JP2000158462A - 自動車用内装品の表皮及びその製造方法 - Google Patents

自動車用内装品の表皮及びその製造方法

Info

Publication number
JP2000158462A
JP2000158462A JP33272998A JP33272998A JP2000158462A JP 2000158462 A JP2000158462 A JP 2000158462A JP 33272998 A JP33272998 A JP 33272998A JP 33272998 A JP33272998 A JP 33272998A JP 2000158462 A JP2000158462 A JP 2000158462A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
partial
general
skin material
epidermis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP33272998A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Kawakubo
靖 川久保
Hidehiro Uno
秀広 宇野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority to JP33272998A priority Critical patent/JP2000158462A/ja
Publication of JP2000158462A publication Critical patent/JP2000158462A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストに表皮を加飾することができ、表皮
と加飾部との一体感が得られる自動車用内装品の表皮及
びその製造方法を提供する。 【解決手段】 インストルメントパネル1の表皮10を
製造するに際し、加飾シート14を、スラッシュ成形の
成形型30における所定箇所に配置させて、一般表皮部
12をスラッシュ成形することにより、該一般表皮部1
2を形成するとともに、加飾シート14を一般表皮部1
2に一体に接合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用内装品の
表皮及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、インストルメントパネルやドアト
リム等の自動車の内装品においては、商品性向上のニー
ズとして、その表皮に木目調やカーボン調等の加飾をす
ることが求められている。
【0003】従来、このような加飾は、成形された内装
品の表面に加飾シートを接着剤で貼付することにより施
されている。
【0004】また、図7に示すように、比較的硬質の基
材101と、比較的軟質の表皮102との間に発泡体1
03を充填してなるインストルメントパネル100にお
いては、表面が木目調の加飾パネル104を別部材とし
て用意し、これをインストルメントパネル100に設け
られた凹部105に配して、クリップ等の固定部材10
6で基材101に固定する場合もある。
【0005】また、インストルメントパネルにおいて
は、射出成形型に加飾フィルムを貼っておいて樹脂を射
出成形するインモールド成形により、表面に木目調の加
飾を施すこともなされている。
【0006】また、図8に示すように、表皮111の裏
面に樹脂体112を積層一体化してなるドアトリム11
0において、成形型に、裏面にホットメルト層113を
備える加飾シート114を配置するとともに、これを覆
うように予め成形された表皮111を配置して、成形型
内に樹脂原料を注入することにより、表皮111と樹脂
体112を積層一体化するとともに、樹脂原料の熱でホ
ットメルト層113を溶融させて表皮111と加飾シー
ト114を一体化する場合もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、成形さ
れた内装品の表面に加飾シートを接着剤で貼付する方法
や、別部材の加飾パネルをインストルメントパネルに固
定する方法では、製造工数が多く、また、表皮と加飾部
との一体感が得にくいという問題がある。また、インモ
ールド成形ではコストが高い。さらに、表皮と樹脂体を
積層一体化する際に加飾シートを表皮に一体化させる方
法では、当該積層一体化の際に表皮と加飾シートとの正
確な位置合せが必要である。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑み、製造が容易
でコストが低減でき、しかも、表皮と加飾部との一体感
に優れる自動車用内装品の表皮及びその製造方法を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車用内装品
の表皮は、表皮の一部が一般表皮部とは別の部分表皮材
で構成されている自動車用内装品の表皮であって、前記
一般表皮部がスラッシュ成形よりなり、前記部分表皮材
が、前記一般表皮部をスラッシュ成形することで当該一
