング基板を真空成形型の型面
に組付け搭載し、その真空成形型より真空圧をライニン
グ基板の表皮被着部分に作用させて表皮材をライニング
基板の表皮被着部分に位置決め接着し、且つ、該表皮材
の面内部分を押込みバーまたは溶着バーで凹溝の内部に
圧入し、それと同時に表皮材の端末を押込みバーまたは
溶着バーに備えた切断刃により凹溝の内部で縁取り裁断
するようにしたことを特徴とする請求項１記載の車内装
部品のライニング基板に対する表皮材の部分的被着方
法。 - 【請求項３】 上記表皮材の端末を押込みバーで凹溝の
内部に嵌着固定するようにしたことを特徴とする請求項
２記載の車内装部品のライニング基板に対する表皮材の
部分的被着方法。 - 【請求項４】 上記表皮材の端末を溶着バーで凹溝の内
部に溶着固定するようにしたことを特徴とする請求項２
記載の車内装部品のライニング基板に対する表皮材の部
分的被着方法。 - 【請求項５】 遮蔽板を表皮材の側面と相対する溶着バ
ーの側部面に備え、表皮材の端末を凹溝の溝底面にのみ
溶着するようにしたことを特徴とする請求項４記載の車
内装部品のライニング基板に対する表皮材の部分的被着
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34033394A JPH08183090A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 車内装部品のライニング基板に対する表皮材の部分的被着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34033394A JPH08183090A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 車内装部品のライニング基板に対する表皮材の部分的被着方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08183090A true JPH08183090A (ja) | 1996-07-16 |
Family
ID=18335941
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34033394A Pending JPH08183090A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 車内装部品のライニング基板に対する表皮材の部分的被着方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08183090A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015019712A1 (ja) * | 2013-08-05 | 2015-02-12 | 布施真空株式会社 | 加飾フィルムの部分オーバーレイによる部分真空成形方法 |
| CN108724687A (zh) * | 2018-06-11 | 2018-11-02 | 滁州市锴模装备模具制造有限公司 | 一种冰箱内胆真空成型模具 |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP34033394A patent/JPH08183090A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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