JP4861091B2 - 車両のシートベルト装置 - Google Patents

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本発明は車両のシートベルト装置に関し、特に、装置の状態検知系の故障時に代替手段を用意することで機能を維持するようにした車両のシートベルト装置に関する。
車両の座席において乗員を保護するために装備されたシートベルト装置について、近年、緊急時や走行状態の不安定時に、ベルトによる乗員の拘束を行うことにより、姿勢変化を抑止する技術が実用に供されている。
シートベルト装置を開示する先行技術としては、下記の特許文献1に記載されたシステムがある。特許文献1は、自車の状況を加味して制御を行い、乗員の拘束保護をいっそう効率よく行う乗員拘束保護システムを開示している。
特開2004−291967号公報
車両のシートベルト装置によれば、通常、ベルトの引き込みや送出しを行うリトラクタの回転動作を行わせるモータへの通電量を制御することでモータ駆動量を制御し、乗員に対して所定の姿勢保持の拘束を与える。このため、車両のシートベルト装置では、電源からモータへの通電量を検知するモータ電流センサが設けられ、モータ電流センサで検出されたモータ通電量は、モータ駆動量制御を実行させる制御装置に提供される。
上記においてモータ電流センサが故障したときには、モータ通電量の検出値が不正確になり、モータ駆動量の評価が不正確になる。モータ駆動量が過小評価されると、モータ通電量が大きめになって乗員に過剰な拘束を与え、またモータ駆動量が過大評価されると、乗員の拘束力が不足するという問題が提起される。
本発明の目的は、上記の課題に鑑み、ベルトの引き込み・送出しをベルトリールに行わせるモータの駆動制御に関してモータ駆動量を評価する状態検知系で故障が生じてもシートベルトによる乗員保持制御の機能低下を防止し、乗員保持制御を維持できる車両のシートベルト装置を提供することにある。
本発明に係る車両のシートベルト装置は、上記目的を達成するために、次のように構成される。
第1の車両のシートベルト装置(請求項1に対応)は、ベルトを巻き取るベルトリールと、このベルトリールを駆動してベルトを引き込むモータとから構成される電気式プリテンショナを備え、さらに、ベルトリールの巻取り位置を検出する巻取り位置検知手段と、モータへの通電量を検出するモータ電流検知手段と、モータへの通電量を制御してモータの駆動を制御する制御手段と、巻取り位置検知手段の故障を検知する第1の故障検知手段とを備える。制御手段は、巻取り位置検知手段の検出値に基づいて通電量を制御する第1の制御モード(回転角制御)と、モータ電流検知手段の検出値に基づいて通電量を制御する第2の制御モード(電流制御)を備えている。第1の故障検知手段は、巻取り位置検知手段の故障を検知したとき、第1の制御モードを無効とする。
上記の車両のシートベルト装置では、ベルトの引き込み・送出しをベルトリールに行わせるモータの駆動制御に関して、モータ駆動量を評価する状態検知系を、巻取り位置検出手段とモータ電流検知手段の2系統設け、いずれか一方の状態検知系が故障したとしても残りの状態検知系を使用できるようにした。制御手段は、モータの制御モードとして、巻取り位置検知手段を利用する第1の制御モードと、モータ電流検知手段を利用する第2の制御モードを有し、状況に応じていずれか一方または両方の制御モードを用いる。状態検知系について代替制御手段を設けるようにしたため、仮にいずれかの状態検知系で故障が生じても、残りの状態検知系を用いることで、シートベルトによる乗員保持制御の機能低下を防止し、乗員保持制御を維持することが可能となる。
第2の車両のシートベルト装置(請求項2に対応)は、上記の構成において、好ましくは、モータ電流検知手段の故障を検知する第2の故障検知手段を備え、第2の故障検知手段がモータ電流検知手段の故障を検知したとき、前2の制御モードを無効とすることを特徴とする。
本発明によれば、車両のシートベルト装置で、ベルトの引き込み・送出しをベルトリールに行わせるモータの駆動制御について、モータ駆動量を評価する状態検知系を巻取り位置検出手段とモータ電流検知手段の2系統設け、制御手段は巻取り位置検知手段を利用する第1の制御モードと、モータ電流検知手段を利用する第2の制御モードを有するようにし、状態検知系について代替制御手段を設けるようにしたため、いずれか一方の状態検知系で故障が生じても、残りの状態検知系を用いることで、シートベルトによる乗員保持制御の機能低下を防止することができ、乗員保持制御を維持することができる。
