JPH11334437A - 車両用乗員保護装置 - Google Patents

車両用乗員保護装置

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JPH11334437A
JPH11334437A JP10140734A JP14073498A JPH11334437A JP H11334437 A JPH11334437 A JP H11334437A JP 10140734 A JP10140734 A JP 10140734A JP 14073498 A JP14073498 A JP 14073498A JP H11334437 A JPH11334437 A JP H11334437A
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pretensioner
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sensor
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直樹 岡野
Haruhisa Kore
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シートバックの傾斜角を検出する傾斜センサを
設け、このセンサの出力によりシートバックの傾斜角が
所定範囲以外にある時にはシートバック角度制御手段で
シートバックを所定範囲内に変位させることで、後突予
測または検出時に作動するプリテンショナを介してシー
トベルトを巻込んで、乗員を適切に保護し、頸椎への負
担を未然に防止することができる乗員用保護装置の提供
を目的とする。 【解決手段】後突を予測または検出するセンサ18と、
上記センサ18の予測または検出時にシートベルトのプ
リテンショナ9を作動させる制御手段20とを備えた車
両用乗員保護装置てあって、シートバック2の傾斜角θ
を検出する傾斜センサ19と、上記傾斜センサ19の検
出出力に基づいてシートバック2の傾斜角θが所定範囲
以外にある時に、上記シートバック2を所定範囲内に変
位させるシートバック角度制御手段とを備えたことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、後突を予測また
は検出するセンサと、このセンサの予測または検出時に
シートベルトのプリテンショナを作動させるCPUやマ
イクロコンピュータユニット(MCU)等の制御手段を
備えて、乗員を保護するような車両用乗員保護装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の車両用乗員保護装置とし
ては、例えば特開平9−175327号公報に記載の装
置がある。すなわち相対距離センサ等を含む危険度予知
手段を設け、この予知手段が後突を予測した時にマイク
ロコンピュータユニット(いわゆるMCU)を介してベ
ルトリトラクタ(またはプリテンショナ)を作動し、シ
ートベルトを巻込み操作させ、このシートベルトの張力
を増加させて乗員をシートなかんずくシートバックに固
定することにより、後突時に乗員を保護すべく構成した
ものである。
【0003】しかし、この従来装置においてはシートバ
ックの傾斜角度の如何に関係なく上述の予測時において
ベルトリトラクタ(またはプリテンショナ)を作動させ
るものであるから、シートバックが過度に起立している
場合やシートバックが過度に倒伏している場合には、上
述のベルトリトラクタ(またはプリテンショナ)を作動
させても、良好な乗員保護効果が期待できず、頸椎への
負担を未然に防止することが困難となる問題点があっ
た。
【0004】上述の頸椎への負担は次のようなメカニズ
ムで発生するものと推考される。つまり、後突時におい
て乗員の頭部は慣性で止ろうとする一方、乗員の胸椎は
シートバック上部で押されて前進しながら直線化し、ま
た乗員の体幹はシートバックに沿ってずり上がるので、
乗員の頸椎に負担が発生するものと推考される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、シートバックの傾斜角を検出する傾斜セン
サを設け、このセンサの出力によりシートバックの傾斜
角が所定範囲以外にある時にはシートバック角度制御手
段でシートバックを所定範囲内に変位させることで、後
突予測時または検出時に作動するプリテンショナを介し
てシートベルトを巻込んで、乗員を適切に保護し、頸椎
への負担を未然に防止することができる車両用乗員保護
装置の提供を目的とする。
【0006】この発明の請求項2記載の発明は、シート
バックの傾斜角を検出する傾斜センサを設け、このセン
サで検出したシートバックの傾斜角に対応してプリテン
ショナの作動内容を変更することで、後突予測時または
検出時に作動するプリテンショナを適切に作用させて、
乗員を良好に保護し、頸椎への負担を未然に防止するこ
とができる車両用乗員保護装置の提供を目的とする。
【0007】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、シートバックの傾斜
角が大きい時(シートバックが起立傾向にある時)にシ
ートバック角度制御手段でシートバックを寝かし変位
し、シートバックの傾斜角が小さい時(シートバックが
倒状傾向にある時)にシートバック角度制御手段でシー
トバックを引起こし変位させることで、シートバックの
傾斜角を適切な範囲に変更して、乗員をより一層良好に