般表皮部と一体に接合されていることを特徴とする。
【0010】本発明の自動車用内装品の表皮の製造方法
は、表皮の一部が一般表皮部とは別の部分表皮材で構成
されている自動車用内装品の表皮の製造方法であって、
前記部分表皮材を、スラッシュ成形の成形型面における
所定箇所に配置させて、前記一般表皮部をスラッシュ成
形することにより、該一般表皮部を形成するとともに前
記部分表皮材を前記一般表皮部に一体に接合させること
を特徴とする。
【0011】本発明によれば、スラッシュ成形により、
一般表皮部を形成するとともに、加飾シート等の部分表
皮材を当該一般表皮部と一体に接合することができるの
で、製造工数の大幅な増加を伴なうことなく表皮を加飾
することができる。従って、上記従来の方法に比べて、
製造コストが低減される。また、一般表皮部と部分表皮
材との一体感が得やすい。さらに、この表皮を用いて、
その裏面に発泡体や基材などを積層一体化するだけで、
加飾された自動車用内装品を得ることができるので、当
該積層一体化の際における加飾シートと表皮との位置合
せも不要であり、製造が容易である。
【0012】上記においては、スラッシュ成形の際の熱
で部分表皮材の表面状態が変化することを防止するた
め、部分表皮材の表面にフッ素加工が施されていること
が好適である。
【0013】また、部分表皮材と一般表皮部との接着性
を高めるため、部分表皮材が一般表皮部と同一の樹脂に
より形成されている場合がある。
【0014】また、部分表皮材の裏面に凹凸模様を付す
ることによって、スラッシュ成形時に、アンカー効果に
より部分表皮材の裏面に樹脂原料を付着しやすくして、
部分表皮材と一般表皮部との接着性を高めてもよい。
【0015】さらに、部分表皮材と一般表皮部との接着
性を高めるため、部分表皮材の裏面に接着剤が塗布され
ている場合がある。
【0016】また、上記においては、前記部分表皮材の
端末部が裏面側に突出する屈曲形状とされ、スラッシュ
成形の成形型にこの端末部の外側面を支持して部分表皮
材の位置決めを行なう係止凸部が設けられており、前記
一般表皮部をスラッシュ成形することにより、前記部分
表皮材の端末部の外側に、上記係止凸部に沿って凹状に
陥没する凹溝部を設け、表皮の裏面に内装材の基体を一
体化させる際に、この凹溝部を弾力変形させて上記端末
部の外側面とこれに相対する溝壁面とを当接させた状態
に形成する場合がある。
【0017】これにより、スラッシュ成形において、部
分表皮材の位置決めを容易かつ正確に行なうことができ
るとともに、得られた内装品の表皮においては、部分表
皮材と一般表皮部との境界に凹状に陥没する部分が極小
化されるので、外観に優れる。
【0018】また、上記において、部分表皮材で構成さ
れる表皮の前記一部は、表皮表面の5〜50%であるこ
とが好ましく、より好ましくは、表皮表面の20〜30
%とすることである。
【0019】また、上記部分表皮材の配設部位は、日光
の照射熱による劣化を低減するために、車室内において
日光が垂直に照射されない非直射面に設定されているこ
とが好適である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0021】図1は本発明の1実施形態に係る自動車用
内装品であるインストルメントパネル1の断面図、図2
は該インストルメントパネル1の斜視図、図3はその表
皮10の製造工程の断面図、図4はインストルメントパ
ネル1の成形工程を示す断面図である。
【0022】図2に示すように、本実施形態は、インス
トルメントパネル1の表皮10の一部に部分表皮材とし
て加飾シート14を配設してインストルメントパネル1
の表面を装飾する場合である。
【0023】図1に示すように、インストルメントパネ
ル1は、ポリプロピレン(PP)やアクリロニトリル・
ブタジエン・スチレン樹脂(ABS)等よりなる比較的
硬質の基材2と、比較的軟質の表皮10との間に、発泡
ウレタン等の発泡体3を発泡一体化してなる。従って、
表皮10は発泡体3を覆って形成されている。
【0024】表皮10の一般部をなす一般表皮部12
は、スラッシュ成形により形成されており、詳細には、
本実施形態では、ポリ塩化ビニル(PVC)や、オレフ
ィン系、スチレン系若しくはウレタン系等の熱可塑性エ
ラストマー(TPE)等のパウダーを用いるパウダース
ラッシュ成形により形成されている。
【0025】加飾シート14は、表皮10に装飾を施す
ためのシートであり、一般表皮部12とは別に形成さ
れ、一般表皮部12をスラッシュ成形することで当該一
般表皮部12と一体に接合されている。かかる加飾シー
ト14としては、一般表皮部12とは色彩の異なるシー
トや、表面に木目調やカーボン調の模様が施されたシー
トなどが挙げられ、その材質としては、PVC、TPE
等が挙げられる。なお、加飾シート14の厚みとして
は、例として0.8mm程度とすることができる。
【0026】加飾シート14が表皮10表面の全体に占
める割合は、本実施形態では、約25%に設定されてい
る。また、図1に示すように、加飾シート14の配設部
位は、インストルメントパネル1の上面において略水平
に配されて不図示のウインドシールドから日光が垂直に