以下に、本発明の好適な実施形態(実施例)を添付図面に基づいて説明する。
図1は一例として運転席におけるシートベルト装置の装備状態を示し、図2はシートベルト用のリトラクタの構成を示し、図3は車両のシートベルト装置の制御システムの全体的な構成を示す。
図1において、シートベルト装置10は、乗員11の身体を座席12に拘束するベルト(ウェビング)13を備える。ベルト13は、乗員11の上体を拘束するベルト部分13aと、乗員11の腰部を拘束するベルト部分13bとから成る。ベルト部分13bの一端はアンカープレート14により車室下部の車体部分に固定されている。ベルト部分13aは、乗員11の肩近傍の箇所に設けられたスルーアンカー15で折り返され、その端部はリトラクタ16のベルトリールに連結されている。ベルト13の他方の共通端部にはタングプレート17が取り付けられている。このタングプレート17は、座席12の下側縁部に固定されたバックル18に着脱自在である。バックル18には、タングプレート17の連結を検出するバックルスイッチ19が設けられている。
図2に、シートベルト用のリトラクタ16の要部構成を示す。リトラクタ16は、ハウジング21内に回転自在に設けられたベルトリール(スピンドル)22と、ベルトリール22を回転駆動するモータ23とを備えている。ベルトリール22にはベルト13の上記ベルト部分13aの端部が結合され、ベルト部分13aはベルトリール22で巻き取られる。ベルトリール22の軸22aは動力伝達機構(ギヤ機構)24を介してモータ23の駆動軸23aに接続される。ベルトリール22は、動力伝達機構24を経由してモータ23で回転駆動される。またリトラクタ16は、ベルトリール22の軸22aに接続された巻取り位置検知部25を備える。
上記においてモータ23が正転すると、ベルト13(ベルト部分13a)を引き込み、ベルトリール22に巻き取らせる。モータ23が逆転すると、ベルトリール22はベルト13(ベルト部分13a)を送り出すように回転する。ベルトリール22の回転でベルト13を引き込むことにより、ベルト張力を高め、乗員11の拘束を高める。ベルトリール22の回転でベルト13を送り出すことにより、ベルト張力を低下し、乗員11の拘束を緩和する。このようにして、座席12における乗員11の位置と姿勢の保持制御が行われる。
また巻取り位置検知部25は、好ましくは、回転角センサを利用して構成される。回転角センサには、例えば、磁気ディスクと2個のホールICとを組み合わせて成る磁気センサが利用される。この回転角センサの最小分解角度は例えば4°であり、ベルトの長さに換算すると1.3〜1.6mm程度である。なお巻取り位置検知部25としては、回転角センサの代わりに、ベルト長センサを用いることもできる。
巻取り位置検知部25によれば、内蔵された回転角センサによってベルトリール22の回転角を検出することにより、ベルトリール22によるベルト巻取り位置を検知することが可能となる。巻取り位置検知部25から出力される検知信号は制御装置26に入力される。リトラクタ16におけるベルトリール22の回転動作は、制御装置26によって制御される。制御装置26は、電源27からモータ23へ供給される駆動電流I1の通電量を通電量調整部28で所定値に制御することにより、リトラクタ16によるベルト巻取り動作を制御する。制御装置26により制御されるリトラクタ16は、乗員11の位置および姿勢を保持するための電気式プリテンショナとして構成されている。
また電源27から通電量調整部28を経由してモータ23に電流を供給する通電ルートにモータ電流センサ29が配置される。モータ電流センサ29で検出されたモータ通電量I1は制御装置26に入力される。制御装置26は、モータ電流センサ29から供給されるモータ通電量I1の検出信号に基づいてモータ通電量が所定値であるか否かを判定する。
上記の構成において、制御装置26では、モータ23の動作制御について、巻取り位置検知部25の検出値に基づいてモータ23への通電量を制御する第1の制御モードと、モータ電流センサ29の検出値に基づいてモータ23への通電量を制御する第2の制御モードを備えている。この点については後で詳述される。
