JPH08183089A - 車内装用ライニングの製造方法 - Google Patents

車内装用ライニングの製造方法

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JPH08183089A
JPH08183089A JP34033294A JP34033294A JPH08183089A JP H08183089 A JPH08183089 A JP H08183089A JP 34033294 A JP34033294 A JP 34033294A JP 34033294 A JP34033294 A JP 34033294A JP H08183089 A JPH08183089 A JP H08183089A
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JP
Japan
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skin material
lining
groove
manufacturing
bar
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JP34033294A
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English (en)
Inventor
Ryoichiro Takezawa
良一郎 竹沢
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TS Tech Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seat Co Ltd
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Publication date
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表装面を異にするアッパー側とロアー側とで
なる自動車用ドアライニングを能率よく低コストに製造
し、表皮材の端末処理と共に全体を美麗なものに仕上げ
る。 【構成】 アッパー側11,ロアー側12を一体に形成
し、板面には各部11,12を区分する凹溝13を設け
たライニング基板10を備え、表装面を異にする表皮材
14を少なくともアッパー側11の板面に真空成形型2
0で位置決め被着し、その表皮材14の面内部分を押込
みバーまたは溶着バー24でライニング基板10の凹溝
13に圧入すると同時に端末を凹溝13の内部で切断刃
26により縁取り裁断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アッパー側とロアー側
とを異なる表装面に形成する車内装用ライニングの製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用のドアライニングやサイドライ
ニングにおいては高級感を醸し出すべく、図5で示すよ
うにアッパー側1とロアー側2とを異なる表装面に形成
することが行なわれている。その車内装用ライニング
は、図6で示すようにアッパー側1をロアー側2と表皮
材3で異なる表装面に形成するようロアー側2と個別に
形成し、上下端縁を相対接させて両者をタッピング締め
或いは溶着固定で一体に組み付けることにより製造され
ている。
【0003】然し、アッパー側,ロアー側の各部1,2
を別体に形成し、両者を一体に組み立てるのでは製造工
程が多くて生産性に劣り、また、組立てにも手間が掛っ
てコスト高なものになるところから好ましくない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、生産性を向
上できてコストダウンを図れ、また、表皮材の端末仕上
げも美麗なものにできる車内装用ライニングの製造方法
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
車内装用ライニングの製造方法においては、アッパー側
とロアー側とを区分する凹溝を板面に設けて全体を一体
に形成したライニング基板を備え、そのライニング基板
のアッパー側,ロアー側を異なる表装面に形成する表皮
材を凹溝で区分けした少なくとも片側の板面に被着し、
且つ、この表皮材の端末を該凹溝の内部に圧入固定する
ようにされている。
【0006】本発明の請求項2に係る車内装用ライニン
グの製造方法においては、ライニング基板を真空成形型
の型面に組付け載置し、表皮材を凹溝で区分した少なく
とも片側の板面に真空引き接着し、且つ、その表皮材の
面部分を押込みバーまたは溶着バーで凹溝の内部に圧入
すると同時に、該表皮材の端末を押込みバーまたは溶着
バーに装備した切断刃で縁取り裁断するようにされてい
る。
【0007】本発明の請求項3に係る車内装用ライニン
グの製造方法においては、表皮材の端末を押込みバーで
凹溝の内部に嵌着固定するようにされている。
【0008】本発明の請求項4に係る車内装用ライニン
グの製造方法においては、表皮材の端末を溶着バーで凹
溝の内部に溶着固定するようにされている。
【0009】本発明の請求項5に係る車内装用ライニン
グの製造方法においては、遮蔽板を表皮材の側面と相対
