JPH11334541A - 平行払拭式ワイパ装置 - Google Patents

平行払拭式ワイパ装置

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JPH11334541A
JPH11334541A JP10139955A JP13995598A JPH11334541A JP H11334541 A JPH11334541 A JP H11334541A JP 10139955 A JP10139955 A JP 10139955A JP 13995598 A JP13995598 A JP 13995598A JP H11334541 A JPH11334541 A JP H11334541A
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JP
Japan
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wiper arm
wiping
guide
carrier
wiper
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Application number
JP10139955A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Amagasa
俊之 天笠
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Mitsuba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平行払拭式ワイパ装置に、ワイパアームを払
拭姿勢から格納姿勢に変姿させる変姿作動手段を設ける
にあたり、変姿作動手段を構成する駆動手段を払拭作動
手段を構成する電動モータと兼用できるように構成す
る。 【解決手段】 搬送体16と共にプーリ14、15の外
周を回転する駆動プレート17に作動ピン18を移動自
在に設ける一方、移動体5に、搬送体16の正回転では
作動ピン18の回転に干渉することなく、逆回転では作
動ピン18がワイパアーム7に設けられた揺動プレート
9のロック解除をすると共に揺動プレート9を揺動させ
るよう案内するガイド体6を設ける構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等に搭載さ
れ、特にリヤウインドウ等の窓面を平行方向に払拭する
平行払拭式ワイパ装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種ワイパ装置のなかには、
窓面に水平方向に配したガイドレールを、電動モータの
駆動力に基づく払拭作動手段を介して走行する移動体の
往復移動によって、移動体に基端部が支持されたワイパ
アームによる窓面の平行払拭がなされるように構成され
た平行払拭式のワイパ装置がある。このようなものにお
いて、ワイパアームは、移動体に起立状の払拭姿勢で支
持されて平行払拭作動を行うものであり、このため、ワ
イパ装置の不使用にワイパアームが起立したままである
と視界の邪魔になるという問題があり、そこで、ワイパ
アームを揺動させ窓面の下方に格納することが提唱され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、変姿作動手
段は、ワイパアームを移動体に揺動自在(回動自在)に
支持すると共に、ワイパアームの使用時には起立する払
拭姿勢とする一方で、不使用時には倒伏させて格納姿勢
に変姿させるため、ワイパアームを払拭姿勢−格納姿勢
とのあいだで揺動(回動)させるための駆動装置が別途
必要となる。つまり、ワイパアームを払拭作動させるた
めの電動モータとは別に、変姿作動手段の駆動装置とし
て専用の電動モータを備えて構成されることになる。こ
のため、ワイパ装置のコンパクト化が損なわれるばかり
でなく、組付け作業も煩雑となって問題があり、ここに
本発明が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、正逆回転駆動する電動モータ
と、窓面に水平方向に配したガイドレールと、該ガイド
レールの左右に設けられる一対の回転体と、これら回転
体に懸回され電動モータの正逆回転駆動を受けて正逆方
向に移動する搬送体と、該搬送体と連結され、搬送体の
正方向の移動に基づいて前記ガイドレール上を往復移動
する移動体と、基端部が移動体に揺動自在に支持され、