照射される直射面Aではなく、当該略水平な直射面Aか
ら下方に湾曲しながら延びており、ウインドシールドか
ら日光が斜めに照射される非直射面Bに設定されてい
る。
【0027】ここで、加飾シート14の表面には、スラ
ッシュ成形時における熱対策してフッ素加工、即ち、フ
ッ素樹脂がコートされている。
【0028】また、加飾シート14と一般表皮部12と
の接着性を向上するために、加飾シート14の裏面に
は、エンボス加工により細い凹凸模様が形成され、ま
た、接着剤が塗布されている。
【0029】なお、かかる接着性向上の観点からは、加
飾シート14が一般表皮部12と同一の樹脂により形成
されていることが好ましい。例えば、一般表皮部12が
オレフィン系TPEよりなる場合、加飾シート14もオ
レフィン系TPEで形成しておくことが好適である。
【0030】次に、図3を参照して、表皮10の製造方
法について説明する。
【0031】スラッシュ成形の成形型30を加熱した状
態で、図3(a)に示すように、該成形型30における
所定箇所に、ポンプ36により真空引きして、加飾シー
ト14をセットする。加飾シート14を成形型30にセ
ットしてから成形型30を加熱してもよい。
【0032】そして、図3(b)に示すように、一般表
皮部12の原料となるパウダー34を入れたパウダーボ
ックス32を上昇させて、図3(c)に示すように、成
形型30に装着した状態で回転させる。これにより、図
3(d)に示すように、パウダー34を成形型30の熱
で型面に所定量溶着させる。その際、加飾シート14が
セットされた部分においては、成形型30の熱により加
飾シート14が加熱されて、その熱により加飾シート1
4の裏面にパウダーが付着する。また、加飾シート14
の裏面には凹凸模様が付与され、接着剤が塗布されてい
ることからも、加飾シート14の裏面には、一般表皮部
12との接着性を確保するのに十分な量のパウダー34
が付着する。
【0033】その後、パウダーボックス32を下降させ
て成形型30から外し、成形型30を冷却した後、図3
(e)に示すように、成形された表皮10を脱型する。
【0034】これにより、スラッシュ成形より一般表皮
部12が形成されるとともに、加飾シート14が一般表
皮部12と一体に接合される。なお、本実施形態では、
図1にも示されているように、加飾シート14は、その
裏面の全面において一般表皮部12の表面に接着一体化
されている、即ち、加飾シート14の裏面にはその全域
にスラッシュ成形による一般表皮部12が形成されてい
るが、本発明においては、加飾シート14と一般表皮部
12との接合が十分に確保されていればよく、少なくと
も加飾シート14の端末部16の裏面に上記一般表皮部
12が形成されていればよい。
【0035】このようにして得られた表皮10は、図4
に示すように、成形型40の下型42にセットし、別に
成形した基材2を上型44にセットして、その間に発泡
原料4を注入して発泡成形することにより、表皮10、
発泡体3及び基材2が積層一体化されたインストルメン
トパネル1が得られる。
【0036】図5は、加飾シート14の端末部16の構
成を示した断面図である。図5(a)に示すように、加
飾シート14の周縁部である端末部16は、裏面側に突
出する屈曲形状とされている。また、スラッシュ成形の
成形型30には、この端末部16の外側面を支持して、
加飾シート14の成形型30面における位置決めを行な
う突条の係止凸部36が設けられている。この係止凸部
36の高さは、加飾シート14の端末部16の高さより
も高く設定されている。
【0037】スラッシュ成形を行なう際には、この係止
凸部36の内側に加飾シート14を嵌込むようにして、
加飾シート14を成形型30の所定箇所にセットする。
そして、スラッシュ成形を行なうと、図示するように、
加飾シート14の外側に、係止凸部36の凸形状に沿っ
て裏面側に陥没する凹溝部18が形成される。即ち、加
飾シート14の裏面から外側に向って連続する一般表皮
部12は、加飾シート14の端末部16の外周に空間部
を確保するように、裏面側に凹状に陥没して形成されて
いる。なお、符号20は、加飾シート14の裏面に塗布
された接着剤を示している。
【0038】このようにして得られた表皮10の裏面に
発泡体3を成形する際には、図5(b)に示すように、
凹溝部18を潰すように圧縮方向に弾力変形させて、端
末部16の外側面とこれに相対する溝壁面とを当接させ
た状態にて、成形型40にセットする。この状態で発泡
体3を成形することにより、加飾シート14の端末部1
6とその外周の一般表皮部12とが密着した状態で成形
される。従って、加飾シート14と一般表皮部12との
境界に凹状に陥没する部分が極小化され、見栄えが良
い。また、スラッシュ成形時においては、加飾シート1
4の成形型30における位置決めを容易かつ正確に行な
うことができる。
【0039】上記の加飾シート14の端末部16が裏面
側に屈曲している場合のように、加飾シート14の形状
が複雑である場合、スラッシュ成形の成形型30にセッ
トする前に、加飾シート14を真空成形等により予備成
形してもよい。真空成形は、図6(a)に示すように、
