JP5173229B2 - シートベルト着用システム、シートベルト着用促進方法 - Google Patents

シートベルト着用システム、シートベルト着用促進方法 Download PDF

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Description

本発明は、シートベルトの着用を促進するシートベルト着用システム等に関し、特に、後席シートベルトの着用を促進するシートベルト着用システム、シートベルト着用促進方法に関する。
衝突時に乗員に加わる衝撃を緩和するため、また、運転席及び助手席(以下、前席という)ではシートベルトの着用が義務づけられていることから、シートベルトの着用を促す技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、イグニッションスイッチがオン、車速が所定以上の場合にシートベルトが未着用であるとまず視覚的に警告し、さらに車速が上がったり視覚警告から一定時間が経過すると聴覚的に警告するシートベルトリマインダが記載されている。
シートベルト着用の義務化等により、前席におけるシートベルトの着用率は上昇したが、この反面、後席シートベルト非着用による車外放出などの死亡事故は、運転席の約4.6倍に登る。また、後席シートベルトが非着用の場合、後席の乗員が凶器となって前席の乗員を傷つけることが知られており、後席シートベルトが非着用であると前席の乗員の死亡重傷率は2倍以上になる。このため、後席シートベルトの着用率も前席と同等以上に向上させることが望まれている。
特開2003−327078号公報
しかしながら、特許文献1記載のシートベルトリマインダのように単に警告パターンを変化させるだけでは、着用を促すだけの動機付けとしては十分でない。また、従来は前席のシートベルトの着用率の向上が課題とされることが多く、これまで後席のシートベルトの着用率を向上させる効果的な技術は提案されてこなかった。
また、後席シートベルトに対する社会的認識不足の他にも、後席シートベルトの着用率を上昇させるにはいくつかの課題がある。図11は、従来の後席シートベルトの斜視図を示す。後席シートベルトは、バックルとタングが一対となっていて着用時には、タング101bをバックル101aに、タング102bをバックル102aに、タング103bをバックル103bに、それぞれ装着するようになっている。
しかし、かかる構造の後席シートベルトでは、バックル101b〜103bはシートバック105とシートクッション104の間に押し込まれていることが多く、どこにあるのか分からないことが多い。また、乗車後はバックル101b〜103bが臀部により視認しにくくなるので、狭い車内でバックル101b〜103bを探し出すことも困難になり、視認されないため探し出そうという意識も生まれない。
また、後席シートベルトを着用しようとしても、バックル102bと103bのように隣接して配置されるバックルがあるため、どちらが自席のバックルなのか区別がしにくい。さらに、意匠上、バックル101b〜103bがシートバック105やシートクッション104と同系色の場合も多く、夜間や地下駐車場などでは対になるバックルがどこにあるか探すことは困難となっている。
また、後席は前席と比べフロントガラスとも離れていて、後席の乗員は感覚的に安全であると錯覚し後席シートベルトを着用する気になりにくい。これが、後席の乗員に後席シートベルト着用の重要性を認識させる上で阻害要因になっていて、後席シートベルトの着用意識の低下をもたらしている。
本発明は、上記課題に鑑み、後席シートベルトの着用を促すように動機づけ、また、着用が簡便なシートベルト着用システム、シートベルト着用促進方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、運転者の乗車から走行中に至る車両操作又は走行状況に応じた車両状況を検出する車両状況検出手段と、後席への着座を検出する着座検出手段(例えば、後席右着座センサ58A等)と、後席シートベルトの着用を検出する着用検出手段(例えば、バックルスイッチ35A等)と、前記着座検出手段により着座が検出された後席の後席シートベルトが着用されたことが前記着用検出手段により検出されない場合、前記車両状況に応じて、視覚的警告、聴覚的警告又は視覚的警告と聴覚的警告を組み合わせた警告のいずれかの警告方法により後席乗員に警告する警告制御手段と、を有し、前記車両状況検出手段は、前記車両状況を、運転席への乗車、運転席ドアの閉扉又は電子キーの認証完了の検出による乗車段階、運転席シートベルトの着用、キー挿入又はエンジン始動の検出による運転準備段階、シフトレバーのドライブ位置への操作又はパーキングブレーキ解除の検出による発進準備段階、及び、走行開始、低速走行又は高速走行の検出による走行段階、に分類して検出し、前記警告制御手段は、前記乗車段階、前記運転準備段階、前記発進準備段階及び前記走行段階、の各段階に応じて段階的に徐々に強くなる前記警告方法で警告する、を有することを特徴とする。
本発明によれば、乗車時から後席シートベルトの着用を警告するため後席シートベルトの着用意識を高めることができる。また、車両状況に応じて警告方法が変化するため、徐々に注意喚起して後席シートベルトの着用を促すことができる。
本発明によれば、車両状況に応じて警告方法が徐々に変化していくため、心理的に不安感をもたらし後席シートベルトの着用を促すことができる。
また、本発明の一形態において、前記警告制御手段は、各段階の少なくとも1つで後席乗員の被害映像又は加害映像の表示により後席乗員に警告する、ことを特徴とする。
