JP2000225921A - 乗員拘束保護装置及びその設定システム - Google Patents

乗員拘束保護装置及びその設定システム

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JP2000225921A
JP2000225921A JP11028655A JP2865599A JP2000225921A JP 2000225921 A JP2000225921 A JP 2000225921A JP 11028655 A JP11028655 A JP 11028655A JP 2865599 A JP2865599 A JP 2865599A JP 2000225921 A JP2000225921 A JP 2000225921A
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Eiji Yanagi
英治 柳
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Takata Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗用車等に搭載されたモータ駆動のシートア
ジャスト機構とシートベルト巻取機構とを効率よく駆動
させる。 【解決手段】 制御部20から得られる駆動信号により
駆動するモータ11と、モータ11に第1伝達手段13
を介して接続され、モータ駆動によりウェビングWを所
定巻き取りトルクでスプール12に巻き取るシートベル
ト巻取機構10と、第2伝達手段4を介してモータ11
と接続可能で、モータ駆動により乗員の座るシート1の
所定部位の位置調整を行うシートアジャスト機構と、モ
ータ11と接続される駆動経路を第1伝達手段13と第
2伝達手段4との間で切り替える切替手段14とを備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乗員拘束保護装置及
びその設定システムに係り、特に車両のシート内部にシ
ートベルト巻取装置が装備され、またモータ駆動による
シートアジャスト機構を備えた乗員拘束保護装置を乗員
の好みにより機能設定を行えるようにした設定システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から自動車等の車両には、車両衝突
時等における乗員の安全を確保するために、乗員拘束保
護装置としてシートベルト装置が装備されている。シー
トベルトは、不使用時にはピラー内部等に装備されたシ
ートベルト巻取装置に巻き取られている。この種のシー
トベルト巻取装置では、まず衝突時等に乗員の前方への
移動を確実に拘束して乗員の車内での2次衝突を確実に
防止することが必要である。また、装着時にシートベル
トのトングをバックル装置に締結した際に、余分に引き
出されたシートベルトの余長分を巻き取り、さらに正常
装着した状態で乗員の胸部等に不必要な圧迫感を与えな
いようにすることが好ましい。
【0003】そこで、出願人は改善されたシートベルト
巻取装置として、緊急時に乗員を確実に拘束して保護す
る機能を果たすのに加え、通常のベルト装着時におい
て、その装着時の快適性(コンフォート性)を高めた
り、車両走行時において、自車の前後を走行している車
両との車間等の外部信号をもとにしたウェビングの巻取
トルクの制御を、減速機構を介した内蔵モータの駆動で
行う機能を有するシートベルト巻取装置を提案している
(特願平11−10184号明細書参照)。
【0004】図7はこのシートベルト巻取装置と、シー
トベルト巻取装置101内に収容された各機構に所定の
動作指令を行う装置外の制御部109と、この制御部1
09に送られる乗員のシートベルト装着状態や走行時の
車両の安全状態を知らせる外部信号センサとを模式的に
示した概略システム構成図である。模式的に示されたシ
ートベルト巻取装置101内にはスプール軸115を介
してベースフレーム103に軸支されたスプール102
が配置され、このスプール102にウェビングWが巻回
されるようになっている。このスプール102の巻き取
り動作は、モータ105の回転トルクを減速比の異なる
2系統の伝達経路としての第1減速機構110A、第2
減速機構110Bと、この伝達経路を制御部109から
の駆動信号に応じて切り替えるための切替手段170
と、伝達される回転トルクの大きさにより第1減速機構
110Aと第2減速機構110Bのいずれかの経路を経
由するように経路上に設けられた抵抗トルク手段160
