JP5248429B2 - 車両用シートベルト装置およびその制御方法 - Google Patents

車両用シートベルト装置およびその制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、車両に着座した乗員をウェビングによって拘束する車両用シートベルト装置およびその制御方法に関するものである。
近年、シートベルト装置として、ウェビングを必要に応じてモータによって引き込み、車両状態に応じて適切な乗員拘束を得られるようにしたものが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
この種のシートベルト装置の多くは、ベルトリールの回転を検出する回転センサが設けられ、車両状態や乗員の状態に応じて決定されるベルトリールの目標位置(巻取り位置)と、回転センサによって検出されるベルトリールの現在位置とを比較し、これらの間の乖離量を考慮して目標電流を補正し、その目標電流になるようにモータの通電電流を制御するようにしている。
特開2006−290285号公報
しかし、この種の従来のシートベルト装置は、回転センサの検出信号をフィードバックパラメータとしてモータの通電電流を制御するものであるため、回転センサに何等かの原因によって信号故障が生じると、フィードバックパラメータが実際のベルトリールの回転位置と異なる値となり、モータの通電電流が必要以上に上昇する可能性が考えられる。そして、回転センサの故障によってモータの通電電流が急激に上昇した場合、ウェビングの張力が急激に変動して乗員に不快感を与え、また、モータの回転の急増によって作動音が大きくなることが懸念される。
そこでこの発明は、モータの制御中に回転センサが万が一故障した場合であっても、モータの通電電流の急激な変化を抑制することのできる車両用シートベルト装置およびその制御方法を提供しようとするものである。
上記の課題を解決する請求項1に記載の発明は、ウェビングが巻回されるベルトリール(例えば、後述の実施形態におけるベルトリール12)と、前記ベルトリールの回転を検出する回転センサ(例えば、後述の実施形態における回転センサ11)と、前記ベルトリールを回転駆動するモータ(例えば、後述の実施形態におけるモータ10)と、を備え、車両状態若しくは乗員の状況に応じて前記モータに通電する電流を制御する車両用シートベルト装置であって、前記回転センサの異常を検知するセンサ異常検知手段(例えば、後述の実施形態におけるセンサ異常検知手段35)と、前記回転センサの検出信号を少なくとも一つのフィードバックパラメータとして目標電流を設定し、その目標電流になるように前記モータの通電電流を制御する第1の電流制御手段(例えば、後述の実施形態における第1の電流制御手段36)と、前記回転センサの検出信号を用いずに目標電流を設定し、その目標電流になるように前記モータの通電電流を制御する第2の電流制御手段(例えば、後述の実施形態における第2の電流制御手段37)と、をさらに備え、前記第1の電流制御手段によって前記モータの通電電流を制御している状況下で、前記センサ異常検知手段が回転センサの異常を検知したときに、異常検知直前に前記第1の電流制御手段で設定した目標電流のうちの、前記回転センサの検出信号をフィードバックパラメータとして含む目標補正成分を無効にし、若しくは目標補正成分を減少させ、そこで得られた目標電流でモータの通電を実行した後に前記第1の電流制御手段による電流制御から前記第2の電流制御手段による電流制御に移行することを特徴とすることを特徴とする。
これにより、第1の電流制御手段によってモータを制御している途中で回転センサが故障した場合には、電流の急激な変化を回避しつつ回転センサを用いない第2の電流制御手段によるモータの制御に切換えられる。
また、センサ異常検知手段によって回転センサの異常が検知される直前に、異常を含んだ回転センサの検出信号が抽出されてしまった場合であっても、このとき、回転センサの検出信号をフィードバックパラメータとして含む目標補正成分を無効にし、若しくは目標補正成分を減少させて目標電流が設定されるため、回転センサの故障前の目標電流と大きく乖離しない目標電流でモータに電流を流した後に、第2の電流制御手段による電流制御が実行されるようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用シートベルト装置において、前記モータに通電される電流量を検出する電流センサ(例えば、後述の実施形態における電流センサ40)を備え、前記第2の電流制御手段は、前記電流センサの検出信号に基づいて目標電流を設定することを特徴とする。