また、本発明の一形態において、警告方法は、視覚的警告、聴覚的警告又は視覚的警告と聴覚的警告を組み合わせた警告のいずれかであり、前記警告制御手段は、ランプの点滅、警報音、又は、音声メッセージの出力により、後席乗員に警告することを特徴とする。
本発明によれば、視覚的、聴覚的に段階的に警告方法を変化させるので、後席シートベルトの着用を促すことができる
また、本発明の一形態において、警告制御手段が後席乗員に警告した後、着用検出手段が後席シートベルトの着用を検出しない場合、警告制御手段は、後席乗員に提供される車載装置の機能を制限する、ことを特徴とする。
後席の車載装置の機能を制限することで後席の乗員に不快感を感じさせ、後席シートベルトを着用せざるを得ない状況にすることができる。
また、本発明の一形態において、障害物との衝突が予測される予測衝突時間に運転支援を開始する衝突予測装置を有し、警告制御手段が後席乗員に警告した後、着用検出手段が後席シートベルトの着用を検出しない場合、警告制御手段は、衝突予測装置に、予測衝突時間よりも早い早期予測衝突時間に運転支援の開始を要求する、ことを特徴とする。
本発明によれば、走行中の運転支援が頻繁になり運転者が車速を低下させ事故の発生が抑制されると共に、運転者が煩わしく感じ後席の乗員に直接後席シートベルトの着用を要求するので、後席シートベルトの着用を促すことができる。
また、本発明の一形態において、後席シートベルトの引出しを検出する引出し検出手段と、後席バックルを突出させるバックル突出手段と、を有し、警告制御手段は、引出し検出手段により後席シートベルトの引出しが検出された場合、後席のシートから当該後席シートベルトと対となる後席バックルを突出させる、ことを特徴とする。
本発明によれば、後席シートベルトの着用が簡便となるので、後席シートベルトの着用を促すことができる。
また、本発明の一形態において、後席シートベルトの引出しを検出する引出し検出手段と、後席バックルに配置されたバックル光源と、を有し、警告制御手段は、引出し検出手段により後席シートベルトの引出しが検出された場合、バックル光源を点灯させる、ことを特徴とする。
本発明によれば、後席シートベルトの位置を容易に把握できるので、後席シートベルトの着用を促すことができる。
また、本発明の一形態において、後席シートベルトのタングは、対になる後席バックルのバックル光源と同色に点灯するタング光源を有し、タング光源は、乗員の操作によりバックル光源と同色に点灯する、ことを特徴とする。
本発明によれば、後席シートベルトと対になるバックルが同色に点灯するので、自席で装着するバックルの把握が容易になり、後席シートベルトの着用を促すことができる。
また、本発明の一形態において、タングは、バッテリと、バッテリから接続された端子と、を有し、バッテリは、該タングが後席バックルに装着された際に、端子を介し充電される、ことを特徴とする。
本発明によれば、シートベルトに沿って配線をはわす必要がなく、コスト増を抑制できる。
後席シートベルトの着用を促すように動機づけ、また、着用が簡便なシートベルト着用システム、シートベルト着用促進方法を提供することができる。
図1は、車両状況と警告方法の関係の概略図を示す。本実施形態のシートベルト着用システム10は、シートベルトの引出しに連動してバックルを自動突出させることで、後席シートベルトの位置を明らかにし、また、タングとバックルを同色で点灯可能とすることで、対となるタングとバックルを明確にする。後席シートベルトの非着用時はバックルを収納しておくので意匠性を向上させることができる。
後席の乗員が後席シートベルトを装着しない場合は、乗車から走行に至る各車両状況において、段階的に警告方法を変化させる。例えば、乗車時にはランプの点灯などにより不快感を感じさせずに警告し、乗車後、運転者が運転席シートベルトの装着など運転準備をする運転準備段階では、例えば警報音や音声により警告する。そして、シフトポジションの操作など、発信準備段階では後席のシートに設けた振動モータを振動させ、体感的に警告する。車両が走行を開始して走行段階になると、衝突時における後席シートベルト着用の重要性を訴える映像を表示する。このように、段階的に徐々に強く警告することで、心理的にも着用を促すことができる。
警告しても着用しない場合、後席の快適機能の使用を制限したり、運転支援装置の制御値を安全側に設定することで不快感を与え、後席のシートベルトの着用を強制的に促す。以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。
図2A,Bは、シートベルト着用システム10の構成図を示す。シートベルト着用システム10は、シートベルトECU20、ブレーキECU40、ボディECU50、エンジンECU60、パワーシートECU70、メータECU80、エアコンECU85、プリクラッシュセーフティシステムECU(以下、単にPCSという)90、レーンキーピングアシストECU(以下、単にLKAという)92が、CAN(Controller Area Network)及びLIN(Local Interconnect Network)等の車内LANにより接続して構成されている。なお、これらECUは、プログラムを実行するCPU、プログラム実行の作業領域となりまた一時的にデータを記憶するRAM、イグニションオフしてもデータを保持するフラッシュメモリ、データのインターフェイスとなる入出力インターフェイス、他のECUと通信する通信コントローラ、及び、プログラムを記憶するROM等がバスにより接続されたマイコンにより構成される。
