JP2012035707A - ヘッドレスト装置、ヘッドレスト位置調整方法、及び車両用シート - Google Patents

ヘッドレスト装置、ヘッドレスト位置調整方法、及び車両用シート Download PDF

Info

Publication number
JP2012035707A
JP2012035707A JP2010176646A JP2010176646A JP2012035707A JP 2012035707 A JP2012035707 A JP 2012035707A JP 2010176646 A JP2010176646 A JP 2010176646A JP 2010176646 A JP2010176646 A JP 2010176646A JP 2012035707 A JP2012035707 A JP 2012035707A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
headrest
pressure
deflection
backset
seat back
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010176646A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5154613B2 (ja
Inventor
Hironori Yamaguchi
博儀 山口
Kenzo Yasuda
賢三 安田
Makoto Hasegawa
真 長谷川
Takeshi Ito
猛 伊東
Eiji Shimizu
英司 清水
Satoshi Nishikido
智 西城戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NHK Spring Co Ltd filed Critical NHK Spring Co Ltd
Priority to JP2010176646A priority Critical patent/JP5154613B2/ja
Priority to CN201110225384.3A priority patent/CN102371923B/zh
Priority to US13/197,666 priority patent/US8632125B2/en
Publication of JP2012035707A publication Critical patent/JP2012035707A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5154613B2 publication Critical patent/JP5154613B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/002Seats provided with an occupancy detection means mounted therein or thereon
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/0224Non-manual adjustments, e.g. with electrical operation
    • B60N2/0244Non-manual adjustments, e.g. with electrical operation with logic circuits
    • B60N2/0252Non-manual adjustments, e.g. with electrical operation with logic circuits with relations between different adjustments, e.g. height of headrest following longitudinal position of seat
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/22Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/80Head-rests
    • B60N2/806Head-rests movable or adjustable
    • B60N2/865Head-rests movable or adjustable providing a fore-and-aft movement with respect to the occupant's head

Abstract

【課題】安価な構成で、短時間に安定してヘッドレストの位置を適切な状態に調整する。
【解決手段】乗員Aが着座するシートの背もたれを構成するシートバック14の車両前方側に設けられた圧力センサ16により、シートバック14に加わる圧力を検出し(1022)、圧力値とバックセットとの関係を定めた圧力−バックセットテーブルを参照して、検出された圧力値に対応するバックセットを現在のバックセットとして推定する(1024)。推定されたバックセットとバックセットの適正値であるバックセット設定値とに基づいて、ヘッドレストの目標位置を演算し(1026)、ヘッドレスト前部12bを目標位置に移動させる。
【選択図】図7