これにより、回転センサの異常がセンサ異常検知手段によって検知されると、モータに対する通電電流がフィードバックされ、第2の電流制御手段によるウェビングの張力変化を考慮したモータの制御が行われるようになる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の車両用シートベルト装置において、前記センサ異常検知手段は、前記回転センサの異常に加えて、前記電流センサの異常を検知可能に構成され、前記第2の電流制御手段は、前記センサ異常検出手段により前記電流センサの異常が検知されたときに、前記第1の電流制御手段による電流制御からの移行時に目標電流が急変化しない複数の通電パターンを記憶しておき、電流制御の移行時の条件に応じて通電パターンを選択することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、ウェビングが巻回されるベルトリールと、前記ベルトリールの回転を検出する回転センサと、前記ベルトリールを回転駆動するモータと、を備え、車両状態若しくは乗員の状況に応じて、前記回転センサの検出信号を少なくとも一つのフィードバックパラメータとして目標電流を設定し、その目標電流になるように前記モータに通電する電流を制御する車両用シートベルト装置の制御方法であって、前記回転センサの異常の有無を判定するステップと、前記ステップで異常有りの判定があったときに、異常検知直前に前記回転センサの検出信号を少なくとも一つのフィードバックパラメータとして設定した目標電流のうちの、前記回転センサの検出信号をフィードバックパラメータとして含む目標補正成分を無効にし、若しくは目標補正成分を減少させ、そこで得られた目標電流でモータの通電が実行された後に、前記回転センサの検出信号を除外して目標電流を設定するステップと、を含むことを特徴とする。
これにより、回転センサの故障の有無を判定するステップで故障が判定されると、次のステップで回転センサの検出信号をフィードバックパラメータとして用いることを禁止され、他のフィードバックパラメータを用いて、或いは、予め固定された通電パターンでモータの通電制御が実行されるようになる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の車両用シートベルト装置の制御方法において、前記回転センサの検出信号を除外して設定した目標電流になるように前記モータの通電を実行するステップと、前記通電の実行が完了した後に、前記異常の有無の判定結果に基づいて前記回転センサの異常を報知するステップと、を含むことを特徴とする。
これにより、モータの通電が実行されている間には、回転センサの異常報知が行われることがなくなる。
請求項1に記載の発明によれば、第1の電流制御手段によるモータ制御中に、回転センサの異常が検知されたときに、目標電流の急変化を抑制しつつ、回転センサの検出信号をフィードバックパラメータとして用いない第2の電流制御手段に移行するため、モータの制御中に回転センサが万一故障した場合であってもモータの通電電流の急激な変化を抑制することができる。したがって、回転センサの故障時における乗員の快適性の向上とモータ騒音の低減を図ることができる。
具体的には、センサ異常検知手段によって回転センサの異常が検知されたときに、異常検知直前に第1の電流制御手段で設定した目標電流のうちの、回転センサの検出信号をフィードバックパラメータとして含む目標補正成分を無効にし、若しくは目標補正成分を減少させ、そこで得られた目標電流でモータの通電を実行した後に第2の電流制御手段による電流制御に移行するため、電流制御の移行時における目標電流の急激な変化を確実に抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、回転センサの故障時には、第2の電流制御手段が電流センサの検出信号に基づいて目標電流を設定して、ウェビングの張力変化を考慮したモータの制御に切換えられるようになるため、乗員に与える違和感をより低減することができる。
請求項に記載の発明によれば、回転センサの故障が判定されたときに、それ以降回転センサの検出信号をフィードバックパラメータとして用いることが禁止され、他のフィードバックパラメータを用いて、或いは、予め設定された通電パターンでモータの通電制御が実行されるため、モータの制御中に回転センサが万一故障した場合であってもモータの通電電流の急激な変化を抑制し、乗員の快適性の向上とモータ騒音の低減を図ることができる。