移動体の往復移動に伴い窓面を水平に払拭作動するワイ
パアームと、該ワイパアームを払拭姿勢にロックするロ
ック体と共に、ワイパアームを払拭姿勢と格納姿勢との
あいだを変姿させるための変姿作動手段とを備え、該変
姿作動手段は、ロック体のロック解除と共にワイパアー
ムの変姿揺動を、ワイパアームが所定位置に達した段階
での搬送体の逆方向への移動で行う構成とするものであ
る。そして、このようにすることにより、変姿作動のた
めの専用の電動モータを備える必要がなく、ワイパ装置
の軽量コンパクト化、構造の簡略化ができる。このもの
において、本発明のワイパアームが格納される所定位置
は、移動体の往復移動端の少なくとも一方の移動端位置
とし、ロック体のロック解除と共にワイパアームの変姿
揺動は、搬送体が回転他の外周に沿って逆方向に回転移
動することに基づいてなされるものとすることができ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
〜図7の図面に基づいて説明する。図面において、1は
自動車等のリヤウィンドウを払拭するワイパ装置のガイ
ドレールであって、該ガイドレール1は、窓面の下方に
位置して配される第一、第二、第三ガイドレール2、
3、4で構成され、上下に位置する第一、第三ガイドレ
ール2、4は先端部がローラ走行面2a、4aに形成さ
れ、中間に位置する第二ガイドレール3は第一、第三ガ
イドレール2、4よりも後方に位置して配され、左右方
向に長い長孔(スリット)3aが開設されたものとなっ
ており、左右端部位置に孔端部3b、3cが形成されて
いる。
【0006】5は前記ガイドレール1に移動自在に案内
される移動体であって、該移動体5は上下にそれぞれ一
対の計四個のローラ5aが軸承され、これらローラ5a
が前記第一、第三ガイドレール2、4のローラ走行面2
a、4aを走行するように設定されている。一方、移動
体5の後面(裏面)には、予め設定される外径に設定さ
れた略楕円形状のガイド体6が突出状に設けられるが、
該ガイド体6についての詳細は後述する。そして、この
ガイド体6の一側、本実施の形態では図2においてガイ
ド体6の左側部位には、移動体5とガイド体6とを貫通
する状態の貫通孔5b、6aが穿設されている。7は移
動体5に取付けられるワイパアームであって、該ワイパ
アーム7の基端部7aに一体的に取付けられるアームボ
ス軸8が、前記貫通孔5b、6aに回動自在に貫通支持
されている。これによって、ワイパアーム7はアームボ
ス軸8の回動に基づいて回動し、移動体に対して起立し
て窓面を平行に払拭する払拭姿勢と、該払拭姿勢から反
時計回り方向(本実施の形態の逆回転方向に相当する)
に揺動して窓面の下方に倒伏する格納姿勢とに揺動変姿
するように設定されている。
【0007】前記アームボス軸8の貫通孔5b、6aか
ら突出する後端部8aは、前記第二ガイドレール3のス
リット3aに、移動自在かつ前方向への抜け止めがなさ
れた状態で貫通状に遊嵌されており、後述するように電
動モータの駆動に基づいてアームボス8が移動体5と共
にスリット3a内の左右の孔端縁3b、3c位置(ワイ
パアーム7の左右の反転位置に相当する)とのあいだを
折返し反転移動(往復移動)することによって、ワイパ
アーム7の先端部に設けられるワイパブレード7bが窓
面を払拭する設定となっている。さらにアームボス軸8
には、ガイド体6後面に近接対向する状態で揺動プレー
ト9が取付けられており、アームボス軸8およびワイパ
アーム7と共に一体的に回動するように設定されてい
る。この揺動プレート9は後述する変姿作動手段を構成
するものであって、先端部に長溝状の案内溝9aが切欠
かれ、周回り方向に長短一対の脚部9b、9cが形成さ
れている。そして揺動プレート9は、図2に示すように
ワイパアーム7の前記払拭姿勢において、案内溝9aが
右下方向を向く傾斜姿勢(揺動プレート9の払拭姿勢)
になるように設定されている。
【0008】さらに、ガイド体6の後面には、前記貫通
孔6a、5bの右側に位置してガイド凹穴10が形成さ
れ、ガイド体6を左右の半部6b、6cに分割している
が、ガイド凹穴10は上下に長い第一凹穴10aと、該
第一凹穴10aの右側に隣接して形成される第二凹穴1
0bとで構成されている。一方、11は本発明のロック
体であって、該ロック体11は、前端部が前記第一凹穴
10aに収納されるスライド片11aと、前端部が第二
凹穴10bに収納される係合片11bとが一体に形成さ
れたものになっている。ここで、係合片11bは、スラ
イド片11aよりも後方に突出する後面部に、払拭姿勢