Description

本発明は、ヘッドレスト装置、ヘッドレスト位置調整方法、及び車両用シートに係り、特に、ヘッドレストの位置を自動的に適切な状態に調整することができるヘッドレスト装置、ヘッドレスト位置調整方法、及び車両用シートに関する。
従来、ヘッドレストの前面側に高さ方向全域にわたって配置された検知電極により、シートに着座した人体の頭部とヘッドレストとの間の静電容量を測定し、測定結果に基づいてヘッドレストの位置を調整するヘッドレスト位置調整装置及びヘッドレスト位置調整方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−154551号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ヘッドレストの位置を調整するために、頭部とヘッドレストとの間の静電容量を用いているため、コストが高くなる、という問題がある。また、静電容量の計測中に、乗員がルームミラーで後方を確認したりカーナビゲーション装置の操作をしたりすることにより、頭部の瞬間的な動きがあった場合や、振動などによる頭部の断続的な動きがあった場合に、静電容量の計測が不確実になったり、計測に時間がかかったりする、という問題がある。
本発明は上述した問題点を解決するために成されたものであり、安価な構成で、短時間に安定してヘッドレストの位置を適切な状態に調整することができるヘッドレスト装置、ヘッドレスト位置調整方法、及び車両用シートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のヘッドレスト装置は、乗員が着座するシートの背もたれを構成するシートバックの上端部に、車両前後方向に移動可能に設けられたヘッドレスト本体と、前記シートバックの車両前方側に設けられ、前記シートに着座した乗員の背部から該シートバックに加わる圧力及び該シートバックのたわみの少なくとも一方を検出する圧力たわみ検出手段と、前記ヘッドレスト本体を、前記車両前後方向に移動させるヘッドレスト移動手段と、前記圧力たわみ検出手段により検出された圧力及びたわみの少なくとも一方と、予め定め前記圧力及びたわみの少なくとも一方と乗員の頭部とヘッドレスト本体との水平方向の距離であるバックセットとの関係とに基づいて現在のバックセットを推定し、バックセットが所定量となるように前記ヘッドレスト本体を移動させるように前記ヘッドレスト移動手段を制御する制御手段と、を含んで構成されている。
本発明のヘッドレスト装置によれば、ヘッドレスト本体は、乗員が着座するシートの背もたれを構成するシートバックの上端部に、車両前後方向に移動可能に設けられており、ヘッドレスト移動手段により、車両前後方向に移動される。そして、シートバックの車両前方側に設けられた圧力たわみ検出手段が、シートに着座した乗員の背部からシートバックに加わる圧力及びシートバックのたわみの少なくとも一方を検出すると、制御手段が、圧力たわみ検出手段により検出された圧力及びたわみの少なくとも一方と、予め定めた圧力及びたわみの少なくとも一方と乗員の頭部とヘッドレスト本体との水平方向の距離であるバックセットとの関係とに基づいて現在のバックセットを推定し、バックセットが所定量となるようにヘッドレスト本体を移動させるようにヘッドレスト移動手段を制御する。
このように、シートに着座した乗員の背部からシートバックに加わる圧力及びたわみの少なくとも一方を検出する圧力たわみ検出手段を設け、検出された圧力及びたわみの少なくとも一方に基づいて現在のバックセットを推定し、バックセットが所定量となるようにヘッドレスト本体を移動させるため、安価な構成で、短時間に安定してヘッドレストの位置を適切な状態に調整することができる。
また、本発明のヘッドレスト装置は、前記シートバックのリクライニング角度を検出する角度検出手段をさらに含んで構成することができ、前記制御手段は、前記圧力たわみ検出手段により検出された圧力及びたわみの少なくとも一方と、前記角度検出手段により検出されたリクライニング角度と、予め定めた前記圧力及びたわみの少なくとも一方とリクライニング角度と前記バックセットとの関係に基づいて、現在のバックセットを推定するようにすることができる。シートバックのリクライニング角度も加味して現在のバックセットを推定するため、バックセットの推定精度を向上させることができる。
また、本発明のヘッドレスト装置は、前記シートバックのリクライニング角度を検出する角度検出手段と、前記シートバックを、該シートバックのリクライニング角度が変化するように移動させるシートバック移動手段と、をさらに含んで構成することができ、前記制御手段は、前記圧力たわみ検出手段により検出される圧力及びたわみの少なくとも一方が所定値となるまで、または前記リクライニング角度が予め定めた所定角度となるまで前記シートバックを移動させるように前記シートバック移動手段を制御した後に、前記バックセットが所定量となるように前記ヘッドレスト本体の移動を制御するようにすることができる。これにより、シートバックのリクライニング角度が適正に調整された際のシートバックに加わる圧力値を用いて現在のバックセットを推定するため、ヘッドレストの位置をより適切な状態に調整することができる。
また、前記圧力たわみ検出手段を、圧力センサ、ロードセル、またはポテンションメータとすることができる。これにより、ヘッドレストと頭部との間の静電容量を検出する場合の構成と比べて、安価な構成とすることができる。
また、前記圧力たわみ検出手段を、前記シートに着座した乗員の第4胸椎から第8胸椎の範囲及び骨盤部の少なくとも一方に対応する位置に配置することができる。これらの位置は、乗員の姿勢の変化に対してシートバックに加わる圧力の変動が少ない位置であるため、より安定して圧力及びたわみの少なくとも一方を検出することができる。
また、前記制御手段は、前記圧力たわみ検出手段により複数回検出された圧力が収束した後、または前記圧力たわみ検出手段により複数回検出されたたわみが収束した後に、前記バックセットが所定量となるように前記ヘッドレスト本体を移動させるように前記ヘッドレスト移動手段を制御することができる。また、前記制御手段は、前記圧力たわみ検出手段により検出された圧力と所定時間後に再検出された圧力との差が所定値以下の場合、または前記圧力たわみ検出手段により検出されたたわみと所定時間後に再検出されたたわみとの差が所定値以下の場合に、前記バックセットが所定量となるように前記ヘッドレスト本体を移動させるように前記ヘッドレスト移動手段を制御することができる。これにより、瞬間的な頭部の動きなどにより、検出される圧力及びたわみの少なくとも一方が不適切な値となって、現在のバックセットの推定が不確実となることを防止して、より安定してヘッドレストの位置を調整することができる。
また、前記制御手段は、前記検出手段により検出された圧力及びたわみの少なくとも一方が所定範囲を超えた場合に、再度前記バックセットが所定量となるように前記ヘッドレスト本体を移動させるように前記ヘッドレスト移動手段を制御することができる。これにより、乗員がシートに着座した際だけでなく、バックセットが変化した場合にもヘッドレストの位置が適切に調整される。また、圧力及びたわみの少なくとも一方が所定範囲を超えた場合にヘッドレストの位置を再調整するため、バックセットの少しの変化で頻繁にヘッドレストの位置が調整されてしまう煩わしさを回避することができる。
また、前記ヘッドレスト本体は、前記シートバックの上端部に支持されたヘッドレスト後部、及び前記ヘッドレスト後部に対して接離可能に設けられると共に、前記ヘッドレスト後部に対して最も近い全閉位置と前記ヘッドレスト後部に対して最も離れた全開位置との間で車両前後方向に移動可能なヘッドレスト前部を備え、前記ヘッドレスト移動手段は、前記ヘッドレスト前部を、前記全開位置と前記全閉位置との間で移動させることにより、前記ヘッドレスト本体を車両前後方向に移動させるようにすることができる。
また、本発明のヘッドレスト位置調整方法は、乗員が着座するシートの背もたれを構成するシートバックの車両前方側に設けられた圧力たわみ検出手段により、前記シートに着座した乗員の背部から該シートバックに加わる圧力及び該シートバックのたわみの少なくとも一方を検出し、前記圧力たわみ検出手段により検出された圧力及びたわみの少なくとも一方と、予め定めた前記圧力及びたわみの少なくとも一方と乗員の頭部とヘッドレスト本体との水平方向の距離であるバックセットとの関係とに基づいて現在のバックセットを推定し、前記シートバックの上端部に車両前後方向に移動可能に設けられたヘッドレスト本体を、移動手段により、バックセットが所定量となるように移動させる方法である。
また、本発明の車両用シートは、上記ヘッドレスト装置を備えて構成されている。
以上説明したように、本発明に係るヘッドレスト装置、ヘッドレスト位置調整方法、及び車両用シートによれば、シートバックに加わる圧力及びたわみの少なくとも一方に基づいて現在の乗員の頭部とヘッドレストとのバックセットを推定し、バックセットが所定量となるようにヘッドレスト本体を移動させることにより、安価な構成で、短時間に安定してヘッドレストの位置を適切な状態に調整することができる、という効果が得られる。