と、モータ駆動あるいはウェビングWの引き出しによる
スプール102の回転を検知するウェビング引き出し検
知部140と、スプール回転検知部150とが備えられ
ている。そして、車内の一部にはこの巻取装置101の
モータ105に駆動信号を出力する制御部109が装備
されている。この制御部109には入力I/F(図示せ
ず)を介してウェビング引き出し検知部140、スプー
ル回転検知部150、ウェビングWのトングが装着され
るバックル107内に内蔵され、ウェビングのトングが
バックル107に装着されたことを知らせるバックルス
イッチ108及び走行時に車体の様々な動特性を知らせ
る複数の外部信号センサS1、…Snが接続されている。
そして乗員の様々なシートベルト装着状態に応じて得ら
れる状態信号、走行時の様々な状態において得られる外
部信号が制御部109に入力される。制御部109では
これらの入力信号をもとにCPU電源、モータ駆動電源
のON/OFF制御がなされ、またモータ回転制御信
号、減速機構の切替のための切替信号等の駆動信号が生
成され、これらの駆動信号によりモータ駆動制御が行わ
れる。なお、本明細書の記載では、シートベルト装置の
うち単体の帯状体を指すとき、「ウェビング」と記して
いるが、シートベルトと同義である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上位クラス
の乗用車では、この種のシートベルト巻取装置をシート
座部内に装備したものがある。また、このクラスの乗用
車にはパワーシートと呼ばれるシートが装備されてい
る。このパワーシートはシート各部位の位置調整を行う
シートアジャスト機構が複数個のモータで動作するよう
になっている。通常、このシートアジャスト機構はオー
ナー等、特定の者がその車両を利用する場合にはあまり
動作させる必要がなく、モータの稼動性を考慮するとあ
まり効率的に使われていないのが現状であった。
【0006】この場合、モータでシートベルト巻き取り
を行う上述のようなシートベルト巻取装置をシート座面
下に配置した際に、その駆動源としてのモータを、シー
トアジャスト機構の特定動作を行うモータと兼用させる
ことで、装備したモータを有効に利用することができる
ようになる。
【0007】また、モータをウェビング巻き取りの駆動
源とシートアジャスト機構の駆動源として切り替えた
際、乗員固有の個人特性情報をもとにその調整量をあら
かじめ設定したり、変更したりできればシートベルト装
着時の快適性をより向上できる。また、上述のシートベ
ルト巻取装置では、走行時に生じる車両の動特性に対応
して各種モードと、そのモードに対応したシートベルト
巻取トルクが設定されモータ制御が行われているが、乗
員が初期設定されたモード情報を変更できれば、運転者
の運転適性や体格に応じたきめの細かい安全性の確保を
実現することができる。
【0008】そこで、本発明の目的は上述した従来の技
術をさらに改善し、乗員拘束保護装置としてのシートベ
ルト巻取装置のウェビング巻き取り動作と、シートアジ
ャスト動作を設定値に基づき行える乗員拘束保護装置
と、その設定値を容易に設定できるようにした設定シス
テムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は制御部から得られる駆動信号により駆動す
るモータと、該モータに第1伝達手段を介して接続さ
れ、モータ駆動によりウェビングを所定巻き取りトルク
でスプールに巻き取るシートベルト巻取機構と、第2伝
達手段を介して前記モータと接続可能で、前記モータ駆
動により乗員の座るシートの所定部位の位置調整を行う
シートアジャスト機構と、前記モータと接続される駆動
経路を前記第1伝達手段と前記第2伝達手段との間で切
り替える切替手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】個人認証手段を用いて乗員IDを特定し、
該乗員IDに基づいてシートベルト装着時の巻取特性情
報及び/またはシートアジャスト情報からなる個人特性
情報を、記憶部から引き出し、前記乗員拘束保護装置の
制御部に入力し、前記乗員拘束保護装置のモータの駆動
信号を規定する設定システムとしたことを特徴とするも
のである。
【0011】このとき上記個人特性情報は、車載ディス
プレイ画面の表示画面に従って乗員が入力、更新を行え
るようにすることが好ましい。
【0012】また、前記乗員IDが特定された際に、該
乗員IDに対応した上記個人特性情報の現状情報が車載
ディスプレイ画面に表示され、該表示画面を参照して前