の揺動プレート9の長い方の脚辺9bを遊嵌するための
凹部11cが形成されている。そしてこれらロック体1
1はガイド凹穴10に弾装された付勢弾機12により後
方に向けて付勢されており、自然状態において、スライ
ド片11aは揺動プレート9と離間しているが、係合片
11aは前記払拭姿勢の揺動プレート9に弾圧し、前記
凹部11cに揺動プレート脚部9bが遊嵌される設定と
なっており、これによって払拭姿勢の揺動プレート9
(ワイパアーム7)を揺動規制するように設定されてい
る。また、スライド片部11aの下部は、前記揺動プレ
ート9の案内溝9aに対向しており、該案内溝9a対向
部位は下方ほど前方に傾斜する傾斜面11dに形成され
ている。尚、5cは移動体5に突設され、ワイパアーム
基端部7aの右側面に当接する係止突部であって、払拭
姿勢のワイパアーム7の時計回り方向(本実施の形態の
正回転方向に相当する)への揺動規制を補助するように
なっている。
【0009】一方、13は払拭作動手段を構成する電動
モータの出力軸が動力伝動される駆動軸であって、該駆
動軸13は、ガイドレール1の一端部、つまり本実施の
形態では第二ガイドレールスリット3aの右孔端縁3c
の対向位置に車体前後方向を向いて配されており、ワイ
パアーム7が右反転位置に位置したときにワイパボス軸
8と同軸状になるように設定されている。そして、前記
駆動軸13には駆動プーリ14が連動連結される一方、
ガイドレール1の他端部、つまり第二ガイドレールスリ
ット3aの左孔端縁3bの対向位置に従動プーリ15が
配されており、これら両プーリ14、15には、タイミ
ングベルトで構成される無端の搬送体16が張設され、
駆動軸13の正逆回転に伴い両プーリ14、15間をエ
ンドレスに回転移動するように構成されている。
【0010】17は駆動プレートであって、一端部がピ
ン軸16aを介して前記搬送体16に回動自在な状態で
連結されている。一方、駆動プレート17の他端部は、
前記移動体5を貫通するアームボス軸8に回動自在に連
結され、これによって搬送体16と移動体5とが連動連
結されるが、駆動プレート17は第二ガイドレール3と
揺動プレート9とのあいだに位置して配されている。そ
して、駆動軸13が正回転駆動することに伴い両プーリ
14、15が対応する回転(正方向の回転)を行った場
合、駆動プレート17は、左右の反転位置においては、
第三ガイドレールスリット3aの左右の孔端縁3b、3
cに係合するアームボス軸8との連結部を軸芯として回
転する状態で搬送体16に追随し、これによって駆動軸
13が正回転駆動しているときには移動体5が両プーリ
14、15間を往復移動するように設定されている。
【0011】さて、駆動プレート17の端部間には長孔
17aが穿設されており、該長孔17aには前後方向を
向く作動ピン18が長孔17a内を移動自在に挿通され
ている。該作動ピン18は、左右の反転位置において駆
動プレート17が移動体5の裏面を回転する場合に、先
端部18aが移動体5の裏面を摺動しながら移動するよ
うになっており、このとき、作動ピン18はガイド体6
の外周部をガイドされる状態で摺動移動するように設定
されている。ここで、作動ピン18は前後方向の移動が
規制され、かつ付勢弾機19により自然状態で長孔17
a内の予め設定される位置、つまり、本実施の形態では
アームボス軸8の軸芯Oと作動ピン18とのあいだの長
さが所定長さXを有する位置に保持される状態で設けら
れている。
【0012】一方、前記ガイド体6は、前述したように
略楕円形状をしており、凹溝10により左右の半部6
b、6cに分割されているが、左半部6bのアームボス
軸軸芯Oを基準とする外径は、該アームボス軸軸芯Oと
作動ピン17とのあいだの長さXと同じかそれよりも短
いものに設定されており、移動体5裏面を回転移動する
作動ピン18に干渉することはないのに対し、右半部6
cの下部にはガイド片6dが突出形成されており、右半
部6cの外径が次第に長くなるようになっていてガイド
片6dの下端部における長さYが前記長さXを越える
(X<Y)ように設定されている。そして、駆動プレー
ト17が移動体5裏面を正回転方向に回転する場合に、
前記作動ピン18はガイド体左半部6bから右半部6c
の外周を沿うようにガイドされながら移動するが、作動
ピン18は長孔17a内を移動自在となっているため、
ガイド片6dに至ると付勢弾機19の付勢力に抗して長
孔17a内を径方向外側に押しやられるようにして移動
するように構成されている。これに対し、駆動プレート