第1の実施の形態に係るヘッドレスト装置を示す概略図である。 第1の実施の形態に係る駆動機構の概略構成を示す斜視図である。 圧力センサの配置を説明するための概略図である。 第1の実施の形態に係るヘッドレスト装置の電気系の構成を示すブロック図である。 圧力−バックセットテーブルの一例を示す図である。 第1の実施の形態におけるヘッドレスト位置制御処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 第1の実施の形態におけるヘッドレスト目標位置演算処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 ヘッドレストの目標位置への調整を説明するための図である。 第1の実施の形態におけるヘッドレスト作動処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るヘッドレスト装置の電気系の構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態におけるヘッドレスト目標位置演算処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係るヘッドレスト装置を示す概略図である。 第3の実施の形態に係るヘッドレスト装置の電気系の構成を示すブロック図である。 ヘッドレスト作動領域を説明するための図である。 第3の実施の形態におけるヘッドレスト位置制御処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 第3の実施の形態におけるシートバック駆動処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 第4の実施の形態におけるヘッドレスト目標位置演算処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 第5の実施の形態におけるヘッドレスト位置制御処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 圧力センサの好適な配置を説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明を車両用のヘッドレスト装置に適用した場合の実施の形態を詳細に説明する。
図1に示すように、第1の実施の形態のヘッドレスト装置10は、ヘッドレスト本体12と、シートバックに加わる圧力を検出する圧力センサ16と、ヘッドレスト前部12bの移動量(作動量)を検出するためのヘッドレスト作動量検知センサ18と、ヘッドレスト制御ECU(Electronic Control Unit)20とを備えている。
ヘッドレスト本体12は、乗員Aが着座するシートの背もたれを構成するシートバック14の上端部に支持されたヘッドレスト後部12a、及びヘッドレスト後部12aに対して接離可能に設けられると共に、ヘッドレスト後部12aに対して最も近い全閉位置11Aからヘッドレスト後部12aに対して最も離れた全開位置11Bまでの所定範囲内で移動可能なヘッドレスト前部12bを備えている。なお、図1の例では、破線によって示されるヘッドレスト前部12bの位置が全閉位置11Aであり、実線によって示されるヘッドレスト前部12bの位置が全開位置11Bである。
ここで、ヘッドレスト本体12についてより詳細に説明する。ヘッドレスト本体12は、上述したように、車両前方側に配置されたヘッドレスト前部12bと、車両後方側に配置されたヘッドレスト後部12aを備えており、内部にヘッドレスト前部12bを前後方向に駆動させるための駆動機構2を備えている。駆動機構2が駆動されることにより、ヘッドレスト前部12bをヘッドレスト後部12aに対して車両の前後方向へ往復移動させ、乗員の頭部とヘッドレスト前部12bとの間の距離が制御される。より具体的には、乗員の頭部とヘッドレスト前部12bとの水平方向の距離であるバックセット(バックセットの大きさ)を制御する。
図2に、駆動機構2の構造図の一例を示す。前後一対のベース21、22が左右一対のX状のリンク24で連結されている。一方のベース21が前面側のヘッドレスト前部12b内に結合され、他方のベース22が背面側のヘッドレスト後部12aに結合される。また、一対のリンク24は、それぞれ二つのリンク部材24a,24bからなり、リンク部材24a,24bの略中央部がピン29により回動可能に連結されている。リンク部材24a,24bの両端部は、両ベース21,22の両側に一体に設けられた側部21a,22aにそれぞれ連結されている。
一対のリンク部材24aは、前端部が軸26cにより相互に結合されている。軸26cの両端部は、ベース21の側部21aに形成された縦長のガイド孔21bにスライド可能に連結され、リンク部材24aの後端部はベース22の側部22aにピン25bによって回動可能に連結されている。
一方、一対のリンク24bは、前端部が軸26a、後端部が軸26bにより相互に結合されている。リンク24bの前端部は、ベース21の側部21aにピン25aによって回動可能に連結され、軸26bの両端部は、ベース22の側部22aに形成された縦長のガイド孔22bにスライド可能に連結されている。
背面側のベース22は、駆動機構2の駆動源である電動ユニット28を備えている。電動ユニット28のモータ28aはベース22の内側に取り付けられている。また、モータ28aの駆動軸は、ボールネジ部28bを介して軸26cに連結されている。このボールネジ部28bの機能により、モータ28aの正逆回転が軸26cの昇降動作に変換される。したがって、電動ユニット28の駆動制御に基づき、X状の両リンク24がパンタグラフのように作動し、ベース21がベース22に対して相対的に移動する。
なお、図2に示す駆動機構2は、ヘッドレスト前部12bを移動させるための機構の一例であり、ヘッドレスト前部12bをヘッドレスト後部12aに対して移動させる機構であればどのようなものを用いてもよい。
圧力センサ16は、シートバック14の車両前方側に設けられ、シートに着座した乗員Aの背部からシートバック14に加わる圧力を検出し、検出した圧力に応じた検出信号をヘッドレスト制御ECU20に出力する。図3に示すように、圧力センサ16として、シートバック14の車両前方側の全面にわたって配置されるシート状の圧力センサシートを用いることができる。
ヘッドレスト作動量検知センサ18は、ヘッドレスト前部12bの全閉位置11Aからの移動量(作動量)を検出するためのものであり、検出した移動量を示す検出信号をヘッドレスト制御ECU20に出力する。ヘッドレスト作動量検知センサ18としては、例えば、ポテンションメータ、リニアセンサ、ロータリエンコーダなどを用いることができる。
図4に示すように、ヘッドレスト制御ECU20には、圧力センサ16、ヘッドレスト作動量検知センサ18、イグニションスイッチ5、及び駆動機構2(より詳細には駆動機構2のモータ28a)が接続されている。ヘッドレスト制御ECU20は、OS等の基本プログラムや、詳細を以下で説明するヘッドレスト位置制御処理ルーチンを実行するためのプログラム等が記憶され記憶媒体(記憶手段)としてのROM(Read Only Memory)、ヘッドレスト装置10全体の制御を司るCPU(Central Processing Unit)、各種データが一時的に記憶されるRAM(Random Access Memory)、及びI/O(入出力)ポートを備えている。これらROM、CPU、RAM、及びI/Oポートは互いにバスで接続されている。
I/Oポートには、圧力センサ16、ヘッドレスト作動量検知センサ18、イグニションスイッチ5、及びモータ28aが接続されている。なお、イグニションスイッチ5は、ON(オン)の場合にはオンを示す操作信号を出力し、OFF(オフ)の場合にはオフを示す操作信号を出力する。
ROMには、乗員の頭部とヘッドレストとのバックセットの適正値であるバックセット設定値が記憶されている。バックセットが小さいほど、後突時などに乗員の頭部の拘束性が高まるが、一方で、乗員の頭部とヘッドレストとの距離が小さいため乗員にとって煩わしいものとなる。また、バックセットが大きいほど、乗員にとって快適なものとなるが、一方で、後突時などの乗員の頭部の拘束性が低くなる。そこで、乗員の頭部の拘束性と乗員にとっての快適性とのバランスを考慮した適正値をバックセット設定値として予め定めておく。バックセット設定値は、例えば35mmとすることができる。
また、ROMには、乗員がシートに着座した際にシートバックに加わる圧力とそのときのバックセットとの関係を定めた圧力−バックセットテーブルが記憶されている。圧力−バックセットテーブルは、例えば、図5に示すように、乗員がシートに着座した際に実際に計測した圧力値とバックセットとの関係を定めておくことができる。なお、図5に示す圧力−バックセットテーブルでは、◆印がシートに着座する際に後傾になる傾向がある乗員、■印が前傾になる傾向がある乗員から計測された圧力値とバックセットとの関係を示すプロットである。