シートベルトECU20のCPUがプログラムを実行することで、車両状況を検出する車両状況検出手段36、車両状況に応じて後席乗員に警告する警告制御手段37が実現される。したがって、シートベルト着用システム10はシートベルトECU20により制御される。
シートベルトECU20には、運転席シートベルト21、運転席バックルスイッチ22、助手席シートベルト23及び助手席バックルスイッチ24、が接続されている。運転席シートベルト21及び助手席シートベルト23は、ウェビングとそれを巻き上げるモータをそれぞれ有し、緊急時にはシートベルトECU20がクラッチ機構が作動してウェビングとモータを連結し更にモータを回転することでウェビングを巻き上げる。運転席バックルスイッチ22及び助手席バックルスイッチ24は、例えばバックル内に設けられタングの装着により通電する機械式のスイッチである。
シートベルトECU20には、後席右シートベルト25A、後席中シートベルト25B、後席左シートベルト25C(以下、区別しない場合、これらをまとめて後席シートベルト25という)が、また、後席右バックル26A、後席中バックル26B、後席左バックル26C、が接続されている(以下、区別しない場合、これらをまとめて後席バックル26という)。
図3は、本実施形態の後席シートベルト25及び後席バックル26の斜視図を示す。後席シートベルト25はいずれも3点式のシートベルトであって、後席シートベルト25には、それぞれ摺動自在にタング28A〜28Cが保持されている。タング28Aは後席右バックル26Aに装着され、タング28Bは後席中バックル26Bに装着され、タング28Cは後席左バックル26Cに装着される。
後席右シートベルト25A、後席左シートベルト25Cのウェビングの一端は床面に固定されていて、他端は車両のピラー内に固定された収納部にボビン状に収納されている。同様に、後席中シートベルト25Bのウェビングの一端は床面に固定されていて、他端は後席シート内に固定された収納部にボビン状に収納されている。
図2Aに戻り、引出しスイッチ27A〜27Cは、ウェビングが所定以上引き出されるとオンになるスイッチで、例えば、変位センサや荷重センサである。したがって、シートベルトECU20は、ウェビングが引き出されるとこれを検知して後席の乗員が後席シートベルト25を装着しようとしていることを検出できる。
また、タング28A〜28Cにはそれぞれバッテリ29A〜29Cが配置されている。バッテリ29A〜29Cは、充放電可能な2次電池であり給電線がランプ31A〜31Cにそれぞれ接続されている。また、バッテリ28A〜28Cには充電用の端子38が接続されていて、端子38はタング28A〜28Cの表面に好ましくは凸状に設けられる。
バッテリ29A〜29Cとランプ31A〜31Cの間は、乗員の操作によりオン/オフされる押下式のスイッチ30A〜30Cを介して接続されているため、乗員が当該スイッチ30A〜30Cをオンするとバッテリ29A〜29Cから電力が供給されランプ31A〜31Cが点灯する。
後席バックル26にはそれぞれ収納アクチュエータ(以下、ACTという)32A〜32Cが接続されており、また、後席バックル26はランプ33A〜33C、充電器34A〜34C、バックルスイッチ35A〜35cを有する。
図4は、後席右バックル26Aの構成図を示す。なお、後席中バックル26B、後席左バックル26Cについても同様である。収納ACT32Aは、モータ111の回転駆動力を後席右バックル26Aのシャフト116の軸方向の直線駆動力に変換する。モータ111により回転駆動されるギア112がギア113と噛合して減速ギアを構成し、ギア113と同軸かつ一体に回転するネジ軸114は他端がベアリングを介して車体に固定される。ネジ軸114にはナット部材115が螺合して取り付けられていて、ナット部材115にはシャフト116が固定されている。かかる構成により、モータ111の回転駆動力は減速ギアを介してシャフト116の直線駆動力に変換される。
後席シートベルト25の非装着時は、収納ACT32Aにより、シートクッション面と後席右バックル26Aの端部が略同程度となる位置まで後席バックル26は収納されるので、意匠性が向上する。後席シートベルト25を装着する際には、収納ACT32Aが後席バックル26を所定長、突出させるので後席の乗員は後席バックル26を探し出す必要がない。
後席右バックル26Aのバックルスイッチ35Aは、運転席バックルスイッチ22等と同様の構成であり、タング28Aの装着により通電する機械式のスイッチである。また、ランプ33Aは所定の電源から電力を供給されて点灯する。
後席右バックル26Aのランプ33Aはランプ31Aと同色(例えば、黄)で点灯し、後席中バックル26Bのランプ33Bはランプ31Bと同色(例えば、赤)で点灯し、後席左バックル26Cのランプ33Cは、ランプ31Cと同色(例えば、青)で点灯する。このように対となるランプが同色で点灯することで、後席の乗員は後席シートベルト25を装着すべき後席バックル26を容易に把握することができる。
充電器34Aは電源に接続された端子39を有し、タング28Aが装着された際に、タング28Aのバッテリ29Aに接続された端子38と接触する。充電器34Aの端子39をバネなどの弾性力で付勢することで、タング28Aに凸状に設けられた端子38と良好に接触するようになっている。タング28Aが後席右バックル26Aに装着されると所定の電源から端子38,39を介してバッテリ29Aが充電される。なお、充電器34Aの端子39はバックルスイッチ35Aと一体に設けてもよいし、電磁誘導で充電してもよい。