17が逆回転方向に回転する場合では、作動ピン18は
ガイド片6dの内面側に入り込むことになり、長孔17
a内を径方向内側(アームボス軸8側)に押しやられる
状態で前記内面側のガイド内面6eに沿って強制上動す
るように設定されている。ここで、ガイド内面6eの左
側にはロック体傾斜面11dが隣接しており、これによ
ってガイド内面6eに案内された作動ピン18は、ロッ
ク体傾斜面11d上を強制的に上動移動するように設定
されている。
【0013】次に、ワイパ装置の作動について説明す
る。ワイパアーム7を払拭姿勢として駆動軸13を正回
転駆動した場合、前述したように駆動、従動の両プーリ
14、15を介して搬送体16が正回転方向に回転(本
実施の形態では時計回り方向に回転)し、移動体5は搬
送体16と共に正回転方向に移動する。このとき、作動
ピン18は左右の反転位置において移動体5の裏面をガ
イド体6に案内される状態で摺動移動するが、前述した
ように、右反転位置では作動ピン18がガイド片6d部
位において付勢弾機19に抗する状態でガイド体6外周
面を摺動移動し、而して移動体5は左右の反転位置を往
復移動してワイパアーム7による窓面の平行払拭作動を
行う設定となっている。
【0014】これに対して払拭作動を停止した場合、移
動体5は図示しない定位置停止装置等によって所定の停
止位置である右反転位置に停止するが、このとき図5
(A)に示すように、駆動プレート17はアームボス軸
軸芯Oが上側に位置する姿勢で停止し、ついで駆動軸1
3が逆回転駆動してワイパアーム7を格納姿勢に変姿揺
動させる設定となっている。つまり逆回転駆動をした場
合に、搬送体16は反時計回り方向に移動し、これに伴
い駆動プレート17はアームボス軸8を軸芯Oとして反
時計回りに回転するが、このとき作動ピン18は、作動
ピン18位置よりも外径側に位置するガイド片6dに当
接して先端部内面側に入り込み、ガイド内面6eに案内
されるように設定されている。この状態からさらに搬送
体16が反時計回り方向に移動すると、作動ピン18は
ロック体係合片11bの側面に案内される状態でロック
体傾斜面11d上を上動し、これによって、ロック体1
1は付勢弾機12に抗して前方に移動してロック体係合
片11bによる揺動プレート9(ワイパアーム7)のロ
ック(揺動規制)が解除される。このロック解除状態に
おいて、作動ピン18は、揺動プレート9における案内
溝9aの開口端部に位置しており、該ロック解除状態か
らさらに搬送体16が反時計回り方向に移動すると、図
5(B)に示すように作動ピン18はガイド内面6eに
沿って上動し、これによって、作動ピン18は案内溝9
aの溝内を移動する状態で揺動プレート9を上動させる
ことになり、揺動プレート9はアームボス軸8の軸芯O
を支点として反時計回りに強制揺動をして、図5(C)
に示すようにワイパアーム7を格納姿勢に揺動変姿する
ように設定されており、而してワイパアーム7の変姿作
動手段が構成されている。
【0015】尚、格納姿勢に揺動変姿したワイパアーム
7を再び払拭姿勢として窓面の払拭作動を行う場合、駆
動軸13を正回転駆動することで搬送体16が、前記格
納姿勢への変姿揺動のときとは逆に正回転方向に移動
し、これによって、作動ピン18が揺動プレート9を下
動せしめてワイパアーム7を起立姿勢にさせると共に、
作動ピン18がロック体11から外れ、ロック体11は
付勢弾機12の付勢力を受けて後方に突出して払拭姿勢
の揺動プレート9を自動的にロックするように設定され
ている。
【0016】叙述の如く構成された本発明の実施の形態
において、ワイパアーム7を移動体5に起立状にロック
してワイパアーム7を払拭姿勢とし、駆動軸13を正回
転駆動した場合では、移動体5はガイドレール1の左右
の反転位置のあいだを往復移動してワイパアーム7によ
る窓面の払拭が行われることになる。このとき、一端が
搬送体16と一体移動する駆動プレート17は、左右の
反転位置においてアームボス軸8を軸芯Oとして回転す
るが、駆動プレート17に配された作動ピン18は、該
正回転駆動に基づく回転では右反転位置においてガイド
体6の外周面にガイドされる状態で移動している。これ
に対し、移動体5が右反転位置となる停止姿勢状態で駆
動軸13が逆回転駆動した場合、搬送体16と共にアー
ムボス軸8を軸芯Oとして逆回転する駆動プレート17
の作動ピン18は、前述したようにガイド体6の内面6
e側に案内され、これによってロック体11を強制退避
させてロック解除を行うと共に、揺動プレート9を強制