上記のシートベルト装置10およびこれに含まれるリトラクタ16等は、運転席側の装置であったが、助手席側にも同様なシートベルト装置およびリトラクタ等が装備されている。以下において「R側」は運転席側、「L側」は助手席側とする。
図3のブロック図を参照して、シートベルト装置10等の制御システムをハードウェアの観点から説明する。
図3において、前述した制御装置26はCPUで構成されている。制御装置26を含むブロック30は、シートベルトによって乗員11の位置・姿勢を保持するための電気式プリテンショナユニットを示している。ブロック30では、制御装置(CPU)26の入力側に電源部31、車内ネットワーク(CAN)通信部32、回転角インターフェース(回転角I/F)部33、通信部34を備え、その出力側にR側モータ駆動制御部35、L側モータ駆動制御部36、記録部37を備えている。記録部37はデータや制御用プログラムを格納するメモリである。
さらにブロック30の入力側には、シートベルト用リトラクタの一例として上記のリトラクタ16を示すブロックが設けられている。リトラクタ16は、前述した巻取り位置検知部25から出力される検知信号を制御装置26に送信するための回転角インターフェース(回転角I/F)部41を含む。回転角インターフェース部41は、ブロック30内の上記回転角インターフェース部33に接続され、回転角インターフェース部33に対して検知信号を送る。上記のリトラクタ16は、運転席側および助手席側等のそれぞれについて設けられている。
ブロック30の入力側には、さらに、例えばACC(Adaptive Cruise Control)ユニット(障害物検知装置等の制御ユニット)42、VSA(Vehicle Stability Assist)ユニット(車両挙動安定化制御ユニット)43、FI/AT(Fuel Injection / Automatic Transmission)ユニット44、SRS(Supplement Restraint System)ユニット(補助拘束装置ユニット)45等が設けられている。これらの入力側要素の中には、車速センサ等の車両走行状態検出ユニットも含まれる。ACCユニット42、VSAユニット43、FI/ATユニット44等は車内ネットワーク46を介してそれらの出力信号を車内ネットワーク通信部32に供給する。SRSユニット45は、R側バックル47RおよびL側バックル47Lからの各信号を受けるSRS制御部45aと、通信部45bとを有している。ここでR側バックル47Rは運転席側の上記バックル17に相当し、L側バックル47Lは助手席側に装備されたシートベルト装置のバックルである。R側バックル47RおよびL側バックル47Lから出力される各信号は、内蔵されるバックルスイッチの検知信号である。SRS制御部45aは、R側バックル47RまたはL側バックル47Lからの信号を受けると、通信部45bを介してその信号をブロック30の通信部32に送信する。またSRSユニット45は、車両走行時にシートベルトが正規に使用されていない場合には、警告灯48に対して警告信号を供給する。
ブロック30の出力側には、R側モータ51とL側モータ52が設けられる。R側モータ51は、運転席側のシートベルト装置10の駆動用モータであり、R側モータ駆動制御部35に対応して配置されている。R側モータ51は前述のモータ23に対応している。R側モータ駆動制御部35は、制御装置26からの制御指令信号に基づいて上記の電源(+V)27からの通電量を制御してR側モータ51に対して駆動電流を供給する。R側モータ駆動制御部35では、図2で説明した通り、通電量調整部28が含まれている。なおブロック53は接地部である。
またL側モータ52は、助手席のシートベルト装置10の駆動用モータであり、L側モータ駆動制御部36に対応して配置されている。L側モータ駆動制御部36は、制御装置26からの制御指令信号に基づいて電源(+V)54からの通電量を制御してL側モータ52に対して駆動電流を供給する。またブロック55は接地部である。上記の接地部53,55は、車体の一部をなす接地端子である。
上記において、R側モータ51のモータ電流の通電路にはモータ電流センサ29が配置されており、その検出信号は、R側モータ駆動制御部35を経由して制御装置26に供給される。L側モータ52についても、同様に、モータ電流センサ29が配置されており、その検出信号は、L側モータ駆動制御部36を経由して制御装置26に供給される。