請求項に記載の発明によれば、回転センサの故障が検知されたときに、モータの通電制御が完了した後に回転センサの異常が報知されるため、緊急時や車両状態が不安定である状況下においても乗員を運転に集中させることができる。


この発明の一実施形態のシートベルト装置の概略構成図である。 この発明の一実施形態のシートベルト装置のリトラクタとコントローラの概略構成図である。 この発明の一実施形態のシートベルト装置のリトラクタの概略構成図である。 この発明の一実施形態の回転センサのパルス信号の処理を説明するための図である。 この発明の一実施形態の回転センサのB相側が信号故障したときにおける図4と同様の図である。 この発明の一実施形態の回転センサのパルス信号の処理を説明するための図である。 この発明の一実施形態のシートベルト装置のモータ制御の途中で回転センサが故障した場合におけるウェビングの変位と電流値の変化を示す図である。 この発明の一実施形態のシートベルト装置の制御の流れを示すフローチャートである。 この発明の一実施形態のシートベルト装置の制御の流れを示すフローチャートである。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明にかかるシートベルト装置1の全体概略構成を示すものであり、同図中2は、乗員3の着座するシートである。この実施形態のシートベルト装置1は、所謂三点式のシートベルト装置であり、図示しないセンタピラーに取付けられたリトラクタ4からウェビング5が上方に引き出され、そのウェビング5がセンタピラーの上部側に支持されたスルーアンカ6に挿通されるとともに、ウェビング5の先端がシート2の車室外側寄りのアウタアンカ7を介して車体フロアに固定されている。そして、ウェビング5のスルーアンカ6とアウタアンカ7の間にはタングプレート8が挿通されており、そのタングプレート8は、シート2の車体内側寄りの車体フロアに固定されたバックル9に対して脱着可能となっている。
ウェビング5は、初期状態ではリトラクタ4に巻き取られており、乗員3が手で引き出してタングプレート8をバックル9に固定することにより、乗員3の主に胸部と腹部をシート2に対して拘束する。また、このシートベルト装置1は、車両の挙動が不安定になったとき等に電動式のモータ10によって自動的にウェビング5の巻取り調整を実行する。
リトラクタ4は、図2に示すようにケーシング(図示せず)に回転可能に支持されたベルトリール12にウェビング5が巻回されるとともに、ケーシングの一端側にベルトリール12の軸が突出している。このベルトリール12は、動力伝達機構13を介してモータ10の回転軸10aに連動可能に接続されている。動力伝達機構13は、モータ10の回転を減速してベルトリール12に伝達する。また、リトラクタ4には、ベルトリール12をウェビング巻取り方向に付勢する図示しない巻取りばねが設けられ、ベルトリール12とモータ10が後述するクラッチ20によって切り離された状態において、巻取りばねによる張力がウェビング5に作用するようになっている。
また、リトラクタ4には、ベルトリール12の回転位置を検出する回転センサ11が設けられている。この回転センサ11は、例えば、円周方向に沿って異磁極が交互に着磁され、ベルトリール12と一体に回転する磁性円板と、この磁性円板の外周縁部に近接配置された一対のホール素子と、ホール素子の検出信号を処理するセンサ回路とから成り、センサ回路で処理されたパルス信号がコントローラ21に出力されるようになっている。
この場合、ベルトリール12の回転に応じてセンサ回路からコントローラ21に入力されたパルス信号は、ベルトリール12の回転量(回転位置)や、回転速度、回転方向等を検出するのに用いられる。つまり、コントローラ21においては、パルス信号をカウントすることによってベルトリール12の回転量(ウェビング5の巻取り量・引き出し量)を検出し、パルス信号の変化速度(周波数)を演算することによってベルトリール12の回転速度(ウェビング5の巻取り・引き出し速度)を求め、さらに、両パルス信号の波形の立ち上がりの比較によってベルトリール12の回転方向を検出する。
図3は、動力伝達機構13の具体的な構成を示すものである。
動力伝達機構13は、サンギヤ14が駆動入力用の外歯15に一体に結合されるとともに、複数のプラネタリギヤ16を支持するキャリア17がベルトリール12の軸に結合されている。そして、プラネタリギヤ16に噛合したリングギヤ18の外周側には複数のラチェット歯(図示省略)が形成され、このラチェット歯がクラッチ20の一部を構成するようになっている。このクラッチ20は、コントローラ21によるモータ10の駆動力の制御によってモータ10とベルトリール12の間の動力伝達系を適宜断切する。