保護することができるすることができる車両用乗員保護
装置の提供を目的とする。
【0008】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1または3記載の発明の目的と併せて、上述のシー
トバックの引起こし制御時には、プリテンショナによる
シートベルト巻込み作動を禁止することで、乗員に与え
る違和感をなくすことができる車両用乗員保護装置の提
供を目的とする。
【0009】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項4記載の発明の目的と併せて、上述のシートバック
角度制御手段によるシートバックの引起こし制御後に、
プリテンショナ制御を開始することで、シートバックを
所定範囲内に位置させた状態下においてプリテンショナ
およびシートベルトにより乗員を保護することができ、
より一層確実な乗員保護を達成することができる車両用
乗員保護装置の提供を目的とする。
【0010】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項1,3,4または5記載の発明の目的と併せて、上
述のシートバック角度制御手段によるシートバックの寝
かし制御時には、シートバックは乗員の背部から離れる
方向つまり前方から後方へ移動し、プリテンショナによ
るシートベルトの移動方向も前方から後方であって、互
の移動方向が略同等の方向であるために、プリテンショ
ナ作動を許容し、シートベルトにより乗員を迅速かつ確
実に保護することができる車両用乗員保護装置の提供を
目的とする。
【0011】この発明の請求項7記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の目的と併せて、シートバックの傾斜
角が小さい時(シートバックが倒状傾向にある時)に
は、シートベルトにより迅速かつ強く乗員を拘束する必
要があり、これに対応してプリテンショナの作動速度を
大きくすることで、シートバックの傾斜角が小さい条件
下においても、良好な乗員保護ができて、頸椎への負担
を未然に防止することができる車両用乗員保護装置の提
供を目的とする。
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、後突を予測または検出するセンサと、上記セ
ンサの予測または検出時にシートベルトのプリテンショ
ナを作動させる制御手段とを備えた車両用乗員保護装置
であって、シートバックの傾斜角を検出する傾斜センサ
と、上記傾斜センサの検出出力に基づいてシートバック
の傾斜角が所定範囲以外にある時に、上記シートバック
を所定範囲以内に変位させるシートバック角度制御手段
とを備えた車両用乗員保護装置であることを特徴とす
る。
【0012】この発明の請求項2記載の発明は、後突を
予測または検出するセンサと、上記センサの予測または
検出時にシートベルトのプリテンショナを作動させる制
御手段とを備えた車両用乗員保護装置であって、シート
バックの傾斜角を検出する傾斜センサと、上記傾斜セン
サで検出したシートバックの傾斜角に対応して上記制御
手段によるプリテンショナの作動内容を変更する作動内
容変更手段とを備えた車両用乗員保護装置であることを
特徴とする。
【0013】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、上記シートバックの
傾斜角が大きい時に上記シートバック角度制御手段でシ
ートバックを寝かし変位し、上記シートバックの傾斜角
が小さい時に上記シートバック角度制御手段でシートバ
ックを引起こし変位させる車両用乗員保護装置であるこ
とを特徴とする。
【0014】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1または3記載の発明の目的と併せて、上記シート
バックの引起こし制御時には、上記制御手段によるプリ
テンショナ作動を禁止する禁止手段が設けられた車両用
乗員保護装置であることを特徴とする。
【0015】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項4記載の発明の目的と併せて、上記シートバック角
度制御手段によるシートバックの引起こし制御後に、上
記制御手段によるプリテンショナ制御を開始させる車両
用乗員保護装置であることを特徴とする。
【0016】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項1,3,4または5記載の発明の目的と併せて、上
記シートバック角度制御手段によるシートバックの寝か
し制御時には、上記制御手段によるプリテンショナ作動
を許容する車両用乗員保護装置であることを特徴とす
る。
【0017】この発明の請求項7記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の目的と併せて、シートバックの傾斜
角が小さい時、上記作動内容変更手段はプリテンショナ
の作動速度を大きくする車両用乗員保護装置であること
を特徴とする。
【0018】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、上述のセンサは後突を予測または検出し、上
述の制御手段はセンサの予測または検出時にシートベル
トのプリテンショナを作動させるが、上述のシートバッ
ク角度制御手段は傾斜センサの検出出力に基づいてシー
トバックの傾斜角が所定範囲以外にある時に、シートバ
ックを所定範囲内に変位させる。