する溶着バーの側部面に備え、表皮材の端末を凹溝の溝
底面のみに溶着するようにされている。
【0010】
【作用】本発明の請求項1に係る車内装用ライニングの
製造方法では、アッパー側とロアー側とを連続させて全
体を一体に形成し、そのアッパー側とロアー側と凹溝で
を区分し、高級感のある表皮材を少なくとも凹溝で区分
したアッパー側,ロアー側の片側面を被着することから
低コストなものに製造できるばかりでなく、表皮材の端
末を凹溝の内部に圧入固定することから端末処理を含め
て全体を美麗なものに仕上げることができる。
【0011】本発明の請求項2に係る車内装用ライニン
グの製造方法では、真空成形型を表皮材の被着に適用す
ることにより表皮材を片側の板面に位置決めさせて真空
引き接着でき、その真空成形型をベースとして表皮材の
端末処理も同時に行うことから、少ない工数で製造でき
て組立てにも手間が掛らない。また、表皮材を端末処理
するには表皮材を押込みバーまたは溶着バーで凹溝の溝
内に圧入すると同時に、端末を切断刃で縁取り裁断する
から美麗に端末仕上げできて生産性をより向上できる。
【0012】本発明の請求項3に係る車内装用ライニン
グの製造方法では、表皮材の縁取り裁断した端末を押込
みバーで凹溝の内部に単に圧入させて嵌着固定すること
から極めて能率よく端末処理することができる。
【0013】本発明の請求項4に係る車内装用ライニン
グの製造方法では、表皮材の縁取り裁断した端末を溶着
バーで凹溝の内部に溶着固定することから、その端末を
強固に接着処理することができる。
【0014】本発明の請求項5に係る車内装用ライニン
グの製造方法では、表皮材の端末を遮蔽板で凹溝の溝内
側面より溝縁寄りまで溶融しないようにできるから、表
皮材の溝縁部分も美麗に仕上げることができる。
【0015】
【実施例】以下、図1〜4を参照して説明すれば、図1
は自動車用ドアライニングのベースとなるライニング基
板10を示す。このライニング基板10はアッパー側1
1とロアー側12とからなり、両者を連続させて全体が
一体に形成されている。そのライニング基板10は、ポ
リプロピレン樹脂或いはABS樹脂等でインジェクショ
ン成形できる。また、このインジェクション成形の際に
はアッパー側11とロアー側12とを区分する凹溝13
を板面の前後方向に向けてほぼ直線状に同時成形する。
【0016】そのライニング基板10にはアッパー側1
1,ロアー側12の表装面を異にするべく、図2で示す
ように表皮材14を少なくともアッパー側11の板面に
被着する。この表皮材14としては、ポリ塩化ビニルと
ポリプロピレンフォーム(PPF)との積層材,熱可塑
性エラストマーとPPFとの積層材或いは発泡ポリ塩化
ビニルシート等を用いるようにできる。また、表面には
高級感を醸し出すようシボや紫地等の模様を付けたもの
を用いることができる。
【0017】その表皮材14を被着するには、図2で示
すように真空成形型20を適用する。この真空成形型2
0には、ライニング基板10を少なくともアッパー側1
1で載置するコア面20aとライニング基板10の凹溝
13による凸部を嵌め合せる凹溝20bとが設けられて
いる。また、真空成形型20の型内には真空引きホース
等の真空引き機構(図示せず)が装備されている。その
真空成形型20を適用することからコア面20aと共
に、アッパー側11には真空引き穴15…が板面に点在
させて設けられている。
【0018】真空成形型20には、表皮材14の端部を
挟持することによりXY方向に移動可能なクランプ2
1,22と、昇降動可能な上型23が上方に備えられて
いる。上型23には、表皮材14の面内部分をライニン
グ基板10の凹溝13に圧入する押込みバーまたは溶着
バー24と、表皮材14の外周端側を押込み支持する押
圧バー25とが下方に向けて装備されている。その各バ
ー24,25の下端側には、45°〜60°程度の刃先
を有する切断刃26,27が夫々備え付けられている。
この切断刃26,27は各バー24,25と一体に形成
し、或いは別体に形成したものを各バー24,25の側
面に備え付けることもできる。その切断刃26に対応
し、真空成形型20には鉄板等の受けプレート28が凹
溝20bの底面を形成するよう装備されている。
【0019】その真空成形型20には、ライニング基板
10を少なくともアッパー側でコア面に組み合せて載置
する。表皮材14としては接着剤を予め塗布したものを
用い、端部をクランプ21,22で挟持することにより
接着剤を加熱軟化させてアッパー側11の板面上に組付
け載置する。この後に、真空成形型20の真空引き機構
を作動すると共に、上型23を下降動する。
【0020】その上型23が下降動すると、押込みバー
または溶着バー24が表皮材14をの面内部分をライニ
ング基板10の凹溝13に圧入すると共に、押圧バー2
5が表皮材14の外周縁寄りを押込み支持する。この表
皮材14は、真空圧でアッパー側11の板面に圧接する
ことにより予め塗布した接着剤で接着固定される。それ
と共に、表皮材14の面内部分が凹溝13の内部で切断
刃26により縁取り裁断され、また、外周回りが切断刃
27で縁取り裁断される。
【0021】このようにすると、アッパー側11,ロア
ー側12を含めてライニング基板10を全体的に一体に
形成し、表皮材14をアッパー側11の板面に位置決め
させて被着し、それと同時に表皮材14の端末処理も行