シート14aの縁部を支持具50で固定してヒータ52
により加熱した状態で、図6(b)に示すように、当該
シート14aを型54に密着させて真空に吸引し付形す
る。付形後、図6(c)に示すように、シート14aを
型54から離型して、所定のカット56を行なえばよ
い。なお、加飾シート14が複雑な形状でない場合、か
かる予備成形をすることなく、そのままスラッシュ成形
工程に投入してもよい。
【0040】本実施形態によれば、スラッシュ成形によ
り、一般表皮部12を形成するとともに、加飾シート1
4を当該一般表皮部12と一体に接合することができる
ので、製造工数の大幅な増加を伴なうことなく低コスト
にて表皮10を加飾することができる。また、一般表皮
部12と加飾シート14との一体感が得られる。さら
に、この加飾された表皮10を用いて、その裏面に発泡
体3と基材2を積層一体化するだけで、加飾されたイン
ストルメントパネル1を製造することができるので、当
該積層一体化の際における加飾シート14と表皮10と
の位置合せも不要であり、製造が容易である。
【0041】なお、上記スラッシュ成形に際し、その成
形型30の熱により加飾シート14の表面に、当該成形
型30の型面のシボを転写させてもよい。特に、加飾シ
ート14を一般表皮部12と異色としてインストルメン
トパネル1をツートンカラー化する場合には、加飾シー
ト14の表面に、スラッシュ成形時におけるシボ転写に
より、一般表皮部12と同様のシボを付与することが好
ましい。かかるシボ転写を良好に行なうために、加飾シ
ート14の材質は、一般表皮部12と同等の融点を有す
るものであることが好ましい。より好ましくは、同じ樹
脂を用いて、添加する着色剤のみ異色のものを用いるこ
とが好適である。
【0042】一方、木目調の加飾をする場合には、スラ
ッシュ成形時に型面のシボが転写されることは見栄えの
低下を来たすため、シボが転写されないように、加飾シ
ート14には一般表皮部12よりも十分に高融点のもの
を用いることが好適である。
【0043】なお、上記実施形態においては、部分表皮
材がインストルメントパネル1を加飾するための加飾シ
ート14の場合について説明したが、本発明において、
部分表皮材は加飾目的には限られず、例えば、インスト
ルメントパネルにおけるエアバッグの開裂部となる部分
の表皮を形成するため等、種々の目的に適用可能であ
る。
【0044】また、上記実施形態においては、表皮10
の裏面に発泡体3と基材2を一体成形する場合について
説明したが、本発明は、これに限定されるものではな
い。すなわち、表皮の裏面に発泡体のみを形成したもの
や、表皮の裏面に比較的硬質の樹脂製基材のみが形成さ
れている等、表皮の裏面に形成される内装品の基体につ
いては特に限定されない。
【0045】また、表皮10の成形方法は、パウダース
ラッシュ成形に限らず、ゾルをゲル化させる成形方法で
あるゾルスラッシュ成形でも同様に適用できる。
【0046】さらに、インストルメントパネルの表皮に
限定されることなく、ドアトリム等の種々の自動車用内
装品の表皮に適用することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一般表皮部をスラッシュ成形することにより、当該一般
表皮部を形成するとともに、加飾シート等の部分表皮材
を該一般表皮部と一体に接合することができるので、製
造工数の大幅な増加を伴なうことなく低コストに表皮を
加飾することができる。また、一般表皮部と部分表皮材
との一体感が得やすい。さらに、この表皮を用いて、そ
の裏面に発泡体や基材などを積層一体化するだけで、加
飾された自動車用内装品を得ることができるので、当該
積層一体化の際における加飾シートと表皮との位置合せ
も不要であり、製造が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態におけるインストルメント
パネルの断面図(図2のI−I線断面)である。
【図2】インストルメントパネルの斜視図である。
【図3】(a)〜(e)は、インストルメントパネルの
表皮の各製造工程を示す断面図である。
【図4】インストルメントパネルを成形している状態を
示す断面図である。
【図5】表皮の端末部の構成を示す断面図であり、
(a)はスラッシュ成形時、(b)はインストルメント
パネルでの状態を示している。
【図6】(a)〜(c)は、表皮における加飾シートの
予備成形工程を示す断面図である。
【図7】従来のインストルメントパネルの一部断面図で
ある。
【図8】従来のドアトリムの一部断面図である。
【符号の説明】
1……インストルメントパネル 2……基材 3……発泡体 10……表皮 12……一般表皮部 14……加飾シート(部分表皮材) 16……端末部 18……凹溝部 30……スラッシュ成形の成形型 36……係止凸部 B……非直射面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F205 AA03 AA13 AA15 AA16 AA31 AC04 AD05 AD24 AF01 AG01 AH25 AH26 GA13 GB01 GB16 GB20 GC04 GE02 GE21 GE27 GF01 GF05 GF23 GF30 GF37 GF46 GN01 GN13 GN29