このように、タング28にバッテリ29を配置することで、ウェビングに配線をはわす必要がなくコスト増を抑制できる。
図2Aに戻り、ブレーキECU40等について説明する。ブレーキECU40、ボディECU50及びエンジンECU60は、車両状況を検出するための情報をシートベルトECU20に送信する。また、パワーシートECU70、メータECU80、エアコンECU85、PCS90、LKA92は、後席シートベルト25が非着用の場合に警告制御手段37の要求に応じて、車両状況に応じた警告、車載装置の利用制限、運転支援装置の制御値変更を実行する。
ブレーキECU40は、ブレーキアクチュエータ42を制御して、運転者のブレーキペダルの操作に依存せずに各車輪のホイルシリンダ圧を独立に制御する。また、ブレーキECU40には、各輪に設けられた車速センサ41と接続されていて、車速センサ41が検出した車速情報をシートベルトECU20に送出する。また、ブレーキECU40は、パーキングブレーキスイッチ43が検出したパーキングブレーキ解除情報をシートベルトECU20に送出する。
ボディECU50には、運手席着座センサ56、助手席着座センサ57,後席右着座センサ58A、後席中着座センサ58B、後席左着座センサ58Cが接続され、それぞれの席について乗員の着座の有無を検出し、着座情報をシートベルトECU20に送出する。着座センサ56〜58は、例えば荷重センサ、赤外線センサ等である。
また、ボディECU50は、各ドア、各ウィンドウの開閉などを制御することができ、本実施例では、運転席カーテシスイッチ51、助手席カーテシスイッチ52、後席右カーテシスイッチ53R、後席左カーテシスイッチ53Lにより、それぞれドアの開閉を検出し、ドア開閉情報をシートベルトECU20に送出する。また、ボディECU50は、後席右ドアウィンドウ54R、後席左ウィンドウ54Lの開閉、後席右サンシェード55R、後席左サンシェード55Lの繰り出しと収納を、乗員の操作にかかわらず制御可能となっている。
エンジンECU60は、シフトポジションセンサ61により検出したシフトポジション情報(パーキング、ドライブなど)をシートベルトECU20に送出する。また、例えばキーレスエントリーシステムを利用して、照合ECU62によりエンジン始動が可能な状態であることを検出する。
パワーシートECU70は、前席及び後席のパワーシートのモータを制御して、前後位置、高さ、リクライニング角度、及び、ヘッドレストの高さを制御すると共に、乗員の操作に応じて及び乗員の操作にかかわらず制御可能となっている。また、後席のパワーシートには各席に後席右振動モータ71A、後席中振動モータ71B、後席左振動モータ71Cを備えていて、後席の乗員に振動を感じさせることができる。
メータECU80は、各種センサの信号、スイッチ類の信号及び各ECUからの要求に基づき、速度やエンジン回転数などの車両状態、半ドアなど警告をコンビネーションメータ81のメータ類に表示したり所定のランプを点灯して運転者に知らせる。本実施例では、後席シートベルト25が非着用である場合に警告ランプを点灯する。
また、メータECU80は、後席シートベルト25が非着用であった場合、後席に設けられたスピーカ82から警報音を吹鳴し、また、音声により「シートベルトを装着してください」などのメッセージを出力する。また、メータECU80は、後席シートベルト着用の重要性を訴える内容の映像、実際の事故時の映像をハードディスクやフラッシュメモリに記憶している。後席シートベルト25が非着用の場合、メータECU80はこれらの映像を、液晶などの後席ディスプレイ84を備えている場合は後席ディスプレイ84に、備えていない場合は前席ディスプレイ83に表示する。なお、HUD(Head Up Display)に表示してもよいし、メータECU80でなくナビゲーションシステムが表示してもよい。また、後席の全ての乗員に映像を見せる必要はない場合があるので、前席ディスプレイ83及び後席ディスプレイ84は視角(見る方向)に応じて異なる映像を表示できるパネルであることが好適となる。
エアコンECU85は、車内や車外の温度、設定温度、日射量、エバポレータ温度等に基づき、温度、風量、吹き出し口、コンプレッサ能力等を制御する。本実施例のエアコンECU85は、吹き出し口の風量を後席の各席毎又は後席一括に制御する。
PCS90は、ミリ波レーダ装置91により自車両の周囲の障害物を検出し、ミリ波レーダを照射してから障害物に反射して帰ってくるまでの時間により障害物までの距離を、反射波の周波数変化により障害物との相対速度を検出する。そして、PCS90は、障害物との衝突の可能性が高くなると、スピーカ82により警報音の吹鳴や警告ランプの点灯により運転者に警告を発すると同時に、比較的小さな減速度となる制動を車両に加え注意喚起する。そしてさらに衝突の可能性が増し衝突が不可避になると運転席シートベルト21や着用されている後席シートベルト25を巻き上げたり、ブレーキECU40に車両を緊急制動を要求して衝撃から乗員を保護する。
LKA92は、前方カメラ93が撮影した画像から白線を認識し、白線が区切る走行レーンからの逸脱が予測された場合には警報音を吹鳴し、また、白線から求めた目標走行線からの乖離量に応じた操舵トルクを電動パワーステアリング装置に要求する。
〔乗車段階〕
以上の構成に基づき、乗車段階、運転準備段階、発信準備段階、走行段階、の各車両状況毎に、シートベルト着用システム10の制御の手順を説明する。