うことにより生産性を著しく向上することができる。こ
の表皮材14の端末は、ライニング基板10の凹溝13
に圧入固定することにより表装面に露出しないから美麗
に端末仕上げすることができる。その表皮材14の端末
は、単なる押込みバーで凹溝13の内部に圧入しても凹
溝13の内部に嵌着固定することができる。また、ウェ
ルダー溶着バーを用いることから表皮材14の端末を溶
着固定すれば強固に接着処理することができる。
【0022】上述したウェルダー溶着バーを用いる場合
には、図4で示すようにベークライト等の高周波遮蔽板
29を表皮材14と相対する側部面に備え付けるとよ
い。その遮蔽板29では表皮材14の端末を凹溝13の
内底面のみに溶着固定し、高周波を溝側面の表皮部分に
作用しないよう遮断することができる。このため、表皮
材14は該表皮部分が溶融しないから溝縁部分も美麗に
形成することができる。
【0023】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係る車内装用ライ
ニングの製造方法に依れば、表装面を異にするアッパー
側,ロアー側を含めて全体を極めて能率よく安価に製造
できると共に、表皮材の端末仕上げと共に全体を美麗な
ものに形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る方法で用いる車内装用ライニング
のライニング基板を表面側から示す説明図である。
【図2】本発明に係る方法で用いる真空成形型を示す説
明図である。
【図3】本発明の方法による車内装用ライニングの凹溝
周辺を部分的に拡大させて示す説明図である。
【図4】本発明の遮蔽板を備えた方法による車内装用ラ
イニングの凹溝周辺を部分的に拡大させて示す説明図で
ある。
【図5】一般例に係る自動車用ドアライニングを表面側
より示す説明図である。
【図6】従来例に係る自動車用ドアライニングの製造方
法を示す説明図である。
【符号の説明】
10 ライニング基板 11 アッパー側 12 ロアー側 13 凹溝 14 表皮材 20 真空成形型 24 押込みバーまたは溶着バー 26 切断刃 29 遮蔽板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アッパー側とロアー側とを区分する凹溝
    を板面に設けて全体を一体に形成したライニング基板を
    備え、そのライニング基板のアッパー側,ロアー側を異
    なる表装面に形成する表皮材を凹溝で区分けした少なく
    とも片側の板面に被着し、且つ、この表皮材の端末を該
    凹溝の内部に圧入固定するようにしたことを特徴とする
    車内装用ドアライニングの製造方法。
  2. 【請求項2】 上記ライニング基板を真空成形型の型面
    に組付け載置し、表皮材を凹溝で区分した少なくとも片
    側の板面に真空引き接着し、且つ、その表皮材の面内部
    分を押込みバーまたは溶着バーで凹溝の内部に圧入する
    と同時に、該表皮材の端末を押込みバーまたは溶着バー
    に装備した切断刃で縁取り裁断するようにしたことを特
    徴とする請求項1記載の車内装用ライニングの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 上記表皮材の端末を押込みバーで凹溝の
    内部に嵌着固定するようにしたことを特徴とする請求項
    2記載の車内装用ライニングの製造方法。
  4. 【請求項4】 上記表皮材の端末を溶着バーで凹溝の内
    部に溶着固定するようにしたことを特徴とする請求項2
    記載の車内装用ライニングの製造方法。
  5. 【請求項5】 遮蔽板を表皮材の側面と相対する溶着バ
    ーの側部面に備え、表皮材の端末を凹溝の溝底面のみに
    溶着するようにしたことを特徴とする請求項4記載の車
    内装用ライニングの製造方法。
JP34033294A 1994-12-28 1994-12-28 車内装用ライニングの製造方法 Pending JPH08183089A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7644969B2 (en) 2007-04-23 2010-01-12 Honda Motor Co., Ltd. Cover for interior trim component and method of assembling same
CN103009771A (zh) * 2012-12-27 2013-04-03 青岛双林汽车部件有限公司 门板包覆剪切机
JP2016083841A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 河西工業株式会社 フィルム被覆形成装置
JP2021049693A (ja) * 2019-09-24 2021-04-01 豊田合成株式会社 フィルム付部品の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103009771A (zh) * 2012-12-27 2013-04-03 青岛双林汽车部件有限公司 门板包覆剪切机
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