上記の構成において、制御装置26では、記録部37に格納された制御プログラムによって、前述の通り、巻取り位置検知部25の検出値に基づいてモータ23への通電量を制御する第1の制御モードと、モータ電流センサ29の検出値に基づいてモータ23への通電量を制御する第2の制御モードとが実施される。第1の制御モードと第2の制御モードは好ましくは選択的に実施される。
第1の制御モードは、巻取り位置検知部25を利用するものであり、ベルトリール22の回転角を利用した回転角制御のモードである。また第2の制御モードは、モータ電流センサ29を利用するものであり、モータ通電量を利用した電流制御のモードである。
上記の第1の制御モード(回転角制御)では、前述の通り、巻取り位置検知部25から検知される巻取り位置(回転角)に基づいて、ベルトリール22の回転角が目標回転角になるようにモータ通電量を制御する。第1の制御モードは、乗員11に対するベルトの位置を確保することを目的にする制御である。
また上記の第2の制御モード(電流制御)では、モータ電流センサ29から検知されるモータ通電量に基づいて、ベルトリール22の回転状態で所定のベルト張力が生じるように、モータ23への通電量が目標電流値になるように制御する。第2の制御モードは、乗員11に作用する拘束力を確保することを目的とする制御である。
図4は、本実施形態に係るシートベルト装置10の制御システムの基本的な構成を概念的に示した機能ブロック図である。この制御システムは、前述した巻取り位置検知部25と、モータ電流センサ29と、車両走行状態検知部61と、車両走行状態判定部62と、シートベルト装置制御部63と、ベルト駆動部64とから構成されている。
車両走行状態検知部61としては、車体前後方向加速度センサ、車体左右方向(横方向)加速度センサ、車速センサ、舵角センサ、車輪速センサ、ロール角センサ、旋回方向センサなどの複数の各種センサのうちの少なくともいずれか1つが用いられる。
車両走行状態判定部62は、前述の制御装置(CPU)26の演算処理機能により実現され、車両走行状態検知部61から供給される検知信号を、予め用意された基準値と比較することにより自車の走行状態についての判定処理を行う。
シートベルト装置制御部63は、前述した制御装置(CPU)26の演算処理機能と、R側モータ駆動制御部35およびL側モータ駆動制御部36とから構成されるものである。またベルト駆動部64は、前述のリトラクタ16であり、より詳しくは前述のR側モータ51とL側モータ52である。
次に、図5に示したフローチャートを参照して、図2〜図4に示された制御システムの構成に基づき、シートベルト装置制御部64によって実施されるシートベルト装置10の動作制御の例を説明する。図5のフローチャートは、乗員11が座席12に座り、ベルト13を自身の体に装着してタングプレート17をバックル18に接続し、バックルスイッチ19がオンした以後の制御動作の流れを示している。なおこの例では、R側モータ51の例で説明する。
乗員11が座席12に座り、ベルト13を体に巻き付け、タングプレート17をバックル18(R側バックル47R)に結合すると、ベルト13が乗員11の体に装着される。このとき、バックルスイッチ19がオンする(ステップS11)。
乗員11の体にベルトが装着されたシートベルト装置10では、基本的な動作として、乗員11の個人的な情報と設定情報とが取得される。乗員情報と設定情報は事前に用意されており、図3に示した記録部37に保持されているものとする。乗員情報としては、性別情報、体格情報等である。設定情報としては、乗員11の意思により好みとして設定された情報である。
次に、取得した乗員情報および設定情報に基づいて、R側モータ51を動作させ、ベルトリール22によるベルト巻取り作動を行い、シートベルト装着のフィット状態が良好になるまで調整が行われる。
以上の基本的な動作を前提として、本発明の特徴的な動作が図5に示すごとく実施される。
座席12に搭乗した乗員11は、シートベルト装置10によってその位置・姿勢の保持の制御が行われる。この保持制御のためのベルト巻取り作動は、前述の通り、好ましくは、第1の制御モード(回転角制御)による場合と第2の制御モード(電流制御)による場合のいずれかが選択されて行われている。