【0019】このため、後突予測または検出時にはプリ
テンショナを作動させて、シートベルトを巻込むが、上
述のシートバックは所定範囲内に位置するよう可変制御
されるので、シートベルトにて乗員の頭部とヘッドレス
トとを近接させる作用と相俟って、乗員を適切に保護
し、頸椎への負担を未然に防止することができる効果が
ある。
【0020】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上述のセンサは後突を予測または検出し、上述の制御手
段はセンサの予測または検出時にシートベルトのプリテ
ンショナを作動させるが、上述の作動内容変更手段は傾
斜センサが検出したシートバックの傾斜角に対応して上
記制御手段によるプリテンショナの作動内容を変更す
る。
【0021】このため、後突予測または検出時にはプリ
テンショナを作動させて、シートベルトを巻込むが、シ
ートバックの傾斜角に対応したプリテンショナ作動が確
保できるので、このプリテンショナを適切に作用させ
て、乗員を良好に保護し、乗員の頭部とヘッドレストと
の間の離間距離短縮と相俟って、頸椎への負担を未然に
防止することができる効果がある。
【0022】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述のシート
バック角度制御手段はシートバックの傾斜角が大きい時
(シートバックが起立傾向にある時)には該シートバッ
クを寝かし変位し、シートバックの傾斜角が小さい時
(シートバックが倒状傾向にある時)には該シートバッ
クを引起こし変位させる。このように上述のシートバッ
ク角度制御手段でシートバックの傾斜角を適切な範囲
(所定範囲内)に変更するので、乗員をより一層良好に
保護することができる効果がある。
【0023】この発明の請求項4記載の発明によれば、
上記請求項1または3記載の発明の効果と併せて、上述
シートバックの引起こし制御時には、禁止手段が制御手
段によるプリテンショナ作動を禁止する。つまりシート
バックの引起こし時に該シートバックは後方から前方に
向けて引起こされ、この時にシートベルトを前方から後
方へ引き込むプリテンショナを作動させると、乗員は違
和感を感ずるが、上述の禁止手段でプリテンショナ作動
を禁止するので、乗員に与える違和感なくすことができ
る効果がある。
【0024】この発明の請求項5記載の発明によれば、
上記請求項4記載の発明の効果と併せて、上述のシート
バック角度制御手段によるシートバックの引起こし制御
後に、プリテンショナ制御を開始するので、シートバッ
クを所定範囲内に位置させた状態下(条件下)にて、プ
リテンショナおよびシートベルトで乗員を保護すること
ができ、この結果、より一層確実な乗員保護を達成する
ことができる効果がある。
【0025】この発明の請求項6記載の発明によれば、
上記請求項1,3,4または5記載の発明の目的と併せ
て、上述のシートバック角度制御手段によるシートバッ
クの寝かし制御時には、シートバックは乗員の背部から
離れる方向つまり前方から後方へ移動し、プリテンショ
ナによるシートベルトの移動方向も前方から後方であっ
て、シートバックとシートベルトの互の移動方向が略同
等の方向であるために、プリテンショナ作動を許容し
て、シートベルトにより乗員を迅速かつ確実に保護する
ことができる効果がある。
【0026】この発明の請求項7記載の発明によれば、
上記請求項2記載の発明の目的と併せて、上述の作動内
容変更手段はシートバックの傾斜角が小さい時にプリテ
ンショナの作動速度を大きくする。つまり、シートバッ
クの傾斜角が小さく、シートバックが倒状傾向にある場
合には、シートベルトにより迅速かつ強く乗員を拘束す
る必要があるので、これに対応してプリテンショナの作
動速度を大きくするので、シートバックの傾斜角が小さ
い条件下においても、良好な乗員保護ができて、頸椎へ
の負担を未然に防止することができる効果がある。
【0027】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は車両用乗員保護装置を示し、図1におい
てシートクッション1と、シートバック2と、ヘッドレ
スト3とを備えたシート4を設け、このシート4に着座
した乗員Aを、タング5をバックル6に係入させた時、
ショルダベルト7およびラップベルト8から成る3点式
シートベルト装置にて拘束すべく構成している。
【0028】上述のショルダベルト7、ラップベルト8
(これら両者にてシートベルトが構成される)の一方また
は双方は車体に内設されたプリテンショナ9(図2参
照)に連結され、必要時にシートベルト7,8に張力を
付与すべく構成している。
【0029】また上述のシートバック2は図2に示すシ
ートバック角度駆動モータ10によりシートクッション
1に対して傾動可能に構成されており、リクライニング
支点11を中心として起伏する。
【0030】このシートバック2内には乗員がシートバ
ック2に近接または当接したことを検出する複数の近接
センサ12を内蔵している。この近接センサ12は超音
波センサで構成することができるが、乗員のシートバッ
ク2への当接の有無を検出する場合には近接センサ12
に代えて感圧センサを用いてもよい。
【0031】さらに上述のシートバック2内の上方前部
には中実構造のシートバックフレーム13に支持されて
成るエアバッグ装置14を内蔵し、インフレータ15の
作動時にはシートバック2の表皮縫目部を介してエアバ
ッグ16を図1に仮想線で示すように乗員Aの頸部から
後頭部にかけて展開して、乗員Aの頸部を保護すべく構