動力伝達機構13のモータ側動力伝達系22は、サンギヤ14と一体の外歯15に常時噛合される小径の第1コネクトギヤ23と、この第1コネクトギヤ23と同軸にかつ一体に回転し得るように設けられた大径の第2コネクトギヤ24と、この第2コネクトギヤ24とモータギヤ25(モータ10の回転軸10aと一体。)の間にあって動力伝達可能に常時噛合される第1,第2アイドラギヤ26,27と、から構成されている。モータ10の正転方向の駆動力は、各ギヤ25,27,26を通して第2,第1コネクトギヤ24,23へと伝達され、さらに外歯15を介してサンギヤ14に伝達された後にプラネタリギヤ16とキャリア17を介してベルトリール12に伝達される。このモータ10の正転方向の駆動力は、ウェビング5を引き込む方向にベルトリール12を回転させる。ただし、サンギヤ14からプラネタリギヤ16に伝達された駆動力は、リングギヤ18が固定されているときに前記のようにすべてキャリア17側に伝達されるが、リングギヤ14の回転が自由な状態においては、プラネタリギヤ16の自転によってリングギヤ18を空転させる。クラッチ20は、リングギヤ14の回転のロックとロック解除を制御することによって、ベルトリール12(キャリア17)に対するモータ駆動力の伝達をオン・オフ操作する。
クラッチ20は、リングギヤ18の外周に設けられた上記のラチェット歯と、図示しないケーシングに回動可能に支持され、先端部がラチェット歯と噛合可能な図示しないパウルと、を備え、パウルは、モータ10の正転方向の回転を契機としてラチェット歯と噛合し、モータ10の逆転方向の回転を契機としてラチェット歯との噛合を解除するようになっている。したがって、クラッチ20は、モータ10が一度正転方向に駆動されると、リングギヤ18をロックしてモータ10とベルトリール12を接続状態に維持し、その後にモータ10が逆転方向に駆動されると、リングギヤ18のロックを解除してモータ10とベルトリール12を遮断状態にする。
ところで、コントローラ21の入力側には、図2に示すように、回転センサ11の他に、車両の前後方向の加速度を検出する前後加速度センサ30や、車両の左右方向の加速度を検出する横加速度センサ31、車両のヨー方向の角加速度を検出するヨーレートセンサ32、バックル9に対するタングプレート8の脱着を検出するバックルスイッチ33、モータ10に通電されている電流を検出する電流センサ40等が接続されている。また、コントローラ21は、VSA(Vehicle Stability Assist)システム34等の他のシステムのコントローラとの間で車内通信網を通して信号の送受信が行われるようになっている。
また、コントローラ21は、回転センサ11の異常を検知するセンサ異常検知手段35と、回転センサ11が正常作動している状況下でモータ10の通電電流を制御する第1の電流制御手段36と、回転センサ11が故障したときにモータ10の通電電流を制御する第2の電量制御手段37と、を備えている。さらに、コントローラ21の出力側には、警告ランプ41(異常報知手段)が接続されている。センサ異常検知手段35は、回転センサ11の故障を検知したときに異常判定信号を出力し、警告ランプ41はその異常判定信号を受けて点灯するようになっている。ただし、モータ10の通電制御中にセンサ異常検知手段35によって異常が検知された場合には、モータ10の通電制御が完了した時点で警告ランプ41を点灯させる。
センサ異常検知手段35は、回転センサ11の前述の一対のホール素子から出力される信号の異常を検知するものである。ここで、一方のホール素子に接続される信号系をA相、他方のホール素子に接続される信号系をB相と呼ぶものとすると、センサ異常検知手段35は、回転センサ11のA相,B相のパルスの時系列変化を判別し、通常では発生し得ない両相のパルス変化のパターンが出たときに回転センサ11に異常があるものと判定する。
図4は、回転センサ11のA相,B相のパルスの変化の様子の一例を(A),(B)に示し、パルスのHi値とLow値にそれぞれ0と1を対応させたときの各相の対応値の変化を(C),(D)に示し、A相とB相の対応値が2進数で、かつA相の対応値がB相の対応値の1桁上の数であるとしたときに、両相の対応値を加算して10進数に変換したもの(以下、単に「A相とB相の加算値」と呼ぶ)を(E)に示している。