そこで最初のステップS11では、回転角制御(第1の制御モード)であるか、または電流制御(第2の制御モード)であるかが判断される。回転角制御である場合にはステップS12に移行し、電流制御である場合にはステップS13に移行する。
ステップS12では、巻取り位置検知部25が異常であるか否かが判断される。ステップS12で、NO(正常)である場合にはステップS15で回転角制御が継続され、YES(異常)である場合にはステップS14で電流制御に切り替えられる。
またステップS13では、モータ電流センサ29が異常であるか否かが判断される。ステップS13で、NO(正常)である場合にはステップS17で電流制御が継続され、YES(異常)である場合にはステップS16で回転角制御に切り替えられる。
上記のステップS14〜S17のいずれかが実行された後には、上記の処理手順が繰り返される。
なお図4に示された、車両走行状態検知部61と車両走行状態判定部62は、走行中の車両において緊急動作時または挙動不安定時が発生した場合には、これを検知・判定する。シートベルト装置制御部63は、好ましくは、緊急動作または挙動不安定に応じて、回転角制御または電流制御を選択する。挙動不安定の場合には緊急性が低いので、回転角制御が選択される。通常的には、シートベルト装置10の動作制御は第1の制御モードすなわち回転角制御が実行されている。従って図5に示された制御フローによれば、ステップS11、ステップS12、ステップS14またはステップS15の手順が制御の主流となる。
以上の実施形態で説明された構成、形状、大きさおよび配置関係については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎない。従って本発明は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
本発明は、ベルトの引き込み・送出しのためのモータの駆動制御についてモータ駆動量を評価する状態検知系を、巻取り位置検出手段とモータ電流検知手段の2系統設け、いずれかの状態検知系で故障が生じても乗員保持制御を維持するのに利用される。
車両におけるシートベルト装置の装着状態を示す側面図である。 本発明の実施形態に係るシートベルト装置のリトラクタの要部構成を示す図である。 本実施形態に係るシートベルト装置の制御システムの全体構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るシートベルト装置の制御システムの要部構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るシートベルト装置の基本的な動作制御を示すフローチャートである。
符号の説明
10 シートベルト装置
11 乗員
12 座席
13 ベルト
16 リトラクタ
22 ベルトリール
23 モータ
25 巻取り位置検知部
26 制御装置(CPU)
28 通電量調整部
29 モータ電流センサ
61 車両走行状態検知部
62 車両走行状態判定部
63 シートベルト装置制御部

Claims (2)

  1. ベルトを巻き取るベルトリールと、このベルトリールを駆動して前記ベルトを引き込むモータとから構成される電気式プリテンショナを備えた車両のシートベルト装置において、
    前記ベルトリールの巻取り位置を検出する巻取り位置検知手段と、
    前記モータへの通電量を検出するモータ電流検知手段と、
    前記モータへの通電量を制御して前記モータの駆動を制御する制御手段と
    前記巻取り位置検知手段の故障を検知する第1の故障検知手段とを備え、
    前記制御手段は、前記巻取り位置検知手段の検出値に基づいて前記通電量を制御する第1の制御モードと、前記モータ電流検知手段の検出値に基づいて前記通電量を制御する第2の制御モードを備え
    前記第1の故障検知手段は、
    前記巻取り位置検知手段の故障を検知したとき、前記第1の制御モードを無効とすることを特徴とする車両のシートベルト装置。
  2. 前記モータ電流検知手段の故障を検知する第2の故障検知手段を備え、前記第2の故障検知手段が前記モータ電流検知手段の故障を検知したとき、前記第2の制御モードを無効とすることを特徴とする請求項1記載の車両のシートベルト装置。
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