成している。なお、図1において17はステアリングホ
イールである。
【0032】図2は車両用乗員保護装置の制御回路を示
し、CPU20は後突を予測する予測センサ18からの
信号と、ポテンショメータ等により構成されてシートバ
ック2の傾斜角θを検出する傾斜センサ19(シートバ
ック角度センサ)からの信号と、近接センサ12からの
信号とに基づいて、ROM21に格納されたプログラム
に従って、プリテンショナ9用のモータ22およびシー
トバック角度駆動モータ10を駆動制御し、またRAM
23はタイマの所定値データやその他の必要なデータお
よびマップ等を記憶する。なお、シートバック2の傾斜
角θは図3に示すように、シートクッション1の座面に
相当する水平面を0度とし、このポイントよりもシート
バック2が前方へ変位する程、傾斜角θが大となり、直
角に相当する起立状態を90度として検出するものであ
る。なお、上述の予測センサ18に代えて後突を検出す
るGセンサを用いるように構成してもよい。
【0033】ここで、上述のCPU20は内蔵タイマ2
4を有し、衝突の予測時点からタイマスタートして、計
時を行なう。なお後突の予測時点から後突までの時間は
1秒前後である。また上述の予測センサ18は超音波を
用いて自車と後突の可能性がある車両(他車)との間の相
対距離や相対速度を計測して、後突を予測する。
【0034】さらに、上述のCPU20は予測センサ1
8の後突予測時にシートベルト7,8(特にショルダベ
ルト7)のプリテンショナ9を作動させる制御手段であ
る。加えて、上述のモータ22をプリテンショナ9を介
してシートベルト7,8なかんずつショルダベルト7を
巻込み駆動する。
【0035】しかも、上述のCPU20は、傾斜センサ
19の検出出力に基づいてシートバック2の傾斜角θが
所定範囲(図3に示す角度α〜角度βの範囲)以外にある
時に、上述のシートバック2を所定範囲内に変位させる
シートバック角度制御手段(図4に示すフローチャート
の各ステップS7,S10参照)と、シートバック2の
引起こし制御時に、上記制御手段(CPU20それ自体
参照)によるプリテンショナ作動を禁止する禁止手段
(図4に示すフローチャートの第10ステップS10参
照、この実施例では該第10ステップS10が禁止手段
とシートバック角度制御手段とを兼ねる)と、シートバ
ック角度制御手段(第10ステップS10参照)によるシ
ートバック2の引起こし制御後に、上述の制御手段(C
PU20参照)によるプリテンショナ制御を開始させる
開始手段(図4に示すフローチャートの第12ステップ
S12参照)と、上述のシートバック角度制御手段(第7
ステップS7参照)によるシートバック2の寝かし制御
時には、上述の制御手段(CPU20参照)によるプリテ
ンショナ作動を、シートバック傾倒駆動に対して先行さ
せて許容する許容手段(図4に示すフローチャートの第
6ステップS6参照)と、を兼ねる。
【0036】さらに、上述のシートバック角度制御手段
(各ステップS7,S10参照)は、シートバック2の傾
斜角θが大きい時(図3の角度βより大きい時)にシート
バック2を寝かし変位(倒し駆動)し、シートバック2の
傾斜角θが小さい時(図3の角度αより小さい時)にシー
バック2を引起こし変位(引起こし駆動)させるように構
成している。
【0037】このように構成した車両用乗員保護装置
(請求項1,3,4,5,6に相当する実施例)の作用
を、図4に示すフローチャート(メインルーチン)と、図
5に示すフローチャート(サブルーチン)とを参照して、
以下に詳述する。
【0038】まず、図4に示すフローチャートを参照し
て、後突の予測乃至シートバック角度制御処理について
説明する。第1ステップS1で、CPU20は予測セン
サ18による検出を実行し、次の第2ステップS2で、
CPU20は予測センサ18出力に基づいて衝突予測か
否か、換言すれば後突の可能性があるか否かを判定し、
NO判定時には第3ステップS3に移行する一方、YE
S判定時には第4ステップS4に移行する。
【0039】上述の第3ステップS3で、CPU20は
各種機器(例えばシートバック2、シートベルト7,8
および再使用可能なエアバッグ等)が作動されていれ
ば、これらを違和感のないようにゆっくりと元に戻した
後に、第2ステップS2にリターンする。
【0040】一方、上述の第4ステップS4で、CPU
20は衝突予測に対応して傾斜センサ19からの入力に
よりシードバック2の傾斜角θつまりシートバック角度
θを検出する。
【0041】次に第5ステップS5で、CPU20は現
行の傾斜角θと予め設定された所定範囲内の一方の設定
角(上限値)としての角度β(図3参照)とを比較して、θ
>βか否かを判定し、YES判定時(θ>βでシートバ
ック2が立ち過ぎている時)には次の第6ステップS6
に移行する一方、NO判定時(θ=βを含み、θ<βの
時)には別の第9ステップS9に移行する。
【0042】上述の第6ステップS6で、CPU20は
モータ22を駆動して、プリテンショナ9を作動する
が、このプリテンショナ作動については図5に示すサブ
ルーチンを参照して後述する。
【0043】次に第7ステップS7で、CPU20はシ
ートバック角度駆動モータ10を介してシートバック2
を倒し駆動する。すなわち、θ>βに対応して、CPU
20はシートバック2を寝かし変位させる。このシート
バック角度駆動モータ10としては既存のリクライニン
グ角度調整モータを有効利用することができる。
【0044】次に第8ステップS8で、CPU20は傾
斜センサ19からの入力に基づいて現行のシートバック
