JP3796961B2 - 車両用乗員保護装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、後突を予測する予測センサと、この予測センサによる後突の予測時にシートベルトのプリテンショナを作動させる制御手段(CPUやマイクロコンピュータユニット等)とを備えて乗員を保護するような車両用乗員保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例の車両用乗員保護装置としては、例えば特開平9−175327号公報に記載の装置がある。
【0003】
すなわち、衝突の危険度予知手段を設け、この予知手段が後突を予知した時に、
マイクロコンピュータユニットいわゆるMCUを介してリトラクタのモータを駆動して、シートベルトの張力を増加させ、乗員をシートに固定(拘束)することで、後突時に乗員を保護すべく構成した車両用乗員保護装置である。
【0004】
しかし、上述のシートベルト、特にショルダベルトは、一般にセンタピラー上部に設けられたショルダガイド部にて案内されている関係上、上記モータを駆動したとしても、後突時に乗員の肩部が上方に移動するのを充分に抑止することができず、このため後突時に頸椎への負担が発生する問題点があった。
【0005】
上述の頸椎への負担は次のようなメカニズムで発生するものと推考される。つまり、後突時において乗員の頭部は慣性でその位置にとどまろうとする一方、乗員の胸椎はシートバック上部で押されて前方移動しながら直線化し、また乗員の体幹はシートバックに沿ってずり上がるので、乗員の頸椎への負担が発生するものと推考される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この発明の請求項1記載の発明は、シートベルトをシートバックの上面かつヘッドレスト側方にて案内すべく構成することで、後突までの時間が所定時間であり、後突する可能性が高い後突予測時のプリテンショナの作動時に、シートベルトを乗員の肩部に沿って巻き込むことができ、後突時に乗員の肩が上方に移動するのを規制して、乗員の頸椎に生ずる負担を未然に阻止することができ、さらに、後突の予測時にプリテンショナによるショルダベルトの巻き込みを低速で作動させ、その後、高速で作動させることにより、確実に乗員の頸椎に生ずる負担を未然に阻止することができる車両用乗員保護装置の提供を目的とする。
【0007】
この発明の請求項記載の発明は、シートベルトをガイドするショルダガイド部を前突時に比較して後突時には下方へ変位すべく構成することで、後突予測によるプリテンショナの作動時に、シートベルトを可及的乗員の肩部に沿って巻き込むことができ、後突時に乗員の肩が上方に移動するのを規制して、乗員の頸椎に生ずる負担を未然に防止することができる車両用乗員保護装置の提供を目的とする。
【0008】
この発明の請求項記載の発明は、後突時に乗員側へ突出して乗員の肩部を下方へ変位させる乗員保護部材を設けることで、この乗員保護部材により後突時に乗員の肩が上方に移動するのを規制して、乗員の頸椎に生ずる負担を防止し、頸椎への負担を未然に防止することができる車両用乗員保護装置の提供を目的とする。
【0009】
この発明の請求項記載の発明は、シートベルトのシートバックの上面での案内構成と、乗員保護部材の構成との相乗効果により、後突時に乗員の肩が上方に移動するのをより一層良好に規制して、頸椎への負担を未然に阻止することができる車両用乗員保護装置の提供を目的とする。
【0010】
この発明の請求項記載の発明は、シートベルトのシートバック上面での案内構成と、ショルダガイド部の下方変位構成との相乗効果により、後突時に乗員の肩が上方に移動するのをより一層確実に規制して、頸椎への負担を未然に阻止することができる車両用乗員保護装置の提供を目的とする。
【0011】
この発明の請求項記載の発明は、ショルダガイド部の下方変位構成と、乗員保護部材の構成との相乗効果により、後突時に乗員の肩が上方に移動するのをより一層良好に規制して、頸椎への負担を未然に防止することができる車両用乗員保護装置の提供を目的とする。
【0012】
この発明の請求項記載の発明は、上述の乗員保護部材をシートベルトエアバッグに設定することで、シートベルトの巻取り、繰出し性を阻害することがなく、またシートベルトを装着する乗員に対しても違和感を与えることがないうえ構造が簡単となる車両用乗員保護装置の提供を目的とする。