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表皮の一部が一般表皮部とは別の部分表皮
    材で構成されている自動車用内装品の表皮であって、 前記一般表皮部がスラッシュ成形よりなり、 前記部分表皮材が、前記一般表皮部をスラッシュ成形す
    ることで当該一般表皮部と一体に接合されていることを
    特徴とする自動車用内装品の表皮。
  2. 【請求項2】前記部分表皮材の表面にフッ素加工が施さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の自動車用内装
    品の表皮。
  3. 【請求項3】前記部分表皮材が、前記一般表皮部と同一
    の樹脂により形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の自動車用内装品の表皮。
  4. 【請求項4】前記部分表皮材の裏面に凹凸模様が付され
    ていることを特徴とする請求項1記載の自動車用内装品
    の表皮。
  5. 【請求項5】前記部分表皮材の裏面に接着剤が塗布され
    ていることを特徴とする請求項1記載の自動車用内装品
    の表皮。
  6. 【請求項6】前記部分表皮材の端末部が裏面側に突出す
    る屈曲形状とされ、この端末部の外側に、前記スラッシ
    ュ成形によって裏面側に陥没する凹溝部が設けられ、 この凹溝部を弾力変形させて上記端末部の外側面とこれ
    に相対する溝壁面とを当接させた状態で、表皮の裏面に
    内装品の基体が一体化されていることを特徴とする請求
    項1記載の自動車用内装品の表皮。
  7. 【請求項7】表皮の前記一部が、表皮表面の5〜50%
    であることを特徴とする請求項1記載の自動車用内装品
    の表皮。
  8. 【請求項8】表皮の前記一部が、表皮表面の20〜30
    %であることを特徴とする請求項1記載の自動車用内装
    品の表皮。
  9. 【請求項9】前記部分表皮材が、車室内において日光が
    垂直に照射されない非直射面に配置されていることを特
    徴とする請求項1記載の自動車用内装品の表皮。
  10. 【請求項10】前記部分表皮材が、表皮を装飾するため
    の加飾シートであることを特徴とする請求項1記載の自
    動車用内装品の表皮。
  11. 【請求項11】表皮の一部が一般表皮部とは別の部分表
    皮材で構成されている自動車用内装品の表皮の製造方法
    であって、 前記部分表皮材を、スラッシュ成形の成形型面における
    所定箇所に配置させて、前記一般表皮部をスラッシュ成
    形することにより、該一般表皮部を形成するとともに前
    記部分表皮材を前記一般表皮部に一体に接合させること
    を特徴とする自動車用内装品の表皮の製造方法。
  12. 【請求項12】表面にフッ素加工が施された前記部分表
    皮材をスラッシュ成形の成形型内に配置することを特徴
    とする請求項11記載の表皮の製造方法。
  13. 【請求項13】前記部分表皮材を構成する樹脂と同一の
    樹脂を用いて前記一般表皮部をスラッシュ成形すること
    を特徴とする請求項11記載の表皮の製造方法。
  14. 【請求項14】裏面に凹凸模様が付された前記部分表皮
    材をスラッシュ成形の成形型内に配置することを特徴と
    する請求項11記載の表皮の製造方法。
  15. 【請求項15】前記部分表皮材の裏面に接着剤を塗布し
    て、スラッシュ成形の成形型内に配置することを特徴と
    する請求項11記載の表皮の製造方法。
  16. 【請求項16】前記部分表皮材の端末部が裏面側に突出
    する屈曲形状とされ、 スラッシュ成形の成形型にこの端末部の外側面を支持し
    て部分表皮材の位置決めを行なう係止凸部が設けられて
    おり、 前記一般表皮部をスラッシュ成形することにより、前記
    部分表皮材の端末部の外側に、上記係止凸部に沿って凹
    状に陥没する凹溝部を設け、 表皮の裏面に内装材の基体を一体化させる際に、この凹
    溝部を弾力変形させて上記端末部の外側面とこれに相対
    する溝壁面とを当接させた状態に形成することを特徴と
    する請求項11記載の表皮の製造方法。
  17. 【請求項17】表皮の前記一部が、表皮表面の5〜50
    %であることを特徴とする請求項11記載の表皮の製造
    方法。
  18. 【請求項18】表皮の前記一部が、表皮表面の20〜3
    0%であることを特徴とする請求項11記載の表皮の製
    造方法。
  19. 【請求項19】前記部分表皮材が、車室内において日光
    が垂直に照射されない非直射面に配置されることを特徴
    とする請求項11記載の表皮の製造方法。
  20. 【請求項20】前記部分表皮材が、表皮を装飾するため
    の加飾シートであることを特徴とする請求項11記載の
    表皮の製造方法。