次に、図6を参照して、第1の実施の形態のヘッドレスト装置10において実行されるヘッドレスト位置制御処理の処理ルーチンについて説明する。本ルーチンは、図示しない電源からヘッドレスト制御ECU20に電力が供給された場合に、ヘッドレスト制御ECU20のCPUがROMから読み出したヘッドレスト位置制御処理ルーチンのプログラムを実行することで開始する。なお、ここでは、本ルーチンの開始時におけるヘッドレスト前部12bの位置(初期位置)を全閉位置11Aとする場合について説明する。
ステップ100で、イグニションスイッチ5の操作信号を取り込んで、イグニションスイッチ5がONであるか否かを判定する。イグニションスイッチ5がONの場合には、ステップ102へ移行する。なお、乗員の姿勢が安定するまでの時間を考慮して、イグニションスイッチ5がONになってから所定時間経過後に次のステップへ移行するようにしてもよい。一方、イグニションスイッチ5がOFFの場合には、ONであると判定されるまで本ステップの判定を繰り返す。
ステップ102では、後述するヘッドレスト目標位置演算処理を実行して、ヘッドレストの目標位置を演算し、次に、ステップ104で、後述するヘッドレスト作動処理を実行して、ヘッドレストを目標位置へ移動させる。
次に、ステップ106で、イグニションスイッチ5の操作信号を取り込んで、イグニションスイッチ5がOFFであるか否かを判定する。イグニションスイッチ5がOFFの場合には、ステップ108へ移行し、イグニションスイッチ5がONの場合には、イグニションスイッチ5がOFFであると判定されるまで本ステップの判定を繰り返す。
ステップ108では、モータ28aを制御して、ヘッドレスト前部12bを全閉位置11Aまで移動させ、ヘッドレスト前部12bを初期位置に収納して、処理を終了する。
次に、図7を参照して、ヘッドレスト位置制御処理(図6)のステップ102で実行されるヘッドレスト目標位置演算処理ルーチンについて説明する。
ステップ1020で、ROMに記憶された圧力−バックセットテーブル及びバックセット設定値を読み込み、次に、ステップ1022で、圧力センサ16で検出された検出信号を取り込んで、圧力値を取得する。
次に、ステップ1024で、上記ステップ1020で読み込んだ圧力−バックセットテーブルを参照して、上記ステップ1022で取得した圧力値に対応するバックセットを、現在のバックセットとして推定する。
次に、ステップ1026で、上記ステップ1020で読み込んだバックセット設定値及び上記ステップ1024で推定した現在のバックセットに基づいて、ヘッドレストの目標位置を演算する。ヘッドレストの目標位置とは、図8に概略的に示すように、バックセットがバックセット設定値になる位置である。ヘッドレストの目標位置は、推定されたバックセットからバックセット設定値を差し引いた量分移動するための移動量として演算することができる。ヘッドレスト目標位置を演算した後は、ヘッドレスト位置制御処理ルーチンにリターンする。
次に、図9を参照して、ヘッドレスト位置制御処理(図6)のステップ104で実行されるヘッドレスト作動処理ルーチンについて説明する。
ステップ1040で、ヘッドレストの駆動条件を満たすか否かを判定する。ヘッドレストの駆動条件を満たす場合とは、ここでは、シートバック14のリクライニング角度が適正な範囲内にある場合をいう。具体的には、シートバック14のリクライニング角度が適正な範囲内にあるか否か、または、シートバック14のリクライニング角度が調整されて適正な範囲外となっているか否かを検出するセンサを設け、このセンサの検出値により判定する。ヘッドレストの駆動条件を満たす場合には、ステップ1042へ移行し、満たさない場合には、ヘッドレストの位置制御を行うことなく、ヘッドレスト位置制御処理ルーチンにリターンする。
ステップ1042では、モータ28aを制御して、ヘッドレスト前部12bを全閉位置11Aから全開位置11Bの方向へ移動を開始させる。
次に、ステップ1044で、ヘッドレスト作動量検知センサ18からの検出信号を取り込み、取り込んだ検出信号が示す移動量に基づいて、ヘッドレスト前部12bが目標位置に到達したか否かを判定する。ヘッドレスト前部12bが目標位置に到達した場合には、ステップ1046へ移行し、目標位置に到達していない場合には、到達するまで本ステップの判定を繰り返す。
ステップ1046では、モータ28aを制御して、ヘッドレスト前部12bの移動を停止する。これにより、ヘッドレスト前部12bの移動が停止し、バックセットの大きさが適切な大きさ(バックセット設定値)となる。図8中の破線は、バックセットがバックセット設定値に調整されたヘッドレストの状態を示す。ヘッドレストの位置が調整された後は、ヘッドレスト位置制御処理ルーチンにリターンする。
以上説明したように、第1の実施の形態のヘッドレスト装置によれば、シートバックに加わる圧力とバックセットとの関係を定めた圧力−バックセットテーブルを参照して、圧力センサで検出された圧力値に対応するバックセットを現在のバックセットとして推定して、適切なバックセット(バックセット設定値)となるようにヘッドレストの位置を調整するため、安価な構成で、短時間に安定してヘッドレストの位置を適切な状態に調整することができる。
次に、第2の実施の形態のヘッドレスト装置210について説明する。第2の実施の形態は、シートバック14のリクライニング角度も考慮して、バックセットを推定するものである。なお、第1の実施の形態のヘッドレスト装置10と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
第2の実施の形態のヘッドレスト装置210は、図10に示すように、ヘッドレスト本体12と、圧力センサ16と、シートバック14のリクライニング角度を検出するシートバック角度センサ17と、ヘッドレスト作動量検知センサ18と、ヘッドレスト制御ECU20とを備えている。
シートバック角度センサ17は、鉛直方向に対するシートバック14のリクライニング角度を検出するためのものであり、検出したリクライニング角度を示す検出信号をヘッドレスト制御ECU20に出力する。シートバック角度センサ17としては、例えば、加速度センサ等を用いることができる。
また、ヘッドレスト制御ECU20には、シートベルト装着確認スイッチ6が接続されている。シートベルト装着確認スイッチ6は、シートベルトが装着されている場合にはON(オン)を示す操作信号を出力し、シートベルトが装着されていない場合にはOFF(オフ)を示す操作信号を出力する。
ROMには、バックセット設定値と共に、乗員がシートに着座した際にシートバックに加わる圧力とそのときの垂直線に対する乗員の胴体中心線の傾斜角であるトルソ角との関係を、リクライニング角度毎に定めた圧力−トルソ角テーブルが記憶されている。圧力−トルソ角テーブルは、乗員がシートに着座した際の圧力値及びトルソ角を、複数のリクライニング角度において計測して、これらの関係を定めておくことができる。
次に、第2の実施の形態におけるヘッドレスト位置制御処理について説明する。第2の実施の形態におけるヘッドレスト位置制御処理は、第1の実施の形態のヘッドレスト位置制御処理(図6)のステップ102で実行されるヘッドレスト目標位置演算処理が異なるだけであるので、ここでは、図11を参照して、第2の実施の形態のヘッドレスト目標位置演算処理ルーチンについて説明する。また、第1の実施の形態のヘッドレスト目標位置演算処理と同一の処理については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
ステップ2020で、シートベルト装着確認スイッチ6の操作信号を取り込んで、シートベルト装着確認スイッチ6がONであるか否かを判定することにより、乗員がシートに着座してシートベルトを装着したか否かを判定する。シートベルト装着確認スイッチ6がONの場合には、ステップ2022へ移行する。なお、乗員がシートベルトを装着してから姿勢が安定するまでの時間を考慮して、シートベルト装着確認スイッチ6がONになってから所定時間経過後に次のステップへ移行するようにしてもよい。一方、シートベルト装着確認スイッチ6がOFFの場合には、ONであると判定されるまで本ステップの判定を繰り返す。
ステップ2022では、ROMに記憶された圧力−トルソ角テーブル及びバックセット設定値を読み込み、次に、ステップ2024で、圧力センサ16で検出された検出信号、及びシートバック角度センサで検出された検出信号を取り込んで、圧力値及びリクライニング角度を取得する。
次に、ステップ2026で、上記ステップ2022で読み込んだ圧力−トルソ角テーブルを参照して、上記ステップ2024で取得した圧力値及びリクライニング角度に対応するトルソ角を、現在の乗員のトルソ角として推定する。
次に、ステップ2028で、バックセットの推定条件を満たすか否かを判定する。バックセットの推定条件を満たす場合とは、ここでは、トルソ角が所定角度未満であることをいう。所定角度は、例えば、乗員が横になって休息中であるような状態を示すトルソ角を判定するための角度を定めておく。トルソ角が所定角度以上であるような場合には、ヘッドレストの位置を調整する必要がないため、現在のバックセットを推定する必要もない。バックセットの推定条件を満たす場合には、ステップ2030へ移行し、満たさない場合には、ヘッドレストの目標位置を演算することなく、ヘッドレスト位置制御処理ルーチンにリターンする。