【0013】
この発明の請求項記載の発明は、ショルダベルトとラップベルトの双方をプリテンショナで巻込むように構成することで、シートベルト全体の弛みが短時間でなくなり、乗員を速やかにシートバックに拘束することができて、頸椎への負担をより一層良好に未然阻止することができる車両用乗員保護装置の提供を目的とする。
【0014】
この発明の請求項記載の発明は、上述のショルダガイド部を車体の上下方向に延びるピラー部に設けることで、ショルダガイド部支持用の別部材が不要で、このショルダガイド部の取付性向上を図ることができる車両用乗員保護装置の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1記載の発明は、後突を予測する予測センサと、上記予測センサからの信号に基づき、後突までの時間が所定時間であり、後突する可能性が高いと判定した後突の予測時にシートベルトのプリテンショナを作動させる制御手段とを備えた車両用乗員保護装置であって、上記シートベルトをシートバック上面にて案内するガイド部を、シートバック上面でヘッドレスト側方に設けると共に、上記シートベルトは、乗員の肩部を保持するショルダベルトを備え、上記制御手段は、上記後突の予測時にはプリテンショナによるショルダベルトの巻き込みを低速で作動させ、その後、高速で作動させる車両用乗員保護装置であることを特徴とする。
【0016】
この発明の請求項記載の発明は、後突を予測する予測センサと、上記予測センサの予測時にシートベルトのプリテンショナを作動させる制御手段とを備えた車両用乗員保護装置であって、上記シートベルトをガイドするショルダガイド部を設け、該ショルダガイド部を前突部に比較して後突時には下方へ変位すべく構成した車両用乗員保護装置であることを特徴とする。
【0017】
この発明の請求項記載の発明は、後突を予測する予測センサと、上記予測センサの予測時にシートベルトのプリテンショナを作動させる制御手段とを備えた車両用乗員保護装置であって、上記シートベルトには、後突時に乗員側へ突出して乗員の肩部を下方へ変位させる乗員保護部材を設けた車両用乗員保護装置であることを特徴とする。
【0018】
この発明の請求項記載の発明は、後突を予測する予測センサと、上記予測センサの予測時にシートベルトのプリテンショナを作動させる制御手段とを備えた車両用乗員保護装置であって、上記シートベルトをシートバックの上面にて案内すべく構成すると共に、上記シートベルトには、後突時に乗員側に突出して乗員の肩部を下方へ変位させる乗員保護部材を設けた車両用乗員保護装置であることを特徴とする。
【0019】
この発明の請求項記載の発明は、後突を予測する予測センサと、上記予測センサの予測時にシートベルトのプリテンショナを作動させる制御手段とを備えた車両用乗員保護装置であって、上記シートベルトをシートバックの上面にて案内すべく構成すると共に、上記シートベルトをガイドするショルダガイド部を設け、該ショルダガイド部を前突時に比較して後突時には下方へ変位すべく構成した車両用乗員保護装置であることを特徴とする。
【0020】
この発明の請求項記載の発明は、後突を予測する予測センサと、上記予測センサの予測時にシートベルトのプリテンショナを作動させる制御手段とを備えた車両用乗員保護装置であって、上記シートベルトをガイドするショルダガイド部を設け、該ショルダガイド部を前突時に比較して後突時には下方へ変位すべく構成すると共に、上記シートベルトには、後突時に乗員側に突出して乗員の肩部を下方へ変位させる乗員保護部材を設けた車両用乗員保護装置であることを特徴とする。
【0021】
この発明の請求項記載の発明は、上記乗員保護部材をシートエアバッグに設定した車両用乗員保護装置であることを特徴とする。
【0022】
この発明の請求項記載の発明は、ショルダベルトの巻き込み側およびラップベルトの巻き込み側にそれぞれプリテンショナを設けた車両用乗員保護装置であることを特徴とする。
【0023】
この発明の請求項記載の発明は、上記ショルダガイド部がピラ−部に設けられた車両用乗員保護装置あることを特徴とする。
【0024】
【発明の作用及び効果】
この発明の請求項1記載の発明によれば、上述の予測センサは後突を予測し、