揺動させてワイパアーム7を格納姿勢に変姿させる。
【0017】このように、本発明が実施された形態にお
いては、駆動軸13の正回転駆動に基いてワイパアーム
7による平行払拭作動を行い、ワイパ装置の不使用時に
はワイパアーム7を格納姿勢にして窓面の視界を確保で
きるものであるが、この場合に、駆動軸13は、正回転
駆動させたときには払拭作動を行い、逆回転駆動させた
ときには格納姿勢に変姿させるものとして使用され、こ
の結果、格納姿勢に変姿させるための専用の変姿作動手
段となる駆動軸を別途設ける必要がなく、払拭作動手段
を構成する駆動軸13と兼用できることになって、ワイ
パ装置の軽量小型化を実現できる。
【0018】尚、本発明を実施するにあたり、ワイパア
ームが停止位置に達したことでモータ停止をさせる手
段、ワイパアームが格納姿勢に変姿したことでモータ停
止をさせる手段について具体的な説明を省略したが、こ
れら手段は、マイクロスイッチ等のスイッチ手段やワイ
パアーム装置において汎用されるリレープレート等を用
いて適宜実施することができる。また、本発明を実施す
るにあたり、ワイパアームの払拭作動を停止操作(ワイ
パスイッチをOFF操作)した場合、該停止操作に対応
する任意の払拭位置で停止させ、しかる後、モータを逆
回転駆動をして逆方向の平行払拭をし、そのまま格納姿
勢に変姿するように構成することもでき、このようにし
た場合には、前述した実施の形態の場合のようにワイパ
アームを停止位置まで移動させてから停止させる必要が
なく、そのための停止手段を設けることが不要になると
いう利点がある。
【0019】さらに図9、10に示す第二の実施の形態
のように構成することもできる。つまりこのものは、駆
動プレート20に形成される長孔20aを前記停止姿勢
状態で傾斜状に形成されている。そして、このように傾
斜状に形成することによって、ガイド体21のガイド片
21dの形状を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワイパ装置の概略正面図である。
【図2】払拭作動状態を示す一部切欠き正面図である。
【図3】払拭作動状態を示す一部切欠き正面図である。
【図4】払拭作動状態を示す一部切欠き正面図である。
【図5】図5(A)、(B)、(C)はそれぞれワイパ
アームの格納姿勢への変姿状態を示す正面図である。
【図6】ワイパ装置の払拭姿勢における側面図である。
【図7】ワイパ装置の格納姿勢における側面図である。
【図8】変姿作動手段の要部を示す斜視図である。
【図9】第二の実施の形態におけ要部正面図である。
【図10】第二の実施の形態におけ要部の背面図であ
る。
【符号の説明】
1 ガイドレール 5 移動体 6 ガイド体 6d ガイド片 7 ワイパアーム 8 アームボス軸 9 揺動プレート 10 凹穴 11 ロック体 13 駆動軸 14 駆動プーリ 16 搬送体 17 駆動プレート 18 作動ピン 19 付勢弾機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正逆回転駆動する電動モータと、窓面に
    水平方向に配したガイドレールと、該ガイドレールの左
    右に設けられる一対の回転体と、これら回転体に懸回さ
    れ電動モータの正逆回転駆動を受けて正逆方向に移動す
    る搬送体と、該搬送体と連結され、搬送体の正方向の移
    動に基づいて前記ガイドレール上を往復移動する移動体
    と、基端部が移動体に揺動自在に支持され、移動体の往
    復移動に伴い窓面を水平に払拭作動するワイパアーム
    と、該ワイパアームを払拭姿勢にロックするロック体と
    共に、ワイパアームを払拭姿勢と格納姿勢とのあいだを
    変姿させるための変姿作動手段とを備え、該変姿作動手
    段は、ロック体のロック解除と共にワイパアームの変姿
    揺動を、ワイパアームが所定位置に達した段階での搬送
    体の逆方向への移動で行う構成になっている平行払拭式
    ワイパ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ワイパアームが格納
    される所定位置は、移動体の往復移動端の少なくとも一
    方の移動端位置とし、ロック体のロック解除と共にワイ
    パアームの変姿揺動は、搬送体が回転他の外周に沿って
    逆方向に回転移動することに基づいてなされる平行払拭
    式ワイパ装置。
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