JP2000001158A - 平行払拭式ワイパ装置 - Google Patents

平行払拭式ワイパ装置

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JP2000001158A
JP2000001158A JP10168516A JP16851698A JP2000001158A JP 2000001158 A JP2000001158 A JP 2000001158A JP 10168516 A JP10168516 A JP 10168516A JP 16851698 A JP16851698 A JP 16851698A JP 2000001158 A JP2000001158 A JP 2000001158A
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wiping
wiper arm
guide
posture
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Toshiyuki Amagasa
俊之 天笠
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Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60SSERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60S1/00Cleaning of vehicles
    • B60S1/02Cleaning windscreens, windows or optical devices
    • B60S1/04Wipers or the like, e.g. scrapers
    • B60S1/32Wipers or the like, e.g. scrapers characterised by constructional features of wiper blade arms or blades
    • B60S1/34Wiper arms; Mountings therefor
    • B60S1/3402Wiper arms; Mountings therefor with means for obtaining particular wiping patterns
    • B60S1/3404Wiper arms; Mountings therefor with means for obtaining particular wiping patterns the wiper blades being moved substantially parallel with themselves

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 窓面を払拭するワイパアームが設けられた移
動体を、一対の回転体に懸回された搬送体に駆動プレー
トを介して連動連結するにあたり、往復反転移動時にお
ける駆動プレートの揺動が規制される構成とする。 【解決手段】 駆動、従動プーリ11、12のあいだに
規制レール17を設け、該規制レール17を、駆動プレ
ート14に設けられ、ワイパアーム4の姿勢変姿を行う
ための作動ピン15に内側から当接するように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等に搭載さ
れ、特にリヤウインドウ等の窓面を平行方向に払拭する
平行払拭式ワイパ装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種ワイパ装置のなかには、
窓面に水平方向に配したガイドレールを、ワイパアーム
の基端部を支持する移動体が往復反転移動することによ
って、窓面の平行払拭を行うように構成した平行払拭式
のワイパ装置がある。そして、移動体の往復反転移動を
電動モータを用いて行う場合に、特公昭53−3854
号公報に示されるもののように、電動モータの一方向の
回転に基づいて行うようにしたもの知られている。とこ
ろでこのものは、電動モータの一方の回転に基づいて回
転する一対の回転体に無端の搬送体を懸回し、基端が移
動体に回転自在に軸支され、先端が搬送体に連結された
駆動プレートを用いることで、移動体が搬送体の移動に
追随して移動し、両回転体位置では、駆動プレートが移