上述の制御手段は予測センサからの信号に基づき、後突までの時間が所定時間であり、後突する可能性が高いと判定した後突の予測時にシートベルトのプリテンショナを作動させるが、このシートベルトはシートバック上面で、かつヘッドレスト側方のガイド部にて案内されるので、後突予測によるプリテンショナの作動時に該シートベルトを乗員の肩部に沿って巻き込むことができる。
この結果、後突時に乗員の肩が上方に移動するのを規制して、乗員の頸椎に生ずる負担を未然に阻止することができる効果がある。
しかも、後突の予測時にはプリテンショナによるショルダベルトの巻き込みを低速で作動させ、その後、高速で作動させるので、確実に乗員の頸椎に生ずる負担を未然に阻止することができる。
【0025】
この発明の請求項記載の発明によれば、シートベルトをガイドするショルダガイド部は、前突時に比較して後突時には下方へ変位するので、後突予測によるプリテンショナの作動時に、シートベルトを可及的乗員の肩部に沿って巻き込むことができ、後突時に乗員の肩が上方に移動するのを規制して、乗員の頸椎に生ずる負担を未然に阻止することができる効果がある。
【0026】
この発明の請求項記載の発明によれば、上述の乗員保護部材を設けたので、後突予測時に作用するプリテンショナのシートベルト巻込み効果と相俟って、後突時に乗員保護部材が、乗員側へ突出して乗員の肩部を下方へ変位させるので、後突時において乗員の肩が上方に移動するのを規制して、乗員の頸椎に生ずる負担を未然に阻止することができる効果がある。
【0027】
この発明の請求項記載の発明によれば、シートベルトをシートバックの上面で案内する構成と、乗員保護部材とを備えているので、これら両構成の相乗効果により、後突時に乗員の肩が上方に移動するのをより一層良好に規制して、乗員の頸椎に生ずるの負担を未然に阻止することができる効果がある。
【0028】
この発明の請求項記載の発明によれば、シートベルトをシートバック上面で案内する構成と、ショルダガイド部を後突時に下方へ変位させる構成とを備えているので、これら両構成の相乗効果により、後突時に乗員の肩が上方に移動するのをより一層良好に規制して、乗員の頸椎に生ずる負担を未然に阻止することができる効果がある。
【0029】
この発明の請求項記載の発明によれば、ショルダガイド部を後突時に下方へ変位させる構成と、後突時に乗員の肩部を下方へ変位させる乗員保護部材とを備えているので、これら両構成の相乗効果により、後突時には乗員の肩が上方に移動するのをより一層良好に規制して、乗員の頸椎に発生する負担を未然に阻止することができる効果がある。
【0030】
この発明の請求項記載の発明によれば、上述の乗員保護部材をシートベルトエアバッグに設定したので、シートベルトの巻取り、繰出し性を何等阻害することがなく、またシートベルトを装着する乗員に対しても違和感を与えることがないうえ、構造が簡単となる効果がある。
【0031】
この発明の請求項記載の発明によれば、後突予測時に上述のプリテンショナでショルダベルトのみならずラップベルトをも巻き込むので、ラップベルト側の弛みを同時にとることができ、シートベルト全体の弛みが短時間でなくなり、このため乗員を速やかにシートバックに拘束することができて、頸椎への負担をより一層良好に未然防止することができる効果がある。
【0032】
この発明の請求項記載の発明によれば、上述のショルダガイド部を車体の上下方向に延びるピラー部に設けたので、上下方向に変位するこのショルダガイド部を支持するための別部材が不要となり、ショルダガイド部の取付性向上を図ることができる効果がある。
【0033】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両用乗員保護装置を示し、図1においてシートクッション1と、シートバック2と、ヘッドレスト3とを備えたシート4を設け、このシート4に着座した乗員Aを、タングをバックルに係入させた時、ショルダベルト5およびラップベルト6から成る3点式シートベルト装置にて拘束すべく構成している。
【0034】
上述のショルダベルト5、ラップベルト6は車体に内設された後述するプリテンショナ(図5〜7参照)に連結され、必要時にこれら両ベルト5,6に張力を付与すべく構成している。
また、上述のシートバック2は、シートバック角度駆動モータ7(図8参照)によりシートクッション1に対して傾動可能に構成されており、リクライニング支点8を中心として起伏する。