記乗員が入力、更新を行えるようにすることが好まし
い。
【0013】上記シートベルト装着時の巻取特性情報
は、走行時に得られる他車との車間距離を検知するセン
サからの信号値に対応して設定された前記個人特性情報
を有することが好ましい。
【0014】上記シートベルト装着時の巻取特性情報
は、走行時に得られる車体動特性を検知するセンサから
の信号値に対応して設定された前記個人特性情報を有す
ることが好ましい。
【0015】上記シートアジャスト情報は、シートアジ
ャスト動作が完了した後の着座状態に基づき、ショルダ
ーアジャスタの適正高さを設定し、該情報によりその位
置を調整することが好ましい。
【0016】上記シートベルト装着時の巻取特性情報
は、チャイルドシート固定スイッチからの信号をもと
に、チャイルドシート固定モードを備えることが好まし
い。
【発明の実施の形態】以下、本発明の乗員拘束保護装置
及びその設定システムの一実施の形態について、添付図
面を参照して説明する。図1は本発明の乗員拘束保護装
置の設定システムの概略構成を示したシステム構成図で
ある。図示したシート座部1の空間内にはウェビング巻
取機構10と、このウェビング巻取機構10の駆動源と
してのモータ11と、モータ回転軸の回転をシートベル
ト巻取機構10のスプール12の回転として伝達する第
1伝達経路13と、シート座部1を前後方向にスライド
する送りねじ2と、この送りねじ2に螺合するナット3
と、ナット3を回転させる第2伝達経路4とが収容され
ている。
【0017】また、ウェビング巻取機構10に巻き取ら
れたウェビングWの一端はシート座部1の側面に形成さ
れた挿通孔5から引き出され、シート側方に位置するピ
ラー(図示せず)の上部に取り付けられたショルダーア
ジャスタ6で下方に向けて方向変換され、ピラー下端の
アンカー部(図示せず)に定着されている。また、ウェ
ビングWの中間位置にはトング7がウェビングWの長手
方向に移動可能に取り付けられている。通常、乗員はこ
のトング7をつかんでウェビングWをウェビング巻取機
構10から引き出し、前述したウェビング挿通孔5とシ
ート座部1を挟んで反対側に位置するバックル8のトン
グプレート挿入孔8aにトング7のプレート部分を定着
させるようになっている。
【0018】一旦、引き出されたウェビングWは、モー
タ駆動により再びウェビング巻取機構10のスプール1
2に巻き取られる。このスプール12を回転させるため
に、モータ11とウェビング巻取機構10との間には第
1伝達経路13としてのギアトレインが装備されてい
る。ギアトレイン13の入力側にはモータギア(図示せ
ず)が噛合している。モータギアが取り付けられている
モータ11として本実施の形態では、DCモータが使用
されている。このDCモータ11は制御部20からの駆
動パルス信号に応じた回転方向、回転数で回転すること
ができる。
【0019】シート座部1の側面にはシートアジャスト
機構のひとつであるシート前後位置調整用のシートスイ
ッチ9が設けられている。このシートスイッチ9をON
すると、第1伝達経路13から、シートアジャスト用の
送りネジ2を駆動する第2伝達経路4へ駆動系が切り替
えられる。切替はシート内に装備された伝達経路切替手
段14によって達成される。伝達経路切替手段14とし
てはギアの噛合を切り替える公知のソレノイドスイッチ
等を使用することができる。
【0020】制御部20には、図1に模式的に示したよ
うに、乗員情報入力部としての車載モニター21からの
信号線、乗員が着席し、ウェビングWがバックル8に正
しく装着されたことを検知するバックルスイッチ(図示
せず)からの信号線、ウェビングWが引き出されたこと
を検知する巻取機構検知部22からの信号線、シートス
イッチ9からの指令信号を伝える信号線、走行中の車体
の動特性を外部信号として取り込む各種センサS1…Sn
からの信号線、シートベルトモードごとの巻き取りトル
ク設定量とシートアジャスト機構の位置調整量とを個人
特性データとして設定する個人特性設定部30からの信
号線、チャイルドシートスイッチ23からの信号線、モ
ータ11の駆動信号及び伝達経路切替手段14の駆動信
号を出力する信号線、車載モニター21に乗員のウェビ
ング装着状態データを出力する信号線とが接続されてい
る。
【0021】制御部20ではモータ回転制御およびモー
タ回転の伝達経路切替手段14の制御が行われる。モー
タ回転軸は常時において、第1伝達経路13を介してシ
ートベルト巻取機構10に接続されている。所定の状態
信号及び外部信号に応じた回転方向、回転数を規定した