これらの図に示すように、A相,B相のパルス波形は、回転センサ11が正転(一方向に回転)するときのものであるとすると、A相とB相の加算値は…3→2→0→1…と変化し、回転センサが逆転する場合には、A相とB相の加算値は…3→1→0→2…と変化する。
また、この例では、A相とB相の加算値が…3→2→0→1…と変化する場合(正転時)には、加算値の変化(前回値−今回値)を+1とし、A相とB相の加算値が…3→1→0→2…と変化する場合には、加算値の変化(前回値−今回値)を−1としており、図4の(F)は、正転時における加算値の変化(前回値−今回値)の様子を示している。また、図4の(G)は、A相とB相の加算値変化をカウントした値を示している。パルスの総カウント値はベルトリール12の回転量に応じて変化し、正転時には増加し、逆転時には減少する。
また、A相,B相の加算値の変化(前回値−今回値)とカウント値の対応は図6に示すようになる。なお、前回値と今回値に差がない場合と、通常ではあり得ない前回値と今回値のパターンでは0としている。
図5は、回転センサ11のB相が故障(Low出力のまま故障)したときにおける、図4と対応する(A)〜(G)を示した図である。
この回転センサ11のB相の故障時には、図5の(D)に示すように、B相のパルスの対応値は常に1となり、A相とB相の加算値は、図5の(E)に示すように…1→3→1…と変化し、加算値の変化(前回値−今回値)は、図5の(F)に示すように1の場合と−1の場合がある。このため、図5の(G)に示すように、パルスの総カウント値は、ベルトリール12が回転しても1以上に増加することがなく、−1以下に減少することもない。
なお、ここでは図示は省略するが回転センサ11のA相が故障した場合も同様である。
この実施形態のセンサ異常検知手段35は、パルスの総カウント値が−1以上1以下の範囲で変動するときに、回転センサ11のA相、B相の一方に異常があるものと判定する。
また、第1の電流制御手段36は、横加速度センサ31やヨーレートセンサ32等から出力される車両状態信号を基にして基準目標電流を設定し、その基準目標電流を以下の(a)〜(c)を用いて逐次補正し、その補正後の値を最終目標電流としとモータ10の通電電流を制御する。
(a)ベルトリール12の目標位置X1(ウェビング5の目標巻取り位置)と、現在位置Xとの乖離量。
(b)ベルトリール12の目標速度V1(ウェビング5の目標巻取り速度)と、現在速度Vとの乖離量。
(c)モータ10に通電する目標電流I1と電流センサ40によって検出される実際の電流Iとの乖離量。
すなわち、第1の電流制御手段36においては、ベルトリール12の現在位置Xと現在速度Vと、モータ10に対する現在の通電電流Iをフィードバックパラメータとして用いている。
一方、第2の電流制御手段37は、回転センサ11が故障しているときの制御に用いられるものであるため、回転センサ11の検知信号を用いずに(ベルトリール12の現在位置Xや現在速度Vをフィードバックパラメータとして用いずに)モータ10に対する通電電流を制御する。
具体的には、例えば、電流センサ40が故障していない場合には、基準目標電流に対して上記の(c)のみを用いて補正し、その補正後の値を最終目標電流としてモータ10の通電電流を制御し、電流センサ40が故障している場合には、コントローラ21の記憶部に予め記憶されている通電パターンによって通電制御を行う。ここで用いられる通電パターンは、例えば、マップのかたちで複数種が記憶され、そのときの車両状態等に応じて第1の制御手段36による制御から第2の制御手段37による制御に移行するに際して通電電流(目標電流)が急変化しないものが選択される。
以下、このシートベルト装置のコントローラ21による制御の一例を図8,図9のフローチャートを基にして説明する。なお、この例での制御は、例えば、連続した屈曲路や滑りやすい路面を走行する状況等を想定している。
図8のステップS101においては、回転センサ11や横加速度センサ31、ヨーレートセンサ32等のセンサ類の信号を読み込み、つづくステップS102では、モータ10の作動要求、つまり、車両状態の変化等による乗員拘束要求があるか否かを判定する。このとき、Noの場合には待機し、Yesの場合には、ステップS103へと進む。
ステップS103では、車両状態等に応じてベルトリール12の目標位置X1と、目標回転速度V1と、モータ10に対する初期通電量I0を設定し、つづくステップS104においてモータ10に対する通電を開始する。