【0035】
一方、上述のシートバック2内には乗員Aがシートバック2に近接または当接したことを検出する近接センサ9を内蔵している。この近接センサ9は超音波センサで構成することができるが、乗員Aのシートバック2への当接の有無を検出する場合には近接センサ9に代えて感圧センサを用いてもよい。
【0036】
ところで、上述のショルダベルト5は図1、図2に示すようにシートバック2の上面かつヘッドレスト3側方にて案内すべく構成している。すなわち、シートバック2のトップデッキ面にブラケット10,10を設け、これらの両ブラケット10,10間にガイドローラ11(ガイド部)を回転自在に支持させて、このガイドローラ11により上述のショルダベルト5の巻取り、繰出しを案内すべく構成している。なお、一対のブラケット10,10を用いる構成に代えて、凹状の単一ブラケットを用いてもよい。
【0037】
また、図1、図3に示すように、上述のショルダベルト5をガイドするショルダガイド部12を設け、このショルダガイド部12を前突時に比較して後突時には下方へ変位すべく構成している。上述のショルダガイド部12の上下変位構成を図3に基づいて説明する。このショルダガイド部12はアンカ部材13と、サッシュガイド14と、アンカ部材13から背面側(センタピラー閉断面側)に延びる突部15とを備えている。
【0038】
ピラー部としてのセンタピラーインナパネル16には、上述の突部15の上下動を許容するスリット状の開口部17が形成され、この開口部17からピラー閉断面側へ突部15を配設している。
【0039】
一方、センタピラーインナパネル16の内面上下にはブラケット18,19を接合固定し、これら上下のブラケット18,19間にガイドロッド20およびスクリュ21を張架すると共に、スクリュ21を可逆モータ22に連結している。
【0040】
上述のショルダガイド部12における突部15にはネジ孔15aとガイド孔15bとを形成し、ネジ孔15aをスクリュ21に螺合すると共に、ガイド孔15bには上述のガイドロッド20を挿通し、可逆モータ22の正逆駆動によりスクリュ21およびネジ孔15aを介してショルダガイド部12を上昇、下降すべく構成している。
【0041】
一方、図1、図4に示す如く、上述のショルダベルト5には後突時に乗員A側へ突出して乗員Aの肩部を下方へ変位させる乗員保護部材としてのシートベルトエアバッグ装置23を設けている。
【0042】
このシートベルトエアバッグ装置23はショルダベルト5を正しく装着した時、図1に示すように乗員Aの肩部乃至胸部の一部分に対応して該ベルト5に縫合され蛇腹部を有するエアバッグ24と、インフレータ25とを備えている。なお、図1にあっては図示の便宜上、上述のエアバッグ24を展開した状態で示しているが、非展開時においては、このシートベルトエアバッグ装置23はショルダベルト5の巻取り、繰出しを阻害しないように該ベルト5に沿設形成されている。なお、インフレータ25に対する給電はショルダベルト5下方端のタング部から実行することが望ましい。
【0043】
上述のショルダベルト5の巻込み側に設けられたプリテンショナ26は図5に示すように構成している。すなわち、モータ(図示せず)の回転軸27にはその外周に複数の凹部28を有する爪車29を嵌合し、ホルダ30側には調整ネジ31によりボール32の係入力が可変できるアジャスト機構33を設け、モータの回転によりリール34にショルダベルト5を巻取り、ボール32の凹部28への係入により逆転を防止しつつ、ショルダベルト5の繰出し時にはボール32を凹部28から外して、該ショルダベルト5の繰出しを許容すべく構成している。なお、上記爪車29およびアジャスト機構33を設ける構成に代えて、モータに対する通電制御により後突予測時にプリテンショナ26を駆動および逆転防止すべく構成してもよく、ブレーキ付きモータを用いてもよい。或は、アジャスト機構33を電磁ソレノイドに代えた構成を採用してもよい。
【0044】
また、上述のラップベルト6の巻込み側に設けられたプリテンショナ35は図6、図7に示すように構成している。
