JP4123061B2 - トロリー経路の分岐装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、トロリーを案内するガイドレールの分岐点に設けられるトロリー経路切換のための分岐装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の分岐装置は、特許文献1に記載されるように、トロリーを案内するガイドレールの分岐点に一定角度範囲内で揺動自在に軸支された経路切換用舌片を、揺動範囲の両端の2つの経路切換姿勢に択一的に切り換えるものであって、当該舌片の姿勢切り換えのための駆動手段が必要である。この駆動手段として、特許文献1に記載のようにシリンダーユニットを使用した場合、前記舌片の2つの経路切換姿勢を容易に確定させることができるが、油圧や空圧などの流体圧を供給する手段と流体圧供給経路の切換手段が別途必要になり、コスト高になる。そこで前記舌片をモーター駆動する分岐装置が考えられたが、この場合、モーターの出力軸の回転運動を舌片の揺動運動に変換するために、モーター駆動される公転駆動ローラー(クランクピン)と、舌片側に設けられて前記公転駆動ローラーが係合する長孔などの直線状ガイドとを併用することになる。
【0003】
【特許文献1】
実開平3−126757号公報
【0004】
而して、前記公転駆動ローラーを正方向に180度公転させることにより、前記直線状ガイドを介して舌片を一方の揺動端(一方の経路切換姿勢)から他方の揺動端(他方の経路切換姿勢)へ姿勢切り換えすることができ、更に前記公転駆動ローラーを正方向に180度公転させるか又は逆方向に180度公転させることにより、前記直線状ガイドを介して舌片を他方の揺動端(他方の経路切換姿勢)から一方の揺動端(一方の経路切換姿勢)へ姿勢切り換えすることができる。
【0005】
上記作用は、前記公転駆動ローラーが180度公転した所期位置に正確に停止することによって実現されるのであって、若し、公転駆動ローラーが慣性などにより前記所期位置を超えて停止すると、上記の公転駆動ローラーと直線状ガイドとから成る機構から明らかなように、舌片が揺動端から内側へ入った位置、即ち、トロリー経路内に入り込んだ位置で停止することになり、進入してくるトロリーのガイドローラーと舌片の先端部とが互いに衝突し、舌片先端部やトロリーのガイドローラーの異常な摩損や異音の発生を引き起こすだけでなく、場合によってはトロリーの円滑な分岐走行が阻害されることにも成る。
【0006】
上記のような問題点を解消するためには、公転駆動ローラーが180度公転した時点でモーターへの通電を断つと同時にモーター出力軸に制動をかけることができるブレーキ付きモーターを採用することが考えられたが、大幅なコストアップは免れない。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得るトロリー経路の分岐装置を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、トロリー17の移動経路の分岐点に一定角度範囲内で揺動自在に軸支された経路切換用舌片1と、モーター8と、このモーター8で回転駆動される駆動用アーム10と、この駆動用アーム10の偏心位置に設けられた公転駆動ローラー11と、前記舌片1の被操作部5に設けられて前記公転駆動ローラー11が係合する直線状ガイド12とから成り、前記公転駆動ローラー11の公転運動を前記直線状ガイド12で舌片1の揺動運動に変換するようにしたトロリー経路の分岐装置において、前記モーター8はブレーキレスモーターであり、前記駆動用アーム10は、前記モーター8によりほぼ180度ずつ同一方向に回転させられるか又はほぼ180度の範囲で正逆回転させられるように構成され、前記舌片1は、前記駆動用アーム10がほぼ180度おきの停止位置にあるときに揺動端の経路切換姿勢(主経路開通姿勢X又は分岐経路開通姿勢Y)となるように構成され、前記公転駆動ローラー11は、前記駆動用アーム10の回転軸心(モーター出力軸9)に対する遠近方向に遊動可能に支持され、前記舌片1の先端部1aには、前記駆動用アーム10がほぼ180度おきの停止位置を超えて前記モーター8の慣性により揺動することにより当該舌片1が揺動端の経路切換姿勢(主経路開通姿勢X又は分岐経路開通姿勢Y)より内側に突出した姿勢にあるときに、進入してくるトロリー17のガイドローラー18が作用する被作用面19,23が設けられ、当該被作用面19,23と前記ガイドローラー18との摺接により前記舌片1が、前記駆動用アーム10に対する前記公転駆動ローラー11の移動を伴って、揺動端の経路切換姿勢に戻される構成となっている。