ステップ2030では、上記ステップ2024で取得されたリクライニング角度及び上記ステップ2026で推定されたトルソ角に基づいて、現在のバックセットを推定する。具体的には、シート構造から定まるシート面からヘッドレストの所定位置までの長さ、及び一般的な人体モデルから定まるシート面から頭部の所定位置までの長さを予め定めておく。そして、これらの長さとリクライニング角度及びトルソ角とに基づいて、バックセットを幾何学的に演算することができ、演算されたバックセットを、現在のバックセットとして推定することができる。
次に、ステップ2032で、ヘッドレストの作動条件を満たすか否かを判定する。ヘッドレストの作動条件を満たす場合とは、上記ステップ2030で推定された現在のバックセットと上記ステップ2022で読み込んだバックセット設定値とを比較して、バックセット設定値の方が小さい場合をいう。バックセット設定値の方が大きい場合には、現在の状態以上にヘッドレストの位置を調整することができないため、ヘッドレストの作動条件を満たさない。ヘッドレストの作動条件を満たす場合には、ステップ1026へ移行し、満たさない場合には、ヘッドレストの目標位置を演算することなく、ヘッドレスト位置制御処理ルーチンにリターンする。
ステップ1026では、上記ステップ2022で読み込んだバックセット設定値及び上記ステップ2030で推定した現在のバックセットに基づいて、ヘッドレストの目標位置を演算して、ヘッドレスト位置制御処理ルーチンにリターンする。
以上説明したように、第2の実施の形態のヘッドレスト装置によれば、シートバックに加わる圧力とトルソ角との関係を定めた圧力−トルソ角テーブルを参照して、圧力センサで検出された圧力値に対応するトルソ角、及びシートバック角度センサで検出されたシートバックのリクライニング角度に基づいて現在のバックセットとして推定して、バックセットが適正値であるバックセット設定値となるようにヘッドレストの位置を調整するため、安価な構成で、短時間に安定してヘッドレストの位置を適切な状態に調整することができる。
なお、第2の実施の形態では、圧力−トルソ角テーブルを用いてトルソ角を推定してから、リクライニング角度と合わせて演算により現在のバックセットを推定する場合について説明したが、圧力値とトルソ角との関係を加味した、リクライニング角度毎の圧力−バックセットテーブルを予め定めておいて、検出した圧力値からこの圧力−バックセットテーブルを用いて現在のバックセットを推定するようにしてもよい。
次に、第3の実施の形態のヘッドレスト装置310について説明する。第3の実施の形態は、シートバックに加わる圧力に基づいて、シートバック14のリクライニング角度も調整するものである。なお、第1の実施の形態のヘッドレスト装置10及び第2の実施の形態のヘッドレスト装置210と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
第3の実施の形態のヘッドレスト装置310は、図12及び図13に示すように、ヘッドレスト本体12と、圧力センサ16と、シートバック角度センサ17と、ヘッドレスト作動量検知センサ18と、ヘッドレスト制御ECU20と、シートバック14の駆動を制御すると共に、圧力センサ16によって検出される検出信号をヘッドレスト制御ECU20に出力するシートバック制御ECU320とを備えている。
シートバック14の下端部には、シートの着座面に対してシートバック14を回転駆動させてリクライニング角度を調整するための駆動機構302が設けられている。駆動機構302は、内部に駆動機構302の駆動源であるモータを含む電源ユニット(図示省略)を備えている。モータの回転により駆動機構302が回転駆動して、シートバック14のリクライニング角度が調整される。
ROMには、バックセット設定値及び圧力−バックセットテーブルと共に、シートバック14のリクライニング角度を調整する際の基準となる設定圧力値及び標準位置が記憶されている。図14(A)に示すように、リクライニング角度が大きくなるほどバックセットも大きくなる。この関係から、適切なバックセットの範囲に対応するリクライニング角度が定まる。ここでは、リクライニング角度A〜Bの範囲が、適切なバックセットの範囲に対応する範囲として定められている。この範囲A〜Bをヘッドレスト作動領域という。同図(B)に示すように、リクライニング角度がAより小さい場合には、適切なバックセットよりも現在のバックセットの方が小さく、これ以上のヘッドレストの位置調整ができないため、ヘッドレスト作動領域外となる。また、リクライニング角度がBより大きい場合には、乗員が横になって休息しているなど、ヘッドレストの位置を調整する必要がない場面が想定されるため、ヘッドレスト作動領域外となる。そして、このヘッドレスト作動領域内のバックセットに対応する圧力値の範囲が設定圧力値となる。また、ヘッドレスト作動領域内の所定角度がシートバック14の基準位置として定められている。
次に、図15を参照して、第3の実施の形態のヘッドレスト装置310において実行されるヘッドレスト位置制御処理の処理ルーチンについて説明する。本ルーチンは、図示しない電源からヘッドレスト制御ECU20に電力が供給された場合に、ヘッドレスト制御ECU20のCPUがROMから読み出したヘッドレスト位置制御処理ルーチンのプログラムを実行することで開始する。なお、ここでは、本ルーチンの開始時におけるヘッドレスト前部12bの位置(初期位置)を全閉位置11Aとする場合について説明する。また、第1の実施の形態におけるヘッドレスト位置制御処理と同一の処理については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
ステップ100で、イグニションスイッチ5がONであると判定されると、ステップ300へ移行して、後述するシートバック駆動処理を実行する。
次に、ヘッドレスト目標位置演算処理(図7)を実行して、ヘッドレストの目標位置を演算し、次に、ステップ104で、ヘッドレスト作動処理(図9)を実行して、ヘッドレストを目標位置へ移動させる。
次に、ステップ106で、イグニションスイッチ5がOFFであると判定された場合には、ステップ108へ移行して、ヘッドレスト前部12bを初期位置に収納して、処理を終了する。
次に、図16を参照して、第3の実施の形態におけるヘッドレスト位置制御処理(図15)のステップ300で実行されるシートバック駆動処理の処理ルーチンについて説明する。
ステップ3000で、シートベルト装着確認スイッチ6の操作信号を取り込んで、シートベルト装着確認スイッチ6がONであるか否かを判定することにより、乗員がシートに着座してシートベルトを装着したか否かを判定する。シートベルト装着確認スイッチ6がONの場合には、ステップ3002へ移行する。なお、乗員がシートベルトを装着してから姿勢が安定するまでの時間を考慮して、シートベルト装着確認スイッチ6がONになってから所定時間経過後に次のステップへ移行するようにしてもよい。一方、シートベルト装着確認スイッチ6がOFFの場合には、ONであると判定されるまで本ステップの判定を繰り返す。
ステップ3002では、ROMに記憶された設定圧力値及び標準位置を読み込み、次に、ステップ3004で、圧力センサ16で検出された検出信号、及びシートバック角度センサで検出された検出信号を取り込んで、圧力値及びリクライニング角度を取得する。
次に、ステップ3006で、シートバックの駆動条件を満たすか否かを判定する。シートバックの駆動条件を満たす場合とは、ここでは、上記ステップ3004で取得した圧力値が設定圧力値の範囲外の場合か、または、リクライニング角度が標準位置にない場合をいう。圧力値が設定圧力値の範囲内またはリクライニング角度が標準位置にある場合には、シートバック14のリクライニング角度を調整する必要がないため、シートバックの駆動条件を満たさない。シートバックの駆動条件を満たす場合には、ステップ3008へ移行し、満たさない場合には、シートバックを駆動制御することなく、ヘッドレスト位置制御処理ルーチンにリターンする。
ステップ3008では、モータを制御して、シートバック14の駆動を開始する。上記ステップ3004で取得したリクライニング角度が、例えば、図14に示すAより小さい場合には、シートバック14を倒す方向に駆動させる。一方、リクライニング角度が図14に示すBより大きい場合には、シートバック14を起こす方向に駆動させる。
次に、ステップ3010で、圧力センサ16で検出された検出信号、及びシートバック角度センサで検出された検出信号を取り込んで、圧力値及びリクライニング角度を取得し、圧力値が設定圧力値の範囲内となったか、またはリクライニング角度が標準位置となったかを判定する。肯定判定される場合は、ステップ3012へ移行し、否定判定される場合には、肯定判定されるまで本ステップの判定を繰り返す。
ステップ3012では、モータを制御して、シートバック14の駆動を停止する。これにより、シートバック14のリクライニング角度がヘッドレスト作動領域内の角度となる。シートバック14の位置が調整された後は、ヘッドレスト位置制御処理ルーチンにリターンする。