すなわち、モータ(図示せず)により駆動される巻取軸36(図6参照)にラップベルト6の挿通孔37を形成し、この挿通孔37にラップベルト6を挿通して、その基端をベルト固定部材38でハウジング39に固定する一方、上述の巻取軸36と同軸上には、図7に示すように、その外周に複数の凹部40を有する爪車41を一体的に形成し、ホルダ42側には調整ネジ43によりボール44の係入力が可変できるアジャスト機構45を設け、モータの回転により巻取軸36にラップベルト6を巻取る一方、ラップベルト6の繰出し時には、ボール44の凹部40から外して、該ラップベルト6の繰出しを許容すべく構成している。なお、上記爪車41およびアジャスト機構45を設ける構成に代えて、モータに対する通電制御により後突予測時にプリテンショナ35を駆動および逆転防止すべく構成してもよく、ブレーキ付きモータを用いてもよい。或は、アジャスト機構45を電磁ソレノイドに代えた構成を採用してもよい。
【0045】
図8は車両用乗員保護装置の制御回路ブロック図を示し、制御手段としてのCPU50は後突を予測する予測センサ46からの信号と、ポテンショメータ等により構成されてれシートバック2の傾斜角度を検出するシートバック角度センサ47からの信号と、近接センサ9からの信号とに基づいて、ROM48に格納されたプログラムに従って、ショルダベルト5側のプリテンショナ26、ラップベルト6側のプリテンショナ35、インフレータドライバ49、シートバック角度駆動モータ7、可逆モータ22を駆動制御し、またRAM51はタイマの所定値データなどのデータやその他の必要なデータおよびマップ等を記憶する。
【0046】
ここで、上述のCPU50は内蔵タイマ52を有し、後突の予測時点からタイマスタートして、計時を行う。なお、後突の予測時点から衝突までの時間は1秒程度である。
また、上述の予測センサ46は超音波を用いて自車と、後突の可能性がある車両との間の相対距離や相対速度を計測して、後突を予測(予知)する。
さらに、上述のCPU50は、予測センサ46による後突予測時にシートベルト(ショルダベルト5、ラップベルト6参照)の各プリテンショナ26,35を同時に作動させる制御手段である。なお、図1における53はステアリングホイールである。
【0047】
このように構成した車両用乗員保護装置の作用を、図9、図10に示すフローチャートを参照して、以下に詳述する。
まず、図9に示すフローチャートを参照して、後突の予測乃至エアバッグ展開処理について説明する。
【0048】
第1ステップS1(予測手段)で、CPU50は予測センサ46による検出を実行し、次の第2ステップS2(予測判定手段)で、CPU50はセンサ出力(予測センサ46の出力)に基づいて衝突予測か否か、すなわち、後突の可能性があるか否かを判定し、NO判定時には第3ステップS3に移行する一方、YES判定時には第4ステップS4に移行する。
【0049】
上述の第3ステップS3で、CPU50は各種機器(例えばシートバック2、シートベルト5,6および再使用可能なエアバッグ等)が作動されていれば、これらを違和感のないようにゆっくりと元に戻す。
一方、上述の第4ステップS4(ショルダガイド部変位手段)で、CPU50は可逆モータ22を駆動して、スクリュ21等を介してショルダガイド部12を下方へ変位させる。
【0050】
次に第5ステップS5(プリテンショナ同時作動手段)で、CPU50はショルダベルト5側のプリテンショナ26およびラップベルト6側のプリテンショナ35を同時作動させる。このプリテンショナ26,35の作動処理については図10に示すサブルーチンを参照して、後述する。
【0051】
次に第6ステップS6(プリテンショナ作動完了判定手段)で、CPU50はプリテンショナ26,35の作動が完了したか否かを判定し、NO判定時には第5ステップS5にリターンする一方、YES判定時には次の第7ステップS7に移行する。
【0052】
この第7ステップS7(エアバッグ展開制御手段)で、CPU50はインフレータドライバ49を駆動して、シートベルトエアバッグ装置23のエアバッグ24を展開し、乗員Aの肩部を下方へ変位させる。
【0053】
次に図10に示すフローチャートを参照して、プリテンショナ26,35の作動処理について説明する。
このサブルーチンは、図9で示したメインルーチンの第5ステップS5に相当するものである。
【0054】
第1ステップQ1で、CPU50はその内蔵タイマ52をスタートさせ、次の第2ステップQ2で、CPU50はプリテンショナ26,35を低速にて作動し、ショルダベルト5、ラップベルト6を低速で巻き込む。