これにつづくステップS105においては、回転センサ11の異常フラグが無効であるか否かを判定する。この異常フラグは後述する異常判定処理(図9)によって逐次判定される。このステップS105でYesの場合にはステップS106に進み、Noの場合にはステップS107へと進む。
ステップS106では、車両状態等に応じて基準目標電流を設定(制御電流目標を更新)する。なお、緊急時や高速でウェビング5の巻取りを行う場合には、目標位置X1に早期に達するように基準目標電流が設定され、ウェビング5を所定の巻取り位置に保持する場合には、目標位置X1を重視して基準目標電流が設定され、ウェビング5を一定速度で巻き取る場合には、目標速度V1を重視して基準目標電流が設定される。
次のステップS108においては、ステップS106で設定した基準目標電流に対して、後述するステップS110で設定する電流補正代ΔIを加算若しくは減算して最終目標電流を決定する。なお、故障検知の周期は、この電流補正代ΔIの加減周期よりも短くすることが好ましい。
つづくステップS109においては、ベルトリール12の目標位置X1と現在位置Xの乖離量が規定の範囲を超えているか否かを判定し、Yesの場合には、ステップS110を経てからステップS111に進み、Noの場合には、直接ステップS111へと進む。
ステップS110においては、電流補正代ΔIを決定するが、この電流補正代ΔIは、目標電流I1と現在電流Iとの乖離量(I1−I)と、目標位置X1と現在位置Xとの乖離量(X1−X)と、目標速度V1と現在速度Vとの乖離量(V1−V)が加味されて決定される。
ステップS111においては、モータ制御の終了条件に達したか否かを判定し、Yesの場合にはステップS105に戻り、Noの場合にはステップS112に進む。このステップS112以降の処理については後に説明する。
なお、ステップS106からステップS110までの一連の制御は第1の電流制御手段36の機能に相当する。
また、ステップS105で異常フラグが有効と判定されてステップS107に進んだ場合には、ステップS107で電流センサ40が正常であるか否かを判定し、Yesの場合には、ステップS113に進み、Noの場合には、ステップS114に進む。なお、電流センサ40が正常であるか否かの判定(異常フラグの判定)は、後述する異常判定処理(図9)の結果を用いる。
ステップS113においては、現在のモータ制御がウェビング5の巻取り制御であるか否かを判定し、Yesの場合には、ステップS115に進み、Noの場合には、ステップS116へと進む。
ステップS115に進んだ場合には、ステップS106と同様に車両状態等に応じて基準目標電流を設定する(制御電流目標を更新する)。
次のステップS117においては、ステップS115で設定した基準目標電流に対して、電流補正代ΔIを加算若しくは減算して最終目標電流を決定する。
ただし、ステップS105で異常フラグが初めて有効と判定されたときには、ステップS117で電流補正代ΔIの加算や減算は行わない。これは異常フラグが初めて有効と判定された場合に、フィードバックパラメータに回転センサ11の検知信号が加えられるステップS110の電流補正代ΔIが採用されるため、回転センサ11の異常信号が加わっている可能性が高くなり、異常信号が加わっている場合には電流補正代ΔIが急増してしまうためである。なお、この例では、異常フラグが有効と判定されて初回の電流補正代ΔIの加算や減算を行わないようにしたが、ΔIに係数α(α<1)を掛け合わせたものを加算若しくは減算するようにしても良い。
つづくステップS118においては、目標電流I1と現在電流Iの乖離量が規定の範囲を超えているか否かを判定し、Yesの場合には、ステップS119を経てからステップS111に進み、Noの場合には、直接ステップS111へと進む。
ステップS119においては、電流補正代ΔIを決定するが、この電流補正代ΔIは、目標電流I1と現在電流Iとの乖離量(I1−I)のみが加味されて決定される。
また、ステップS113で巻取り制御でないと判定してステップS116に進んだ場合には、クラッチ20を接続状態に維持し得るほぼ最小の電流に到達するまで現在電流Iから電流補正代ΔI´を減算する。なお、モータ10の通電電流を、クラッチ20を接続状態に維持し得るほぼ最小の値とした場合には、モータ10による巻取り力はウェビング5に作用しないが、モータ10がウェビング5の引き出しに対して負荷として作用するようになる。
一方、ステップS107で電流センサ40が異常であるものと判定されてステップS114に進んだ場合には、記憶部に記憶されている複数の通電パターンのうちから、現在の車両状態に適し故障判定前の通電電流に対して電流が急激に変化しないものを選択する。そして、ステップS114の処理を終えた後にはステップS111に進む。
