JP2533341B2 - 自動車用内装材の製造方法 - Google Patents

自動車用内装材の製造方法

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JP2533341B2 JP30947987A JP30947987A JP2533341B2 JP 2533341 B2 JP2533341 B2 JP 2533341B2 JP 30947987 A JP30947987 A JP 30947987A JP 30947987 A JP30947987 A JP 30947987A JP 2533341 B2 JP2533341 B2 JP 2533341B2
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好正 岡田
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TS Tech Co Ltd
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Tokyo Sheet Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、内装材の製造方法に係り、特にドアライニ
グ等で代表される自動車用内装材の製造方法に関する。
[従来の技術] 従来から第1D図で示すようなドアラニングで代表され
る自動車用内装材Sは、デザイン上の要請等から布地31
等を貼着した領域を設けている。この布地領域の部分に
ついては、第3図で示すように、爪32が形成された鉄板
プレート33の、爪32と反対側の面に、ウレタン等の樹脂
34を載置して布材35で被覆したものを形成しておき、ド
アの基材36に形成された孔37に、前記爪32を係合して取
付ける技術があった。
また第4図で示すように、基材46の上に、PPフォーム
47とPVCシート48をラミネートしたものを接合して基材4
6と一体に形成し、その上に両面テープ等を所定位置に
介在させて、布材45を載置し、高周波ウエルダー等によ
って布材の周縁を溶着していた。
さらに第5図で示すように、基材56に布材55をプレス
等によって貼着してから、この上全面にPVCシート等の
表面材58を配置して、高周波ウエルダーで溶着すると共
に、布材55が露見するように中央部を切除して形成する
ことも行なわれていた。
[発明が解決しようとする問題点] 上記第3図で示す従来技術によれば、布材35と、ウレ
タン・プレート34,33間に接着工程や、プレート33の爪3
2を折り曲げる工程があり、また部品点数が多く製造工
程が多いという問題がある。
また上記第4図で示す従来技術によれば、布材45とPV
Cシート48間を接着するための両面テープを貼着する工
程、或いは布材45とPVCシート48との接着工程があり、
さらにこの布材45を配置するためのズレの許容範囲は高
周波ウエルダーの電極バーとの関係から0.5mm前後であ
るため、位置決めが困難であるという問題がある。
さらに上記第5図で示す従来技術によれば、先に基材
56へ布材55をプレス等によって接合する接着工程の外
に、基材56に布材55を付けた後で成形すると、成形工程
における布材表面の汚れと共にPVC表皮の成形温度が130
゜乃至140゜である為、布材55の毛足が長いと、毛倒れ
が生じてしまい、外観において問題がある。さらに、布
材の配設におけるズレの許容範囲が狭いという問題があ
る。
本発明の目的は、上記各問題点を解決し、布地貼りの
自動化を図ることができ、作業工程数を低減できる自動
車用内装材の製造方法を提供することにある。
[問題点を解決する手段] 本発明は上記問題点を解決するためになされたもので
あり、本発明の自動車用内装材の製造方法は、布地領域
を有する表面材と基材とを接合した自動車用内装材であ
って、前記表面材は溶着可能な表皮材と溶着可能な裏を
有する布地とを前記布地領域の縁部で溶着加工によって
一体とする工程と、該工程によって形成された表面材と
前記基材とを接合する工程と、該工程によって基材と表
面材が一体となった表面材の前記布地領域部分の前記表
皮材を切除する工程と、からなる構成とする。
[作用] したがって、表面材が溶着可能な表皮材と溶着可能な
裏を有する布地とからなるので、基材との接合におい
て、布地の裏側と基材とが接着するので接着工程が不要
となる。また布地領域の縁部で予め表面材の表皮材と布
地を溶着加工によって一体とするので、縁部以外の布地
と表皮材は接合されていないこととなり、後工程によっ
て、縁部以外の中央部の表皮材を切除できる。さらに基
材と表面材が一体となった後で、表面材の布地領域部分
を表皮材を切除するので、布地の汚れを防止できると共
に、表面材の布地と表皮材との溶着範囲が予め限定され
ていないので、ズレの許容範囲を大きくすることが可能
となる。
[実施例] 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。な
お以下に説明する部材,配置等は本発明を限定するもの
ではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することが
できるものである。
表面材1は、表皮材2と布地3とからなり、第1A図で
示すように、本例の表皮材2は、PVCシート2aとクッシ
ョン材2bを積層したものを用いており、予め成形されて
所定形状となっていて、クッション材2bは高周波ウエル
ダー加工が可能な材質からなっている。このような表皮
材2は、PVCシート2a及びクッション材2bが共に高周波