JP33272998A 1998-11-24 1998-11-24 自動車用内装品の表皮及びその製造方法 Withdrawn JP2000158462A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33272998A JP2000158462A (ja) 1998-11-24 1998-11-24 自動車用内装品の表皮及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33272998A JP2000158462A (ja) 1998-11-24 1998-11-24 自動車用内装品の表皮及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000158462A true JP2000158462A (ja) 2000-06-13

Family

ID=18258219

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33272998A Withdrawn JP2000158462A (ja) 1998-11-24 1998-11-24 自動車用内装品の表皮及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000158462A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006110950A (ja) * 2004-10-18 2006-04-27 Shigeru Co Ltd 車両用内装品の固着方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006110950A (ja) * 2004-10-18 2006-04-27 Shigeru Co Ltd 車両用内装品の固着方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2901051B2 (ja) 積層成形体の成形方法
US5674445A (en) Process for manufacture of decorated panels for vehicle interiors
CN103358547B (zh) 用于具有装饰性附饰件的内饰板的模内压纹表皮层压
US5308137A (en) Sun visor for vehicles and method and apparatus for the manufacture thereof
GB2220879A (en) Method of producing laminated panels
US8297675B2 (en) Interior trim part for a passenger compartment of a vehicle, and method for producing an interior trim part
US20010019200A1 (en) Leather covering piece for a vehicle interior lining, a vehicle interior lining and a method for the production of a leather covering piece and of a vehicle interior lining
EP0343245A1 (en) Method of manufacturing decorative sheet-carrying laminated molding
JP2000158462A (ja) 自動車用内装品の表皮及びその製造方法
CA2224904A1 (en) Sun visor for vehicles
JP2803790B2 (ja) 自動車用内装部品の製造方法
JP2969045B2 (ja) 自動車用内装部品およびその製造方法
JPS629942A (ja) 内装材の製造方法
US20030170404A1 (en) Decorative component for use as a piece of trim of a vehicle
JP2962779B2 (ja) 表皮付き深絞り樹脂成形体の製造法
JPH05305685A (ja) 自動車用内装部品の製造方法
JP2962778B2 (ja) 表皮付き深絞り樹脂成形体の製造法
JPS61245384A (ja) 自動車用内装部品の製造方法
JPH0618722B2 (ja) 積層内装材の製造方法
JPH0669732B2 (ja) オーナメント付きドアトリムの成形方法
JPH10687A (ja) 装飾シートの圧着方法
JP2525973B2 (ja) 表皮材の真空貼着方法
JP3915206B2 (ja) 積層体の製造方法
JPS58581Y2 (ja) 段ボル製内張り
JP3119348B2 (ja) 自動車用内装部品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20050909

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070613