モータ10の通電制御を終了してステップS112に進んだ場合には、異常フラグが無効であるか否かを再度判定し、Yesの場合には、ステップS120を経てからリターンし、Noの場合にはそのままリターンする。
ステップS120においては、回転センサ11等に異常があった旨をユーザーに報知するために報知ランプ41を点灯させる。
つづいて、図9に示す異常判定処理について説明する。
ステップS201においては、経過時間を計測するタイマーをスタートさせ、モータ等の作動信号とセンサ類の信号を読み込む。
つづく、ステップS202においては、モータ10の通電があるか否かを判定し、Yesの場合にはステップS203に進み、Noの場合にはリターンする。
ステップS203においては、電流センサ40からの検出電流があるか否かを判定し、Yesの場合にはステップS204に進み、Noの場合にはステップS205に進む。ステップS205では、電流センサ40の系に故障があるため、故障フラグを有効にした後にリターンする。
ステップS204においては、回転センサ11のパルス出力があるか否かを判定し、Yesの場合にはステップS206に進み、Noの場合にはステップS207に進む。ステップS207では、回転センサ11のA相、B相のいずれからもパルスが出力されないため、故障フラグを有効にした後にリターンする。
ステップS206においては、パルスの総カウント値(図4,図5の(G)参照)が−1以上1以下であるか否かを判定し、Yesの場合にはステップS208に進み、Noの場合にはステップS209に進む。ステップS209では、回転センサ11のA相,B相の両方とも正常であることから異常フラグを無効にした後にリターンする。
ステップS206からステップS208に進んだ場合には、回転センサ11のA相、B相の一方に故障がある可能性が高いため、ステップS208において、同様の判定が所定時間tthを越えて継続したか否かを判定し、Yesの場合にはステップS210に進み、Noの場合にはステップS202に戻る。ステップ210では、回転センサ11のA相、B相の一方に故障があることが確定したため、異常フラグを有効にした後にリターンする。
以上のように、このシートベルト装置1においては、モータ10の制御中に回転センサ11が故障した場合に、回転センサ11の検出信号をフィードバックパラメータとして用いる第1の電流制御手段36による電流制御から、回転センサ11の検出信号をフィードバックパラメータとして用いない第2の電流制御手段37による電流制御に切換えられるため、モータ10の制御中に回転センサ11の異常信号によって通電電流が急激に変化するのを防止することができる。
特に、このシートベルト装置1においては、第1の電流制御手段36から第2の電流制御手段37への制御の移行時に、回転センサ11の異常検出の直前に算出された電流補正代ΔIを無効にし、若しくは、減少させて目標電流を設定し、その目標電流で通電を実行した後に第2の電流制御手段37による電流制御に移行するため、回転センサ11の異常検出の直前に回転センサ11の異常信号を抽出してしまった場合であっても、その異常信号によって目標電流が急増してしまう不具合を無くすことができる。
図7は、このシートベルト装置1によるウェビング5の巻取り制御中に回転センサ11が故障したときの、モータ10に対する通電電流の変化とウェビング5の変位を示したものであり、同図中の電流値の二点鎖線は、第2の電流制御手段37を持たないシートベルト装置の通電電流の変化を比較例として記載したものである。
この図からも明らかなように、この実施形態のシートベルト装置1では、モータ制御中に回転センサ11が故障した場合であっても、通電電流の急激な変化を確実に抑制することができる。
したがって、このシートベルト装置1においては、ウェビング張力の急変によって乗員に不快感を与えたり、モータ10が高速回転することによって騒音が発生するを防止することができる。
さらに、このシートベルト装置1の場合、回転センサ11の故障時には、第2の制御手段37が電流センサ40によって検出される電流をフィードバックパラメータとして目標電流を設定するため、ウェビング5の張力変化を考慮したモータ10の制御を行うことができ、乗員に対してより違和感の少ない制御を実現することができる。