2の傾斜角θが所定範囲(α〜β)内の特定の値β1(但
し、β1<β)に達したか否かを判定し、NO判定時に
は第7ステップS7にリターンする一方、YES判定時
にはシートバック角度制御処理を終了する。
【0045】一方、前述の第9ステップS9で、CPU
20は現行のシートバック2の傾斜角θと予め設定され
た所定範囲内の他方の設定角(下限値)としての角度α
(図3参照)とを比較して、θ<αか否かを判定し、YE
S判定時(θ<αでシートバック2が寝すぎている時)に
は次の第10ステップS10に移行する一方、NO判定
時(傾斜角θが所定範囲α〜β内にある時)には次の第1
2ステップS12にスキップする。
【0046】上述の第10ステップS10で、CPU2
0はθ<αに対応してシートバック角度駆動モータ10
を介してシートバック2を引起こし駆動する。このシー
トバック2の引起こし制御時にあっては、CPU20は
プリテンショナ9の作動を禁止する。
【0047】次に第11ステップS11で、CPU20
は傾斜センサ19からの入力に基づいて現行のシートバ
ック2の傾斜角θが所定範囲(α〜β)内の特定の値α1
(但し、α1>α)に達したか否かを判定し、NO判定時
には第10ステップS10にリターンする一方、YES
判定時には次の第12ステップS12に移行する。
【0048】この第12ステップS12で、CPU20
はモータ22を駆動して、プリテンショナ9を作動する
が、このプリテンショナ作動については図5に示すサブ
ルーチンを参照して後述する。
【0049】要するに図4に示すフローチャートにおい
ては、シートバック2の傾斜角θを検出し、現行の傾斜
角θが図3に示す角度βよりも大きい時にはプリテンシ
ョナ9を先行駆動した後に、シートバック2を寝かし変
位せて、シートバック2の傾斜角θを所定範囲(α〜β)
内の特定角度β1に設定し、逆に現行の傾斜角θが図3
に示す角度αよりも小さい時にはシートバック2を引起
こし変位させて、シートバック2の傾斜角θを所定範囲
(α〜β)内の特定角α1に設定した後に、プリテンショ
ナ9を後行駆動し、現行の傾斜角θが図3に示す所定範
囲(α〜β)内にある時はシートバック2の角度制御を実
行することなく、プリテンショナ9を作動させるもので
ある。
【0050】次に図5に示すフローチャートを参照して
プリテンショナ9の作動処理について説明する。このサ
ブルーチンは図4で示したメインルーチンの第6ステッ
プS6および第12ステップS12に相当するものであ
る。
【0051】第1ステップQ1で、CPU20はその内
臓タイマ24をスタートさせ、次の第2ステップQ2
で、CPU20はプリテンショナ9を低速にて作動し、
シートベルト7,8を低速で巻き込む。次に第3ステッ
プQ3で、CPU20は近接センサ12の検出を実行
し、次の第4ステップQ4で、CPU20は乗員Aがシ
ートバック2に当接または近接しているか否かを判定す
る。
【0052】而して、第4ステップQ4でのNO判定時
には次の第5ステップQ5に移行する一方、YES判定
時には別の第6ステップQ6に移行する。この第6ステ
ップQ6で、CPU20はシートベルト7,8の弛みを
とる目的で、プリテンショナ9を低速作動させ、次の第
7ステップQ7で、CPU20は乗員Aがシートバック
2に当接または近接した後に、プリテンショナ9の所定
量の作動が完了したか否かを判定する。
【0053】そして、NO判定時には第6ステップQ6
にリターンする一方、弛みがないことに相当するYES
判定時には第12ステップQ12に移行して、プリテン
ショナ9を停止する。
【0054】一方、前述の第5ステップQ5で、CPU
20は内蔵タイマ24のタイマ値が所定値に達したか否
かを判定し、NO判定時には第2ステップQ2にリター
ンする一方、YES判定時には次の第8ステップQ8に
移行する。この第8ステップQ8で、タイマ値が所定値
に達したことに対応して、CPU20はプリテンショナ
9を低速作動から高速作動に切換えて、シートベルト
7,8を高速で巻き込む。
【0055】次に第9ステップQ9で、CPU20は近
接センサ12出力に基づいて乗員Aがシートバック2に
当接または近接したか否かを判定し、NO判定時には第
8ステップQ8にリターンする一方、YES判定時には
次の第10ステップQ10に移行する。
【0056】この第10ステップQ10で、CPU20
はシートベルト7,8の弛みをとる目的で、プリテンシ
ョナ9を低速作動させ、次の第11ステップQ11で、
CPU20は乗員Aがシートバック2に当接または近接
した後に、プリテンショナ9の所定量の作動が完了した
か否かを判定する。
【0057】そして、第11ステップQ11でのNO判
定時には第10ステップQ10にリターンする一方、弛
みがないことに相当するYES判定時には次の第12ス
テップQ12に移行し、この第12ステップQ12で、
CPU20はプリテンショナ9を停止し、次の第13ス
テップQ13で、CPU20はタイマをリセットする。
【0058】このように図1〜図5で示した車両用乗員
保護装置によれば、上述の予測センサ18は後突を予測
し、上述の制御手段(CPU20参照)は予測センサ18
の予測時にショルダベルト7のプリテンショナ9を作動
させるが、上述のシートバック角度制御手段(各ステッ
プS7,S10参照)は傾斜センサ19の検出出力に基
づいてシートバック2の傾斜角θが所定範囲(α〜β)以
外にある時に、シートバック2を所定範囲(α〜β)内に
変位させる。
【0059】このため、後突予測時にはプリテンショナ