図5は、乗車段階におけるシートベルト着用システム10の制御手順のフローチャート図である。図5のフローチャート図は、例えば駐車中に繰り返して実行され、所定の条件が満たされることで乗車段階が検出される。
車両状況検出手段36は、例えば、運転席カーテシスイッチ51により運転者が運転席のドアを開けたか否かを判定し乗車段階を検出する(S1)。また、運転席のドアが開いただけでは、走行するか否かは不明であるため、運転席の運転席着座センサ56が運転席に乗員を検知した場合や、その後、運転席のドアが閉とされたことにより乗車段階を検出してもよいし、後席のドアの開扉により乗車段階を検出してもよい。
なお、乗車段階では、後席バックル26の端部はシートクッション面と略同程度となる位置に収納されているが、乗車段階で、後席バックル26のランプ33A〜33Cを点灯してもよい。着座する前に点灯することで、後席の乗員がランプ33A〜33Cを視認しやすくなる。
ついで、車両状況検出手段36は乗員判定の処理を実行する(S2)。乗員判定の処理では、後席に乗員が着座したかが判定され、また、着座した場合には後席シートベルト25を着用したか否かに応じて後席毎に独立した処理が実行される。
図6は、乗員判定の処理手順のフローチャート図を示す。図6の3つに枝分かれした処理手順は、
後席右:乗員が着座しない場合、
後席中:乗員が着座して後席中シートベルト25Bを着用した場合、
後席左:乗員が着座したが後席左シートベルト25Cを着用しない場合、
をそれぞれ想定したフローチャートである。
・後席右
後席右着座センサ58Aは乗員を検出することがないので(S10_1)、警告制御手段37は、特に処理を実行しない。ただ、着座の有無に関わらず後席右バックル26Aのランプ33Aを点灯していた場合には、所定のタイミングで消灯する(S10_2)。この所定のタイミングは、乗員が乗車しないことが明らかになるタイミングであるので、例えば、パーキングブレーキが解除されたタイミングである。
・後席中
まず、後席中着座センサ58Bが乗員の着座を検出する(S20_1)。そして、乗員が後席中シートベルト25Bを引き出すと、引出しスイッチ27Bがオンになる(S20_2)。
引出しスイッチ27Bのオンを検出すると警告制御手段37は、後席中バックル26Bの収納ACT32Bを駆動して、後席中バックル26Bを突出させる(S20_3)。また、引出しスイッチ27Bのオンを検出すると、警告制御手段37は、後席中バックル26Bのランプ33Aを点灯させる(S20_4)。なお、点滅させてもよい。
後席中バックル26Bが自席のバックルか否かを確認する場合、乗員は後席中シートベルト25Bの押下式のスイッチ30Bを操作することで、ランプ31Bを点灯させることができる。ランプ31Bとランプ33Bは同色で点灯するので、乗員は対となる後席中バックル26Bを容易に確認することができる。
また、夜間や地下駐車場などの暗い場所においても、後席シートベルト25を引き出すと後席中バックル26Bがタング28Bと同色で点灯するので、対となる後席中バックル26Bを容易に把握できる。
乗員が後席中シートベルト25Bを後席中バックル26Bに装着すると、後席中バックル26Bのバックルスイッチ35Bがオンになる(S20_5)。これにより、車両状況検出手段36は後席中シートベルト25Bが装着されたことを検出する。
後席中シートベルト25Bが装着されると警告制御手段37は、後席中バックル26Bのランプ33Bを消灯する(S20_6)。なお、消灯せずに輝度を落として点灯状態を継続してもよい。点灯状態を継続することで、降車時に後席中シートベルト25Bを後席中バックル26Bから分離する場合に操作がしやすくなる。
後席中シートベルト25Bが後席中バックル26Bに装着されると、互いの端子38、39が電気的に接続状態となるので、バッテリ29Bが充電される(S20_7)。
・後席左
後席左は、着座した乗員が後席左シートベルト25Cを着用しない場合であるが、ステップS30_1〜S30_4までの処理はステップS20_1〜S20_4までの処理と同じである。したがって、後席左の乗員が後席左シートベルト25Cを引き出すと、後席左バックル26Cが突出し、ランプ33Cが点灯する。
しかしながら、引出しスイッチ27Bのオンの検出により後席左バックル26Cを突出させ、ランプ33Cを点灯させるとすると、後席左シートベルト25Cを引き出さない限り、後席左バックル26Cを突出させることができず、シートベルト着用を促すことが困難である。そこで、例えば、後席左着座センサ58Cが乗員を検知してから所定時間経過しても後席左シートベルト25Cが引き出されない場合には、警告制御手段37が後席左バックル26Cを突出させ、ランプ33Cを点灯させてもよい。
このように、後席バックル26の突出や光による警告は、当該後席の乗員にのみ注意を促すに過ぎないため、前席の乗員に不快感を感じさせることが少ない。
ところで、乗車段階をさらに小段階に分類して、各小段階に応じて警告方法を変えてもよい。小段階に分類することで、次の運転準備段階に近づいたことをより詳細に検出して、各小段階に応じた警告が可能となる。例えば、次のように警告する。
第1小段階:青色点滅
第2小段階:青色高速点滅
第3小段階:青色の輝度を変更させて点滅
運転席のドアが開いたことで乗車段階と判定した段階では青色で点滅させ、運転席の運転席着座センサ56が運転席に乗員を検知した段階では高速で点滅させ、さらにその後、運転席のドアが閉とされた段階では輝度を変えながら点滅する。
〔運転準備段階〕
後席左に着座した乗員は後席左シートベルト25Cを着用しないため、運転者が所定の操作を行うと運転準備段階に移行する。図7(a)は、運転準備段階におけるシートベルト着用システム10の制御手順を示すフローチャート図である。