なお、第3の実施の形態におけるヘッドレスト位置制御処理(図15)のステップ102で実行されるヘッドレスト目標位置演算処理(図7)のステップ1020について、上記のシートバック駆動処理(図16)のステップ3006での肯定判定を経てステップ1020へ至った場合には、シートバック駆動処理のステップ3010で肯定判定されたときの圧力値及びリクライニング角度をそのまま用いてもよい。また、シートバック駆動処理のステップ3006での否定判定を経てステップ1020へ至った場合には、シートバック駆動処理のステップ3004で取得された圧力値及びリクライニング角度をそのまま用いてもよい。
以上説明したように、第3の実施の形態のヘッドレスト装置によれば、シートバックのリクライニング角度が適正に調整された際のシートバックに加わる圧力値を用いて現在のバックセットを推定して、バックセットが適正値であるバックセット設定値となるようにヘッドレストの位置を調整するため、安価な構成で、短時間に安定してヘッドレストの位置をより適切な状態に調整することができる。
なお、第3の実施の形態では、第1の実施の形態におけるヘッドレスト目標位置演算処理と同様のヘッドレスト目標位置演算処理(図7)を実行する場合について説明したが、第2の実施の形態におけるヘッドレスト目標位置演算処理(図11)を実行するようにしてもよい。
また、第3の実施の形態では、電動式のリクライニング機構の場合について説明したが、マニュアル式のリクライニング機構の場合にも適用することができる。この場合、検出される圧力値が設定圧力値の範囲となるまで、またはリクライニング角度が標準位置となるまで、「シートを少し起してください。」や「シートを少し倒してください。」等のメッセージを表示装置に表示したり、スピーカから音声出力したりして乗員に報知するようにするとよい。
次に、第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態では、シートバック14に加わる圧力を複数回検出することにより、安定性をより向上させるものである。なお、第4の実施の形態のヘッドレスト装置の構成は、第1の実施の形態のヘッドレスト装置10と同一であるため、説明を省略する。
ここで、第4の実施の形態におけるヘッドレスト位置制御処理について説明する。第4の実施の形態におけるヘッドレスト位置制御処理は、第1の実施の形態のヘッドレスト位置制御処理(図6)のステップ102で実行されるヘッドレスト目標位置演算処理が異なるだけであるので、ここでは、図17を参照して、第4の実施の形態のヘッドレスト目標位置演算処理ルーチンについて説明する。なお、第1の実施の形態のヘッドレスト目標位置演算処理と同一の処理については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
ステップ1020で、ROMに記憶された圧力−バックセットテーブル及びバックセット設定値を読み込み、次に、ステップ1022で、圧力値を取得する。
次に、ステップ4020で、シートバックに加わる圧力を所定回数以上検出済みか否かを判定する。所定回数は、例えば3回等とすることができる。所定回数以上検出済みの場合には、ステップ4022へ移行し、まだ所定回数以上検出していない場合には、検出した圧力値を一旦RAMに記憶して、ステップ1022へ戻る。
ステップ4022では、所定回数分検出された圧力値が収束したか否かを判定する。収束したか否かの判定は、例えば、所定回数分の圧力値の分散が所定の閾値以下となったか否かを判定することにより行うことができる。圧力値が収束しない場合には、ステップ1022へ戻る。
そして、ステップ4020及び4022の判定で、所定回数以上検出された圧力値が収束したと判定された場合には、ステップ1024以降の処理を実行する。
以上説明したように、第4の実施の形態のヘッドレスト装置によれば、シートバックへ加わる圧力値を複数回検出して、圧力値が収束した後にヘッドレストの位置を調整するため、瞬間的な頭部の動きなどにより、検出された圧力値が不適切な値となり現在のバックセットの推定が不確実となって、これに基づいて不適切な位置にヘッドレストが調整されてしまうということを防止して、より安定してヘッドレストの位置を調整することができる。
なお、第4の実施の形態では、第1の実施の形態において圧力値を複数回検出する場合について説明したが、第2及び第3の実施の形態にも同様に適用することができる。
また、圧力値を複数回検出することに替えて、初回の圧力値の検出から所定時間経過後に再度圧力値を検出し、初回に検出された圧力値と再検出された圧力値との差が所定値以内となった場合に、ヘッドレストの位置を制御するようにしてもよい。この場合も、第4の実施の形態と同様の効果が得られる。
次に、第5の実施の形態のヘッドレスト装置について説明する。第5の実施の形態は、乗員がシートに着座した際だけではなく、バックセットが変化した場合にも再度ヘッドレストの位置を調整するものである。なお、第5の実施の形態のヘッドレスト装置の構成は、第1の実施の形態のヘッドレスト装置10と同様であるため、説明を省略する。
ここで、図18を参照して、第5の実施の形態におけるヘッドレスト位置制御処理について説明する。なお、第1の実施の形態のヘッドレスト位置制御処理と同一の処理については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
ステップ100〜104を経て、一旦ヘッドレストの位置を調整した後は、ステップ500で、圧力値を所定時間間隔で取得して常時監視する。そして、圧力値が所定範囲内か否かを判定する。所定範囲は、例えば、第3の実施の形態で説明した設定圧力値の範囲とすることができる。圧力値が所定範囲内の場合には、ステップ106へ移行し、圧力値が所定範囲外の場合には、ステップ102へ戻って、再度ヘッドレストの位置を調整する。
ステップ106で、イグニションスイッチ5がOFFではないと判定された場合には、ステップ500へ戻って、圧力値の監視を継続する。
以上説明したように、第5の実施の形態のヘッドレスト装置によれば、シートバックに加わる圧力値を監視することにより、バックセットが変化した場合にもヘッドレストの位置が適切に調整される。また、圧力値が所定範囲外となった場合に再度ヘッドレストの位置を調整するため、バックセットの少しの変化で頻繁にヘッドレストの位置が調整されてしまう煩わしさを回避することができる。
なお、第5の実施の形態では、第1の実施の形態において圧力値を常時監視する場合について説明したが、第2〜第4の実施の形態にも同様に適用することができる。
また、各実施の形態では、シートバックに加わる圧力を、シートバックの車両前方側の全面にわたって配置された圧力センサシートを用いて検出する場合について説明したが、シートバックの車両前方側の複数個所に圧力センサを配置した構成としてもよい。なお、圧力センサを配置する位置としては、乗員の背部付近の高さで、シートバックの中央または左右の位置とすることができる。特に、図19に示すように、乗員の第4胸椎〜第8胸椎の範囲、及び骨盤部に対応する位置の少なくとも一方を含む位置とすることが好ましい。この位置は、乗員の姿勢の変化に対してシートバックに加わる圧力の変動が小さいため、圧力値を安定して検出することができる。
また、各実施の形態では、シートバックに加わる圧力を検出する場合について説明したが、乗員がシートバックに寄り掛った際のシートバックのたわみを検出するようにしてもよい。たわみを検出する手段としては、シートバック内のシートフレームに設けたばねの変位量を検出するポテンションメータや、テンション構造を利用してひずみを計測するロードセル等を用いることができる。また、圧力及びたわみの両方を組み合わせて用いるようにしてもよい。
また、各実施の形態では、図5に示すような圧力−バックセットテーブルを用いる場合について説明したが、対応表や計算式等で定めた圧力値とバックセットとの関係を用いてもよい。
また、各実施の形態では、適切なバックセットの大きさ(バックセット設定値)として35mmの例を挙げて説明したが、適切なバックセットの大きさはこれに限られない。例えば、32mm、37mmなど様々な値が考えられる。
また、各実施の形態では、イグニションスイッチがONの場合にヘッドレストの位置を制御する処理を行う場合について説明したが、これに限定されず、着座センサの検出信号によって判定したり、車速が所定の速度以上になったか否かによって判定したりしてもよい。
また、各実施の形態では、ヘッドレスト本体がヘッドレスト前部及びヘッドレスト後部を備えた構成において、ヘッドレスト前部を移動させる場合について説明したが、例えば、特開2008−94385号公報に記載のヘッドレストの構成を採用して、図8に概略的に示したように、ヘッドレスト本体を前後方向に移動させるようにしてもよい。
2 ヘッドレストの駆動機構
5 イグニションスイッチ
6 シートベルト装着確認スイッチ
10、210、310 ヘッドレスト装置
12 ヘッドレスト本体
12a ヘッドレスト後部
12b ヘッドレスト前部
14 シートバック
16 圧力センサ
17 シートバック角度センサ
18 ヘッドレスト作動量検知センサ
20 ヘッドレスト制御ECU
302 シートバックの駆動機構
320 シートバック制御ECU