駆動パルス信号がモータ11に出力され、これによりウ
ェビング巻き取りトルクを適切に設定することができ
る。
【0022】ウェビング巻き取りトルクを設定するため
の巻取特性情報としては、図2に示したように、乗員が
快適にシートベルトを装着できるようにウェビング巻き
取りトルクを設定するモード(コンフォートモード)、
走行時に車体の動特性に対応して乗員の安全を確保する
ためにウェビング巻き取りトルクを設定するモード(警
告モード、ホールドモード、プリテンションモード)が
設定されている。そして各モードごとにモータ駆動信号
が設定されている。個々のモードの説明は後述する。
【0023】次に、個人特性設定部30の構成及び機能
について説明する。個人特性設定部30は、制御部20
に対して乗員拘束保護装置としてのシートベルト装置を
利用する乗員に固有のデータを提供する。このときシー
トベルト装着時、走行時の各モードにおけるウェビング
巻き取りトルク及びシートアジャスト機構の個人情報は
個人特性データとして、記憶部31に格納されている。
これらの個人特性データは、個人を特定する個人認証手
段としてのIDカード32、ID設定されたイグニショ
ンキー33等を使用することで記憶部31から引き出す
ことができる。たとえば乗車時にIDカード32やイグ
ニションキー33を図示しない読み取り装置やキー孔に
挿入することにより個人特性設定部30は、そのIDデ
ータから個人を特定し、記憶部31に蓄積されたデータ
を取り出し、所定情報を制御部20に出力する。
【0024】記憶部31には、一例として図2、図3に
示した個人特性情報が記憶されている。シートベルト巻
取特性情報としては、図2に示したようにコンフォーモ
ード、走行時の警告モード、ホールドモード、プリテン
ションモードに応じたウェビング巻き取りトルクがあ
る。シートアジャスト機構の情報としては、図3に示し
たようにシート前後スライド量、シートバックリクライ
ニング角度、シート座面前部上下量、シート座面後部上
下量、ランバーサポート前後量、ヘッドレスト角度、上
下量等が記憶されている。
【0025】これらの個人特定データとしては、平均的
な標準値が初期値データとして使用されているが、その
個人特性データは乗員の入力により更新することがで
き、記憶部31に格納することができる。たとえばシー
トアジャスト機構では乗員が初めて各部の調整を行った
際に得られたデータを、その乗員の個人特性データの設
定値として記憶させることもできる。その際、実際にシ
ートの各部の位置調整をマニュアル操作して設定値を得
てもよいし、車載モニターに映し出されるインタラクテ
ィブな画面による誘導でその設定量を設定させることも
できる。車載モニターにおける設定例については後述す
る。
【0026】また、シートアジャスト機構では、複数個
のモータの駆動により〜までの情報に基づく位置調
整を行うことができるが、各部の調整が終了した後、あ
るいは調整中に乗員の追加調整指示を入力することもで
きる。この場合、記憶させている情報に上書きするか、
その場のみの設定データかという、データの更新の有無
をモニター画面に表示させることもできる。
【0027】本実施の形態では、シートアジャスト機構
のうち、シート前後スライドのために用いられるモータ
11がシートベルト巻取機構10との切り替えに利用さ
れているが、他の実施の形態として、シート座部1内に
おいて、モータの位置をシートベルト巻取機構10に近
づけて設置しやすい、シート座面後部昇降調整用モー
タ、シートバックリクライニング調整用モータ、ランバ
ーサポート前後調整用モータ等とシートベルト巻取機構
10とを伝達経路切替手段14によって切り替えるよう
にしてもよい。また、シートアジャスト機構に関連して
ピラーに取り付けられたショルダーアジャスタの高さ
は、シートアジャストされた後の着座状態や個人の体格
により調整する必要がある。したがって、シートアジャ
スト動作が完了した後に変更されたシートアジャスト情
報や個人特性情報に基づてモータ駆動させて、適正な設
定位置(高さ)にショルダーアジャスタ6をスライド昇
降させることが好ましい(図1参照)。
【0028】次に、乗員が乗車時にシートベルトを装着
してから、降車時にシートベルトを解装するまでの一連
の動作と、走行時に得られる外部信号に対応した各モー
ドにおける巻き取り動作について、モータの回転数設定
と関係つけて説明する。
【0029】(1)乗車時、降車時(コンフォートモー
ド) 通常、乗員は座席にすわると同時に、シート座部1内に