9を作動させて、シートベルト2を巻込むが、上述のシ
ートバック2は所定範囲(α〜β)内に位置するよう可変
制御されるので、ショルダベルト7にて図1に仮想線で
示すように乗員Aの頭部とヘッドレスト3とを近接させ
る作用と相俟って、乗員Aを適切に保護し、頸椎への負
担を未然に防止することができる効果がある。なお、上
述の予測センサ18に代えて後突を検出するGセンサを
用いてもよい。
【0060】また、上述のシートバック角度制御手段
(各ステップS7,S10参照)はシートバック2の傾斜
角θが大きい時(シートバック2が起立方向にある時)に
は該シートバック2を寝かし変位し、シートバック2の
傾斜角θが小さい時(シートバック2が倒伏方向にある
時)には該シートバック2を引起こし変位させる。
【0061】このように上述のシートバック角度制御手
段(各ステップS7,S10参照)でシートバック2の傾
斜角θを適切な範囲(所定範囲α〜β内)に変更するの
で、乗員Aをより一層良好に保護することができる効果
がある。
【0062】さらに、上述のシートバック2の引起こ
し、制御時には、禁止手段(第10ステップS10参
照)が制御手段(CPU20参照)によるプリテンショ
ナ作動を禁止する。つまりシートバック2の引起こし時
に該シートバック2は後方から前方に向けて引起こさ
れ、この時にショルダベルト7を前方から後方へ引き込
むプリテンショナ9を作動させると、乗員Aは違和感を
感ずるが、上述の禁止手段(第10ステップS10参
照)でプリテンショナ作動を禁止するので、乗員Aに与
える違和感をなくすことができる効果がある。
【0063】加えて、上述のシートバック角度制御手段
(第10ステップS10参照、この実施例では該ステッ
プS10がシートバック角度制御手段と上述の禁止手段
とを兼ねる)によるシートバック2の引起こし制御後に
おいて、プリテンショナ制御を開始するので、シートバ
ック2を所定範囲(α〜β)内に位置させた状態下(条
件下)にて、プリテンショナ9およびシートベルト7,
8で乗員Aを保護することができ、この結果、より一層
確実な乗員保護を達成することができる効果がある。
【0064】また、上述のシートバック角度制御手段
(第7ステップS7参照)によるシートバック2の寝か
し制御時には、シートバック2は乗員Aの背部から離れ
る方向つまり前方から後方へ移動し、プリテンショナ9
によるショルダベルト7の移動方向も前方から後方であ
って、シートバック2とショルダ7の互の移動方向が略
同等の方向であるために、プリテンショナ作動を許容し
て、シートベルト7,8により乗員Aを迅速かつ確実に
保護することができる効果がある。
【0065】図6は車両用乗員保護装置の他の実施例を
示すフローチャートである。この実施例においても図1
〜図3の回路装置を用いるが、この実施例の場合、上述
のCPU20は、予測センサ18の予測時にショルダベ
ルト7のプリテンショナ9を作動させる制御手段(CP
U20それ自体参照)と、傾斜センサ19で検出したシ
ートバック2の傾斜角θに対応して上述の制御手段(C
PU20参照)によるプリテンショナ9の作動内容を変
更する作動内容変更手段(図6に示すフローチャートの
第5ステップC5参照)とを兼ねる。なお、この実施例
においても前述と同様にして、予測センサ18に代えて
後突を検出するGセンサを用いてもよい。
【0066】しかも、上述の作動内容変更手段(第5ス
テップC5参照)は、シートバック2の傾斜角θが小さ
い時にプリテンショナ9の作動速度、換言すればモータ
22の回転速度を大きくするように構成している。
【0067】また、この実施例では前述のRAM23に
図7に示す如きマップM1を記憶させている。このマッ
プM1は横軸にシートバック2の傾斜角θをとり、縦軸
にプリテンショナ9の作動倍率をとった記憶手段で、シ
ートバック2の傾斜角θが小さい程、プリテンショナ9
の作動倍率が大きくなるように設定し、逆にシートバッ
ク2の傾斜角θが大きい程、プリテンショナ9の作動倍
率が小さくなるように設定している。なお、上述のマッ
プM1からの読込みによりプリテンショナ作動倍率を求
める手段に代えて、シートバック2の傾斜角θから演算
によりプリテンショナ9の作動倍率を求めるように構成
してもよいことは勿論である。
【0068】このように構成した車両用乗員保護装置
(請求項2,7に相当する実施例)の作用を図6に示す
フローチャートを参照して、以下に詳述する。
【0069】第1ステップC1で、CPU20は予測セ
ンサ18による検出を実行し、次の第2ステップC2
で、CPU20は予測センサ18の出力に基づいて衝突
予測か否か、換言すれば後突の可能性があるか否かを判
定し、NO判定時には第3ステップS3に移行する一
方、YES判定時には第4ステップC4に移行する。
【0070】上述の第3ステップC3で、CPU20は
各種機器(例えばシートバック2、シートベルト7,8
および再使用可能なエアバッグ等)が作動されていれ
ば、これらを違和感のないようにゆっくりと元に戻した
後に、第2ステップC2にリターンする。一方、上述の
第4ステップC4で、CPU20は傾斜センサ19によ
るシートバック2の傾斜角θ(つまりシートバック角
度)の検出を実行する。
【0071】次に第5ステップC5で、CPU20は検
出した傾斜角θに対応してプリテンショナ9の作動倍率
を求める。この実施例では図7に示すマップM1から傾
斜角θに対応した作動倍率の読込み処理を実行し、この
作動倍率はプリテンショナ作動時に反映される。
【0072】次に第6ステップC6で、CPU20はプ