ウエルダーによる溶着が可能なものとなっているもので
ある。また本例の布地3は、布層3aと高周波ウエルダー
が可能なフォーム材3bとPVCフィルム材3cとをラミネー
トしたものを用いている。そして表皮材2のクッション
材2bと布層3aとを当接して、第1A図で示すような高周波
ウエルダーの電極バー5によって接合する。このとき本
例においては、布層3aとクッション材2bの溶着範囲に両
面テープ或いは接着材等を介在させる。このような高周
波ウエルダーが可能なフォーム材3bと、クッション材2b
との間に布層3aが挾持されて、布地領域の周縁が溶着さ
れる。本例で用いられる高周波ウエルダーの電極バー5
は、幅2〜3mmであり、第1C図で示すように、内側には
剥ぎとり刃5aが0.5mmの幅及び深さで形成されているも
のである。この高周波ウエルダーによる溶着のときに、
電極バー5の剥ぎとり刃5aで、第1A図で示すように溶着
され、表皮材1が布地領域の周縁の内側で予め切られた
状態となっている。
なおPVCフィルム3cは0.1mm程度の厚さであって、ウエ
ルダ溶着による強度の向上と、後述する基材4の硬質ウ
レタンが布層3aに浸み出すのを防止するものである。
このようにして表皮材2と布地3が一体となった表面
材1を、基材4と一体に接合する。
本例の基材4としてはガラス材を含んだ硬質ウレタン
基材であり、基材4と表面材1との一体形成は、図示し
ない上下分割の発泡型を用いて、下型に表面材1を装着
し、その上から基材4となる硬質発泡ウレタンを注入し
て型締めして発泡させるものである。このとき下型で表
面材1を真空引きすることによって、表面材1の装着
を、より確実にすることができ、形状を明確にすること
ができる。
そして、高周波ウエルダーによる溶着のときに、電極
バー5に形成された剥ぎとり刃5aで予め切られている布
層3aを覆う表皮材1の部分を除去する。このように基材
4と一体にした後で、表皮材1を剥ぎとるのは、基材4
の発泡成形工程によって、布層3aが汚れるのを防止する
ためである。
第2図は本発明の第2実施例を示すものであり、本例
では、内装材の面が逆R状になっている場合を示すもの
である。なお本例において、上記実施例と同一部材等に
は同一符号を付してその説明を省略する。
このように本発明は、表面材2を予め成形しており、
布層3aの裏にウエルダーフォーム3bが形成されているの
で布層3aに形状を保持させることができると共に、後加
工による熱の影響を受けないため、第2図のような基材
24の形状がR状(つまり凹部)となっている内装材24に
おいても製造が可能となるだけでなく、布層3aの表面に
シワ等が生じることがない。
なお上記実施例では表面材と基材とを基材の発泡成形
によって一体としているが、スタッピング成形等によっ
て一体とすることもできるものである。
[発明の効果] 本発明の自動車用内装材の製造方法によれば、布地の
汚れを防止できて製造工程数を低減でき、布地の配置位
置のズレ許容範囲を拡大でき、布貼りの自動化を図るこ
とができると共に製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示し、第1A図は表面材の
製造を示す第1D図のI−I線による要部断面説明図、第
1B図は内装材を示す第1D図のI−I線による要部断面説
明図、第1C図は高周波ウエルダーの電極バーを示す部分
説明図、第2図は第2実施例を示す要部断面説明図であ
り、第3図乃至第5図は従来例を示す第1B図に相当する
要部断面説明図である。 1……表面材、2……表皮材、 2a……PVCシート、2b……クッション材、 3……布地、3a……布層、 3b……ウエルダーフォーム、 3c……PVCフィルム、4……基材、 5……電極バー、S……自動車用内装材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 9:00 B29L 9:00 31:58 31:58

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】布地領域を有する表面材と基材とを接合し
    た自動車用内装材であって、前記表面材は溶着可能な表
    皮材と溶着可能な裏を有する布地とを前記布地領域の縁
    部で溶着加工によって一体とする工程と、該工程によっ
    て形成された表面材と前記基材とを接合する工程と、該
    工程によって基材と表面材が一体となった表面材の前記
    布地領域部分の前記表皮材を切除する工程と、からなる
    ことを特徴とする自動車用内装材の製造方法。
  2. 【請求項2】前記表皮材はPVCシートと溶着が可能なク
    ッション材とを接合したものからなり、前記布地は布層
    と溶着可能なフォーム材とPVCフィルムとを積層したも
    のからなり、前記基材は硬質ウレタンからなることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の自動車用内装材の
    製造方法。
JP30947987A 1987-12-09 1987-12-09 自動車用内装材の製造方法 Expired - Lifetime JP2533341B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102897108A (zh) * 2012-09-20 2013-01-30 山东只楚民营科技园股份有限公司汽车内饰件分公司 一种乘用车复合内饰板及其生产方法

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