格納されているウェビングの一端を引き出し、シートの
反対側にあるバックルにトング7を装着する。このとき
ウェビングWを巻取機構10から軽い力で引き出せるよ
うに、モータ駆動経路の伝達を解放する。その後、トン
グ7を差込むことでバックル8に内蔵されているバック
ルスイッチがONになったら、余分に引き出されたウェ
ビングWの弛みをとるためにモータが中速回転し、ウェ
ビングWの巻き取りを行う。これにより乗員の胸部から
腹部にかけて圧迫感がない程度に弛みなくウェビングW
が掛け渡される。さらに、ベルトフィット動作として、
ベルトのスラッグを取り、乗員の体型にソフトフィット
させることができる。このときベルトフィットが終了し
たことを判断した後はさらにモータの回転トルクを小さ
くしたり、モータ駆動を停止してベルト装着による圧迫
感を除去することが好ましい。この状態から乗員が体を
大きく前に傾けた場合等にはその動きに追従してウェビ
ングWが引き出され、引き出しが停止した時点から再度
同様のウェビングWの巻き取りが行われる。また、降車
時等に乗員がシートベルトを外す際に、乗員がウェビン
グWから手を離した状態で巻取機構10に巻き取られる
ウェビングWが跳ねたり、乗員にトング7が当たったり
しないように、ウェビングWは低速で巻き取られるよう
に設定されている。このようにして、乗員がシートベル
トを装着する際の快適性を高めることができる。
【0030】(2)走行時 走行時には車体の走行状態に応じた動特性を外部信号と
して検知して、外部信号に対応した駆動パルス信号を発
生させ、モータ駆動によりウェビングWの巻き取りを行
う。走行時の状況の相違によって以下のモード設定が可
能である。 警告モード たとえば、走行時の前後車両の車間検知のためのレーダ
センサにより車間距離が過接近したような場合で、ドラ
イバーにその状況を体感的に警告することを主目的とす
る。車間距離は車両スピード等に応じて多岐に設定する
ことができるが、一定の車間距離以内に障害となる物体
が存在した場合等に、ウェビングの巻き取りを行い、ド
ライバーに物体の存在、接近状態を体感させる。このと
き自車の速度、物体との相対速度、変化率等を因子とし
て用い、車庫入れ等のように壁等の対象に自分の操作で
接近させるような場合には、警告モードにならないよう
にすることも考慮できる。 ホールドモード ウェビングを巻き込んで乗員の身体を保持(ホールド)
するためのモードで、たとえば、上記警告モードより緊
急性の高い状態を対象としたり、走行時にドライバーが
居眠りをし、前屈みに倒れ込むようにしてシートベルト
の引き出しがあったり、既存技術で実現している居眠り
検知センサが居眠りを検知した場合等にドライバーの姿
勢を正し、さらに覚醒させるための警報として機能す
る。その他、急カーブや悪路走行においてドライバーや
乗員を座席にホールドさせて安全を図るためにウェビン
グの巻き取り動作信号を発生させることもできる。この
場合の外部信号発生のトリガーとしては急ブレーキ作
動、ABSセンサ、操舵角センサ、路面センサ等による
信号を利用することができる。また、速度感応式のホー
ルドモードを設定することでスピードオーバーに対する
警告を行うようにしてもよい。 プリテンションモード 従来、衝突や急減速度を検知した場合にウェビングを所
定量だけ巻き取り、乗員の拘束効果を高めることができ
るプリテンショナーがあるが、レーザーレーダー等の車
間距離検知センサによる衝突回避不可能情報が得られた
場合にはモータ駆動によりウェビングを急速に巻き込
み、乗員の拘束保護を衝突に先立って行えるようにす
る。急速な巻き取りにおいて乗員が傷害を受けることの
ないような巻き込み速度等を設定することができ、2次
的な傷害を防止することができる。
【0031】(3)チャイルドシート固定時 チャイルドシート(CRS)は通常、ウェビングを利用
して座席に固定するようになっている。このとき、従来
のシートベルト巻取装置では走行時にウェビングの緩み
を防止する全量を引き出した状態でチャイルドシートを
座席に固定する必要があった。そこで、チャイルドシー
トを座席に固定するための専用のモードを設定すること
が好ましい。たとえばチャイルドシートスイッチ(CR
S SW)23を設け、このスイッチ23がONである
とき、比較的大トルクでチャイルドシートの底面、背面
が座席に固定できるまでウェビングをきつく巻き取る。
【0032】上述したウェビング巻き取り動作を行うた
めのモータをシートアジャスト機構に利用する際の切り
替え制御手順について図1、図4を参照して説明する。