Claims (11)

  1. 乗員が着座するシートの背もたれを構成するシートバックの上端部に、車両前後方向に移動可能に設けられたヘッドレスト本体と、
    前記シートバックの車両前方側に設けられ、前記シートに着座した乗員の背部から該シートバックに加わる圧力及び該シートバックのたわみの少なくとも一方を検出する圧力たわみ検出手段と、
    前記ヘッドレスト本体を、前記車両前後方向に移動させるヘッドレスト移動手段と、
    前記圧力たわみ検出手段により検出された圧力及びたわみの少なくとも一方と、予め定めた前記圧力及びたわみの少なくとも一方と乗員の頭部とヘッドレスト本体との水平方向の距離であるバックセットとの関係とに基づいて現在のバックセットを推定し、バックセットが所定量となるように前記ヘッドレスト本体を移動させるように前記ヘッドレスト移動手段を制御する制御手段と、
    を含むヘッドレスト装置。
  2. 前記シートバックのリクライニング角度を検出する角度検出手段を含み、
    前記制御手段は、前記圧力たわみ検出手段により検出された圧力及びたわみの少なくとも一方と、前記角度検出手段により検出されたリクライニング角度と、予め定めた前記圧力及びたわみの少なくとも一方とリクライニング角度と前記バックセットとの関係に基づいて、現在のバックセットを推定する
    請求項1記載のヘッドレスト装置。
  3. 前記シートバックのリクライニング角度を検出する角度検出手段と、
    前記シートバックを、該シートバックのリクライニング角度が変化するように移動させるシートバック移動手段と、を含み、
    前記制御手段は、前記圧力たわみ検出手段により検出される圧力及びたわみの少なくとも一方が所定値となるまで、または前記リクライニング角度が予め定めた所定角度となるまで前記シートバックを移動させるように前記シートバック移動手段を制御した後に、前記バックセットが所定量となるように前記ヘッドレスト本体の移動を制御する
    請求項1または請求項2記載のヘッドレスト装置。
  4. 前記圧力たわみ検出手段を、圧力センサ、ロードセル、またはポテンションメータとした請求項1〜請求項3のいずれか1項記載のヘッドレスト装置。
  5. 前記圧力たわみ検出手段を、前記シートに着座した乗員の第4胸椎から第8胸椎の範囲及び骨盤部の少なくとも一方に対応する位置に配置した請求項1〜請求項4のいずれか1項記載のヘッドレスト装置。
  6. 前記制御手段は、前記圧力たわみ検出手段により複数回検出された圧力が収束した後、または前記圧力たわみ検出手段により複数回検出されたたわみが収束した後に、前記バックセットが所定量となるように前記ヘッドレスト本体を移動させるように前記ヘッドレスト移動手段を制御する請求項1〜請求項5のいずれか1項記載のヘッドレスト装置。
  7. 前記制御手段は、前記圧力たわみ検出手段により検出された圧力と所定時間後に再検出された圧力との差が所定値以下の場合、または前記圧力たわみ検出手段により検出されたたわみと所定時間後に再検出されたたわみとの差が所定値以下の場合に、前記バックセットが所定量となるように前記ヘッドレスト本体を移動させるように前記ヘッドレスト移動手段を制御する請求項1〜請求項5のいずれか1項記載のヘッドレスト装置。
  8. 前記制御手段は、前記検出手段により検出された圧力及びたわみの少なくとも一方が所定範囲を超えた場合に、再度前記バックセットが所定量となるように前記ヘッドレスト本体を移動させるように前記ヘッドレスト移動手段を制御する請求項1〜請求項7のいずれか1項記載のヘッドレスト装置。
  9. 前記ヘッドレスト本体は、前記シートバックの上端部に支持されたヘッドレスト後部、及び前記ヘッドレスト後部に対して接離可能に設けられると共に、前記ヘッドレスト後部に対して最も近い全閉位置と前記ヘッドレスト後部に対して最も離れた全開位置との間で車両前後方向に移動可能なヘッドレスト前部を備え、
    前記ヘッドレスト移動手段は、前記ヘッドレスト前部を、前記全開位置と前記全閉位置との間で移動させることにより、前記ヘッドレスト本体を車両前後方向に移動させる
    請求項1〜請求項8のいずれか1項記載のヘッドレスト装置。
  10. 乗員が着座するシートの背もたれを構成するシートバックの車両前方側に設けられた圧力たわみ検出手段により、前記シートに着座した乗員の背部から該シートバックに加わる圧力及び該シートバックのたわみの少なくとも一方を検出し、
    前記圧力たわみ検出手段により検出された圧力及びたわみの少なくとも一方と、予め定めた前記圧力及びたわみの少なくとも一方と乗員の頭部とヘッドレスト本体との水平方向の距離であるバックセットとの関係とに基づいて現在のバックセットを推定し、
    前記シートバックの上端部に車両前後方向に移動可能に設けられたヘッドレスト本体を、移動手段により、バックセットが所定量となるように移動させる
    ヘッドレスト位置調整方法。
  11. 請求項1〜請求項9のいずれか1項記載のヘッドレスト装置を備えた車両用シート。
JP2010176646A 2010-08-05 2010-08-05 ヘッドレスト装置、ヘッドレスト位置調整方法、及び車両用シート Expired - Fee Related JP5154613B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010176646A JP5154613B2 (ja) 2010-08-05 2010-08-05 ヘッドレスト装置、ヘッドレスト位置調整方法、及び車両用シート
CN201110225384.3A CN102371923B (zh) 2010-08-05 2011-08-03 头枕装置、调整头枕位置的方法和车辆座椅
US13/197,666 US8632125B2 (en) 2010-08-05 2011-08-03 Headrest device, method of adjusting headrest position, and vehicle seat