動体との連結部を支点として回転することで移動方向を
反転させるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、このもので
は駆動プレートは移動体との連結部が回転自在であるが
ゆえに、搬送体が移動した場合に、駆動プレートの搬送
体連結部側が先行する傾斜姿勢となって移動することに
なり、このため、移動体が反転移動する場合に駆動プレ
ートの円滑な回転作動が損なわれるばかりでなく、正確
な往復作動が損なわれるという問題があり、ここに本発
明が解決しようとする課題があった。さらに前記のよう
な平行払拭式のワイパ装置においては、ワイパアームが
起立姿勢のままでは不使用時に視界の邪魔になることか
ら、ワイパアームを、起立する払拭姿勢から横向きに倒
伏する収納姿勢に変姿させる変姿手段を備えることが提
唱されるが、この場合、変姿手段を作動させるための駆
動装置が必要となり、ワイパ装置のコンパクト化が損な
われるばかりでなく、組付け作業も煩雑になるという問
題があった。そこで、前記変姿手段を設けたものにおい
ては、移動体が、予め設定される何れか一方の回転体位
置に移動した状態で駆動プレートの移動に伴い変姿手段
に干渉して収納−起立の姿勢に変姿するように構成する
ことが提唱されるが、前述したように、搬送体に引っ張
られることで駆動プレートが揺動するものでは、前記設
定位置以外の位置で不用意に変姿作動をしてしまう惧れ
があるうえ、搬送体が緩んで撓んだり、移動体が障害物
に当たるなどしたような不測の事態があった場合にも変
姿作動がなされてしまうことが考えられ、ここに本発明
が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、ワイパアームが支持される移動
体と、一対の回転体に懸回され電動モータの正逆回転駆
動を受けて正逆方向に移動する搬送体と、基端が移動体
に回転自在に軸支され、搬送体の移動に基づいて移動体
を移動させてワイパアームの平行払拭を行うべく先端が
搬送体に連結される駆動プレートとを備えた平行払拭式
ワイパ装置に、前記一対の回転体のあいだに設けられ、
駆動プレートの揺動規制をする規制体を備えて構成され
るものである。そして、このようにすることにより、駆
動プレートの搬送体との連結部側が先行する傾斜姿勢に
なることがなく、移動体の円滑な作動ができる。このも
のにおいて、本発明のワイパアームは移動体に揺動自在
に支持されて起立した払拭姿勢と倒伏した収納姿勢とに
変姿するよう構成し、かつ移動体に、ワイパアームを起
立姿勢と倒伏姿勢とに揺動変姿させる変姿手段を設ける
一方、駆動プレートには、移動体の予め設定される一方
の回転体位置への移動状態で駆動プレートの移動に伴い
変姿手段に干渉してワイパアームを変姿作動させるため
の変姿作動部が設けられているものとすることができ
る。さらにこのものにおいて、本発明の規制体は、変姿
作動部を案内して駆動プレートの揺動規制をするよう構
成されているものとすることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
〜図8の図面に基づいて説明する。図面において、1は
自動車等のリヤウィンドウを払拭するワイパ装置のガイ
ドレールであって、該ガイドレール1は、窓面の下方に
位置して配される第一、第二、第三ガイドレール1a、
1b、1cで構成され、中間に位置する第二ガイドレー
ル1bは第一、第三ガイドレール1a、1cよりも後方
に位置して配され、左右方向に長い長孔(スリット)1
dが開設されたものとなっている。
【0006】2は前記ガイドレール1に移動自在に案内
される移動体であって、該移動体2は上下にそれぞれ一
対、計四個のローラ2aが軸承され、これらローラ2a
が前記第一、第三ガイドレール1a、1cに案内される
ように設定されている。一方、移動体2の後面(裏面)
には、予め設定される外径に設定された略楕円形状のガ
イド体3が突出状に設けられるが、該ガイド体3につい
ての詳細は後述する。4は先端に窓面払拭用のワイパブ
レード4aが取付けられるワイパアームであって、該ワ
イパアーム4の基端部4bは、アームボス軸5の基端部
と一体的に固定されている。該アームボス軸5は、中央
部が移動体2とガイド体3とに回動自在(揺動自在)に
貫通支持され、アームボス軸5の回動に基づいてワイパ
アーム4が回動し、起立して窓面を払拭する払拭姿勢
と、該払拭姿勢から反時計回り方向に揺動して窓面の下
方に倒伏する収納姿勢とに揺動変姿するように設定され
ている。さらに、アームボス軸5のガイド体3側(後
側)突出端部は、前記第二ガイドレール1bのスリット
1dに移動自在かつ前方向への抜け止めがなされた状態
で遊嵌しており、第二ガイドレール1bのスリット1d
に移動案内されるように設定されている。
【0007】さらに、前記アームボス軸5には、ガイド
体3後面に近接対向する状態で揺動プレート6の基端部
が一体的に取付けられており、ワイパアーム4およびア
ームボス軸5と共に一体的に回動するように設定されて
いる。この揺動プレート6は後述する変姿手段を構成す
るものであって、プレート先端部に長溝状の案内溝6a
が切欠かれることで長短一対の脚部6b、6cが形成さ
れている。そして揺動プレート6は、図2に示すように
ワイパアーム4の前記起立姿勢において両脚部6b、6
c先端が右下方を向く右下向き姿勢となっており、後述
するように揺動プレート6が前記下向き姿勢から略90
度上側に揺動させて右上方を向く上向き姿勢に変姿する
ことで、ワイパアーム4を前記起立姿勢から倒伏姿勢に
変姿させる設定となっている。
【0008】さらに、揺動プレート6はワイパアーム4
を払拭姿勢にした状態、つまり右下向き姿勢でロックさ
れる構成となっているが、その構成はつぎの通りであ
る。つまり、前記ガイド体3の裏面(後面)には上下に
長い第一凹穴7aと、該第一凹穴7aの右側に隣接して
形成される上下に短い第二凹穴7bとが連通状となった
凹穴7が凹設されており、該凹穴7にロック体8の前端
部が出没自在に収納されている。このロック体8は、第
一凹穴7aに収納されるスライド片8aと、第二凹穴7
bに収納される係合片8bとで一体形成され、スライド
片8aは係合片8bよりも前後方向高さが低いものとな
っており、また係合片8bは後端面に凹部8cが形成さ
れたものとなっている。さらに、ロック体8は、ガイド
凹穴7に弾装された付勢弾機9により揺動プレート6側
(後方)に向けて付勢されており、自然状態で係合片8
bがガイド体3後面から後方に突出して、凹部8cに、
右下向き姿勢のときの揺動プレート6の長脚部6bが弾
圧状に係合する設定となっており、これによって、右下
向き姿勢の揺動プレート6の揺動規制がなされてロック
状態になっている。ここで、スライド片8aは、前記係
合片8bによるロック状態ではガイド体3後面よりも前
方に位置しており揺動プレート6には干渉しないように
なっていると共に、下端部が揺動プレート案内溝6aの
溝端部に対向しているが、該対向部は、下方ほど前方に
傾斜して下端縁が移動体2後面と面一となる傾斜面8d
に形成されている。尚、2bは移動体2に突設され、ワ
イパアーム基端部4aの右側面に当接する係止突部であ
って、払拭姿勢のワイパアーム4の時計回り方向(本実
施の形態の正回転方向に相当する)への揺動規制を補助
するようになっている。
【0009】一方、10は払拭手段を構成する電動モー
タの出力軸が動力伝動される駆動軸であって、該駆動軸
10は、ガイドレール1の一端部、つまり本実施の形態
では第二ガイドレールスリット孔1dの右端に対向する
位置に車体前後方向を向いて配されており、ワイパアー
ム4が右端に位置したときに、アームボス軸5と同軸状
になるように設定されている。そして、前記駆動軸10
には駆動プーリ(回転体)11が連動連結される一方、
ガイドレール1の他端部、つまり第二ガイドレールスリ
ット1dの左端に対向する位置には従動プーリ12が配
され、その回転中心はワイパアーム4が左端に位置した
ときに、アームボス軸5と同軸状となるように設定され
ている。これら両プーリ11、12には、タイミングベ
ルトで構成される無端の搬送体13が懸回されており、
該搬送体13は、駆動軸10の正逆回転に伴い両プーリ
11、12間を対応する方向にエンドレスに回転移動す
るように構成されている。
【0010】14は、前記搬送体13と移動体2とを連
動連結する駆動プレートであって、該駆動プレート14
は第二ガイドレール1bと揺動プレート6とのあいだに
積層状に配されるが、駆動プレート14の先端部はピン
軸13aを介して搬送体13に回動自在な状態で連結さ
れ、基端部は移動体2に貫通支持されるアームボス軸5
に回動自在(回転自在)に連結されている。そして、駆
動軸10が正回転駆動することに伴い両プーリ11、1
2が対応する正方向の回転を行った場合に、駆動プレー
ト14は搬送体13の正回転移動に追随して移動体2を
移動させるが、このとき、駆動プレート14は、両プー
リ11、12間での移動では、先端部が図2に示すよう
に下側に位置する第一姿勢、または図3に示すように上
側に位置する第二姿勢となって移動し、そして移動体2
が両プーリ11、12対向位置に位置したときには、図
4に示すように、第二ガイドレールスリット1d孔端縁
に係合するアームボス軸5連結部を軸芯として移動体2
に対して回転移動をし、これによって移動体2がスリッ
ト1dの左右端位置(左右反転位置)のあいだを往復反
転移動するように設定されている。
【0011】前記駆動プレート14は両端部間に長孔1
4aが穿設され、該長孔14aに本発明の変姿作動部に
相当する作動ピン15が前後方向を向き、長孔方向への
移動は自在であるが、前後方向の移動は規制される状態
で挿通されている。そして作動ピン15は、前述したよ
うに移動体2が回転体11、12対向位置に位置して駆
動プレート14が移動体2に対して回転移動するとき、
先端部15aが移動体2後面を、ガイド体3に案内され
るようにして摺動する設定となっている。ここで、作動
ピン15は、長孔14a内に介装された一対の弾機16
により付勢され、自然状態では所定位置、つまり、本実
施の形態ではアームボス軸5の軸芯Oと作動ピン15と
のあいだの長さが所定長さXを有する位置に弾持されて
おり、後述するように弾機16の付勢力を上回る力が作
動ピン15に作用した場合に、該所定位置を中心として
長孔14a内の両端部方向に向けて移動する設定となっ
ている。
【0012】一方、前記ガイド体3であるが、ガイド体
3は前記凹孔7が形成されることで左右の半部3a、3
bが形成されている。そして左半部3aは、アームボス
軸軸芯Oを基準とする外径が、前記作動ピン15のアー
ムボス軸軸芯Oとのあいだの所定長さXと同じかそれよ
りも短いものに設定されており、作動ピン15が移動体
2後面を回転移動する場合に、該側では作動ピン15に
干渉することはない。これに対し、右半部3bの下部に
はガイド片3cが突出形成され、ガイド片3cの下端部
における長さYは前記所定長さXを越える(X<Y)も
のになっていて作動ピン15と干渉するようになってい
る。さらにガイド片3c内面側のガイド内面3dは、内
径が前記所定長さより短くなっていると共に、ロック体
スライド片8a下端部の傾斜面8dに隣接してしてお
り、後述するように、作動ピン15を傾斜面8d側に誘
導案内可能に設定されている。
【0013】そして、前記ガイド体3は、移動体2が右
端の駆動プーリ11対向位置に位置するときの駆動プレ
ート14の回転移動に伴う作動ピン15の移動をガイド
するが、駆動プレート14が上向きの第二姿勢から下向
きの第一姿勢になるよう正回転方向に回転移動する場
合、作動ピン15は、ガイド体左半部3aから右半部3
bの外周の順にガイドされ、作動ピン15位置よりも大
径のガイド片3c近傍では、付勢弾機16の付勢力に抗
して長孔14a内を径方向外側に押しやられながら案内
され、ガイド片3cを越えると再び自然状態に復帰する
状態で案内されるように設定されている。これに対し、
駆動プレート14が第一姿勢から第二姿勢になるよう逆
回転方向に回転移動する場合、作動ピン15は所定長さ
Xよりも短い内径を有したガイド内面3dに当接するこ
とになり、これによって作動ピン15は長孔14a内を
径方向内側(アームボス軸5側)に押しやられる状態で
ガイド内面3dに沿って強制上動し、ロック体スライド
片8aの傾斜面8d側に向けて誘導されるように設定さ
れている。
【0014】さらに、このものでは、両プーリ11、1
2のあいだに、第二ガイドレール1bを挟むようにして
上下一対の規制レール(本発明の規制体に相当する)1
7が設けられている。これらの規制レール17は、第二
ガイドレール1bの上下側辺に固定片17aを介して固
定されることで車体側に支持されている。さらに、各規
制レール17は、スリット1dからの距離が前記所定長
さXよりも僅かに短い長さに設定されていて、両プーリ
11、12間を移動するべく第一、第二姿勢となった駆
動プレート14の作動ピン15に内径側から当接して、
作動ピン15の移動案内をするように設定され、これに
よって、両プーリ11、12間に位置する駆動プレート
14が揺動して傾斜姿勢となってしまうのが規制される
ようになっている。尚、これら規制レール17の両端部
17bは、両プーリ11、12の略軸芯対向位置を僅か
に越える位置にまで延設されているが、駆動プーリ11
側で駆動プレート14が逆回転してガイド体3のガイド
内面3dに入り込む作動ピン15の移動軌跡に干渉しな
いように配慮されていることは言うまでもない。
【0015】つぎにワイパ装置の作動について説明す
る。ワイパアーム4を払拭姿勢として駆動軸10を正回
転駆動した場合、前述したように駆動、従動の両プーリ
11、12を介して搬送体13が正回転方向に回転(本
実施の形態では時計回り方向に回転)し、移動体2は搬
送体13と共に正方向に移動する。このとき、駆動プレ
ート14は、両プーリ11、12間においては作動ピン
15を介して規制レール17による揺動規制作用を受
け、移動体2に対して起立状に姿勢保持した状態で移動
する。そして、左右の反転位置においては、移動体2の
後面をガイド体3の外周面に案内される状態で摺動移動
するが、前述したように、右反転位置では作動ピン15
がガイド体3の左右半部3a、3bに案内され、ガイド
片3c部位においては付勢弾機16に抗する状態で移動
しながら摺動移動を行い、而して移動体2は左右の反転
位置を往復反転移動をし、ワイパアーム4による窓面の
往復平行払拭作動が行われる設定となっている。
【0016】これに対し、払拭作動を停止した場合、移
動体2は図示しない定位置停止装置等によって所定の停
止位置である右反転位置に停止するが、このとき図5
(A)に示すように、駆動プレート14は下向きの第一
姿勢で停止し、次いで駆動軸10が逆回転駆動してワイ
パアーム4を収納姿勢に変姿揺動させる設定となってい
る。つまり逆回転駆動をした場合に、搬送体13は逆回
転方向(反時計回り方向)に移動し、これに伴い駆動プ
レート14がアームボス軸5を軸芯Oとして反時計回り
に回転すると、前述したように作動ピン15はガイド体
ガイド内面3dに当接し、弾機16に抗して内径側に押
しやられながらガイド内面3dを上動してロック体8の
傾斜面8d側に向けて案内される。この状態からさらに
搬送体13が逆回転方向に移動すると、作動ピン15は
ロック体係合片8bの側面に案内される状態でロック体
傾斜面8d上を上動し、これによって、ロック体8は付
勢弾機9に抗して前方に移動して、ロック体係合片8b
による揺動プレート6(ワイパアーム4)のロック(揺
動規制)が解除される。このロック解除状態において、
作動ピン15は、揺動プレート6における案内溝6aの
開口端部に位置しており、該ロック解除状態からさらに
搬送体13が逆回転方向に移動すると、図5(B)に示
すように作動ピン15はロック体係合片8bの側面、第
一凹穴7a側面に沿って上動するが、このとき作動ピン
15は揺動プレート6の溝内を移動する状態で上動する
ことになり、これによって、揺動プレート9をアームボ
ス軸5の軸芯Oを支点として反時計回りに強制揺動し、
図5(C)に示すようにワイパアーム4を収納姿勢に揺
動変姿させるようになっており、而してワイパアーム4
の変姿手段が構成されている。因みに、ワイパアーム4
の収納姿勢においては、図示しない電動モータの駆動回
路が閉回路となっていて電磁制動がかかった状態である
ことから、ワイパアーム4もその状態を維持することに
なって、容易に揺動変姿することはない。
【0017】尚、収納姿勢に揺動変姿したワイパアーム
4を再び払拭姿勢として窓面の払拭作動を行う場合、駆
動軸10を正回転駆動することで搬送体13が、前記収
納姿勢への変姿揺動のときとは逆に正回転方向に移動
し、これによって、作動ピン15が揺動プレート6を下
動せしめてワイパアーム4を起立姿勢にさせると共に、
作動ピン15がロック体傾斜面8dから外れ、ロック体
8は付勢弾機9の付勢力を受けて自動的に後方に突出し
て払拭姿勢の揺動プレート6をロックするように設定さ
れている。
【0018】叙述の如く構成された本発明の実施の形態
において、ワイパアーム4を移動体2に起立状にロック
してワイパアーム4を払拭姿勢とし、駆動軸10を正回
転駆動した場合では、移動体2はガイドレール1の左右
の反転位置のあいだを往復移動してワイパアーム4によ
る窓面の払拭が行われることになる。一方、移動体2を
所定の停止位置とした状態で駆動軸10を逆回転駆動し
た場合では、ワイパアーム4を収納姿勢に変姿させるこ
とができ、この結果、収納姿勢に変姿させるための専用
の駆動部材を別途設ける必要がなく、払拭手段を作動さ
せる駆動軸10と兼用できることになって、ワイパ装置
の軽量小型化を実現できる。さらにこのものでは、ワイ
パアーム4の払拭作動をすべく移動体2が両プーリ1
1、12のあいだを移動している場合に、駆動プレート
14の作動ピン15は規制レール17に当接しており駆
動プレート14の揺動が規制されている。この結果、駆
動プレート14が傾斜姿勢となってしまうことがなく、
従来のもののように、駆動プレートと搬送体との連結部
側が先行してしまうような不具合がなくなり、移動体2
の移動が円滑に行えるばかりでなく、移動体2の反転時
において、移動体2(アームボス軸5)がスリット1d
孔端位置に達することと、駆動プレート14がプーリ1
1外周面の回転を開始することとがタイミングよくなさ
れて、正確な反転移動を行うことができる。
【0019】さらに、本実施の形態のものでは、ワイパ
アーム4の変姿手段が設けられていて、前述したように
駆動プレート14が下向きの第一姿勢から逆回転方向に
回転移動した場合に、作動ピン15が上動することに伴
い変姿作動がなされることになるが、移動体2が両プー
リ11、12間に位置しているときは、規制レール17
が作動ピン15に対して内径側から当接しているため、
第一姿勢の駆動プレート作動ピン15が内径側に移動
(上動)してしまうことが確実に防止され、ワイパアー
ム4が不用意に収納姿勢に変姿してしまうような不具合
がなくなる。
【0020】尚、本発明を実施するにあたり、ワイパア
ームが停止位置に達したことでモータ停止をさせる手
段、ワイパアームが収納姿勢に変姿したことでモータ停
止をさせる手段について具体的な説明を省略したが、こ
れら手段は、マイクロスイッチ等のスイッチ手段やワイ
パアーム装置において汎用されるリレープレート等を用
いて適宜実施することができる。また、本発明は、モー
タの正逆駆動で移動体を往復反転移動させ、これによっ
てワイパアームの平行払拭する構成のものでも実施する
ことができ、この場合に、ワイパアームの収納位置とな
る移動体の停止位置を、前記実施例と同様、移動体の反
転位置と一致させることができるが、さらに移動体の反
転位置を越えた外方位置に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワイパ装置の概略正面図である。
【図2】払拭作動状態を示す一部切欠き正面図である。
【図3】払拭作動状態を示す一部切欠き正面図である。
【図4】払拭作動状態を示す一部切欠き正面図である。
【図5】図5(A)、(B)、(C)はそれぞれワイパ
アームの収納姿勢への変姿状態を示す背面図である。
【図6】ワイパ装置の払拭姿勢における側面図である。
【図7】ワイパ装置の収納姿勢における側面図である。
【図8】変姿作動手段の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ガイドレール 2 移動体 3 ガイド体 3c ガイド片 4 ワイパアーム 5 アームボス軸 6 揺動プレート 7 凹穴 8 ロック体 10 駆動軸 11 駆動プーリ 13 搬送体 14 駆動プレート 15 作動ピン 16 付勢弾機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイパアームが支持される移動体と、一
    対の回転体に懸回され電動モータの正逆回転駆動を受け
    て正逆方向に移動する搬送体と、基端が移動体に回転自
    在に軸支され、搬送体の移動に基づいて移動体を移動さ
    せてワイパアームの平行払拭を行うべく先端が搬送体に
    連結される駆動プレートとを備えた平行払拭式ワイパ装
    置に、前記一対の回転体のあいだに設けられ、駆動プレ
    ートの揺動規制をする規制体を備えて構成される平行払
    拭式ワイパ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ワイパアームは移動
    体に揺動自在に支持されて起立した払拭姿勢と倒伏した
    収納姿勢とに変姿するよう構成し、かつ移動体に、ワイ
    パアームを起立姿勢と倒伏姿勢とに揺動変姿させる変姿
    手段を設ける一方、駆動プレートには、移動体の予め設
    定される一方の回転体位置への移動状態で駆動プレート
    の移動に伴い変姿手段に干渉してワイパアームを変姿作
    動させるための変姿作動部が設けられている平行払拭式
    ワイパ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、規制体は、変姿作動
    部を案内して駆動プレートの揺動規制をするよう構成さ
    れている平行払拭式ワイパ装置。
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