図1に示したように、シート座部1の側面にあるシート
スイッチ9をONすると、ON状態を判定して回路電源
がONとなり、モータ11の駆動系が第1伝達経路13
から第2伝達経路4に切り替えられる(ステップ10
0、110)。もし、シートアジャスト機構を作動させ
ない場合には乗員はその状態でウェビングWを引き出す
ことができる(ステップ100)。シートアジャスト機
構において、モータ回転方向がCW(時計回り)方向で
あるか、CCW(反時計回り)方向であるかを判断して
所定量のシート移動のためのモータ回転が行われる(ス
テップ120〜140)。所定量のシートアジャストが
完了したら、駆動系をウェビング巻取機構10側の第1
伝達経路13側に切り替える(ステップ150、16
0)。この状態からウェビングWを引き出す場合には、
引き出し力が軽くなるようにモータの抵抗が遮断される
(ステップ170)。さらに引き出した完了し、トング
7をバックル8に定着したことがバックルスイッチによ
って確認されたら、ウェビングWの余分な引き出し分を
モータ駆動により巻き取る(ステップ170〜19
0)。さらにベルトフィット動作として乗員の胸部への
圧迫を軽減するようにベルトテンションを弱める。ベル
トフィットが完了したことが確認されたら、ウェビング
巻き取りを停止する(ステップ200、210)。以上
の制御手順により乗車時のシートアジャスト、快適なシ
ートベルト装着が実現できる。
【0033】次に、上述したシートベルト巻き取りトル
ク設定、シートアジャスト機構における位置決定等の個
人特性データの設定方法について、図5各図、図6を参
照して説明する。図5(a)は車載ナビゲーションシス
テム等と兼用して使用される液晶ディスプレイ等のモニ
ター画面に映し出された設定画面の一例である。画面に
はシートベルト巻取装置のコンフォートモードにおける
ウェビング巻き取りトルクの設定例が表示されている。
この設定画面ではタッチパネル構造の画面に表示された
選択アイコンをタッチすることで個々のシートベルト巻
き取りトルクを設定することができる。また、現在設定
されているレベルが反転表示等されており、設定変更の
目安とすることができる。このときそのレベルでのウェ
ビング張力を体感するためにシミュレート機能も備えら
れている。これにより設定時のウェビング引き込み加減
を体験できる。
【0034】図5(b)、図5(c)は走行時における
車体動特性に対応したシートベルト巻取特性情報の設定
画面である。これらの状況はかなり緊急な走行状況を想
定している。このため、選択において、乗員の安全性が
確保できないような危険側の設定は行えないように論理
構成がとられている。なお、各画面の設定例は一例であ
り、各設定レベルのレベル区分、各レベルの定量的な値
や範囲は各種設定できるもので、例示した画面表示に限
定されるものでない。また、ユーザーフレンドリーの観
点から具体的な数値は表示せずに感覚的に適正範囲を選
択できるような情報等を盛り込むことが好ましい。
【0035】図6はシートアジャスト機構の個人特性情
報を同様のモニター画面から入力できるようにした変形
例を示している。通常、シートアジャストはシート回り
に取り付けられたメカニカルスイッチを操作してモータ
駆動を行うことができる。しかし、図6に示したような
設定画面を利用して各部の位置調整を行えば視覚的にそ
の動きも確認できて有効である。その際、設定画面のメ
ニューにあるように、あらかじめ記憶部31に格納され
ている個人データの呼出を実行し、その個人に適合した
固有の調整量によるシートアジャスト動作を行うように
してもよい。その際、タッチパネルによる指紋認証を行
えば、個人の特定は容易に行える。
【0036】
【発明の効果】以上に述べたように、シートアジャスト
機構の駆動源と、シートベルト巻き取り動作の駆動源と
を切り替えて使用することにより、システムの低廉化を
図れるとともに、モータ駆動のモードを個人特性として
認識させることができ、乗員に固有の情報をもとにきめ
の細かいシートベルト装着性と、シート調整とを実現す
ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による乗員拘束保護装置及びその設定シ
ステムの一実施の形態の概略構成を示したシステム構成
図。
【図2】シートベルト巻取特性情報の一例を示した一覧
図。
【図3】シートアジャスト情報の一例を示した一覧図。
【図4】シートベルト装着動作(コンフォートモード)
とシートアジャスト動作との動作切替手順を示した制御
フローチャート。