次に第3ステップQ3で、CPU50は近接センサ9の検出を実行し、次の第4ステップQ4で、CPU50は乗員Aがシートバック2に当接または近接しているか否かを判定する。
【0055】
而して、第4ステップQ4でのNO判定時には、次の第5ステップQ5に移行する一方、YES判定時には、別の第6ステップQ6に移行する。
この第6ステップQ6で、CPU50はプリテンショナ26,35を低速作動させ、次の第7ステップQ7で、CPU50は乗員Aがシートバック2に当接または近接した後に、プリテンショナ26,35の所定量の作動が完了したか否かを判定する。
【0056】
そして、NO判定時には第6ステップQ6にリターンする一方、弛みがないことに相当するYES判定時には第12ステップQ12に移行して、プリテンショナ26,35を停止する。
【0057】
一方、前述の第5ステップQ5で、CPU50は内蔵タイマ52のタイマ値が所定値に達したか否かを判定し、NO判定時には第2ステップQ2にリターンする一方、YES判定時には次の第8ステップQ8に移行する。
この第8ステップQ8で、タイマ値が所定値に達したことに対応して、CPU50はプリテンショナ26,35を低速作動から高速作動に切換えて、ショルダベルト5、ラップベルト6を高速で巻き込む。
【0058】
次に第9ステップQ9で、CPU50は近接センサ9の出力に基づいて、乗員Aがシートバック2に当接または近接したか否かを判定し、NO判定時には第8ステップQ8にリターンする一方、YES判定時には次の第10ステップQ10に移行する。
【0059】
この第10ステップQ10で、CPU50はプリテンショナ26,35を低速作動させ、次の第11ステップQ11で、CPU50は乗員Aがシートバック2に当接または近接した後に、プリテンショナ26,35の所定量の作動が完了したか否かを判定する。
【0060】
そして、第11ステップQ11でのNO判定時には第10ステップQ10にリターンする一方、弛みがないことに相当するYES判定時には次の第12ステップQ12に移行し、この第12ステップQ12で、CPU50はプリテンショナ26,35を停止し、次の第13ステップQ13で、CPU50はタイマをリセットする。
【0061】
このように上記実施例の車両用乗員保護装置によれば、上述の予測センサ46は後突を予測し、上述の制御手段(CPU50参照)は予測センサ46の予測時にシートベルトの(ショルダベルト5、ラップベルト6参照)のプリテンショナ26,35を作動させるが、ショルダベルト5はシートバック2の上面(ローラ11参照)にて案内されるので、後突予測によるプリテンショナ26の作動時に該ショルダベルト5を乗員の肩部に沿って巻き込むことができ、この巻込み状態はリクライニング角度に影響されない。
この結果、後突時に乗員Aの肩が上方に移動するのを規制して、乗員Aの頸椎に生ずる負担を未然に阻止することができる効果がある。
【0062】
また、ショルダベルト5をガイドするショルダガイド部12は前突時に比較して後突時には下方へ変位するので、後突予測によるプリテンショナ26の作動時にショルダベルト5を可及的乗員Aの肩部に沿って巻き込むことができ、後突時に乗員Aの肩が上方に移動するのを規制して、乗員Aの頸椎に生ずる負担を未然に阻止することができる効果がある。
【0063】
さらに、上述の乗員保護部材(シートベルトエアバッグ装置23のエアバッグ24参照)を設けたので、後突予測時に作用するプリテンショナ26のショルダベルト5巻込み効果と相俟って、後突時に乗員保護部材(エアバッグ装置24参照)が乗員A側へ突出して乗員Aの肩部を下方へ変位させる。この結果、後突時において乗員Aの肩が上方に移動するのを規制して、乗員Aの頸椎に生ずる負担を防止し、頸椎への負担を未然に阻止することができる効果がある。
【0064】
加えて、ショルダベルト5をシートバック2の上面で案内する構成と、乗員保護部材(エアバッグ24参照)と、ショルダガイド部12を後突時に下方へ変位させる構成との合計3つの構成のうち少なくとも2つを組合せると、これら各構成の相乗効果により、後突時に乗員Aの肩が上方に移動するをより一層確実に規制して、頸椎への負担を未然に阻止することができる効果がある。
【0065】