また、このシートベルト装置1においては、モータ10の通電制御中にセンサ異常検知手段35によって回転センサ11の異常が検知されたときに、即時に、警告ランプ41を点灯させるのではなく、モータ10の通電制御が完全に完了した後に警告ランプ41を点灯させるため、緊急時や車両状態が不安定な状況下においても乗員を運転に集中させることができる。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記の実施形態においては、第2の電流制御手段37は通電電流をフィードバックパラメータとした電流制御を行っているが、電流センサ40の故障時におけるステップS114の制御と同様に、予め設定した通電パターンでモータ10の通電を実行するようにしても良い。この場合、コストの高騰を招かない比較的簡単な構成でありながら、回転センサ11の故障時における目標電流の急激な変化を防止することができる。
1…シートベルト装置
10…モータ
11…回転センサ
12…ベルトリール
35…センサ異常検知手段
36…第1の電流制御手段
37…第2の電流制御手段
40…電流センサ

Claims (5)

  1. ウェビングが巻回されるベルトリールと、
    前記ベルトリールの回転を検出する回転センサと、
    前記ベルトリールを回転駆動するモータと、を備え、
    車両状態若しくは乗員の状況に応じて前記モータに通電する電流を制御する車両用シートベルト装置であって、
    前記回転センサの異常を検知するセンサ異常検知手段と、
    前記回転センサの検出信号を少なくとも一つのフィードバックパラメータとして目標電流を設定し、その目標電流になるように前記モータの通電電流を制御する第1の電流制御手段と、
    前記回転センサの検出信号を用いずに目標電流を設定し、その目標電流になるように前記モータの通電電流を制御する第2の電流制御手段と、をさらに備え、
    前記第1の電流制御手段によって前記モータの通電電流を制御している状況下で、前記センサ異常検知手段が回転センサの異常を検知したときに、異常検知直前に前記第1の電流制御手段で設定した目標電流のうちの、前記回転センサの検出信号をフィードバックパラメータとして含む目標補正成分を無効にし、若しくは目標補正成分を減少させ、そこで得られた目標電流でモータの通電を実行した後に前記第1の電流制御手段による電流制御から前記第2の電流制御手段による電流制御に移行することを特徴とすることを特徴とする車両用シートベルト装置。
  2. 前記モータに通電される電流量を検出する電流センサを備え、
    前記第2の電流制御手段は、前記電流センサの検出信号に基づいて目標電流を設定することを特徴とする請求項1に記載の車両用シートベルト装置。
  3. 前記センサ異常検知手段は、前記回転センサの異常に加えて、前記電流センサの異常を検知可能に構成され、
    前記第2の電流制御手段は、前記センサ異常検出手段により前記電流センサの異常が検知されたときに、前記第1の電流制御手段による電流制御からの移行時に目標電流が急変化しない複数の通電パターンを記憶しておき、電流制御の移行時の条件に応じて通電パターンを選択することを特徴とする請求項2に記載の車両用シートベルト装置。
  4. ウェビングが巻回されるベルトリールと、
    前記ベルトリールの回転を検出する回転センサと、
    前記ベルトリールを回転駆動するモータと、を備え、
    車両状態若しくは乗員の状況に応じて、前記回転センサの検出信号を少なくとも一つのフィードバックパラメータとして目標電流を設定し、その目標電流になるように前記モータに通電する電流を制御する車両用シートベルト装置の制御方法であって、
    前記回転センサの異常の有無を判定するステップと、
    前記ステップで異常有りの判定があったときに、異常検知直前に前記回転センサの検出信号を少なくとも一つのフィードバックパラメータとして設定した目標電流のうちの、前記回転センサの検出信号をフィードバックパラメータとして含む目標補正成分を無効にし、若しくは目標補正成分を減少させ、そこで得られた目標電流でモータの通電が実行された後に、前記回転センサの検出信号を除外して目標電流を設定するステップと、を含むことを特徴とする車両用シートベルト装置の制御方法。
  5. 前記回転センサの検出信号を除外して設定した目標電流になるように前記モータの通電を実行するステップと、
    前記通電の実行が完了した後に、前記異常の有無の判定結果に基づいて前記回転センサの異常を報知するステップと、を含むことを特徴とする請求項に記載の車両用シートベルト装置の制御方法。
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