【0008】
上記構成の本発明を実施する場合、前記駆動用アーム10に長孔13を設け、この長孔13に、前記駆動用アーム10の回転軸心(モーター出力軸9)に対する遠近方向にスライド可能に摺動体14を支持させ、この摺動体14に前記公転駆動ローラー11を軸支することができる。又、前記舌片1の被操作部5は、当該舌片1を軸支する支軸4に対して舌片1のある側とは反対方向に舌片1から連設されたレバー5から構成し、このレバー5の長さ方向に形成された長孔から前記直線状ガイド12を構成することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の好適実施形態を添付図に基づいて説明すると、図1において、1は主経路2に対する分岐経路3の分岐点に配設された経路切換用舌片であって、後端巾広部が垂直支軸4により一定範囲内水平揺動自在に軸支され、支軸4に対して舌片1のある側とは正反対の方向に被操作部5を構成するレバー6が連設されている。そしてこの舌片1には、その先端部1aに、円弧状の分岐経路用ガイド面1bに連続する被作用面19と、直線状の主経路部用ガイド面1cに連続する被作用面23とが、後述の如く機能するように形成されている。
【0010】
7は舌片1の姿勢切換手段であって、減速機付きでブレーキレスのモーター8と、このモーター8の出力軸(減速機出力軸)9に取り付けられた駆動用アーム10と、この駆動用アーム10の遊端部(モーター出力軸9に対する偏心位置)に支承された公転駆動ローラー11と、前記駆動用アーム10の上に被さる前記レバー6にその長さ方向と平行に設けられた長孔から成り且つ前記公転駆動ローラー11が遊嵌する直線状ガイド12とから構成されている。前記公転駆動ローラー11は、駆動用アーム10に設けられた長孔13にモーター出力軸9の半径方向にスライド可能に支持された摺動体14に垂直支軸11aによって軸支されている。
【0011】
前記レバー6の両側面にはリミットスイッチ操作用凸部15a,15bが形成され、これら両凸部15a,15bによって択一的に操作される揺動端検出用リミットスイッチ16a,16bが固定フレームに取り付けられている。
【0012】
舌片1は、図1Aに示すように主経路2を開通状態にする一方の揺動端の主経路開通姿勢Xと、図2Aに示すように分岐経路3を開通状態にする他方の揺動端の分岐経路開通姿勢Yとの間でのみ揺動可能であって、両揺動端を超えて外側へ揺動することはストッパーなどで制限されている。而して、図1Aに示すように舌片1が主経路開通姿勢Xにあるとき、当該舌片1の先端部1aはトロリー経路内には突出しておらず、当該先端部から直線状に延びる主経路用ガイド面1cは、主経路部2の分岐経路部3から遠い側の直線状ガイド面2aと一定間隔を隔てて位置することになる。又このとき、リミットスイッチ16aのアクチュエーターがレバー6の凸部15aによって操作されてモーター8の制御回路に停止信号を出力している。
【0013】
図2Aに示すように舌片1が分岐経路開通姿勢Yにあるとき、当該舌片1の先端部1aはトロリー経路内には突出しておらず、当該先端部から円弧状に延びる分岐経路用ガイド面1bは、分岐経路部3の円弧中心側ガイド面3aと一定間隔を隔てて位置することになる。又このとき、リミットスイッチ16bのアクチュエーターがレバー6の凸部15bによって操作されてモーター8の制御回路に停止信号を出力している。而して、図1A,B及び図2A,Bに示すように、舌片1が主経路開通姿勢X又は分岐経路開通姿勢Yで停止した状態では、公転駆動ローラー11はレバー6の直線状ガイド12の長さ方向のほぼ中央位置にあり、駆動用アーム10は、レバー6の長さ方向に対しほぼ直交する向きにある。又、摺動体14は、長孔13の長さ方向の中間位置にある。
【0014】
舌片1が主経路開通姿勢X又は分岐経路開通姿勢Yで停止している状態からモーター8の制御回路に分岐経路開通指令信号又は主経路開通指令が入力されると、モーター8が稼働して駆動用アーム10が図1Aに示す位相Xθ又は図2Aに示す位相Yθから回転駆動される。この駆動用アーム10の回転により公転駆動ローラー11がモーター出力軸9の周りに公転運動しながら、レバー6の直線状ガイド12を介して舌片1を支軸4の周りに他方の揺動端、即ち、図2Aに示す分岐経路開通姿勢Y又は図1Aに示す主経路開通姿勢Xに向けて揺動させることになる。
【0015】
駆動用アーム10がほぼ180度回転して位相Yθ又は位相Xθに達したとき、即ち、公転駆動ローラー11がほぼ180度公転運動したとき、舌片1が他方の揺動端である分岐経路開通姿勢Y又は主経路開通姿勢Xに到達する。このときリミットスイッチ16bのアクチュエーターがレバー6の凸部15bによって操作されるか又は、リミットスイッチ16aのアクチュエーターがレバー6の凸部15aによって操作され、リミットスイッチ16b又は16aからモーター8の制御回路に停止信号が出力され、モーター8への通電が断たれる。
【0016】
尚、公転駆動ローラー11を軸支する摺動体14が駆動用アーム10に対し長孔13に沿って遊動可能であることから、駆動用アーム10が位相Xθから位相Yθまで180度にわたって回転する間の前半部では公転駆動ローラー11が駆動用アーム10に対し遠心方向(モーター出力軸9から遠ざかる方向)に移動し、後半部では求心方向(モーター出力軸9に接近する方向)に移動することが考えられるが、当該公転駆動ローラー11による舌片1の姿勢切換作用には支障がない。重要なことは、舌片1が分岐経路開通姿勢Y又は主経路開通姿勢Xに到達したとき、図1B及び図2Bに示すように、公転駆動ローラー11を軸支する摺動体14が駆動用アーム10の長孔13内の中間位置にあるように、長孔13の長さ及び位置が設定されていることである。
【0017】
図2Aに示すように舌片1が分岐経路開通姿勢Y又は主経路開通姿勢Xに切り換えられるのであるが、モーター8が前記のようにブレーキレスモーターであるから、駆動用アーム10が位相Yθ又は位相Xθに達したときにリミットスイッチ16b又は16aを介してモーター8への通電を断っても、図3に例示するように、慣性により駆動用アーム10が回転を継続し、位相Yθ又は位相Xθを超えて停止することになる。この駆動用アーム10の慣性による過回転(図3では、位相Yθを超える過回転角θ’分の回転)によって、公転駆動ローラー11は、レバー6の直線状ガイド12を介して舌片1を揺動端から反対の姿勢に戻す方向に揺動させることになり、図3Aに例示するように、舌片先端部1aがトロリー経路内に突出することになる。
【0018】
ここで駆動用アーム10の慣性による位相Yθ又は位相Xθを超える過回転角θ’を最大に想定したときにトロリー経路内に突出する舌片先端部1aに、分岐点に進入してくるトロリー17のガイドローラー18が作用する被作用面19,23が設けられている。図4Aを例にとって説明すると、分岐経路開通姿勢Yに切り換えられた舌片1が駆動用アーム10の慣性による過回転で反対の姿勢に戻されるように揺動せしめられて、先端部1aがトロリー経路内に入り込んだ状態となっても、分岐点に進入してくるトロリー17のガイドローラー18が被作用面19に作用して、舌片1が本来停止すべき揺動端の分岐経路開通姿勢Yに押し戻されるように構成されている。主経路開通姿勢Xに切り換えられた舌片1が駆動用アーム10の慣性による過回転で反対の姿勢に戻されるように揺動せしめられたときは、舌片先端部1aの被作用面23にトロリー17のガイドローラー18が作用して、当該舌片1は本来停止すべき揺動端の主経路開通姿勢Xに押し戻される。
【0019】
上記の作用は、公転駆動ローラー11が駆動用アーム10の回転軸心に対する遠近方向に移動可能であることによって実現される。即ち、図4を例にとって説明すると、舌片1がトロリー17のガイドローラー18によって強制的に分岐経路開通姿勢Yに戻されるとき、当該舌片1とは反対方向に揺動するレバー6の直線状ガイド12が公転駆動ローラー11を駆動用アーム10の回転軸心から遠ざかる方向に押圧移動させようとし、この作用力で公転駆動ローラー11(摺動体14)が、図4Bに示すように、駆動用アーム10の長孔13に沿って遠心方向にスライドすることで、上記作用が実現することになる。
【0020】
尚、図1又は図2に示すように、主経路開通姿勢Xと分岐経路開通姿勢Yとの間で揺動する舌片1の揺動抵抗が、駆動用アーム10に対する摺動体14(公転駆動ローラー11)の長孔13に沿った摺動抵抗よりも十分に大きいときは、位相Xθ又は位相Yθを超えて慣性により駆動用アーム10が回転するとき、主経路開通姿勢X又は分岐経路開通姿勢Yに達している舌片1を内側へ揺動させることなく、駆動用アーム10に対して公転駆動ローラー11(摺動体14)を遠心方向へ移動させることが可能である。この作用が確実に期待できる状況にあるときは、舌片1の先端部1aに前記被作用面19,23を形成しなくとも良いことになる。この場合は、舌片1を主経路開通姿勢Xと分岐経路開通姿勢Yとの間で揺動駆動させるとき、駆動用アーム10の回転に伴って摺動体14(公転駆動ローラー11)が遠心方向へ許容限位置まで移動した後に舌片1の揺動駆動が開始されることになる。勿論、モーター8がブレーキレスモーターであっても、組み合わされている減速機の内部抵抗(逆トルク)により、モーター停止状態で舌片1が主経路開通姿勢X又は分岐経路開通姿勢Yから内側へ不測に揺動することはなく、所期姿勢に確実に保持させることができるものである。
【0021】
主経路部2及び分岐経路部3は、図4A及び図5に示すように、トロリー17が備える左右一対前後2組の水平軸ホイール20を支持する左右一対の断面コ字形ガイドレール21a,21bと、トロリー17の上部(又は下部)に軸支された前後一対の位置決め用垂直軸ガイドローラー18を左右両側から挟むように前記ガイドレール21a,21bから連設された垂直レール部22a,22bとから構成され、前記舌片1が配設される分岐点では、前記ガイドレール21a,21bの一部及び垂直レール部22a,22bが切除され、このレール切除部に前記舌片1が配設される。而して、舌片1のガイド面1bに対応する分岐経路部3の円弧中心側ガイド面3aや舌片1のガイド面1cに対応する主経路部2の分岐経路部3から遠い側の直線状ガイド面2aは、前記垂直レール部22a,22bで構成されている。
【0022】
トロリー17の上下両側に位置決め用垂直軸ガイドローラー18が設けられているときは、上側のガイドローラー18を制御する上側舌片1と下側のガイドローラー18を制御する下側舌片1とを設けて、これら上下両舌片1を一体に連動揺動させるように構成される。
【0023】
尚、駆動用アーム10は、常に同一方向にほぼ180度ずつ回転駆動されるものであっても良いし、位相Xθと位相Yθとの間、即ち、ほぼ180度の範囲で正逆回転駆動されるものであっても良い。又、トロリー17の構造やトロリー経路を構成するガイドレールの構造は、上記実施形態に示したものに限定されない。
【0024】
【発明の効果】
本発明は以上のように実施し且つ使用することが出来るものであって、係る本発明のトロリー経路の分岐装置によれば、経路切換用舌片によるトロリー経路の切り換えをブレーキレスモーター駆動で行うものであるから、シリンダーユニットを使用するものと比較して設備コストを大巾に低減し得る。
【0025】
しかも、ブレーキレスモーター駆動の公転駆動ローラーと舌片側の直線状ガイドとから成る回転/揺動の運動変換機構を利用する簡単な構成でありながら、前記公転駆動ローラーの停止位置が駆動用アームの慣性回転で所期位置を超えて、舌片が揺動端から反対側へ戻された位置で停止しても、進入してくるトロリーのガイドローラーにより当該舌片を揺動端の経路切換姿勢に戻すことができる。従って、舌片が揺動端から反対側へ戻された位置、即ち、トロリー経路内に入り込んだ位置で停止したまま、進入してくるトロリーのガイドローラーと舌片の先端部とが互いに衝突することがなくなり、舌片先端部やトロリーのガイドローラーの異常な摩損や異音の発生を防止しながら、トロリーの円滑な分岐走行を行わせることができる。
【0026】
又、進入してくるトロリーのガイドローラーを利用して舌片を揺動端の経路切換姿勢に、駆動用アームの駆動系に影響を与えずに強制的に押し戻すことができ、前記公転駆動ローラーの停止位置が駆動用アームの慣性回転で所期位置を超える場合の悪影響を確実に防止することができる。
【0027】
尚、本発明の構成は、具体的には請求項2に記載のように実施することができるものである。又、請求項3に記載の構成によれば、本発明を簡単な構成で容易に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 A図は経路切換用舌片が主経路開通姿勢にある状態を示す平面図であり、B図は同要部の拡大横断平面図であり、C図は同要部の拡大縦断側面図である。
【図2】 A図は経路切換用舌片が分岐経路開通姿勢にある状態を示す平面図であり、B図は同要部の拡大横断平面図である。
【図3】 A図は経路切換用舌片が分岐経路開通姿勢から内側へ突出した状態を示す平面図であり、B図は同要部の拡大横断平面図である。
【図4】 A図は経路切換用舌片がトロリーによって分岐経路開通姿勢に戻された状態を示す平面図であり、B図は同要部の拡大横断平面図である。
【図5】 トロリーとガイドレール、及び経路切換用舌片を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
1 経路切換用舌片
2 主経路
3 分岐経路
4 支軸
5 舌片の被操作部
6 レバー(被操作部)
7 舌片の姿勢切換手段
8 減速機付きでブレーキレスのモーター
9 モーター出力軸(減速機出力軸)
10 駆動用アーム
11 公転駆動ローラー
12 直線状ガイド(長孔)
13 長孔
14 摺動体
15a,15b リミットスイッチ操作用凸部
16a,16b 揺動端検出用リミットスイッチ
17 トロリー
18 位置決め用垂直軸ガイドローラー
19,23 舌片先端部の被作用面
X 主経路開通姿勢
Y 分岐経路開通姿勢
Claims (3)
- トロリー移動経路の分岐点に一定角度範囲内で揺動自在に軸支された経路切換用舌片と、モーターと、このモーターで回転駆動される駆動用アームと、この駆動用アームの偏心位置に設けられた公転駆動ローラーと、前記舌片の被操作部に設けられて前記公転駆動ローラーが係合する直線状ガイドとから成り、前記公転駆動ローラーの公転運動を前記直線状ガイドで舌片の揺動運動に変換するようにしたトロリー経路の分岐装置において、前記モーターはブレーキレスモーターであり、前記駆動用アームは、前記モーターによりほぼ180度ずつ同一方向に回転させられるか又はほぼ180度の範囲で正逆回転させられるように構成され、前記舌片は、前記駆動用アームがほぼ180度おきの停止位置にあるときに揺動端の経路切換姿勢となるように構成され、前記公転駆動ローラーは、前記駆動用アームの回転軸心に対する遠近方向に遊動可能に支持され、前記舌片の先端部には、前記駆動用アームがほぼ180度おきの停止位置を超えて前記モーターの慣性により揺動することにより当該舌片が揺動端の経路切換姿勢より内側に突出した姿勢にあるときに、進入してくるトロリーのガイドローラーが作用する被作用面が設けられ、当該被作用面と前記ガイドローラーとの摺接により前記舌片が、前記駆動用アームに対する前記公転駆動ローラーの移動を伴って、揺動端の経路切換姿勢に戻されるように構成された、トロリー経路の分岐装置。
- 前記駆動用アームには長孔が設けられ、この長孔に、前記駆動用アームの回転軸心に対する遠近方向にスライド可能に摺動体が支持され、この摺動体に前記公転駆動ローラーが軸支されている、請求項1に記載のトロリー経路の分岐装置。
- 前記舌片の被操作部が、当該舌片を軸支する支軸に対して舌片のある側とは反対方向に舌片から連設されたレバーから成り、前記直線状ガイドが当該レバーの長さ方向に形成された長孔から成る、請求項1又は2に記載のトロリー経路の分岐装置。
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