また、上述の乗員保護部材をシートベルトエアバッグ24に設定したので、ショルダベルト5の巻取り、繰出し性を何等阻害することがなく、またショルダベルト5を装着する乗員Aに対しても違和感を与えることがなく、通常使用感を阻害しないうえ、構造が簡単となる効果がある。
【0066】
さらに、後突予測時に上述のプリテンショナ26,35でショルダベルト5のみならずラップベルト6をも巻込むので、ラップベルト6側の弛みを同時にとることができ、シートベルト全体の弛みが短時間でなくなり、このため、乗員Aを速やかにシートバック2に拘束することができて、乗員の頸椎に生ずる負担をより一層良好に未然防止することができる効果がある。
【0067】
加えて、上述のショルダガイド部12を車体の上下方向に延びるピラー部(センタピラーインナパネル16参照)に設けたので、上下方向に変位するこのショルダガイド部12を支持するための別部材が不要となり、ショルダガイド部12の取付性向上を図ることができる効果がある。
【0068】
図11、図12、図13は車両用乗員保護装置の他の実施例を示し、この実施例では、プリテンショナ26と、ショルダガイド部12との間におけるショルダベルト5内に図11、図13に示す如く偏平構造のインフレータ25を内蔵し、このインフレータ25と、エアバッグ24との間をベルト5内に形成されたガス通路54で連通させている。
【0069】
また、上述のエアバッグ24の長さは、乗員Aの肩部を含む上体のほぼ全体に相当する長さに設定され、後突および前突時に共通して用いるように構成すると共に、上述のショルダガイド部12はガス流路が確保できるように形成されている。
【0070】
さらに、上述のショルダベルト5の巻取り、繰出し操作に対応すべく、車体パネル55に設けられた給電用コネクタ56と、ショルダベルト5内のインフレータ25との間をフレキシブル通電ワイヤ57で接続し、このワイヤ57の長さ、およびU字形状によりショルダベルト5の動きを吸収すべく構成している。
【0071】
加えて、上述の各プリテンショナ26,35を隣接配設して、これら各プリテンショナ26,35をギヤで連動して同時駆動すべく構成している。
このように構成しても、図8の制御回路、図9、図10のフローチャートを用いて、先の実施例と同様に作用させることができ、その効果も先の実施例とほぼ同様であるから、図11、図12、図13において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。また図11においては図示の便宜上、上述のエアバッグ24を展開した状態で示しているが、非展開時におけるこのエアバッグ24はショルダベルト5の巻取り、繰出しを阻害しないように該ショルダベルト5に沿設形成されている。なお、図12において58はバックル、59はタング、60はフロアパネルである。
【0072】
上記各実施例の車両用乗員保護装置は運転席側のみならず助手席側または必要に応じてリヤ席側にも同様に設けられ、運転席乗員、助手席乗員またはリヤ席乗員を保護するものである。
【0073】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のシートベルトは、実施例のショルダベルト5、ラップベルト6に対応し、
以下同様に、
制御手段は、CPU50に対応し、
乗員保護部材は、シートベルトエアバッグ装置23のエアバッグ24に対応し、
ピラー部は、センタピラーインナパネル16を含むセンタピラーに対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0074】
例えば、上記実施例においてはインフレータ25を作動して展開するエアバッグ24を例示したが、図1、図11のエアバッグ24の形成位置と同一の位置に圧縮空気の供給を受けて展開するシートベルトエアバッグを設け、別設されたコンプレッサからの圧縮空気を後突予測時乃至衝突時にシートベルト内の通路、または、シートベルトに沿設する外部通路を介してシートベルトエアバッグに供給するように構成してもよい。このように構成すると、エアバッグの再利用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車両用保護装置を示す概略側面図。
【図2】 ショルダベルト案内構造を示す部分正面図。
【図3】 図1のB−B線矢視断面図。
【図4】 ショルダベルトのエアバッグ形成部位の断面図。