【図5】シートベルト巻取特性情報設定のモニター画面
の一例を示した説明図。
【図6】シートアジャスト情報設定のモニター画面の一
例を示した説明図。
【図7】モータ駆動でシートベルト巻き取りを行うシー
トベルト巻取装置とそのシステム構成の一例を示した模
式システム構成図。
【符号の説明】
1 シート座部 4 第2伝達経路 9 シートスイッチ 10 シートベルト巻取機構 11 モータ 12 スプール 13 第1伝達経路 14 伝達経路切替手段 20 制御部 21 モニター画面 30 個人特性設定部 31 記憶部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月15日(1999.3.1
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】(3)チャイルドシート固定時 チャイルドシート(CRS)は通常、ウェビングを利用
して座席に固定するようになっている。このとき、従来
のシートベルト巻取装置では走行時ウェビングの緩み
を防止するために、全量を引き出した状態でチャイルド
シートを座席に固定する必要があった。そこで、チャイ
ルドシートを座席に固定するための専用のモードを設定
することが好ましい。たとえばチャイルドシートスイッ
チ(CRS SW)23を設け、このスイッチ23がO
Nであるとき、比較的大トルクでチャイルドシートの底
面、背面が座席に固定できるまでウェビングをきつく巻
き取る。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御部から得られる駆動信号により駆動す
    るモータと、該モータに第1伝達手段を介して接続さ
    れ、モータ駆動によりウェビングを所定巻き取りトルク
    でスプールに巻き取るシートベルト巻取機構と、第2伝
    達手段を介して前記モータと接続可能で、前記モータ駆
    動により乗員の座るシートの所定部位の位置調整を行う
    シートアジャスト機構と、前記モータと接続される駆動
    経路を前記第1伝達手段と前記第2伝達手段との間で切
    り替える切替手段とを備えたことを特徴とする乗員拘束
    保護装置。
  2. 【請求項2】個人認証手段を用いて乗員IDを特定し、
    該乗員IDに基づいてシートベルト装着時の巻取特性情
    報及び/またはシートアジャスト情報からなる個人特性
    情報を、記憶部から引き出し、請求項1記載の乗員拘束
    保護装置の制御部に入力し、前記乗員拘束保護装置のモ
    ータの駆動信号を規定するようにした乗員拘束保護装置
    の設定システム。
  3. 【請求項3】上記個人特性情報は、車載ディスプレイ画
    面の表示画面に従って乗員が入力、更新を行えるように
    したことを特徴とする請求項2記載の乗員拘束保護装置
    の設定システム。
  4. 【請求項4】前記乗員IDが特定された際に、該乗員I
    Dに対応した上記個人特性情報の現状情報が車載ディス
    プレイ画面に表示され、該表示画面を参照して前記乗員
    が入力、更新を行えるようにしたことを特徴とする請求
    項3記載の乗員拘束保護装置の設定システム。
  5. 【請求項5】上記シートベルト装着時の巻取特性情報
    は、走行時に得られる他車との車間距離を検知するセン
    サからの信号値に対応して設定された前記個人特性情報
    を有することを特徴とする請求項2記載の乗員拘束保護
    装置の設定システム。
  6. 【請求項6】上記シートベルト装着時の巻取特性情報
    は、走行時に得られる車体動特性を検知するセンサから
    の信号値に対応して設定された前記個人特性情報を有す
    ることを特徴とする請求項2記載の乗員拘束保護装置の
    設定システム。
  7. 【請求項7】上記シートアジャスト情報は、シートアジ
    ャスト動作が完了した後の着座状態に基づき、ショルダ
    ーアジャスタの適正高さを設定し、該情報によりその位
    置を調整するようにしたことを特徴とする請求項2記載
    の乗員拘束保護装置の設定システム。
  8. 【請求項8】上記シートベルト装着時の巻取特性情報
    は、チャイルドシート固定スイッチからの信号をもと
    に、チャイルドシート固定モードを備えたことを特徴と
    する請求項2記載の乗員拘束保護装置の設定システム。
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