運転準備段階は、運転者が運転の準備をしている段階であるため、乗車段階よりも強い警告が好ましい段階となる。本実施形態では、車両状況検出手段36は、電子キーの認証が完了した場合に運転準備段階に移行したと判定する(S40_1)。なお、移行の判定基準は一例に過ぎず、ソケットへのキーの挿入、運転者のシートベルト装着(運転席バックルスイッチ22のオン)、イグニッションオンなどにより判定してもよい。
運転準備段階に移行すると、警告制御手段37はスピーカ82から警報音を吹鳴しまた音声メッセージを出力する(S40_2)。警報音を吹鳴することで、ランプの点灯よりも強く警告することができ、また、音声メッセージを出力した場合は分かりやすく警告することができる。
また、運転準備段階をさらに小段階に分類して、各小段階に応じて警告方法を変えてもよい。小段階に分類することで、次の発信準備段階に近づいたことをより詳細に検出して、各小段階に応じた警告が可能となる。例えば、次のように警告する。
第1小段階:ポーン「シートベルトを着用してください。」、
第2小段階:ポンポーン「間もなく発車します。」
第3小段階:ポンポンポーン「間もなく発車します。」
例えば、電子キーの認証完了後、運転者のシートベルト装着が検出された段階とイグニッションオンなどが検出された段階では、徐々に発進準備段階に近づいたことになるので、警報音のパターン、音量、音声メッセージの内容を変えたり、警報音と音声メッセージの内容の組み合わせを変えることで、徐々に緊急度の高まる警告となり、より直接的に後席左シートベルト25Cの着用を促すことができる。
〔発進準備段階〕
続いて、発進準備段階におけるシートベルト着用システム10の制御手順を図7(b)のフローチャート図に基づき説明する。発進準備段階は、発進の直前の段階である。このため、運転準備段階よりもさらに直接的な警告が好ましい。
本実施形態では、車両状況検出手段36は、シフトポジションがD(ドライブ)にシフトされた場合に発進準備段階に移行したと判定する(S50_1)。なお、移行の判定基準は一例に過ぎず、パーキングブレーキの解除などにより判定してもよい。
発進準備段階に移行すると、警告制御手段37は後席左振動モータ71Cを振動させる(S50_2)。振動だけではエンジンの振動等と紛れる場合があるため、次のように、音声メッセージと組み合わせて振動させることが好適である。
ぶるぶる+「発車します」
ぶるぶるぶる+「シートベルトを着用してください」
ぶーんぶーんぶーん+「シートベルトを着用しないと安全性が低下します」
体感的に警告することで、後席の乗員に後席シートベルト25の着用を促すことができる。
〔走行段階1:映像表示〕
続いて、走行段階におけるシートベルト着用システム10の制御手順を図8のフローチャート図に基づき説明する。走行段階ではすでに走行を開始したが後席左シートベルト25が着用されていないため、発進準備段階よりもシートベルト着用の動機付けとなる警告が好ましい。
車速センサ41がゼロより大きい車速を検出した場合、車両状況検出手段36は走行段階に移行したと判定する(S60_1)。
走行を開始すると、警告制御手段37は例えばメータECU80に、後席シートベルト着用の重要性を訴える内容の映像表示(以下、説明映像という)を要求する(S60_2)。後席ディスプレイ84が車載されていれば後席ディスプレイ84に、後席ディスプレイ84が車載されていなければ前席ディスプレイ83に説明映像を表示する。
図9は、後席ディスプレイ84に表示された説明映像の一例を示す。図9はダミーを使用した衝突実験の一場面において、後席の搭載物が衝突により前席の方向に勢いよく移動する様子を示している。このような映像と共に、
・後席の搭載物が車内で全身強打又は車外に放り出される。
・後席の搭載物は前席乗員に加害性がある。
ことを言葉や音声メッセージにより説明する。すなわち、説明映像は、後席シートベルト25を着用しないと衝突時に車内がどうなるかの映像を解説を交えて説明し、後席シートベルト25の着用の重要性を訴えることができる。
警告制御手段37は、説明映像を繰り返し表示しながら、車速が高速になったか否か、又は、説明映像を所定回数・所定時間、表示したか否かを判定する(S60_3)。
車速が高速になった場合、又は、説明映像を所定回数・所定時間を表示した場合(S60_3のYes)、警告制御手段37は実際の事故時の映像(以下、事故映像という)を表示する(S60_4)。事故映像は、事故前の状態からは予想できない、インパクトのある衝撃的な映像であることが好適である。
後席左シートベルト25Cを着用しない乗員に、説明映像や事故映像を見せることで、後席左シートベルト25Cの重要性を認識させ、着用を促すことができる。また、説明映像や事故映像を表示している間は、映画やTVなどを視聴できないことから不快感を感じさせることができ、後席左シートベルト25Cの着用を促すことができる。
警告制御手段37は、事故映像を繰り返し表示しながら、所定回数・所定時間、表示したか否かを判定する(S60_5)。そして、事故映像を繰り返し表示しても後席左シートベルト25Cが着用されない場合、警告制御手段37は後席左の乗員に音声メッセージ及びメッセージの表示により最後通告する(S60_6)。この最後通告は、例えば、後席の乗員が使用可能な車載装置の使用を制限する旨及び運転支援装置の制御値を安全側に設定する旨を伝えるものである。