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010176646A JP5154613B2 (ja) 2010-08-05 2010-08-05 ヘッドレスト装置、ヘッドレスト位置調整方法、及び車両用シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012035707A true JP2012035707A (ja) 2012-02-23
JP5154613B2 JP5154613B2 (ja) 2013-02-27

Family

ID=45555612

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010176646A Expired - Fee Related JP5154613B2 (ja) 2010-08-05 2010-08-05 ヘッドレスト装置、ヘッドレスト位置調整方法、及び車両用シート

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8632125B2 (ja)
JP (1) JP5154613B2 (ja)
CN (1) CN102371923B (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010010537B4 (de) * 2010-03-05 2012-10-25 Johnson Controls Gmbh Kopfstütze, insbesondere für ein Kraftfahrzeug
JP5578961B2 (ja) * 2010-06-24 2014-08-27 日本発條株式会社 ヘッドレスト装置、ヘッドレスト位置調整方法、及び車両用シート
JP5925575B2 (ja) * 2012-04-23 2016-05-25 日本発條株式会社 ヘッドレスト装置
CN202919645U (zh) * 2012-05-02 2013-05-08 中山市隆成日用制品有限公司 婴童椅具的背靠调整机构
US20150239378A1 (en) * 2012-09-26 2015-08-27 Ts Tech Co., Ltd. Head rest
US20140316660A1 (en) * 2013-04-18 2014-10-23 Ford Global Technologies, Llc Seat-integrated occupant presence detector
FR3004910B1 (fr) * 2013-04-29 2015-10-30 Patrice Boccara Canape a capteur
WO2015148774A1 (en) * 2014-03-26 2015-10-01 Faurecia Automotive Seating, Llc. Vehicle seat
KR101576377B1 (ko) * 2014-07-01 2015-12-11 현대다이모스(주) 헤드레스트 리클라이닝 모듈
US10899260B2 (en) * 2015-10-05 2021-01-26 Adient Luxembourg Holding S.Á R.L. Headrest of a vehicle seat
US9744888B1 (en) * 2016-02-11 2017-08-29 Ford Global Technologies, Llc Integrated cooling system for an adjustable headrest assembly
WO2017148831A1 (de) * 2016-02-29 2017-09-08 Jifeng Automotive Interior Gmbh Kopfstütze mit verbesserter verstelleinrichtung
US9789794B1 (en) * 2016-07-19 2017-10-17 Ford Global Technologies, Llc Active head restraint
US10875435B1 (en) * 2017-03-30 2020-12-29 Zoox, Inc. Headrest with passenger flaps
JP6879864B2 (ja) * 2017-08-25 2021-06-02 日本発條株式会社 ヘッドレスト装置
CN113954784A (zh) * 2021-09-30 2022-01-21 厦门盈趣汽车电子有限公司 一种汽车启动权限的自动判别系统、方法及汽车

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11334437A (ja) * 1998-05-22 1999-12-07 Mazda Motor Corp 車両用乗員保護装置
JP2004168224A (ja) * 2002-11-21 2004-06-17 Mazda Motor Corp 車両用シート装置
JP2006182276A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Toyota Boshoku Corp ヘッドレスト制御装置
JP2009154551A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Fujikura Ltd ヘッドレスト位置調整装置およびヘッドレスト位置調整方法
JP2009292418A (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 Toyota Motor Corp 乗員保護装置

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5324071A (en) * 1991-03-22 1994-06-28 Mazda Motor Corporation Air bag system for an automotive vehicle
DE19941712C1 (de) * 1999-09-02 2000-10-26 Daimler Chrysler Ag Fahrzeugsitz
US6331014B1 (en) * 2000-07-11 2001-12-18 Automotive Technologies International Inc. Vehicular seats including occupant protection apparatus
KR20060129418A (ko) * 2004-01-30 2006-12-15 도요다 보쇼꾸 가부시키가이샤 헤드레스트 제어 장치 및 액티브 헤드레스트
US7644987B2 (en) * 2004-09-27 2010-01-12 Lear Corporation Vehicle seat having active head restraint system
JP4810822B2 (ja) * 2004-12-09 2011-11-09 トヨタ紡織株式会社 ヘッドレスト制御装置
US20090062989A1 (en) * 2005-05-25 2009-03-05 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Seat device for vehicle
JP4151984B2 (ja) * 2006-07-13 2008-09-17 株式会社タチエス 車両用シートのシートバック構造
DE102006036623B3 (de) * 2006-08-03 2007-10-04 Johnson Controls Gmbh Aktuierungsmittel, insbesondere für Kopfstütze eines Fahrzeugsitzes
DE102006055185B4 (de) * 2006-11-21 2010-06-02 Keiper Gmbh & Co. Kg Crashaktives System eines Fahrzeugs
JP4358255B2 (ja) * 2007-04-20 2009-11-04 トヨタ紡織株式会社 車両用シート
US7992933B2 (en) * 2007-06-21 2011-08-09 Lear Corporation Integrated vehicle seat with active head restraint system
DE102007041521A1 (de) * 2007-08-31 2009-03-05 Johnson Controls Gmbh Kopfstütze für ein Fahrzeug
DE102007041496B3 (de) * 2007-08-31 2009-02-26 Johnson Controls Gmbh Kopfstütze für ein Fahrzeug
JP5308010B2 (ja) * 2007-11-21 2013-10-09 テイ・エス テック株式会社 車両用シート
JP2010012990A (ja) * 2008-07-04 2010-01-21 Ts Tech Co Ltd 車両用シート
JP5394036B2 (ja) * 2008-10-15 2014-01-22 デルタ工業株式会社 車両用シート
US8408645B2 (en) * 2009-06-14 2013-04-02 GM Global Technology Operations LLC Active head restraint utilizing solenoid activation and bar linkage transmission

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11334437A (ja) * 1998-05-22 1999-12-07 Mazda Motor Corp 車両用乗員保護装置
JP2004168224A (ja) * 2002-11-21 2004-06-17 Mazda Motor Corp 車両用シート装置
JP2006182276A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Toyota Boshoku Corp ヘッドレスト制御装置
JP2009154551A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Fujikura Ltd ヘッドレスト位置調整装置およびヘッドレスト位置調整方法
JP2009292418A (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 Toyota Motor Corp 乗員保護装置

Also Published As

Publication number Publication date
US8632125B2 (en) 2014-01-21
CN102371923A (zh) 2012-03-14
US20120032487A1 (en) 2012-02-09
JP5154613B2 (ja) 2013-02-27
CN102371923B (zh) 2016-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5154613B2 (ja) ヘッドレスト装置、ヘッドレスト位置調整方法、及び車両用シート
JP5578961B2 (ja) ヘッドレスト装置、ヘッドレスト位置調整方法、及び車両用シート
KR102347758B1 (ko) 자율주행차량의 회전형 시트 제어 장치 및 방법
CN114633668A (zh) 车辆座椅
JP2004518104A5 (ja)
JP2017132364A (ja) 乗物用シート装置
JP2011105298A (ja) 着座判定装置および着座判定方法
JP5982894B2 (ja) 車両制御装置及びプログラム
JPWO2019235274A1 (ja) 制御装置、制御方法、プログラム、および移動体
JP6909064B2 (ja) 車両用シート
JP6342302B2 (ja) 乗物の制御方法
JP2019111876A (ja) 車両シート制御装置
JP5369470B2 (ja) 車両用シート装置
JP4143963B2 (ja) 車両用シート装置
KR101625651B1 (ko) 실시간 척추 교정 지능형 시트
JP2018197091A (ja) シートポジション調整システム
JP5283528B2 (ja) マッサージ機
JP2014073712A (ja) 運動量測定装置および運動量測定方法
JP2019089400A (ja) アームレストの調整方法及びアームレスト装置
JP4517883B2 (ja) 車両用シート
JP4296963B2 (ja) 車載用健康診断装置および車載用健康診断方法
JP2016022854A (ja) 自動調整装置及び調整方法
JP6276621B2 (ja) ヘッドレスト位置調整装置
JP7164812B2 (ja) Ecu装置、車両シート及び着座者の下肢の長さ推定システム
JP2018197092A (ja) 着衣量判別システム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120703

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121205

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151214

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5154613

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees