JP4123062B2 - トロリー経路の分岐装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トロリーを案内するガイドレールの分岐点に設けられるトロリー経路切換のための分岐装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の分岐装置は、特許文献1に記載されるように、トロリーを案内するガイドレールの分岐点に一定角度範囲内で揺動自在に軸支された経路切換用舌片を、揺動範囲の両端の2つの経路切換姿勢に択一的に切り換えるものであって、当該舌片の姿勢切り換えのための駆動手段が必要である。この駆動手段として、特許文献1に記載のようにシリンダーユニットを使用した場合、前記舌片の2つの経路切換姿勢を容易に確定させることができるが、油圧や空圧などの流体圧を供給する手段と流体圧供給経路の切換手段が別途必要になり、コスト高になる。そこで前記舌片をモーター駆動する分岐装置が考えられたが、この場合、モーターの出力軸の回転運動を舌片の揺動運動に変換するために、モーター駆動される公転駆動ローラー(クランクピン)と、舌片側に設けられて前記公転駆動ローラーが係合する長孔などの直線状ガイドとを併用することになる。
【0003】
【特許文献1】
実開平3−126757号公報
【0004】
而して、前記公転駆動ローラーを正方向に180度公転させることにより、前記直線状ガイドを介して舌片を一方の揺動端(一方の経路切換姿勢)から他方の揺動端(他方の経路切換姿勢)へ姿勢切り換えすることができ、更に前記公転駆動ローラーを正方向に180度公転させるか又は逆方向に180度公転させることにより、前記直線状ガイドを介して舌片を他方の揺動端(他方の経路切換姿勢)から一方の揺動端(一方の経路切換姿勢)へ姿勢切り換えすることができる。
【0005】
上記作用は、前記公転駆動ローラーが180度公転した所期位置に正確に停止することによって実現されるのであって、若し、公転駆動ローラーが慣性により前記所期位置を超えて停止すると、上記の公転駆動ローラーと直線状ガイドとから成る機構から明らかなように、舌片が揺動端から内側へ入った位置、即ち、トロリー経路内に入り込んだ位置で停止することになり、進入してくるトロリーのガイドローラーと舌片の先端部とが互いに衝突し、舌片先端部やトロリーのガイドローラーの異常な摩損や異音の発生を引き起こすだけでなく、場合によってはトロリーの円滑な分岐走行が阻害されることにも成る。
【0006】
上記のような問題点を解消するためには、公転駆動ローラーが180度公転した時点でモーターへの通電を断つと同時にモーター出力軸に制動をかけることができるブレーキ付きモーターを採用することが考えられたが、大幅なコストアップは免れない。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得るトロリー経路の分岐装置を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、トロリー17の移動経路の分岐点に一定角度範囲内で揺動自在に軸支された経路切換用舌片1と、モーター8と、このモーター8で回転駆動される駆動用アーム10と、この駆動用アーム10の偏心位置に設けられた公転駆動ローラー11と、前記舌片1の被操作部5に設けられて前記公転駆動ローラー11が係合する直線状ガイド12とから成り、前記公転駆動ローラー11の公転運動を前記直線状ガイド12で舌片1の揺動運動に変換するようにしたトロリー経路の分岐装置において、前記駆動用アーム10は、前記モーター8によりほぼ180度ずつ同一方向に回転させられるか又はほぼ180度の範囲で正逆回転させられるように構成され、前記舌片1は、前記駆動用アーム10がほぼ180度おきの停止位置にあるときに揺動端の経路切換姿勢(主経路開通姿勢X又は分岐経路開通姿勢Y)となるように構成され、前記公転駆動ローラー11は、前記駆動用アーム10の回転軸心(モーター出力軸9)に対する遠近方向に遊動可能に支持され、当該公転駆動ローラー11を前記駆動用アーム10の回転軸心(モーター出力軸9)に対して遠ざかる方向に付勢する付勢手段23が併設された構成となっている。
【0008】
上記構成の本発明を実施する場合、前記付勢手段23は、前記駆動用アーム10にその回転軸心に対する遠近方向に移動可能に支持され且つ前記公転駆動ローラー11を軸支する摺動体14を、前記公転駆動ローラー11の軸心に対する左右両側で付勢する左右一対のスプリング24a,24bから構成することができる。
【0009】
又、前記モーター8としてブレーキレスモーターを使用することが望ましい。更に、前記舌片1の被操作部5は、当該舌片1を軸支する支軸4に対して舌片1のある側とは反対方向に舌片1から連設されたレバー5から構成し、このレバー5の長さ方向に形成された長孔から前記直線状ガイド12を構成することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の好適実施形態を添付図に基づいて説明すると、図1において、1は主経路2に対する分岐経路3の分岐点に配設された経路切換用舌片であって、後端巾広部が垂直支軸4により一定範囲内水平揺動自在に軸支され、支軸4に対して舌片1のある側とは正反対の方向に被操作部5を構成するレバー6が連設されている。
【0011】
7は舌片1の姿勢切換手段であって、減速機付きでブレーキレスのモーター8と、このモーター8の出力軸(減速機出力軸)9に取り付けられた駆動用アーム10と、この駆動用アーム10の遊端部(モーター出力軸9に対する偏心位置)に支承された公転駆動ローラー11と、前記駆動用アーム10の上に被さる前記レバー6にその長さ方向と平行に設けられた長孔から成り且つ前記公転駆動ローラー11が遊嵌する直線状ガイド12とから構成されている。図2にも示すように、前記公転駆動ローラー11は、駆動用アーム10に設けられた長孔13にモーター出力軸9に対する遠近方向にスライド可能に支持された摺動体14に垂直支軸11aによって軸支され、当該摺動体14には、公転駆動ローラー11の左右両側に延出する左右一対のスプリング係止部14a,14bが形成され、両スプリング係止部14a,14bと駆動用アーム10の遊端部との間に、前記摺動体14(公転駆動ローラー11)を駆動用アーム10の回転軸心(モーター出力軸9)から遠ざかる方向に付勢する付勢手段23を構成する左右一対の引張コイルスプリング24a,24bが張設されている。尚、前記スプリング24a,24bは、図2Aに示すように、駆動用アーム10に対して公転駆動ローラー11のある側(表面側)に配設しても良いし、図2Bに示すように、駆動用アーム10に対して公転駆動ローラー11のある側とは反対側(裏面側)に配設しても良い。
【0012】
前記レバー6の両側面にはリミットスイッチ操作用凸部15a,15bが形成され、これら両凸部15a,15bによって択一的に操作される揺動端検出用リミットスイッチ16a,16bが固定フレームに取り付けられている。
【0013】
舌片1は、図1Aに示すように主経路2を開通状態にする一方の揺動端の主経路開通姿勢Xと、図2Aに示すように分岐経路3を開通状態にする他方の揺動端の分岐経路開通姿勢Yとの間でのみ揺動可能であって、両揺動端を超えて外側へ揺動することはストッパーなどで制限されている。而して、図1Aに示すように舌片1が主経路開通姿勢Xにあるとき、当該舌片1の先端部1aはトロリー経路内には突出しておらず、当該先端部から直線状に延びる主経路用ガイド面1cは、主経路部2の分岐経路部3から遠い側の直線状ガイド面2aと一定間隔を隔てて位置することになる。又このとき、リミットスイッチ16aのアクチュエーターがレバー6の凸部15aによって操作されてモーター8の制御回路に停止信号を出力している。
【0014】
図2Aに示すように舌片1が分岐経路開通姿勢Yにあるとき、当該舌片1の先端部1aはトロリー経路内には突出しておらず、当該先端部から円弧状に延びる分岐経路用ガイド面1bは、分岐経路部3の円弧中心側ガイド面3aと一定間隔を隔てて位置することになる。又このとき、リミットスイッチ16bのアクチュエーターがレバー6の凸部15bによって操作されてモーター8の制御回路に停止信号を出力している。而して、図1A,B及び図2A,Bに示すように、舌片1が主経路開通姿勢X又は分岐経路開通姿勢Yで停止した状態では、公転駆動ローラー11はレバー6の直線状ガイド12の長さ方向のほぼ中央位置にあり、駆動用アーム10は、レバー6の長さ方向に対しほぼ直交する向きにある。又、摺動体14は、スプリング24a,24bの付勢力に抗して長孔13の長さ方向の中間位置に押し戻された状態にある。
【0015】
舌片1が主経路開通姿勢X又は分岐経路開通姿勢Yで停止している状態からモーター8の制御回路に分岐経路開通指令信号又は主経路開通指令が入力されると、モーター8が稼働して駆動用アーム10が図1Aに示す位相Xθ又は図2Aに示す位相Yθから回転駆動される。この駆動用アーム10の回転により公転駆動ローラー11がモーター出力軸9の周りに公転運動しながら、レバー6の直線状ガイド12によって許容される範囲でスプリング24a,24bの付勢力により駆動用アーム10の回転軸心から遠ざかる方向に移動し、その移動限に達した以後、公転駆動ローラー11は、レバー6の直線状ガイド12を介して当該レバー6及び舌片1を支軸4の周りに他方の揺動端、即ち、図2Aに示す分岐経路開通姿勢Y又は図1Aに示す主経路開通姿勢Xに向けて揺動させることになる。
【0016】
駆動用アーム10とレバー6とがほぼ平行になる90度辺りを過ぎると、公転駆動ローラー11は、レバー6の直線状ガイド12によってスプリング24a,24bの付勢力に抗して駆動用アーム10の回転軸心側へ押し戻されつつ、レバー6を介して舌片1を分岐経路開通姿勢Yに向けて引き続き揺動させる。
【0017】
駆動用アーム10がほぼ180度回転して位相Yθ又は位相Xθに達したとき、即ち、公転駆動ローラー11がほぼ180度公転運動したとき、舌片1が他方の揺動端である分岐経路開通姿勢Y又は主経路開通姿勢Xに到達する。このときリミットスイッチ16bのアクチュエーターがレバー6の凸部15bによって操作されるか又は、リミットスイッチ16aのアクチュエーターがレバー6の凸部15aによって操作され、リミットスイッチ16b又は16aからモーター8の制御回路に停止信号が出力され、モーター8への通電が断たれる。
【0018】
しかしながら、モーター8が前記のようにブレーキレスモーターであるから、駆動用アーム10が位相Yθ又は位相Xθに達したときにリミットスイッチ16b又は16aを介してモーター8への通電を断っても慣性により駆動用アーム10が回転を継続し、位相Yθ又は位相Xθを超えて停止することになる。図4は、分岐経路開通姿勢Yθへの切り換え時における駆動用アーム10の過回転状態を示している。この駆動用アーム10の慣性による回転(図4では、位相Yθを超える過回転角θ’分の回転)は、公転駆動ローラー11が付勢手段23のスプリング24a,24bによって駆動用アーム10の回転軸心から遠ざかる方向へ移動することと、公転駆動ローラー11がレバー6側の直線状ガイド12内を支軸4に接近する方向又は支軸4から遠ざかる方向に遊動することとによって吸収され、分岐経路開通姿勢Y又は主経路開通姿勢Xに達している舌片1が反対の姿勢に戻る方向に揺動することはない。
【0019】
又、モーター8がブレーキレスモーターであっても、組み合わされている減速機の内部抵抗(逆トルク)により、モーター停止状態での駆動用アーム10の姿勢は一定に保持されるので、駆動用アーム10が慣性によって位相Yθ又は位相Xθを超えて回転する回転角(図4では、位相Yθを超える過回転角θ’の大きさ)に関係なく、停止した駆動用アーム10に対して公転駆動ローラー11は、付勢手段23のスプリング24a,24bで駆動用アーム10の回転軸心から遠ざかる方向に付勢されているので、その付勢力で直線状ガイド12及びレバー6を介して舌片1を揺動限である分岐経路開通姿勢Y又は主経路開通姿勢Xに押し付ける状態で保持することになる。
【0020】
主経路部2及び分岐経路部3は、図4A及び図5に示すように、トロリー17が備える左右一対前後2組の水平軸ホイール20を支持する左右一対の断面コ字形ガイドレール21a,21bと、トロリー17の上部(又は下部)に軸支された前後一対の位置決め用垂直軸ガイドローラー18を左右両側から挟むように前記ガイドレール21a,21bから連設された垂直レール部22a,22bとから構成され、前記舌片1が配設される分岐点では、前記ガイドレール21a,21bの一部及び垂直レール部22a,22bが切除され、このレール切除部に前記舌片1が配設される。而して、舌片1のガイド面1bに対応する分岐経路部3の円弧中心側ガイド面3aや舌片1のガイド面1cに対応する主経路部2の分岐経路部3から遠い側の直線状ガイド面2aは、前記垂直レール部22a,22bで構成されている。
【0021】
トロリー17の上下両側に位置決め用垂直軸ガイドローラー18が設けられているときは、上側のガイドローラー18を制御する上側舌片1と下側のガイドローラー18を制御する下側舌片1とを設けて、これら上下両舌片1を一体に連動揺動させるように構成される。
【0022】
尚、駆動用アーム10は、常に同一方向にほぼ180度ずつ回転駆動されるものであっても良いし、位相Xθと位相Yθとの間でほぼ180度ずつ正逆回転駆動されるものであっても良い。又、トロリー17の構造やトロリー経路を構成するガイドレールの構造は、上記実施形態に示したものに限定されない。勿論、引張コイルスプリング24a,24bに代えて圧縮コイルスプリングや板バネなど、他のスプリングを使用して付勢手段23を構成し、摺動体14(公転駆動ローラー11)を駆動用アーム10の回転軸心から遠ざかる方向に付勢することもできる。
【0023】
【発明の効果】
本発明は以上のように実施し且つ使用することが出来るものであって、係る本発明のトロリー経路の分岐装置によれば、経路切換用舌片によるトロリー経路の切り換えをモーター駆動で行うものであるから、シリンダーユニットを使用するものと比較して設備コストを大巾に低減し得る。
【0024】
しかも、モーター駆動の公転駆動ローラーと舌片側の直線状ガイドとから成る回転/揺動の運動変換機構を利用する簡単な構成でありながら、前記公転駆動ローラーの停止位置が駆動用アームの慣性回転などで所期位置を超える場合でも、舌片を揺動駆動する公転駆動ローラーに作用している付勢力により、舌片を揺動端の経路切換姿勢で確実に停止保持させることができる。従って、進入してくるトロリーのガイドローラーと舌片の先端部とが互いに衝突することに起因する問題点、即ち、舌片先端部やトロリーのガイドローラーの異常な摩損や異音の発生を防止し得ることは勿論のこと、駆動用アームの慣性回転などで揺動端から反対側へ戻された位置で停止した舌片を進入してくるトロリーのガイドローラーで元の揺動端の姿勢に押し戻す場合のような、トロリーのガイドローラーと舌片との摺接に伴う異音や振動の発生もなく、極めて円滑にトロリーの分岐走行を行わせることができる。
【0025】
尚、請求項2に記載の構成によれば、公転駆動ローラーに対する付勢をバランスよくしかも強力に行わせることができる。又、本発明は、請求項3に記載のように、ブレーキレスモーターを使用して舌片を切換駆動するように構成した場合に、真に効果を発揮させることができるものである。更に、請求項4に記載の構成によれば、本発明を簡単な構成で容易に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 A図は経路切換用舌片が主経路開通姿勢にある状態を示す平面図であり、B図は同要部の拡大横断平面図である。
【図2】 A図は図1Aの要部の拡大縦断側面図であり、B図はその変形例を示す拡大縦断側面図である。
【図3】 A図は経路切換用舌片が分岐経路開通姿勢にある状態を示す平面図であり、B図は同要部の拡大横断平面図である。
【図4】 A図は経路切換用舌片を揺動駆動する駆動用アームが過回転状態にあるときの状態を示す平面図であり、B図は同要部の拡大横断平面図である。
【図5】 トロリーとガイドレール、及び経路切換用舌片を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
1 経路切換用舌片
2 主経路
3 分岐経路
4 支軸
5 舌片の被操作部
6 レバー(被操作部)
7 舌片の姿勢切換手段
8 減速機付きでブレーキレスのモーター
9 モーター出力軸(減速機出力軸)
10 駆動用アーム
11 公転駆動ローラー
12 直線状ガイド(長孔)
13 長孔
14 摺動体
15a,15b リミットスイッチ操作用凸部
16a,16b 揺動端検出用リミットスイッチ
17 トロリー
18 位置決め用垂直軸ガイドローラー
23 公転駆動ローラーの付勢手段
24a,24b 引張コイルスプリング
X 主経路開通姿勢
Y 分岐経路開通姿勢

Claims (4)

  1. トロリー移動経路の分岐点に一定角度範囲内で揺動自在に軸支された経路切換用舌片と、モーターと、このモーターで回転駆動される駆動用アームと、この駆動用アームの偏心位置に設けられた公転駆動ローラーと、前記舌片の被操作部に設けられて前記公転駆動ローラーが係合する直線状ガイドとから成り、前記公転駆動ローラーの公転運動を前記直線状ガイドで舌片の揺動運動に変換するようにしたトロリー経路の分岐装置において、前記駆動用アームは、前記モーターによりほぼ180度ずつ同一方向に回転させられるか又はほぼ180度の範囲で正逆回転させられるように構成され、前記舌片は、前記駆動用アームがほぼ180度おきの停止位置にあるときに揺動端の経路切換姿勢となるように構成され、前記公転駆動ローラーは、前記駆動用アームの回転軸心に対する遠近方向に遊動可能に支持され、当該公転駆動ローラーを前記駆動用アームの回転軸心に対して遠ざかる方向に付勢する付勢手段が併設された、トロリー経路の分岐装置。
  2. 前記付勢手段が、前記駆動用アームにその回転軸心に対する遠近方向に移動可能に支持され且つ前記公転駆動ローラーを軸支する摺動体を、前記公転駆動ローラーの軸心に対する左右両側で付勢する左右一対のスプリングから構成されている、請求項1に記載のトロリー経路の分岐装置。
  3. 前記モーターがブレーキレスモーターである、請求項1又は2に記載のトロリー経路の分岐装置。
  4. 前記舌片の被操作部が、当該舌片を軸支する支軸に対して舌片のある側とは反対方向に舌片から連設されたレバーから成り、前記直線状ガイドが当該レバーの長さ方向に形成された長孔から成る、請求項1〜3の何れかに記載のトロリー経路の分岐装置。
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