警告制御手段37は、例えば「後席シートベルトが着用されないので、車載装置の機能を制限します。また、安全のため、運転支援装置の制御値を変更いたします。」のような最後通告を前席ディスプレイ83及び後席ディスプレイ84に表示すると共に、スピーカ82から音声メッセージを出力する。前席ディスプレイ83にも表示し、運転者にも音声メッセージを表示することで、制御値の変更を運転者に知らせることができ、また、運転者は、後席の乗員に後席左シートベルト25Cの着用を直接要求することができる。
〔走行段階2:最後通告内容実行〕
最後通告したにも関わらず、後席左シートベルト25Cが着用されない場合、警告制御手段37は、最後通告した内容を実行する。
図10は、走行段階(最後通告内容実行)におけるシートベルト着用システム10の制御手順を示す。最後通告後、警告制御手段37は、車載装置の機能制限と運転支援装置の制御値の変更を並行して実行する(S70_1、S70_2)。
制限される車載装置の機能の一例を挙げる。
・パワーシートの設定値を初期値に戻し、以後、操作不能とする。
パワーシートの設定値は、シート前後位置、高さ、リクライニング角度、及び、ヘッドレストの高さ、を決定する値であるので、これらが初期状態に戻ることで乗員に不快感を感じさせることができる。
・後席のパワーウィンドウを全開(又は全閉)にして、以後、操作不能とする。
これにより風が車内に入り込みエアコンによる空調が効きにくくなるので、乗員に不快感を感じさせることができる。
・後席のサンシェードを格納状態にして、以後、操作不能とする。
これにより日差しが強くてもサンシェードが使用できなくなるので、乗員に不快感を感じさせることができる。
・後席のエアコンをオフにする。
これにより後席の温調が不能になるので、乗員に不快感を感じさせることができる。
・助手席が前倒しされていた場合は復帰させ、以後、操作不能とする。
これにより後席の乗員の前方空間が狭くなり、乗員に不快感を感じさせることができる。
車載装置の機能制限により、後席の乗員はかなりの不快感を感じるため、後席左シートベルト25Cを着用せざるを得ない状況とすることができる。
安全側に設定される運転支援装置の制御値の一例を挙げる。
・PCSによる運転支援を早期に実行する。
これにより、障害物の関係においてより早い段階から警報音が吹鳴し、減速が開始されるので、運転者に不快感を感じさせることができる。
・LKAによる白線逸脱警報を早期に出力する。
これにより、白線の逸脱をより早い段階から警報音が吹鳴するので運転者に不快感を感じさせることができる。
・脇見検知や居眠り検知による警報を早期に出力する。
これにより、より短い脇見時間、より短い閉眼時間で警報音が吹鳴するので運転者に不快感を感じさせることができる。
早期に出力される警報音により、運転者は警報音が出力されないように気を遣ったり自然と速度を低下させることが期待できるため、事故の発生を抑制することができる。
また、運転者は煩わしさから解放されるため、後席の乗員に後席左シートベルト25Cの着用を直接要求することになり、確実に後席左シートベルト25Cを着用させることもできる。
後席左シートベルト25Cが着用されると(S70_3)、警告制御手段37は、車載装置の機能制限を解除し、また、運転支援装置の制御値の変更を解除する(S70_4、S70_5)。後席左シートベルト25Cが着用された結果、前席及び後席の乗員が快適な状態かつ安全な状態で走行することができる。
以上説明したように、本実施形態のシートベルト着用システム10では、発進から走行中までの車両状況に応じて、徐々に警告を強くすることで、心理的に後席シートベルト25の着用を促すことができる。また、説明映像や事故映像を表示するので、後席シートベルト25について正確な知識を提供して、論理的にも後席シートベルト25の着用を促すことができる。
最後通告によっても乗員が後席シートベルト25を着用しない場合、後席乗員を不快な状態にするので、後席シートベルト25を着用せざるを得ない状態にすることができる。また、最後通告によっても乗員が後席シートベルト25を着用しない場合、運転者に煩わしさを感じさせることで、運転者から後席の乗員に後席シートベルト25の着用を要求させることができ、確実に後席シートベルト25を着用させることができる。
また、後席バックル26をシートに収納可能としたことで意匠性を向上させ、後席シートベルト25の引出しに連動して突出させるので、後席バックル26の位置を乗員に知らせることができる。後席バックル26と後席シートベルト25は、同色で点灯するので、対となる後席バックル26を容易に把握できる。
車両状況と警告方法の関係の概略図である。 シートベルト着用システムの構成図である。 シートベルト着用システムの構成図である。 後席シートベルト及び後席バックルの斜視図である。 後席バックルの構成図である。 乗車段階におけるシートベルト着用システムの制御手順を示すフローチャート図である。 乗員判定の処理手順を示すフローチャート図である。 運転準備段階、発進準備段階におけるシートベルト着用システムの制御手順を示すフローチャート図である。 走行段階におけるシートベルト着用システムの制御手順を示すフローチャート図である。 後席ディスプレイに表示された説明映像の一例である。 走行段階(最後通告内容実行)におけるシートベルト着用システムの制御手順を示すフローチャート図である。 従来の後席シートベルトの斜視図である。
符号の説明
10 シートベルト着用システム
20 シートベルトECU
25A〜25C 後席シートベルト
26A〜26C 後席バックル
27A〜27C 引出しスイッチ
28A〜28C タング
29A〜29C バッテリ
30A〜30C スイッチ
31A〜31C ランプ
32A〜32C 収納ACT
33A〜33C ランプ
34A〜34C 充電器
35A〜35C バックルスイッチ
36 車両状況検出手段
37 警告制御手段
38,39 端子

Claims (10)

  1. 運転者の乗車から走行中に至る車両操作及び走行状況、の車両状況を検出する車両状況検出手段と、
    後席毎に着座を検出する着座検出手段と、
    後席毎に後席シートベルトの着用を検出する着用検出手段と、
    前記着座検出手段により着座が検出された後席の後席シートベルトが着用されたことが前記着用検出手段により検出されない場合、前記車両状況に応じて、視覚的警告、聴覚的警告又は視覚的警告と聴覚的警告を組み合わせた警告のいずれかの警告方法により後席乗員に警告する警告制御手段と、を有し、
    前記車両状況検出手段は、前記車両状況を、
    運転席への乗車、運転席ドアの閉扉又は電子キーの認証完了の検出による乗車段階、
    運転席シートベルトの着用、キー挿入又はエンジン始動の検出による運転準備段階、
    シフトレバーのドライブ位置への操作又はパーキングブレーキ解除の検出による発進準備段階、及び、
    走行開始、低速走行又は高速走行の検出による走行段階、に分類して検出し、
    前記警告制御手段は、前記乗車段階、前記運転準備段階、前記発進準備段階及び前記走行段階、の各段階に応じて段階的に徐々に強くなる前記警告方法で警告する、
    ことを特徴とするシートベルト着用システム。
  2. 前記警告制御手段は、各段階の少なくとも1つで後席乗員の被害映像又は加害映像の表示により後席乗員に警告する、
    ことを特徴とする請求項1記載のシートベルト着用システム。
  3. 記警告制御手段は、ランプの点滅、警報音、又は、音声メッセージの出力により、後席乗員に警告する、
    ことを特徴とする請求項2記載のシートベルト着用システム。
  4. 前記警告制御手段が後席乗員に警告した後、前記着用検出手段が後席シートベルトの着用を検出しない場合、
    前記警告制御手段は、後席乗員に提供される車載装置の機能を制限する、
    ことを特徴とする請求項1記載のシートベルト着用システム。
  5. 障害物との衝突が予測される予測衝突時よりも所定時間前に運転支援を開始する衝突予測装置を有し、
    前記警告制御手段が後席乗員に警告した後、前記着用検出手段により後席シートベルトの着用が検出されない場合、
    前記警告制御手段は、前記衝突予測装置に、前記所定時間前よりも早期に運転支援の開始を要求する、
    ことを特徴とする請求項1記載のシートベルト着用システム。
  6. 後席シートベルトの引出しを検出する引出し検出手段と、
    後席バックルを突出させるバックル突出手段と、を有し、
    前記警告制御手段は、前記引出し検出手段により後席シートベルトの引出しが検出された場合、後席のシートから引出しが検出された後席シートベルトと対となる後席バックルを突出させる、
    ことを特徴とする請求項1記載のシートベルト着用システム。
  7. 後席シートベルトの引出しを検出する引出し検出手段と、
    後席バックルに配置されたバックル光源と、を有し、
    前記警告制御手段は、前記引出し検出手段により後席シートベルトの引出しが検出された場合、引出しが検出された後席シートベルトと対となる前記バックル光源を点灯させる、
    ことを特徴とする請求項1記載のシートベルト着用システム。
  8. 後席シートベルトのタングは、対になる後席バックルの前記バックル光源と同色に点灯するタング光源を有し、
    前記タング光源は、乗員の操作により点灯する、
    ことを特徴とする請求項7記載のシートベルト着用システム。
  9. 前記タングは、バッテリと、前記バッテリに接続された端子と、を有し、
    前記バッテリは、該タングが後席バックルに装着された際に、前記端子を介し充電される、
    ことを特徴とする請求項8記載のシートベルト着用システム。
  10. 後席シートベルトの着用を促進するシートベルト着用促進方法であって、
    車両状況検出手段が、運転者の乗車から走行中に至る車両操作又は走行状況に応じた車両状況を、運転席への乗車、運転席ドアの閉扉又は電子キーの認証完了の検出による乗車段階、
    運転席シートベルトの着用、キー挿入又はエンジン始動の検出による運転準備段階、
    シフトレバーのドライブ位置への操作又はパーキングブレーキ解除の検出による発進準備段階、及び、
    走行開始、低速走行又は高速走行の検出による走行段階、に分類して検出するステップと、
    着座検出手段が、後席毎に着座を検出するステップと、
    着用検出手段が、後席毎に後席シートベルトの着用を検出するステップと、を有し

    前記着座検出手段により着座が検出された後席の後席シートベルトが着用されたことが、前記着用検出手段により検出されない場合、警告制御手段が、前記車両状況に応じて、視覚的警告、聴覚的警告又は視覚的警告と聴覚的警告を組み合わせた警告のいずれかの警告方法により後席乗員に警告する際、
    前記警告制御手段は、前記乗車段階、前記運転準備段階、前記発進準備段階及び前記走行段階、の各段階に応じて段階的に徐々に強くなる前記警告方法で警告する、
    ことを特徴とするシートベルト着用促進方法。
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