【図5】 ショルダベルト側のプリテンショナを示す説明図。
【図6】 ラップベルト側のプリテンショナを示す説明図。
【図7】 巻取軸と同軸構造部位の説明図。
【図8】 制御回路ブロック図。
【図9】 後突の予測乃至エアバッグ展開処理を示すフローチャート。
【図10】 プリテンショナ作動処理を示すフローチャート。
【図11】 本発明の車両用乗員保護装置の他の実施例を示す概略側面図。
【図12】 図11の構成を正面側から見た状態で示す概略図。
【図13】 図12のC部の拡大断面図。
【符号の説明】
2…シートバック
5…ショルダベルト(シートベルト)
6…ラップベルト(シートベルト)
11…ガイドローラ(ガイド部)
12…ショルダガイド部
16…センタピラーインナパネル(ピラー部)
24…シートベルトエアバッグ(乗員保護部材)
26,35…プリテンショナ
46…予測センサ
50…CPU(制御手段)

Claims (9)

  1. 後突を予測する予測センサと、
    上記予測センサからの信号に基づき、後突までの時間が所定時間であり、後突する可能性が高いと判定した後突の予測時にシートベルトのプリテンショナを作動させる制御手段とを備えた車両用乗員保護装置であって、
    上記シートベルトをシートバック上面にて案内するガイド部を、シートバック上面でヘッドレスト側方に設けると共に、
    上記シートベルトは、乗員の肩部を保持するショルダベルトを備え、
    上記制御手段は、上記後突の予測時にはプリテンショナによるショルダベルトの巻き込みを低速で作動させ、その後、高速で作動させることを特徴とする
    車両用乗員保護装置。
  2. 後突を予測する予測センサと、
    上記予測センサの予測時にシートベルトのプリテンショナを作動させる制御手段
    とを備えた車両用乗員保護装置であって、
    上記シートベルトをガイドするショルダガイド部を設け、該ショルダガイド部を前突時に比較して後突時には下方へ変位すべく構成した
    車両用乗員保護装置。
  3. 後突を予測する予測センサと、
    上記予測センサの予測時にシートベルトのプリテンショナを作動させる制御手段
    とを備えた車両用乗員保護装置であって、
    上記シートベルトには、後突時に乗員側へ突出して乗員の肩部を下方へ変位させる乗員保護部材を設けた
    車両用乗員保護装置。
  4. 後突を予測する予測センサと、
    上記予測センサの予測時にシートベルトのプリテンショナを作動させる制御手段
    とを備えた車両用乗員保護装置であって、
    上記シートベルトをシートバックの上面にて案内すべく構成すると共に、
    上記シートベルトには、後突時に乗員側に突出して乗員の肩部を下方へ変位させる乗員保護部材を設けた
    車両用乗員保護装置。
  5. 後突を予測する予測センサと、
    上記予測センサの予測時にシートベルトのプリテンショナを作動させる制御手段
    とを備えた車両用乗員保護装置であって、
    上記シートベルトをシートバックの上面にて案内すべく構成すると共に、
    上記シートベルトをガイドするショルダガイド部を設け、該ショルダガイド部を前突時に比較して後突時には下方へ変位すべく構成した
    車両用乗員保護装置
  6. 後突を予測する予測センサと、
    上記予測センサの予測時にシートベルトのプリテンショナを作動させる制御手段
    とを備えた車両用乗員保護装置であって、
    上記シートベルトをガイドするショルダガイド部を設け、該ショルダガイド部を前突時に比較して後突時には下方へ変位すべく構成すると共に、
    上記シートベルトには、後突時に乗員側に突出して乗員の肩部を下方へ変位させる乗員保護部材を設けた
    車両用乗員保護装置。
  7. 上記乗員保護部材をシートベルトエアバッグに設定した
    請求項3、4または6記載の車両用乗員保護装置。
  8. ショルダベルトの巻き込み側およびラップベルトの巻き込み側にそれぞれプリテンショナを設けた
    請求項1〜7の何れか1に記載の車両用乗員保護装置。
  9. 上記ショルダガイド部がピラー部に設けられた
    請求項1、2、5または6記載の車両用乗員保護装置。
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