リテンショナ9を作動させ、ショルダベルト7を巻き込
むが、このプリテンショナ作動処理については図5のフ
ローチャートを参照して、既述した通りである。
【0073】このように図6、図7で示した車両用乗員
保護装置によれば、上述の予測センサ18は後突を予測
し、上述の制御手段(CPU20参照)は予測センサ18
の予測時にショルダベルト7のプリテンショナ9を作動
させるが、上述の作動内容変更手段(第5ステップC5
参照)は傾斜センサ19で検出したシートバック2の傾
斜角θに対応して上記制御手段(CPU20参照)による
プリテンショナ9の作動内容を変更する。
【0074】このため、後突予測時にはプリテンショナ
9を作動させて、シートベルト7,8を巻込むが、シー
トバック2の傾斜角θに対応したプリテンショナ作動が
確保できるので、このプリテンショナ9を適切に作用さ
せて、乗員Aを良好に保護し、乗員Aの頭部とヘッドレ
スト3との間の離間距離短縮(図1の仮想線参照)と相俟
って頸椎への負担を未然に防止することができる効果が
ある。
【0075】しかも、上述の作動内容変更手段(第5ス
テップC5参照)はシートバック2の傾斜角θが小さい
時にプリテンショナ9の作動速度を大きくする。つま
り、シートバック2の傾斜角θが小さく、シートバック
2が倒伏傾向にある場合には、シートベルト7,8によ
り迅速かつ強く乗員Aを拘束する必要があるので、これ
に対応してプリテンショナ9の作動速度を大きくするの
で、シートバック2の傾斜角θが小さい条件下において
も良好な乗員保護ができて、頸椎への負担を未然に防止
することができる効果がある。
【0076】図8は車両用乗員保護装置のさらに他の実
施例を示すフローチャートである。この実施例において
も図1〜図3の回路装置および図7のマップM1を用い
るが、この実施例の場合、上述のCPU20は、予測セ
ンサ18の予測時にショルダベルト7のプリテンショナ
9を作動させる制御手段(CPU20それ自体参照)と、
傾斜センサ19の検出出力に基づいてシートバック2の
傾斜角θが所定範囲(α〜β)以外にある時に、シートバ
ック2を所定範囲(α〜β)内に変位させるシートバック
角度制御手段(図8に示すフローチャートの第8ステッ
プU8参照)と、上述の傾斜センサ19で検出したシー
トバック2の傾斜角θに対応して制御手段(CPU20)
によるプリテンショナ9の作動内容を変更する作動内容
変更手段(図8に示すフローチャートの第9ステップU
9参照)と、を兼ねる。なお、この実施例においても先
の各実施例と同様にして、予測センサ18に代えて、後
突を検出するGセンサを用いてもよい。
【0077】また上述の作動内容変更手段(第9ステッ
プU9参照)はシートバック2の傾斜角θが小さい時に
プリテンショナ9の作動速度(換言すればモータ22の
回転速度)を大きくし、シートバック2の傾斜角θが大
きい時にプリテンショナ9の作動速度を小さくするよう
に構成している。
【0078】このように構成した車両用乗員保護装置
(請求項1,2,7に相当する実施例)の作用を、図8に
示すフローチャートを参照して、以下に詳述する。第1
ステップU1で、CPU20は予測センサ18による検
出を実行し、次の第2ステップU2で、CPU20は予
測センサ18の出力に基づいて衝突予測か否か、換言す
れば後突の可能性があるか否かを判定し、NO判定時に
は第3ステップU3に移行する一方、YES判定時には
第4ステップU4に移行する。
【0079】上述の第3ステップU3で、CPU20は
各種機器(例えばシートバック2、シートベルト7,8
および再使用可能なエアバッグ等)が作動されていれ
ば、これらを違和感のないようにゆっくりと元に戻した
後に、第2ステップU2にリターンする。
【0080】一方、上述の第4ステップU4で、CPU
20は傾斜センサ19によるシートバック2の傾斜角θ
(つまりシートバック角度)の検出を実行する。次に第5
ステップU5で、CPU20は検出された現行のシート
バック2の傾斜角θと、所定範囲(α〜β)内の他方の設
定角(下限値)としての角度α(図3参照)とを比較して、
θ>αか否かを判定し、YES判定時(θ>αの時)には
第9ステップU9に移行する一方、NO判定時(θ<α
でシートバック2が寝すぎている時)には第7ステップ
U7に移行する。
【0081】この第7ステップU7で、CPU20は近
接センサ12の出力に基づいて乗員Aがシートバック2
に接触または近接しているか否かを判定し、YES判定
時には第9ステップU9に移行する一方、NO判定時す
なわち図9に示すようにシートバック2の傾斜角θが角
度αよりも小さく、かつ乗員Aがシートバック2に接
触、近接していない時には次の第8ステップU8に移行
する。
【0082】この第8ステップU8で、CPU20はシ
ートバック角度駆動モータ10を回転して、寝すぎてい
るシートバック2を図9の矢印a方向へ所定量引起こし
駆動する。なお、この際にはプリテンショナ9は作動さ
せない。
【0083】一方、上述の第9ステップU9で、CPU
20は図7に示すマップM1から現行のシートバック2
の傾斜角θに対応したプリテンショナ9の作動倍率を読
込み、この作動倍率(換言すればモータ22の回転速度)
をプリテンショナ作動に反映させる。なお作動倍率をマ
ップM1から読込む構成に代えて、この作動倍率を演算
により求めてもよいことは勿論である。
【0084】次に第10ステップU10で、CPU20
はプリテンショナ9を作動させ、ショルダベルト7を巻
き込むが。このプリテンショナ作動処理については図5
のフローチャートを参照して既述した通りである。
【0085】このように図8に示す実施例によれば、シ
ートバック2が図9の如く寝すぎており、かつ乗員Aが
シートバック2に近接または当接していない時、シート
バック2の所定量引起こし駆動により、シートバック2
を乗員Aの背部に近接または当接させ、ヘッドレスト3
を乗員Aの頭部に近接または当接させて、後突時の乗員
保護を図ることができる。なお、その他の点については
図6、図7を参照して先に述べた実施例とほぼ同様の作
用、効果を奏するので、図9において前図と同一部分に
は同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0086】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明のシートベルトは、実施例のショル
ダベルト7、ラップベルト8に対応し、以下同様に、制
御手段は、CPU20に対応し、シートバック角度制御
手段は、各ステップS7,S10,U8に対応し、作動
内容変更手段は、各ステップC5,U9に対応し、禁止
手段は、第10ステップS10に対応(但し、このステ
ップS10はシートバック角度制御手段を兼ねる)する
もこの発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるも
のではない。
【0087】例えば、図示実施例においては乗員保護装
置を運転席側に適用した場合について例示したが、本発
明の車両用乗員保護装置は運転席のみならず助手席およ
びリヤ席側にも適用することができるのは云うまでもな
い。また、シートバック角度制御手段によるシートバッ
ク2の寝かし制御時(図4の第7ステップS7参照)に
は、CPU20によるプリテンショナ作動を許容すべく
構成したが、この寝かし制御とプリテンショナ作動とを
同時に実行してもよく、寝かし制御に先行してプリテン
ショナ作動を強制実行してもよい。また上記各実施例に
おいては予測センサ18で後突を予測すべく構成した
が、Gセンサで後突を検出すべく構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車両用乗員保護装置を示す側面図。
【図2】 乗員保護装置の制御回路ブロック図。
【図3】 シートバック傾斜角の所定範囲を示す説明
図。
【図4】 後突予測乃至シートバック角度制御処理を示
すフローチャート。
【図5】 プリテンショナ作動処理を示すフローチャー
ト。
【図6】 本発明の車両用乗員保護装置の他の実施例を
示すフローチャート。
【図7】 RAMに記憶させたマップの説明図。
【図8】 本発明の車両用乗員保護装置のさらに他の実
施例を示すフローチャート。
【図9】 シートバックおよび乗員の一態様を示す説明
図。
【符号の説明】
2…シートバック 7…ショルダベルト 8…ラップベルト 9…プリテンショナ 18…予測センサ(センサ) 19…傾斜センサ 20…CPU(制御手段) S7,U8…シートバック角度制御手段 S10…シートバック角度制御手段(禁止手段) C5,U9…作動内容変更手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】後突を予測または検出するセンサと、上記
    センサの予測または検出時にシートベルトのプリテンシ
    ョナを作動させる制御手段とを備えた車両用乗員保護装
    置であって、シートバックの傾斜角を検出する傾斜セン
    サと、上記傾斜センサの検出出力に基づいてシートバッ
    クの傾斜角が所定範囲以外にある時に、上記シートバッ
    クを所定範囲以内に変位させるシートバック角度制御手
    段とを備えた車両用乗員保護装置。
  2. 【請求項2】後突を予測または検出するセンサと、上記
    センサの予測または検出時にシートベルトのプリテンシ
    ョナを作動させる制御手段とを備えた車両用乗員保護装
    置であって、シートバックの傾斜角を検出する傾斜セン
    サと、上記傾斜センサで検出したシートバックの傾斜角
    に対応して上記制御手段によるプリテンショナの作動内
    容を変更する作動内容変更手段とを備えた車両用乗員保
    護装置。
  3. 【請求項3】上記シートバックの傾斜角が大きい時に上
    記シートバック角度制御手段でシートバックを寝かし変
    位し、上記シートバックの傾斜角が小さい時に上記シー
    トバック角度制御手段でシートバックを引起こし変位さ
    せる請求項1記載の車両用乗員保護装置。
  4. 【請求項4】上記シートバックの引起こし制御時には、
    上記制御手段によるプリテンショナ作動を禁止する禁止
    手段が設けられた請求項1または3記載の車両用乗員保
    護装置。
  5. 【請求項5】上記シートバック角度制御手段によるシー
    トバックの引起こし制御後に、上記制御手段によるプリ
    テンショナ制御を開始させる請求項4記載の車両用乗員
    保護装置。
  6. 【請求項6】上記シートバック角度制御手段によるシー
    トバックの寝かし制御時には、上記制御手段によるプリ
    テンショナ作動を許容する請求項1,3,4または5記
    載の車両用乗員保護装置。
  7. 【請求項7】シートバックの傾斜角が小さい時、上記作
    動内容変更手段はプリテンショナの作動速度を大きくす
    る請求項2記載の車両用乗員保護装置。
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